図書館だより :き

 

2025年01月19日(日)

2025年1月も半月が過ぎ、明日は早くも20日。ようやく、年月日を記入する際に「R7年」と書くのも慣れてきました。ということで、今年のサッカーにまつわる話を。

まずは日本代表。来年2026年に開催される北中米ワールドカップ最終予選は、次の3月20日のホーム・バーレーン戦に勝てば、予選3試合を残して史上最速8大会連続8回目のワールドカップ出場権獲得が決定します。うーん、早くも3月が楽しみっ!!

少し前のテレビ朝日「報道ステーション」に前日本代表キャプテン・吉田麻也選手が出演して、内田篤人さんと対談していましたね。私はまぁまぁキャリアの長いサッカーファンなのですが、特に力を入れて応援していた時期・世代が幾つかあり、2人が揃って中心選手として活躍していた「ザック・ジャパン」は私のベスト3に入る好きな日本代表チームです(2014年ブラジル・ワールドカップはとても残念な結果でしたが・・・)。番組では、早めにワールドカップ出場権を決めることによってピッチ内外の準備が有利になることが、吉田選手らしく分かりやすい言葉で語られていて面白かったです。また、北中米3カ国共催となるため、移動や時差、さらには気候の違いも視野に入れる必要があることが、現在アメリカMLSサッカーに所属する吉田選手ならではの視点から語られていて、とても興味深かったです。確かに、前回カタール大会は1つの都市周辺に全てのスタジアムがあり、各スタジアムへの移動はほぼ1時間以内。もちろん時差や気候の違いもありませんでした。しかし、次回ワールドカップはカナダ・アメリカ・メキシコ、と3カ国にまたがるため移動だけでも大変。広大なアメリカは国内でも時差がありますよね。むむむ・・・確かに、次回ワールドカップでは、地理的条件もよくよく考えてキャンプ地選び、スケジュールも組まなくてはならないようです。いやー、勉強になります。ともあれ、まずは出場権を獲得すること!・・・ですよね。

Jリーグも2026―27年に秋春制シーズンへと移行を控えていますね。プロ野球と同じく春になったら開幕するもの、と思い込んでいる私の頭も切り替えなきゃな~。昨シーズンはルヴァン杯で優勝したグランパス、今年は何としてもリーグ戦の優勝争いに絡んでほしいな、と期待しています(毎年ですが)。あと、やっぱりなるべくスタジアムで試合を観たい!サッカーは、テレビ画面やタブレット端末で観るよりも断然スタジアムで観る方が面白い!!・・・としみじみ思います。ともあれ、新シーズンが楽しみですね。図書館と同じく(一緒に語っても良いのかはビミョーですが・・・)、スタジアムも冬は当然凍えるので、早く暖かい春が来てほしいものです。

『サッカー受ける運ぶ解剖図鑑 最短最速でゴールを目指す技術』風間八宏/著・・・日本屈指の理論派指導者でもある元グランパス監督・風間八宏さんによる著書。現日本代表・森保一監督との対談も収録されています。
『アメリカの罠 トランプ2.0の衝撃』ユヴァル・ノア・ハラリ/著・・・ということで、明日1月20日は来年のワールドカップ開催国(のひとつ)でもある、アメリカ合衆国大統領就任式です。トランプ新大統領の入国制限令がワールドカップにも影響するかも・・・と囁かれていますが、どうなることでしょうか?

 

2025年01月12日(日)

寒い日が続きますね。この「図書館だより」を書いているのは、実は1月10日(金)の午前。少しずつ明るくなってきたものの依然として雪は降り続き、外は銀世界が広がっています。今朝は車の屋根雪を「屋根雪下ろし棒」を使って下ろしてから(この「屋根雪下ろし棒」購入の経緯は、数年前の私の「図書館だより」に詳しく書いています)、早めに出発したにもかかわらず、予想以上の渋滞に巻き込まれてしまい、「ち、遅刻するかも・・・」とドキドキしました。何とか無事に到着して、今少しホッとしているところです。ほんの数センチの雪で右往左往するなんて、雪国の人から見るとダメっ子だろうなぁ・・・、としみじみ思います。

そういえば、冬のはじめ頃に聴いたラジオ番組で「カマキリが木や草の高いところに産卵した年は大雪になる」という言い伝えが紹介されていました。昔から「カマキリの雪予想」と呼ばれているそうですが、ざっくりまとめると・・・カマキリは秋に草や木の枝に産卵する際、本能的にその年の積雪量を予測して安全な場所に産卵する・・・というもの。つまり・・・カマキリの卵が高いところにある年は大雪になる・・・ということになります。実際には、カマキリの卵は雪の下に埋もれていても問題なく孵化するそうなので、あくまでも「言い伝え」のようですが、生命の神秘をちょっぴり感じますよね。今年はカマキリの卵が高いところに見つかったそうなので、今年は大雪に注意したほうが良いかもしれませんね・・・とラジオ番組の中ではゆる~く紹介されていましたが、うーん・・・当たったのか、カマキリの雪予想??慣れない雪道は歩くのも運転するのも怖いので、大雪は年に一度きりで勘弁してほしいものです。

2025年がはじまって、あっという間に10日過ぎましたね。明日は「成人の日」。新成人(って18歳でしたね、そういえば)の皆さん、おめでとうございます。成年年齢引き下げ後も、これまで通り20歳を対象に式典を開催する自治体が多いようで、津島市も「はたちの集い」は本日開催される、とのこと。寒さ厳しい今年の冬ですが、晴れ着にふさわしい良いお天気に恵まれていることを願っています。

さて、今週の金曜日、1月17日に阪神・淡路大震災の発生から30年を迎えます。1995年がもう30年も前なんて、時間が過ぎていく速さにただただ驚かされます。1月からはじまったNHK・Eテレ「100分de名著」では「阪神・淡路大震災30年『心の傷を癒すということ』を読む」と題されて放送していました。30年前の朝、テレビを点けると目を疑うような神戸の風景が映っていて、呆然とテレビを見ていたことを思い出します。現在放送中の朝ドラ「おむすび」でも「おむすびが冷たい」と主人公の女の子が言っていましたが、こんな寒い季節だったんですね。30年を「節目」とするのではなく、困難の中で生きる人のために今できることを考えていかなくては・・・と、改めて考えさせられます。

『カマキリくん』タダサトシ/作・・・ということで、カマキリが登場する絵本です。虫が大好きな少年がカマキリを家に連れて帰る・・・というおはなしです。ちょっと想像すると怖いような気もしますね。
・『心の傷を癒すということ』安克昌/著・・・数年前にドラマ化・映画化されているので(主人公の精神科医を演じたのは、昨年の大河ドラマ「光る君へ」で藤原道長を演じた柄本佑さんです)、ご存知の方も多いかと思います。著者の誠実な人柄が伝わる名作です。当館未所蔵本ですが、30年目を迎える現在もオススメの一冊です。
『95』早見和真/著・・・阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、Windows95発売・・・と、振り返れば大きな事件・出来事が続いた、今から30年前の1995年が舞台の小説です(こちらも昨年ドラマ化されましたね)。当時を知る世代の1人として今思うのは「1995年は、大変な1年だった」ということ。やはり、何かが大きく変わった1年だったように思います。

 

2025年01月05日(日)

新年明けましておめでとうございます。今年も津島市立図書館、そして「図書館だより」をどうぞ宜しくお願いします。

昨年の元日に発生した能登半島地震から早くも1年となりました。「もう1年」とも「まだ1年」とも思います。今年の元日の朝、冷え込んだ空気の中で洗濯物を干していた時に「あの日は不思議なくらい暖かかい日だったな・・・」と、ふと思いました。年末年始にテレビを点けていると、能登にちなんだ番組が多く放送されていて、都度都度見入っていました。寒さ厳しい季節が続きますが、能登に住む方たちが健やかに過ごされることを心より願っています。

もうひとつ、石川県に少しだけちなんだ話を。先月16日に、建築家の谷口吉生さんが亡くなられました。最近では「GINZA SIX」の建築を手掛けられて話題となりましたが、「土門拳記念館」や「東京国立博物館・法隆寺宝物館」、愛知県内でも「豊田市美術館」を手がけた「美術館建築の名手」と呼ばれる建築家です。コロナ禍よりも前のことなので、だいぶ前となりますが、谷口さんが手がけた金沢の「鈴木大拙館」へ初めて伺った時の感激は今でも忘れられません。「特別な場所」って本当にあるんだな、と思いました(昨年、星野源さんが発表した曲「光の跡」でも話題となりましたね)。2019年に開館した、日本では珍しい建築専門の美術館「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」へはコロナ禍もあってまだ行けていないのですが、必ず行かなきゃな・・・と思っています。谷口吉生さんのご冥福をお祈り申し上げます。

さて、私もまぁまぁ良い年齢なのですが、この年齢になっても知らないことが多いなぁ・・・と、しみじみ思います。年賀状では文章に句読点を付けないことも知らなかったし、キティちゃんが頭にリボンを付けている理由も知らなかったし(これはたまたま観ていたテレビ番組で知って驚いた)、ゴミ収集日お知らせアプリがとっても便利なことも知らなかったし・・・。はじめて知ることが多いのは良いことなのかもしれませんが、知らないことは恥ずかしがらずに、どんなことでもちゃんと訊かなきゃダメだなぁ・・・としみじみ思います。学ぶ姿勢、というと大袈裟なような気もしますが、今年は何事に対しても謙虚でありたいと深く思っています。

諸般の事情により、昨年末の「図書館だより」で願った「穏やかな年越し」からはかけ離れた年末年始となりましたが・・・もういい!何とか迎えたぞ、2025年!!・・・という思いです。今週後半は最強寒波到来との噂もあり、インフルエンザも大流行中と聞きますが、穏やかで平和な一年となりますように。そして1冊でも多くの良い本と出会うことができますように。

『東山魁夷 日本人が最も愛した画家』・・・谷口さんの代表作のひとつ「長野県立美術館・東山魁夷館」に寄せた、「展示作品の額縁になるような建築にする」という言葉は谷口さんのお人柄が感じられて、とても好きな言葉です。「額縁」は絵よりも目立ち過ぎて鑑賞の妨げとなってはいけないし、絵を守る役割もある・・・心に残りますね。いつか「谷口建築聖地巡礼の旅」をのんびり楽しめたらなー、と夢見ています。

 

2024年12月22日(日)

少し前の出来事です。

お休みの日にウォーキングや買い出しに出掛けた後、「天気が良いから洗濯しよっと」とその日着ていた服やカバンを夕方にまとめて洗濯することにしました。「ま、晴れが続いていて乾燥しているから、明日の夕方には乾くだろう」と洗い上がった洗濯物を干しはじめたところ、洗ったばかりのショルダーバッグから「からからころん」と何かがこぼれ落ちました。

んん、何の音?・・・と落ちたモノを拾うと、何と!免許証と車のキーを入れているキーケースではありませんか・・・わわわ、これはマズイ!!・・・早速中身を確認すると、免許証は見たところ全く問題なし。うん、こっちはたぶん大丈夫でしょう。問題は車のキーです。これって、たぶん電子部品がいっぱい詰まっているはず(機械に疎いことがこの言葉でも分かりますが)・・・。うーん、これはどうしたら良いの??

ということで、「車のキー 洗濯してしまった」で検索。迷うくらいにいっぱい出てきましたが、まとめると・・・そのまま使用を続けると、中に残っている水分でキー内部がショートする可能性がある。ボタン操作はせず、自動車販売店に相談してください・・・とのこと。よし、相談だっ!・・・と思い立ったものの、今日は自動車販売店の定休日。さらに明日は出勤日なので、車に乗らなくてはいけません。

とりあえず、このキーで車が動くかを確認してみると、普通にドアも開くし、エンジンも始動します。ま、キーが反応するなら明日運転するくらいは大丈夫だろう、と判断して翌日は普通に出勤。昼休みに慌てて自動車販売店へ電話を掛けて相談したところ、「やはり一度キーを確認させて頂きたい」とのお返事。早速、その日の夕方に閉店間際の販売店へ駆け込み、キーを確認して頂いたところ、「中もちゃんと乾いているから大丈夫ですよ~」とのこと。あー、良かった。しかし「車のキーが使えなくなってしまって買い替えると数万円かかってしまうので、これからは洗濯しないで下さいね(笑)」とのお言葉が!・・・ハイ、わかりました。これからは、カバンの中身はちゃんと確認してから洗濯することにします。お騒がせしてしまい、スイマセン。

ところで、「車のキー 洗濯してしまった」で検索をした時に「へぇー、世の中にはこんなにも車のキーを洗濯する人がいるんだ・・・」と驚いていたのですが(自分もその1人なのに!)、職場で昼休みに自動車販売店へ電話を掛けていた際に「実は自分も・・・」と名乗り出てきた人が割と思いがけない人だったので、こちらもビックリしました。しかも、3回も・・・とは!キー、これまで無事で良かったですね、Hさん(許可なくネタにしてしまい、申し訳ないです)。

さて、まだまだ先のように思っていましたが、私にとって今回が年内最後の「図書館だより」となります。ここのところ、車のキーは洗濯するわ、服は前後ろ逆のまま気付かず外出するわ(いくら無地でオーバーサイズのスウェットだからといって、あんまりだと思った)、ホットプレートが壊れているのを忘れて焼き肉用のお肉を買ってしまうわ(結局、自宅近くの家電量販店Kでホットプレートを慌てて買った)・・・と、うっかりに拍車がかかっているので、十分に気を付けて、年末年始を穏やかに過ごしたいと思います。図書館利用者の皆さんも、お身体大切に良いお年をお迎えください。

『紫式部と藤原道長』倉本 一宏/著・・・今回の「図書館だより」とは全く関係のない話となりますが、先週日曜にNHK大河ドラマ「光る君へ」が最終回を迎えたので、「光る君へ」で時代考証を担当された倉木さんによる本を最後にご紹介します。膝が痛いお年頃(!)となった紫式部と清少納言が語り合う場面や、すっかりおじいちゃんとなった乙丸、そして「武士の世」の到来を予感させるラストシーン・・・と、最終回までしっかり楽しませてもらいました。あ、最終回で「めぐりあひて」がようやく出ましたね。ほぼ1年前の2月末にスタートした「光る君へ」を特集したコーナーのタイトルが、この和歌にちなんだ「めぐりあひて、古典」だったので、何だか懐かしかったです。ということで、来年の大河ドラマ関連コーナーを現在制作中です。まだまだまだまだ(「まだ」が多めですが、本当にそんな感じなのです・・・)勉強中ですが、少しでも面白いコーナーとなるように頑張ります。

 

2024年12月15日(日)

わ、もう12月15日になっているではないですか!2024年も残すところ、あと半月ですね。先週も書きましたが、「師走」は時が経つのが早いなぁ・・・。

「時が経つのが早い」といえば、先週大阪に住む学生時代の友人と連絡を取り合っていたところ、友人のムスメさんが早くも中3で受験生とのこと。おかしいなぁ、つい最近まで小学生女子だったような気がするんだけど(リアル「もう中学生」ですね)。ともあれ、インフルエンザや風邪が心配だねぇ・・・等と近況をやり取りをしていたところ、ムスメさんが今度合唱コンクールで歌う曲が「津島市立天王中学校作詞」と書いてあるんだけど、これって(き)が住んでいる津島市のこと?・・・と、訊かれました。

天王中学校といえば、私の母校ではないものの津島市立図書館のお向かいに建つ中学校。そして、合唱の話は昔うっすらと聞いたことがあるような気もします。ネットで少し調べてみると、確かにムスメさんが歌う曲「MEMORY~卒業に寄せて~」には「津島市立天王中学校平成17年度卒業生&後藤環作詞・後藤環作曲」と記載されています。平成17年は2005年なので、今からおよそ20年前。春にJR福知山線の脱線事故が起こったのが、この年。郵政民営化も2005年の出来事です。うーん、どちらも勿論記憶にはあるけれど、かなり昔のように感じます。

さて、誰か詳しい人はいないかな?・・・こういう時に頼りになるのは地元の人、ということで早速天王中学校に縁がありそうな周囲の人々に聞き込みを開始すると、やはり当時かなり話題となっていたそうで「NHKも取材に来ていた」との情報が。道理で何となく記憶に残っているわけですね~。

遠い大阪のある町と津島市が、距離と時間をこえて繋がったような気がします。音楽は時を超えて伝わるんですね~。さて、ムスメさんはじめ受験生の皆さん、今週末は冷え込みが厳しいようですが体調管理に気をつけて、ラストスパート頑張って下さい。あと大変申し訳ないのですが、図書館の空調は夏と変わらず故障中です。暖かい服装でお越し下さい。

『くちびるに歌を』中田 永一/著・・・長崎県の五島列島のある中学校の合唱部が舞台の小説です。図書館では映画化されたDVD『くちびるに歌を』も所蔵しています。
『大阪』岸 政彦/著・柴崎 友香/著・・・大学進学を機に大阪へ来た岸さんと、生まれ育った大阪から東京へ出た柴崎さんによる共著エッセイ。90年代の4年間を大阪で過ごした私にとってはエモ過ぎる作品です。岸さんの文章は大好きで「こんな文章が書ければいいな~」といつも憧れています。

おまけですが・・・、先週の「図書館だより」で私と同じ「オアシス来日公演・落選組」だった佐久間さんは、先週土曜の一般発売でチケット取れたんですね・・・。私、先週土曜は出勤日。休憩時間と昼休みに頑張っていたんですけど、特設サイトにたどり着くことすら出来ませんでした~。次のチャンスは来年9月のリセールかぁ。うーん、追加公演の発表とかないのかなぁ・・・。

『チケット不正転売禁止法がよくわかるQ&A 決定版!』山下 貴司・宮内 秀樹・三谷 英弘/著・・・ということで、こんな本も。余談ですが、昨年出掛けたライブは全て電子チケットのみの販売。昭和生まれの私は「このタイミングでスマホが壊れたらどうしよう・・・」と、毎回ドキドキしていました。

 

2024年12月08日(日)

12月に入ってから早くも1週間ですね。さすがに「師走」です、早い早い。気付けば、大河ドラマ「光る君へ」も最終回まで今日と来週の残り2回となりました。最後の最後まで大石静さんの脚本っぽい、濃厚な人間模様が描かれそうで期待しています。

Jリーグも本日が最終節ですね~。今シーズンは何と、優勝の可能性が3チームに残る三つ巴の大接戦!さて、どこが優勝するのでしょうか!?・・・ま、その3チームに名古屋グランパスが入っていないのは甚だ無念ですが、仕方ないです。長谷川監督の続投が決定したそうなので、来シーズンこそは!・・・と、こちらも期待しています。

さて、今からちょうど1週間前の12月1日、藤原更さんのトークイベントが当館で開催されました。私もこの日はちょうどお休みだったため、最後列でこっそり(でもないですが)イベントを楽しませて頂きました。

「現代アートの作家」と聞くと、「自分とはかけ離れた世界にいる人」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、今回のトークイベントに参加した方は「私たちと同じ世界で生きる人」として身近に感じられた方が多かったのではないでしょうか?私も子どもの頃によく通っていた旧館(今では建物さえも取り壊されてしまいましたが・・・)の思い出や、「きっと言っても分からないだろうな・・・」と思いつつ、必ず「津島市出身」と伝えるようにしているエピソードは、地元だからこそ伺えた貴重なお話だったように思います。地元愛あふれるお話、ありがとうございました。また今度・・・も期待しております。

最後に書くのもアレなのですが、オアシス来日公演チケット取れませんでしたっ!!2024年不敗神話(だったのです!)が、遂に崩壊してしまいました、トホホ・・・。まぁ、倍率8倍とも噂されており、「こりゃ無理だわ」と最初から思っていたのでショックでもないのですけどね。毎週楽しみに聴いているラジオ番組でもパーソナリティの方が「チケット外れたー」と話されていたので、外れたのは私だけじゃない・・・と慰められましたよ。ということで、当選された皆さん、私のぶんまで力いっぱいお楽しみ下さい。ただ、2人が仲良くステージに立つまでは、まだまだ油断ならないような気もしていますが(負け惜しみ、ですね)。

『ワケあり式部とおつかれ道長』奥山 景布子/著・・・津島市出身の作家・奥山先生による式部&道長本。式部はバーのママ、道長はバーの常連客となり、2人が語り合うというユニークな設定ですが、さすがの奥山先生なので史実はきちんと語られております。
『Melting Petals』Sarah Fujiwara/Photographs・・・藤原更さんの作品集です。館内の展示に興味を持たれた方は、是非ともご覧下さい。
『佐久間宣行のずるい仕事術 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』佐久間 宣行/著・・・私と同じ「オアシス来日公演・落選組」の佐久間さんの本です。ラジオ、大好きで毎週某アプリで欠かさず聴いています。

 

2024年12月01日(日)

今日から12月ですね。2024年もあとちょうど1か月となりました。毎年、特別整理休館が終わると、あっという間に年末だなぁ・・・と思います。ところが何と!先週寝ていたら瞼を蚊に刺されました!!11月末まで生き残った蚊はやはりタフですね。まだ瞼が腫れているし、痒いっ・・・寒いのは苦手なので、暖かいのは助かるのですが、11月末に蚊に刺されるとはビックリです。地球温暖化の影響ですかね?

さて、ではコーナーのお知らせを。

先週の「図書館だより」でも書きましたが、コーナー8「追悼2024」、同じくコーナー8「ゆく年くる年」がスタートしました。追悼特集は、訃報記事が掲載された新聞を1年間ストックしておき、コーナー作成の時期になったら新聞を読み直すところから毎年スタートしています。当たり前のことながら、毎年同じ内容とはなりません。新聞を読み直すあたりから、「汚れた手では制作できないな・・・」と毎年粛然とした気持ちとなります。毎年作成していても、心身ともに慣れることのない作業です。

もうひとつの「ゆく年くる年」では、今年出版された本を中心に2024年を振り返りつつ、来年の予習もほんの少しだけ特集しています。元日の能登半島地震からはじまった2024年ですが、皆さんにとってはどんな1年でしたか?・・・振り返りつつも、来年が皆さんにとって健やかな良い一年となりますよう願っております。

完成したコーナーの内容は、Goさんによる図書館HPをご覧頂ければ・・・と思います。来年1月末まで展開予定です。毎度のことながら、Goさん、そしてポスター制作から集本作業まで手伝って下さるY先輩に感謝申し上げます。

もうひとつお知らせ。特別整理休館中に詩人の谷川俊太郎さんが亡くなられました。

2016年のことですから、今から8年も前になりますが、私は名古屋で開催された谷川俊太郎さんの講演を聴かせて頂いたことがあります。「全自由席あるある」なのかもしれませんが、わりとギリギリに到着したにも関わらず、何故か最前列がぽっかりと空いていたので、ちゃっかり着席。「日本を代表する詩人」のお顔を間近に拝見し、お話をじっくりと伺うことができました。アイボリーのタートルネックの暖かそうなセーターがよく似合っていたことや、他の方がお話されている時に「ふむふむ・・・」と頷いていた、お顔の真剣さを懐かしく思い出します。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

メインカウンター横のコーナー6「追悼・谷川俊太郎さん」は今月末まで展開、その後はコーナー8「追悼2024」と併せて著作を紹介する予定です。こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

そういえば、11月10日(日)の「図書館だより」で私が気にしていた、バスに乗り遅れそうになったOさんが「のりますーー!」と言いながら手を振ってアピールすることができなかった理由が、一昨日ついに判明しました。Oさんはシャイなんですね~。私ならたぶん叫んでただろうなぁ(笑)。

 

2024年11月24日(日)

お久しぶりの「図書館だより」です。特別整理休館がスタートした頃は気温が高く、肉体労働に励んでいるとうっすら汗をかく程の陽気でしたが、特別整理休館期間の2週間弱の間に季節は秋から冬へと移ったようで、ずいぶんと冷え込むようになりました。そして、休館明けに図書館に来られた方は、美術館かと見違えるほどオシャレに模様替えした館内に驚かれたかと思います(私も驚きました!)。図書館の「芸術の秋」、是非お楽しみ下さい。

さて、前回(11月10日)の続きとなります。11月2日、延長そしてPKの末に名古屋グランパスが優勝したルヴァン杯決勝を国立競技場で観戦し、大感激の私は予定より大幅に遅れて東京駅に到着。翌日が出勤日のため、慌てて新幹線に飛び乗りました。

今思えば、東京駅を出発する時には「静岡県で現在大雨が降っている、という情報があります」というアナウンスが流れていたのです。しかし、この日の私はとても幸せ、超ご機嫌。「ふーん、そうなんだぁ~」と、ぼんやりアナウンスを聞き流していました。

異変に気付いたのは東京駅のすぐ次の品川駅。予定通りの時刻に品川駅へ到着した新幹線が動き出さないのです。あれ、えらく長く停まってないか?・・・とようやく気付いた頃に、「静岡で大雨のため、ご乗車中の新幹線の発車を見合わせています」というアナウンスが流れました。延長、PK、優勝セレモニーで、ただでさえ大幅に遅れているのに・・・と一瞬思ったものの、ここで慌てても仕方がありません。手持ちの本もまだ5分の1しか読んでいなかったので、読書に集中することにしました。

新幹線の大幅な遅れに乗り合わせたのは初めてでしたが、こういう時の車内アナウンスって細かく流れるものなんですね。「運転再開時刻の見通しは立っていないので、品川駅のホームに降りて飲み物等を買いに行って頂いても構いません」や、「ただし、品川駅の2階まで行ってしまうと、運転再開や出発のアナウンスを聞き逃す可能性があります」や、「三島駅は改札が浸水するほどの大雨が現在降っております」など、細かく丁寧な最新情報のアナウンスが頻繫に流れ、お陰でそれほど不安を感じることなく車内で過ごすことができました。東京駅のD丸で飲んだ「ずんだシェイク」のおかげか、それ程お腹も空かなかったし・・・。

そんな中、「三島の大雨が落ち着いて安全確認も終了したため、5分後に出発します」と嬉しいアナウンスが流れたものの、「雨雲が小田原に移動してしまい、小田原周辺が大雨となったため再度出発を見合わせます」というアナウンスが流れてしまい、「うわぁ、どうなるの??」と心配になりましたが、予定から90分程の遅れで品川駅を出発。大雨が上がったばかりの静岡付近で速度を落としたため、合計117分遅れで名古屋駅に到着し(本も無事に読み終わりました)、翌日は無事に出勤することができました。あー、良かった・・・。乗客の対応や大雨の中で安全確認に当たられたJR東海の職員の皆さま、お疲れ様でした。

さて、特別整理休館も終わり、前回の「図書館だより」で「年末恒例」と書いた、コーナー8「追悼2024」・「ゆく年くる年」がスタートしました。こちらと、急遽作成することとなった、コーナー6「追悼・谷川俊太郎さん」については次週書こうかな、と思っています。どうぞ宜しくお願いします。

『新幹線60年大百科 鉄道写真家が撮り続けた超特急の記録』南 正時/著・・・コーナー8「ゆく年くる年」でも少しだけ取り上げましたが、2024年は東海道新幹線開業60周年ですね!おめでとうございます~。新幹線、実は大好きで大人になっても乗る時はいつもワクワクしていますが、さすがに4時間ほど乗っているとお尻が痛くなりますね・・・。
『夜明けを待つ』佐々 涼子/著・・・今年の追悼特集で取り上げた方々のうち、私が最も読ませて頂いていたのがノンフィクション作家・佐々涼子さんの著作です。56歳という早すぎる別れはとても残念ですが、心に残る作品を数多く残して下さっています。この機会に手に取って頂ければ・・・と思います。

 

2024年11月10日(日)

今から8日前の11月2日(土)、ルヴァン杯決勝「名古屋グランパス対アルビレックス新潟」を観るために、はじめて国立競技場へ行ってきました。国立競技場、凄いですね。当日はかなり雨が降っていたのですが立派な屋根があるから全然濡れなかったし、スタジアムにエレベーターがあるので移動がラクだったし、都心にあるから最寄り駅が複数あって試合後のラッシュがラクだったし・・・と、良いことずくめ。うーん、既にもう1回行きたいくらい。

ニュース等でご覧になった方も多いかと思いますが、結果は・・・前半:名古屋、永井選手の2ゴールで先制⇒後半:粘る新潟が終了間際に同点、延長へ⇒延長:名古屋勝ち越しゴールかと思いきや新潟が再び追いつき、PK戦へ⇒PK:5人全員決めた名古屋が3年ぶりのルヴァン杯優勝!!・・・という、ドラマチックな展開。試合を観戦した日本代表・森保監督が「ルヴァン杯史上最高の試合」と讃える内容でした。(正直あまり熱心なサポーターともいえませんが・・・)もうかれこれグランパスを30年くらい応援している私ですが、優勝の瞬間に立ち会えたのは実は初めて!・・・大感激でした。

決勝に進んだ両チームとも関東圏以外のチームでしたが、この試合はルヴァン杯史上最多入場者数の6万2517人を記録。朝、名古屋駅の新幹線ホームでも名古屋のユニフォームを着用したサポーターの姿が目立っていましたが、新潟のサポーターも熱心かつマナーが良くて、素晴らしかったです。国立競技場では、初タイトルの瞬間を見届けようと遠路はるばる新潟から応援に来たと思われる、杖をついたご高齢の新潟サポーターの方々をたくさん見掛けました。うーん、熱い!「アイシテルニイガタ」のチャントも格好良いですよね~。こんな良い試合の観客の一人となることができて幸せだな、と思います。

さて、実はドラマチックだったのは試合だけではなかったのです(こちらのオチもニュース等でご存知の方が多いかもしれませんが)・・・。私は翌日が出勤日。延長、PK、優勝セレモニー・・・、と90分で終了する予定がだいぶ遅れています。急いで帰らなくてはいけません。感動の優勝セレモニーを見届けた後、慌てて東京駅へ移動して、お土産を購入(ついでに「ずんだシェイク」もゴクゴク)。新幹線に飛び乗りました。

以下、波乱の展開は、特別整理休館明けの11月24日(日)に続きます(引っ張ってしまって、スイマセン)。

さて、いよいよ明日から特別整理休館です。今年の特別整理休館は、11日(ワンワン)から22日(ニャンニャン)まで。覚えやすいですよね~。体力勝負の日が続きますが、寒暖差等に気を付けて乗り切りたいと思います((す)さん、お大事に!)。図書館利用者の皆様にはご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願い致します。また、特別整理休館中は「図書館だより」の更新もお休みとなります。23日(土)からの再開を予定していますので、どうぞ宜しくお願い致します。

あ、書き忘れるところでしたが、コーナー9「図「食」館へようこそ」は突然ですが、本日いっぱいで終了の予定です。結局「駄洒落オチ」となったような気がしますが(諸般の事情があり、本の補充が殆どできなくてスイマセン)、多くのご利用を頂き、心より感謝申し上げます。特別整理休館明けには、(まだ完成していませんが!)年末恒例のコーナーがスタートしている予定です。こちらも、どうぞ宜しくお願い致します。

ところで話は変わるのですが、8日(金)の「図書館だより」でバスに乗れなかった(お)さんは、なぜ「のりますーー!」と言いながら手を振ってアピールすることもできず・・・だったのでしょうか?特別整理休館前に気になって仕方がないのです。・・・ねぇ、なんで手を振れなかったの??

『国立競技場 Construction Japan National Stadium』共同通信社/著・・・国立競技場の着工から完成までの3年間を克明に記録した写真集です。工事現場を覗いているような気分にもなれちゃう一冊です。
『SAYONARA国立競技場 56年の軌跡 1958-2014』日本スポーツ振興センター/発行・・・こちらは建て替えられる前の国立競技場の記録です。サッカー界にとって、国立競技場は「聖地」。懐かしい写真もたくさん掲載されていて、胸が熱くなります。

 

2024年11月03日(日)

今日は文化の日ですね。昔から11月3日は「晴れの特異日」と言われているそうですが、今年はどうでしょうか?確かに、この日が誕生日の友人は「私の誕生日は毎年晴れだよ~」とよく自慢していた記憶があります。私の誕生日は雨の日が多いので、ちょっぴり羨ましかったなぁ・・・。

さて、今回も次回コーナーの準備作業等で慌ただしくしているため、短めの内容となります。

先日、「骨伝導イヤホン」を購入しました。「骨伝導イヤホン」とは、その名の通り骨を通じて内耳に直接振動を送り、脳に音を届ける方式のイヤホンのこと。こめかみにイヤホンを当てて音を聞く方式なので、耳を塞がずに周りの音を聞いたり、会話しながら音楽・音声を楽しむことができるイヤホンです。

この「図書館だより」を読んで頂いている方はご存じかもしれませんが、音楽やラジオを聴くのが私の趣味のひとつで、自宅ではほぼ何かしらの音に触れて生活しています。自宅で1人の時はスマホをスピーカーに繋いで楽しんでいるのですが、家族が在宅している際はワイヤレス・イヤホンを装着。しかしイヤホンをしていると、家族に何か言われても聞こえず、洗濯が終わってもインターフォンが鳴っても気付かず、さらに長時間イヤホンを装着していると耳の中を圧迫されているような感じもあり、「何だかなぁ・・・」と、ずっと思っていたのです。

先日、別の用事があって自宅から一番近い家電量販店に立ち寄った際、次の予定まで時間があったので店内をフラフラと歩いていると、「骨伝導イヤホン」のお試しコーナーを発見。「へー、何これ?」と思い、試してみると・・・「おぉ、思っていたより、うんと良い!」と、「一目惚れ」ならぬ「一聴惚れ」をしてしまい、その場で即決して購入してしまいました。ただ、その後あれこれ調べてみると、やはり「音もれ」はしやすいようなので、当面は自宅用として使用する予定です。

私は普段あまり衝動買いをするタイプではないので、自分でもまぁまぁビックリの買い物ですが、「衝動」のない人生なんてつまらないよなぁ・・・とも思います。ともあれ、これで雨が降っているのに気付かず洗濯物を濡らしたり、宅配便をスルーしてしまったり・・・という、家族から怒られるような凡ミスが撲滅できると良いのですが。

『聞いて聞いて! 音と耳のはなし』高津 修/文・遠藤 義人/文・長崎 訓子/絵
『「音」の秘密 原理と音楽・音響システム』スティーヴ・マーシャル/著・山崎 正浩/訳

今週も本の紹介はお休みです。来週はいつものような感じで書けるよう、コーナーの準備作業を頑張ります。「図書館だより」に書こうと思っているネタも溜まっているので、それも特別整理休館前に書いておけると良いな、と思っています。