図書館だより :き

 

2024年06月09日(日)

今日は6月9日、「ロックの日」ですね。昨日の新聞に載っていた俳優の松重豊さんのインタビュー記事「ロックじゃねえ!」がとても素晴らしかったです。NHKで放送していた「おげんさんのサブスク堂」で松重さんが投書を読み上げた回も感動しましたが、昨日のインタビューも格好良かったです。うーん、良いものを見させてもらいました。

さて、先週の休日のこと。夕方、自宅で洗濯物を取り込んでいると、「おーい、(き)さん!」と私を呼ぶ声がしました。ん、誰?・・・と思い、声のする方向に顔を向けると、自転車に乗ったご近所のAさんが手を振っています。

「(き)さん、ビワ食べる??」との有り難い言葉に、「うん、食べる、食べる!」と即答。「頂きもので、傷がいっぱいあるけどねー」と話しながら、大きめのビニール袋に溢れんばかりに入ったビワを手渡してくれました。わー、嬉しい!年に何度か、こうして季節の果物を手渡してくれるAさんは、ヘルメットを被って自転車に乗ったサンタクロースのよう。おそらく80歳前後の年齢かと思われますが、自転車を元気よく漕いで、爽やかな笑顔で帰っていきました。

ということで、ここのところ毎日夕食後のデザートにビワを頂いています。毎日たくさん食べるので、右手の親指の爪が黒くなってきましたよ。ビワ、あまり買うことはありませんが、すっきりとした甘さで美味しいですよね~。ただ、ビワを食べていて毎回思うのが、やはりこのタネの大きさ・・・食べられる部分に比べて、タネのサイズが大き過ぎないか?そして、ちゃんと椅子に座ってお行儀良く食べているのに、毎回必ずタネがどこかへ飛んでいってしまい、食べ終わったら手を洗う前に拾おうと思っていたのに毎回拾うのを忘れてしまって、掃除をするとあらぬ場所からタネが出てくる・・・という、この「ビワあるある」。

「ビワって、昔からこのカタチだよねー」、「そうだね、子どもの頃から変わらないね」、「シャインマスカット的な革命って、ビワには起こらないのかね?」・・・と、ビワを食べながら、ほぼ毎日家族と同じような会話をしています。ちなみに「シャインマスカット的な革命」とは、皮ごと美味しく食べられる手軽さとその美味しさから、シャインマスカットがフルーツ界のスーパースターとなった革命のこと(葡萄といえば、かつてよく食べたのはデラウェアでした)。お値段が高くてなかなか買えませんが、冷蔵庫に冷やしてあれば皮ごとパクパク手軽に食べることができるシャインマスカットのような華麗な変身を、いつかビワも遂げる日がやって来るのでしょうか?まず最初は「タネなしビワ」とか??・・・ま、この素朴さがビワの良さのような気もしますが。

『ビワの絵本』なかい しげお/へん・あかいけ かえこ/え・・・ビワの歴史や種類、育て方などを紹介するほか、ビワの葉茶や湿布・入浴剤、さらにタネを使った杏仁豆腐の作り方まで教えてくれる児童書です。そうか、実以外のモノでブレイクする、という手がビワにはあるかもしれませんね。
・『アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録』清武 英利/著・・・現時点では当館で所蔵がなく、さらに今回の「図書館だより」とは全く関係のない話となりますが・・・少し前の新聞の広告に間もなく公開される映画「ディア・ファミリー」のとても重要なシーンが津島駅で撮影された、と載っていました。子どもの頃から利用してきた、あのレトロを超えたレトロな津島駅がロケ地となる日がもう来ていたとは!・・・くぅ~、大泉洋さん、生で見たかった!!

今回、ビワの話が長くなってしまったので、コーナー8「パリ×オリ×パラ」については、また次週以降に書こうと思っています。サッカー代表戦もあるし、他にもネタがあるような気がするので、もう少し先になってしまうかもしれません・・・。引っ張ってしまって、スイマセン。

 

2024年06月02日(日)

6月になりましたね。あと1か月ほどで2024年も折り返し、ターンです。出来たこと、出来なかったこと、やりたいこと、こりゃ無理だなーと悟ったこと・・・ま、色々ありますね。

さて、今から数週間ほど前に刈谷市美術館で開催されている「new born 荒井良二 いつもしらないところへ たびするきぶんだった」展を観に行ってきました。

刈谷市美術館、久しぶりです(前回伺ったのは、ちょうど10年前のレオ・レオニ展でした)。今回はお天気も良い日だったので、最寄りの刈谷駅から美術館へ歩いて行くことにしました。駅から徒歩10分・・・のはずだったのです。

まず、駅にあった「刈谷市美術館への案内図」を確認。駅前の交差点を背にして前に進む、のね。わかった!進む、進む、進む・・・おかしいな、こんな坂道が地図にあったっけ?・・・途中で疑問には思いましたが「刈谷市美術館への案内図」をきちんと確認してから出発しているのです。立ち止まる必要はありません・・・ということで、健脚にまかせて前に進む、進む・・・うーん、かれこれ20分以上歩いているのにヘンだな・・・と考え始めたところに見えてきたのが、小さなコースターとゴーカート!そして、たくさんの親子連れ(帰宅後に調べてみたところ、私とほぼ同い年の「刈谷市交通児童遊園」でした)!!

これはさすがに違う・・・またもや迷子になってしまったようです。ま、有難いことに令和の世ですので、スマホを取り出して経路を検索。うーん、なるほど・・・刈谷駅前の交差点を背にした方向がズレていたんですね。トボトボとスマホ片手に再び歩き始め、10分ほどで何とか刈谷市美術館へ到着しました(ちなみにお隣は刈谷市中央図書館さんでした)。と、遠かった・・・。ま、気候の良い時期なのでウォーキングを頑張った!・・・と、思おう。

荒井良二さんは昔から好きな絵本作家さんの1人ですが、コロナ禍の頃に『あさになったのでまどをあけますよ』という絵本にグッときてしまい、何度も繰り返し開いては読んでいました。コロナ禍もようやく落ち着き、「あさになった」タイミングでの県内の展覧会だったので、思い切って出掛けてみることにしたのです。立体作品の展示も楽しかったですが、やはり絵本の原画が素敵でした。作品の色合いを実際に鑑賞できて幸せだなー、としみじみ思いました。「あさになった」からか、心が晴れる思いになりました。

展示を全て鑑賞した頃にはすっかりお腹が減ってしまいましたが、残念ながら刈谷には土地勘が全くありません(土地勘があれば、そもそも迷子にはなっていないはず)。こんな時はどうするか?・・・私はいつも美術館の受付の方に「この近くでお昼を食べられるお店の地図ってありますか?」と声を掛けさせてもらっています。今回も、受付の方から「こちらをどうぞ」と「美術館周辺お食事MAP」を頂き、美術館から一番近いイタリアンレストランでランチを頂くことができました。ぱっと見では、なかなか入りづらい外観のお店でしたのですが、ランチはとても美味しくてお値打ち。かつ、お店の方のサービスも良かったので、近くにあれば常連になりたいな、と後ろ髪を引かれました。

それにしても、「迷子になってもちゃんと美味しいものが食べられる才能」があって私はラッキーだな、と思います。ホントは迷子にならなければね、もっと良いんですが・・・。

また書き忘れかけていました。新しいコーナー「パリ×オリ×パラ」については、次週以降にお知らせも追加して書こうと考えています。ひとまず、どうぞ宜しくお願い致します。

 

2024年05月26日(日)

(先週の続きとなります)叔父宅に到着後、久しぶりに会った親戚との再会を喜び、法要も無事に終了。堅苦しい喪服からいつもの服に着替え、会食後は自然と祖母の思い出話となりました。

能登から離れたこの田舎でも今年の元日の地震はひどく揺れたそうですが、生前の祖母は「福井地震は本当に怖かった」とよく話していたそうです。福井地震が発生したのは、昭和23(1948)年6月。私はもちろん、祖母にとって最初の子どもである母もまだ生まれていなかった頃です。第2次世界大戦後に発生した震災としては、東日本大震災、阪神淡路大震災に次ぐ3番目に多い犠牲者を出しており、当時20代前半だった祖母にとっては忘れられない震災体験だったのだろうな、と思います。

他にも、石川県といえば「加能ガニ」や「香箱ガニ」といったカニの美味しさでよく知られている県なのに、祖母は一度カニにあたって以来カニが食べられなくなってしまったことや(他の人が食べているのをジッと見ていたそうですが、羨ましかったのかもしれません)、野菜作り名人だった祖母が作っていたトウモロコシやトマトがとても美味しかったことなどが賑やかに語られました(私の親戚は皆お喋りなのです)。

祖母はコロナ禍真っ只中の時期に亡くなったため、私は田舎での葬儀に参列することができず、いまだに田舎では祖母が変わらず生きているような気持ちが抜けずにいましたが、祖母の思い出話をしているうちに「あー、おばあちゃんは本当に亡くなっていたんだな・・・」と実感させられました。私は「砂糖を丸めてハチミツを掛けたような」と形容されるほど、祖父母からはたいそう甘やかされた孫なので寂しさを感じます。特にこのような賑やかな場では、祖母がいたらどんなに喜んだかなぁ・・・と思います。

その後、レンタカーを再び運転して小松駅に戻り、予定通りの復路で帰宅しましたが、早起きや2回の乗り換え、そして慣れないレンタカー運転の緊張でやはり疲れていたんでしょうね・・・帰宅してから「しまった!応援消費しようと思っていたのに、お土産あまり買わなかった!!」と激しく後悔しました。うーん、次の機会があれば、石川県をもっとちゃんと応援したいものです。

『令和6年能登半島地震 特別報道写真集 2024.1.1』北國新聞社/編集・・・今年1月1日に発生した能登半島地震の全貌をとらえた写真集です。震災から間もなく5か月となります。間もなく北陸にも夏がやって来ますが、暑さ厳しくなりますのでお身体大切にお過ごしください。
『おばあちゃんすごい!』中川ひろたか/文・村上康成/絵・・・けん玉、お手玉、折り紙、あやとり・・・なんでも上手なおばあちゃんが登場する絵本です。私の祖母もとても器用な人で、子どもの頃に手作りの浴衣を送ってもらった思い出があります・・・私には遺伝しなかったようなので、甚だ残念です。

うっかり書き忘れるところでした。コーナー9「めぐりあひて、古典」は明日で終了予定です。大河ドラマにちなんだコーナーは毎年恒例となっていますが、今回は私が平安時代、そして古典文学の知識が乏しくて、制作にとても苦労したことを今でもたまに思い出します。ま、そのおかげで大河ドラマ「光る君へ」を濃く楽しめているので、これも役得なのかもしれません。コーナー9「めぐりあひて、古典」、本当に多くのご利用を頂きまして、ありがとうございました。次回のコーナーもどうぞ宜しくお願い致します。大河ドラマ特集、もちろん来年も制作予定です。次は江戸時代ですね。

 

2024年05月19日(日)

数週間前の休日に祖母の三回忌法要のため、久しぶりに石川県へ行ってきました。

3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸となってから初めての石川県です。新聞やテレビでも報道されていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、今回の延伸で名古屋から金沢方面へのアクセスは残念ながら、かなり不便になってしまいました。

これまでは、名古屋から「特急しらさぎ」に乗れば、米原駅で座席の回転を忘れなければ2時間以上のんびりと過ごせたのですが、今回の延伸によって米原駅と敦賀駅で計2回の乗り換えが必要となり、さらに料金もググっとアップ!・・・と、ほんの数分だけ到着が早くなるものの、一言で言えば踏んだり蹴ったり。じゃ、高速バスに乗れば?・・・と思われるかもしれませんが、午前中の法事には高速バスでは間に合わないのです。遅刻は「される」のも嫌いですが、「する」のは耐えられません。

ということで、はじめて乗ってみました!北陸新幹線!!・・・文句もこのようにいっぱい書いていますが、何だかんだ言ってもピカピカでオシャレな車両なので、嬉しくなってしまいます。うーん、米原~敦賀間の在来線特急の車両と何たる格差・・・。ま、お値段も違いますけどね。

ただ、思っていたよりも面倒だったのが2回の乗り換え。座席に座り、落ち着いたと思う間もなく乗り換えの時間が近づいてくる・・・という厳しさ。電車では読書が基本の私にとっては、物語が進んだところで乗り換えのタイミングがやって来る、という理不尽な展開。うー、つらい。とはいえ、出発前に心配していた敦賀駅での乗り換え(在来線特急ホーム階である1階から3階の新幹線ホーム階への移動)はきちんと予習をしておいたのと、係の方がばっちり誘導してくれたので、無事に乗り換えることができてホッとしました。

2回の乗り換えも済み、無事に小松駅に到着。小松駅も前回利用した時とは比べものにならないほどキレイになっていました。恐るべし新幹線のチカラ・・・。確か20年くらい前は津島駅とそんなに変わらない駅だったようにも思うのですが・・・。小松駅では、以前「図書館だより」にも書いた、米原駅でコーヒーを自販機で買うのに苦労していた叔父とも無事に合流し、駅で予約しておいたレンタカーに乗り(私がドライバーでした!)、叔父宅に無事到着(次週に続きます)。

『メロディ・フェア』宮下奈都/著・・・福井県出身の作家・宮下奈都さんによる小説。大学を卒業し、地元・福井に戻り、ショッピングモールの化粧品売り場で美容部員として働く女性が主人公の小説。ということで、北陸新幹線、金沢~敦賀間、開業おめでとうございます!北陸新幹線がたくさんの幸せを運んでくれますように。願わくば、米原~敦賀間も延伸してほしい・・・。

 

2024年05月12日(日)

少し前の休日、コロナ禍を挟んで5年ぶりに「たじみ陶器まつり」へ出掛けてきました。

久しぶりの多治見は、駅前に大きな商業施設(中にはホテルまであるそうです)が新しく出来ていたり、オリベストリートにオシャレな複合施設が出来ていたり・・・、と「消滅可能性自治体(また書いてしまった)」で暮らす私には眩しいほど、キラキラと輝いていました。

「たじみ陶器まつり」も以前はオリベストリートにずらりとテントが並んでいたような記憶があるのですが、今回は歩いて行ける範囲内にいくつかの会場を設けて、会場を巡る方式になっていて、お散歩する気分で町を巡ることができ、とても楽しかったです。陶器のお店の方とお喋りするのも久しぶりでしたが、あー、やっぱり「陶器まつり」は楽しいなぁ・・・としみじみ思いました。ちょっと値引きしてもらえたり、ね。

陶器だけでなく、昔からお世話になっている商店街のお店でも買い物を楽しみ、さてそろそろ駅へ向かうか・・・と、歩き出したところで、天気予報どおりにポツリポツリと雨が降ってきたので、トートバッグから折り畳み傘を出して広げ、駅へ向かって歩き始めました。駅に到着し、折り畳み傘をカバンに戻そうとしたところで・・・「な、ないっ!」。そうです、「折り畳み傘の袋」がカバンを探しても見つかりません。「えー、どこかで落としたのかな??」。一瞬戻って探そうかと思いましたが、雨も降ってきたし、電車の時間も気になるところ。小さな落とし物を探して町を歩く余裕はなかったので、そのまま電車に乗りました。

うーん、どうしたものか・・・。さんざん迷いましたが、ひとまず傘をさして歩き始めたお店に問い合わせメールを送り、いつもお世話になっている商店街のお店にも相談のメールを送り・・・と、思いつく限りの問い合わせをさせて頂き、とても親切な対応をして頂いたものの・・・見つからず(大変お騒がせしました!)。

「あーあ、傘わりと最近買ったばかりなんだよなー」と思いつつ、折り畳み傘を購入した某アウトドアメーカーMのオンラインショップで試しに「傘」と入力して検索してみると・・・驚くほどの種類と色の「折り畳み傘の袋」が売られていました。「折り畳み傘の袋」だけを失くしてしまう人って、沢山いるのでしょうか?「良かった、私だけじゃないんだなー」となぜか安心しつつ、早速なるべくよく似た色と形の「折り畳み傘の袋」を選んで、ポチリと注文。現在は、真新しい「折り畳み傘の袋」が最初からこの傘を入れていましたよ、と言いたげに折り畳み傘を収納してくれています。便利な世の中ですが、落とし物には気を付けなきゃ!

『傘の自由化は可能か』大崎 善生/著・・・傘の話で長々と書いてしまったので、「傘」にちなんだ本を一冊。自由な傘を駅やコンビニに置いておき、使いたい人が使いたい時に使用できるシステムは可能か?・・・小説『パイロットフィッシュ』で語られていた主人公の夢が表題となったエッセイです。小説の中では「そんなことしたら、みんな家に持って帰ってしまうだけだ」と飲み屋のマスターは答えますが、その後実際に試行されたエピソードがエッセイで書かれています。さて、結果はどうなったでしょうか?・・・大崎さんは、昨年将棋の藤井聡太さんの王位就任式で、病気のため声帯を摘出したため、夫人である高橋和さんが代読された19分間の「声なき祝辞」が大きな話題となりました。私も読みましたが、グッとくるのを堪えることが難しい、大変心のこもった祝辞でした。ネットでも全文を読むことができるかと思いますので、私の拙い文章で興味をお持ち頂いた方は是非。

 

2024年05月05日(日)

今日は「子どもの日」。ゴールデンウィークも、いよいよ終盤ですね。先週も書きましたが、図書館はゴールデンウィークもいつも通り開館しています。グリーンフェスタ(@天王川公園)も良いですが、図書館もどうぞよろしくお願いします。

さて、サッカー男子AFC U23アジアカップ カタール2024、優勝しました!日本代表のタイトル獲得は、とっても久しぶりです!!いやー、素直に嬉しい。

ウズベキスタンとの決勝は劇的な展開だったそうですが、残念ながら深夜の中継だったため、この試合も録画観戦です。この「図書館だより」を書いている時点(4日土曜)では、まだ観られていません。若い頃の自分なら深夜でもリアルタイムで観戦していただろうなぁ・・・と思います。とても残念ですが、たまたま家族が体調を崩して寝ていたので(ただのカゼですが)、夜中に騒ぐのも迷惑かと思いまして・・・。

サッカー男子のパリ・オリンピックのアジア枠はわずか3.5(プレーオフに勝つともう1枠増えるので0.5表記です)。今回は、アジアの強豪チームである、韓国もオーストラリアもオリンピック出場権を逃しています。その中での優勝での出場権獲得とは・・・うーん、立派です。

パリ・オリンピック本番はオーバーエイジ枠を使うのか、予選では呼べなかった久保選手ら海外組の招集は可能か・・・なども話題となりそうですね。実は、パリ・オリンピックの組み合わせは既に発表されていて、日本はパラグアイ、マリ、イスラエルとグループリーグと対戦します。男子サッカーの初戦は現地時間の7月24日(水)19時キックオフ(日本時間25日(木)深夜2時)パラグアイ戦です。女子サッカーは25日(木)17時(日本時間26日(金)深夜0時)スペイン戦です。男女どちらも強いチームとの試合ですが、頑張ってほしいですね。私としては、試合当日までに時差に強い人間になれると良いのですが・・・。

『かぞえきれない星の、その次の星』重松 清/著・・・11の小さな物語が入った短編集です。第1作「こいのぼりのナイショの仕事」はコロナ禍で休校になった小学校を舞台に子どもたちを励ますため、こいのぼりが秘密の仕事に奮闘する姿が描かれる小説です。世界中の子どもたちにとって、今日がたのしい「子どもの日」となりますように。

 

2024年04月28日(日)

(い)さん、長年の土曜日担当お疲れ様でした。

隣に住んでいた親切な先輩住人が引っ越していくような寂しさを感じていますが、(い)さんも書かれていたように、これからも「図書館だより」は続きます。

今までと変わらず、私はこれからもなるべく皆さんに楽しんで頂けるような話を書いていければいいかなー、と思っています。(い)さんを爆笑させることを目標に、これからも頑張って書き続けますね。そして、次のお隣さん、どうぞよろしくお願いします。

「頑張れー!」と、毎週のように書いている、サッカーU23男子代表の「AFC U23アジアカップ カタール24」は決勝トーナメント1回戦カタール戦に勝利しました(パチパチパチパチ!)。

私のサッカーファン歴はまぁまぁ長いので、1996年のアトランタ・オリンピックでブラジルに勝った「マイアミの奇跡」も当然リアルタイムで見ていて、ワールドカップだけでなくオリンピックにも良い思い出がたくさんあります。オリンピックには「23歳以下」という年齢制限があり(オリンピック本番ではオーバーエイジ枠の招集もできますが)、だからこその面白さがあるように思います。

さぁ、あと1つ勝てばパリ・オリンピック出場決定です。準決勝の相手はイラクとなりましたね。1月のアジアカップのリベンジを期待しつつ、応援したいと思います。

んん・・・、まぁこれは仕方がないことなのですが、この大会は朝型の私にとっては時差が厳しいんですよね・・・。ここのところ諸般の事情でとても忙しいこともあり、リアルタイム観戦がなかなか出来ず、悔しいところです。

応援していて楽しいことの1つはサッカー好きの方と繋がることができること。「今日は試合ですね」と試合がある日に連絡をし、試合後は喜びだったり、ガッカリだったりを共有できるのは、幸せなことです。サッカーファンで良かったな、といつも思います。

ついうっかり書き忘れるところでしたが、先週火曜日の夕方に私も天王川公園の藤を見に行ってきました。(お)さんも書いていましたが、藤の甘い香りは実際に行かないと体験できません。天王川公園サービスセンターのインスタによると、この「図書館だより」を書いている現在は「散り始め」とのこと。美しい花筏が楽しめるようです。

火曜日もたくさんの方が写真を撮っていて、「消滅可能性自治体(笑、でいいですよね?)」とは思えないほど賑わっていましたが、先日のNHKの「まるっと!」や「ウィークエンド中部」、ほか「ドデスカ!」でも中継されていたようなので、今週末はさらに多くの人が訪れそうです。天王川公園付近の道路も混むかと思いますので、図書館へお越し頂く際はお時間に余裕を持ってお越し下さい。

例年と同じく、図書館はゴールデンウィークも開館しています。児童室では春の読書週間にちなんで「おはなし会」や「図書館deビンゴ」を行っています。藤もいいけど、図書館も・・・どうぞよろしくお願いします。

さて、今日の「図書館だより」ですが、文章の繋がりがおかしいな?・・・と気づいた方は鋭いっ!!各章の頭の一文字を読んで頂くと、メッセージが浮かぶかと思います。頼りない後輩ですが、これからも優しく見守っていて下さいね。パンダの話とワンコの話と美味しそうな食レポと、たまに書いて下さるライブの話が好きでした。あと、名前書いちゃってごめんなさい。

ま、「世界ふしぎ発見」の最終回のテレビ欄ほどうまくはできませんでしたが(「ん」が我ながら苦しいですね・・・)、楽しんで頂けたでしょうか?

 

2024年04月21日(日)

先週の水曜日、17日の夜に愛媛・高知県で大きな地震がありました。私は父方の田舎が高知県なので、朝起きてニュースで地震を知ってビックリしました。高知県の叔母に電話をしたところ、震度4の揺れだったためケガや被害はなく大丈夫、とのこと。元日には母方の田舎である石川県で大きな地震がありましたが、私の親戚が住む地域で大きな地震が続いており、モヤモヤしています。昨年、高知へ遊びに行った時に「高知ってほぼほぼ山だなー」とあらためて実感したばかり。山あいにある田舎は海もごく近いので、崖崩れや津波も心配です。そして、夜遅くの地震であれば高齢の叔母たちは坂が多い港町でどうやって避難するのだろう・・・と、心配になってきました。ここのところ、忘れる間もなく天災がやって来ているように思います。海部・津島地域は、もう何年も大きな災害に見舞われていませんが、「だからこそ」用心が必要なのかもしれません。愛媛・高知県の地震で被災された方々に、お見舞い申し上げます。

ここのところサッカーの話ばかり書いているような気もしますが、サッカー男子・パリオリンピック予選がいよいよスタートしました。日本は、見事な2連勝で決勝トーナメント進出を早々に決めました。パチパチパチ~!このような短期決戦では、試合を重ねながら経験を積んで強くなっていくことが大切です。ましてや、彼らはU-23世代の伸び盛り。第一戦の中国戦で退場になってしまった選手も必要以上に落ち込まず、前向きに頑張ってほしいとエールを送りたいです。前回の東京オリンピックは開催国で予選免除だったので、久しぶりのオリンピック予選ですが海外組も召集できませんし、ワールドカップよりも狭き門、ということで、うーん・・・ドキドキしますね。

さて、先週の「図書館だより」で「これから」と書いた八重桜ですが、先週後半は暖かいを通り越して暑い日が続いていたので、「少し早いかも・・・」と思いつつ、先週の休日に隣の県にある八重桜の名所へ山登りを兼ねて出かけてきました。全然、「これから」じゃなかったです。今が見ごろの満開でした!この日はとても暑かったけれど、満開の八重桜が今年も見られて幸せな一日でした。あー、キレイだったなー。

『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部 誠/著・・・先週は、2010年代の日本代表を引っ張ったキャプテン・長谷部誠選手の今シーズン限りでの引退が発表されました。2011年に出版されたこの本は、著者印税全額がユニセフを通じて東日本大震災支援のため寄付されています。流暢なドイツ語での引退会見を見ていると、引退後もどんな活躍をしてくれるのか、楽しみになってきますね。これからも変わらずに応援しています。お疲れ様でした!

 

2024年04月14日(日)

週間天気予報によると、本日の最高気温は26℃。ほんの少し前までダウンやフリースを着ていたような気がするのですが、早くも4月半ば。外へのお出掛けが楽しい季節ですが、まだまだ暑さに身体が慣れていないので、今日は熱中症にも用心しなくてはいけませんね。

例年よりもゆっくりと咲いた今年の桜は、開花から満開までがあっという間だったような気がします。風が強い日も多かったため、ソメイヨシノはかなり散ってしまい、今週末が見納めとなりそうですね。私が好きな八重桜はこれから、です。ほんの少し先に楽しみが待っていてくれるのは、幸せなことです。

先週の火曜日、9日の夕方にテレビのニュースをぼんやり見ていたら、津島市の隣の隣の市・稲沢市平和町の「桜ネックレス」が紹介されていました。私は趣味のひとつがウォーキングなので、桜が咲かない季節でもよくここを歩いているのですが、テレビ画面で見ると一層キレイに見えますね。遊歩道に流れているのは水路だとずっと思っていたのですが、「須ヶ谷川」という名前の川だということを今回はじめて知りました。よく歩いている場所でも知らないことがたくさんありますね。また、テレビでは「桜守」の男性2人が出演されていましたが、桜を守り育ててきた誇りが感じられました。先週は花見も兼ねて2回ほど「桜ネックレス」を歩いてきましたが、桜の写真を撮りに来ている人が多くて駐車場はほぼ満車でした。春を満喫する人々の笑顔を見ていると、こちらも楽しい気分になりますね。

昨日から天王川公園で「藤まつり」がスタートしています。藤はまだまだ一分咲きのようですが、藤まつり、およびグリーンフェスタ期間中は天王川近辺の渋滞が予想されます。図書館へお越し頂く際はお時間の余裕を持ってお越し下さい。私も遅刻しないように気を付けて通勤しようと思っています。

『炎の画家三岸節子』吉武 輝子/著・・・先月に放送されていた、テレビ東京系「新美の巨人たち」では「三枚の“桜の絵”日本人の魂・・・壮絶な物語」と題し、桜を描いた3つの作品が紹介されていました。そのうちのひとつが、一宮市出身の画家・三岸節子さんの「さいたさいたさくらがさいた」。93歳のときに描いた大作としてよく知られています。私も「一宮市三岸節子記念美術館」で鑑賞したことがありますが、桜が覆いかぶさるような迫力に圧倒された記憶があります。

あ、書き忘れるところでした。昨日から「AFC U23アジアカップ カタール24」が始まっています。この長いタイトルの大会、この夏開催されるパリ五輪サッカー男子予選を兼ねており、上位3チームがパリ五輪出場権を獲得できます(4位は大陸間プレーオフに出場)。パリ五輪世代はコロナ禍の影響で国際経験が少ない世代と心配されていますが、何とか出場権を獲得してほしいと応援しています。若者たち、頑張れ~!

 

2024年04月07日(日)

4月が始まり、早くも1週間を迎えようとしています。グランパスも3連勝中!・・・ということで、春真っ盛りですね。春の楽しみのひとつといえば、春野菜。ふんわりとした柔らかな春キャベツ、プリッとした食感が楽しいスナップエンドウ、ほのかな苦みが口に広がる菜の花、さらにタケノコやふき・・・と、野菜好きの私にとって、春は楽しみいっぱいの季節です。

「野菜好き」は家族そろってのことで、休日はよく農産物直売所へ買い物に行きます。新鮮な野菜や果物がお値打ちに手に入ることと、お目当てのモノが毎回買えるわけではないギャンブル性が農産物直売所の魅力。道の駅のような大規模なお店もあれば、地域の売店くらいの小さなお店もあり、それぞれここでしか買えない野菜や果物があるので、時間の余裕がある時は数軒ハシゴすることもしょっちゅうです。

今回はその中でも比較的こじんまりした農産物直売所で、今から1か月ほど前にあったお話です。そうですね・・・、10人くらいのお客さんでいっぱいになる小さな農産物直売所での出来事です。

その日、お店でお目当ての野菜や果物を首尾よくカゴに入れた母と私。あとは、他に何か美味しそうなモノはないかな~、とそれぞれお店の中をグルグル回っていたところに、私よりも少し年齢が上と思われる女性2人組がお店に入ってきました。2人はとっても賑やか。小さなお店なので、2人の会話は当然私にもよく聞こえてきます。そこへ耳に入ってきたのが・・・、

「〇〇ちゃん、見てみて!こっちにフキノトウがあるよ!!」と連れの女性を呼ぶ声。

・・・ん、フキノトウって今日売っていたっけ?・・・と私がぼんやり思っていると、

「違う。」・・・お店に短く低い声が響きました。

え、誰?・・・と思っていると、まさかの母の声です。え、なぜ?・・・。次の瞬間、「わぁー、教えてもらっちゃったぁ!!」という、賑やかな女性たちの笑い声が店内に響きました。

後で確認してみると、2人が「フキノトウ」と言っていた野菜は「子持ち高菜」(ちゃんとお店の札にも書いてあり、「フキノトウ」にはあまり似ていないように思いました)。ま、確かに「違う」けれど、それを口に出して言わなくても良いのでは?・・・と母に尋ねてみると・・・「だって、間違えて天ぷらにして食べちゃったら、大変だと思ったんだもん」とのこと。うーん、親切なのかもしれないけれど、初対面の人に向かって突然言うかなぁ~?そして、言い方ってものがあるのでは??・・・ま、色々と疑問は残りますが、2人が朗らかで明るい方たちで良かったです。

『道草料理入門 野山は自然の菜園だ』大海 勝子/著・・・ふきのとうを使ったレシピが掲載されている本です。ふきのとうのピクルスが美味しそう!他に『農家が教える野菜の収穫・保存・料理 おいしいレシピ229』にも、「ふきみそ」の作り方などが紹介されていました。ちなみに、ちょっと調べてみたら「子持ち高菜」も天ぷらで食べることができたようです。「大変」じゃなかったんですね・・・な、なんのこっちゃ。