2021年08月08日の図書館だより

2021年08月08日(日)

東京オリンピックも今日が閉会式ですね。予想されていたとはいえ、1年で最も暑い季節の開催。酷暑とも戦う選手・関係者の皆さんはさぞ大変だったかと思います。

さて、今回は先週書けなかったサッカーについて書きますね。

まずは女子。なでしこ、決勝トーナメント1回戦での敗退・・・残念でしたね。10代の頃から知っている岩渕選手の涙にはグッとくるものがありましたが、実力には正直かなりの差があったように思いました。2011年7月のドイツ・ワールドカップで世界を制してから早くも10年が経ちました。10年という歳月はあっという間に過ぎ、気付けば「追われる立場」から「追う立場」へ立ち位置は大きく変化しました。近年のなでしこは「うまい選手」が多いなぁと思うものの、「強い選手」が少ないように思います。もっと思い切ってやってもいいんじゃないかなー、と思いながら応援しています。ところで、なでしこが決勝トーナメント1回戦で対戦したスウェーデン代表は何と・・・ユニ〇ロのユニフォームでした。いやぁ、ユニ〇ロもすっかりグローバル・カンパニーだとビックリしてしまいました。

続いて男子を。

まずは、準決勝スペイン戦。延長120分の激闘の末、アセンシオ選手の劇的ゴールで惜敗・・・といった感じの報道が多かったようですが、ぶっちゃけ・・・実力差はかなりあったかな、と思います。あくまで私個人の実感ですが、実力が結果に最も反映されないスポーツがサッカーだと思います。前評判が高いチームが優勝するのが最も難しいスポーツがサッカーだといえるかもしれません。だからこそ、あと少し頑張ることができれば・・・と思いました。それにしても延長120分をニュージーランド戦と続けて2試合連続で観戦するのは、観る方も大変でした。

さて、一昨日行われた3位決定戦は、グループリーグでは勝っていたメキシコ戦でしたが、結果はご存知のとおり1-3で負けてしまいましたぁー。1968年メキシコオリンピックの銅メダルを超えることは、またしても出来ませんでした・・・うぅ、これはさすがに悔しいっ!試合後に、子どものように泣きじゃくった久保選手と、円陣の真ん中で「胸を張って帰ろう」と呼びかけたキャプテン・吉田選手の姿は、きっとこれからも日本サッカー界の歴史に残る瞬間だと思います。

吉田選手も話していましたが、9月には来年のカタールW杯最終予選がはじまります。代表外、つまりクラブでも、メッシ選手のバルサ退団がついに決定したようですし、今夏の移籍市場はかなり活発となりそうです。久保選手もどこのチームに所属するのかも気になるところですし・・・。そう、サッカーファンはいつだって大忙しなのです。それにしても自国開催は時差がなくて楽でした。カタールもパリも時差は結構ありそうですね・・・。

『なでしこのおしえ』早草紀子/写真と文・・・ドイツ・ワールドカップで優勝した後に数多く出版された「なでしこ本」の中で私が一番気に入っている本。「出来ないのを環境のせいにしない」等の名言が詰まっています。
『ユニクロ思考術』柳井正/監修・・・「ユニクロ」を中心とした企業グループファーストリテイリング代表取締役社長監修。
『ラ・ロハ スペイン代表の秘密』ミゲル・アンヘル・ディアス/著・・・2010年南アフリカW杯を制し、「無敵艦隊」と呼ばれたスペイン代表を密着取材した本。スペインという国にとってサッカーがどのようなスポーツなのか、よく分かります。
『ワールドサッカーユニフォーム1000』・・・2014年に出版された本なので、少しデータは古いですが、これほどのサッカーのユニフォームがこの世にあるのかと驚かされます。

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