2021年08月21日の図書館だより

2021年08月21日(土)

NHKの朝の連ドラ『おかえりモネ』を見ていたら、医師役の俳優さんがアイスを食べた後に頭のこめかみ辺りをおさえて痛がるシーンが出てきました。
顔をしかめながら、「アイスクリーム頭痛です。一気に食べすぎたために、三叉神経が混線を起こしました。実は医学用語です。痛くなる人とならない人がいます。」というようなセリフがあり、へえ~、なるほど!と思いました。
俗にいう、「かき氷を食べると頭がキーンとする」という現象ですが、私自身は、かき氷を食べても頭が痛くなったことがないので、今までいまいち共感できていなかったのですが、みんながみんな痛くなるわけではないんですね。
医学用語であることも知らなかったので、驚きました。
かき氷といえば、「天然氷を使ったかき氷は頭が痛くならない」という噂?を聞いたことがあります。
調べてみると、人口氷はミネラルや空気などの不純物が含まれているので-10℃で溶けはじめるために低い温度で氷を削らなくてはいけないのに対し、天然氷は不純物が少ないので-10℃~-4℃まで少し温めることができ、冷たすぎない温度で削ることができるからだそう。
そして、不純物の少ない天然氷は水分子同士がかっちり結合しているため固い氷になり、とても細かく削ることができるので、盛り付ける時に空気がより含まれて、ふわふわなかき氷になるそうです。
昔はガリガリタイプのかき氷が多かったですが、最近はふわふわタイプのかき氷を出すお店が増えてきましたね。
トッピングや盛り付けも豪華になり、まるでケーキのようなかき氷もあって、とってもおいしそうです。
今年はいろいろと無理かもしれませんが、来年は食べにいけるといいなあ・・・。

『にっぽん氷の図鑑&かき氷』原田 泉∥著 ぴあ
『かき氷 天然氷をつくる』(児童書)細島 雅代∥写真 岩崎書店

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