図書館だより :き

 

2024年05月26日(日)

(先週の続きとなります)叔父宅に到着後、久しぶりに会った親戚との再会を喜び、法要も無事に終了。堅苦しい喪服からいつもの服に着替え、会食後は自然と祖母の思い出話となりました。

能登から離れたこの田舎でも今年の元日の地震はひどく揺れたそうですが、生前の祖母は「福井地震は本当に怖かった」とよく話していたそうです。福井地震が発生したのは、昭和23(1948)年6月。私はもちろん、祖母にとって最初の子どもである母もまだ生まれていなかった頃です。第2次世界大戦後に発生した震災としては、東日本大震災、阪神淡路大震災に次ぐ3番目に多い犠牲者を出しており、当時20代前半だった祖母にとっては忘れられない震災体験だったのだろうな、と思います。

他にも、石川県といえば「加能ガニ」や「香箱ガニ」といったカニの美味しさでよく知られている県なのに、祖母は一度カニにあたって以来カニが食べられなくなってしまったことや(他の人が食べているのをジッと見ていたそうですが、羨ましかったのかもしれません)、野菜作り名人だった祖母が作っていたトウモロコシやトマトがとても美味しかったことなどが賑やかに語られました(私の親戚は皆お喋りなのです)。

祖母はコロナ禍真っ只中の時期に亡くなったため、私は田舎での葬儀に参列することができず、いまだに田舎では祖母が変わらず生きているような気持ちが抜けずにいましたが、祖母の思い出話をしているうちに「あー、おばあちゃんは本当に亡くなっていたんだな・・・」と実感させられました。私は「砂糖を丸めてハチミツを掛けたような」と形容されるほど、祖父母からはたいそう甘やかされた孫なので寂しさを感じます。特にこのような賑やかな場では、祖母がいたらどんなに喜んだかなぁ・・・と思います。

その後、レンタカーを再び運転して小松駅に戻り、予定通りの復路で帰宅しましたが、早起きや2回の乗り換え、そして慣れないレンタカー運転の緊張でやはり疲れていたんでしょうね・・・帰宅してから「しまった!応援消費しようと思っていたのに、お土産あまり買わなかった!!」と激しく後悔しました。うーん、次の機会があれば、石川県をもっとちゃんと応援したいものです。

『令和6年能登半島地震 特別報道写真集 2024.1.1』北國新聞社/編集・・・今年1月1日に発生した能登半島地震の全貌をとらえた写真集です。震災から間もなく5か月となります。間もなく北陸にも夏がやって来ますが、暑さ厳しくなりますのでお身体大切にお過ごしください。
『おばあちゃんすごい!』中川ひろたか/文・村上康成/絵・・・けん玉、お手玉、折り紙、あやとり・・・なんでも上手なおばあちゃんが登場する絵本です。私の祖母もとても器用な人で、子どもの頃に手作りの浴衣を送ってもらった思い出があります・・・私には遺伝しなかったようなので、甚だ残念です。

うっかり書き忘れるところでした。コーナー9「めぐりあひて、古典」は明日で終了予定です。大河ドラマにちなんだコーナーは毎年恒例となっていますが、今回は私が平安時代、そして古典文学の知識が乏しくて、制作にとても苦労したことを今でもたまに思い出します。ま、そのおかげで大河ドラマ「光る君へ」を濃く楽しめているので、これも役得なのかもしれません。コーナー9「めぐりあひて、古典」、本当に多くのご利用を頂きまして、ありがとうございました。次回のコーナーもどうぞ宜しくお願い致します。大河ドラマ特集、もちろん来年も制作予定です。次は江戸時代ですね。

 

2024年05月19日(日)

数週間前の休日に祖母の三回忌法要のため、久しぶりに石川県へ行ってきました。

3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸となってから初めての石川県です。新聞やテレビでも報道されていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、今回の延伸で名古屋から金沢方面へのアクセスは残念ながら、かなり不便になってしまいました。

これまでは、名古屋から「特急しらさぎ」に乗れば、米原駅で座席の回転を忘れなければ2時間以上のんびりと過ごせたのですが、今回の延伸によって米原駅と敦賀駅で計2回の乗り換えが必要となり、さらに料金もググっとアップ!・・・と、ほんの数分だけ到着が早くなるものの、一言で言えば踏んだり蹴ったり。じゃ、高速バスに乗れば?・・・と思われるかもしれませんが、午前中の法事には高速バスでは間に合わないのです。遅刻は「される」のも嫌いですが、「する」のは耐えられません。

ということで、はじめて乗ってみました!北陸新幹線!!・・・文句もこのようにいっぱい書いていますが、何だかんだ言ってもピカピカでオシャレな車両なので、嬉しくなってしまいます。うーん、米原~敦賀間の在来線特急の車両と何たる格差・・・。ま、お値段も違いますけどね。

ただ、思っていたよりも面倒だったのが2回の乗り換え。座席に座り、落ち着いたと思う間もなく乗り換えの時間が近づいてくる・・・という厳しさ。電車では読書が基本の私にとっては、物語が進んだところで乗り換えのタイミングがやって来る、という理不尽な展開。うー、つらい。とはいえ、出発前に心配していた敦賀駅での乗り換え(在来線特急ホーム階である1階から3階の新幹線ホーム階への移動)はきちんと予習をしておいたのと、係の方がばっちり誘導してくれたので、無事に乗り換えることができてホッとしました。

2回の乗り換えも済み、無事に小松駅に到着。小松駅も前回利用した時とは比べものにならないほどキレイになっていました。恐るべし新幹線のチカラ・・・。確か20年くらい前は津島駅とそんなに変わらない駅だったようにも思うのですが・・・。小松駅では、以前「図書館だより」にも書いた、米原駅でコーヒーを自販機で買うのに苦労していた叔父とも無事に合流し、駅で予約しておいたレンタカーに乗り(私がドライバーでした!)、叔父宅に無事到着(次週に続きます)。

『メロディ・フェア』宮下奈都/著・・・福井県出身の作家・宮下奈都さんによる小説。大学を卒業し、地元・福井に戻り、ショッピングモールの化粧品売り場で美容部員として働く女性が主人公の小説。ということで、北陸新幹線、金沢~敦賀間、開業おめでとうございます!北陸新幹線がたくさんの幸せを運んでくれますように。願わくば、米原~敦賀間も延伸してほしい・・・。

 

2024年05月12日(日)

少し前の休日、コロナ禍を挟んで5年ぶりに「たじみ陶器まつり」へ出掛けてきました。

久しぶりの多治見は、駅前に大きな商業施設(中にはホテルまであるそうです)が新しく出来ていたり、オリベストリートにオシャレな複合施設が出来ていたり・・・、と「消滅可能性自治体(また書いてしまった)」で暮らす私には眩しいほど、キラキラと輝いていました。

「たじみ陶器まつり」も以前はオリベストリートにずらりとテントが並んでいたような記憶があるのですが、今回は歩いて行ける範囲内にいくつかの会場を設けて、会場を巡る方式になっていて、お散歩する気分で町を巡ることができ、とても楽しかったです。陶器のお店の方とお喋りするのも久しぶりでしたが、あー、やっぱり「陶器まつり」は楽しいなぁ・・・としみじみ思いました。ちょっと値引きしてもらえたり、ね。

陶器だけでなく、昔からお世話になっている商店街のお店でも買い物を楽しみ、さてそろそろ駅へ向かうか・・・と、歩き出したところで、天気予報どおりにポツリポツリと雨が降ってきたので、トートバッグから折り畳み傘を出して広げ、駅へ向かって歩き始めました。駅に到着し、折り畳み傘をカバンに戻そうとしたところで・・・「な、ないっ!」。そうです、「折り畳み傘の袋」がカバンを探しても見つかりません。「えー、どこかで落としたのかな??」。一瞬戻って探そうかと思いましたが、雨も降ってきたし、電車の時間も気になるところ。小さな落とし物を探して町を歩く余裕はなかったので、そのまま電車に乗りました。

うーん、どうしたものか・・・。さんざん迷いましたが、ひとまず傘をさして歩き始めたお店に問い合わせメールを送り、いつもお世話になっている商店街のお店にも相談のメールを送り・・・と、思いつく限りの問い合わせをさせて頂き、とても親切な対応をして頂いたものの・・・見つからず(大変お騒がせしました!)。

「あーあ、傘わりと最近買ったばかりなんだよなー」と思いつつ、折り畳み傘を購入した某アウトドアメーカーMのオンラインショップで試しに「傘」と入力して検索してみると・・・驚くほどの種類と色の「折り畳み傘の袋」が売られていました。「折り畳み傘の袋」だけを失くしてしまう人って、沢山いるのでしょうか?「良かった、私だけじゃないんだなー」となぜか安心しつつ、早速なるべくよく似た色と形の「折り畳み傘の袋」を選んで、ポチリと注文。現在は、真新しい「折り畳み傘の袋」が最初からこの傘を入れていましたよ、と言いたげに折り畳み傘を収納してくれています。便利な世の中ですが、落とし物には気を付けなきゃ!

『傘の自由化は可能か』大崎 善生/著・・・傘の話で長々と書いてしまったので、「傘」にちなんだ本を一冊。自由な傘を駅やコンビニに置いておき、使いたい人が使いたい時に使用できるシステムは可能か?・・・小説『パイロットフィッシュ』で語られていた主人公の夢が表題となったエッセイです。小説の中では「そんなことしたら、みんな家に持って帰ってしまうだけだ」と飲み屋のマスターは答えますが、その後実際に試行されたエピソードがエッセイで書かれています。さて、結果はどうなったでしょうか?・・・大崎さんは、昨年将棋の藤井聡太さんの王位就任式で、病気のため声帯を摘出したため、夫人である高橋和さんが代読された19分間の「声なき祝辞」が大きな話題となりました。私も読みましたが、グッとくるのを堪えることが難しい、大変心のこもった祝辞でした。ネットでも全文を読むことができるかと思いますので、私の拙い文章で興味をお持ち頂いた方は是非。

 

2024年05月05日(日)

今日は「子どもの日」。ゴールデンウィークも、いよいよ終盤ですね。先週も書きましたが、図書館はゴールデンウィークもいつも通り開館しています。グリーンフェスタ(@天王川公園)も良いですが、図書館もどうぞよろしくお願いします。

さて、サッカー男子AFC U23アジアカップ カタール2024、優勝しました!日本代表のタイトル獲得は、とっても久しぶりです!!いやー、素直に嬉しい。

ウズベキスタンとの決勝は劇的な展開だったそうですが、残念ながら深夜の中継だったため、この試合も録画観戦です。この「図書館だより」を書いている時点(4日土曜)では、まだ観られていません。若い頃の自分なら深夜でもリアルタイムで観戦していただろうなぁ・・・と思います。とても残念ですが、たまたま家族が体調を崩して寝ていたので(ただのカゼですが)、夜中に騒ぐのも迷惑かと思いまして・・・。

サッカー男子のパリ・オリンピックのアジア枠はわずか3.5(プレーオフに勝つともう1枠増えるので0.5表記です)。今回は、アジアの強豪チームである、韓国もオーストラリアもオリンピック出場権を逃しています。その中での優勝での出場権獲得とは・・・うーん、立派です。

パリ・オリンピック本番はオーバーエイジ枠を使うのか、予選では呼べなかった久保選手ら海外組の招集は可能か・・・なども話題となりそうですね。実は、パリ・オリンピックの組み合わせは既に発表されていて、日本はパラグアイ、マリ、イスラエルとグループリーグと対戦します。男子サッカーの初戦は現地時間の7月24日(水)19時キックオフ(日本時間25日(木)深夜2時)パラグアイ戦です。女子サッカーは25日(木)17時(日本時間26日(金)深夜0時)スペイン戦です。男女どちらも強いチームとの試合ですが、頑張ってほしいですね。私としては、試合当日までに時差に強い人間になれると良いのですが・・・。

『かぞえきれない星の、その次の星』重松 清/著・・・11の小さな物語が入った短編集です。第1作「こいのぼりのナイショの仕事」はコロナ禍で休校になった小学校を舞台に子どもたちを励ますため、こいのぼりが秘密の仕事に奮闘する姿が描かれる小説です。世界中の子どもたちにとって、今日がたのしい「子どもの日」となりますように。

 

2024年04月28日(日)

(い)さん、長年の土曜日担当お疲れ様でした。

隣に住んでいた親切な先輩住人が引っ越していくような寂しさを感じていますが、(い)さんも書かれていたように、これからも「図書館だより」は続きます。

今までと変わらず、私はこれからもなるべく皆さんに楽しんで頂けるような話を書いていければいいかなー、と思っています。(い)さんを爆笑させることを目標に、これからも頑張って書き続けますね。そして、次のお隣さん、どうぞよろしくお願いします。

「頑張れー!」と、毎週のように書いている、サッカーU23男子代表の「AFC U23アジアカップ カタール24」は決勝トーナメント1回戦カタール戦に勝利しました(パチパチパチパチ!)。

私のサッカーファン歴はまぁまぁ長いので、1996年のアトランタ・オリンピックでブラジルに勝った「マイアミの奇跡」も当然リアルタイムで見ていて、ワールドカップだけでなくオリンピックにも良い思い出がたくさんあります。オリンピックには「23歳以下」という年齢制限があり(オリンピック本番ではオーバーエイジ枠の招集もできますが)、だからこその面白さがあるように思います。

さぁ、あと1つ勝てばパリ・オリンピック出場決定です。準決勝の相手はイラクとなりましたね。1月のアジアカップのリベンジを期待しつつ、応援したいと思います。

んん・・・、まぁこれは仕方がないことなのですが、この大会は朝型の私にとっては時差が厳しいんですよね・・・。ここのところ諸般の事情でとても忙しいこともあり、リアルタイム観戦がなかなか出来ず、悔しいところです。

応援していて楽しいことの1つはサッカー好きの方と繋がることができること。「今日は試合ですね」と試合がある日に連絡をし、試合後は喜びだったり、ガッカリだったりを共有できるのは、幸せなことです。サッカーファンで良かったな、といつも思います。

ついうっかり書き忘れるところでしたが、先週火曜日の夕方に私も天王川公園の藤を見に行ってきました。(お)さんも書いていましたが、藤の甘い香りは実際に行かないと体験できません。天王川公園サービスセンターのインスタによると、この「図書館だより」を書いている現在は「散り始め」とのこと。美しい花筏が楽しめるようです。

火曜日もたくさんの方が写真を撮っていて、「消滅可能性自治体(笑、でいいですよね?)」とは思えないほど賑わっていましたが、先日のNHKの「まるっと!」や「ウィークエンド中部」、ほか「ドデスカ!」でも中継されていたようなので、今週末はさらに多くの人が訪れそうです。天王川公園付近の道路も混むかと思いますので、図書館へお越し頂く際はお時間に余裕を持ってお越し下さい。

例年と同じく、図書館はゴールデンウィークも開館しています。児童室では春の読書週間にちなんで「おはなし会」や「図書館deビンゴ」を行っています。藤もいいけど、図書館も・・・どうぞよろしくお願いします。

さて、今日の「図書館だより」ですが、文章の繋がりがおかしいな?・・・と気づいた方は鋭いっ!!各章の頭の一文字を読んで頂くと、メッセージが浮かぶかと思います。頼りない後輩ですが、これからも優しく見守っていて下さいね。パンダの話とワンコの話と美味しそうな食レポと、たまに書いて下さるライブの話が好きでした。あと、名前書いちゃってごめんなさい。

ま、「世界ふしぎ発見」の最終回のテレビ欄ほどうまくはできませんでしたが(「ん」が我ながら苦しいですね・・・)、楽しんで頂けたでしょうか?

 

2024年04月21日(日)

先週の水曜日、17日の夜に愛媛・高知県で大きな地震がありました。私は父方の田舎が高知県なので、朝起きてニュースで地震を知ってビックリしました。高知県の叔母に電話をしたところ、震度4の揺れだったためケガや被害はなく大丈夫、とのこと。元日には母方の田舎である石川県で大きな地震がありましたが、私の親戚が住む地域で大きな地震が続いており、モヤモヤしています。昨年、高知へ遊びに行った時に「高知ってほぼほぼ山だなー」とあらためて実感したばかり。山あいにある田舎は海もごく近いので、崖崩れや津波も心配です。そして、夜遅くの地震であれば高齢の叔母たちは坂が多い港町でどうやって避難するのだろう・・・と、心配になってきました。ここのところ、忘れる間もなく天災がやって来ているように思います。海部・津島地域は、もう何年も大きな災害に見舞われていませんが、「だからこそ」用心が必要なのかもしれません。愛媛・高知県の地震で被災された方々に、お見舞い申し上げます。

ここのところサッカーの話ばかり書いているような気もしますが、サッカー男子・パリオリンピック予選がいよいよスタートしました。日本は、見事な2連勝で決勝トーナメント進出を早々に決めました。パチパチパチ~!このような短期決戦では、試合を重ねながら経験を積んで強くなっていくことが大切です。ましてや、彼らはU-23世代の伸び盛り。第一戦の中国戦で退場になってしまった選手も必要以上に落ち込まず、前向きに頑張ってほしいとエールを送りたいです。前回の東京オリンピックは開催国で予選免除だったので、久しぶりのオリンピック予選ですが海外組も召集できませんし、ワールドカップよりも狭き門、ということで、うーん・・・ドキドキしますね。

さて、先週の「図書館だより」で「これから」と書いた八重桜ですが、先週後半は暖かいを通り越して暑い日が続いていたので、「少し早いかも・・・」と思いつつ、先週の休日に隣の県にある八重桜の名所へ山登りを兼ねて出かけてきました。全然、「これから」じゃなかったです。今が見ごろの満開でした!この日はとても暑かったけれど、満開の八重桜が今年も見られて幸せな一日でした。あー、キレイだったなー。

『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』長谷部 誠/著・・・先週は、2010年代の日本代表を引っ張ったキャプテン・長谷部誠選手の今シーズン限りでの引退が発表されました。2011年に出版されたこの本は、著者印税全額がユニセフを通じて東日本大震災支援のため寄付されています。流暢なドイツ語での引退会見を見ていると、引退後もどんな活躍をしてくれるのか、楽しみになってきますね。これからも変わらずに応援しています。お疲れ様でした!

 

2024年04月14日(日)

週間天気予報によると、本日の最高気温は26℃。ほんの少し前までダウンやフリースを着ていたような気がするのですが、早くも4月半ば。外へのお出掛けが楽しい季節ですが、まだまだ暑さに身体が慣れていないので、今日は熱中症にも用心しなくてはいけませんね。

例年よりもゆっくりと咲いた今年の桜は、開花から満開までがあっという間だったような気がします。風が強い日も多かったため、ソメイヨシノはかなり散ってしまい、今週末が見納めとなりそうですね。私が好きな八重桜はこれから、です。ほんの少し先に楽しみが待っていてくれるのは、幸せなことです。

先週の火曜日、9日の夕方にテレビのニュースをぼんやり見ていたら、津島市の隣の隣の市・稲沢市平和町の「桜ネックレス」が紹介されていました。私は趣味のひとつがウォーキングなので、桜が咲かない季節でもよくここを歩いているのですが、テレビ画面で見ると一層キレイに見えますね。遊歩道に流れているのは水路だとずっと思っていたのですが、「須ヶ谷川」という名前の川だということを今回はじめて知りました。よく歩いている場所でも知らないことがたくさんありますね。また、テレビでは「桜守」の男性2人が出演されていましたが、桜を守り育ててきた誇りが感じられました。先週は花見も兼ねて2回ほど「桜ネックレス」を歩いてきましたが、桜の写真を撮りに来ている人が多くて駐車場はほぼ満車でした。春を満喫する人々の笑顔を見ていると、こちらも楽しい気分になりますね。

昨日から天王川公園で「藤まつり」がスタートしています。藤はまだまだ一分咲きのようですが、藤まつり、およびグリーンフェスタ期間中は天王川近辺の渋滞が予想されます。図書館へお越し頂く際はお時間の余裕を持ってお越し下さい。私も遅刻しないように気を付けて通勤しようと思っています。

『炎の画家三岸節子』吉武 輝子/著・・・先月に放送されていた、テレビ東京系「新美の巨人たち」では「三枚の“桜の絵”日本人の魂・・・壮絶な物語」と題し、桜を描いた3つの作品が紹介されていました。そのうちのひとつが、一宮市出身の画家・三岸節子さんの「さいたさいたさくらがさいた」。93歳のときに描いた大作としてよく知られています。私も「一宮市三岸節子記念美術館」で鑑賞したことがありますが、桜が覆いかぶさるような迫力に圧倒された記憶があります。

あ、書き忘れるところでした。昨日から「AFC U23アジアカップ カタール24」が始まっています。この長いタイトルの大会、この夏開催されるパリ五輪サッカー男子予選を兼ねており、上位3チームがパリ五輪出場権を獲得できます(4位は大陸間プレーオフに出場)。パリ五輪世代はコロナ禍の影響で国際経験が少ない世代と心配されていますが、何とか出場権を獲得してほしいと応援しています。若者たち、頑張れ~!

 

2024年04月07日(日)

4月が始まり、早くも1週間を迎えようとしています。グランパスも3連勝中!・・・ということで、春真っ盛りですね。春の楽しみのひとつといえば、春野菜。ふんわりとした柔らかな春キャベツ、プリッとした食感が楽しいスナップエンドウ、ほのかな苦みが口に広がる菜の花、さらにタケノコやふき・・・と、野菜好きの私にとって、春は楽しみいっぱいの季節です。

「野菜好き」は家族そろってのことで、休日はよく農産物直売所へ買い物に行きます。新鮮な野菜や果物がお値打ちに手に入ることと、お目当てのモノが毎回買えるわけではないギャンブル性が農産物直売所の魅力。道の駅のような大規模なお店もあれば、地域の売店くらいの小さなお店もあり、それぞれここでしか買えない野菜や果物があるので、時間の余裕がある時は数軒ハシゴすることもしょっちゅうです。

今回はその中でも比較的こじんまりした農産物直売所で、今から1か月ほど前にあったお話です。そうですね・・・、10人くらいのお客さんでいっぱいになる小さな農産物直売所での出来事です。

その日、お店でお目当ての野菜や果物を首尾よくカゴに入れた母と私。あとは、他に何か美味しそうなモノはないかな~、とそれぞれお店の中をグルグル回っていたところに、私よりも少し年齢が上と思われる女性2人組がお店に入ってきました。2人はとっても賑やか。小さなお店なので、2人の会話は当然私にもよく聞こえてきます。そこへ耳に入ってきたのが・・・、

「〇〇ちゃん、見てみて!こっちにフキノトウがあるよ!!」と連れの女性を呼ぶ声。

・・・ん、フキノトウって今日売っていたっけ?・・・と私がぼんやり思っていると、

「違う。」・・・お店に短く低い声が響きました。

え、誰?・・・と思っていると、まさかの母の声です。え、なぜ?・・・。次の瞬間、「わぁー、教えてもらっちゃったぁ!!」という、賑やかな女性たちの笑い声が店内に響きました。

後で確認してみると、2人が「フキノトウ」と言っていた野菜は「子持ち高菜」(ちゃんとお店の札にも書いてあり、「フキノトウ」にはあまり似ていないように思いました)。ま、確かに「違う」けれど、それを口に出して言わなくても良いのでは?・・・と母に尋ねてみると・・・「だって、間違えて天ぷらにして食べちゃったら、大変だと思ったんだもん」とのこと。うーん、親切なのかもしれないけれど、初対面の人に向かって突然言うかなぁ~?そして、言い方ってものがあるのでは??・・・ま、色々と疑問は残りますが、2人が朗らかで明るい方たちで良かったです。

『道草料理入門 野山は自然の菜園だ』大海 勝子/著・・・ふきのとうを使ったレシピが掲載されている本です。ふきのとうのピクルスが美味しそう!他に『農家が教える野菜の収穫・保存・料理 おいしいレシピ229』にも、「ふきみそ」の作り方などが紹介されていました。ちなみに、ちょっと調べてみたら「子持ち高菜」も天ぷらで食べることができたようです。「大変」じゃなかったんですね・・・な、なんのこっちゃ。

 

2024年03月31日(日)

ここのところ諸般の事情により、毎日一番風呂に入っています。これまで特に意識したことはなかったのですが、一番風呂って良いものですね~。毎年冬になると、(き)家では泡が出るタイプの入浴剤「〇ブ」を愛用しているのですが、一番風呂の人は泡がブクブク出る状態のお風呂を楽しむことができる!・・・というステキな特権があったことを、今回はじめて知りました。また、「〇ブ」の残りが少なくなってくると、小さくなった「〇ブ」がブワッと浮いてくるので、それを手のひらで包むと泡がブクブク出てくる状態を手のひらで体感できるのも面白いな、と毎日思っています。

さて、今日で3月も終わりです。この「図書館だより」を書いている日(3月29日・金曜日)の朝に放送されていた情報番組に、この日に最終回を迎えるドラマ「不適切にもほどがある!」主演の阿部サダヲさんが「あのスーツ」を着て出演していました。うっかり、ドラマの振り返り特集を見入ってしまい、遅刻するかと思いました(汗)。昭和と令和、両方の時代を知っているからこそ、こんなにハマっていたのかもしれませんが、オフライン時代とオンライン時代の両方を経験している私たちは、もはや貴重な時代の生き証人の世代なのかもしれませんね。それにしてもドラマが終わっちゃうのは寂しい・・・。これが「ロス」っていうんですかね?

この春は、「ブラタモリ」のレギュラー放送が終了、「世界ふしぎ発見!」も昨日30日が最終回(テレビ欄がオシャレでした)、「世界一受けたい授業」も気が付けば終了していました。さらに、「アンビリバボー」はビートたけしさんがストーリーテラーを卒業、関口宏さんも「サンデーモーニング」を卒業・・・と、特に熱心な視聴者だったわけでもないのですが、長く出演されていた方々の卒業や長寿番組の最終回が多く、時代の移り変わりを感じています。それにしても、「ブラタモリ」の最終回は驚くほどいつも通り。さすが、タモリさん!格好いいっ!!・・・特番でたまに復活してくれると良いんですけどね。

3月といえば年度末ですね。明日からは図書館も新年度を迎えます。新年度もどうぞ宜しくお願い致します。個人的な話ですが、ここのところ身内が体調を崩したり、お世話になっている方がケガで療養されたり、1か月ほど前に私自身も10年ぶりくらいで胃腸風邪になったり、好きなミュージシャンの体調も心配だったり・・・と、健康の大切さ、有難さを日々痛感して過ごしています。新年度は「心身の健康」を第一の目標に掲げて働こうと思っています・・・。とはいえ、ここのところ暖かくなってきたこともあり、ほわっと暮らしていましたので、そろそろテキパキと仕事を進めていかなくてはいけませんね。パリ目指して頑張ります。

『バスボムレシピ カラフル!シュワシュワ!』篠原 由子/著・・・オリジナルのバスボムの作り方が紹介されている本です。身近な材料で作ることができるそうなので、気になる方は是非。
『ブラタモリ 15 名古屋 岐阜 彦根』NHK「ブラタモリ」制作班/監修・・・『ブラタモリ』は1巻から18巻まで、この図書館で所蔵しています。「ブラタモリ」で心に残った回はいくつかありますが、やはり自分にとって縁のある場所が特集されていると熱心に見ていたように思います。最近だと「木曾三川」の回が興味深かったです。

 

2024年03月24日(日)

ここのところ寒い日が多いと思っていたら、先週は雪がちらつきましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」のお彼岸が過ぎてから雪が舞うのを見たのは、はじめてのような気がします。

さて、サッカー日本代表のワールドカップ2次予選。21日(木)に満員の国立競技場でホーム・北朝鮮戦がありました。後半ちょっとドキドキする場面もありましたが、遠藤選手・谷口選手の交代出場で守備が落ち着き、開始2分の先制点を守って無失点勝利!これで、3戦3勝のグループB首位独走となりました。

あー、良かった・・・とホッとしていたのですが、来週平壌で行われる予定だったアウェイ戦の中止が急遽決まり、現時点(22日金曜日)ではどうなるのかは決まっていない、とのこと。うーん、ビックリ。

そういえば、2月にパリ五輪最終予選の女子代表も平壌での試合が急遽中止となり、中立国・サウジアラビアでの試合となりましたね。試合3日前の急な変更で、選手たちも暑さ対策が大変そうでした。FIFAの決定待ちのようですが、選手たちの負担にならないような形に落ち着いてくれると良いな、と願っています。来週どこで試合をやるのか(そもそも試合があるのかも)分からないなんて、選手も不安でしょうね。

そうそう、グランパスやっと勝ちました。点も取れました。まだまだ始まったばかりです。これから、に期待していますよ。

『「ずる賢さ」という技術 日本人に足りないメンタリティ』守田 英正/著・・・21日の北朝鮮戦でもスタメン出場した守田選手の著作です。守田選手は、アジアカップ敗退後に戦術面での改善を森保監督に訴えたことが話題になりましたね。個人的には、監督に対してきちんと意見を言うのはプロだったら当然のことだと思うし、チームの成長を思えばむしろ大切なことだと思いますが・・・。ま、意見には個人差もありますので。

 

2024年03月17日(日)

以前にも、この「図書館だより」で書いたことがあるような気もしますが、ここ数年マイブーム(@みうらじゅんさん)となっているのが、ラジオを聴くこと。

そもそものきっかけは、私の好きなミュージシャンが地元・北海道のラジオ局でレギュラー番組をスタートしたものの、東海地方ではオンエアがなかったこと。仕方がないので、毎月いくらかのお金を払うとエリアフリー機能(日本全国のラジオ局が聴くことができるサービス)を使うことができる「〇ジコ」の有料会員となり、さらに自分が好きなミュージシャンや作家さんがゲストで出演した回を聴いたことをきっかけに毎週欠かさず聴くようになった番組がどんどん増えてしまい、マイブームに至る・・・というわけです。そのおかげでテレビを見る時間も、配信を見る時間も(期間限定配信なのに!)全くありません。毎週欠かさず、2時間の番組を2本、1時間半の番組1本、30分番組を1本、さらに隔週の1時間番組を1本・・・と聴いているので、それはもう大忙し。

少し前に放送されたNHK「あさイチ」でも、今どきのラジオをはじめとする音声メディアの楽しみ方が特集されていましたが、コロナ禍以降ラジオの人気が定着しているそうですね。ラジオはテレビと違って目を空けることができるので、家事をしながら(水仕事は除いて、です)、耳と頭は楽しむことができるのが有難いですね。

と、そんな事情で毎週聴くことになった、関東ローカルのAM放送某ラジオ番組で紹介されていたのが「穴掘り動画」。美しく深い穴と流れるようなチームワークに感動してしまう「穴掘り動画」は「成田ゆめ牧場」の公式YouTube「第22回全国穴掘り大会」で見ることができると思いますので、興味のある方は是非。あー、やっと書けましたよ、この話!

さて、話は変わりますね。名古屋グランパスが「図書館だより」に書いても敗けて、書かなくても敗けています。この「図書館だより」を書いている15日(金)の時点では3連敗でぶっちぎりの単独最下位!・・・およよ、です。昨日の試合は勝ってくれていることを信じていますが、どうなったのでしょうか?

『日本男児』長友佑都/著・・・14日に、21日・国立競技場、26日・平壌で開催される2026年ワールドカップ2次予選・北朝鮮戦に臨む日本代表選手の発表があり、長友選手の2022年カタールワールドカップ以来の電撃復帰が話題となりました。「5回目のワールドカップ出場への通過点」のコメントが長友選手らしいな~、と思います。アウェイでの北朝鮮戦は通算成績2分2敗で、実はまだ勝ったことがないので、見事今度こそ勝利することを期待して応援しようと思います。長友選手、アジアカップの敗退に落ち込んでいる若者たちに戦う背中を見せてやって下さいね。
『話すチカラ』齋藤孝/著・安住紳一郎/著・・・「穴掘り動画」が紹介されていた、関東ローカルのAM放送某ラジオ番組はTBS安住アナが担当しています。私にとっての安住アナとは「THE TIME」でも「情報7daysニュースキャスター」でもなく、圧倒的にこの関東ローカルのAM放送某ラジオ番組。齋藤孝先生は安住アナの大学時代の恩師にあたる方で、齋藤先生は今でも「安住君」と呼んでいるそうです。

 

2024年03月10日(日)

明日は3月11日。東日本大震災から13年となります。今年は元日に石川県能登地方で大きな地震があった影響か、昨年よりも東日本大震災を振り返る報道が増えているように感じています。

(この先はネタバレになってしまうので、まだ見ていない方は飛ばして読んで下さい)1か月ほど前の「図書館だより」で毎週楽しみに観ている、と書いたTBSドラマ「不適切にもほどがある!」では、1995年1月の阪神淡路大震災が作中に描かれていました。こういう描き方もあるのか!・・・と、あらためて宮藤官九郎さんの脚本の凄さに驚かされました。そうでしたね、宮藤さんといえばNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で東日本大震災を鮮やかに描いた方でした。うーん、本当にすごい回でした。

先日、テレビのニュースを見ていたら、福音館書店から月刊絵本雑誌「かがくのとも」1980年1月号として刊行された、石川県の「輪島朝市」を描いた『あさいち』(当館では2008年に出版された特装版絵本を所蔵)を復刊する、と紹介されていました。福音館書店は石川県創業の出版社(創業当初は書店だったそうです)。売上の一部は能登半島地震災害義援金として日本赤十字社に寄付されるそうです。ニュースを見て気になってしまい、さっそく借りて読んでみましたが、朝市のおばあちゃん達のお喋りが聞こえてくるような楽しい絵本で、「あ、これは買わなくてはいけない本だ」とすぐに思いました。

「忘れずにいること」って本当に難しいな、と思います。「忘れること」も生きていくためには大切なことなのでしょうが、地震から2か月が経っても困っている人がたくさんいることや、東日本大震災のような大きな災害はいつ起こっても不思議ではないことを、忙しい日常を送る中で忘れてしまうことがつい多くなってしまいます。そんなことを思っていた時に知った福音館書店からの「息の長い支援」がステキだったので、ここにも書かせて頂きました。

あ、今回も「穴掘り動画」の話を書くスペースがなくなってしまいました・・・ま、面白い話は次週以降に。

漫画家の鳥山明さんが亡くなられました。津島市民としては「ドラゴンボール」よりも「ヨシヅヤのヨッタン(諸説あるそうですが・・・)」でしょうか?「ほぼドラゴンボール世代」なので悲しいです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

もうひとつ、お知らせを。コーナー6「追悼・小澤征爾さん」は明日までの予定です。追悼コーナーを設置した頃、新聞に村上春樹さんが小澤征爾さんを追悼された文章を寄稿されていて、小澤さんの温かな人柄が伝わるステキな文章で心に残りました。小澤征爾さんのご冥福をお祈り申し上げるとともに、図書館利用者の皆さんにはたくさんのご利用を頂きましたことを心よりお礼申し上げます。

 

2024年03月03日(日)

今日は「ひなまつり」ですね。子どもの頃に「ちらし寿司」や「はまぐりのお吸い物」を作ってもらい、晩ごはんに美味しく食べた思い出がありますが、大人になった現在は炭水化物を夜はあまり摂らないようにしていたり、はまぐりは高級品になってしまって買えなくなったり・・・という事情もあり、「ひなまつり」の日もごく普通の夕食を食べています。たぶん今日も。つまらない大人になったな、お前!・・・と、子どもの頃の自分に言われてしまいそうですね。

水曜日に(★)さんも書いてくれていましたが(気に掛けて下さって、本当にありがとうございます!)、コーナー9「めぐりあひて、古典」が先月28日(水)からスタートしました。詳しい内容はこちらで見て頂けますので(Goさん、いつもステキにまとめて頂いて感謝申し上げます)、どうぞご覧ください。5月の下旬まで展開しておりますので、末永くどうぞ宜しくお願い致します。あーー、これでようやく大河ドラマ「光る君へ」を落ち着いて観ることができます・・・。

さて、先週の水曜日28日に女子サッカー・パリ五輪アジア最終予選第2戦北朝鮮戦が行われ、日本代表が勝利。めでたくパリ五輪出場を決めました!パチパチパチパチ・・・!!「山下選手の1ミリ」も素晴らしかったですが、熊谷キャプテンの安堵の涙にグッときてしまいました。熊谷キャプテンがドイツ・ワールドカップでPKを決めた20歳のころから知っているので、つい感情移入してしまいます。

実は、この「図書館だより」にサッカーの話を書くと負ける・・・という負のジンクスが続いています(案の定、先週書いたグランパスの開幕戦は負けました!くぅぅー、書かなきゃ良かった!!)。ということで、しばらくは大事な試合の前は「図書館だより」に書かないようにしようと思います。応援よろしくお願いします・・・と書けないのは甚だ残念ですが、今年は閏年のオリンピックイヤーなので、担げる験はすべて担がないとっ!!

ということで、この次のコーナーはパリ、オリンピック、パラリンピックあたりをテーマに制作する予定です。パリ、行ったことありませんが、いつものように頑張って妄想して制作しようと思います。ま、しばらくはノンビリしようと思っていますが、「♪次と、その次と、その次と~」・・・と、コーナーも人生も続いていくわけです。

「穴掘り動画」の話はたぶん来週書きます。引っ張ってごめんなさい。

『おひなさまの平安生活えほん』ほりかわ りまこ/作・・・「ひなまつり」の由来や、雛道具の使い方、さらに、おひなさまのモデルとなった平安貴族の暮らしまで教えてくれる行事の絵本です。
『スポーツグラフィックナンバー 2024年3月7日号』・・・テーマは「サッカー日本代表 リーダーの法則 逆境の主将論」。歴代日本代表キャプテンの特集で、なでしこの熊谷キャプテンも登場しています。ただし、最新号のため貸出はできません。館内でご覧ください。あ、そういえばお隣の愛西市に「愛知県フットボールセンター愛西(愛称は「貝沼建設 花はすフィールドあいさい」だそうです)」が4月1日にオープンするそうですね。先月24日のオープニングセレモニーでは、私たちの世代のキャプテンといえば!・・・の宮本恒靖日本サッカー協会専務理事や岩渕真奈さんがキックインセレモニーに登場されたそうです。うぅ、知っていれば見に行ったのに!!

 

2024年02月25日(日)

早いもので2月も間もなく終わりですね。2月の終わりといえば、Jリーグ開幕です。この「図書館だより」を書いている時点(23日金曜日)では、開幕戦の結果はわかりませんが、グランパスが勝っているといいなー、と心の底から思います。

「2月の終わりといえば、Jリーグ開幕」と書きましたが、2026-2027シーズンからJリーグも「秋春制」に移行しますね。「秋開幕」といわれても全くピンときませんが、真夏の試合で身体を酷使していた選手のコンディションのことや、海外移籍、ACLの日程等を考えると、実りある改革になるのでは、と期待しています。問題は、雪が降る地域ですよね・・・あと、私は寒がりなので、冬のスタジアム観戦は厳しいかも。

ずーっと応援しているグランパスも昨季は堅守を誇っていましたが、シーズンオフに移籍した選手が多く、別のチームみたいですね。早く新しい選手を覚えなくては!昨シーズンは後半がさっぱりの成績でしたが、今シーズンは待望のタイトルを期待しています(毎年期待しています!)。あと、コロナ禍やスケジュールの都合でずっと出来ていないのですが、今年こそはスタジアムで生観戦したい、いや、しよう!・・・と思っています。いつにしようかな~。

最後にお知らせを。コーナー8「追悼2023」、「2024年は昭和99年!愛しの昭和レトロ」は、突然ですが明日で終了となります。たくさんのご利用を頂き、ありがとうございました。コーナーの本を見てくださっている方をカウンターから見かけるのは、担当者にとって幸せな瞬間です。次回コーナーも楽しんで頂ける内容となっていることを、ほぼ完成した今となっては願うばかりです。

(O)さんが書いてくれていた「穴掘り動画」の話は、また今度ゆっくり。今週はちょっと短めとなります。ご容赦ください。

『この夏の星を見る』辻村深月/著…2月の終わりといえば、入試シーズンですね。先週行われた愛知県公立高校入試国語では、辻村深月さんの『この夏の星を見る』から出題されたそうです。現在も予約が複数入っている人気作家さんの新刊から出題されるとは、愛知県教育委員会もなかなかオシャレなことを・・・と思ったのですが、どうやら東京都、群馬県、埼玉県などでも、この作品から出題されたようです。受験生の皆さん、受験シーズンも終盤かと思いますが、体調に気を付けて頑張ってください。応援しています。

 

2024年02月18日(日)

ニュースなどを見て、既にご存知の方も多いかと思いますが・・・勝ちました、女子バスケ!!パリ五輪出場決定、おめでとうございます。先週の「図書館だより」にも書いたように、私は録画観戦でしたが、山本選手の最終クォーター残り40秒での得点。バスケ素人の私が見ても本当に凄いプレーだったな~、と思います。この試合で21得点を挙げた山本選手は今大会のMVPにも選出されました。重ねて、おめでとうございます。あ、パリ五輪といえば、サッカー女子なでしこジャパンも間もなくパリ五輪予選の試合がありますね。こちらも気合いを入れて応援しようと思っています。

さて、先週の後半は季節外れの暖かい日が続きましたね。そんな暖かい日の夜、いつものようにスヤスヤ寝ていると「ぷ~ん、ぷ~ん」という音・・・。何と!まだ2月だというのに、オデコを蚊に食われてしまいました(布団から出ていた唯一の皮膚がオデコだったのかもしれません)。ビックリ!・・・ということで、ものすごーーく眠かったのですが、慌てて収納から電子蚊取りを取り出し、スイッチオン。加湿器と電子蚊取りを並べて使ったのは、生涯はじめてかもしれません。うーん、今年の夏も暑いのかなぁ・・・?

そういえば、『枕草子』で清少納言も「眠たいと思って横になっていると、蚊が顔の周りを飛び廻っていて、ムカつく・・・」と書いています。1000年前から私たちは蚊と戦ってきたんですね・・・と、もうすぐ出す予定のコーナーのフリみたいになってしまいましたが、今回はこの辺で。1000年経っても人の心ってそんなに変わらないんじゃないかなー、と思いつつ、次のコーナーを作っています。そろそろラストスパート、頑張ります!

『女子バスケットボール東京2020への旅 歴史を変えた最強チームの真実 世界一への挑戦。速くて美しいバスケはこうして作られた』小永吉 陽子/編著・・・東京五輪から早くも4年、じゃなくて3年ですね。前回銀メダルだった日本、パリではどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。
『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門 知って遊んで闘って』一盛 和世/編著・・・研究者、防虫メーカー、公衆衛生の専門家ら総勢26名が執筆に参加した、という蚊の入門書。今年の夏の予習になるかもしれません。
『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキ/著・・・先週の大河ドラマ「光る君へ」では、ファーストサマーウイカさん演じる清少納言が初登場しましたね。平安装束、なかなか似合っていてステキだな、と思いました。

 

2024年02月11日(日)

日本、負けてしまいましたね~(サッカーアジアカップ・イラン戦のことです)。勝負だから負けることもあるのは当然だと常々思っていますが、1対2の点数差よりも悪い内容だったな・・・と思います。決勝はヨルダン対カタール。イランに勝った開催国カタールが有利なようにも思いますが、どうなりますかね?

アジアカップは早々に終わってしまいましたが、来月にはワールドカップアジア2次予選・北朝鮮戦2試合があります。下を向いているヒマはありません。きちんと反省して、前向きに頑張ってほしいと思います。それにしても、2週間前の図書館だよりで「史上最強と言うのは、まだちょっと早いんじゃないかなー」と書いたら、この結果!こわっ!!・・・ということで、しばらくはポジティブな言葉だけを書くことにしましょう。明るく、楽しく、優しく、です。

ところで、女子バスケもオリンピック世界最終予選真っ只中です。4チーム中3チームに出場権が与えられるという厳しい戦い。この「図書館だより」を書いている時点(10日土曜日)での日本の成績は1勝1敗。残り1試合にパリ五輪出場権を賭けて挑むことになりました。この3試合、幸いなことにBSで中継されています!ただ、時差が厳しいので、残念ながら録画観戦です。スイマセン。津島市ゆかりの山本麻衣選手もスタメンで出場。163cmと小柄ながら、機動力を武器に大活躍。3ポイントをガンガン決めてて、格好良いですね。ラスト1試合を勝ち、パリ五輪でも輝く姿を見たいと思いつつ、応援しています。

ずーっとスポーツ観戦の話しか書いていないので、少しだけ別の話を。1月にスタートした金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」を毎週楽しみに観ています。ドラマの舞台は1986年と2024年。どっちの時代も知っている世代(1986年は子どもでしたが)なので、「懐かしいなー」と思いつつ、「時給が上がっていない」や「託児所が別館にあって遠い」など、鋭い!・・・と思う場面もあり、毎回感心しています。最初はビックリしたミュージカルの場面も回を重ねるごとに楽しみになってきました。それにしても、毎週楽しみにしているドラマがあるって有難いなー、と思います。金曜日が来るのが楽しみです。

『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』みうらじゅん・宮藤官九郎/著・・・私が好きなみうらさんと「不適切にもほどがある!」の脚本家・宮藤官九郎さんの共著。男と女の間に友情は成立するのか、戦争はなぜなくならないのか・・・など、世界中の難題をお2人が話し合う、というステキな内容です。

最後にお知らせです。日本を代表する指揮者の小澤征爾さんが2月6日に亡くなられました。昨年から世界的に活躍されているミュージシャンの訃報が続いており、悲しいです。図書館では、コーナー6「追悼・小澤征爾さん」と題した追悼コーナーを設置し、著作やCDを紹介しています。この機会に手に取って頂き、「世界のオザワ」の世界に触れて頂ければ・・・と思います。

 

2024年02月04日(日)

ほぼ先週の続きとなります。サッカー・アジアカップの日本対バーレーン、勝ちましたね!

この「図書館だより」を書いている時点(2日金曜日)では、昨日のイラン戦の結果は出ていませんが、中2日のハードな日程なので、総力戦となるかと思います。イランは強いチームですが、今回は地上波テレビ中継もあるので、勝って、たくさんの人たちと喜び合いたいなぁ、と心から思います(色々と心配なこともありますので・・・)。

2024年の本屋大賞ノミネート10作品が発表されましたね。今年は珍しく(?)10作品中、2作品を読んでいました。先見の明がある・・・というわけでもないでしょうが、ちょっと嬉しいものですね。今年、私は年賀状の「お年玉切手シート」が2枚当たりましたが、それと同じくらいの嬉しさです。

・・・えーっと、スイマセン。現在、次回コーナーの制作が立て込んでおり、そちらの仕事に全力で集中しなくては完成しないような気がしてきたので、今週の「図書館だより」はここまでとなります。2月の整理休館日(27日)に出す予定なので、しばらくは短めの内容となるかもしれません。ご容赦下さい。仕事が落ち着いたら、また楽しい話を書きます。

『ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活』クォン・ナミ/著・・・「仕事」ということで思い出した、わりと最近読んだ本。日本語の本を韓国語に訳している翻訳家のエッセイです。「人との関わりを好まず、永遠に家にいられる」というくだりにグッときました。30年間で300冊翻訳した、という仕事量には驚かされました。うーん、仕事ぶりは見習いたい・・・。

 

2024年01月28日(日)

★さんも画像をあげていましたが、先週の週の半ばにこの地域でも雪が降りました。何だかんだいっても、毎年1回は雪が降るなぁ・・・と思います。24日・25日は愛知県の私立高校の一般入試の日だったそうです。ただでさえ緊張する入試なのに心配ごとが増え、受験生・保護者の方々は大変だったかと思います。お疲れ様です、春が待ち遠しいですね。そういえば、先週山を歩いていたら早くも紅梅が咲いていましたよ。

先週の「図書館だより」で書きかけたサッカー日本代表・アジアカップですが、グループリーグ第2戦・イラク戦、負けちゃいました。うぅ、地上波中継でたくさんの方が観てくれていたのに・・・残念っ!ま、日本が良くない、というよりもイラクが強かったです。しかし、2試合連続2失点は反省ですね・・・と、書いたところで第3戦・インドネシア戦は3-1の勝利。めでたくグループリーグ突破を決めました。パチパチパチパチ。さぁ、ここからは、負けたら終わりのトーナメント戦です。まずは31日(水)のバーレーン戦、誰が試合に出ても楽しみなのが今の代表かと思うので、誰が出ても見事に勝つだろうと期待しています。そろそろ三苫選手も出場できそうですし、楽しみです。

さて、現在開催中のアジアカップから遡ること数週間ほど前、(おそらくアジアカップの宣伝も兼ねて)森保監督がたくさんのテレビ番組に出演されていました。明石家さんまさん、加藤浩次さん、勝村政信さん・・・といった、サッカー経験者の方々との対談ももちろん良かったのですが、個人的に一番面白かったのが「徹子の部屋」。他ならぬ黒柳徹子さんが相手ということもあって、ご家族の話や愛犬の話、ずっと応援してくれているご両親のエピソードなど、普段聞くことができない話をにこやかに話されていて、とても面白かったです。徹子さんが、森保監督からサイン入り代表ユニフォームをプレゼントされて、とても喜んでおられたのも可愛らしかったですね。昨年秋に出版された『続 窓ぎわのトットちゃん』も話題となった黒柳徹子さん、お歳を重ねられても好奇心いっぱいで素敵だなぁ、と思います。年齢がバレるので本当は言いたくないんですけど、実は私、「徹子の部屋」と同い年なんです・・・。そんな事情もあって、今日の「徹子の部屋」のゲストは誰かな?~、と新聞のテレビ欄をふだんもチェックしてしまいます。お互い良い年齢を重ねていきましょうね。これからも面白い番組を楽しみにしています。

『スポーツグラフィックナンバー 2024年2月15日号』・・・久しぶり、のような気もする「ナンバー」のサッカー日本代表特集です。表紙は久保建英選手。“日本代表「史上最強論」”というタイトルが眩しいですが、それを言うのはまだちょっと早いんじゃないかなー、とウン十年も代表を見ている私はチラリと思ったりもします。最新号のため、まだ貸出はできません。館内でご覧下さい。
『「徹子の部屋」の花しごと』石橋恵三子/著・・・「徹子の部屋」第1回から一度も欠かさず花を生けてきた著者による回想録です。当然ながら花を生けた回数も1万回となるんですね。す、すごい・・・。

 

2024年01月21日(日)

少し前の話となります。

ある日、2階の自室から1階へ降りると、ものすごくヘンな匂いが漂っていました。んん・・・この匂いは、もしかしてカメムシの匂い?え、どこから入った??・・・不思議に思いながらも、台所にいた母に「ねぇ、何かカメムシ臭くない?」と尋ねると、「やっぱり、そう思う??さっきから、ずーっと(カメムシを)探しているんだけど、どこにもいないんだよねー」とのこと。

「え、でも凄いカメムシ臭いよ」・・・そう言いつつ、2人で匂いを辿ってみると、どうやらカメムシの匂いは台所から漂っているようです。ということで、買い物に持ち歩いていたエコバッグや勝手口・・・と、台所付近でカメムシが侵入してきそうな箇所を探しましたが、カメムシは一向に見つかりません。うーん、でも絶対に台所だと思う・・・と、あちこちの匂いを嗅いでいると、クッキングヒーターに載っている小松菜を茹でている鍋がカメムシ臭い!!

むむむっ、犯人(カメムシ)はここにいるのか?・・・と思い、母に「ねぇ、この鍋がカメムシ臭くない?」と聞くと、「茹でる前に小松菜を洗った時にはカメムシなんていなかったよー」との答え。いやいや、絶対この鍋だって・・・私は菜箸を手にし、鍋の中の茹で上がった小松菜を点検。小松菜をひっくり返したり、突ついたりすること数度・・・こ、これはもしや・・・小松菜の根元にまるで、小松菜の芽のように付いている緑色の固まり・・・み、見つけた、カメムシだっ!!

ということで、茹で上がった小松菜はカメムシとともに廃棄処分し(鍋は入念に洗いました)、一件落着となりました。「緑色のカメムシだったから、小松菜の保護色になってて気付かなかったんだねー」と母に言ったところ、「色が緑だったのもあるけど、茹でる前のカメムシは全く匂わなかったので気付かなかった」とのこと。

ん、本当にそんなことがあるのか?・・・気になったので少し調べてみると、カメムシは危険を感じたときに匂いを発するそうです。そりゃあ、茹でられたら危険だと思うよね・・・いやいや、収穫された時は大丈夫だと思ったのか?お店で並んでいた時は危険ではなかったのか?うちの冷蔵庫は安全だと思ったのか?小松菜を洗っている時は平気だったのか?・・・など、カメムシの危険察知能力については疑問が募るばかりですが、小松菜を茹でる前にはカメムシが付いていないか、よくよく確認することをオススメします。

『わたしたちのカメムシずかん やっかいものが宝ものになった話』鈴木海花/文・はたこうしろう/絵・・・2021年の課題図書だったので、ご記憶の方もいるかしれません。残念ながら、今回の「カメムシ小松菜と茹でちゃった事件」は「宝もの」にはなりませんが、私と母にとっては忘れがたい思い出となりそうです。あー、臭かった・・・。

さて、サッカー日本代表。アジアカップ初戦は、懐かしのトルシエ監督率いるベトナム戦・・・ちょっと焦りましたね。とはいえ、見事な逆転勝利。この「図書館だより」を書いている時点(19日、金曜日の午後)では、まだ第2戦イラク戦の結果は出ていませんが、久しぶりの地上波中継!良い試合で勝利し、またまたサッカーで盛り上がれたらいいなー、と思います。この話の続きを来週楽しく書けているといいですね。

 

2024年01月14日(日)

「弁当忘れても、傘忘れるな」という言葉を聞いたことがありますか?・・・これは、金沢をはじめとする北陸地方で昔から伝わる言葉です。晴れていると思っていても、突然土砂降りや雷雨になることもある・・・という、この地域ならではの気候風土が生んだ言い伝えで「とにかく傘だけは持っていけ」という先人からの教えです(ちなみに金沢市内では、観光客が急な雨で困らないよう、傘の無料貸出サービスをしているそうです)。

元日の地震の後、この季節の能登地方は毎年のことながら荒れた天気が多く、冷たい雨や降り続く雪の中を泥まみれになって、救護活動にあたっておられる警察や消防、自衛隊、医療関係者の方々の映像を見ると、収まらない余震が続く中での活動に頭が下がる思いです。また、寒さ厳しいこの季節に被災された方々が、依然として電気・水道・通信環境が整わない不自由な避難生活を送っておられることを心配しています。少しでもお身体を労わってお過ごし下さい。

年末に石川県の親戚が送ってくれたお餅があまりにも美味しくて、1度につき2個と決めているのに、ついあと少し・・・とオーブントースターに入れてしまいます。子どもの頃は草餅がこの世で一番美味しいと思っていましたが、豆餅やきび餅の素朴な魅力に気づき、(もう20年以上前からとっくに大人なのに)「大人になったなぁ、私・・・」と食べるたびに思っています。美味しいものがいっぱいある石川県、一日も早く穏やかな暮らしが戻ってきますように。

・『心の傷を癒すということ』安克昌/著・・・間もなく、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から29年目を迎えます。元日の能登半島地震と同じ真冬の大地震だった阪神淡路大震災のことを、この頃よく思い出しています。この本は、自らも被災しながら被災者の心のケアに奔走した精神科医による本です。NHKでドラマ化され、後に劇場版も制作されたので、ご存じの方も多いかもしれません。「心の傷を癒すということ」は精神医学や心理学に任せてすむことではない。社会のあり方として、今を生きる私たち全員に問われていることなのである・・・」。作中にこんな言葉があったことを今でもよく覚えています。29年が経とうとする今でも変わらない思いが詰まった大切な言葉として、当館では所蔵のない本ですが紹介させて頂きました。
『工芸王国金沢・能登・加賀への旅(別冊太陽)』・・・九谷焼や輪島塗、金沢箔、加賀友禅など伝統工芸が盛んな石川県。どのページを見ても、うっとり・・・。美味しそうなお寿司の写真も載っています。回らない方の、です。

さて、いよいよ今日はサッカー日本代表、アジアカップ初戦のベトナム戦です。ケガを抱えている選手も多いようですが、もちろん優勝を期待しています。睡眠不足と戦いつつ、応援しています!あ、遠藤選手、日本代表とJ1歴代最多出場記録を持っているのに、会見なしでの引退発表・・・「らしくて」格好良かったです。
『観察眼』遠藤保仁・今野泰幸/著・・・どの監督からも信頼され、3大会連続でW杯に出場した遠藤選手の言葉からは、サッカーでの「頭の良さ」とはどういうことかを教えられます。「楽しいサッカー人生でした」と話されていましたが、私も遠藤選手のプレーを観ていると、いつも楽しかったです。長い間、ありがとうございました。

 

2024年01月07日(日)

穏やかな晴天に恵まれた元日の夕方、石川県能登地方で大きな地震がありました。

この「図書館だより」にも何度か書いていますが、私の母は石川県の出身です。母のふるさとは今回甚大な被害を受けた能登地方ではなく、石川県南部の加賀地方に位置する山間の小さな町です(市町村合併するまでは「小さな村」でした)。地震後に連絡が取れた叔父によると、これまでにない大きな揺れだったけれどもケガ等はなく建物にも被害はなかった・・・とのことでしたが、母のふるさとである石川県がよりにもよって元日に大きな災害に見舞われるという状況に、言葉もなく、ただ驚いています。

テレビを点けていると、母の田舎でもよく見られる大きな黒い瓦屋根が特徴的な家屋が倒壊している映像がよく流れます。また、被災された方たちのインタビューを聞くと、母の田舎と同じ語尾に独特な抑揚がつく方言がで話されていて、胸が潰れるような思いで毎日ニュースを見ています。

元日の地震から数日経った現在でも安否不明となっている方がとても多く、なお現在も余震が続いています。また、明日からは能登地方では大雪という予報も出ており、厳しい寒さの中での避難生活となり、体調を心配しています。今回の地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げますと共に、被災された方々の救護活動にあたっておられる方に感謝申し上げます。どうか、1人でも多くの命が救われますように。

最後となりましたが、新しい年となりました。今年も津島市立図書館をどうぞ宜しくお願いします。

『恋文の技術』森見 登美彦/著・・・クラゲの研究のため京都から能登半島の人里離れた研究所に飛ばされた大学院生が主人公の小説。のとじま水族館や能登鹿島駅の桜トンネルといった名所だけでなく、ローカルなショッピングセンターや小さな書店といった、地方の小さな町で生活する人なら誰もがわかる生活感に共感する小説です。被災された方たちが、一日でも早く穏やかで当たり前の日々を取り戻すことができますよう、願っています。あ、天狗ハムは私も大好きです。
『NHK連続テレビ小説まれ お菓子レシピブック』辻口 博啓/監修・・・2015年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「まれ」の舞台は能登地方。パティシエを目指す女性が主人公でしたが、スイーツ監修を担当されたのは石川県出身のパティシエ・辻口さんでした。私も石川県に行くと、辻口さんがプロデュースする「YUKIZURI」をよくお土産に購入しています。

 

2023年12月24日(日)

(O)さんも書いていましたが、大河ドラマ「どうする家康」が先週の日曜日に最終回を迎えました。

まだ見ていない方も多いかと思いますので詳しくは書きませんが、サプライズゲストあり(『吾妻鏡』も含めて「鎌倉殿・・・」最終回のお返しでしたね)、ドッキリあり・・・の賑やかな最終回だったと思います。殿、一年間お疲れ様でした。一年間、楽しませていただきました。

「どうする家康」といえば、現在展開中のコーナー8「追悼2023」で取り上げさせて頂いた、作家の平岩弓枝さんのご先祖は、徳川十六神将の一人・平岩親吉なんですよね。「どうする家康」ではお笑いトリオ「ハナコ」の岡部大さんが演じていましたが、頬のあたりが少し似ているような気がします。気のせいかもしれませんが・・・。

ちょうど1年前の今頃、コーナー9「家康、天下泰平への道」の作成をしていたことを懐かしく思い出します。ということで、現在は来年1月からはじまる、大河ドラマ「光る君へ」関連のコーナーを制作中です。相変わらず探り探りで進めているので、先はまったく見えていませんが、2月末には出したいと思っています。いや、出さなきゃ!・・・です。

さて、年末のこの季節はなぜか誕生日を迎える友人が多く、「良い一年となりますように」というメッセージをスマホからだったり、カードに書いたりで送ることが多いのですが、年賀状の添え書きみたいだなー、と毎年思います。しかし、毎年友人に「おめでとう」とお祝いできるのは当たり前のことではなく、お互い元気に過ごせたからのこと。「おめでとう」の言葉を届けることができることに感謝しなくてはならないですね。

今日はクリスマスイブですね。先週後半は強い寒波にブルブル震えていましたが、クリスマス以降は少し暖かくなるようです。さて、今回の「図書館だより」が私にとって今年最後の回となります。皆さん、良いお年をお迎えください。年明けの図書館は、4日(木)からの開館となります。

『嘘かまことか』平岩弓枝/著・・・平岩さんがご先祖・平岩親吉について触れているのが、この本。コーナー8「追悼2023」は、26日(火)の休館日に少しだけリニューアルし、伊集院静さんらコーナー設置後に亡くなった方を追加して紹介する予定です。気になる方は、ぜひ覗いてみて下さい。
『孫と私の小さな歴史』佐藤愛子/著・・・今年11月に満100歳のお誕生日を迎えられた作家の佐藤愛子さん。この本では、トトロやコギャル、海賊などの扮装姿で作り続けたお孫さんとの2ショット写真付き年賀状と、その制作秘話が描かれます。年賀状が気になるこの季節にオススメの心あたたまる爆笑エッセイです。
『シネマコンプレックス』畑野智美/著・・・今日はクリスマスイブなので、クリスマスにちなんだ本でもう1冊。郊外のシネコンを舞台に、クリスマスイブの午後から夜までを慌ただしく働くスタッフたちの一日がそれぞれの視点から描かれていく小説。ちなみに、畑野さんはシネコンでのバイト経験があるそうです。

 

2023年12月17日(日)

先週は暖かい日が続きましたが、今日から急激に寒くなるそうですね。寒暖差が激しい今年の冬ですが、気付けば12月も後半。年末が近づいてきています。図書館では、12月29日(金)から1月3日(水)までの年末年始休館に伴い、現在3週間の貸出をしています。お正月休みに今までなかなか読めなかった長編の読みものにじっくりと挑戦してみてはいかがでしょう。

さて、今年の私は(自分で言うのもヘンですが)立派なことに、すでに年賀状が完成しているのです!!偉いなぁ~、私。誰も褒めてくれないので自分で褒めていますが、今月はじめの暖かい日が続いた頃、たまたま半日ポカっと時間が空いたので、「暖かいうちに年賀状を作っとくか!」と思い立ち、制作しておいたのです。ここ数年、親戚からも「年賀状しまい」のご挨拶を頂くことや亡くなられた方もあり、年賀状の枚数も全盛期の3分の2ほど。私も昭和生まれなので、郵便受けに入りきらない程の枚数の年賀状が輪ゴムで綴じられて届いた時代を懐かしく思うこともありますが、葉書のお値段も上がっているので・・・ま、これくらいでいいかな、とも思います。

年末といえば、1週間ほど前に「2023Jリーグアウォーズ」が開催され、今年の年間MVPをヴィッセル神戸の大迫選手が受賞しました。得点王と合わせてのW受賞です。足のケガなどもあり、昨年のカタールW杯に落選した悔しさをバネにヴィッセル神戸を初優勝に導いた大活躍!文句なしの初選出です。おめでとうございます。ただ・・・最終節で私が応援している名古屋グランパスがヴィッセル神戸に負けて、ヴィッセル神戸の優勝が決まっているのでビミョーだったりもするのですが・・・。来年は奮起しましょう、グランパス!

この半年間ずーっと楽しみにしていた2週連続のライブがめでたく大感動で終わり(2週続いたのはただの偶然です)、2023年は終わったような気がしていましたが、たくさんの元気を2人から貰えたので、残り少なくなった2023年、もう少し頑張って次回コーナーの制作を進めようと思っています。あ、年末といえば「みうらじゅん賞」の発表がありますね。これを見なくては2023年は終わりません!今から楽しみです。

『小野伸二 ベルベットパスへの軌跡』小西弘樹/著・・・12月3日、サッカー元日本代表でコンサドーレ札幌の小野伸二選手が引退しました。現役最後の試合は、プロキャリアをスタートした浦和レッズ戦。私もテレビ中継を録画して見ましたが、グッとくるものがありました。小野選手のサッカーをしている時の楽しそうな顔、大好きでした。これからも応援しています。

 

2023年12月10日(日)

この「図書館だより」を書いている時点(8日の金曜日です)では分からないのですが、今日は12月とは思えない季節はずれの暖かさとなっているようです。寒いのは苦手なので、暖かいのはありがたいのですが・・・何かヘン。この反動で来年の夏が今年以上の猛暑となったらどうしよう・・・と少し心配しています。

昨日行われた「クリスマス会」もおそらく過去最高気温の「クリスマス会」だったのではないでしょうか?ハワイではサーフィンに乗ってサンタさんがやって来る・・・といわれているそうですが、近い将来日本へもサーフィンに乗ってサンタさんがやって来るようになるかもしれません。それはそれでステキなのかもしれませんが。

さて、今回は「図書館だより」でまだ書いていなかった、コーナー8「2024年は昭和99年!愛しの昭和レトロ」について少し書こうと思います。

そもそものきっかけは、そういえば来年って昭和だと何年だっけ?・・・という、ふとした疑問からでした。調べてみると、何と来年は昭和99年!・・・道理で私も老けてくるわけです。ま、私のことはともかく、2022年の調査によると日本の総人口に対する昭和生まれの人は70%を超えるそうです。つまり、ほとんどは昭和生まれ。うーん、これはそろそろ昭和を振り返ってみるのも良いかも・・・ということと、若者の間で「昭和レトロブーム」が続いているらしいということで、誕生したのが今回のコーナーです。

「昭和レトロブーム」といえば、先月の「マツコの知らない世界」では「昭和レトロ喫茶店の世界」が放送されていましたね。平成生まれの若者2人が「昭和レトロ」について熱く語っていたのが印象的でした。昭和生まれとしては褒められてばかりだと少し照れますね。実際に昭和を生きてきた者としては、昭和のあの頃も良いことばかりではなかったし、「昭和レトロ」の世界が当たり前で「エモい」とは思ったこともないけれど、今振り返ってみると同い年の子がいっぱいいて賑やかな時代だったなー、と思います。

仕事とはいえ、個人的にはとても楽しく作ったコーナーでした。じっくりと調べて作りこんでいくコーナーも良いですが、肩の力を抜いて気軽に楽しめる本を集めたコーナーも好きです。懐かしさの中に新しさを感じられるコーナーになっているといいな、と思っています。2月下旬まで展開している予定ですので、手に取って楽しんで頂けると嬉しいです。さて、(毎週書いてる気がしますが)そろそろ次のコーナーの制作を頑張らなくては!

『Pen 2021年1月1日・15日号』・・・特集テーマは「昭和レトロに癒されて。」です。今ひとつよく分かっていなかった「昭和レトロブーム」について詳しく教えてくれたありがたい雑誌です。とても助かりました!
『のげしとおひさま』甲斐信枝/さく・・・11月30日に絵本作家の甲斐信枝さんが93歳で亡くなられました。昔、NHKのドキュメンタリー番組で取り上げられたのを見たことがきっかけでファンになり、友人のお子さんにこの絵本をプレゼントした思い出があります。たくさんの素敵な作品を残していただき、ありがとうございました。

 

2023年12月03日(日)

29日(水)に★さんも書いていましたが、先月24日に作家の伊集院静さんが亡くなりました。私は、熱心なファン・・・とはいえませんが、作品の8割方を読んでいます。好きな作家の一人でした。近年のベストセラー『大人の流儀』シリーズよりも、かなり前に「週刊文春」で連載されていた「二日酔い主義」が好きで、その当時出版されたエッセイをよく読んでいました。早世された弟さんのことや前の奥様のことを思って書かれた文章を、当時からウン十年経った今でも覚えています。

小説では、90年代に発表された『乳房』『海峡』3部作や『ノボさん』が心に残っていますが、一番好きな作品は作家の故・色川武大さんとの交流を描いた『いねむり先生』。ネタバレしたくないので詳細は書きませんが、よくぞ書いて下さったな、と思う傑作です。ほかにも、入試によく出題されることで有名な『機関車先生』など、読みやすい文章で丁寧に書かれた小説が多く、もっとたくさんの方に読んで頂きたい作家だと思います。

伊集院先生といえば「モテ」エピソードでよく知られていますが、とにかく人に(とりわけ辛い立場にある人に)優しい人という印象が私にはあります。先生、あたたかな作品をたくさん届けてくれて、ありがとうございました。ゆっくりとお休み下さい。

冬がやって来てから訃報が続いていて、とても悲しいです。、コーナー6「追悼・伊集院静さん」コーナー8「追悼2023」重ねてどうぞ宜しくお願いします。「追悼2023」については、コーナー設置後に亡くなられた方を追記する形でプチリニューアルを今月末に予定しています。その準備も進めつつ、次回コーナーの下調べも少しずつ進めていかなくては・・・。ま、こちらは気長に取り組みます。

『戦後70年わたしの戦争体験』・・・著者のうち3人(森村誠一さん、畑正憲さん、松本零士さん)がコーナー8で紹介させて頂いた、今年亡くなられた方でした。3人も含まれる著作は正直とても珍しいので紹介させて頂きました。
『光と影を映す だからドラマはおもしろい』山田太一/著・・・先月29日に「ふぞろいの林檎たち」で知られる脚本家の山田太一さんが亡くなられました。山田太一さんの作品も今月末のプチリニューアル後の「追悼2023」で紹介する予定ですので、よろしくお願いします。
『Treasure collection Kan best』・・・先月12日にシンガーソングライターのKANさんが亡くなられました。今年はミュージシャンの訃報が多く、音楽好きとしてはとても辛いです。大ヒットした「愛は勝つ」も名曲ですが、このCDに収録されている「まゆみ」や「言えずのI LOVE YOU」、収録されていない「健全安全好青年」を友人にカセットテープにダビングしてもらい、中学生の頃によく聴いていたなぁ・・・と懐かしく思い出しました。Hちゃん、元気かな?

 

2023年11月26日(日)

蔵書点検も無事に終了し、昨日から図書館は開館しています。「本・雑誌のリサイクル」も同じく昨日からスタートしました。1年に2度しかない機会ですので(雑誌は1年に1度きりです)、気に入った本や雑誌がありましたら、どうぞお持ち帰り下さい。お役立て頂けると、とても嬉しいです。

特別整理休館中には、サッカーの日本代表戦が2試合ありました。どちらも文句なしの快勝!素晴らしい!!ワールドカップ2次予選は今後も格下相手との対戦が続きますが、たくさんの選手、さまざまな戦術を試しつつ、日本代表がどんどん強くなることを願いつつ応援しています。アジアでの試合なので、ケガだけは用心してほしいところですが・・・。

多くのメディアで取り上げられていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、2戦目のシリア戦は放映権料等の問題でテレビの生中継もインターネット配信もありませんでした。うーん、さびしい・・・。まだまだワールドカップ2次予選は続きます。お金の問題なので難しいことも多いかと思いますが、サッカーファンの1人としてリアルタイムで日本代表を応援できる環境になることを心より願っています。

最後にお知らせを。特別整理休館中にコーナー替えの作業をしました。コーナー8「追悼2023」「2024年は昭和99年!愛しの昭和レトロ」がスタートしています。詳しくは、次週以降の「図書館だより」で書こうと思っていますが、ひとまずどうぞ宜しくお願い致します。

『スポーツ観戦を楽しむ本 図解でわかりやすい!』・・・スポーツのルールや、観戦のポイントなどをわかりやすく解説する本です。ところで、「サッカー観戦が趣味」と言うと、よく言われるのが「オフサイドがわからない」の言葉。うーん・・・、ヘタな説明を聞くよりも100試合ぐらい観れば、誰でもわかるようになるんじゃないかな~、と常々思っています。オフサイドがあるから、サッカーは面白いんですけどね。
『世界のスポーツ名場面再現!イラスト版スポーツ大全』・・・トップアスリートの名場面をイラストで再現したスポーツ図鑑。児童書ですが、大人が読んでも楽しめる本。なかなか良いイラストです。

 

2023年11月12日(日)

高知の旅篇、続きです。

さて、今回の旅の最大の目的はお墓参り。コロナ禍以来、数年ぶりに叔母達と再会することができました。叔母達は土佐弁でいう「はちきん」を絵に描いたような人達。快活で誰に対してもオープンな人柄。うーん、相変わらず賑やか!お墓参りというしんみりした場面でも、笑いが絶えません。よく冷やしておいてくれた缶ビールを墓前に供えて手を合わせた時に、自分でも思いがけないことでしたが「あー、ようやくコロナ禍が終わったんだ・・・」という気持ちになりました。叔母達も私達も元気でまた会えて良かったです。その後、海鮮料理(「清水サバのお刺身」も「ウツボのたたき」もとても美味しかったです!)を私と従姉妹にご馳走してくれた叔母達、ありがとう!近いうちに、今度は母と伺います!!

他にも、足摺岬へ行ったり(カメムシが凄かった!)、「にこ淵」で「仁淀ブルー」を見たり(あまりにもキレイだったのでスマホの待ち受けにしました)、桂浜で龍馬像と写真を撮ったり(龍馬の目線の高さの「やぐら」が組まれている時期でした)・・・と高知観光を満喫してきたのですが、やはり今年の高知県といえば朝ドラ「らんまん」。高知県立牧野植物園にも行ってきました。実は、植物園へはこれまでも何度か訪れていたのですが、毎回唸らされるのがミュージアムショップの充実ぶり。今回もお値打ちだった来年のカレンダーやポストカードなどを購入しました(昨日放送された、テレビ東京系「新美の巨人たち」は牧野富太郎の「大日本植物志」でしたね)。

植物園は平日ということもあり、お年寄りの方が朝ドラ「らんまん」の思い出話をしながら、ゆったりと過ごしている姿をよく見掛けました。先月に放送されたNHK「日曜美術館」の「建築家・内藤廣 世界一複雑な都市計画を率いる男」の回では、植物園内の「牧野富太郎記念館」も取り上げられていました。木の温もりを生かした空間は居心地が良くて、何度も何時間でも過ごしたくなる空間でした。また行きたいな~。

『らんまん 上』『らんまん 下』長田 育恵/作・中川 千英子/ノベライズ・・・そういえば、朝ドラ「らんまん」でも万太郎の姉・綾さんが自分のことを「はちきんの強情っぱり」と言っていましたね。島崎和歌子さん、広末涼子さん、西原理恵子さんなど・・・高知県出身の女性有名人には元気な人が多いな、と思います。
『有川浩の高知案内』有川 浩/案内・・・高知出身の作家・有川浩さん(2019年からは「有川ひろ」表記にペンネームを変更されています)によるガイド本。少し前に出版されたものでしたが、今回の旅の参考にさせて頂きました。有川さんが「日本一おいしい餅」と絶賛されていた茶屋餅、絶品でした!他にも、有川浩さんには、小説『県庁おもてなし課』が高知県を舞台にした作品として、よく知られています。そういえば、今回の旅で気づいたのですが、高知県にあるのは「高知ナンバー」のみ、なんですね。「尾張小牧」とか「一宮」など、色々なナンバーのある愛知県に住んでいるので、ビックリしました。高知県民の大らかさを象徴しているような気もします。

最後になりますが、コーナー9「ひらく、ひろがる、多様性。」は本日で終了となります。多くのご利用を頂き、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。明日からは特別整理休館のため、この「図書館だより」もお休みとなります。さて、いよいよ蔵書点検がスタートします!ここのところ暑いくらいの気温が続いていたので、蔵書点検が近づいているという実感は全くなかったのですが、蔵書点検スタートと同じタイミングで寒波がやって来るそうです。うぅ、寒いのは苦手なのに・・・。インフルエンザも流行っていますので、体調管理に気を付けて乗り切りたいと思います。11月25日(土)、美しく整った図書館でお待ちしています。寒くなりますので、皆さんもお身体大切にお過ごし下さい。また、25日(土)は「本・雑誌のリサイクル」初日です。入口玄関ホール付近では混雑が予想されますが、予めご承知おきください。寒さ対策もお忘れなく!

 

2023年11月05日(日)

半月ほど前、お墓参りも兼ねて従姉妹と高知県を旅してきました。旅行中は信じられないほどの好天に恵まれ、(結果、日焼けしてしまいましたが・・・)陽射したっぷりの南国土佐の秋を旅してきました。

旅行中は普段はしないことがしたくなるもので・・・日本酒を飲んだり、朝風呂に入ったり、宿のテラスで星空を眺めたり・・・と、色々なことをしたのですが、今回人生はじめての「ジップライン」体験をしました。

「ジップライン」とは、山や森などの自然の中に架けられたワイヤーロープにベルトとハーネスを装着し、プーリーと呼ばれる滑車を使って滑り降りるアウトドア・アクティビティのこと。空を飛んでいるような「浮遊感」と、ゴール地点まで一気に滑り降りていく「スピード感」を味わえること、そして特別な技術を必要としないため気軽に楽しめることから、最近人気を集めているそうです。

私が体験したのは、その名も「四万十川ジップライン」。日本最後の清流・四万十川の上空に渡したワイヤーロープを一気に滑り降り、220メートルの上空から四万十川の絶景を楽しむ、というもの。

平日だったため、当日そろそろ着くかな~、という時間になったところでスマホから予約を入れ(便利な時代ですね)、受付へ。スタッフの方がハーネスを装着してくれます。その後、安全にジップラインを楽しむための注意事項などがまとめられた動画を10分ほど視聴。うっかり後ろを向いてしまった時は足を一蹴りすると元に戻ることや、プーリーの扱い方、必ず足から着地すること・・・はじめての体験なので、一瞬も見逃さないように真剣に動画を視聴しました。高いところは嫌いではないけれどスピードは苦手な私と、どちらも大好きそうな従姉妹。いざ、対岸のスタート地点へワゴン車に乗って移動します。

お、思っていたよりも高い・・・と、内心ビビりながらもワクワクした気持ちで、従姉妹と並んでスタート位置に立ちます(2人並んで体験できるので)。スタッフのカウントダウンで、デッキから足を離し、スタート!・・・わわわ、思っていたよりも速い~。景色がどんどん開けていきます。と、ここで何の拍子かくるりと後ろ向きになってしまった私。事前に動画で教わった通り、足を一蹴りすると(私の蹴りのパワーが強すぎたのかもしれませんが)くるりと一周回って再び後ろ向きに。いや、そんな筈は・・・と、もう一度一蹴りしても、またも後ろ向きに(後ろからスマホで動画を撮影していた従姉妹は「なぜ足をあんなにバタバタさせているんだろ?」と思ったそうです)・・・。ということで、四万十川上空からの絶景を堪能することは殆ど出来ず、足をバタバタさせるだけで30秒ほどのフライトは終了。着地も教わったとおりの足からではなく、腕から着地(これは何故そうなったのか今でも分からないのですが、ウッドチップが敷き詰められているのでケガはしませんでした)。ゴール地点で待っていたスタッフの方に「絶景は楽しめましたか?」と満面の笑顔で尋ねられたものの、「うーん、あんまり覚えてない」と苦笑いを浮かべつつ、答えるほかありませんでした。

ふと目を向けると、ゴール地点には「2回目の方は1000円で体験できます」と書かれたチラシが・・・きっと私と同じように絶景を見逃した人向けなんでしょうね。もう少し時間があれば、1000円払って次こそ絶景を堪能したかったです。とほほ。

高知の旅篇、来週も続きます。

『栗しごとと栗のお菓子』下園 昌江/著・・・ジップラインを運営する「道の駅四万十とおわ」に併設された「おちゃくりカフェ」は、四万十川を眺めながら栗スイーツが楽しめる人気カフェ。私も「しぼりたてモンブラン」を頂きました。うーん、また食べたい!

 

2023年10月29日(日)

今回は、ここ数週間書きそびれていたサッカーの話を。

日本代表は、今月13日(金)にカナダ戦、17日(火)にチュニジア戦と国際親善試合がありました。結果は、4対1、2対0と、2試合続けての完勝。パチパチパチ~!

第1戦のカナダ戦は、ケガから復帰した中山選手と昨年のカタールW杯以来となる南野選手がスタメン復帰。2人とも気持ちの入ったプレーで魅せてくれました。少し前に公開された代表の公式YouTubeチャンネルで、板倉選手と中山選手の対談が公開されていました。昨年のカタールW杯では代表26人に選ばれたものの、メンバー発表直後の試合でアキレス腱断裂の大けがを負い、辞退することとなった中山選手。4年に1度しかないW杯を諦めるのはつらい決断だったと思いますが、対談では「ケガはやりきって迎えた結果。落ち込むよりも、その瞬間から次の大会のことしか考えていなかった」と明るい表情を浮かべていました。前向きな言葉にこちらが勇気づけられました。

第2戦のチュニジア戦は、久保選手が大活躍でしたねー。諸々の事情で録画観戦となりましたが(しかも、最近ようやく見ることができた!)、所属クラブでの好調が窺える自信たっぷりのプレーが印象的でした。日本代表、本当に強くて良いチームになりつつあると思います。来月からは2026年W杯アジア予選もスタート、また年明けにはアジア王者を決めるアジアカップもあります。どちらも公式戦。親善試合ではない、負けられない戦いとなりますが、良い結果となることを祈りつつ応援しています。

Jリーグも終盤が近づき、多くの日本人選手が出場しているCLも盛り上がっています。サッカーが好きだと退屈することが全くなくて幸せだな・・・と、しみじみ思います。

『キャプテン翼 中学生篇 第1巻(VTR)』・・・今年6月、セルジオ越後さんらとともに、日本サッカー殿堂入りを果たした高橋陽一先生、おめでとうございます!10月からはTVアニメ「キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編」の放送も始まりました。1981年のマンガ連載開始から40年以上が過ぎ、令和の世となっても「ボールは友達!」は変わらぬ名言です。

 

2023年10月22日(日)

10月も20日を過ぎましたね。来月13日(月)からは特別整理休館が始まりますが、今年はまだ日中暑い日も多いせいか、まだまだ先のように思えてしまいます。

さて、9月末の「図書館だより」にも書きましたが、秋といえばテレビ番組の改編期。先月27日、毎週とっても楽しみに見ていたBS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」が最終回を迎えました。

美術をテーマとするテレビ番組には「ぶらぶら美術・博物館」の他にも、NHK・Eテレの「日曜美術館」、テレビ東京の「新美の巨人たち」等がありますが、この番組は何でも知っている山田五郎さんと、いつも自然体のおぎやはぎ、そして美術を楽しんでいることが画面から伝わってくるような高橋マリ子さんの4人の掛け合いが楽しく、いい意味で軽くて(軽薄、という意味ではありません)、美術館・博物館を身近に感じられる番組でした。まだまだ続くと勝手に思っていたので、終了すると知った時はとてもビックリました。

出演者・スタッフの皆さん、13年半という長い間お疲れ様でした。小木さんの絶妙な「へぇ~。」が、もう聞けないのかと思うと寂しいです。

『へんな西洋絵画』山田五郎/著・・・何でも知っている山田五郎さんが、「へんな」西洋絵画にツッコミを入れながら、詳しく西洋美術を教えてくれる一冊。あぁ、もうこのツッコミを聞けないのか~。悲しいなー。
『国立西洋美術館の名作』国立西洋美術館/監修・岡崎素子/著・・・「ぶらぶら美術・博物館」の最終回は、「国立西洋美術館ベストコレクション」でした。『フランダースの犬』で主人公ネロが憧れていた画家ルーベンスの作品で、番組でも詳しく解説されていた「眠る二人の子ども」も掲載されています。また、国立西洋美術館といえばモネの「睡蓮」をはじめとする、松方コレクション!松方コレクション誕生秘話が描かれる原田マハさんの小説『美しき愚かものたちのタブロー』も超オススメです。