(き)の図書館だより

2024年10月13日(日)

朝晩めっきり涼しく、いや一気に肌寒くなってきましたね。寒いのは苦手ですが、この時期になると私の好きなリンゴ「秋映(あきばえ)」がお店に並ぶのが嬉しいです。「秋映」は黒に近い濃い赤色がお店でも目立つリンゴですが、何よりも素晴らしいのが歯ごたえ。「シャキッとした」とよく形容されていますが、個人的には「ゴリッとした」が近いように感じます。ほんの一時しか出回らないので、お店で見つけては購入し、食後のデザートとして美味しく頂いています。「秋映」が出ると、そろそろ「シナノスイート」かな?・・・と、リンゴ好きにとって今はウキウキする季節です。

先週のお休みの日、名古屋市美術館で開催されている「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」展(以下、「民藝展」と略します)を観に行ってきました。約100年前に思想家・柳宗悦が説いた、日々の暮らしにある美を見つめ、無名の工人たちの手によって生まれた美を慈しむ「民藝」。今回の民藝展は「衣・食・住」をテーマに紐解き、暮らしのなかで実際に用いられてきた民藝の品々を展示する、というもの。去年の夏から大阪、いわき、広島、東京、富山・・・とぐるりと巡回してきて、今月になって名古屋での開催となったのです。

実は、毎週楽しみに聴いているラジオ番組のロケが民藝展(東京会場)で行われたのですが、いかんせんラジオなので2人が何を観て喋っているのか、よく分からないままでモヤモヤしていたのです。数か月遅れで名古屋でも開催されると知り、答え合わせみたいな気分で観に行くことにしたのです。

ということで「5枚1組でいくらですか?」と、ラジオ番組でボケていたのはこのお皿かな?・・・とか、展示以外の部分も想像しながら、楽しく鑑賞してきました。それにしても、やはり美術展は生で観るのが一番ですね。刺子の刺繍ひとつひとつのぷっくり感や、鶏卵を入れる網袋のほっこりした空気は、実際に作品を見たからこそ伝わるものだと思いました。また、現在作られている民藝の品々や産地についても分かりやすく紹介されていて、こちらも面白かったです。作り手の方ひとりひとりの努力があって、今もこうして残っているんですね。有難いことです。

昔から、事前に調べていたわけでもないのに旅先には何故か民藝館があることが多くて、松本、大阪、山崎、倉敷・・・と、気が付けば全国各地の民藝館をお邪魔していました。今回もラジオ番組きっかけなので、熱心な民藝ファンとはとても言えませんが、民藝館がある町はどの町も良い町だなー、と心から思います。いつか、益子や富山や鳥取や熊本の民藝館へも出掛けてみたいですね。

『りんごだんだん』小川忠博/写真と文・・・真っ赤な美味しそうなりんごを食器棚にしまっておくと、どうなるでしょう?・・・と、1年間観察し続けた写真絵本です。りんご好きの私としては「見ていないで、早く食べて!」とつい言いたくなってしまいますが・・・。
『柳宗悦 民藝美しさをもとめて(別冊太陽)』日本民藝館/監修・・・柳宗悦の没後60年を記念し、日本民藝館所蔵の名品を中心に紹介する本です。別冊太陽の本は写真が大きく掲載されていて、つい見入ってしまいますね。
『リーチ先生』原田マハ/著・・・イギリス人陶芸家バーナード・リーチの生涯を描いた小説です。柳宗悦ら、大正時代に活躍した白樺派の人々との交流の場面が心に残ります。

2024年10月06日(日)

昨日、今日は「尾張津島秋まつり」。この「図書館だより」を書いている時点(4日・金曜日)の週間天気予報によると、土曜・日曜とも天気は良さそうですね。私も何度かうっかり巻き込まれてしまった記憶があるのですが、今日は「津島山車からくり・車切披露」の開催に伴い、市内で交通規制が行われます。市内あちこちの道が渋滞する可能性が高いので、お気を付け下さい。

さて、10月になりましたね。今年の10月は空前の値上げラッシュ!9月の2倍超ともいわれる2911品目の食品、特にチョコレート菓子やペットボトル、ハム・ソーセージ類は大幅な値上げだそうです。原料価格も輸送費も上がっているから仕方ないのですが・・・うーん、厳しいですよね。

この10月の値上げで一番ビックリしたのが、郵便料金。はがきが85円、封書が110円。何と3割の値上げです。しかし、消費税率の引き上げを除くと30年ぶりの値上げと聞くと、30年も健気に頑張ってくれていたんだな・・・とも思えます。人件費や燃料費の上昇以上に、郵便物の減少が最大の理由といわれていますね。また、今回の値上げでさらに郵便物の減少が加速し、近い将来の再値上げの可能性も指摘されています。確かに、はがき1枚でこのお値段では年賀状を出すのも躊躇してしまいますよね・・・。

私が子どもの頃は、平成元年の消費税導入まで長く続いた、はがき40円、封書60円の時代でした。当時は筆まめな祖父が健在で、学校が終わって家に帰ると祖父からのはがきがよく郵便受けに入っていて、おやつを食べながら読んだ記憶があります。内容は祖父の近況を中心とした、とりとめのないものばかりでしたが、小さな文字で隙間なく書かれたはがきは小学生の私にとって読みごたえたっぷり。当時、祖父がハマっていたゲートボールの話や雪国の暮らし、そして祖母をはじめとする家族・親類の暮らしや祖父の仕事まで、多岐にわたるものでした。自宅の建て替えや、母の断捨離の失敗(!)などがあり、手元に残る祖父のはがきは随分と減ってしまいましたが、今でも「はがき」というものに対して、メールやSNSにはない温かさや親しみを感じているのは、間違いなく祖父の存在があったからでしょう。

祖父ほどではありませんが、私もわりと手紙が好きで今でも気が向くと友人に送ったりします。ということで、コレクターではないのですが、自宅には切手のストックがたくさん。中でも62円切手は何故かたくさんあり、いつも1円切手を何枚も貼って使っていますが、もはや宛名面に切手を貼るスペースはありません。これから先、こんなビミョーな金額の切手たちはどうやって消費していったら良いのでしょうか?ベストアンサーを求めたいです。

『津島秋まつり 山車祭と石採祭』黒田剛司・荻野悦司/著・・・ということで、「津島秋まつり」にちなんだ本です。津島に関する資料で貸出可能な本は「ふじいろ文庫」にまとめて所蔵しています。気になる方は図書館スタッフにお声がけ下さい。ここ数週間、夕方ウォーキングをしていると太鼓や笛の練習をしている音色が聴こえてきて、涼やかな気分になりました。ようやく秋ですね。
『眠る盃』向田邦子/著・・・「はがき」を扱ったものとして最も有名なエッセイといえば、この本に収録されている「字のない葉書」かと思います。疎開した小さな妹さんとお父さんの戦中のエピソードを綴った話です。2019年には、角田光代さんと西加奈子さんによる絵本「字のないはがき」も出版されています。来年は戦後80年にあたるため、このあたりも視野に入れて来年度のコーナーの計画も少しずつ進めていたりします。
『100円たんけん』中川ひろたか/ぶん・岡本よしろう/え・・・100円あったら何が買える?・・・と、100円で買えるものを比べる楽しい絵本です。ここのところ物価高が続いているので、100円で買えるものの量も減ってきているような気がして、切ないですね・・・。
『ゆうびんの父』門井慶喜/著・・・1円切手の顔、そして郵便制度の祖として知られる前島密を主人公にした小説です。私が出す手紙やはがきは古い切手を消費するため前島密の顔だらけ、だったりします。

2024年09月29日(日)

お彼岸が過ぎ、朝晩ようやく涼しくなってきましたね。先週日曜日の「図書館だより」で買えるかどうか心配していたおはぎ、無事に買うことができました。しかし、朝9時頃で残り4個とは凄い人気です。そんなに人気があるなら、しょっちゅう作ってくれても良いような気もするのですが、お店の人に聞くと「売れ残ってしまうと困るから」とのこと。小さなお店だから仕方ないような気もしますが、こんなに人気があるなら売れ残る心配はないような気もしますが・・・。ともあれ、半年に一度のチャンスを掴むことができて良かったです。おはぎは、粒あんもきな粉のどちらも大変美味しく頂きました。次のチャンスは春の「ぼたもち」。半年後ですが、今から楽しみです。

さて、ここのところ9月から放送が始まったドラマ「団地のふたり」を毎週楽しみに観ています。主演は、小泉今日子さんと小林聡美さん。2人はやや古めの団地に住む独身の幼なじみ。「ノエチ」、「なっちゃん」と互いを呼び、その日あった出来事を喋りながら美味しいご飯を食べる、という2人の日常が描かれるドラマです。大きな事件は殆ど起きないのですが、兄が実家に置いていった楽譜をフリマアプリでこっそり売って美味しいものを食べたり、中高年になってもご近所さんからは若手扱いされて(実家に住んでいる人あるある、かと思いますが)網戸の張り替えを頼まれたり・・・、と「日常」を楽しんでいる雰囲気がお2人の名演からも伝わってきて、ほのぼのとした気分になります。ドラマを観ていたら、私もコロナ禍以降会っていない(やや遠方に住んでいるので)幼なじみと久しぶりに会って、ただ雑談したいなー、と思いました。元気かなぁ?

・『団地のふたり』藤野 千夜/著・・・ドラマの原作本です。これだけ書いておいて申し訳ないのですが、当館では所蔵しておりません。気になる方はリクエストをお願い致します。
『小泉今日子書評集』小泉 今日子/著・・・原作本の所蔵がないので、代わりに主演お2人の著作をご紹介します。こちらは2005年~2014年に小泉今日子さんが書かれた新聞書評をまとめたもの。大の読書家として知られる小泉さんはどんな本を選んでいるのでしょうか?興味が湧きますよね~。
『わたしの、本のある日々』小林 聡美/著・・・こちらは小林聡美さんの読書エッセイ集。雑誌連載をまとめたもので、「本のある愉しい暮らし」が軽やかに、そして丁寧に綴られています。

先週土曜日9月21日、元日の地震で甚大な被害を受けた能登地方を記録的な豪雨が襲いました。24時間雨量が400ミリ超という観測史上最大の大雨によって、被害が拡大。豪雨から1週間以上が過ぎた現在も行方が分からない方がいる、という状況に言葉もありません。1年に2度も大きな災害に見舞われ、困難の中におられる方々に心よりお見舞い申し上げます。一日でも早く、かけがえのない日常が戻ってくることを願い、微力ながら応援しております。

2024年09月22日(日)

今日は秋分の日。お彼岸の中日です。しかし、先週は「暑さ寒さも彼岸まで」を全く実感できない残暑が続きましたね。朝から暑かったせいか、新聞に入っている「お彼岸のお供え」特集のチラシを見ながら、母が「そうか~、お盆だからお供えが載っているんだねぇ」とマジボケしていて、朝からビックリしました。「お母さん、暑さで季節がバグってるよ」と冷静にツッコミを入れましたが。

あまりここでネタにすると母に𠮟られるので、今回はコーナー9「図「食」館へようこそ」の話を。

まず、展示ポスターのデザインは皆さんに「ビールがモチーフ?」と訊かれるのですが・・・ごめんなさい、全然違います。最初に考えたのは、青色ベースのもの。しかし、水色バックに白い文字だと全く文字が目立たないため、秋なので黄×赤の紅葉カラーを採用。赤は文字に使った方が目立つだろうと、黄×白バックにしてポスターを作成したら、結果ビールみたいになった、というのが真相です。そもそも、私はビールの味が苦手なので殆ど飲みません。

今回のコーナーは、秋なので「食べもの」をテーマにすることを漠然と考えている中で、最初に決まったのが「図「食」館へようこそ」というタイトルでした。タイトルが最初に決まったのは、実は初めてのこと。どうやって浮かんだのかは今となっては全く分かりませんが、いつも最後に一番悩むタイトルが今回は助けてくれたように思います。このタイトルを使いたいから頑張る、みたいな気分でした。ちなみに「トショクカン」でも「トショッカン」でも、どちらでも構いません。心のままに、自由に読んで下さい。

内容についても少しだけ。前回の「パリ×オリ×パラ」は、確かに興味のある方には手に取って頂いたのですが、ぶっちゃけ・・・オリンピックもパラリンピックも実際の試合を観る方が面白いんですよね(私もそうですが)。特に、オリンピック・パラリンピック開催期間中は観戦に忙しく、本にまではなかなか手が伸びない、というのが実情だったと思います。ということで、今回のコーナーは「気軽に手に取って頂く」という初心に還りました。目指したのは、スーパーのレジ横に置いてあるお菓子。あと1、2冊借りたいけど何かないかな・・・という時に、カウンター横のビールみたいなポスターに目が留まって、手に取って頂ければ有難いかぎりです。

ということで、コーナー9「図「食」館へようこそ」は、11月の特別整理休館に入る直前まで展開している予定です。気長にお楽しみ頂ければ幸いです。余裕がある時に少しずつ本の補充もする予定です。

『おはぎちゃん』やぎたみこ/作・・・縁側でおじいさんとおばあさんがおはぎを食べていたら、おじいさんのお箸からおはぎがころころころ。庭の小さな生き物たちは落ちてきたおはぎの赤ちゃんを育てることに・・・という、ちょっと不思議なおはなしの絵本です。ちなみに、私が好きなおはぎはお彼岸の時期しか作らない、という頑固な和菓子店のもの。たぶん今日買いに行っていると思うのですが、ちゃんと買えているかなぁ・・・。売り切れていないと良いのだけど。
『ヒガンバナのひみつ』かこさとし/作・・・図書館近くの天王川公園のインスタを見ていたら、池の周りの土手はもうヒガンバナが咲く季節なんですね(・・・なのに、なぜ涼しくならないのだろう?)。ヒガンバナには日本各地に600以上の別名があり、その別名にはそれぞれヒミツがあるそうです。実は、バリバリの理系・かこさとしさんによるヒガンバナのひみつに迫る科学絵本。

2024年09月15日(日)

ついこの前、子ども達の夏休みが終わったばかりのような気がしますが、早くも9月15日です。9月も半分が過ぎようとしていますが、全然涼しくなりませんね。「台風がゆく頃は涼しくなる・・・」とユーミンが歌ったのは1994年。今からちょうど30年前です。この30年間に地球温暖化はずいぶんと進んだようで、現在では台風が過ぎても猛暑は続き、台風が残していった湿気と戻ってきた暑さが身体に一層こたえます。むむむ・・・。8月の体温超えの猛暑ほどではありませんが、図書館は空調故障のため蒸し暑い状況が続いています。図書館を利用される皆さんも館内での体調管理にお気を付け下さい。

さて、今週はサッカー日本代表の話を。アジア最終予選2試合連続の完勝、まずはとても嬉しいです。合計12得点・無失点って、これって本当に最終予選なの?・・・とすら思っています。とはいえ、アウェイ・バーレーン戦は酷暑とアウェイの洗礼(というか、PKを蹴る選手の目を狙ってレーザーポインター照射なんて本当にやめてほしいです。さっき書いておいてアレですけど「アウェイの洗礼」なんて言葉で片付けて良いとは、全く思えません。選手の健康がアウェイの地でも大切に守られることをサッカーファンの一人として心から願っています)の中での完勝。素晴らしい~!10月・11月の4戦も、良い結果を期待してしっかり応援しようと思います。

先週は、毎回楽しみに観ていたTVドラマ「新宿野戦病院」が最終回を迎えてしまい、蒸し暑い日が続くものの秋の訪れを感じています。最後に主題歌を担当していたサザンオールスターズと出演者が歌い踊っていたのが、ドラマの雰囲気とバッチリ合っていてステキでした。宮藤官九郎さんの作品は昔から好きで、たぶん全作品を観ていると思うのですが、春に放送されていた「季節のない街」をはじめ、近年は社会的なメッセージを込めた作品が増えてきたように思います。いや、昔からメッセージは込められていたのだけど、最近ようやく気付くことができるようになった、のかもしれません。最終回のヨウコ先生の言葉、とても心に残りました。

先週の日曜深夜、いや月曜早朝はパラリンピック閉会式でしたね。閉会式ではフランスの有名DJが大集結!フレンチ・エレクトロ、割と好きで昔よく聴いていたなー、と思いながら楽しく観ていたのですが・・・、最後に「One More Time」は流れましたが、ダフト・パンクは出ませんでしたね。おぉ、自国開催のパラリンピックだし、出てくれそうな流れなんじゃないの・・・、と勝手に思い込んでいたのでちょっと残念でした。ま、解散してますもんね。ということで、パリ・パラリンピックも無事に閉会式を迎え、先週の13日の金曜日(縁起悪いかも?)にコーナー8「パリ×オリ×パラ」は終了、コーナー9「図「書」館へようこそ」がスタートしました。来週は、この新しいコーナーについて書こうかな、と思っています。

『seasons colours〔1〕』松任谷由実/歌・・・「台風がゆく頃は涼しくなる」という歌詞が登場する曲は、このアルバムの収録されている曲「Hello,my friend」。夏の終わりに聴きたくなる名曲です。だいぶ前の「図書館だより」にも書いたような気もしますが、邦・洋楽問わず9月の歌って昔から名曲が多いですよね~。
『「国境なき医師団」を見に行く』いとう せいこう/著・・・まだ「新宿野戦病院」の最終回を観ていない方も多いかと思うので、ネタバレにならないと良いのですが・・・最終回でヨウコ先生が働いていた「国境なき医師団」についての本です。私の好きなみうらじゅんさんの親友・せいこうさんのルポで、とても読みやすく、かつ国境なき医師団への理解が深まる本です。

2024年09月08日

先週木曜日9月5日のワールドカップアジア最終予選・中国戦は圧勝でしたね。7対0のスコアだと、逆に書くことがあんまりないので(もちろん復帰組の大活躍は嬉しいのですが・・・)、来週のアウェイ・バーレーン戦の結果と合わせて書こうかな、と思っています。

ということで、今週はメダルラッシュに湧くパリ・パラリンピックの話を書きますね。まずは、ここ数年ずっと応援している木村敬一選手の2冠、おめでとうございます!!やっぱり本番に強いですね~。また、パラリンピック前に木村選手が出演されていた「阿佐ヶ谷アパートメント」に出演していたゴールボール男子も史上初の金メダル!「阿佐ヶ谷アパートメント」凄いなぁ~。他に、車いすラグビーも準決勝・オーストラリア戦はむちゃくちゃ感動しました。時差があるのでリアルタイムではなかなか応援できないのが辛いところですが、配信を観て応援しています。津島市出身の今井選手は予選敗退で残念でしたが、4年後のロス・パラリンピックでの大飛躍に期待したいです。ということで、間もなくコーナー8「パリ×オリ×パラ」は終了します。次のコーナーはあと少しで完成、というところです。ラストスパート、頑張ります。

『闇を泳ぐ 全盲スイマー、自分を超えて世界に挑む。』木村 敬一/著・・・今大会2冠の木村選手の半生を振り返る伝記です。盲学校時代の思い出や受験のエピソードは、若い方にも一度読んで頂きたい内容です。
『絵とDVDでわかるスポーツルールとテクニック10』・・・車いす競技やゴールボールの競技ルールをわかりやすく解説してくれる児童書。DVD付なので、細かな動きまで詳しく知ることができます。

最後になりますが、ノンフィクション作家の佐々涼子さんが9月1日に亡くなられました。SNSでも大きな話題となったのでご存知の方も多いかと思いますが、昨年出版された『夜明けを待つ』の「あとがき」の中で闘病生活を送られていること、そして「あぁ、楽しかった」と言って別れたい、と綴られていましたが、『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている』を手に取って以来の愛読者の一人としては、別れが近いことを頭の中では理解しつつも受け入れることは難しい感情がありました。逝去の報道を知り、悲しい気持ちでいっぱいです。まだまだ書いて頂きたかったです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

2024年09月01日(日)

先週は90年代に青春を過ごした同世代の洋楽好きの皆さん、「オアシス再結成」のニュースに打ち震えましたよね??・・・とはいえ、あの2人なので来年の夏に並んでステージに立つまでは信じられないような気もしますが、来日ツアーと新作リリース(欲張りでしょうか?)を期待せずにはいられません!これで生きる意味がひとつできました。まずは、来たるべき来日ツアーに向けて、ライブDVD(Blu-ray、ではないのです)を見て、今から予習をスタートしようと思います。兄弟ゲンカ、もうしないでね。大人なんだから。

さて、台風10号は今頃どうなっているのでしょうか?この「図書館だより」を書いている時点(30日金曜)でも、大きさは相変わらず、スピードも上がらず・・・。今日の今頃は、大きな被害も出ずに落ち着いている頃だと良いのですが・・・。津島市に暴風警報が発令された場合、図書館は臨時休館となります。利用者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご来館の際はお気を付け下さい。

それにしても今回の台風「サンサン(名前だけちょっと可愛い)」は、マイペースを崩さないですね。先週の予報では、確か水曜日接近の予報だったはず。先週の日曜日に美容院に行った際、台風に備えて水曜日の予約を全て他の日に振り分けたと美容師さんが喋っていたのですが、その後どうなったんだろう?今度美容院に行った時に訊いてみようっと。

さて、来週木曜日9月5日(木)はワールドカップアジア最終予選・中国戦が行われます。先週は、代表メンバーと長谷部誠さんコーチ就任の発表がありましたが、デコピン&大谷選手の始球式と重なってしまったので、あんまり報道されなくてちょっと寂しかったなぁ~。大事な最終予選なのに!!ということで、来週はたぶんこの話を書きます。

『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』ブレイディみかこ/著・・・オアシスといえばイギリス労働者階級出身ということでよく知られていますが、こちらもイギリス労働者階級の愛すべき「おっさん」たちが描かれるエッセイ。オアシスの熱いファン達も、もちろん今や「おっさん」となっているはず。ブレイディみかこさんといえば『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』があまりにも有名ですが、こちらもオススメの愛あふれる一冊です。
『スポーツグラフィックナンバー 2024年9月12日号』・・・夏の終わりが近づき、ヨーロッパサッカーの新シーズンが開幕しました。ということで、多くの日本人選手がプレーするプレミア・リーグ特集号です(最新号なので貸出はできません、館内でご覧下さい)。名古屋グランパスの成績が今ひとつなのでアレなんですが、グランパス出身のサウサンプトンの菅原選手と元・サウサンプトンで日本代表前キャプテン吉田選手も取り上げられています。あ、オアシスといえば、もちろんシティですが・・・。

書き忘れるところでした。今日から18時閉館となります。こちらもお気を付け下さい。

2024年08月25日(日)

8月もあと1週間となりましたね。うーん、今年の8月は(7月も、ですが)長かったなぁ~。記録にも(名古屋の連続猛暑日25日連続!)、そして記憶にも(空調故障で辛かった!)残る暑さとなった今年の夏ですが、来週前半には台風接近の可能性が高いようで、大きな被害が出ないことを願うばかりです。

何度も書いているように相変わらず暑い日が続いていますが、秋の果物が美味しい季節を迎え、果物好きの私は嬉しい日々を過ごしています。梨もブドウも新リンゴも大好きですが、とりわけ楽しみにしていたのがイチジク。毎日ウォーキングしているコースの途中に美しく輝くイチジク畑(他人サマの、です)があり、イチジクの実がなる遥か前から勝手に成長を見守り、カラス等につつかれないように陰ながら応援していたのです。

現在、イチジク畑は赤くて立派な実がたわわに実り、食べ頃を迎えています。しかし、面識の全くない他人サマの畑。あんまり毎日ジロジロ見ていると泥棒に間違われるかもしれない・・・と最近は少し心配になってきたので、チラ見で我慢。近くの農産物直売所でイチジクを購入して、冷蔵庫で冷やしてモリモリ食べています。昔は友人宅に美味しいイチジクがなる木があり、よく卵のパックに入れたイチジクを頂いたな~、と思い出したりしますね。懐かしい。

ウォーキングも長年続けていると、毎日のようにすれ違う方とは顔なじみとなります。特に、愛犬とお散歩をしている方とは挨拶を交わす間柄になってきています。私は犬を飼ったことがないのですが、今年の猛暑は灼熱の地面近くを裸足(表現、合っていますか?)で歩く犬にはとりわけ辛かったようで、散歩途中で足が止まってしまった愛犬を励ます飼い主さんをよく見かけました。うーん、微笑ましい・・・と思って、最初は見ていたのですが、やがて何かを諦めた顔になった飼い主さんが犬を抱っこして歩き始めます・・・いやいや、どう考えても犬の体温分暑いはず。そして、犬は小型犬ばかりでなく中型犬であることも多いので、かなり重いはずです。

ということで、顔見知りの犬が座り込んでしまって飼い主さんが困っているのを見かけると、ここのところ「がんばれー、〇〇ちゃん!」と声を掛けてしまいます。しかし、犬も暑いですよね・・・。犬も人間もイチジクも頑張った今年の夏。あー、早く涼しくならないかなぁ。間もなく9月です。パラリンピックも開幕しますね。

『いちじくのお菓子づくり』今井 ようこ・藤沢 かえで/著・・・生で食べるイチジクももちろん美味しいですが、お菓子に入ったイチジクはまた別の美味しさがありますよね~。ドライイチジクが入った焼き菓子やジャムも大好きです。
『すてきにハンドメイド 2024年8月号』・・・今回の「図書館だより」とは全く関係のない話なのですが、先週のNHK・Eテレの「すてきにハンドメイド」に大河ドラマ「光る君へ」に藤原実資役で出演しているロバート秋山さんが出演。「光る君へ」コラボ企画として、「和とじ本」作りに挑戦されていました。平安時代は文学を支える道具の黎明期にあたり和紙や筆や大きく発展した時代・・・という説明よりも、「♪すてきハンドメイド~」と秋山さんと司会の方と講師の方の3人で歌っていた不思議な歌が今も耳から離れません。再放送もあるかもしれませんので、興味のある方は是非。

2024年08月18日(日)

先週の「図書館だより」に書いた「やり投げ」の話。実は、あの話を書いたのは、北口選手の金メダルが決まる前の9日(金)頃のこと。11日(日)の朝起きたら、北口選手が金メダルを獲得していて、とてもビックリしました。も、もしかしたら、言霊!?この「図書館だより」に書くと願いが叶うのかもしれません・・・ということで、空調直れ、空調直れ、空調直れ・・・3回唱えてみました。ごめんなさい、たぶん直りません。おそらく空調は壊れたままなので、熱中症に気をつけてご来館下さい。今日(8月16日金曜)は、台風が関東地域に接近しているせいか熱風が顔のまわりをグルグルまわっているような感じで、長毛種の猫を首に巻いているぐらい暑いです(前も書きましたが、実際には殆ど抱っこさせてくれない短毛種の三毛猫しか飼ったことがないので想像です)。

少しだけマジメな話もしますが・・・、1年で最も図書館が必要とされる「夏休み」というこの時期に、快適な場所を提供できなくて申し訳ない気持ちで毎日働いています。たぶん、他の職員も同じ気持ちだと思います(確認したわけではありませんが)。繰り返しになりますが、ご迷惑をお掛けしていることをお詫び申し上げます。また、私たち職員の体調を気遣う声を多く頂いたこと、心より感謝申し上げます。おかげで頑張れます。

さて、オリンピックの続きのような話ですが・・・昔はあんまり喜びとか辛さを出さないクールなアスリートが格好良くて好きだったのですが、最近は喜怒哀楽がはっきりしている選手が好きでよく応援しています。年取ったので、わかりやすい人やモノに惹かれるようになったのかもしれません。「カモーーン!!」と鐘を鳴らす北口選手の動画なんて、大好き過ぎて何回も再生してしまいました。今日も家に帰ったら、また見ているかもしれません。

先日とあるラジオ番組を聴いていたら、年齢を重ねるにつれて選手よりもコーチや監督に感情移入してしまう、という話になり、深く共感してしまいました。私も、パリ・オリンピックの男子サッカーでは大岩監督を一番応援していたし、男子高飛び込みの玉井選手の銀メダル獲得の場面もテレビ中継で解説を担当していた寺内健さんが声を震わせた場面にグッときてしまったし、スケートボードの堀米選手の大逆転金メダルの場面でも早川代表コーチの涙に感動していたし・・・。最近では、高校野球の監督は年下の方が多いぐらいですし、大相撲の親方すら年下だったりします。

このまま年齢を重ねていくと、いずれ大会役員あたりに感情移入するようになるのかもしれません。「無事に閉会式を迎えられて良かったなぁ・・・」とか、もらい泣きするのかも。そんなアホな。こわっ。何、その想像?・・・新しいコーナーの制作でマジメな文章を書き続けている反動で、この「図書館だより」では脳がふざけようとしているのかもしれません。ということで、そろそろマジメな文章の世界に戻って、頑張ります。

『夏休みに、ぼくが図書館で見つけたもの』濱野 京子/作・・・8月も半ばを過ぎましたね。子どもたちの夏休み、今年は9月1日が日曜日なので、1日プラスみたいになっていますね。とはいえ、夏休みもいよいよ終盤。猛暑過ぎる今年の夏休みですが、良い思い出をたくさん作って下さいね。空調が壊れている図書館ですが、子ども達が図書館で何かを見つけてくれていたらいいなぁ・・・と思います。
『これはただの夏』燃え殻/著・・・燃え殻さんの作品、力を入れずに読めるところが好きで、よく読んでいます。夏の終わりのちょっと疲れてきた頃に読むのにオススメの一冊です。去年、テレビ東京系で放送されていた『すべて忘れてしまうから』も良いドラマだったなぁ~。

2024年08月11日(日)

先週の宮崎県を中心にした地震には本当に驚きました。南海トラフ地震の臨時情報も心配ですが、なるべく落ち着いて過ごしたいと思っています。平常心、平常心・・・。

世の中はそろそろお盆休みでしょうか?たまに利用者の方からお尋ねを頂くのですが、図書館にはお盆休みはありません。通常通り開館しています。しかし、残念ながら空調故障中です。ご不便をお掛けしておりますが、体調に気を付けてご来館頂ければ・・・、と思います。

午後、西日の入る作業室で仕事をしていると、かなり蒸し暑く感じます。何故かはよく分からないのですが、腿や膝のあたりが猛烈に暑いです。例えると、長毛種の猫(実際には殆ど膝の上に載ってくれなかった短毛種の三毛猫しか飼ったことはありませんが・・・)を膝の上に載せて仕事をしているよう。長毛種のフカフカの猫ならば「ねぇ、どいてよぉ~」と優しくお願いするところですが、相手は西日。汗をかいて働くのみ、ですかね・・・。

パリ・オリンピックも間もなく閉会式ですね。今回のオリンピックは時差の関係で、朝になるとメダルが獲れてる!・・・という日が続き、毎朝起きるのが楽しみになっていました。私が応援していたサッカーは男女とも準々決勝敗退。うーん、残念だなぁ・・・と思いつつ、また決勝トーナメントの壁かいっ!!・・・と強めのツッコミを入れたい気分にも(正直だなぁ、私)。強豪国は、決勝トーナメントに入った時点でギアを上げてきます。2年後に迫ったワールドカップでは、この壁をきっちり突破してほしいなぁ~。

さて、オリンピック中継を見ていると、「あ、私きっと一生この競技をやることがないんだな・・・」と思うことがあります。キラキラと輝く選手たちが楽しそうにスケボーしたり、ボルダリングしたり、サーフィンしたり・・・。そんな中、一度はやってみたいスポーツがありまして・・・、それは「やり投げ」。このまま一生「やり」を投げずに終わるなんて、さびしく思えてきました(暑すぎて「投げやり」になっているのではありません)。やりの重さは600g。ハンマーや砲丸に比べると、うんと軽いし、万が一あらぬ方向へ飛んでしまっても他人サマに大怪我をさせる心配は少なそう。女子やり投げ予選の中継を見ていたら、北口選手がたった一度の投擲で決勝進出を決めたのが格好良すぎて、一度投げてみたくなりました。うーん、どこかで初心者の一般人でも「やり投げ体験」できるイベントとかないかなぁ~。

他にも、ベルサイユ宮殿が会場となった総合馬術で馬もメダルをかけていた場面が可愛過ぎたことや、コロナ禍だった東京オリンピックとは違って、盛り上げ上手なフランスのお客さんで満員となっていることが羨ましかったことや、先日テレビで見かけた陸上・田中希実選手の本棚がステキだったこと等々・・・印象に残ったことはたくさんありますが、間もなく閉会式ですね。次はパラリンピック!コーナー8「パリ×オリ×パラ」はパラリンピック閉会式までは続きます。こちらもどうぞ宜しくお願い致します。毎日暑いですが、次のコーナーの準備も頑張らなくては!

『バスケットボール恩塚メソッド 知性にもとづいて勝つための「原則」』恩塚 亨/著・・・パリ・オリンピック女子バスケットボール日本代表恩塚監督による、全320ページを超える著作。バスケットボールについての専門的な内容が中心ですが、「ワクワクが最強」という考え方はバスケットボールに興味がない方にも参考になるかと思います。バスケットボールがデザインされた装丁もオシャレ~。津島市ゆかりの山本麻衣選手は第1試合アメリカ戦の脳震盪の影響で、第2・3戦は欠場でした。TV中継を私も見ていましたが、「山本選手がいればな・・・」と思う場面も多く、もどかしい展開でした。パリ・オリンピックは終わりましたが、山本選手のキャリアはまだまだこれから。また、あの格好良いスリーポイントシュートを見せて下さい。応援しています。

2024年08月04日(日)

今年の夏は本当に暑いですね。「熱中症警戒アラート」もずっと鳴りっぱなしで、体温超えは当たり前の毎日。最近は最高気温34℃ぐらいでは、やや涼しいと感じてしまうほどです。バグってますね、私。

館内掲示でもお知らせしていますが、図書館は空調設備故障のため冷房の効きが極めて悪い状況になっています。「夏休みは図書館へ!」とは言いづらい状況ですが、8月1日から毎年恒例の人気行事「1日図書館員」がスタートしています。明日5日(月)~7日(水)も1日で最も暑い時間帯に、子ども達が図書館のお仕事を頑張ってくれています。お時間とお気持ちに余裕がある方は是非児童カウンターへお立ち寄り頂き、子ども達の夏休みの思い出作りに参加して頂けると嬉しいです。とはいえ、空調設備故障中ですので、ご無理はなさらないように・・・。

さて、先週末は「尾張津島天王祭」もありましたが、個人的には「フジロック」の週末でした(地元民なのに本当にスイマセン)。今年のフジロックは何とビックリ!A社による全世界無料ライブ配信(一部アーティストは除く、ですが)!!読書もサッカーも美術館巡りも旅行もおやつも好きですが、音楽も大好きなので、先週末は時間の許す限りワイヤレスイヤホンを装着し、タブレット画面と向き合って過ごしていました。リアルなライブはもちろん最高ですが、配信ライブも好きでたまに参加しています。物価高が続き、チケットの値上がりも続く中での無料配信はかなり有難いです~。ありがとう、A社。

貴重な機会なので、なるべく多くのライブを観るようにしていましたが、お目当ては最終日ヘッドライナーだったノエル・ギャラガー。オアシス時代からノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとなった現在もずっと大好きです。映像で見る限り、苗場は土砂降りだったようですが、伸びやかな歌声は配信でも健在。夏の疲れが癒やされる時間となりました。また「Don’t Look Back in Anger」を一緒にナマで歌いたいなぁ~。

パリ・オリンピックもとても盛り上がっていますね~。実は、この「図書館だより」を書いているのはサッカーが男女とも決勝トーナメント進出が決定したばかりの頃、つまり準々決勝の試合前です。準々決勝は男子がスペイン、女子がアメリカとの対戦です。うーん、どちらも間違いなく優勝候補。ま、決勝トーナメントではラクな対戦相手はいません。どこのチームが相手でも、厳しい試合になるのは当然のこと。良い試合、さらに良い結果となることを願って応援しようと思っています。パリ・オリンピックについては、また来週にでも詳しく書こうかな、と思っています。

『猛暑対策BOOK 日本のヤバい夏を最新科学の力で乗り切る!』藤井 直人/著・・・新刊からのご案内です。「空調設備故障のため冷房の効きが悪く・・・」と掲示されている図書館ですが、個人的に気になるのが湿度。館内はかなり蒸し暑い状況が続いています。熱中症に気を付けてお過ごしください。
『フジロック20thアニバーサリー・ブック』・・・数週間前の「図書館だより」にもこの本を書いたような気がしますが・・・。「フジロックでノエル」といえば、有名なのが10分くらいマイクに大きな虫がとまっていた、というエピソード。虫嫌いの人なら絶叫モノの話ですが、野外ライブではこんなこともあったりしますよね。

2024年07月28日(日)

昨日、今日は尾張津島天王祭。昨日は、図書館も全館臨時休館でした。昨夜の宵祭は地元の方だけでなく、遠方からも多くの観光客の方が楽しみに来られていたかな、と思います。ここのところ、夕方にゲリラ豪雨のような大雨が降ることが多いので、少し心配もしています。当日晴れていると良いのですが・・・。

さて、夏休みに入りましたね。図書館でも朝早くからお子さんや学生さん達の姿をよく見かけます。夏休みに入ったばかりということもあり、やはり元気いっぱいで嬉しそうです。私もかつて小学生だった頃の夏休みを思い出してみると・・・うーん、宿題が大変だったことと、出校日等で夏休みなのによく学校へ行っていたことを覚えています。当時は今よりも暑くなかったんですね、きっと。

夏休みの宿題については、今でもたまに悪夢のように思い出すことがあります。順調に終わらせることが出来たのは書道教室で済ませた習字くらい。他の宿題は、毎年絶望的な気分で取り組んでいた記憶があります。ドリルや絵日記、読書感想文、ポスター・・・と、昭和の夏休みの宿題はとても多かったのですが、今でも記憶に残っているのが毎年作っていたアイデア貯金箱。6年生になる頃には「もう6年も作り続けているからアイデアなんてないよー」と思いつつ、適当に作って提出していました。大人になって図書館へ勤め始めた頃、児童室にアイデア貯金箱の作り方の本があるのを見て、「こ、こんな本があったのかー!」とビックリしました。小学生の頃の私にオススメしてあげたいな~。少し調べてみると、「アイデア貯金箱コンクール」は1975年から始まっているので、私とほぼ同世代。まだまだ新作を輩出し続けるなんて、ベテランミュージシャンみたいに凄いコンクールだなーと思います。

パリ・オリンピック、開幕しましたね~。実は、この「図書館だより」を書いているのは開会式前。開会式、昔からわりと好きでちゃんと録画してノーカット版で毎回観ていたりします。好きなミュージシャンもいっぱい出演したロンドン・オリンピックの開会式が個人的には過去最高かな~。先週の「図書館だより」にも書きましたが、開会式の前にサッカーは男女とも競技が始まりましたね。男子が「5―0」の圧勝、なでしこは残念ながら世界ランキング1位のスペイン相手に逆転負け。どちらも次が大事な試合です。時差と暑さ等による消耗が個人的に厳しく、今大会は録画観戦がメインとなってしまいますが、しっかりと応援しようと思っています。

ところで、サッカーの代表ユニフォームがオリンピック代表では少しデザインが違うことに気付かれましたか?オリンピックでは、メーカー商標以外の商標を衣服等に表示することはNG、かつメーカー商標も1つだけ、というのがルール。よって、ユニフォームの胸に八咫烏もおらず(八咫烏のエンブレムは商標登録されているのでNG)、A社のシンボル「3本ライン」もありません。次の試合ではユニフォームにも注目してみると、面白いかもしれませんね。

『びっくり!しかけ貯金箱をつくろう』寺西 恵里子/作・・・お金を入れるとラッキーカラーが占えたり、アザラシが起き上ったり・・・と、簡単なしかけのある貯金箱の作り方を紹介する本。子どもの頃に読んでいたら、工作に興味が持てたかもしれません。
『ワールドサッカーユニフォーム1000』ベルナル・リオン/著・・・世界約100カ国の代表と約500のクラブのユニフォームを紹介する本。強いチームはユニフォームも格好良く見える、というのが私の持論ですが、ズラリと並んだユニフォームを見るとグッとくるものもあります。

最後になりますが・・・、図書館のエアコンの調子が悪く、利用者の皆さんには大変なご迷惑をお掛けしております。週間天気予報によると、来週はまたもや体温超えの猛暑が続くようです。私たち職員一同も熱中症に用心しつつ働いていますが、図書館利用者の皆さんも十分にお気を付け下さい。

2024年07月21日(日)

先週の木曜日、梅雨明けしましたね。今年は梅雨明け、即猛暑日続出の予報となっているようです。ここのところ私は諸事情により慢性的な睡眠不足が続いているので、体調管理に気を付けなくては。

さて、来週末は尾張津島天王祭。27日(土)は全館臨時休館となります。さらに、今週は毎月第4火曜の23日も整理休館日です。お休みが続いてしまい、図書館利用者の皆さんにはご不便をお掛けしますが、ご来館の際はお気を付け下さい。

先週の「図書館だより」に書いたEURO決勝、残念ながらイングランドは負けてしまいましたね・・・。イングランドが負けた、というよりもスペインが強かった、のです。史上初の1次リーグから無傷の7連勝での優勝!そもそもスペインはとても巧いチームですが、今回のスペインは速かったですね~。大会期間中に17歳の誕生日を迎えたヤマル選手は学校の宿題持参で参加、と聞くと才能ある選手がどんどん出てきているなー、と思います。2022年カタールW杯で日本はスペインに勝っているので、森保ジャパン最強論も沸いているそうですが・・・ま、当時のスペイン代表とは別の次元のチームに進化していました。悔しさをバネにした・・・という意味では、日本がスペインの強化をアシストしたのかもしれませんが・・・。今大会のスペインは、イングランド贔屓の私から見てもお見事な優勝でした。おめでとうございます。

サッカーネタが続いてしまいますが、パリ・オリンピックは来週金曜日26日に開幕!・・・ですが、スケジュールの都合でサッカーは男女とも開会式前に一足早く24日からスタートします(うろ覚えですが、確かラグビーもそうだったはず)。忘れないように応援しなくては。来週の今頃はオリンピックが始まっていますね~。柔道や競泳では早くもメダルが取れているかもしれません。いやいや、メダルだけに注目するのではなく、選手の頑張りにも熱いエールを送りましょう。あわせて、コーナー8「パリ×オリ×パラ」もどうぞ宜しくお願い致します。パラリンピック閉会式までは展開しています。

洗濯機もようやく届いて動き出してくれたし、いよいよ夏本番ですね~。旅行やお出かけ、帰省、夏フェス・・・といった、この世の全ての夏の楽しみをシャットダウンして頑張って働く季節がやって来た、というのが全国の図書館員の夏のはじまりです。ということで、夏こそが繫忙期の仕事に就いている皆さん、今年は10年に1度の猛暑ともいわれていますが、涼しい秋を目指して一緒に乗り越えましょう。あー、もう少し若くて元気で時間とお金があったら、今年の夏フェス(特にフジロックとラブシャ)は行きたかったな~!

『夢と失望のスリー・ライオンズ』ヘンリー ・ウィンター/著・・・“スリー・ライオンズ”とは、イングランド代表の愛称(ユニフォームの胸エンブレムもイングランド王室の紋章に見られる3頭の獅子が描かれています)。世界的な名選手を数多く輩出しているのに、1966年の自国開催でのW杯優勝以降タイトルから遠ざかり続けるイングランド代表への複雑な愛情が詰まった1冊。イギリス人らしい自虐ネタも読みどころです。
『ラ・ロハ スペイン代表の秘密』ミゲル・アンヘル・ディアス/著・・・“ラ・ロハ”はスペイン代表の愛称。スペイン語で“赤”を意味します。EURO2008、2010W杯を制した“無敵艦隊時代”のスペイン代表の舞台裏に迫る1冊。2冊を読み比べてみると両国のお国柄も伝わってきて、面白いですね。サッカーファンはやめられないな、って思います。
『フジロック20thアニバーサリー・ブック』・・・いよいよ来週末はフジロック。夏休みのスタートと共に夏フェス・シーズンも本格的になりますが、今年は10年に1度の猛暑といわれています。夏フェスに参加される方も、図書館に来られる方も熱中症対策をお忘れなく!

2024年07月14日(日)

ショックです。大好きな洗濯機が故障しました。

いや、正確に言えば10回に1回くらい(少ない!)は動いてくれるので、「故障しつつある」といったところ。そして、「洗濯機が好き」なのではなく「洗濯が好き」でした。

ま、それはともかく、この暑さが続く中で本当に困ったことになりました。購入してから、まぁまぁの年数が経っているので、修理という選択肢は即却下。ここは新しく購入しようじゃないか!・・・とあっさり決定しました。以前は、何店かの家電量販店をまわって比較検討してから家電を購入していたのですが、もうその時間がもったいない!・・・と意見がまとまり、ここ数年は自宅から一番近くて店員さんが親切な「K(頭文字でお店の名前が分かってしまいますね)」一択。

ということで、休日の買い物途中に母を助手席に乗せて「K」に向かって車を走らせていると、前の車に見覚えが・・・。お、もしや(い)さん(注:4月まで土曜日の「図書館だより」を担当されていた先輩の職員)では!?信号が赤になり停車したタイミングで母と2人で手を振ってみると、おぉ手を振り返してくれるではないですか!・・・わー、何だか面白い。ちゃんとバックミラー見ているんですね。いやいや、体温超えの猛暑の中での分室配送作業、お疲れ様です。

そんなプチアクシデントはあったものの、基本的にあまり迷わないタイプなので、限られた予算と必要な機能の落としどころを考え、購入する洗濯機を5分足らずで決定。早速店員さんに配送工事日を相談すると、この時期は業者さんのスケジュールが詰まっており(だいたい毎回業者さんのスケジュールが詰まっている、と言われているような気もしますが)、少しお時間がかかります、との事。ま、致し方無い・・・。無念そうな私たちの表情に同情してくれたのかはよく分かりませんが、思ったよりも値引きしてくれたし、10回に1回くらいは一応動くので、まぁ配送工事は10日後でもいいか、と注文してお店を後にしました。

注文を無事に終えた安心感からか、車内で母と話題になったのは歴代の洗濯機の故障について。先代の洗濯機が故障した時は、洗濯の途中で意識を失うかのように電源が落ちてしまうことが続いたため、「洗い」でストップしたのか、「すすぎ」でストップしたのかが分からなくて困ったことや、思い切ってまぁまぁ良いお値段の洗濯機を買ったのに、洗濯機のポテンシャルを活かすことができないまま、あっさり壊れてしまい、洗濯機と自分に無性に腹が立ったことなど、洗濯機にまつわる懐かしい思い出が語られました。その後、最も危険な洗濯機の故障とは何か?・・・という話になり、洗濯機は動いているのに、実はちゃんと洗えておらず、ある日「あれ、何かこのタオルずっと臭くない?」と気づく故障が一番怖い、という結論になりました。確かにその場面を想像すると、まぁまぁのホラーですね。ま、そんな妄想話はともかく、最後の日まで現在の洗濯機が頑張ってくれることを願うばかりです。

『せんたくかあちゃん』さとう わきこ/さく・え・・・「せんたくの だいの だいの だいすきな かあちゃんが いました。」ではじまる、今年亡くなられたさとうわきこさんの名作絵本です。「せんたくものを ほしたあとは ラムネ のんだみたいに すっきりするねえ」は、歴史に残る「洗濯名言」ですよね~。ちなみに私が洗濯が好きなのは、よく晴れた日であればたった1日で達成感が得られるから、という理由からですが、炭酸は苦手なのでラムネは30年以上飲んでいません。

さて・・・イングランド、勝ちましたね~!EURO決勝はスペイン対イングランド!!むっちゃ楽しみです。私は2002年日韓ワールドカップもイングランド戦を観戦したイングランド贔屓。今度こそ「イングランド、キター!!」と叫びたいと願いつつ、しっかり応援したいと思っています。

2024年07月07日(日)

ここのところ、梅雨の合間の猛暑日が続いていますね。晴れた初日は洗濯物が一掃された喜びに満ちあふれていたのですが、やはり暑い!暑すぎるっ!!・・・7月に入ったばかりなのに、この暑さでは先が思いやられます。隊長、じゃない、体調を崩さないように気をつけようと思います。

さて、幾つかネタが溜まっているので、今回は久しぶりにサッカーの話を書こうと思います。サッカーファン以外の方にはチンプンカンプンかと思いますが、たまの事ですのでご容赦ください。

まず、パリオリンピック。3日(水)にパリオリンピック男子サッカー代表メンバー18名が発表されました。4大会ぶりにオーバーエイジの招集なし、(移籍の可能性が高い選手も含めて)海外クラブ勢の招集なし、です。会見での大岩監督の「いろいろな制限がある中で、いま招集することができるベストのメンバーを選んだ」のコメントに、サッカー界におけるオリンピックのビミョーな立ち位置がうかがえます。サッカーの世界大会の最高峰は、あくまでもFIFAが主催するワールドカップ。海外クラブが主力クラスの選手を派遣するのに難色を示すのも、まぁ仕方がない・・・といったところです。とはいえ、23歳以下のアジア杯で見事優勝し、アジア王者としてオリンピックに挑むのですから、メダル目指して頑張ってくれることでしょう。バスケやバレーなど楽しみな競技はたくさんありますが、サッカーも時差に耐えつつ応援しようと思っています。

ところでサラリと書いてしまいましたが、大岩監督といえば実は元・グランパス。大岩監督が現役だった頃は私も若くてヒマだったので、グランパスの練習をよく観に行っており、一緒に写真を撮ってもらった記憶があります。懐かしいですね~。長年サッカーを見続けているので、最近は「懐かしい」に出会うことが増えてきました。今回のパリオリンピックのフランス代表監督は、こちらも懐かしのティエリ・アンリ!!うーん、大好きな選手でした。オリンピック直前には日本との親善試合も予定されているので、こちらも楽しみです。そういえば、フランス代表もエムバペを招集できませんでしたね。自国開催でもオリンピックじゃ海外クラブ主力クラスは呼べないものなのですね~。レアル加入したばかりですしね。いやはや。

先月末には、2026年北中米ワールドカップ最終予選の組み合わせが決定しました。日本はオーストラリアやサウジアラビアと同じグループC。今大会からアジア枠が4.5から8.5と大幅に拡大したこともあって、楽観視されてもいますが、もちろん油断はできません。最終予選は今年9月から来年6月にかけての長丁場になりますが、1試合1試合を大切に良い経験を積み重ねてほしいな、と思います。ここのところ予定が合わず、スタジアムでサッカー観戦できていませんが、そろそろ代表戦を生で観戦したいなぁ~。

そうそう、日本代表のユニフォームが変わりましたね。アディダスとヨウジヤマモトのコラボということもあり、かなりオシャレ。ただ、サッカーでは「強いチームのユニフォームが一番格好良い」というのが定説です。このユニフォームで良い思い出がたくさん作れますように(七夕の願いごと、です)。

あー、久しぶりにサッカーの話をいっぱい書けて面白かったです。2か月に1回くらいはサッカーの話をこれぐらいの文量で書くと仕事のモチベーションも上がるかもしれません。ここのところ、「EURO2024」の観戦等でひどい寝不足が続いていますが、やっぱりサッカーは観るのも書くのも喋るのも楽しいものですね。

『誉れ高き勇敢なブルーよ』本城 雅人/著・・・サッカー日本代表の監督選びをめぐる25日間の攻防を描く小説です。作者の本城さんが元・スポーツ新聞記者ということもあり本格的な内容ですが、監督人事をめぐる小説なので、サッカーに興味がない方も楽しめるかもしれません。

2024年06月30日(日)

今日は6月末日。2024年も今日で上半期が終了し、残り半年となりますね。明日から7月です。7・8月は、図書館(本館)の開館時間は1時間延長し、9時~19時となります。ぜひ、ご利用ください。

さて、来週の水曜日7月3日、いよいよ新紙幣が発行されますね。私はまぁまぁの年齢なので、1984(昭和59)年の、夏目漱石・新渡戸稲造・福沢諭吉の3券種同時改刷の記憶があります。いや、それどころか、岩倉具視の500円札も微かに覚えています。二千円札が発行された2000(平成12)年なんて、わりと最近のことのように思えますし、実際まだ持っていたりもします。うーん、「生き証人」ってカンジがしますね。

キャッシュレス化が進んだ現在でも、新紙幣の登場!・・・と聞くと、少しワクワクします。北里柴三郎・津田梅子・渋沢栄一の3券種同時改刷も、いつか懐かしく思い出したりするのでしょうか?お金が紙や金属だった時代があったの?・・・なんて、未来の人からはビックリされてしまうかもしれませんね。そんな時は、「おう、あったんだよ!」とむしろ胸を張って伝えたいと思っています。

『青天を衝け 総集編 1』(DVD)・・・2021(令和3)年度のNHK大河ドラマの主役は、新しい1万円札の顔・渋沢栄一。大河ドラマをちゃんと見ていたので、少し嬉しいです。
『梅と水仙』植松 三十里/著・・・こちらは、新しい五千円札の顔・津田梅子と、その父・津田仙の生涯を描く小説。6歳で日本初の女子留学生として渡米、とは現在の私から見てもスゴイ経験をされていると思います。
『奏鳴曲 北里と鴎外』海堂 尊/著・・・『チーム・バチスタの栄光』で知られる作家・海堂尊さんによる、新しい千円札の顔・北里柴三郎と森鷗外を描く小説。明治時代に感染症との闘いに挑んだ2人のライバル物語です。

明日7月1日で、能登半島地震から半年となります。今週は、新たに災害関連死と認定された方も含めると、地震のため亡くなられた方が281人になったというニュースが報道されました。平成以降の自然災害では、東日本大震災、阪神淡路大震災に次いで3番目に多い人数の方が亡くなられたそうです。能登半島特有の地形の影響もあり、ライフラインの復旧や被災建物の解体が遅れているようで、まだまだ不便な生活を強いられている方も多いと伺っております。これから猛暑の季節になりますが、お身体大切に過ごされることを祈っております。

先日、スマホの写真を整理していたら、数年前に石川県に住む従姉妹と能登の入口までドライブした時の写真が見つかりました。わー、懐かしい・・・。この時は日帰りだったので、能登の入口までしか辿り着けなかったので、次は泊りがけで奥能登まで行こうと約束し、「情熱大陸」に出ていた宿を予約して楽しみにしていたのに、突然世の中がコロナ禍となってしまい、旅行はキャンセル。そして、コロナ禍がようやく落ち着いたこの時期に地震が発生し、言葉もありません。スマホに残った美しい能登の棚田の写真を見ながら、また能登を旅したいな、いや絶対に旅しよう!・・・と強く思いました。まずは、ニュースで見てから、ずーっと気になっていた能登のジェラートを応援消費としてオンライン・ショッピングで購入しようと決意しました。私、もうすぐ誕生日ですしね。

2024年06月23日(日)

おとといの21日(金)、東海地方もようやく梅雨入りしましたね。平年よりも15日遅い、統計開始以来4番目に遅い梅雨入りだったそうです。奇しくもこの日は夏至。一年で最も日が長い夏至と梅雨入りが重なるのは、これまで殆ど聞いたことがないように思います。今年の梅雨は「短期集中型」と予想されているようですが、豪雨災害などが起こらないことを願うばかりです。

では、コーナー8「パリ×オリ×パラ」の話を。まずは、まだオリンピックが開幕していないにも関わらず、多くのご利用を頂きましてお礼申し上げます。コーナーの切り替えのタイミングの事情で(基本的に3か月に1回コーナー替えをしています)、コーナーの開始がかなり早くなってしまったのですが、ひとつ恩恵がありまして・・・。

愛知県内のさまざまな図書館が、ひとつのテーマで展示やイベントを行う「@ライブラリー」。今年はオリンピックをテーマとした「@ライブラリー オリンピック!」と題して開催されることとなり、当館も参加させて頂くこととなりましたが、開始日順に愛知県図書館でご紹介頂けるとのことで、最初に当館のコーナーを紹介して頂きました。狙ったわけでは全くありませんが、かなり嬉しいです(ホクホク)。

また、18日(火)からの「@ライブラリー オリンピック!」の開始に合わせ、当館のコーナーのスペースにも「@ライブラリー」のロゴを2つ掲示させて頂きました(ホームページの写真はロゴ掲示前のものとなります)。ロゴに描かれているのは、愛知県図書館のキャラクター・白くまのホリーさん。普段は愛知県図書館のティーンズコーナーのマスコットキャラクターとして活躍されておられるそうですが、「@ライブラリー」開催時期にはそのロゴマークとしても活躍の場を広げておられるそうです。当館が「@ライブラリー」に参加させて頂くのは、令和4年度の「@ライブラリー 徳川家康!」に続いて2回目。その際も、ホリーさんのロゴを掲示させて頂いたのですが、当時のホリーさんは大河ドラマ「どうする家康」を見ていた方なら気づく「あの兜」をかぶっていたため、正直イヌなのかクマなのかがよく分からないまま貼っていました(し、失礼!)。しかし、今回は可愛らしいお耳を出しているクマ感あふれるホリーさんです。コーナーにお立ち寄り下さった際に、ご覧いただければ幸いです。

パリオリンピックの開会式は7月26日なので、ほぼ1か月後ですね。メダルはもちろん嬉しいですが、オリンピック・パラリンピックという舞台に人生をかけて立つだけでも素晴らしい・・・と、コーナー作成にあたって資料を読みまくった現在、心からそう思っています。選手たちには温かいエールを送りましょう。コーナー8「パリ×オリ×パラ」は、9月上旬まで展開する予定です(ちなみにパラリンピック閉会式は9月8日(日)。パラリンピックでは、バドミントンで津島市出身の今井大湧選手の出場が内定しています)。選手への応援、そしてコーナー8「パリ×オリ×パラ」をどうぞ宜しくお願い致します。

ということで、コーナー8「パリ×オリ×パラ」の仕事が完成した現在は、次回コーナーの制作作業が始まっています。次回コーナーは「秋といえば・・・」で、殆どの方が最初に思い浮かぶアレを特集する予定です。次回コーナーは、コーナーのタイトルが最初に思いつくという、これまでになかった展開。出オチにならないよう、皆さん楽しんで頂けるような内容も充実したコーナーを作るべく、夏なので汗をかいて頑張りたいと思います。

『プロ野球カラー名鑑 2024』・・・パリオリンピックでは実施されない野球の話なのですが、津島市出身の日本ハム・水谷選手が交流戦で交流戦歴代最高の打率となる4割3分8厘をマークし、満場一致で交流戦MVPを獲得しました。私、野球は全然詳しくないのですが、どうやら私にとっては中学の後輩にあたるようです。おめでとうございます!これからの大活躍も期待しつつ、応援しています。
・『バスケットボール恩塚メソッド 知性にもとづいて勝つための「原則」』恩塚 亨/著・・・現バスケットボール日本女子代表ヘッドコーチ・恩塚亨さんの著作。こちらは現在発注中です。女子バスケは先週の強化試合で世界3位のオーストラリアに2連勝!津島市ゆかりの山本麻衣選手も大活躍だったそうで、オリンピック本番も楽しみです。

2024年06月16日(日)

6月も半ばを過ぎましたが・・・、あれ?梅雨入りしませんね。梅雨はあまり好きな季節ではありませんが、いつまでもやって来ないのはヘンな気分です。むむむ・・・。

さて、先週の休日の話です。これまでも「図書館だより」には何回も書いていますが、この日も体力作りを兼ねて隣の県の森へウォーキングに出掛けてきました。まだ梅雨入り前ですが、この日は雨が降ったりやんだり。ここのところ6月とは思えない強い日差しが続き、うんざりしていましたが、この日は日差しもほとんどなく、とても快適。諸事情により、久しぶりのウォーキングということもあって、張り切って歩いていました。

この季節の楽しみのひとつが「あじさい祭り」。森の中の広場に繋がる散策路には色とりどりのあじさいが植えられており、「あじさいの小径」と名付けられています。冬は枯れたゴボウが地面に刺さっているようにしか見えなかったあじさいも見頃を迎え、普段はあまり見かけないカメラやスマホを手にした観光客の姿もちらほら。少し雨がかかったあじさいはとてもきれいでした。

もうひとつ、こちらは山道に咲いているので殆ど知られていませんが、この季節はササユリも見頃。盗掘防止のネットが貼られ、防犯カメラ監視中の貼り紙が物々しいですが、藪の中で可憐な姿を見せてくれます。ところが・・・こんなこと書いてはアレなんですけど、これだけ頑張って保護しているようなのにユリの数がとても少ない・・・。そう思いながら、貴重なユリの花をボーっと見上げていたら、いかにも山歩きに慣れていそうな初老の男性が反対方向から歩いて来られ、「ユリ、咲いていますか?」と尋ねられました。「んー、あの辺りに少し咲いていますかねー」と控え目に答えると、「みんな、ウサギに食べられちゃったんだよ」と、まさかの答え。え、ユリを?・・・いや、球根を、だそうです。おせち料理や茶碗蒸しでお馴染みの「ゆり根」ってこと?私、ウサギは詳しくないのですが、ウサギには毒じゃないのかな??

ということで、季節の花々で目の保養をし、森の清々しい空気をいっぱい吸って、良い気分でウォーキングを終え、トレッキングシューズから運転用の靴に履き替えようとしたところ(毎年書いているので、そろそろお気づきの方もいるかもしれませんが)、靴が血まみれ。そうです、左足首付近をヒルにやられてしまいました。さらによく見たら首の付け根も。よくよく注意していても、ウェアやシューズの隙間から容赦なく入ってくるんですよね。そして、現在も猛烈にかゆいっ!うーん、またしても完全にやられてしまいました。とほほ。

『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』羽根田 治/著・・・アウトドアで実際に起こった死亡事例を紹介し、どうやったら防げるかを教えてくれる本です。第2章「動物にあって死ぬ」だけでも読んでおいた方が良いような気がしています。一応、クマ除けの鈴はザックにぶら下げて歩くようにしているのですが・・・。
『スポーツグラフィックナンバー 2024年6月27日号』・・・日本代表歴代最長キャプテン・長谷部誠さんの引退記念特集号です(最新号なので館外貸出はできません、館内でご覧下さい)。今回の「図書館だより」とは全く関係のない本ですが、超オススメです(私は発売日に購入しました)。そういえば、伊藤洋輝選手、バイエルン加入が決まりましたね!凄っ!!・・・の一言です。ドイツが誇る超ビッグクラブなのでポジション争いも苛烈かと思いますが、新天地での大活躍を期待しています。日本代表、W杯2次予選は見事な全勝突破でしたね。9月からの最終予選の前にはパリ・オリンピックもあるので、こちらも楽しみにしています。来週こそは、コーナー8「パリ×オリ×パラ」の話を書く予定です。あ、EURO2024も開幕しましたね。

2024年06月09日(日)

今日は6月9日、「ロックの日」ですね。昨日の新聞に載っていた俳優の松重豊さんのインタビュー記事「ロックじゃねえ!」がとても素晴らしかったです。NHKで放送していた「おげんさんのサブスク堂」で松重さんが投書を読み上げた回も感動しましたが、昨日のインタビューも格好良かったです。うーん、良いものを見させてもらいました。

さて、先週の休日のこと。夕方、自宅で洗濯物を取り込んでいると、「おーい、(き)さん!」と私を呼ぶ声がしました。ん、誰?・・・と思い、声のする方向に顔を向けると、自転車に乗ったご近所のAさんが手を振っています。

「(き)さん、ビワ食べる??」との有り難い言葉に、「うん、食べる、食べる!」と即答。「頂きもので、傷がいっぱいあるけどねー」と話しながら、大きめのビニール袋に溢れんばかりに入ったビワを手渡してくれました。わー、嬉しい!年に何度か、こうして季節の果物を手渡してくれるAさんは、ヘルメットを被って自転車に乗ったサンタクロースのよう。おそらく80歳前後の年齢かと思われますが、自転車を元気よく漕いで、爽やかな笑顔で帰っていきました。

ということで、ここのところ毎日夕食後のデザートにビワを頂いています。毎日たくさん食べるので、右手の親指の爪が黒くなってきましたよ。ビワ、あまり買うことはありませんが、すっきりとした甘さで美味しいですよね~。ただ、ビワを食べていて毎回思うのが、やはりこのタネの大きさ・・・食べられる部分に比べて、タネのサイズが大き過ぎないか?そして、ちゃんと椅子に座ってお行儀良く食べているのに、毎回必ずタネがどこかへ飛んでいってしまい、食べ終わったら手を洗う前に拾おうと思っていたのに毎回拾うのを忘れてしまって、掃除をするとあらぬ場所からタネが出てくる・・・という、この「ビワあるある」。

「ビワって、昔からこのカタチだよねー」、「そうだね、子どもの頃から変わらないね」、「シャインマスカット的な革命って、ビワには起こらないのかね?」・・・と、ビワを食べながら、ほぼ毎日家族と同じような会話をしています。ちなみに「シャインマスカット的な革命」とは、皮ごと美味しく食べられる手軽さとその美味しさから、シャインマスカットがフルーツ界のスーパースターとなった革命のこと(葡萄といえば、かつてよく食べたのはデラウェアでした)。お値段が高くてなかなか買えませんが、冷蔵庫に冷やしてあれば皮ごとパクパク手軽に食べることができるシャインマスカットのような華麗な変身を、いつかビワも遂げる日がやって来るのでしょうか?まず最初は「タネなしビワ」とか??・・・ま、この素朴さがビワの良さのような気もしますが。

『ビワの絵本』なかい しげお/へん・あかいけ かえこ/え・・・ビワの歴史や種類、育て方などを紹介するほか、ビワの葉茶や湿布・入浴剤、さらにタネを使った杏仁豆腐の作り方まで教えてくれる児童書です。そうか、実以外のモノでブレイクする、という手がビワにはあるかもしれませんね。
・『アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録』清武 英利/著・・・現時点では当館で所蔵がなく、さらに今回の「図書館だより」とは全く関係のない話となりますが・・・少し前の新聞の広告に間もなく公開される映画「ディア・ファミリー」のとても重要なシーンが津島駅で撮影された、と載っていました。子どもの頃から利用してきた、あのレトロを超えたレトロな津島駅がロケ地となる日がもう来ていたとは!・・・くぅ~、大泉洋さん、生で見たかった!!

今回、ビワの話が長くなってしまったので、コーナー8「パリ×オリ×パラ」については、また次週以降に書こうと思っています。サッカー代表戦もあるし、他にもネタがあるような気がするので、もう少し先になってしまうかもしれません・・・。引っ張ってしまって、スイマセン。

2024年06月02日(日)

6月になりましたね。あと1か月ほどで2024年も折り返し、ターンです。出来たこと、出来なかったこと、やりたいこと、こりゃ無理だなーと悟ったこと・・・ま、色々ありますね。

さて、今から数週間ほど前に刈谷市美術館で開催されている「new born 荒井良二 いつもしらないところへ たびするきぶんだった」展を観に行ってきました。

刈谷市美術館、久しぶりです(前回伺ったのは、ちょうど10年前のレオ・レオニ展でした)。今回はお天気も良い日だったので、最寄りの刈谷駅から美術館へ歩いて行くことにしました。駅から徒歩10分・・・のはずだったのです。

まず、駅にあった「刈谷市美術館への案内図」を確認。駅前の交差点を背にして前に進む、のね。わかった!進む、進む、進む・・・おかしいな、こんな坂道が地図にあったっけ?・・・途中で疑問には思いましたが「刈谷市美術館への案内図」をきちんと確認してから出発しているのです。立ち止まる必要はありません・・・ということで、健脚にまかせて前に進む、進む・・・うーん、かれこれ20分以上歩いているのにヘンだな・・・と考え始めたところに見えてきたのが、小さなコースターとゴーカート!そして、たくさんの親子連れ(帰宅後に調べてみたところ、私とほぼ同い年の「刈谷市交通児童遊園」でした)!!

これはさすがに違う・・・またもや迷子になってしまったようです。ま、有難いことに令和の世ですので、スマホを取り出して経路を検索。うーん、なるほど・・・刈谷駅前の交差点を背にした方向がズレていたんですね。トボトボとスマホ片手に再び歩き始め、10分ほどで何とか刈谷市美術館へ到着しました(ちなみにお隣は刈谷市中央図書館さんでした)。と、遠かった・・・。ま、気候の良い時期なのでウォーキングを頑張った!・・・と、思おう。

荒井良二さんは昔から好きな絵本作家さんの1人ですが、コロナ禍の頃に『あさになったのでまどをあけますよ』という絵本にグッときてしまい、何度も繰り返し開いては読んでいました。コロナ禍もようやく落ち着き、「あさになった」タイミングでの県内の展覧会だったので、思い切って出掛けてみることにしたのです。立体作品の展示も楽しかったですが、やはり絵本の原画が素敵でした。作品の色合いを実際に鑑賞できて幸せだなー、としみじみ思いました。「あさになった」からか、心が晴れる思いになりました。

展示を全て鑑賞した頃にはすっかりお腹が減ってしまいましたが、残念ながら刈谷には土地勘が全くありません(土地勘があれば、そもそも迷子にはなっていないはず)。こんな時はどうするか?・・・私はいつも美術館の受付の方に「この近くでお昼を食べられるお店の地図ってありますか?」と声を掛けさせてもらっています。今回も、受付の方から「こちらをどうぞ」と「美術館周辺お食事MAP」を頂き、美術館から一番近いイタリアンレストランでランチを頂くことができました。ぱっと見では、なかなか入りづらい外観のお店でしたのですが、ランチはとても美味しくてお値打ち。かつ、お店の方のサービスも良かったので、近くにあれば常連になりたいな、と後ろ髪を引かれました。

それにしても、「迷子になってもちゃんと美味しいものが食べられる才能」があって私はラッキーだな、と思います。ホントは迷子にならなければね、もっと良いんですが・・・。

また書き忘れかけていました。新しいコーナー「パリ×オリ×パラ」については、次週以降にお知らせも追加して書こうと考えています。ひとまず、どうぞ宜しくお願い致します。

2024年05月26日(日)

(先週の続きとなります)叔父宅に到着後、久しぶりに会った親戚との再会を喜び、法要も無事に終了。堅苦しい喪服からいつもの服に着替え、会食後は自然と祖母の思い出話となりました。

能登から離れたこの田舎でも今年の元日の地震はひどく揺れたそうですが、生前の祖母は「福井地震は本当に怖かった」とよく話していたそうです。福井地震が発生したのは、昭和23(1948)年6月。私はもちろん、祖母にとって最初の子どもである母もまだ生まれていなかった頃です。第2次世界大戦後に発生した震災としては、東日本大震災、阪神淡路大震災に次ぐ3番目に多い犠牲者を出しており、当時20代前半だった祖母にとっては忘れられない震災体験だったのだろうな、と思います。

他にも、石川県といえば「加能ガニ」や「香箱ガニ」といったカニの美味しさでよく知られている県なのに、祖母は一度カニにあたって以来カニが食べられなくなってしまったことや(他の人が食べているのをジッと見ていたそうですが、羨ましかったのかもしれません)、野菜作り名人だった祖母が作っていたトウモロコシやトマトがとても美味しかったことなどが賑やかに語られました(私の親戚は皆お喋りなのです)。

祖母はコロナ禍真っ只中の時期に亡くなったため、私は田舎での葬儀に参列することができず、いまだに田舎では祖母が変わらず生きているような気持ちが抜けずにいましたが、祖母の思い出話をしているうちに「あー、おばあちゃんは本当に亡くなっていたんだな・・・」と実感させられました。私は「砂糖を丸めてハチミツを掛けたような」と形容されるほど、祖父母からはたいそう甘やかされた孫なので寂しさを感じます。特にこのような賑やかな場では、祖母がいたらどんなに喜んだかなぁ・・・と思います。

その後、レンタカーを再び運転して小松駅に戻り、予定通りの復路で帰宅しましたが、早起きや2回の乗り換え、そして慣れないレンタカー運転の緊張でやはり疲れていたんでしょうね・・・帰宅してから「しまった!応援消費しようと思っていたのに、お土産あまり買わなかった!!」と激しく後悔しました。うーん、次の機会があれば、石川県をもっとちゃんと応援したいものです。

『令和6年能登半島地震 特別報道写真集 2024.1.1』北國新聞社/編集・・・今年1月1日に発生した能登半島地震の全貌をとらえた写真集です。震災から間もなく5か月となります。間もなく北陸にも夏がやって来ますが、暑さ厳しくなりますのでお身体大切にお過ごしください。
『おばあちゃんすごい!』中川ひろたか/文・村上康成/絵・・・けん玉、お手玉、折り紙、あやとり・・・なんでも上手なおばあちゃんが登場する絵本です。私の祖母もとても器用な人で、子どもの頃に手作りの浴衣を送ってもらった思い出があります・・・私には遺伝しなかったようなので、甚だ残念です。

うっかり書き忘れるところでした。コーナー9「めぐりあひて、古典」は明日で終了予定です。大河ドラマにちなんだコーナーは毎年恒例となっていますが、今回は私が平安時代、そして古典文学の知識が乏しくて、制作にとても苦労したことを今でもたまに思い出します。ま、そのおかげで大河ドラマ「光る君へ」を濃く楽しめているので、これも役得なのかもしれません。コーナー9「めぐりあひて、古典」、本当に多くのご利用を頂きまして、ありがとうございました。次回のコーナーもどうぞ宜しくお願い致します。大河ドラマ特集、もちろん来年も制作予定です。次は江戸時代ですね。

2024年05月19日(日)

数週間前の休日に祖母の三回忌法要のため、久しぶりに石川県へ行ってきました。

3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸となってから初めての石川県です。新聞やテレビでも報道されていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、今回の延伸で名古屋から金沢方面へのアクセスは残念ながら、かなり不便になってしまいました。

これまでは、名古屋から「特急しらさぎ」に乗れば、米原駅で座席の回転を忘れなければ2時間以上のんびりと過ごせたのですが、今回の延伸によって米原駅と敦賀駅で計2回の乗り換えが必要となり、さらに料金もググっとアップ!・・・と、ほんの数分だけ到着が早くなるものの、一言で言えば踏んだり蹴ったり。じゃ、高速バスに乗れば?・・・と思われるかもしれませんが、午前中の法事には高速バスでは間に合わないのです。遅刻は「される」のも嫌いですが、「する」のは耐えられません。

ということで、はじめて乗ってみました!北陸新幹線!!・・・文句もこのようにいっぱい書いていますが、何だかんだ言ってもピカピカでオシャレな車両なので、嬉しくなってしまいます。うーん、米原~敦賀間の在来線特急の車両と何たる格差・・・。ま、お値段も違いますけどね。

ただ、思っていたよりも面倒だったのが2回の乗り換え。座席に座り、落ち着いたと思う間もなく乗り換えの時間が近づいてくる・・・という厳しさ。電車では読書が基本の私にとっては、物語が進んだところで乗り換えのタイミングがやって来る、という理不尽な展開。うー、つらい。とはいえ、出発前に心配していた敦賀駅での乗り換え(在来線特急ホーム階である1階から3階の新幹線ホーム階への移動)はきちんと予習をしておいたのと、係の方がばっちり誘導してくれたので、無事に乗り換えることができてホッとしました。

2回の乗り換えも済み、無事に小松駅に到着。小松駅も前回利用した時とは比べものにならないほどキレイになっていました。恐るべし新幹線のチカラ・・・。確か20年くらい前は津島駅とそんなに変わらない駅だったようにも思うのですが・・・。小松駅では、以前「図書館だより」にも書いた、米原駅でコーヒーを自販機で買うのに苦労していた叔父とも無事に合流し、駅で予約しておいたレンタカーに乗り(私がドライバーでした!)、叔父宅に無事到着(次週に続きます)。

『メロディ・フェア』宮下奈都/著・・・福井県出身の作家・宮下奈都さんによる小説。大学を卒業し、地元・福井に戻り、ショッピングモールの化粧品売り場で美容部員として働く女性が主人公の小説。ということで、北陸新幹線、金沢~敦賀間、開業おめでとうございます!北陸新幹線がたくさんの幸せを運んでくれますように。願わくば、米原~敦賀間も延伸してほしい・・・。

2024年05月12日(日)

少し前の休日、コロナ禍を挟んで5年ぶりに「たじみ陶器まつり」へ出掛けてきました。

久しぶりの多治見は、駅前に大きな商業施設(中にはホテルまであるそうです)が新しく出来ていたり、オリベストリートにオシャレな複合施設が出来ていたり・・・、と「消滅可能性自治体(また書いてしまった)」で暮らす私には眩しいほど、キラキラと輝いていました。

「たじみ陶器まつり」も以前はオリベストリートにずらりとテントが並んでいたような記憶があるのですが、今回は歩いて行ける範囲内にいくつかの会場を設けて、会場を巡る方式になっていて、お散歩する気分で町を巡ることができ、とても楽しかったです。陶器のお店の方とお喋りするのも久しぶりでしたが、あー、やっぱり「陶器まつり」は楽しいなぁ・・・としみじみ思いました。ちょっと値引きしてもらえたり、ね。

陶器だけでなく、昔からお世話になっている商店街のお店でも買い物を楽しみ、さてそろそろ駅へ向かうか・・・と、歩き出したところで、天気予報どおりにポツリポツリと雨が降ってきたので、トートバッグから折り畳み傘を出して広げ、駅へ向かって歩き始めました。駅に到着し、折り畳み傘をカバンに戻そうとしたところで・・・「な、ないっ!」。そうです、「折り畳み傘の袋」がカバンを探しても見つかりません。「えー、どこかで落としたのかな??」。一瞬戻って探そうかと思いましたが、雨も降ってきたし、電車の時間も気になるところ。小さな落とし物を探して町を歩く余裕はなかったので、そのまま電車に乗りました。

うーん、どうしたものか・・・。さんざん迷いましたが、ひとまず傘をさして歩き始めたお店に問い合わせメールを送り、いつもお世話になっている商店街のお店にも相談のメールを送り・・・と、思いつく限りの問い合わせをさせて頂き、とても親切な対応をして頂いたものの・・・見つからず(大変お騒がせしました!)。

「あーあ、傘わりと最近買ったばかりなんだよなー」と思いつつ、折り畳み傘を購入した某アウトドアメーカーMのオンラインショップで試しに「傘」と入力して検索してみると・・・驚くほどの種類と色の「折り畳み傘の袋」が売られていました。「折り畳み傘の袋」だけを失くしてしまう人って、沢山いるのでしょうか?「良かった、私だけじゃないんだなー」となぜか安心しつつ、早速なるべくよく似た色と形の「折り畳み傘の袋」を選んで、ポチリと注文。現在は、真新しい「折り畳み傘の袋」が最初からこの傘を入れていましたよ、と言いたげに折り畳み傘を収納してくれています。便利な世の中ですが、落とし物には気を付けなきゃ!

『傘の自由化は可能か』大崎 善生/著・・・傘の話で長々と書いてしまったので、「傘」にちなんだ本を一冊。自由な傘を駅やコンビニに置いておき、使いたい人が使いたい時に使用できるシステムは可能か?・・・小説『パイロットフィッシュ』で語られていた主人公の夢が表題となったエッセイです。小説の中では「そんなことしたら、みんな家に持って帰ってしまうだけだ」と飲み屋のマスターは答えますが、その後実際に試行されたエピソードがエッセイで書かれています。さて、結果はどうなったでしょうか?・・・大崎さんは、昨年将棋の藤井聡太さんの王位就任式で、病気のため声帯を摘出したため、夫人である高橋和さんが代読された19分間の「声なき祝辞」が大きな話題となりました。私も読みましたが、グッとくるのを堪えることが難しい、大変心のこもった祝辞でした。ネットでも全文を読むことができるかと思いますので、私の拙い文章で興味をお持ち頂いた方は是非。

2024年05月05日(日)

今日は「子どもの日」。ゴールデンウィークも、いよいよ終盤ですね。先週も書きましたが、図書館はゴールデンウィークもいつも通り開館しています。グリーンフェスタ(@天王川公園)も良いですが、図書館もどうぞよろしくお願いします。

さて、サッカー男子AFC U23アジアカップ カタール2024、優勝しました!日本代表のタイトル獲得は、とっても久しぶりです!!いやー、素直に嬉しい。

ウズベキスタンとの決勝は劇的な展開だったそうですが、残念ながら深夜の中継だったため、この試合も録画観戦です。この「図書館だより」を書いている時点(4日土曜)では、まだ観られていません。若い頃の自分なら深夜でもリアルタイムで観戦していただろうなぁ・・・と思います。とても残念ですが、たまたま家族が体調を崩して寝ていたので(ただのカゼですが)、夜中に騒ぐのも迷惑かと思いまして・・・。

サッカー男子のパリ・オリンピックのアジア枠はわずか3.5(プレーオフに勝つともう1枠増えるので0.5表記です)。今回は、アジアの強豪チームである、韓国もオーストラリアもオリンピック出場権を逃しています。その中での優勝での出場権獲得とは・・・うーん、立派です。

パリ・オリンピック本番はオーバーエイジ枠を使うのか、予選では呼べなかった久保選手ら海外組の招集は可能か・・・なども話題となりそうですね。実は、パリ・オリンピックの組み合わせは既に発表されていて、日本はパラグアイ、マリ、イスラエルとグループリーグと対戦します。男子サッカーの初戦は現地時間の7月24日(水)19時キックオフ(日本時間25日(木)深夜2時)パラグアイ戦です。女子サッカーは25日(木)17時(日本時間26日(金)深夜0時)スペイン戦です。男女どちらも強いチームとの試合ですが、頑張ってほしいですね。私としては、試合当日までに時差に強い人間になれると良いのですが・・・。

『かぞえきれない星の、その次の星』重松 清/著・・・11の小さな物語が入った短編集です。第1作「こいのぼりのナイショの仕事」はコロナ禍で休校になった小学校を舞台に子どもたちを励ますため、こいのぼりが秘密の仕事に奮闘する姿が描かれる小説です。世界中の子どもたちにとって、今日がたのしい「子どもの日」となりますように。

2024年04月28日(日)

(い)さん、長年の土曜日担当お疲れ様でした。

隣に住んでいた親切な先輩住人が引っ越していくような寂しさを感じていますが、(い)さんも書かれていたように、これからも「図書館だより」は続きます。

今までと変わらず、私はこれからもなるべく皆さんに楽しんで頂けるような話を書いていければいいかなー、と思っています。(い)さんを爆笑させることを目標に、これからも頑張って書き続けますね。そして、次のお隣さん、どうぞよろしくお願いします。

「頑張れー!」と、毎週のように書いている、サッカーU23男子代表の「AFC U23アジアカップ カタール24」は決勝トーナメント1回戦カタール戦に勝利しました(パチパチパチパチ!)。

私のサッカーファン歴はまぁまぁ長いので、1996年のアトランタ・オリンピックでブラジルに勝った「マイアミの奇跡」も当然リアルタイムで見ていて、ワールドカップだけでなくオリンピックにも良い思い出がたくさんあります。オリンピックには「23歳以下」という年齢制限があり(オリンピック本番ではオーバーエイジ枠の招集もできますが)、だからこその面白さがあるように思います。

さぁ、あと1つ勝てばパリ・オリンピック出場決定です。準決勝の相手はイラクとなりましたね。1月のアジアカップのリベンジを期待しつつ、応援したいと思います。

んん・・・、まぁこれは仕方がないことなのですが、この大会は朝型の私にとっては時差が厳しいんですよね・・・。ここのところ諸般の事情でとても忙しいこともあり、リアルタイム観戦がなかなか出来ず、悔しいところです。

応援していて楽しいことの1つはサッカー好きの方と繋がることができること。「今日は試合ですね」と試合がある日に連絡をし、試合後は喜びだったり、ガッカリだったりを共有できるのは、幸せなことです。サッカーファンで良かったな、といつも思います。

ついうっかり書き忘れるところでしたが、先週火曜日の夕方に私も天王川公園の藤を見に行ってきました。(お)さんも書いていましたが、藤の甘い香りは実際に行かないと体験できません。天王川公園サービスセンターのインスタによると、この「図書館だより」を書いている現在は「散り始め」とのこと。美しい花筏が楽しめるようです。

火曜日もたくさんの方が写真を撮っていて、「消滅可能性自治体(笑、でいいですよね?)」とは思えないほど賑わっていましたが、先日のNHKの「まるっと!」や「ウィークエンド中部」、ほか「ドデスカ!」でも中継されていたようなので、今週末はさらに多くの人が訪れそうです。天王川公園付近の道路も混むかと思いますので、図書館へお越し頂く際はお時間に余裕を持ってお越し下さい。

例年と同じく、図書館はゴールデンウィークも開館しています。児童室では春の読書週間にちなんで「おはなし会」や「図書館deビンゴ」を行っています。藤もいいけど、図書館も・・・どうぞよろしくお願いします。

さて、今日の「図書館だより」ですが、文章の繋がりがおかしいな?・・・と気づいた方は鋭いっ!!各章の頭の一文字を読んで頂くと、メッセージが浮かぶかと思います。頼りない後輩ですが、これからも優しく見守っていて下さいね。パンダの話とワンコの話と美味しそうな食レポと、たまに書いて下さるライブの話が好きでした。あと、名前書いちゃってごめんなさい。

ま、「世界ふしぎ発見」の最終回のテレビ欄ほどうまくはできませんでしたが(「ん」が我ながら苦しいですね・・・)、楽しんで頂けたでしょうか?

2024年04月21日(日)

先週の水曜日、17日の夜に愛媛・高知県で大きな地震がありました。私は父方の田舎が高知県なので、朝起きてニュースで地震を知ってビックリしました。高知県の叔母に電話をしたところ、震度4の揺れだったためケガや被害はなく大丈夫、とのこと。元日には母方の田舎である石川県で大きな地震がありましたが、私の親戚が住む地域で大きな地震が続いており、モヤモヤしています。昨年、高知へ遊びに行った時に「高知ってほぼほぼ山だなー」とあらためて実感したばかり。山あいにある田舎は海もごく近いので、崖崩れや津波も心配です。そして、夜遅くの地震であれば高齢の叔母たちは坂が多い港町でどうやって避難するのだろう・・・と、心配になってきました。ここのところ、忘れる間もなく天災がやって来ているように思います。海部・津島地域は、もう何年も大きな災害に見舞われていませんが、「だからこそ」用心が必要なのかもしれません。愛媛・高知県の地震で被災された方々に、お見舞い申し上げます。

ここのところサッカーの話ばかり書いているような気もしますが、サッカー男子・パリオリンピック予選がいよいよスタートしました。日本は、見事な2連勝で決勝トーナメント進出を早々に決めました。パチパチパチ~!このような短期決戦では、試合を重ねながら経験を積んで強くなっていくことが大切です。ましてや、彼らはU-23世代の伸び盛り。第一戦の中国戦で退場になってしまった選手も必要以上に落ち込まず、前向きに頑張ってほしいとエールを送りたいです。前回の東京オリンピックは開催国で予選免除だったので、久しぶりのオリンピック予選ですが海外組も召集できませんし、ワールドカップよりも狭き門、ということで、うーん・・・ドキドキしますね。

さて、先週の「図書館だより」で「これから」と書いた八重桜ですが、先週後半は暖かいを通り越して暑い日が続いていたので、「少し早いかも・・・」と思いつつ、先週の休日に隣の県にある八重桜の名所へ山登りを兼ねて出かけてきました。全然、「これから」じゃなかったです。今が見ごろの満開でした!この日はとても暑かったけれど、満開の八重桜が今年も見られて幸せな一日でした。あー、キレイだったなー。

『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部 誠/著・・・先週は、2010年代の日本代表を引っ張ったキャプテン・長谷部誠選手の今シーズン限りでの引退が発表されました。2011年に出版されたこの本は、著者印税全額がユニセフを通じて東日本大震災支援のため寄付されています。流暢なドイツ語での引退会見を見ていると、引退後もどんな活躍をしてくれるのか、楽しみになってきますね。これからも変わらずに応援しています。お疲れ様でした!

2024年04月14日(日)

週間天気予報によると、本日の最高気温は26℃。ほんの少し前までダウンやフリースを着ていたような気がするのですが、早くも4月半ば。外へのお出掛けが楽しい季節ですが、まだまだ暑さに身体が慣れていないので、今日は熱中症にも用心しなくてはいけませんね。

例年よりもゆっくりと咲いた今年の桜は、開花から満開までがあっという間だったような気がします。風が強い日も多かったため、ソメイヨシノはかなり散ってしまい、今週末が見納めとなりそうですね。私が好きな八重桜はこれから、です。ほんの少し先に楽しみが待っていてくれるのは、幸せなことです。

先週の火曜日、9日の夕方にテレビのニュースをぼんやり見ていたら、津島市の隣の隣の市・稲沢市平和町の「桜ネックレス」が紹介されていました。私は趣味のひとつがウォーキングなので、桜が咲かない季節でもよくここを歩いているのですが、テレビ画面で見ると一層キレイに見えますね。遊歩道に流れているのは水路だとずっと思っていたのですが、「須ヶ谷川」という名前の川だということを今回はじめて知りました。よく歩いている場所でも知らないことがたくさんありますね。また、テレビでは「桜守」の男性2人が出演されていましたが、桜を守り育ててきた誇りが感じられました。先週は花見も兼ねて2回ほど「桜ネックレス」を歩いてきましたが、桜の写真を撮りに来ている人が多くて駐車場はほぼ満車でした。春を満喫する人々の笑顔を見ていると、こちらも楽しい気分になりますね。

昨日から天王川公園で「藤まつり」がスタートしています。藤はまだまだ一分咲きのようですが、藤まつり、およびグリーンフェスタ期間中は天王川近辺の渋滞が予想されます。図書館へお越し頂く際はお時間の余裕を持ってお越し下さい。私も遅刻しないように気を付けて通勤しようと思っています。

『炎の画家三岸節子』吉武 輝子/著・・・先月に放送されていた、テレビ東京系「新美の巨人たち」では「三枚の“桜の絵”日本人の魂・・・壮絶な物語」と題し、桜を描いた3つの作品が紹介されていました。そのうちのひとつが、一宮市出身の画家・三岸節子さんの「さいたさいたさくらがさいた」。93歳のときに描いた大作としてよく知られています。私も「一宮市三岸節子記念美術館」で鑑賞したことがありますが、桜が覆いかぶさるような迫力に圧倒された記憶があります。

あ、書き忘れるところでした。昨日から「AFC U23アジアカップ カタール24」が始まっています。この長いタイトルの大会、この夏開催されるパリ五輪サッカー男子予選を兼ねており、上位3チームがパリ五輪出場権を獲得できます(4位は大陸間プレーオフに出場)。パリ五輪世代はコロナ禍の影響で国際経験が少ない世代と心配されていますが、何とか出場権を獲得してほしいと応援しています。若者たち、頑張れ~!

2024年04月07日(日)

4月が始まり、早くも1週間を迎えようとしています。グランパスも3連勝中!・・・ということで、春真っ盛りですね。春の楽しみのひとつといえば、春野菜。ふんわりとした柔らかな春キャベツ、プリッとした食感が楽しいスナップエンドウ、ほのかな苦みが口に広がる菜の花、さらにタケノコやふき・・・と、野菜好きの私にとって、春は楽しみいっぱいの季節です。

「野菜好き」は家族そろってのことで、休日はよく農産物直売所へ買い物に行きます。新鮮な野菜や果物がお値打ちに手に入ることと、お目当てのモノが毎回買えるわけではないギャンブル性が農産物直売所の魅力。道の駅のような大規模なお店もあれば、地域の売店くらいの小さなお店もあり、それぞれここでしか買えない野菜や果物があるので、時間の余裕がある時は数軒ハシゴすることもしょっちゅうです。

今回はその中でも比較的こじんまりした農産物直売所で、今から1か月ほど前にあったお話です。そうですね・・・、10人くらいのお客さんでいっぱいになる小さな農産物直売所での出来事です。

その日、お店でお目当ての野菜や果物を首尾よくカゴに入れた母と私。あとは、他に何か美味しそうなモノはないかな~、とそれぞれお店の中をグルグル回っていたところに、私よりも少し年齢が上と思われる女性2人組がお店に入ってきました。2人はとっても賑やか。小さなお店なので、2人の会話は当然私にもよく聞こえてきます。そこへ耳に入ってきたのが・・・、

「〇〇ちゃん、見てみて!こっちにフキノトウがあるよ!!」と連れの女性を呼ぶ声。

・・・ん、フキノトウって今日売っていたっけ?・・・と私がぼんやり思っていると、

「違う。」・・・お店に短く低い声が響きました。

え、誰?・・・と思っていると、まさかの母の声です。え、なぜ?・・・。次の瞬間、「わぁー、教えてもらっちゃったぁ!!」という、賑やかな女性たちの笑い声が店内に響きました。

後で確認してみると、2人が「フキノトウ」と言っていた野菜は「子持ち高菜」(ちゃんとお店の札にも書いてあり、「フキノトウ」にはあまり似ていないように思いました)。ま、確かに「違う」けれど、それを口に出して言わなくても良いのでは?・・・と母に尋ねてみると・・・「だって、間違えて天ぷらにして食べちゃったら、大変だと思ったんだもん」とのこと。うーん、親切なのかもしれないけれど、初対面の人に向かって突然言うかなぁ~?そして、言い方ってものがあるのでは??・・・ま、色々と疑問は残りますが、2人が朗らかで明るい方たちで良かったです。

『道草料理入門 野山は自然の菜園だ』大海 勝子/著・・・ふきのとうを使ったレシピが掲載されている本です。ふきのとうのピクルスが美味しそう!他に『農家が教える野菜の収穫・保存・料理 おいしいレシピ229』にも、「ふきみそ」の作り方などが紹介されていました。ちなみに、ちょっと調べてみたら「子持ち高菜」も天ぷらで食べることができたようです。「大変」じゃなかったんですね・・・な、なんのこっちゃ。

2024年03月31日(日)

ここのところ諸般の事情により、毎日一番風呂に入っています。これまで特に意識したことはなかったのですが、一番風呂って良いものですね~。毎年冬になると、(き)家では泡が出るタイプの入浴剤「〇ブ」を愛用しているのですが、一番風呂の人は泡がブクブク出る状態のお風呂を楽しむことができる!・・・というステキな特権があったことを、今回はじめて知りました。また、「〇ブ」の残りが少なくなってくると、小さくなった「〇ブ」がブワッと浮いてくるので、それを手のひらで包むと泡がブクブク出てくる状態を手のひらで体感できるのも面白いな、と毎日思っています。

さて、今日で3月も終わりです。この「図書館だより」を書いている日(3月29日・金曜日)の朝に放送されていた情報番組に、この日に最終回を迎えるドラマ「不適切にもほどがある!」主演の阿部サダヲさんが「あのスーツ」を着て出演していました。うっかり、ドラマの振り返り特集を見入ってしまい、遅刻するかと思いました(汗)。昭和と令和、両方の時代を知っているからこそ、こんなにハマっていたのかもしれませんが、オフライン時代とオンライン時代の両方を経験している私たちは、もはや貴重な時代の生き証人の世代なのかもしれませんね。それにしてもドラマが終わっちゃうのは寂しい・・・。これが「ロス」っていうんですかね?

この春は、「ブラタモリ」のレギュラー放送が終了、「世界ふしぎ発見!」も昨日30日が最終回(テレビ欄がオシャレでした)、「世界一受けたい授業」も気が付けば終了していました。さらに、「アンビリバボー」はビートたけしさんがストーリーテラーを卒業、関口宏さんも「サンデーモーニング」を卒業・・・と、特に熱心な視聴者だったわけでもないのですが、長く出演されていた方々の卒業や長寿番組の最終回が多く、時代の移り変わりを感じています。それにしても、「ブラタモリ」の最終回は驚くほどいつも通り。さすが、タモリさん!格好いいっ!!・・・特番でたまに復活してくれると良いんですけどね。

3月といえば年度末ですね。明日からは図書館も新年度を迎えます。新年度もどうぞ宜しくお願い致します。個人的な話ですが、ここのところ身内が体調を崩したり、お世話になっている方がケガで療養されたり、1か月ほど前に私自身も10年ぶりくらいで胃腸風邪になったり、好きなミュージシャンの体調も心配だったり・・・と、健康の大切さ、有難さを日々痛感して過ごしています。新年度は「心身の健康」を第一の目標に掲げて働こうと思っています・・・。とはいえ、ここのところ暖かくなってきたこともあり、ほわっと暮らしていましたので、そろそろテキパキと仕事を進めていかなくてはいけませんね。パリ目指して頑張ります。

『バスボムレシピ カラフル!シュワシュワ!』篠原 由子/著・・・オリジナルのバスボムの作り方が紹介されている本です。身近な材料で作ることができるそうなので、気になる方は是非。
『ブラタモリ 15 名古屋 岐阜 彦根』NHK「ブラタモリ」制作班/監修・・・『ブラタモリ』は1巻から18巻まで、この図書館で所蔵しています。「ブラタモリ」で心に残った回はいくつかありますが、やはり自分にとって縁のある場所が特集されていると熱心に見ていたように思います。最近だと「木曾三川」の回が興味深かったです。

2024年03月24日(日)

ここのところ寒い日が多いと思っていたら、先週は雪がちらつきましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸が過ぎてから雪が舞うのを見たのは、はじめてのような気がします。

さて、サッカー日本代表のワールドカップ2次予選。21日(木)に満員の国立競技場でホーム・北朝鮮戦がありました。後半ちょっとドキドキする場面もありましたが、遠藤選手・谷口選手の交代出場で守備が落ち着き、開始2分の先制点を守って無失点勝利!これで、3戦3勝のグループB首位独走となりました。

あー、良かった・・・とホッとしていたのですが、来週平壌で行われる予定だったアウェイ戦の中止が急遽決まり、現時点(22日金曜日)ではどうなるのかは決まっていない、とのこと。うーん、ビックリ。

そういえば、2月にパリ五輪最終予選の女子代表も平壌での試合が急遽中止となり、中立国・サウジアラビアでの試合となりましたね。試合3日前の急な変更で、選手たちも暑さ対策が大変そうでした。FIFAの決定待ちのようですが、選手たちの負担にならないような形に落ち着いてくれると良いな、と願っています。来週どこで試合をやるのか(そもそも試合があるのかも)分からないなんて、選手も不安でしょうね。

そうそう、グランパスやっと勝ちました。点も取れました。まだまだ始まったばかりです。これから、に期待していますよ。

『「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ』守田 英正/著・・・21日の北朝鮮戦でもスタメン出場した守田選手の著作です。守田選手は、アジアカップ敗退後に戦術面での改善を森保監督に訴えたことが話題になりましたね。個人的には、監督に対してきちんと意見を言うのはプロだったら当然のことだと思うし、チームの成長を思えばむしろ大切なことだと思いますが・・・。ま、意見には個人差もありますので。

2024年03月17日(日)

以前にも、この「図書館だより」で書いたことがあるような気もしますが、ここ数年マイブーム(@みうらじゅんさん)となっているのが、ラジオを聴くこと。

そもそものきっかけは、私の好きなミュージシャンが地元・北海道のラジオ局でレギュラー番組をスタートしたものの、東海地方ではオンエアがなかったこと。仕方がないので、毎月いくらかのお金を払うとエリアフリー機能(日本全国のラジオ局が聴くことができるサービス)を使うことができる「〇ジコ」の有料会員となり、さらに自分が好きなミュージシャンや作家さんがゲストで出演した回を聴いたことをきっかけに毎週欠かさず聴くようになった番組がどんどん増えてしまい、マイブームに至る・・・というわけです。そのおかげでテレビを見る時間も、配信を見る時間も(期間限定配信なのに!)全くありません。毎週欠かさず、2時間の番組を2本、1時間半の番組1本、30分番組を1本、さらに隔週の1時間番組を1本・・・と聴いているので、それはもう大忙し。

少し前に放送されたNHK「あさイチ」でも、今どきのラジオをはじめとする音声メディアの楽しみ方が特集されていましたが、コロナ禍以降ラジオの人気が定着しているそうですね。ラジオはテレビと違って目を空けることができるので、家事をしながら(水仕事は除いて、です)、耳と頭は楽しむことができるのが有難いですね。

と、そんな事情で毎週聴くことになった、関東ローカルのAM放送某ラジオ番組で紹介されていたのが「穴掘り動画」。美しく深い穴と流れるようなチームワークに感動してしまう「穴掘り動画」は「成田ゆめ牧場」の公式YouTube「第22回全国穴掘り大会」で見ることができると思いますので、興味のある方は是非。あー、やっと書けましたよ、この話!

さて、話は変わりますね。名古屋グランパスが「図書館だより」に書いても敗けて、書かなくても敗けています。この「図書館だより」を書いている15日(金)の時点では3連敗でぶっちぎりの単独最下位!・・・およよ、です。昨日の試合は勝ってくれていることを信じていますが、どうなったのでしょうか?

『日本男児』長友佑都/著・・・14日に、21日・国立競技場、26日・平壌で開催される2026年ワールドカップ2次予選・北朝鮮戦に臨む日本代表選手の発表があり、長友選手の2022年カタールワールドカップ以来の電撃復帰が話題となりました。「5回目のワールドカップ出場への通過点」のコメントが長友選手らしいな~、と思います。アウェイでの北朝鮮戦は通算成績2分2敗で、実はまだ勝ったことがないので、見事今度こそ勝利することを期待して応援しようと思います。長友選手、アジアカップの敗退に落ち込んでいる若者たちに戦う背中を見せてやって下さいね。
『話すチカラ』齋藤孝/著・安住紳一郎/著・・・「穴掘り動画」が紹介されていた、関東ローカルのAM放送某ラジオ番組はTBS安住アナが担当しています。私にとっての安住アナとは「THE TIME」でも「情報7daysニュースキャスター」でもなく、圧倒的にこの関東ローカルのAM放送某ラジオ番組。齋藤孝先生は安住アナの大学時代の恩師にあたる方で、齋藤先生は今でも「安住君」と呼んでいるそうです。

2024年03月10日(日)

明日は3月11日。東日本大震災から13年となります。今年は元日に石川県能登地方で大きな地震があった影響か、昨年よりも東日本大震災を振り返る報道が増えているように感じています。

(この先はネタバレになってしまうので、まだ見ていない方は飛ばして読んで下さい)1か月ほど前の「図書館だより」で毎週楽しみに観ている、と書いたTBSドラマ「不適切にもほどがある!」では、1995年1月の阪神淡路大震災が作中に描かれていました。こういう描き方もあるのか!・・・と、あらためて宮藤官九郎さんの脚本の凄さに驚かされました。そうでしたね、宮藤さんといえばNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で東日本大震災を鮮やかに描いた方でした。うーん、本当にすごい回でした。

先日、テレビのニュースを見ていたら、福音館書店から月刊絵本雑誌「かがくのとも」1980年1月号として刊行された、石川県の「輪島朝市」を描いた『あさいち』(当館では2008年に出版された特装版絵本を所蔵)を復刊する、と紹介されていました。福音館書店は石川県創業の出版社(創業当初は書店だったそうです)。売上の一部は能登半島地震災害義援金として日本赤十字社に寄付されるそうです。ニュースを見て気になってしまい、さっそく借りて読んでみましたが、朝市のおばあちゃん達のお喋りが聞こえてくるような楽しい絵本で、「あ、これは買わなくてはいけない本だ」とすぐに思いました。

「忘れずにいること」って本当に難しいな、と思います。「忘れること」も生きていくためには大切なことなのでしょうが、地震から2か月が経っても困っている人がたくさんいることや、東日本大震災のような大きな災害はいつ起こっても不思議ではないことを、忙しい日常を送る中で忘れてしまうことがつい多くなってしまいます。そんなことを思っていた時に知った福音館書店からの「息の長い支援」がステキだったので、ここにも書かせて頂きました。

あ、今回も「穴掘り動画」の話を書くスペースがなくなってしまいました・・・ま、面白い話は次週以降に。

漫画家の鳥山明さんが亡くなられました。津島市民としては「ドラゴンボール」よりも「ヨシヅヤのヨッタン(諸説あるそうですが・・・)」でしょうか?「ほぼドラゴンボール世代」なので悲しいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

もうひとつ、お知らせを。コーナー6「追悼・小澤征爾さん」は明日までの予定です。追悼コーナーを設置した頃、新聞に村上春樹さんが小澤征爾さんを追悼された文章を寄稿されていて、小澤さんの温かな人柄が伝わるステキな文章で心に残りました。小澤征爾さんのご冥福をお祈り申し上げるとともに、図書館利用者の皆さんにはたくさんのご利用を頂きましたことを心よりお礼申し上げます。

2024年03月03日(日)

今日は「ひなまつり」ですね。子どもの頃に「ちらし寿司」や「はまぐりのお吸い物」を作ってもらい、晩ごはんに美味しく食べた思い出がありますが、大人になった現在は炭水化物を夜はあまり摂らないようにしていたり、はまぐりは高級品になってしまって買えなくなったり・・・という事情もあり、「ひなまつり」の日もごく普通の夕食を食べています。たぶん今日も。つまらない大人になったな、お前!・・・と、子どもの頃の自分に言われてしまいそうですね。

水曜日に(★)さんも書いてくれていましたが(気に掛けて下さって、本当にありがとうございます!)、コーナー9「めぐりあひて、古典」が先月28日(水)からスタートしました。詳しい内容はこちらで見て頂けますので(Goさん、いつもステキにまとめて頂いて感謝申し上げます)、どうぞご覧ください。5月の下旬まで展開しておりますので、末永くどうぞ宜しくお願い致します。あーー、これでようやく大河ドラマ「光る君へ」を落ち着いて観ることができます・・・。

さて、先週の水曜日28日に女子サッカー・パリ五輪アジア最終予選第2戦北朝鮮戦が行われ、日本代表が勝利。めでたくパリ五輪出場を決めました!パチパチパチパチ・・・!!「山下選手の1ミリ」も素晴らしかったですが、熊谷キャプテンの安堵の涙にグッときてしまいました。熊谷キャプテンがドイツ・ワールドカップでPKを決めた20歳のころから知っているので、つい感情移入してしまいます。

実は、この「図書館だより」にサッカーの話を書くと負ける・・・という負のジンクスが続いています(案の定、先週書いたグランパスの開幕戦は負けました!くぅぅー、書かなきゃ良かった!!)。ということで、しばらくは大事な試合の前は「図書館だより」に書かないようにしようと思います。応援よろしくお願いします・・・と書けないのは甚だ残念ですが、今年は閏年のオリンピックイヤーなので、担げる験はすべて担がないとっ!!

ということで、この次のコーナーはパリ、オリンピック、パラリンピックあたりをテーマに制作する予定です。パリ、行ったことありませんが、いつものように頑張って妄想して制作しようと思います。ま、しばらくはノンビリしようと思っていますが、「♪次と、その次と、その次と~」・・・と、コーナーも人生も続いていくわけです。

「穴掘り動画」の話はたぶん来週書きます。引っ張ってごめんなさい。

『おひなさまの平安生活えほん』ほりかわ りまこ/作・・・「ひなまつり」の由来や、雛道具の使い方、さらに、おひなさまのモデルとなった平安貴族の暮らしまで教えてくれる行事の絵本です。
『スポーツグラフィックナンバー 2024年3月7日号』・・・テーマは「サッカー日本代表 リーダーの法則 逆境の主将論」。歴代日本代表キャプテンの特集で、なでしこの熊谷キャプテンも登場しています。ただし、最新号のため貸出はできません。館内でご覧ください。あ、そういえばお隣の愛西市に「愛知県フットボールセンター愛西(愛称は「貝沼建設 花はすフィールドあいさい」だそうです)」が4月1日にオープンするそうですね。先月24日のオープニングセレモニーでは、私たちの世代のキャプテンといえば!・・・の宮本恒靖日本サッカー協会専務理事や岩渕真奈さんがキックインセレモニーに登場されたそうです。うぅ、知っていれば見に行ったのに!!

2024年02月25日(日)

早いもので2月も間もなく終わりですね。2月の終わりといえば、Jリーグ開幕です。この「図書館だより」を書いている時点(23日金曜日)では、開幕戦の結果はわかりませんが、グランパスが勝っているといいなー、と心の底から思います。

「2月の終わりといえば、Jリーグ開幕」と書きましたが、2026-2027シーズンからJリーグも「秋春制」に移行しますね。「秋開幕」といわれても全くピンときませんが、真夏の試合で身体を酷使していた選手のコンディションのことや、海外移籍、ACLの日程等を考えると、実りある改革になるのでは、と期待しています。問題は、雪が降る地域ですよね・・・あと、私は寒がりなので、冬のスタジアム観戦は厳しいかも。

ずーっと応援しているグランパスも昨季は堅守を誇っていましたが、シーズンオフに移籍した選手が多く、別のチームみたいですね。早く新しい選手を覚えなくては!昨シーズンは後半がさっぱりの成績でしたが、今シーズンは待望のタイトルを期待しています(毎年期待しています!)。あと、コロナ禍やスケジュールの都合でずっと出来ていないのですが、今年こそはスタジアムで生観戦したい、いや、しよう!・・・と思っています。いつにしようかな~。

最後にお知らせを。コーナー8「追悼2023」、「2024年は昭和99年!愛しの昭和レトロ」は、突然ですが明日で終了となります。たくさんのご利用を頂き、ありがとうございました。コーナーの本を見てくださっている方をカウンターから見かけるのは、担当者にとって幸せな瞬間です。次回コーナーも楽しんで頂ける内容となっていることを、ほぼ完成した今となっては願うばかりです。

(O)さんが書いてくれていた「穴掘り動画」の話は、また今度ゆっくり。今週はちょっと短めとなります。ご容赦ください。

『この夏の星を見る』辻村深月/著…2月の終わりといえば、入試シーズンですね。先週行われた愛知県公立高校入試国語では、辻村深月さんの『この夏の星を見る』から出題されたそうです。現在も予約が複数入っている人気作家さんの新刊から出題されるとは、愛知県教育委員会もなかなかオシャレなことを・・・と思ったのですが、どうやら東京都、群馬県、埼玉県などでも、この作品から出題されたようです。受験生の皆さん、受験シーズンも終盤かと思いますが、体調に気を付けて頑張ってください。応援しています。

2024年02月18日(日)

ニュースなどを見て、既にご存知の方も多いかと思いますが・・・勝ちました、女子バスケ!!パリ五輪出場決定、おめでとうございます。先週の「図書館だより」にも書いたように、私は録画観戦でしたが、山本選手の最終クォーター残り40秒での得点。バスケ素人の私が見ても本当に凄いプレーだったな~、と思います。この試合で21得点を挙げた山本選手は今大会のMVPにも選出されました。重ねて、おめでとうございます。あ、パリ五輪といえば、サッカー女子なでしこジャパンも間もなくパリ五輪予選の試合がありますね。こちらも気合いを入れて応援しようと思っています。

さて、先週の後半は季節外れの暖かい日が続きましたね。そんな暖かい日の夜、いつものようにスヤスヤ寝ていると「ぷ~ん、ぷ~ん」という音・・・。何と!まだ2月だというのに、オデコを蚊に食われてしまいました(布団から出ていた唯一の皮膚がオデコだったのかもしれません)。ビックリ!・・・ということで、ものすごーーく眠かったのですが、慌てて収納から電子蚊取りを取り出し、スイッチオン。加湿器と電子蚊取りを並べて使ったのは、生涯はじめてかもしれません。うーん、今年の夏も暑いのかなぁ・・・?

そういえば、『枕草子』で清少納言も「眠たいと思って横になっていると、蚊が顔の周りを飛び廻っていて、ムカつく・・・」と書いています。1000年前から私たちは蚊と戦ってきたんですね・・・と、もうすぐ出す予定のコーナーのフリみたいになってしまいましたが、今回はこの辺で。1000年経っても人の心ってそんなに変わらないんじゃないかなー、と思いつつ、次のコーナーを作っています。そろそろラストスパート、頑張ります!

『女子バスケットボール東京2020への旅 歴史を変えた最強チームの真実 世界一への挑戦。速くて美しいバスケはこうして作られた』小永吉 陽子/編著・・・東京五輪から早くも4年、じゃなくて3年ですね。前回銀メダルだった日本、パリではどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。
『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門 知って遊んで闘って』一盛 和世/編著・・・研究者、防虫メーカー、公衆衛生の専門家ら総勢26名が執筆に参加した、という蚊の入門書。今年の夏の予習になるかもしれません。
『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ/著・・・先週の大河ドラマ「光る君へ」では、ファーストサマーウイカさん演じる清少納言が初登場しましたね。平安装束、なかなか似合っていてステキだな、と思いました。

2024年02月11日(日)

日本、負けてしまいましたね~(サッカーアジアカップ・イラン戦のことです)。勝負だから負けることもあるのは当然だと常々思っていますが、1対2の点数差よりも悪い内容だったな・・・と思います。決勝はヨルダン対カタール。イランに勝った開催国カタールが有利なようにも思いますが、どうなりますかね?

アジアカップは早々に終わってしまいましたが、来月にはワールドカップアジア2次予選・北朝鮮戦2試合があります。下を向いているヒマはありません。きちんと反省して、前向きに頑張ってほしいと思います。それにしても、2週間前の図書館だよりで「史上最強と言うのは、まだちょっと早いんじゃないかなー」と書いたら、この結果!こわっ!!・・・ということで、しばらくはポジティブな言葉だけを書くことにしましょう。明るく、楽しく、優しく、です。

ところで、女子バスケもオリンピック世界最終予選真っ只中です。4チーム中3チームに出場権が与えられるという厳しい戦い。この「図書館だより」を書いている時点(10日土曜日)での日本の成績は1勝1敗。残り1試合にパリ五輪出場権を賭けて挑むことになりました。この3試合、幸いなことにBSで中継されています!ただ、時差が厳しいので、残念ながら録画観戦です。スイマセン。津島市ゆかりの山本麻衣選手もスタメンで出場。163cmと小柄ながら、機動力を武器に大活躍。3ポイントをガンガン決めてて、格好良いですね。ラスト1試合を勝ち、パリ五輪でも輝く姿を見たいと思いつつ、応援しています。

ずーっとスポーツ観戦の話しか書いていないので、少しだけ別の話を。1月にスタートした金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」を毎週楽しみに観ています。ドラマの舞台は1986年と2024年。どっちの時代も知っている世代(1986年は子どもでしたが)なので、「懐かしいなー」と思いつつ、「時給が上がっていない」や「託児所が別館にあって遠い」など、鋭い!・・・と思う場面もあり、毎回感心しています。最初はビックリしたミュージカルの場面も回を重ねるごとに楽しみになってきました。それにしても、毎週楽しみにしているドラマがあるって有難いなー、と思います。金曜日が来るのが楽しみです。

『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』みうらじゅん・宮藤官九郎/著・・・私が好きなみうらさんと「不適切にもほどがある!」の脚本家・宮藤官九郎さんの共著。男と女の間に友情は成立するのか、戦争はなぜなくならないのか・・・など、世界中の難題をお2人が話し合う、というステキな内容です。

最後にお知らせです。日本を代表する指揮者の小澤征爾さんが2月6日に亡くなられました。昨年から世界的に活躍されているミュージシャンの訃報が続いており、悲しいです。図書館では、コーナー6「追悼・小澤征爾さん」と題した追悼コーナーを設置し、著作やCDを紹介しています。この機会に手に取って頂き、「世界のオザワ」の世界に触れて頂ければ・・・と思います。

2024年02月04日(日)

ほぼ先週の続きとなります。サッカー・アジアカップの日本対バーレーン、勝ちましたね!

この「図書館だより」を書いている時点(2日金曜日)では、昨日のイラン戦の結果は出ていませんが、中2日のハードな日程なので、総力戦となるかと思います。イランは強いチームですが、今回は地上波テレビ中継もあるので、勝って、たくさんの人たちと喜び合いたいなぁ、と心から思います(色々と心配なこともありますので・・・)。

2024年の本屋大賞ノミネート10作品が発表されましたね。今年は珍しく(?)10作品中、2作品を読んでいました。先見の明がある・・・というわけでもないでしょうが、ちょっと嬉しいものですね。今年、私は年賀状の「お年玉切手シート」が2枚当たりましたが、それと同じくらいの嬉しさです。

・・・えーっと、スイマセン。現在、次回コーナーの制作が立て込んでおり、そちらの仕事に全力で集中しなくては完成しないような気がしてきたので、今週の「図書館だより」はここまでとなります。2月の整理休館日(27日)に出す予定なので、しばらくは短めの内容となるかもしれません。ご容赦下さい。仕事が落ち着いたら、また楽しい話を書きます。

『ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活』クォン・ナミ/著・・・「仕事」ということで思い出した、わりと最近読んだ本。日本語の本を韓国語に訳している翻訳家のエッセイです。「人との関わりを好まず、永遠に家にいられる」というくだりにグッときました。30年間で300冊翻訳した、という仕事量には驚かされました。うーん、仕事ぶりは見習いたい・・・。

2024年01月28日(日)

★さんも画像をあげていましたが、先週の週の半ばにこの地域でも雪が降りました。何だかんだいっても、毎年1回は雪が降るなぁ・・・と思います。24日・25日は愛知県の私立高校の一般入試の日だったそうです。ただでさえ緊張する入試なのに心配ごとが増え、受験生・保護者の方々は大変だったかと思います。お疲れ様です、春が待ち遠しいですね。そういえば、先週山を歩いていたら早くも紅梅が咲いていましたよ。

先週の「図書館だより」で書きかけたサッカー日本代表・アジアカップですが、グループリーグ第2戦・イラク戦、負けちゃいました。うぅ、地上波中継でたくさんの方が観てくれていたのに・・・残念っ!ま、日本が良くない、というよりもイラクが強かったです。しかし、2試合連続2失点は反省ですね・・・と、書いたところで第3戦・インドネシア戦は3-1の勝利。めでたくグループリーグ突破を決めました。パチパチパチパチ。さぁ、ここからは、負けたら終わりのトーナメント戦です。まずは31日(水)のバーレーン戦、誰が試合に出ても楽しみなのが今の代表かと思うので、誰が出ても見事に勝つだろうと期待しています。そろそろ三苫選手も出場できそうですし、楽しみです。

さて、現在開催中のアジアカップから遡ること数週間ほど前、(おそらくアジアカップの宣伝も兼ねて)森保監督がたくさんのテレビ番組に出演されていました。明石家さんまさん、加藤浩次さん、勝村政信さん・・・といった、サッカー経験者の方々との対談ももちろん良かったのですが、個人的に一番面白かったのが「徹子の部屋」。他ならぬ黒柳徹子さんが相手ということもあって、ご家族の話や愛犬の話、ずっと応援してくれているご両親のエピソードなど、普段聞くことができない話をにこやかに話されていて、とても面白かったです。徹子さんが、森保監督からサイン入り代表ユニフォームをプレゼントされて、とても喜んでおられたのも可愛らしかったですね。昨年秋に出版された『続 窓ぎわのトットちゃん』も話題となった黒柳徹子さん、お歳を重ねられても好奇心いっぱいで素敵だなぁ、と思います。年齢がバレるので本当は言いたくないんですけど、実は私、「徹子の部屋」と同い年なんです・・・。そんな事情もあって、今日の「徹子の部屋」のゲストは誰かな?~、と新聞のテレビ欄をふだんもチェックしてしまいます。お互い良い年齢を重ねていきましょうね。これからも面白い番組を楽しみにしています。

『スポーツグラフィックナンバー 2024年2月15日号』・・・久しぶり、のような気もする「ナンバー」のサッカー日本代表特集です。表紙は久保建英選手。“日本代表「史上最強論」”というタイトルが眩しいですが、それを言うのはまだちょっと早いんじゃないかなー、とウン十年も代表を見ている私はチラリと思ったりもします。最新号のため、まだ貸出はできません。館内でご覧下さい。
『「徹子の部屋」の花しごと』石橋恵三子/著・・・「徹子の部屋」第1回から一度も欠かさず花を生けてきた著者による回想録です。当然ながら花を生けた回数も1万回となるんですね。す、すごい・・・。

2024年01月21日(日)

少し前の話となります。

ある日、2階の自室から1階へ降りると、ものすごくヘンな匂いが漂っていました。んん・・・この匂いは、もしかしてカメムシの匂い?え、どこから入った??・・・不思議に思いながらも、台所にいた母に「ねぇ、何かカメムシ臭くない?」と尋ねると、「やっぱり、そう思う??さっきから、ずーっと(カメムシを)探しているんだけど、どこにもいないんだよねー」とのこと。

「え、でも凄いカメムシ臭いよ」・・・そう言いつつ、2人で匂いを辿ってみると、どうやらカメムシの匂いは台所から漂っているようです。ということで、買い物に持ち歩いていたエコバッグや勝手口・・・と、台所付近でカメムシが侵入してきそうな箇所を探しましたが、カメムシは一向に見つかりません。うーん、でも絶対に台所だと思う・・・と、あちこちの匂いを嗅いでいると、クッキングヒーターに載っている小松菜を茹でている鍋がカメムシ臭い!!

むむむっ、犯人(カメムシ)はここにいるのか?・・・と思い、母に「ねぇ、この鍋がカメムシ臭くない?」と聞くと、「茹でる前に小松菜を洗った時にはカメムシなんていなかったよー」との答え。いやいや、絶対この鍋だって・・・私は菜箸を手にし、鍋の中の茹で上がった小松菜を点検。小松菜をひっくり返したり、突ついたりすること数度・・・こ、これはもしや・・・小松菜の根元にまるで、小松菜の芽のように付いている緑色の固まり・・・み、見つけた、カメムシだっ!!

ということで、茹で上がった小松菜はカメムシとともに廃棄処分し(鍋は入念に洗いました)、一件落着となりました。「緑色のカメムシだったから、小松菜の保護色になってて気付かなかったんだねー」と母に言ったところ、「色が緑だったのもあるけど、茹でる前のカメムシは全く匂わなかったので気付かなかった」とのこと。

ん、本当にそんなことがあるのか?・・・気になったので少し調べてみると、カメムシは危険を感じたときに匂いを発するそうです。そりゃあ、茹でられたら危険だと思うよね・・・いやいや、収穫された時は大丈夫だと思ったのか?お店で並んでいた時は危険ではなかったのか?うちの冷蔵庫は安全だと思ったのか?小松菜を洗っている時は平気だったのか?・・・など、カメムシの危険察知能力については疑問が募るばかりですが、小松菜を茹でる前にはカメムシが付いていないか、よくよく確認することをオススメします。

『わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話』鈴木海花/文・はたこうしろう/絵・・・2021年の課題図書だったので、ご記憶の方もいるかしれません。残念ながら、今回の「カメムシ小松菜と茹でちゃった事件」は「宝もの」にはなりませんが、私と母にとっては忘れがたい思い出となりそうです。あー、臭かった・・・。

さて、サッカー日本代表。アジアカップ初戦は、懐かしのトルシエ監督率いるベトナム戦・・・ちょっと焦りましたね。とはいえ、見事な逆転勝利。この「図書館だより」を書いている時点(19日、金曜日の午後)では、まだ第2戦イラク戦の結果は出ていませんが、久しぶりの地上波中継!良い試合で勝利し、またまたサッカーで盛り上がれたらいいなー、と思います。この話の続きを来週楽しく書けているといいですね。

2024年01月14日(日)

「弁当忘れても、傘忘れるな」という言葉を聞いたことがありますか?・・・これは、金沢をはじめとする北陸地方で昔から伝わる言葉です。晴れていると思っていても、突然土砂降りや雷雨になることもある・・・という、この地域ならではの気候風土が生んだ言い伝えで「とにかく傘だけは持っていけ」という先人からの教えです(ちなみに金沢市内では、観光客が急な雨で困らないよう、傘の無料貸出サービスをしているそうです)。

元日の地震の後、この季節の能登地方は毎年のことながら荒れた天気が多く、冷たい雨や降り続く雪の中を泥まみれになって、救護活動にあたっておられる警察や消防、自衛隊、医療関係者の方々の映像を見ると、収まらない余震が続く中での活動に頭が下がる思いです。また、寒さ厳しいこの季節に被災された方々が、依然として電気・水道・通信環境が整わない不自由な避難生活を送っておられることを心配しています。少しでもお身体を労わってお過ごし下さい。

年末に石川県の親戚が送ってくれたお餅があまりにも美味しくて、1度につき2個と決めているのに、ついあと少し・・・とオーブントースターに入れてしまいます。子どもの頃は草餅がこの世で一番美味しいと思っていましたが、豆餅やきび餅の素朴な魅力に気づき、(もう20年以上前からとっくに大人なのに)「大人になったなぁ、私・・・」と食べるたびに思っています。美味しいものがいっぱいある石川県、一日も早く穏やかな暮らしが戻ってきますように。

・『心の傷を癒すということ』安克昌/著・・・間もなく、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から29年目を迎えます。元日の能登半島地震と同じ真冬の大地震だった阪神淡路大震災のことを、この頃よく思い出しています。この本は、自らも被災しながら被災者の心のケアに奔走した精神科医による本です。NHKでドラマ化され、後に劇場版も制作されたので、ご存じの方も多いかもしれません。「心の傷を癒すということ」は精神医学や心理学に任せてすむことではない。社会のあり方として、今を生きる私たち全員に問われていることなのである・・・」。作中にこんな言葉があったことを今でもよく覚えています。29年が経とうとする今でも変わらない思いが詰まった大切な言葉として、当館では所蔵のない本ですが紹介させて頂きました。
『工芸王国金沢・能登・加賀への旅(別冊太陽)』・・・九谷焼や輪島塗、金沢箔、加賀友禅など伝統工芸が盛んな石川県。どのページを見ても、うっとり・・・。美味しそうなお寿司の写真も載っています。回らない方の、です。

さて、いよいよ今日はサッカー日本代表、アジアカップ初戦のベトナム戦です。ケガを抱えている選手も多いようですが、もちろん優勝を期待しています。睡眠不足と戦いつつ、応援しています!あ、遠藤選手、日本代表とJ1歴代最多出場記録を持っているのに、会見なしでの引退発表・・・「らしくて」格好良かったです。
『観察眼』遠藤保仁・今野泰幸/著・・・どの監督からも信頼され、3大会連続でW杯に出場した遠藤選手の言葉からは、サッカーでの「頭の良さ」とはどういうことかを教えられます。「楽しいサッカー人生でした」と話されていましたが、私も遠藤選手のプレーを観ていると、いつも楽しかったです。長い間、ありがとうございました。

2024年01月07日(日)

穏やかな晴天に恵まれた元日の夕方、石川県能登地方で大きな地震がありました。

この「図書館だより」にも何度か書いていますが、私の母は石川県の出身です。母のふるさとは今回甚大な被害を受けた能登地方ではなく、石川県南部の加賀地方に位置する山間の小さな町です(市町村合併するまでは「小さな村」でした)。地震後に連絡が取れた叔父によると、これまでにない大きな揺れだったけれどもケガ等はなく建物にも被害はなかった・・・とのことでしたが、母のふるさとである石川県がよりにもよって元日に大きな災害に見舞われるという状況に、言葉もなく、ただ驚いています。

テレビを点けていると、母の田舎でもよく見られる大きな黒い瓦屋根が特徴的な家屋が倒壊している映像がよく流れます。また、被災された方たちのインタビューを聞くと、母の田舎と同じ語尾に独特な抑揚がつく方言がで話されていて、胸が潰れるような思いで毎日ニュースを見ています。

元日の地震から数日経った現在でも安否不明となっている方がとても多く、なお現在も余震が続いています。また、明日からは能登地方では大雪という予報も出ており、厳しい寒さの中での避難生活となり、体調を心配しています。今回の地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げますと共に、被災された方々の救護活動にあたっておられる方に感謝申し上げます。どうか、1人でも多くの命が救われますように。

最後となりましたが、新しい年となりました。今年も津島市立図書館をどうぞ宜しくお願いします。

『恋文の技術』森見 登美彦/著・・・クラゲの研究のため京都から能登半島の人里離れた研究所に飛ばされた大学院生が主人公の小説。のとじま水族館や能登鹿島駅の桜トンネルといった名所だけでなく、ローカルなショッピングセンターや小さな書店といった、地方の小さな町で生活する人なら誰もがわかる生活感に共感する小説です。被災された方たちが、一日でも早く穏やかで当たり前の日々を取り戻すことができますよう、願っています。あ、天狗ハムは私も大好きです。
『NHK連続テレビ小説まれ お菓子レシピブック』辻口 博啓/監修・・・2015年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「まれ」の舞台は能登地方。パティシエを目指す女性が主人公でしたが、スイーツ監修を担当されたのは石川県出身のパティシエ・辻口さんでした。私も石川県に行くと、辻口さんがプロデュースする「YUKIZURI」をよくお土産に購入しています。

2023年12月24日(日)

(O)さんも書いていましたが、大河ドラマ「どうする家康」が先週の日曜日に最終回を迎えました。

まだ見ていない方も多いかと思いますので詳しくは書きませんが、サプライズゲストあり(『吾妻鏡』も含めて「鎌倉殿・・・」最終回のお返しでしたね)、ドッキリあり・・・の賑やかな最終回だったと思います。殿、一年間お疲れ様でした。一年間、楽しませていただきました。

「どうする家康」といえば、現在展開中のコーナー8「追悼2023」で取り上げさせて頂いた、作家の平岩弓枝さんのご先祖は、徳川十六神将の一人・平岩親吉なんですよね。「どうする家康」ではお笑いトリオ「ハナコ」の岡部大さんが演じていましたが、頬のあたりが少し似ているような気がします。気のせいかもしれませんが・・・。

ちょうど1年前の今頃、コーナー9「家康、天下泰平への道」の作成をしていたことを懐かしく思い出します。ということで、現在は来年1月からはじまる、大河ドラマ「光る君へ」関連のコーナーを制作中です。相変わらず探り探りで進めているので、先はまったく見えていませんが、2月末には出したいと思っています。いや、出さなきゃ!・・・です。

さて、年末のこの季節はなぜか誕生日を迎える友人が多く、「良い一年となりますように」というメッセージをスマホからだったり、カードに書いたりで送ることが多いのですが、年賀状の添え書きみたいだなー、と毎年思います。しかし、毎年友人に「おめでとう」とお祝いできるのは当たり前のことではなく、お互い元気に過ごせたからのこと。「おめでとう」の言葉を届けることができることに感謝しなくてはならないですね。

今日はクリスマスイブですね。先週後半は強い寒波にブルブル震えていましたが、クリスマス以降は少し暖かくなるようです。さて、今回の「図書館だより」が私にとって今年最後の回となります。皆さん、良いお年をお迎えください。年明けの図書館は、4日(木)からの開館となります。

『嘘かまことか』平岩弓枝/著・・・平岩さんがご先祖・平岩親吉について触れているのが、この本。コーナー8「追悼2023」は、26日(火)の休館日に少しだけリニューアルし、伊集院静さんらコーナー設置後に亡くなった方を追加して紹介する予定です。気になる方は、ぜひ覗いてみて下さい。
『孫と私の小さな歴史』佐藤愛子/著・・・今年11月に満100歳のお誕生日を迎えられた作家の佐藤愛子さん。この本では、トトロやコギャル、海賊などの扮装姿で作り続けたお孫さんとの2ショット写真付き年賀状と、その制作秘話が描かれます。年賀状が気になるこの季節にオススメの心あたたまる爆笑エッセイです。
『シネマコンプレックス』畑野智美/著・・・今日はクリスマスイブなので、クリスマスにちなんだ本でもう1冊。郊外のシネコンを舞台に、クリスマスイブの午後から夜までを慌ただしく働くスタッフたちの一日がそれぞれの視点から描かれていく小説。ちなみに、畑野さんはシネコンでのバイト経験があるそうです。

2023年12月17日(日)

先週は暖かい日が続きましたが、今日から急激に寒くなるそうですね。寒暖差が激しい今年の冬ですが、気付けば12月も後半。年末が近づいてきています。図書館では、12月29日(金)から1月3日(水)までの年末年始休館に伴い、現在3週間の貸出をしています。お正月休みに今までなかなか読めなかった長編の読みものにじっくりと挑戦してみてはいかがでしょう。

さて、今年の私は(自分で言うのもヘンですが)立派なことに、すでに年賀状が完成しているのです!!偉いなぁ~、私。誰も褒めてくれないので自分で褒めていますが、今月はじめの暖かい日が続いた頃、たまたま半日ポカっと時間が空いたので、「暖かいうちに年賀状を作っとくか!」と思い立ち、制作しておいたのです。ここ数年、親戚からも「年賀状しまい」のご挨拶を頂くことや亡くなられた方もあり、年賀状の枚数も全盛期の3分の2ほど。私も昭和生まれなので、郵便受けに入りきらない程の枚数の年賀状が輪ゴムで綴じられて届いた時代を懐かしく思うこともありますが、葉書のお値段も上がっているので・・・ま、これくらいでいいかな、とも思います。

年末といえば、1週間ほど前に「2023Jリーグアウォーズ」が開催され、今年の年間MVPをヴィッセル神戸の大迫選手が受賞しました。得点王と合わせてのW受賞です。足のケガなどもあり、昨年のカタールW杯に落選した悔しさをバネにヴィッセル神戸を初優勝に導いた大活躍!文句なしの初選出です。おめでとうございます。ただ・・・最終節で私が応援している名古屋グランパスがヴィッセル神戸に負けて、ヴィッセル神戸の優勝が決まっているのでビミョーだったりもするのですが・・・。来年は奮起しましょう、グランパス!

この半年間ずーっと楽しみにしていた2週連続のライブがめでたく大感動で終わり(2週続いたのはただの偶然です)、2023年は終わったような気がしていましたが、たくさんの元気を2人から貰えたので、残り少なくなった2023年、もう少し頑張って次回コーナーの制作を進めようと思っています。あ、年末といえば「みうらじゅん賞」の発表がありますね。これを見なくては2023年は終わりません!今から楽しみです。

『小野伸二 ベルベットパスへの軌跡』小西弘樹/著・・・12月3日、サッカー元日本代表でコンサドーレ札幌の小野伸二選手が引退しました。現役最後の試合は、プロキャリアをスタートした浦和レッズ戦。私もテレビ中継を録画して見ましたが、グッとくるものがありました。小野選手のサッカーをしている時の楽しそうな顔、大好きでした。これからも応援しています。

2023年12月10日(日)

この「図書館だより」を書いている時点(8日の金曜日です)では分からないのですが、今日は12月とは思えない季節はずれの暖かさとなっているようです。寒いのは苦手なので、暖かいのはありがたいのですが・・・何かヘン。この反動で来年の夏が今年以上の猛暑となったらどうしよう・・・と少し心配しています。

昨日行われた「クリスマス会」もおそらく過去最高気温の「クリスマス会」だったのではないでしょうか?ハワイではサーフィンに乗ってサンタさんがやって来る・・・といわれているそうですが、近い将来日本へもサーフィンに乗ってサンタさんがやって来るようになるかもしれません。それはそれでステキなのかもしれませんが。

さて、今回は「図書館だより」でまだ書いていなかった、コーナー8「2024年は昭和99年!愛しの昭和レトロ」について少し書こうと思います。

そもそものきっかけは、そういえば来年って昭和だと何年だっけ?・・・という、ふとした疑問からでした。調べてみると、何と来年は昭和99年!・・・道理で私も老けてくるわけです。ま、私のことはともかく、2022年の調査によると日本の総人口に対する昭和生まれの人は70%を超えるそうです。つまり、ほとんどは昭和生まれ。うーん、これはそろそろ昭和を振り返ってみるのも良いかも・・・ということと、若者の間で「昭和レトロブーム」が続いているらしいということで、誕生したのが今回のコーナーです。

「昭和レトロブーム」といえば、先月の「マツコの知らない世界」では「昭和レトロ喫茶店の世界」が放送されていましたね。平成生まれの若者2人が「昭和レトロ」について熱く語っていたのが印象的でした。昭和生まれとしては褒められてばかりだと少し照れますね。実際に昭和を生きてきた者としては、昭和のあの頃も良いことばかりではなかったし、「昭和レトロ」の世界が当たり前で「エモい」とは思ったこともないけれど、今振り返ってみると同い年の子がいっぱいいて賑やかな時代だったなー、と思います。

仕事とはいえ、個人的にはとても楽しく作ったコーナーでした。じっくりと調べて作りこんでいくコーナーも良いですが、肩の力を抜いて気軽に楽しめる本を集めたコーナーも好きです。懐かしさの中に新しさを感じられるコーナーになっているといいな、と思っています。2月下旬まで展開している予定ですので、手に取って楽しんで頂けると嬉しいです。さて、(毎週書いてる気がしますが)そろそろ次のコーナーの制作を頑張らなくては!

『Pen 2021年1月1日・15日号』・・・特集テーマは「昭和レトロに癒されて。」です。今ひとつよく分かっていなかった「昭和レトロブーム」について詳しく教えてくれたありがたい雑誌です。とても助かりました!
『のげしとおひさま』甲斐信枝/さく・・・11月30日に絵本作家の甲斐信枝さんが93歳で亡くなられました。昔、NHKのドキュメンタリー番組で取り上げられたのを見たことがきっかけでファンになり、友人のお子さんにこの絵本をプレゼントした思い出があります。たくさんの素敵な作品を残していただき、ありがとうございました。

2023年12月03日(日)

29日(水)に★さんも書いていましたが、先月24日に作家の伊集院静さんが亡くなりました。私は、熱心なファン・・・とはいえませんが、作品の8割方を読んでいます。好きな作家の一人でした。近年のベストセラー『大人の流儀』シリーズよりも、かなり前に「週刊文春」で連載されていた「二日酔い主義」が好きで、その当時出版されたエッセイをよく読んでいました。早世された弟さんのことや前の奥様のことを思って書かれた文章を、当時からウン十年経った今でも覚えています。

小説では、90年代に発表された『乳房』『海峡』3部作や『ノボさん』が心に残っていますが、一番好きな作品は作家の故・色川武大さんとの交流を描いた『いねむり先生』。ネタバレしたくないので詳細は書きませんが、よくぞ書いて下さったな、と思う傑作です。ほかにも、入試によく出題されることで有名な『機関車先生』など、読みやすい文章で丁寧に書かれた小説が多く、もっとたくさんの方に読んで頂きたい作家だと思います。

伊集院先生といえば「モテ」エピソードでよく知られていますが、とにかく人に(とりわけ辛い立場にある人に)優しい人という印象が私にはあります。先生、あたたかな作品をたくさん届けてくれて、ありがとうございました。ゆっくりとお休み下さい。

冬がやって来てから訃報が続いていて、とても悲しいです。、コーナー6「追悼・伊集院静さん」コーナー8「追悼2023」重ねてどうぞ宜しくお願いします。「追悼2023」については、コーナー設置後に亡くなられた方を追記する形でプチリニューアルを今月末に予定しています。その準備も進めつつ、次回コーナーの下調べも少しずつ進めていかなくては・・・。ま、こちらは気長に取り組みます。

『戦後70年わたしの戦争体験』・・・著者のうち3人(森村誠一さん、畑正憲さん、松本零士さん)がコーナー8で紹介させて頂いた、今年亡くなられた方でした。3人も含まれる著作は正直とても珍しいので紹介させて頂きました。
『光と影を映す だからドラマはおもしろい』山田太一/著・・・先月29日に「ふぞろいの林檎たち」で知られる脚本家の山田太一さんが亡くなられました。山田太一さんの作品も今月末のプチリニューアル後の「追悼2023」で紹介する予定ですので、よろしくお願いします。
『Treasure collection Kan best』・・・先月12日にシンガーソングライターのKANさんが亡くなられました。今年はミュージシャンの訃報が多く、音楽好きとしてはとても辛いです。大ヒットした「愛は勝つ」も名曲ですが、このCDに収録されている「まゆみ」や「言えずのI LOVE YOU」、収録されていない「健全安全好青年」を友人にカセットテープにダビングしてもらい、中学生の頃によく聴いていたなぁ・・・と懐かしく思い出しました。Hちゃん、元気かな?

2023年11月26日(日)

蔵書点検も無事に終了し、昨日から図書館は開館しています。「本・雑誌のリサイクル」も同じく昨日からスタートしました。1年に2度しかない機会ですので(雑誌は1年に1度きりです)、気に入った本や雑誌がありましたら、どうぞお持ち帰り下さい。お役立て頂けると、とても嬉しいです。

特別整理休館中には、サッカーの日本代表戦が2試合ありました。どちらも文句なしの快勝!素晴らしい!!ワールドカップ2次予選は今後も格下相手との対戦が続きますが、たくさんの選手、さまざまな戦術を試しつつ、日本代表がどんどん強くなることを願いつつ応援しています。アジアでの試合なので、ケガだけは用心してほしいところですが・・・。

多くのメディアで取り上げられていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、2戦目のシリア戦は放映権料等の問題でテレビの生中継もインターネット配信もありませんでした。うーん、さびしい・・・。まだまだワールドカップ2次予選は続きます。お金の問題なので難しいことも多いかと思いますが、サッカーファンの1人としてリアルタイムで日本代表を応援できる環境になることを心より願っています。

最後にお知らせを。特別整理休館中にコーナー替えの作業をしました。コーナー8「追悼2023」「2024年は昭和99年!愛しの昭和レトロ」がスタートしています。詳しくは、次週以降の「図書館だより」で書こうと思っていますが、ひとまずどうぞ宜しくお願い致します。

『スポーツ観戦を楽しむ本 図解でわかりやすい!』・・・スポーツのルールや、観戦のポイントなどをわかりやすく解説する本です。ところで、「サッカー観戦が趣味」と言うと、よく言われるのが「オフサイドがわからない」の言葉。うーん・・・、ヘタな説明を聞くよりも100試合ぐらい観れば、誰でもわかるようになるんじゃないかな~、と常々思っています。オフサイドがあるから、サッカーは面白いんですけどね。
『世界のスポーツ名場面再現!イラスト版スポーツ大全』・・・トップアスリートの名場面をイラストで再現したスポーツ図鑑。児童書ですが、大人が読んでも楽しめる本。なかなか良いイラストです。

2023年11月12日(日)

高知の旅篇、続きです。

さて、今回の旅の最大の目的はお墓参り。コロナ禍以来、数年ぶりに叔母達と再会することができました。叔母達は土佐弁でいう「はちきん」を絵に描いたような人達。快活で誰に対してもオープンな人柄。うーん、相変わらず賑やか!お墓参りというしんみりした場面でも、笑いが絶えません。よく冷やしておいてくれた缶ビールを墓前に供えて手を合わせた時に、自分でも思いがけないことでしたが「あー、ようやくコロナ禍が終わったんだ・・・」という気持ちになりました。叔母達も私達も元気でまた会えて良かったです。その後、海鮮料理(「清水サバのお刺身」も「ウツボのたたき」もとても美味しかったです!)を私と従姉妹にご馳走してくれた叔母達、ありがとう!近いうちに、今度は母と伺います!!

他にも、足摺岬へ行ったり(カメムシが凄かった!)、「にこ淵」で「仁淀ブルー」を見たり(あまりにもキレイだったのでスマホの待ち受けにしました)、桂浜で龍馬像と写真を撮ったり(龍馬の目線の高さの「やぐら」が組まれている時期でした)・・・と高知観光を満喫してきたのですが、やはり今年の高知県といえば朝ドラ「らんまん」。高知県立牧野植物園にも行ってきました。実は、植物園へはこれまでも何度か訪れていたのですが、毎回唸らされるのがミュージアムショップの充実ぶり。今回もお値打ちだった来年のカレンダーやポストカードなどを購入しました(昨日放送された、テレビ東京系「新美の巨人たち」は牧野富太郎の「大日本植物志」でしたね)。

植物園は平日ということもあり、お年寄りの方が朝ドラ「らんまん」の思い出話をしながら、ゆったりと過ごしている姿をよく見掛けました。先月に放送されたNHK「日曜美術館」の「建築家・内藤廣 世界一複雑な都市計画を率いる男」の回では、植物園内の「牧野富太郎記念館」も取り上げられていました。木の温もりを生かした空間は居心地が良くて、何度も何時間でも過ごしたくなる空間でした。また行きたいな~。

『らんまん 上』『らんまん 下』長田 育恵/作・中川 千英子/ノベライズ・・・そういえば、朝ドラ「らんまん」でも万太郎の姉・綾さんが自分のことを「はちきんの強情っぱり」と言っていましたね。島崎和歌子さん、広末涼子さん、西原理恵子さんなど・・・高知県出身の女性有名人には元気な人が多いな、と思います。
『有川浩の高知案内』有川 浩/案内・・・高知出身の作家・有川浩さん(2019年からは「有川ひろ」表記にペンネームを変更されています)によるガイド本。少し前に出版されたものでしたが、今回の旅の参考にさせて頂きました。有川さんが「日本一おいしい餅」と絶賛されていた茶屋餅、絶品でした!他にも、有川浩さんには、小説『県庁おもてなし課』が高知県を舞台にした作品として、よく知られています。そういえば、今回の旅で気づいたのですが、高知県にあるのは「高知ナンバー」のみ、なんですね。「尾張小牧」とか「一宮」など、色々なナンバーのある愛知県に住んでいるので、ビックリしました。高知県民の大らかさを象徴しているような気もします。

最後になりますが、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」は本日で終了となります。多くのご利用を頂き、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。明日からは特別整理休館のため、この「図書館だより」もお休みとなります。さて、いよいよ蔵書点検がスタートします!ここのところ暑いくらいの気温が続いていたので、蔵書点検が近づいているという実感は全くなかったのですが、蔵書点検スタートと同じタイミングで寒波がやって来るそうです。うぅ、寒いのは苦手なのに・・・。インフルエンザも流行っていますので、体調管理に気を付けて乗り切りたいと思います。11月25日(土)、美しく整った図書館でお待ちしています。寒くなりますので、皆さんもお身体大切にお過ごし下さい。また、25日(土)は「本・雑誌のリサイクル」初日です。入口玄関ホール付近では混雑が予想されますが、予めご承知おきください。寒さ対策もお忘れなく!

2023年11月05日(日)

半月ほど前、お墓参りも兼ねて従姉妹と高知県を旅してきました。旅行中は信じられないほどの好天に恵まれ、(結果、日焼けしてしまいましたが・・・)陽射したっぷりの南国土佐の秋を旅してきました。

旅行中は普段はしないことがしたくなるもので・・・日本酒を飲んだり、朝風呂に入ったり、宿のテラスで星空を眺めたり・・・と、色々なことをしたのですが、今回人生はじめての「ジップライン」体験をしました。

「ジップライン」とは、山や森などの自然の中に架けられたワイヤーロープにベルトとハーネスを装着し、プーリーと呼ばれる滑車を使って滑り降りるアウトドア・アクティビティのこと。空を飛んでいるような「浮遊感」と、ゴール地点まで一気に滑り降りていく「スピード感」を味わえること、そして特別な技術を必要としないため気軽に楽しめることから、最近人気を集めているそうです。

私が体験したのは、その名も「四万十川ジップライン」。日本最後の清流・四万十川の上空に渡したワイヤーロープを一気に滑り降り、220メートルの上空から四万十川の絶景を楽しむ、というもの。

平日だったため、当日そろそろ着くかな~、という時間になったところでスマホから予約を入れ(便利な時代ですね)、受付へ。スタッフの方がハーネスを装着してくれます。その後、安全にジップラインを楽しむための注意事項などがまとめられた動画を10分ほど視聴。うっかり後ろを向いてしまった時は足を一蹴りすると元に戻ることや、プーリーの扱い方、必ず足から着地すること・・・はじめての体験なので、一瞬も見逃さないように真剣に動画を視聴しました。高いところは嫌いではないけれどスピードは苦手な私と、どちらも大好きそうな従姉妹。いざ、対岸のスタート地点へワゴン車に乗って移動します。

お、思っていたよりも高い・・・と、内心ビビりながらもワクワクした気持ちで、従姉妹と並んでスタート位置に立ちます(2人並んで体験できるので)。スタッフのカウントダウンで、デッキから足を離し、スタート!・・・わわわ、思っていたよりも速い~。景色がどんどん開けていきます。と、ここで何の拍子かくるりと後ろ向きになってしまった私。事前に動画で教わった通り、足を一蹴りすると(私の蹴りのパワーが強すぎたのかもしれませんが)くるりと一周回って再び後ろ向きに。いや、そんな筈は・・・と、もう一度一蹴りしても、またも後ろ向きに(後ろからスマホで動画を撮影していた従姉妹は「なぜ足をあんなにバタバタさせているんだろ?」と思ったそうです)・・・。ということで、四万十川上空からの絶景を堪能することは殆ど出来ず、足をバタバタさせるだけで30秒ほどのフライトは終了。着地も教わったとおりの足からではなく、腕から着地(これは何故そうなったのか今でも分からないのですが、ウッドチップが敷き詰められているのでケガはしませんでした)。ゴール地点で待っていたスタッフの方に「絶景は楽しめましたか?」と満面の笑顔で尋ねられたものの、「うーん、あんまり覚えてない」と苦笑いを浮かべつつ、答えるほかありませんでした。

ふと目を向けると、ゴール地点には「2回目の方は1000円で体験できます」と書かれたチラシが・・・きっと私と同じように絶景を見逃した人向けなんでしょうね。もう少し時間があれば、1000円払って次こそ絶景を堪能したかったです。とほほ。

高知の旅篇、来週も続きます。

『栗しごとと栗のお菓子』下園 昌江/著・・・ジップラインを運営する「道の駅四万十とおわ」に併設された「おちゃくりカフェ」は、四万十川を眺めながら栗スイーツが楽しめる人気カフェ。私も「しぼりたてモンブラン」を頂きました。うーん、また食べたい!

2023年10月29日(日)

今回は、ここ数週間書きそびれていたサッカーの話を。

日本代表は、今月13日(金)にカナダ戦、17日(火)にチュニジア戦と国際親善試合がありました。結果は、4対1、2対0と、2試合続けての完勝。パチパチパチ~!

第1戦のカナダ戦は、ケガから復帰した中山選手と昨年のカタールW杯以来となる南野選手がスタメン復帰。2人とも気持ちの入ったプレーで魅せてくれました。少し前に公開された代表の公式YouTubeチャンネルで、板倉選手と中山選手の対談が公開されていました。昨年のカタールW杯では代表26人に選ばれたものの、メンバー発表直後の試合でアキレス腱断裂の大けがを負い、辞退することとなった中山選手。4年に1度しかないW杯を諦めるのはつらい決断だったと思いますが、対談では「ケガはやりきって迎えた結果。落ち込むよりも、その瞬間から次の大会のことしか考えていなかった」と明るい表情を浮かべていました。前向きな言葉にこちらが勇気づけられました。

第2戦のチュニジア戦は、久保選手が大活躍でしたねー。諸々の事情で録画観戦となりましたが(しかも、最近ようやく見ることができた!)、所属クラブでの好調が窺える自信たっぷりのプレーが印象的でした。日本代表、本当に強くて良いチームになりつつあると思います。来月からは2026年W杯アジア予選もスタート、また年明けにはアジア王者を決めるアジアカップもあります。どちらも公式戦。親善試合ではない、負けられない戦いとなりますが、良い結果となることを祈りつつ応援しています。

Jリーグも終盤が近づき、多くの日本人選手が出場しているCLも盛り上がっています。サッカーが好きだと退屈することが全くなくて幸せだな・・・と、しみじみ思います。

『キャプテン翼 中学生篇 第1巻(VTR)』・・・今年6月、セルジオ越後さんらとともに、日本サッカー殿堂入りを果たした高橋陽一先生、おめでとうございます!10月からはTVアニメ「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」の放送も始まりました。1981年のマンガ連載開始から40年以上が過ぎ、令和の世となっても「ボールは友達!」は変わらぬ名言です。

2023年10月22日(日)

10月も20日を過ぎましたね。来月13日(月)からは特別整理休館が始まりますが、今年はまだ日中暑い日も多いせいか、まだまだ先のように思えてしまいます。

さて、9月末の「図書館だより」にも書きましたが、秋といえばテレビ番組の改編期。先月27日、毎週とっても楽しみに見ていたBS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」が最終回を迎えました。

美術をテーマとするテレビ番組には「ぶらぶら美術・博物館」の他にも、NHK・Eテレの「日曜美術館」、テレビ東京の「新美の巨人たち」等がありますが、この番組は何でも知っている山田五郎さんと、いつも自然体のおぎやはぎ、そして美術を楽しんでいることが画面から伝わってくるような高橋マリ子さんの4人の掛け合いが楽しく、いい意味で軽くて(軽薄、という意味ではありません)、美術館・博物館を身近に感じられる番組でした。まだまだ続くと勝手に思っていたので、終了すると知った時はとてもビックリました。

出演者・スタッフの皆さん、13年半という長い間お疲れ様でした。小木さんの絶妙な「へぇ~。」が、もう聞けないのかと思うと寂しいです。

『へんな西洋絵画』山田五郎/著・・・何でも知っている山田五郎さんが、「へんな」西洋絵画にツッコミを入れながら、詳しく西洋美術を教えてくれる一冊。あぁ、もうこのツッコミを聞けないのか~。悲しいなー。
『国立西洋美術館の名作』国立西洋美術館/監修・岡崎素子/著・・・「ぶらぶら美術・博物館」の最終回は、「国立西洋美術館ベストコレクション」でした。『フランダースの犬』で主人公ネロが憧れていた画家ルーベンスの作品で、番組でも詳しく解説されていた「眠る二人の子ども」も掲載されています。また、国立西洋美術館といえばモネの「睡蓮」をはじめとする、松方コレクション!松方コレクション誕生秘話が描かれる原田マハさんの小説『美しき愚かものたちのタブロー』も超オススメです。

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