図書館だより

 

2025年08月24日(日)

毎週のように書いていますが、残暑厳しい日が続いていますね。

今年の夏がまだ始まったばかりの頃、知人や友人、親戚などに宛てて「暑中見舞い葉書」を出しました。毎年出しているわけでもないのですが、昨年末に諸般のアクシデントがあり、年賀状で多くのご心配を頂いてしまったので、その後の経過報告とご心配を頂いた半年遅れのお礼を伝えがてら、今年は出してみることにしたのです。

思いがけず、というか有難いことに、返信の葉書を送って下さる方がとても多く、仕事と暑さで疲れて帰宅した日に、自宅の郵便受けに返信の葉書が入っていて、意外にも(失礼!)上手な手描きの絵が添えられていたりすると、嬉しくなってしまいます。送るまでは「ちょっと面倒だなぁ」とも思っていたのですが、「やっぱり送ってみて良かったな」と今では思っています。年賀状は届いて当然、というか貰ってもお礼を言うものではなく、またお礼を伝えるタイミングもないような気もしますが、「暑中見舞い葉書」にはサプライズの喜びがあるのかもしれません。と、書いていますが、来年の夏も送るかどうかは、ビミョーだったりもするのですが。

昔から、手紙や葉書が好きで割と出す方です。切手の値上がりには驚きながらも、1円切手や5円切手を葉書の余白に工夫して貼るのを、ちょっぴり楽しんでいたりもします。

少し前に新聞を読んでいたら、デンマークで国営郵便局が2025年末に全ての手紙の配達を終了する、という記事が載っていました。今後は、民間の配達会社が手紙を扱うことになるそうですが、国内の郵便ポストはすべて今年中に撤去されるそうです。デンマークでは2000年以降、手紙の配達量が9割以上も減り、採算がとれなくなっていたそうです。

ネットショッピングの普及で小包配達の需要が高まる一方、急激に減少していく手紙・・・日本も同じ傾向が続いていますね。現在、日本には17万本余りの郵便ポストがあるそうですが、ポストが街から消えるなんて・・・うーん、信じられないなぁ。SFの世界としか思えません。ちなみにデンマークでは、政府や自治体からの情報はすでに「デジタルポスト」で受け取っているので、ポストがなくなって困ることは恐らく殆どないそうです。うーん、なるほどねぇ。

日本の郵便もこれからどうなりますかねぇ。デジタル化が進んでも、やたら待ち時間は長かったり、行列ができたりする日本なので、ちょっと心配だったりもしますが。ともあれ、手紙や葉書ならではの温もりは、これからも変わらずに伝え、受け取ることができると良いなぁと思います。

『世界のポスト』ベルンハルト・M.シュミッド/著・・・世界各国のさまざまな形の郵便ポスト190種を収録した写真集です。細部にまで装飾が施されたものから、ドラム缶を改造したものまで、個性あふれる世界のポストが紹介されています。

最後にお知らせです。コーナー8「戦後80年と私たち」は間もなく終了します。多くのご利用を頂き、ありがとうございました。今年の夏は、テレビや新聞等で戦争に関する特集が組まれ、目にする機会が多かったですね。私もドラマ「シミュレーション 昭和16年夏の敗戦」や(原案となった、猪瀬直樹さんの『昭和16年夏の敗戦』は当館でも所蔵していますが、現時点で複数件の予約が入っています)、「八月の声を運ぶ男」を見て、俳優さん達の熱演に心動かされました。これから先の未来も「戦後」が続くことを、強く願っています。そして、現在も続いている戦争が1日も早く終わり、平和な世界となりますように。