図書館だより :き

 

2021年05月16日(日)

今日は天気予報によると雨の日です。私は皮膚が弱く(アルコールかぶれを起こすため、カウンターでも手袋をしています)、強い陽射しが苦手なので、落ち着いた雨の日はわりと好きです。

それにしても、この時期のカエルは元気ですね。換気のため窓をあちこち開けていることもあり、図書館でもカエルの鳴き声がたまに聞こえます。昔読んだ本に、カエルは田んぼを中心とした生態系を支える大切な存在なので、カエルが生息する地域は自然が豊かな地域だ、というようなことが書いてありました。ということは、これだけカエルがゲコゲコ鳴いている津島市は恵まれた環境といえるのかもしれません。正直、眠い時に鳴かれると「うー、うるさいわっ!」と思うことも多かったりするのですが・・・。

そういえば、「しょっくん」って知っていますか?共通語では「ウシガエル」。通称「食用ガエル」が転じて「しょっくん」。この地域の方言かと思ったら、関西方面ではわりとこう呼ぶそうですね。「ウシガエル」の名前のとおり、牛のように「うもぅー、うもぅーー」と、とても大きな声で鳴きます。私が子どもの頃は、鳴き声がよく聞こえただけでなく、車に轢かれてしまった哀れな姿をしばしば目撃しました。そんな「しょっくん」の哀れな姿を見つけると、母に「車に気を付けないと、こうなっちゃうんだよ」と交通ルールを厳しく躾けられました・・・な、懐かしい。

わりと最近、新聞で読んだのですが、実はカエルはカメムシをはじめとする害虫を食べてくれる有難い存在だそうです。カメムシといえば、ウン10年前に当時外国に住んでいた叔母宛に田舎から小包みを送ったら、その中に何と!・・・カメムシが入ってしまい、叔母が大パニックになった、という伝説があります。想像するだけで恐ろしい・・・。ちなみに、カメムシのことを母の田舎では「ヘクサンボ」という、身も蓋もないスゴイ名前で呼んでおり、見つけると外へ捨てに行くのが面倒なので、インスタントコーヒーの瓶にどんどん入れて蓋をする、つまり酸欠にしてどんどん殺すという、とても残酷なことをしています。ゴメンね、書いちゃった。

『ふたりはともだち』アーノルド・ローベル∥作・・・カエルが主人公といえば・・・これですね。
『ときめくカエル図鑑』高山 ビッキ∥文・松橋 利光∥写真・・・私はこれまで特にカエルに対してときめいたことはありません。
『わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話』鈴木 海花∥文・はた こうしろう∥絵・・・カメムシの魅力が詰まった小説とかではなく、カメムシについて調べた岩手県の小学校が舞台の児童書です。今年の課題図書のため、6月からの貸出となります。また6月~8月は1週間の貸出となりますので、ご注意下さい。

 

2021年05月09日(日)

季節の変わり目ということもあり、寒暖差の激しい季節ですね。私の勝手なイメージでは・・・この時期は毎日「寒」と「暖」がバシバシ戦っていて、気付けば「暖」の勝つ日が増えていき、暑くなっているように思います。まだまだ身体が暑さに慣れていません。熱中症にも気を付けなくては。

さて、ここから先はサッカーに興味がない人にとっては、どうでも良い話となります。

先週はヨーロッパCL準決勝第2戦が2試合あり、5月29日にイスタンブールで開催される決勝は、マンCとチェルシーのイングランド勢同士の対戦となることが決定しました。私は2試合ともリアルタイムでテレビ観戦したのですが、うぅ・・・やっぱりサッカーは面白いです。

特に心に残ったのは、マンC対PSG。5月だというのに雪が降るマンチェスターで、得点が入った瞬間、よく見ればタトゥーも入っている髭面で強面の選手たちが、子どものように、いや仔犬のように抱き合って大喜びする姿・・・う、感動です。そして、2-0の勝利が決定した後、無観客のエティハドスタジアムでOasis(大ファンなのです)の「Wonderwall」が鳴り響いた瞬間の美しさ・・・。とても長い間、同じ街のライバルチーム・マンUに大きく差をつけられ、1部と2部を行ったり来たりの「エレベータークラブ」とよばれていた頃からマンCへの一途な愛を貫いているOasisのノエル&リアム兄弟の気持ちを思うと、グッときてしまいました。

ということで、先週は早朝からのサッカー観戦、プラス、好きなアーティストが「緊急事態宣言」を受けて、ゴールデンウィークに巣ごもりするファンへのサービスとして、過去のライブ映像のYouTube配信がほぼ一日おきであったこともあり、ものすごい寝不足の毎日でしたが何だか幸せな一週間でした。

さて、愛知県も12日から緊急事態宣言の対象地域として追加されることが決まりましたね。先の見えないコロナ禍の中で、つい暗闇にばかり目を向けてしまいそうになりますが、微かなものであっても身近な場所に光があることに、ちゃんと気付くことができる人でいられますように。

あ、そういえば今日は「母の日」でしたね。子どもの頃に「母の日、おめでとう」と言ったら、「それは違う」と言われ、どういう理由で間違っているのかを懇々と説明されたことを思い出し、先日その話となりました。母曰く「外でそれを言ったら、恥をかくからきちんと教えようと思った」とのこと。昔から、相手が誰であっても態度が変わらない、「子ども」を「子ども扱い」しない人だったんだなぁと思いました。コロナ禍でプレゼントも買いに行けない「母の日」ですが、いつも有難う。心から感謝しております。今夜は、美味しいものをいっぱい食べましょう。

『ダービー!! フットボール28都市の熱狂』・・・フットボールにおけるライバルとはどんな存在かがよくわかりますが、マンUとマンCの話はなかったかもしれません。
『フジロック20thアニバーサリー・ブック』・・・フジロックといえばOasis!
『ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ』ヤマザキ マリ/著・・・「母」を描いた本の中で、とても好きな一冊です。

 

2021年05月02日(日)

5月になりましたね。この時期、図書館のカウンターでは毎年ほぼ同じ質問を頂きます。

それは・・・「ゴールデンウィークのお休みはいつですか?」という質問。

この「図書館だより」を読んでいる、コアな図書館利用者の方は既にご存知かと思いますが、津島市立図書館(本館)は11月の特別整理期間と年末年始を除けば、毎月第4火曜日以外はお盆もゴールデンウィークも、全く関係なく開館しております。5月に入り少しずつ気温も高くなってきていますが、マスクを着用してご来館頂きますよう、お願い申し上げます。

さて、お知らせです。メインカウンター横の返却本が並んでいるブックトラックに併設されている今月のミニコーナーを今月は担当しています。タイトルは「おしゃべりしましょ。」。超シンプル(!)なPOPと、紹介している本の一部についてはこちらをご覧ください。

「おしゃべりしましょ。」で取り上げている本は、ずばり対談集です。コロナ禍が1年以上にわたって続き(しかも、まだまだ続きそう・・・)、「おしゃべり」することが減っている方も多いかと思います。かく言う私も、家族や同僚以外と「おしゃべり」する機会は激減しています。うぅ、寂しい!・・・ということで、せめて本の中では賑やかな「おしゃべり」を楽しんで頂ければと思い、特集してみました。今月いっぱい、どうぞ宜しくお願い致します。

昨日の新聞に、7月24日・25日に予定されていた尾張津島天王祭の中止が決定した、という記事が掲載されていました。台風、台風、コロナ、コロナ・・・と、4年連続の中止を津島市民として、とても残念に思います。もはや、4年に一度のオリンピックよりレアなお祭りとなってしまうわけですが、来年こそはコロナ禍が収まり、めでたく開催となりますことを心より願っています。

 

2021年04月25日(日)

先週は急に暑くなりましたね。まだ半袖を用意していないこともあり、25℃を超えると暑さがこたえます。そっかー、そういえばマスクしていると暑いんだった・・・と去年の夏を思い出しました。この暑さのせいか、図書館でも「あごマスク」となっている方をチラホラお見かけします。みなさん、せっかくのマスクもあごに着けていては何の役にも立ちません。図書館にご来館いただく際は、正しくマスクを着用してお越し頂きますよう、ご協力をお願い申し上げます。

さて、少し前(いや、だいぶ前か?)のことになりますが、ライブBlu-rayを購入しました。昨年の真夏に開催されたオンラインライブがめでたくBlu-ray化されたもので、嬉々として予約注文して購入し、ほぼ毎晩楽しく観ています。また、当日のオンラインライブでは演出上取りやめとなった、歌詞の字幕入りorなしをBlu-rayでは選択することができるため、これまで今ひとつ正しくわかっていなかった歌詞を確認することができるのも嬉しいところ。そういえば、昔はCDに付いていた歌詞カードを手元に置いてじっくりと音楽を聴いたものですが、最近は運転中や移動中(最近は全然「移動」していませんが・・・)にしか音楽を聴く時間がないので、歌詞は「だいたい」の理解に留まっていたのです。そうか、こういう歌詞だったのね・・・と、今さらながらグッときています。

そういえば、昨年から個人的に流行っている、というか頑張っているのが、ライブDVD、もしくはBlu-rayを流しつつの家ヨガと腹筋。腹筋は「この曲が終わるまでは続ける!」と決意して、1曲が終わるまでひたすら腹筋or足上げをするという、傍から見るとアホみたいな所業です。あっという間に終わってしまうように感じる大好きな曲であっても「い、い、・・・いつまで歌っとるんだぁ!」と叫ばずにはいられない厳しさがあります。おまけに、曲がライブ用に編曲されていると・・・「い、い、・・・いつになったらこの曲終わるんじゃぁぁ!」ということも。ともあれ、暑くなりかけたこの季節にしっかり運動して汗をかくことが、真夏に夏バテしないためには大切です。ということで、「しんどい」と言いながらも、ここのところ地味に頑張っています。

ちなみに、ヨガについては、本来は静寂の中で行うのが良い、といわれていますので、私のようにライブは流さずにするのがオススメだったりします・・・。

『よくわかる最新音楽の仕組みと科学 音楽の存在を正面から体系的に解き明かす』岩宮眞一郎∥著
『60分でわかる!サブスクリプション 既存の業界ルールを破壊する新しいビジネスモデルのすべて』リンクアップ∥著 宮崎琢磨∥監修
『いちばんやさしい自宅トレBOOK 運動不足でヤバい!と思った人のための』中野・ジェームズ修一∥著

 

2021年04月18日(日)

油断大敵です。先週の少し暖かい夜にぐっすりと眠っていたら、頬っぺたと左耳を蚊に刺されてしまいました。私は乾燥防止のためマスクをして寝ているので(ちなみに手袋も着用して、靴下も履いて一年中寝ています)、蚊が刺すことができる場所はこの2箇所に絞られます。うーん、さすが津島の蚊!・・・と感心している場合ではありません。幸いにして、この日はお休みだったのでセーフでしたが、頬っぺたは見事に赤く腫れてしまいました。経験から語ると、津島の蚊は最高気温が20℃を超えると活動的になります。天気予報によると、来週は最高気温が25℃近くになる日もあるそうなので、蚊にも熱中症にも気を付けなくては。

さて、やりましたよ!先週の日曜日、4月11日に名古屋グランパスが「8試合連続無失点」というJ1記録を達成しました(その後、14日に「9試合連続無失点」に更新されました)!!「点を取られなければ負けることはない」というイタリア人監督らしい美学を魅せてくれたように思います。ただ、現在コロナ禍のためスタジアムへサッカー観戦に行けない状況が続いている中でチームが好調というのは個人的には厳しいです。この感覚はどこかで感じたことがあると思ったら・・・90年代後半に私が大学進学のため、この地域を離れていた頃(年齢バレてしまいますね)、ベンゲル監督時代のグランパスが強かったのに「あぁー、今グランパス強いのにホームスタジアムで観戦できない!」・・・と苦しんでいた頃がありました。それでも当時は、京阪神エリアで開催されるアウェイゲームを観に行くことができたのですが、今はテレビ観戦のみ。うぅ、何とかグランパスが好調の内にコロナ禍が収まってほしいものです。

もうひとつサッカーの話を。先週はCLの準々決勝2nd-LEGが開催されましたね。サッカーファンにとって永遠の悩みといえば「時差」でしょうが、今回も厳しかった、というより、年々厳しさが増している気もします。結果は、シティ、レアル、PSG、チェルシーがベスト4進出決定。予想通りだったようにも思いますが、面白い試合ばかりでした。個人的な感覚ですが、ビッグタイトルが懸かったトーナメント戦は、準々決勝が一番面白いように感じます。準決勝、決勝となると、「負けたくない」気持ちが強く出るせいか、堅い試合運びが多くなってしまい、チームの良さ、そしてゲームの面白さが減ってしまうように感じます。CL決勝が終わったら有料放送を解約しようかなぁと思っているので、それまでは世界最高峰のサッカーを堪能しようと思います。

世界最高峰といえば、ゴルフの松山英樹選手がアジア人としてはじめてマスターズ・トーナメントで優勝しましたね。マスターズ最終日の朝、私はたまたま休日だったのでテレビ中継を観ていたのですが・・・残念ながらゴルフにはとても疎いので、どうやら優勝したようだ、くらいしか分からなかったです。すいません。しかし、帽子を取った松山選手の日焼け跡がくっきり残った「おでこ」に、あんなに日焼け跡が残るくらい練習したんだなぁと思うと、日々の努力が感じられてグッときてしまいました。実況の小笠原アナと解説の中嶋常幸プロの号泣にも、それはもう驚かされましたが・・・。ともあれ、松山選手おめでとうございます。

『ディス・イズ・ザ・デイ』 津村記久子/著
『一生に一度旅してみたいゴルフコース 世界の名門22コース』伊集院静/著
・当館では所蔵していませんが、『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能サポ』能町みね子/著も、サッカー観戦記としてはオススメです。ちなみに、2017年サッカー本大賞(サッカー界にはこんな賞もあります)受賞作。

 

2021年04月11日(日)

寒の戻り、という言葉を忘れかけていた今年の春ですが、先週末頃から少し肌寒いですね。シャツ1枚で働いていると、寒さに強い私でもうっすら寒いくらいです。風邪をひかないように気を付けなくては・・・。

さて、脚本家の橋田壽賀子さんがちょうど1週間前の4月4日、95歳で亡くなられました。津島市立図書館ではコーナー6で「追悼・橋田壽賀子さん」と題した追悼コーナーを作成しました。詳しくはこちらをご覧下さい。

私の世代だと、かの名作「おしん」が国際的な大ブームとなっていた頃はまだ子ども。母が「おしんは面白い」と喋っていた記憶がうっすらとある程度です。再放送、再々放送を観ようかなぁと思いつつも、週5回×15分の時間を捻出するのは大人になってしまうとなかなか難しくて、残念ながら観ていません。

しかし、「渡る世間は鬼ばかり」は毎週木曜日に家族で観ていた記憶があります。私が観ていたのは、何年か前に他界された藤岡琢也さんと山岡久乃さんが出演されていた頃。山岡さんの端正な台詞回しと、フジタクさんのこれぞ昭和の父親、という雰囲気は今でも懐かしく思い出されます。

以前、テレビのインタビュー番組で伺った記憶と思うのですが、橋田先生の脚本に長セリフが多い理由は、忙しい主婦が画面に集中せず、他の家事をしながらドラマを観ていても内容がわかるよう、全てをセリフで説明する脚本を書いていたから、だそうです。徹底的に視聴者を第一に作品を書き続けた「真のプロフェッショナル」だなぁ、と思います。最晩年まで作品を書き続けた姿は、働く女性の先輩としても学ばせていただくことが多い方でした。橋田先生、お疲れ様でした。そして、有難うございました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

『人生ムダなことはひとつもなかった』橋田壽賀子∥著
『渡る老後に鬼はなし スッキリ旅立つ10の心得』橋田壽賀子∥著

 

2021年04月04日(日)

ここのところ、不思議なことに日曜日になると雨が降りますね。とはいえ、雨はイヤだなぁ・・・とはあまり思いません。逆に、春のよく晴れた日は陽射しが強くて疲れるし、ここ数年は黄砂もひどいので、雨の日は空気も気温も、そして心も落ち着くように思います。(おそらく)今日も雨の日曜日です。この雨で、図書館のソメイヨシノもいよいよ散ってしまいそうですね。

それでは、先週書けなかったサッカーの話を。この2週間ほどは「国際Aマッチデー」となっており、日本代表もフル代表とU―24代表で各2試合、合計4試合が開催されました。

まずは、U―24代表の話を。こちらは、どちらも強豪アルゼンチン戦。初戦は惜しい負け方をしましたが、2戦目では見事な「3-0」での勝利。試合後の久保選手のコメント「ホームで、同じ相手にまた負けるなんてあり得ないと思っていた」がとても頼もしく、そして格好良かったです。一応簡単に書いておくと、U―24代表は今夏に開催される(予定の)東京オリンピック代表となる世代です(オーバーエイジ3人は除きます)。男子サッカーは、オリンピックに出場する選手に年齢制限がある唯一の種目です。何故か?・・・実はこれ、まぁまぁややこしい話なのですが、〇コちゃんのように答えると「それは、男子サッカーはワールドカップが世界一を決める唯一の大会だから!」ということになり、少し大人の説明をすると「FIFAとIOC間の妥協の結果」となります。んんー、これではサッカーファンにも難しい話ですね。ま、スポーツの世界も色々な事情があるのです。

続いて、年齢制限のないフル代表の話を。気付けば、カタールワールドカップも一年後です。コロナ禍のため中断していたW杯2次予選も1年4ヵ月ぶりの再開となり、1戦目の韓国戦も2戦目のモンゴル戦も選手の気合いが画面から伝わってくるような試合でした。それにしても14得点とは・・・まぁ、ビックリ!

今年2月に放送された番組なので少し古い話題となりますが「NHKスペシャル・パンデミック激動の世界(8)音楽&スポーツ 熱狂なき空間」の中で、ドイツ・ブンデスリーガ・フランクフルトに所属する長谷部誠選手が、無観客で実施しているブンデスリーガで戦い続けることへの葛藤や迷いを正直に語っていて、とても心に残りました。ぶっちゃけ・・・無観客で入場料収入がゼロであっても、試合を実施して放送、もしくは配信すればかなりの金額の放映権料収入が入ります。しかし、果たしてそれは私たちが好きな「サッカー」といえるのでしょうか?選手は何のために戦い、そして私たちは何を応援しているのでしょうか?

コロナ禍以来、今まで以上に多くのことを深く考える機会が増えたように個人的には思っています。あなたが好きなものは何ですか?そして、それのどんな所が好きなのですか?・・・そんなシンプルな問いに、私は何と答えたらよいのでしょうか。

『オリンピック秘史 120年の覇権と利権』ジュールズ・ボイコフ∥著
『儲かる五輪 訪れる巨大なビジネスチャンス』高橋洋一∥著
『FIFA腐敗の全内幕』アンドリュー・ジェニングス∥著

 

2021年03月28日(日)

何と、グランパスが開幕6連勝となりました!今週は代表戦もあったので、サッカーネタはたくさんあるのですが、代表戦は来週もあるのでサッカーの話は次週に。

さて、先週の火曜日23日にコーナー8「東日本大震災から10年」が終了し、コーナー9「春のお江戸まつり」がスタートしました。コーナーの詳しい内容については、こちらを見て頂くのが一番かと思いますので、この「図書館だより」では少しだけ裏話を書きます。

今回のコーナー作成にあたって、一番苦労したのが実はタイトルです。いつも特にこれというきっかけもなく、「お、これにしようっと」というタイトルが浮かぶ(ん、下りる、が近いかな?)のですが、今回はさっぱり・・・うーん、う、浮かばないっ!どうしようっ・・・と、さんざん悩んだ結果、えーい、わかりやすいタイトルにしてしまおう!・・・と、某製パンメーカー・〇マザキ「春の〇ンまつり」から、少しだけ(いや、ほとんどか?)お名前を頂き、「春のお江戸まつり」と命名させて頂きました。〇マザキさん、スイマセン!

コーナーのタイトルがパクリっぽくなってしまったので、ポスターは少し凝ってみようと思い、「花筏」をイメージしたデザインで作成して頂きました。お花見の季節が終わる頃、散った桜の花びらが川の水面を流れていく・・・。「花筏」はとても綺麗ですが、季節が過ぎ行く寂しさも感じる眺めですね。

しかし、コーナーの内容は寂しさの欠片もない、みなさんに楽しんで頂ける内容となっていますので、気軽に本を手に取って頂ければ有難いです。私も実は時代小説大好きなので、とても楽しいコーナー作りでした。銀行で働く人がお金を好きかどうかはよく分からないですが、図書館で働く人は本が好きな人がほとんどかと思います。そして、銀行で働く人はお金を自分のものにはできませんが、図書館で働く人は「本を読む」という行為を通じて本を自分のものにすることができる、と思っています。好きなことを仕事にすることは大変なことも多いのですが、やはり幸せなことです。そんなわけで、「時代小説好き」を今回のように仕事で活かせることはとても有難いことです。ちなみに、「時代小説」でネットなどの検索をかけると戦国時代や中世が舞台となっている小説まで拾ってしまうので、江戸時代が舞台の時代小説だけを拾ってくるのはこれまでの読書経験が少しは役に立ったといえるかもしれません。ま、毎回ふだんの読書が役立つかというと、そうはいかないところなのですが(笑)。

最後になりましたが、コーナー作成にあたっては、集本やポスター作成、ホームページ掲載などの多くの業務にあたって、多くの同僚職員の協力を頂いております。普段はなかなか言えないので、この場を借りて心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。そして、また次回もどうぞ宜しくお願いします。

今年はあっという間に桜が咲き始め、早くも満開を迎えそうです。来週は最高気温も20℃を超える予報となっており、いよいよ衣替えをしなくては・・・と思っています。ぐんぐんと進んでいく季節に置いてかれないように、心身ともに健やかで過ごしたいですね。さて、次のコーナー替えは5月下旬・・・初夏ですね。「初夏の〇〇まつり」以外のネタを提供できるように頑張りますので、まずは「春のお江戸まつり」をどうぞ宜しくお願い致します。

 

2021年03月21日(日)

最近食べておいしかったもの・・・うーん、「菜の花とアサリのサッと煮」ですかね。作り方はとっても簡単。1.殻ごとのアサリを醤油などで味付けした煮汁でサッと煮る2.貝の口が開いたらアサリをいったん取り出す3.その煮汁に菜の花を生のまま入れ、サッと煮る4.菜の花がいい感じになったらアサリを鍋に戻して少しだけ火を通す、で完成です。ポイントはアサリをいったん取り出すこと(火を通し過ぎると貝は身が硬くなりますので)。貝が美味しい春にオススメのおかずですので、宜しかったらお試し下さい。

そういえば、昨日は春分の日、つまりお彼岸の中日でした。昔から「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、確かにここのところ暖かくて過ごしやすいです。しかし、週間天気予報を見ると、来週の火曜はふたたび最低気温が5℃以下・・・うぅ、油断できないですね。ともあれ、風邪を引かずに元気で4月を迎えたいものです。

さて、今回は久しぶりに(でもないか?)サッカーの話を。

何と!グランパス、クラブ新記録の開幕5連勝です。何十年も応援している者として失礼な発言かもしれませんが、正直こんなに今年のグランパスが強いとは・・・うぅ、予想外でした。クラブの好成績を反映し、DF中谷選手が初のフル代表選出、相馬選手がU-24代表選出という嬉しいニュースもありましたね。リーグで頑張ることこそが、代表への道です!次は更なる目標、代表定着に向けて頑張って下さい。

そう、先ほどから「代表」、「代表」と書いていますが、今月25日と30日にフル代表戦、26日と29日にはU-24代表戦があります。久しぶりの代表戦、むっちゃ楽しみです~。ちなみに、この4試合は新型コロナウイルス対策として、練習と試合会場以外は外出できず、宿泊も各チームでフロアを貸し切り、公共交通機関も使わない・・・つまり、選手を外部と接触させないことを徹底する「バブル方式」で開催するそうです。選手、関係者の皆さんは気の抜けない日々となりそうですが、東京オリンピックに向けてのチャレンジにもなるかと思いますので、無事に4試合を終えてほしいものです。

少し前にCLもベスト8が出揃い、準々決勝の対戦カードも決まりました。バイエルン対PSGも、レアル・マドリード対リヴァプールも面白そうですが、個人的にはマンC対ドルトムントを一番楽しみにしています。

そんなわけで、暫くはサッカー観戦を生活のメインに据えて暮らしていこうと思います。いやぁ、楽しみ楽しみ。

 

2021年03月14日(日)

先週の木曜日、3月11日は朝起きて窓の外を見ると雲ひとつない青空が広がっていました。東日本大震災から10年を迎えたこの日は、全国的におだやかな晴天だったようです。これほど暖かくて穏やかな天気は、3月では珍しいことのように思います。

先週は、テレビや新聞で東日本大震災の特集を目にする機会が多く、またなるべくきちんと見るように、そして読むようにしていました。ここのところ、よくテレビで流れる「このあと地震、津波映像が流れます」という予告が入った後に放送される映像を見ると、10年前の映像だということが頭ではわかっているのに、「逃げて」と心の中で声を上げてしまい、おかしなものだなと思っていました。

少し前に新聞を読んでいると、いとうせいこうさんと若い方々の座談会が載っていました。いとうせいこうさんといえば、私にとっては、みうらじゅんさんの親友にあたる方(つまり、とても偉大な存在ということになります!)ですが、作家としても活躍されており、東日本大震災を題材とした『想像ラジオ』という小説を書かれています。

記事の中では、まず「僕のような震災の非当事者がこういう踏み込んだことを書いていいのか」という思いがあったことが語られた後に、「東北にも亡くなった方がたくさんいて、今も生きている方がたくさんいて、また別の苦しみを持っている人たちが別の場所にたくさんいる。お互いを想像でいたわりあうということは、すごく大事で、人間らしいことで、目指すべきことです」という言葉がありました。

当時者じゃなくても、被災していなくともいたわり合えるー。先日NHKの番組で見かけた作家の柳美里さんも、悲しいこと、苦しいことを、他人事ではない自分の身に引き受けることはできる、思いを寄せることはできると話されていました。

どちらも、会いたい人と会えない、人と人がつながることが難しいコロナ禍の現在を生きる私にとってとても心に残る言葉でした。残念ながら、コロナ禍もまだまだ収束までは時間がかかりそうですが、この禍が当事者・非当事者という壁をなくし、人をいたわり、相手を思うことの大切さに気付く一つのきっかけとなればいいのに、と思います。

「10年」という数字は区切りになるわけでもなく、これからも思い続けることを大切にしていきたいです。あらためて、東日本大震災で亡くなれた方のご冥福をお祈り申し上げます。

『想像ラジオ』いとう せいこう/著
「読んでみたけど、わからない」という声も多い作品ですが、私としては「わからなくても大丈夫」と言いたいところ。いとうさんは、実は日本初のラッパーとしても知られる方です。頭で理解するのではなくて、音の響きやリズムを感じることが、この作品の読み方、楽しみ方ではないかな、と個人的には思っています。

『JR上野駅公園口』柳 美里/著 昨年11月に全米図書賞を受賞した作品です。読み進めていくうちに、主人公の男性の顔が見えてくるようでした。「人生の転落」という一言では表現できない、深い悲しみを感じました。

 

2021年03月07日(日)

3月に入った途端、暖かい日が増えてきましたね。この「図書館だより」を書いている6日(土)の最高気温は天気予報では19℃!さて、何を着たら良いのやら??衣替えをするとまた寒くなりそうですし、かといって極暖〇―トテックやタートルネックの分厚いセーターはもう片付けても良いようにも思えるし・・・。特にオシャレでもないのですが、季節の変わり目は難しいですね。張り切って春物を着ると風邪をひいてしまいそうですし・・・。ま、とりあえず、気分転換もかねて髪を切ることにします。

さて、春は出会いと別れの季節ですね。それとは関係ないのか、あるのかよく分からないのですが、文化出版局が発行する雑誌「ミセス」が3月5日発売の4月号をもって休刊となります。つまり、現在最新号としてビニールのカバーが掛かって書棚にならんでいる号が最後です。「ミセス」は私の母が好きな雑誌で、自分で買うにはなかなかのお値段だったこともあり、よく借りていました。

私の母はこの地方に住むごく普通のおばちゃんですので、「ミセス」でよく取り上げられていた豪華な海外旅行や、100万円もするドレスやコート、おしゃれなパーティーなどとは全く無縁な暮らしを送っているのですが、美しい写真が大判で掲載されている雑誌をパラパラと眺めるだけでも楽しい、とよく言っていました。文化出版局のホームページには、雑誌発行の方向性を検討した結果、休刊が決定したとありましたが、図書館でも多くの方にご利用頂いていた雑誌なので残念に思います。せめて、最終号くらいは・・・というわけで、購入して母にプレゼントすることにしました。よ、喜んでくれるかな??

コロナ禍の打撃を受け2020年は100誌以上の雑誌が休刊となったそうです。雑誌もまた、私たちの暮らしを豊かにしてくれるかけがえのない出版文化のひとつ。大切なものが、少しずつやせ細っていくようで心配しています。

『ミセス 2021年4月号』(最新号のため貸出はできません。館内でご覧下さい。)
『平成の出版が歩んだ道 激変する「出版業界の夢と冒険」30年史』能勢仁・八木壯一/共著
『拝啓、本が売れません』額賀澪/著

 

2021年02月28日(日)

2月も今日で最後ですね。朝晩は冷えますが、日中は少しずつ春の気配も感じています。先日、「ウドの酢味噌和え」と「ウドの(皮の)きんぴら」が夕食に並んでいて、春野菜好きの私としてはとても嬉しくなりました。あぁ、早くタケノコご飯が食べたい!

まず、久しぶりにサッカーネタを。2月も終わりということで、週末にJリーグが開幕しました。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響のため、特例ルールとなっており、J2への降格はなかったのですが、今年は何と!全20チーム中4チームが降格するという厳しいルール。昨年3位に入り、めでたくACL出場となった名古屋グランパスであっても油断してはマズイんじゃないか?・・・と正直とても心配しています。おそらくは「川崎を止めろ!」が今年のJリーグの合言葉になるかと思いますが、サッカーファンの一人として熱戦を期待しています。もう一つの願いはもちろん、一日も早くコロナ禍が収まってスタジアムで声を上げて応援すること。どうか叶いますように。

東京オリンピックもどうなるのか、未だよく分からない状況ですが、2022年カタールW杯の2次予選が3月に行われる予定となっています。しかし、世界情勢の影響を受けるのはサッカー界も同じこと・・・3月25日にホームで開催される予定だったミャンマー戦は、ミャンマー国内で起こった軍事クーデタ―のため延期が決定しました。今のところ、5月か6月くらいには試合を実施する予定のようですが、その頃にはどうかミャンマーの方々に平和が訪れていることを願うばかりです。

ところで、何となく契約を継続していたWOWOWですが・・・何と、チャンピオンズリーグの生中継がスタート!!・・・というわけで、ここのところ寝不足過ぎる毎日を過ごしています。少し前にはPSGの大逆転勝利、いやバルサの惨敗をリアルタイムで観ることができ、「おぉー、やっぱサッカー面白いわ!」と大興奮。大好きな原田マハさんの「CONTACT ART」も3月からシーズン2がスタートするということで、こちらもとても楽しみにしています。うぅ、一日も早く大きな美術館で絵をたくさん観たい!!

そうそう、WOWOWといえば、毎月のテーマに沿ったおすすめ番組と関連する本を紹介する「WOWOWブッククラブ」の部長は津島市出身のブックディレクター幅允孝さんが務めておられます。気になる方は、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?あぁー、大型書店に行きたいっ!!

さて、今回は文末に希望、願望、欲望・・・を色々と書いてみました。まだしばらくは難しい時代が続きそうですが、「望」を失わずに暖かい春を迎えたいものです。とりあえず、最初に叶いそうな「望」はタケノコご飯でしょうか??

『名古屋グランパスあるある』藤江 直人∥著
『20 CONTACTS 消えない星々との短い接触』原田 マハ∥著
『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』幅 允孝∥著
『タケノコごはん』大島 渚∥文・伊藤 秀男∥絵

 

2021年02月21日(日)

少し前のことですが、1月26日から愛知県図書館で「電子書籍サービス」が始まりました。ご存知の方も多いかと思いますが、「電子書籍サービス」とは、ざっくり書いてしまうと、24時間いつでもどこでも、インターネットに接続できる環境があれば、来館しなくてもパソコンやスマホ等で電子書籍を閲覧できるサービスのこと。県内でも、一宮市や大府市、安城市などの図書館ではサービスが実施されていましたが、残念ながら在住・在外の壁があり、これまで利用できませんでした。しかし、愛知県図書館なら、おぉ私も愛知県民!「電子書籍サービス」デビューのチャンス到来です。

というわけで、まず愛知県図書館のHPを熟読。ふむふむ、まず利用カードが必要・・んん、私が持っている県図書館の利用カードは有効期限の年月日が記載されているから再利用できないカードなので、新規登録が必要なんですね。というわけで、郵便による利用カードの発行をまず申し込まなくてはいけません。

郵便によるカード作成に必要となるのは、「利用カード申込書(プリンターを去年買い換えたばかりなので余裕で自宅で印刷できる!)」、「住所、氏名、生年月日が確認できる証明書の写し(免許証を自宅プリンターでコピーしました)」、「84円+簡易書留用320円=404円分の切手を貼った返信用封筒(昭和の時代から溜め込んでいる切手がたくさんあるので、それを活用しましたが404円はわりと高いようにも思えます・・・ま、仕方ないのですが・・・)」、の3点。これを入れた封筒を県図書宛に送ればカードが届く、とのこと。404円が高いだの色々書いていますが、名古屋まで行かなくてもカードを作れるのは、やはり便利です。唯一の難点は・・・「利用カード申込書」に「勤務先又は学校名」を記入する欄があること。もしかしたら、愛知県在住の人は書かなくていいのかも・・・と思いながらも、「記入漏れがあってカードは作れませんでしたよ、やり直しです」と言われたらツラいので、一応書きましたよ・・・「津島市立図書館」と!!・・・うぅ、やはりちょっと恥ずかしい。

ということで、1週間ほどでカードが到着。全く予想していなかったのですが、免許証のコピーも一緒に返ってきました(そうか、個人情報ですもんね)。早速、電子書籍サービスにチャレンジ!・・・と書きたかったのですが、ここのところ無茶苦茶忙しかったので(心が亡ぶと書いて「忙」という字なんだよ、という言葉を思い出したよ)、しばらく放置して寝かした後に、いざチャレンジ。

閲覧できる電子書籍には昨年出版されたばかりのものもあり、「本好き」としては嬉しいかぎり・・・と閲覧をしてみたのですが、うまくページがめくれない・・・。え、何?昭和生まれの人の指には、電子書籍のページをめくる機能が搭載されていないのか??・・・というくらい、上手にめくれません。(★)さんには「慣れの問題でしょう」と励ましてもらいましたが、しばらく自主トレが必要なようです。他にも、私は小説以外の本は「パラ見」をして気になる箇所から読んでいくのですが、その「パラ見」が電子書籍では難しかったり、と実際に使ってみないと気付かない不自由さも・・・。とはいえ、コロナ禍が続く中、自宅で安心して読書を楽しむことが出来るのは有難いこと。目指せ、「ニューノーマル」適応!

さて、先週の土曜日、2月13日23時08分頃にマグニチュード7.3の福島県沖地震が発生、東北地方で最大震度6強の揺れを観測しました。先週の日曜日2月14日、私が担当した「図書館だより」で、コーナー8「東日本大震災から10年」について書いて予約投稿しておいたところだったので、大変驚きました。当館でも、OPAC、WEB-OPACが利用できなくなり、利用者の皆様にご迷惑をお掛けしました。後日見かけたNHKのニュースでは、福島県郡山市の図書館でヘルメットを着用した図書館職員の皆さんが後片付け作業に追われる姿が取り上げられていました。寒い中での後片付け作業、大変なご苦労かと思います。被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。まだまだ寒い季節が続きますので、くれぐれもお身体大切にお過ごし下さい。

『世界を変えた100の本の歴史図鑑 古代エジプトのパピルスから電子書籍まで』ロデリック・ケイヴ/著
『わかる!図書館情報学シリーズ 第1巻 電子書籍と電子ジャーナル』日本図書館情報学会研究委員会/編
『紙の本は、滅びない』福嶋 聡/著
『東日本大震災あの時の図書館員たち』日本図書館協会「東日本大震災あの時の図書館員たち」編集委員会/編

 

2021年02月14日(日)

お、今日はバレンタインデーですね。チョコレート、実はほとんど食べないんですよね、私。1年間で消費量はおそらく5粒以下。だから、なんでしょうが、値段の高いチョコレートと安いチョコレートの味の違いが全然わかりません。チョコレート、嫌いなわけでもありませんが、特に好きでもないというか、もっと他に好きなおやつがいっぱいあるというか・・・。バレンタインデーにも思い出があるような、ないような。

さて、2週間にわたって引っ張ってしまった、コーナー8「東日本大震災から10年」について書きたいと思います。

あと1ヶ月足らずで、東日本大震災から10年となります。未曾有の災害にも、等しく時は流れて、東日本大震災を知らない世代も少しずつ増えてきました。

今回のコーナー展示では、本の文章を一部引用して紹介しているのですが、カウンターで原稿を書いている時、実は何度もウルっときてしまいました。もちろん・・・カウンターで図書館の職員が泣いていたら、利用者の方にヘンだと思われる!・・・の一念でグッと堪えましたが、気持ちを込めて原稿を書きました。東日本震災から10年となる今年、日本、いや世界は「新型コロナウイルス」の猛威を前に立ち尽くしています。過去の災害を振り返り、そして学ぶことによって、悲しみとの向き合い方や、新しい一歩を踏み出すヒントが見つかるかもしれません。詳しくはこちらをご覧ください。

今回も、コーナー作成にあたっては、集本作業や展示パネル、ポスターの作成、ホームページの掲載などについて、多くの同僚職員の協力を頂きました。普段はなかなか言えませんので、この場を借りてお礼申し上げます。いつも有難うございます。そして、これからもどうぞ宜しくお願いします。

それにしても、これほど多くの方たちが、大切な人に別れを告げられないまま時間の流れが断ち切られたのかと思うと、言葉も見つかりません。あらためて、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

さて、次回のコーナーは江戸時代をテーマにした「花のお江戸まつり(仮)」みたいなものを考えています。先の見えないコロナ禍が続き、なかなか気分が晴れませんが、みなさんにしっかりと楽しんで頂ける「エンタメ」に徹したコーナーを作りたいと考えています。たぶん、私はそっちの路線の方が得意だと思うので、ご期待下さい(ハードル上げてしまった!)。気づけば2月も半分を過ぎてしまったので、そろそろ気合い入れて頑張ります!!

 

2021年02月07日(日)

先週の土曜日、1月30日は前日夕方から降り始めた雪が、朝起きたら少し積もっていました。ふふふ・・・。ついに「アレ」の出番がやって来たようです!!

そうです、車の屋根雪おろしに泣かされていた私は過去の私―。先々月のある日、東北地方で大雪が降ったニュースを何気なく見ていた時にふと目に留まったのが、何らかの道具を使って車の屋根雪を軽々と降ろすおじさん。んん・・・これは何??・・・気になったのでぐるぐると検索してみると、どうやらこの世には車の屋根雪おろしをするためのスノーブラシなるものが市販されており、スノーブラシを使えば車を傷つけることなく楽々と車の屋根雪をおろすことが可能との事。

早速、市内のホームセンター「R」で探したところ、最も安い価格帯のものは既に売り切れ。仕方がないので、伸縮自在かつ角度も自在に変えることができるタイプの少しお値段が高いスノーブラシを購入し、雪が降る日を心待ちにしていました。

というわけで、1月30日(土)の朝、早速使ってみたのですが・・・もう、こんなにラクなの?嘘でしょ??・・・というくらい、スイスイと屋根雪をおろすことが出来ました。嬉しい!!

あまりにも楽に屋根雪をおろすことができたので、ふたたび車の屋根雪について検索してみると、屋根雪を載せたまま車を走らせると、私のようにフロントガラスに落下することがあるだけでなく、後続車に雪が落ちたり当たったりすることがあるので、車の屋根雪は必ずおろしてから出発しなくては危険だそうです。おぉ!自分はともかく、これまで他人様に迷惑をかけることがなくて本当に良かった。

ということで、背の高い車に乗っている方は是非ともスノーブラシを!腕を痛めることなく屋根雪をおろせますよ。ただし、このスノーブラシ・・・伸縮自在といえども、まぁまぁのサイズなんですよね。出番はおそらく1年に1度あるかないか、のわりに収納スペースを取るというか・・・。「車の屋根雪をおろす」というスペシャルなミッション以外にも何か役立つ使い方ができないかなぁ、とひそか考えています。んー、窓ふき、とか??

さて、今週の「図書館だより」には書くスペースがなくなってしまったので、コーナー8「東日本大震災から10年」については次週に。引っ張ってしまい、スイマセン・・・。スノーブラシに感激してしまったので、うっかり長文を書いてしまいました。

「雪」にまつわる本といえば、昔からこの2冊が好きです。
『ゆき!ゆき!ゆき!』 オリヴィエ・ダンレイ/さく
『雪は天からの手紙 中谷宇吉郎エッセイ集』中谷宇吉郎/著

 

2021年01月31日(日)

つい最近、新年を迎えたばかりのように思いますが、今日で1月も終わりですね。昔の言い方で言うところの「3学期」はあっという間に月日が過ぎるように感じます。月日が経つのが早いといえば、2016年1月10日にデヴィッド・ボウイが亡くなってから、早くも5年が経ちました。ボウイが生きていたら現在のコロナ禍をどのように表現したのだろうか-、と最近そんな事を思いながらボウイの曲をよく聴いています。

さて、少し前のこと。(図書館の仕事とは全く関係ないのですが)はじめてZOOM会議に出席しました。主催者の方がとても丁寧な方で、本番の1週間前に接続テストの時間を設けて下さったり、「わからないことがあれば、どんな事でもメールで構いませんので訊いて下さいね」と仰って下さったり、と至れり尽くせりの対応をして下さったため、ZOOM初心者の私+今ひとつの性能のPC+(当日うまく接続できなかった時の用心として準備した)使いこなせていないスマホ・・・と頼りないことこの上ない組み合わせでしたが、無事に乗り切ることができました。うー、私は大したことをしていないはずなのに疲れたよ・・・。

この会議も新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、おそらくは一箇所に集まって行なわれていた会議なので、場所によっては(たぶん長崎なので無理だった??)参加できなかったことや、オンラインだからこそ60人以上の人数が参加したことを思うと、便利で有難いと思う反面、やはり直接皆さんにお会いしたかったなぁと思います。私は「ウィズ・コロナ時代」という言い方が好きではありませんが、新型コロナウイルスが私たちの暮らしや環境に変化をもたらしているのは確かなことのように思います。次は来月に「ZOOMを活用したオンライン講座」に参加する予定なので、きちんと復習しておかなくては。

最後にお知らせを。先週木曜日の1月28日、コーナー8「東日本大震災から10年」をスタートしました。新しいコーナーについては、(たぶん)来週じっくり書こうかな、と思っています。しばらくお待ちください。

『評伝デヴィッド・ボウイ 日本に降り立った異星人』吉村栄一/著
『できるZoomビデオ会議が使いこなせる本』法林岳之/著・清水理史/著・できるシリーズ編集部/著
『Zoom基本&便利技』マイカ/著
『コロナの時代の僕ら』パオロ・ジョルダーノ/著

 

2021年01月24日(日)

先週のある日のこと。仕事を終えて帰宅したところ、母が「大変よ!Aが廃業することになった!!」と言い、Aから届いた手紙を見せてくれました。手紙には廃業することとなった経緯と長年のご愛顧有難うございました・・・という感謝の言葉が書かれていました。えぇー、そ、そんなぁ・・・。

と、説明もなく書き始めてしまいましたが、Aは明治2年に創業した152年の歴史を持つ三重県津市にある酒造会社。特に日本酒に興味のないわが家において、何故それほどの衝撃をもって、A廃業ニュースが駆け巡ったかというと・・・話はおよそ10年以上前に遡ります。

当時(というよりも、コロナ禍で大会が中止となっているため、現在はお休みしているだけのようですが)、鉄道会社が主催するウォーキング大会にハマっていた母がK畿日本鉄道主催の「酒蔵みてある記」に参加した時に、試飲イベントの会場となっていたのがAだったそうです。下戸の母は、特に興味もなく会場をぶらぶらしていたそうですが、会場の一角で、母曰く“いかにも美味しそうな味噌”を朗らかなおばちゃん達が販売していたそうです。その場で何かピンと来たらしい母はその場で購入を決断。以来、わが家に欠かす事のできないお味噌として定着。私もだいたい1日2回は毎日お味噌汁を頂いてきました。

Aから頂いたお手紙には、ここ20年で本業である日本酒の売上が半分まで減ってしまったことや、製造コストがかかため商品開発の多角化に乗り出せなかったこともあって売上が落ち込んでしまったこと、そして新型コロナウイルス感染拡大に伴う販売減少が大きな痛手となったこと等、廃業に至るまでの経緯が丁寧に綴られており、もう読んでいると涙が出るほど。うぅ、新型コロナウイルスめ・・・。お味噌の賞味期限が半年と伺い、最後にたくさんの注文をすることが出来たので、それでしばらくは凌ぐこととなりますが、お味噌がなくなったら・・・えー、コンソメスープでも飲むしかないのでしょうか??あーあぁ、本当に残念です。Aの皆さん、長い間本当に美味しいお味噌を作って頂き有難うございました。Aはなくなってしまいますが、わが家はいつまでもAのお味噌のことを忘れません!

そういえば、ふと気づけば津島市内にあったタマゴ屋さんも閉店してしまいましたね。私が長い間お世話になっている方は、子どもの頃にもみ殻に埋まっているタマゴを「おつかい」で買いに行くのが楽しみで、自宅でもお父さんのゴルフボールをもみ殻に埋めて「タマゴ屋さんごっこ」をしたそうです。うーん、こうやって思い出のお店が一つずつ閉まってしまうと、年を重ねることの寂しさを感じますね。

『みその教科書 奇跡の発酵調味料』岩木みさき/著
『みそ汁はおかずです』瀬尾幸子/著

 

2021年01月17日(日)

今から26年前の今日、阪神淡路大震災が発生しました。未曾有の災害から、あっという間に26年の歳月が流れたように思います。昨年のちょうど今頃放送されたNHKドラマ「心の傷を癒すということ」は阪神淡路大震災が描かれた作品でした(個人的には昨年放送されたドラマ第1位です!)。ドラマに登場する俳優さんたちの服装や固定電話などの小道具、そして下宿で友人たちと何となく集まって過ごす場面に90年代の空気を感じて、懐かしさを感じました。26年目の今年は兵庫県でも緊急事態宣言が発令されているため、追悼行事は大幅に縮小されるそうです。たくさんの人が集まって祈りを捧げることは難しいですが、1人1人それぞれが亡くなった方を思うことはできるはずす。「命」について考えさせられることが多い今年は、震災で亡くなられた6343名の方々を思い、あらためて手を合わせる時間を持ちたいと考えています。

先週、愛知県でも緊急事態宣言が発令されました。(い)さんも書いておられましたが、当館は通常どおり開館していますが、2階学習室の利用を緊急事態宣言解除まで中止させて頂いております。図書館利用者の皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、感染拡大防止のためご理解賜りますようお願い申し上げます。

ここのところ、海部・津島地域の医療機関も負担が増しているという報道をよく目にします。厳しい状況の中で医療に携わる方たちのご苦労を思うと、掛ける言葉も容易には見つかりませんが、少しでも心休まるひと時があることを心より願っております。そして、緊急事態宣言発令中に自宅で過ごせる立場にある方たちは、静かに穏やかに足元を見つめ直しませんか?私たちのすぐ近くには、この瞬間も誰かのために最前線で戦っている人たちがいるのですから。

 

2021年01月10日(日)

2021年もあっという間に10日が過ぎようとしていますが・・・明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

みなさん、年末年始はどのようにお過ごしでしたか?わが家は10年以上前から「年末大掃除制度」を廃止していることもあり(寒い時は汚れも落ちにくいし、無理な姿勢を取って年末年始の病院が休診の時にケガをすると大変なので、大掃除は春と秋に移行しました。オススメですよ~)、いつもの年末は年忘れ旅行に出掛け、いつもの年始は買い物や初詣や温泉や美術館に出掛け・・・つまり、年末年始は殆ど出掛けているのですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため全て自粛。運動不足解消のため1日2回ウォーキングをする(歩き過ぎかもしれません)、生活に必要なものの買い出し(ショッピングにあらず!)以外の時間は、おうちでの時間を過ごしていました。まさに、コーナー9「冬はおうちで。」状態(笑)。

というわけで、年末年始は「積ん読」していた本を読んだり、テレビを見たり、自宅でヨガをしたりして過ごしていましたが、年末一番のお楽しみといえば・・・「紅白歌合戦」ではなくて、「第23回みうらじゅん賞」の発表です。昨年テレビが壊れてしまって買い替えたので、PCを起動しなくてもリビングのテレビでYouTube視聴が可能となったため、今年はソファーにのんびりと座って発表を見ることができました。うーん、面白かった!!

さて、明日は「成人の日」ですね。民法改正により、来年2022年4月1日から成年年齢は20歳から18歳に引き下げとなりますが、やはり20歳という年齢は大きな節目にあたるように思います。今年はコロナ禍のため、式典の開催については変更・縮小・中止となる自治体も多く、悲しい思いをされている新成人の方もいるかもしれません。「はなむけ」とは少し異なりますが、新成人となる皆さんへこんな書き出しではじまる小説をご紹介します。

僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。(ポール・ニザン/著『アデン、アラビア』。訳は河出書房新社から出ている『世界文学全集 1-10』の小野正嗣さんの訳です)

大人になった今振り返れば、人それぞれに二十歳があるということです(余談ですが、私自身も思うところがあり成人式には参加していません)。厳しい社会状況、そして多くの制約の中での船出となりますが、新成人の皆さんおめでとうございます。人生はまだまだこれからです。つらい時がずっと続くわけではありません。ひとつでもいいので大好きなものを見つけて、大好きなものと自分自身を大切に人生を楽しんで下さいね。

最後にひとつお知らせを。「ばぁば」の愛称で親しまれた料理研究家の鈴木登紀子さんが昨年12月28日に他界されました。コーナー9「追悼2020」に追加という形で本を紹介しております。NHK「きょうの料理」でお見掛けしていた柔らかな微笑みをもう見られないかと思うとので淋しくなりますが、今頃はハンサムでご自慢の「じぃじ」と再会されているのでしょうか?心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

2020年12月27日(日)

一昨日、12月25日金曜日の夜7時頃に1人で車を運転していたら、正面に大きな花火が見えました。一瞬、目を疑いましたが次々と打ち上がる冬の花火がとても美しく、運転中なのに見惚れてしまいました。思えば、この日はクリスマス・・・。少し調べてみると、豊田市や鹿児島市では医療従事者への感謝とコロナ禍に苦しむ市民を元気づけることを目的として、たくさんの花火が打ち上げられたそうです。私が運転していた方角を考えると、岐阜方面で上がった花火かな??・・・と思いますが、次の日にまわりの人たちに尋ねても、打ち上げ花火を見たという人は一人もおらず、詳細は不明のまま。サンタさんからの素敵なクリスマスプレゼントだったのかもしれませんね。

まず、最初にお知らせを。12月23日に作詞家・作家のなかにし礼さんが亡くなりました。今から20年程前にドラマ化された『兄弟』は、兄をビートたけしさん、弟を豊川悦司さんが熱演されていて、とても心に残る作品でした(ちゃんと原作も読んでいます!)。コーナー9「追悼2020」に、追加という形で本を紹介させて頂きました。格好良い昭和の大人の男性が、また一人この世を去りました。心よりお悔やみ申し上げます。

さて、今回が私にとって今年最後の「図書館だより」となります。それにしても2020年は大変な年でした。春の臨時休館、そして再開後の利用制限について、図書館利用者の皆さんにご協力頂きましたこと、心よりお礼申し上げます。私たち、図書館職員も返却された資料のアルコール消毒をはじめ、多くのことに取り組んで参りました。一年が終わろうとする今、果たして何冊の本を消毒したのかな、とふと思います。残念ながらコロナ禍の収束まではまだまだ時間がかかりそうですが、迷いながらも前に進もうとした今年の一日一日が実りあるものと繋がることを心から願っています。

最後にひとつ明るい話を。先日の新聞に、ある会社が行った意識調査でコロナ禍に見舞われた2020年、子どもたちが選んだ今年の漢字が「笑」だった、という記事が載っていました。理由として「コロナでも笑顔で頑張れた」、「友だちや家族といっぱい笑った」が挙げられたそうです。2位は「幸」で、こちらの理由は「学校に行ける幸せを感じた」、「家族と過ごす時間が幸せ」と紹介されていました。んん、私たち大人も子ども達に負けないよう、小さな幸せを大切にして笑顔で過ごさなくてはいけませんね。では、良いお年を。

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』岩井俊二∥原作・大根仁∥著
『サンタのおばさん』東野圭吾∥作・杉田比呂美∥画

 

2020年12月20日(日)

前回の「図書館だより」で心配していた予感が的中し、先週はとても寒い一週間となりました。さらに、18日木曜日の朝には津島市内でもうっすらと雪が積もりました。

といっても、ほんの少し積もっただけ。あー、良かった、良かった・・・と安心していたのですが、いざ出勤しようと愛車を見ると屋根雪がこんもり。

屋根雪・・・。私は、車の屋根雪にはトラウマがあります。それは数年前のこと。その年はとても寒い冬だったので、尾張西部地方でも何度か雪が積もりました。その日も、朝起きたら一面の銀世界。おぉぉ、気を付けて運転しなくては・・・と、常日頃から運転技術には全く自信のない私は、慎重にそろりとアクセルを踏んで出発。ゆっくりゆっくりと進んで西A町の交差点に差し掛かったところ・・・何と!車の屋根雪がフロントガラスにドスンと一気に落下!!キャー、前が見えないっーー・・・。

その後、何とかフロントドアガラスから前方を確認し、そろりそろりと前進して交差点近くのS薬局の広い駐車場に駐車。フロントガラスに落下した雪を素手で撤去し(とても冷たかった!)、心を落ち着かせて再び走り出したのでした。あー、良かった、良かった・・・じゃないっ。S薬局がたまたま近くにあったからセーフだっただけ、です。ハイ。

そんなトラウマがあるため、「車の屋根雪は必ず落としてから運転するべし」を教訓とする私は、今回も出発する前に屋根雪をきちんと落としてから出勤しました。屋根雪は相変わらず冷たくて、右人差し指に「しもやけ」ができてしまいました・・・うぅ。皆さんにも、車の屋根雪はきちんと落としてから運転することをオススメします。図書館に出勤して駐車場をふと見ると、屋根雪がいっぱい積もった車がほとんどだったので心配してしまいましたよ。

『夏井いつきの「雪」の歳時記』夏井いつき∥著
『雪と氷の図鑑』武田 康男∥文 写真
『あなたの“不安”をスッキリ解消!クルマの運転術』菰田 潔∥著

 

2020年12月13日(日)

12月も半ばとなり、来週はいよいよ本格的な寒さが訪れそうですね。週間天気予報によると、15日(火)の最高気温は7℃!!え、最高気温で??・・・すでに図書館利用者の方はご存知かと思いますが、今年の図書館は新型コロナウイルス対策のため館内の窓をあちこち開けて、換気につとめています。よって、この地域の名物「伊吹おろし」がビュービュー吹き抜ける図書館となりますので、どうぞあたたかい服装でご来館下さい。また、新型コロナウイルス対策としてマスク着用のご協力も重ねてお願い申し上げます。

さて、ここのところ時間がある時に、録画したまま放ったらかしにしていたNHK・Eテレで今秋に放送されていた「趣味どきっ!本の道しるべ」をよく観ています。

本を愛する著名人の方達が、自宅の本棚を紹介しながら愛読書について語る30分弱の番組なのですが、平松洋子さんや矢部太郎さん、穂村弘さんなど、登場される方達がなかなか魅力的で掃除しながら観るつもりだったのに、いつの間にか〇イックルワイパーは全く動かさず、テレビに夢中になっていたりします。

なかでも、ブックデザイナーの祖父江慎さんが出演された回は「坊ちゃん」や「ピノキオ」など愛読書に対する並々ならぬ思いが伝わり、とても面白かったです。ミッフィー好きにはお馴染みの「ウサコズフォント」のお話も楽しかったし、大好きなものを語る祖父江さんの生き生きとした表情を見ると心和むものがありました。

番組には、各地の個性派書店を紹介するコーナーもあります。ここのところ書店へ出掛けてることも自粛しているので、番組を観ると「うぅ・・・本屋さん行きたい」の思いが募ります。そういえば、先日新聞を眺めていたら金山駅のアスナル金山に「丸善・アスナル金山店」がオープンした、という記事がありました。スタバも店内にあるそうですし、JRや地下鉄の乗り換えでよく使う金山駅に大型書店が出来るのは便利なので有難いです。

気付けばもう何ヶ月も電車に乗っていませんが、コロナ禍が収束したらゆっくりと本屋巡りをしたいなぁ、と心から思っています。まぁ、この調子ではいつになることやら、ですがね・・・。

『ことば観察にゅうもん』米川/明彦∥文 祖父江/慎∥絵
『世界の本屋さんめぐり』ナカムラ クニオ∥著
『街灯りとしての本屋 11書店に聞く、お店のはじめ方・つづけ方』田中 佳祐∥著 竹田 信弥∥構成

 

2020年12月06日(日)

・・・どうやら、この図書館で働く人たちはあっという間に12月となったようですね。私は、今年は時間が経つのがとっても遅いなぁと感じています。ぶっちゃけ、美術館も、サッカー観戦も、ショッピングも、旅行も行けなくてつまらないから、こんな年は早く終わってくれないかなぁ・・・と思っています。いやいや、2021年は2020年の続きに過ぎません。何もかもがリセットされて、2021年がスタートするわけではないのです。残り少なくなった2020年を真面目に過ごして、良い2021年を迎えたいものです。

ま、一年間の反省はもう少し先にするとしましょう。さて、先週金曜日12月4日にコーナー9「追悼2020」、「冬はおうちで。」がスタートしました。詳しい内容についてはこちらこちらをご覧頂ければ、と思います。2020年最後のコーナーとなりますが、どうぞよろしくお願い致します。

というだけでは愛想が無いので、少しだけ舞台裏も。

今回は珍しく2本立てのコーナーとなっています(ん?・・・全く覚えがないので「珍しく」ではなく「初めて」なのかもしれません)。コーナーのポスターデザインを考える際は、いつも色にこだわっているのですが、今回は2つのテーマはまるで別のように見えるけれど繋がっていることを表現したいと思い、どちらのポスターにも蜜柑に近い黄色を使ってみました。

「追悼」ではそのまま「死」を、「冬はおうちで。」では暮らしや生活、つまり生きること、「生」をテーマとしています。表と裏ではあるけれど、隣り合っている存在と思っています。色んなことがあった今年の最後には、相応しいテーマとなったのかもしれません。ま、そんなことは気にせずに、気軽にコーナー9の書架を覗いて頂ければ何よりも嬉しく思います。

最後になりますが今回のコーナーを作るにあたっては、(いつもながらですが・・・)集本作業、ポスターやパネルの作成、そしてホームページの掲載など、多くの同僚の助けを頂きました。いつも有難うございます。普段なかなか言えませんので、この場を借りて心よりお礼申し上げます。

次回のコーナーは「東日本大震災から10年(仮)」というテーマで作成する予定です。「もう10年」とも、「まだ10年」とも思いますが、またイチから勉強して、しっかりとしたコーナーを作ろうと思っています。よし、頑張ろう。

 

2020年11月29日(日)

暖かい日が続いているかと思っていたら、急に北風が強く吹いてきたり・・・と、冬のはじまりは何だか落ち着かない季節ですね。「ゆっくりと冬が訪れる年は春がやって来るのが遅い」という言葉を以前聞いたことがありますが・・・うーん、寒いのは苦手ではないけど、やはり嬉しくないかも。

2週連続のサッカーネタとなってしまいますが、今週はやはり書かなくては・・・ということで。

先週、11月25日にサッカー界のスーパースター、ディエゴ・マラドーナがこの世を去りました。残念ながら、マラドーナがバリバリの現役だった時代をリアルタイムで観られていない世代なのですが、1986年メキシコW杯の「マラドーナ、マラドーナ、マラドーナ、来たぁ、マラドーナ!」で有名な「5人抜きドリブル」や「神の手ゴール」の映像は、サッカー番組等で数え切れないほど観てきました。ピッチ内外のやんちゃな言動も含めて、誰にも真似できない人生を送る人をスターと呼ぶのなら、マラドーナこそ真のスターだったと思います。R.I.P.Maradona.-安らかにお眠り下さい。

もうひとう、サッカー界での「さよなら」の話を。名古屋グランパスのホームスタジアムとしてお馴染みの「パロマ瑞穂スタジアム」がアジア競技大会に向けて、来年からスタジアム改修工事に入ることとなりました。次に瑞穂で試合が観られるのは、何と2026年!・・・むっちゃ先です。今年はコロナ禍のため一度も瑞穂で観戦できていないことは残念ですが、築30年の老朽化した設備(特にトイレ・・・)と、西日がゴールキーパーの目に(そしてサポーターの目にも)思いっきり入ることには正直うんざりしていたので、スタジアムの改修にあたっては「やっとか!」という思いです。ちなみに、名古屋市瑞穂図書館では「ありがとう、瑞穂。」プロジェクトコラボ企画として、本日11月29日までスタジアムの思い出の風景や未来への思いを描いた作品を募集しており、抽選で名古屋グランパス選手のサイン色紙がプレゼントされるそうです。スタジアム周辺は桜の名所なので、2026年の春には新しく生まれ変わった瑞穂スタジアムへ出掛けたいものです。

もうひとつオマケでサッカーの話を。川崎フロンターレ、圧倒的な強さでのJ1制覇おめでとうございます。そして憲剛選手、お疲れさまでした。私自身はコロナ禍のためスタジアム観戦を自粛している今年ですが、現在グランパスはACL出場もうかがえる3位につけております。来年、2021年のJ1は4チームが降格するという報道には正直ビビッていますが、今年もそして来年も頑張ってほしいものです。そして、来年こそはスタジアムで生観戦したいなぁ・・・。

『ワールドカップ・メランコリー』サイモン・クーパー∥著
『名古屋グランパスあるある』藤江直人∥著

 

2020年11月22日(日)

蔵書点検も無事に終わり、昨日から津島市立図書館は開館しました。毎年、11月中旬ともなれば寒さが身にしみる季節。冷たい床に直接座っての作業が多い蔵書点検では、寒さ、および冷えへの対策が課題となるのですが、今年の蔵書点検期間は小春日和が続き、いつもの年よりもうんと身体がラクでした。年々寒さには弱くなっているので助かりましたが、19日(木)にはお隣の愛西市で25℃を超えたと聞くと、何だか地球は大丈夫なのかと心配になります。

そうそう、この特別整理休館中にはサッカー日本代表戦が2試合ありました。結果は1勝1敗。個人的には、負けてしまったメキシコ戦から学ぶことが多かったように思います。そう、サッカーは点を取らないと勝てないってこと!サッカーはテクニックや戦術を競うスポーツではないのです。次の代表戦は、2022年カタールW杯予選となる3月なので、ずいぶん先になります。コロナ禍だけでなく、ハードスケジュールとも戦う選手達は大変だなぁ・・・と思いつつも、こんな時だからこそファンとしては結果を期待してしまいますね。

さて、慌ただしい蔵書点検の期間中の休日に東京オリンピックのチケットの払い戻し手続きを済ませました。今年の夏は、東北を旅しながら東京オリンピックを観戦する予定でした(種目はもちろん男子サッカーです!)。チケット当選のメールが届いた日の喜びや、早々にガイドブックを買ってホテルや飛行機を早割で予約したことを、今では少し懐かしく思い出します。オリンピックが4年に1度ということを考えれば、選手やその家族のためには開催してほしいと思うものの、現状を鑑みれば「無観客」という選択以外は厳しいように思います。難しい判断となるかと思いますが、IOCには「スポンサー企業」に対してではなく、「選手」に対して誠実な結論を出して頂くことを心から願っています。内村航平選手のインタビューとか見ると、もう泣けてしまうので。

最後に、柳美里さん「全米図書賞」の受賞おめでとうございます。いつかコロナ禍が収まり、晴れやかな気分で東北を旅することとなったら、柳さんが店長をつとめる福島県南相馬市の書店「フルハウス」にもお邪魔したいです。

もうひとつおまけ。前回11月8日(日)の私の「図書館だより」には「ある仕掛け」が仕込んでありましたが、気付かれましたか?答えを書くのは野暮になるので書きませんが、「PCの画面で縦に読んで下さい」というヒントだけお出ししますね。

『自分を生んでくれた人 内村航平の母として』内村周子∥著
『JR上野駅公園口』柳美里∥著
『南相馬メドレー』柳美里∥著

 

2020年11月08日(日)

少しずつ、秋が深まってきましたね。
ずっと前から思っていたのですが、10月以降の月日はあっという間に過ぎていくようです。
きっと毎年10月に入ると、少しずつ忙しくなるからでしょう・・・。
察しの良い方ならお気付きかもしれません。
ん、そうです・・・現在、「秋の図書館ツアーズ」の次のコーナーの作成作業の真っ只中なのです。

思えば、もうここ何年も秋が深まる季節には「追悼」のテーマに取り組んでいます。
大事な仕事ではあるものの、今年亡くなった人について考え続けるのは難しいもの。
今、同じ時代を生きる仲間を見送るような気持ちになります。
「自分、今険しい顔しているだろうな」と思いながら、少しずつ作業を進めています。
人間まで暗くならないように気を付けなくてはいけませんね、本当に。

お、そういえば一つ良いことがありました。
数日間、私を悩ませてきた右目の痛みの原因が「逆さまつ毛」であったことが判明。
ごくごく簡単な処置(逆さまつ毛を抜く)をかかりつけの眼科で受けて、治療は終了。
しばらくの間、処方して頂いた目薬を1日4回さすだけで良いそうです。
くよくよしていないで、さっさと眼科に行けば良かった・・・。
だって、忙しかったんだもん・・・というのは、まぁ言い訳ですね。
「さすがプロ」といったカンジで、まつ毛をチョンチョンチョンと抜く技術にはビックリ。
いやぁ、感服致しました・・・。

さて、明日から津島市立図書館は蔵書点検のため休館となります。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、毎年恒例の「本・雑誌のリサイクル」は中止致します。図書館利用者の皆さまにはご不便をお掛け致しますが、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。11月21日(土)にまたお目にかかりますこと、職員一同心より楽しみにしております。朝晩冷え込む季節となりましたが、皆さまもお身体大切にお過ごし下さい。

 

2020年11月01日(日)

先週の土曜日の夕暮れ時のことでした。やれやれ、1週間が無事に終わった・・・という思いで帰宅し、自宅前の駐車場に車庫入れしようとしたところ、自転車のおじいさんが自宅前の道路を通過しようとしているのが目に入りました。

お、危ない、危ない・・・と思い、おじいさんが安全に通過できるように車を道路端に停車。よしよし、おじいさんは無事に通過したぞ・・・と確認して、バックで車庫入れしようとしたところ、ミシミシミシーーッッ!・・・という嫌な音が・・・。

な、な、何事??・・・と思いながらも、車庫入れを終え、正面を見るとお向かいの邸宅の畑の前に置いてあったカラーコーンが木端微塵・・・!幸いにして(?)私の愛車には傷ひとつありませんでしたが・・・わーっ、やってしまいました!!バックカメラモニター、ちゃんと付けているのに・・・。

というわけで、お向かいの邸宅に謝りに伺ったところ、カラーコーンの弁償は不要とのこと。うぅ・・・申し訳ございません。今後は、よくよく気を付けて運転するようにします。とはいえ、畑の近くにあった電柱やおじいさんにぶつけたわけではなかったことは、本当に不幸中の幸いでした。皆さんも疲れ気味の時は気を付けて運転して下さいね。私も気を付けます。

そういえば、今日から11月ですね。津島市立図書館の11月といえば蔵書点検の時期です。今年は春にも新型コロナウイルス感染拡大のため臨時休館しており、利用者の皆さまには重ねてのご不便をお掛けすることとなりますが、皆さまのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

世界のニュースでは、11月といえばアメリカ大統領選挙でしょうか?先日、新聞を読んでいたら、ドナルド・トランプ大統領が自身の居住地として登録しているフロリダ州の投票所となっている図書館で期日前投票をした、という記事が掲載されていました(「トランプ大統領」と「図書館」は、個人的には全くイメージが結びつきませんが・・・)。

2008年のものですが、カレントアウェアレス・ポータルをざっくりと見ると、大統領選挙の期日前投票で投票所となった図書館は、駐車場に車を駐車できないほど軒並み大混雑するそうです。またこれを機に、図書館のパンフレットや利用カードの説明資料を配ったり、ホールで映画を上映したり、有権者の子どもたちに読み聞かせをしたり、さらには「友の会」が飲み物を配ったり、と図書館の魅力をPRする図書館もあるとか。

日本国内でも、この近くでは名古屋市や一宮市の図書館が期日前投票所となっていたそうです。とはいえ、やはりアメリカでは日本よりも図書館がより「暮らし」に近い場所にあるような印象を受けました。

『あなたの“不安”をスッキリ解消!クルマの運転術』菰田 潔∥著
『恐怖の男 トランプ政権の真実』ボブ・ウッドワード∥著
『生活の中の図書館 民衆のアメリカ公立図書館史』ウェイン・ウィーガンド∥著

 

2020年10月25日(日)

先週のつづきの話です。・・・というわけで先週の日曜日、新しいテレビが無事に設置されました。来てくださった電気工事の方はとても忙しそうで、わずか10分足らずで設置・設定ともに完了し、風のごとく去っていきました。プ、プロだわ~。

新しいテレビは「額縁」の部分がほとんどなく、とても薄い・・・テレビの上にヘンな置物が置けた昭和のブラウン管テレビを知っている身としては「遠くへ来たものだ・・・」と思います。リモコンボタンの位置に指先がまだ慣れていないため、音量を変えようとしてチャンネルが変わってしまう凡ミスが続いているものの、インターネットをソファーでのんびりと楽しむことが出来るようになったので、ついついYouTubeで「見仏記」を見続けてしまいます。読まなくてはならない本もたくさんあるし、家でやらなくてはならないこともあるのに・・・むむむ、困ったものです。

さて、話を変えましょう。

今から1か月半ほど前のこと。ヨガ友の「よ」さんから「庭でローゼルが採れたから持ってきたよ~」と、黒っぽい赤い実をいくつか頂きました。ローゼル、皆さんご存知でしょうか?私ははじめて見たのですが、美容や疲労回復に効果があり、ジャムにしたり、塩漬けにしたり・・・と色々な食べ方があるそうです。さらに、そのままお湯を注ぐだけで、ハイビスカスティーになる(なぜ名前が「ハイビスカス」に変化するのかはよく分かりませんが)とのこと。早速、私もお湯を注いでハイビスカスティーとして飲んでみましたが、酸味がとても爽やかで美味しかったです。そういえば、よく「赤い色の飲み物は身体に良い」と聞きますよね~。この年齢になってくると「はじめて」のことに出会う機会がどんどん減ってしまい、正直なかなか感動しなくなってきているな、と思っています。「よ」さん、「はじめて」を有難うございました。また、面白いものがあったら教えて下さいね!!

と、ここまで書いたのが金曜日。何と!その日の夜のヨガで「よ」さんから再びローゼルを頂いてしまいました!わーい!!それにしても「図書館だより」に書こうとしたら、もう一度頂けるとは・・・ま、相変わらず我ながら「引き」が強いのでしょうね、色々と。

『見仏記 親孝行篇』いとうせいこう∥著・みうらじゅん∥著
  ・・・お二人のご両親も登場する作品。『見仏記』シリーズの中では一番好きかも。
『ハーブで楽しむ庭づくり 育てて生かす』
『知っておいしいハーブ事典』
  ・・・2冊とも「ローゼル」が掲載されています。「黒っぽい赤い実」をよかったら写真でもご確認ください。

 

2020年10月18日(日)

先週、約10ヶ月ぶりにサッカー日本代表戦が2試合行われました。コロナ禍の中(現在、ヨーロッパは何度目かの感染拡大真っ只中にあると報道されているので、心配しています)、オランダ・ユトレヒトでの無観客試合、海外組のみの招集という、「いつも」とは違う代表戦でしたが、久しぶりに代表ユニフォームを身に着けた選手たち楽しそうにサッカーをしている姿を見ると、やはりグッとくるものがありました。

そして、グランパスサポーターなら誰もが感激した菅原由勢選手のフル代表デビュー。遂に、グランパスの先輩・吉田麻也選手とフル代表で同じピッチに立つ日が来ましたね・・・「2年前の自分に、ようやくここまで来られたと伝えたい」という言葉には私も感動しましたが、菅原選手は「まだまだこれから」の選手。代表定着を目指して下さい。あと吉田選手、2試合連続クリーンシート(サッカー用語で無失点試合のこと、野球でいえば完封を指します。サッカーは華やかなゴールシーンに注目する人が多いかと思いますが、守れなくては勝てないのがサッカーです。海外ではゴール数・アシスト数だけでなく、クリーンシート達成試合数も注目される数字です)、お見事でした!!

と、まるで生中継の2試合をフル観戦していたかのように書いていますが・・・な、何とっ!先週の水曜日の朝、わが家のテレビが壊れてしまったので、日本時間深夜に行われて1対0で勝った2試合目コートジボワール戦の録画はまだ観られていません!!観ていないのに、試合について書いてしまいました。スイマセン。

それにしても、テレビ・・・。何の前触れもなく全壊するなんて・・・。わが家は決断力がある、というよりも気の短いタイプが揃っているので、故障した当日の夜に〇―ズデンキに行き、新しいテレビをその場で即決して購入。この「図書館だより」が掲載される日曜日の午後に設置工事に来て頂くこととなりました。しかし・・・うーん、録画が完了している代表戦はハードディスクに残っているので、日曜日の午後以降なら観ることができるかと思うのですが、故障後に録画予約してあった番組はおそらくディスク残量が残っていないので録画できていない・・・。うぅ、土曜深夜に放送予定の久しぶりに再放送ではないあの番組だけは、何とか手を尽くして観なくては!!

・『吉田麻也レジリエンス-負けない力』吉田麻也/著(※私は持っていますが、当館では所蔵していません。ご希望の方は、リクエストを出して頂ければ他館からの取寄せが可能です。ただしお時間がかかりますので、ご了承下さい。)

 

2020年10月11日(日)

どうやら「巻き爪」の話がリレーされているようなので、私も参加してみましょう。といっても、私の話は人ではなくてネコの巻き爪の話です。わが家で飼っていたネコは、およそ20年生きたご長寿猫でした。うちのネコだけがそうだったのか、あるいはご長寿猫すべてに当てはまるのかはわかりませんが、年を重ねるにつれて不精者となったうちのネコは「爪とぎ」をサボるようになってしまいました。そのまま放っておくと巻き爪となってしまい爪が肉球に食い込むため、母がネコを抱っこして100均で購入した猫用爪切りで爪を切っていました。しかし、母がうっかり爪切りのタイミングを逃すと(わりとよくあった)肉球から血が・・・。その場合は母が泣き叫ぶネコを抱え、爪をカットした後「〇キロン(もちろん人間用)」を肉球に吹き付けて消毒していました。そんな治療でちゃんと全快していたのですから、うちのネコもつくづく頑丈なものです。というわけで、(や)さんも消毒をお忘れなく!

では、先週出したクイズの答え合わせを。どんなクイズだったっけ?・・・と思われた方のために、先週の「図書館だより」を確認しましょう。

コーナー8「秋の図書館ツアーズ」では、『どくろ杯』『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』の2冊を津島ゆかりの本として紹介していますが、この本以外にも津島ゆかりの本を、あと3冊紹介しています。さて、3冊の本のタイトルはなあんだ??

さて、みなさんは3冊を見つけることができましたか?正解と解説です。
『全国もなかぼん』オガワカオリ/著
藤川町にある河村屋菓子舗さんの「天王祭まつり最中」が掲載されています。巻藁船の提灯部分が「もなか」の皮で見事に完コピ!・・・余談ですが、河村屋菓子舗さんは私の小学校の同級生のご両親が営んでおり、私が子どもの頃によく自転車で通ったお店です。昔から変わらない店構えと、店主ご夫妻の温かな対応に心が和みます。しばらく伺えていませんが、看板犬もご夫妻もお元気でしょうか?
『東海仏像めぐり』田中ひろみ/著
東柳原町にある浄蓮寺の「四天王像」と、米之座町にある西光寺の「地蔵菩薩立像」が掲載されています。著者の田中ひろみさんは、よくこの地域の情報番組にも出られている方なので、ご存知の方も多いかと思います。解説もとてもわかりやすい本です。
『神社とお寺おいしいお詣りスイーツ』大浦春堂/著
あかだ屋清七さんの「あかだくつわ」と津島神社が掲載されています。あかだ屋清七さんHPの「メディアでご紹介いただいた一覧」には、懐かしの「テレビチャンピオン・小学生頭やわらかIQ王2連覇!!」も掲載されています。この話は「わかる人にだけはわかる」懐かしい話かもしれませんが・・・。

ちなみに、POPの中で紹介している本の中では3冊ですが、コーナーに並べている本には、まだまだ津島ゆかりの本があります。興味を持たれた方は探してみてはいかがでしょう。また、コーナーの本についてはボチボチ補充もしていますので、どうぞ引き続きよろしくお願いします

さて、「旅」がテーマなのに、なぜ津島ゆかりの本を紹介しているのか・・・それは、探しているもの、そして大切なものは意外と近くにあるのかも?・・・というのが、今回のコーナーの裏テーマとなっているからです。コロナ禍の中で、遠くへ出掛けることができなくても、近場で面白いものに出会うことや意外な発見を楽しむことも、またひとつの「旅」と考えることができないかなぁ・・・と思い、津島ゆかりの本もあわせて紹介させて頂きました。と、書いたものの、安全に自由な旅を楽しむことができる日が、一日も早くやって来ることを私も心から願っています。