図書館だより

 

2018年04月15日(日)

 4月が早くも折り返し地点を迎えようとしています。3月末頃に非常に慌ただしかったので、とりあえず10日間はのんびりしよう、と心に決めてから15日経っていた、というのが実感です。そろそろ、ギアを変えてスピードを上げなくてはいけませんね。。

 少し遅れてしまいましたが、図書館から大切なお知らせがあります。4月から相互貸借本(津島市立図書館以外の図書館からお借りした本)の運用ルールを変更させて頂きました。

大きな変更点は2点。
①相互貸借本のブックポストへの返却はお断りさせて頂くこととなりました。窓口での返却をお願いします。
②相互貸借本は、1冊ずつ津島市立図書館で用意した袋に入れて貸出をします。返却の際も、この袋に入れてお返し下さい。

 相互貸借本は、他の図書館の大切な資料です。もちろん、津島市立図書館の本も大切に扱って頂きたいのですが、相互貸借本はより大切に扱って頂くようお願いしたく、4月から運用ルール変更の運びとなりました。ブックポストでの返却が出来なくなることなど不便をお掛けしますが、皆さまのご協力をお願い申し上げます。

 さて、4月のミニコーナー「radio star」について書きます。ポップに書いてあるのは、The Bugglesが1979年に発表した「Video Killed The Radio Star(邦題:ラジオスターの悲劇)」の歌詞の一部です。この曲は、MTVで最初に放送されたビデオクリップとしても知られており、曲を耳にすると「あぁ、あの曲」と気づく方も多いかと思います。歌詞を簡単に紹介すると以下のようなものです。

 1952年、僕は電波に乗ったあなたを聴いた。
 寝転んであなたの放送に一心にダイアルを合わせていた。
 僕が若かった時は、あなたは止むことなく伝わってきた。
 (中略)
 ビデオがラジオスターを殺してしまった。
 映像の群れが来て、あなたを殺してしまった。
 僕らは巻き戻せない。
 余りにも遠くへ来てしまった。

 この曲が発表された頃は、もうラジオの時代は終わりで、これからは映像の時代がやって来る・・・と言われていました。しかし、今でもラジオはありますよね!終わってないですよね。さらに言ってしまえば、ラジオを聴く人の数は昔に比べると減ったとしても、人とラジオの距離はより密接になったように思います(2016年に発表された佐藤多佳子さんの『明るい夜に出かけて』を読んだ時に思いました)。

この曲の歌詞を、あえて「図書館」という場で紹介したのは、「読書離れ」と言われている現在ですが、逆にこれから人にとって本がより身近な存在となる時代が来るのではないか、と思ったからです。もちろん私も含めて本に携わる者が、これまで以上に努力を重ねることが必要となることは言うまでもないことですが。

 本もサッカーもアートも大好きですが、洋楽もかなり好きで良く聴いています。私は、自分のことを「好きなものが沢山あって幸せな人間だなぁ」と、いつも思っています。さて、来週はその中の一つ、サッカーについて熱く語りたいと思います。そう、「電撃解任」についてです。

 

2018年04月14日(土)

桜は見頃を終えましたが、あちこちでいろいろな花が咲き、華やかな季節になってきましたね。
図書館では、芝桜が見頃を迎えています。
屋外駐車場から図書館に入る土手一面に咲く芝桜が満開で、とってもきれいです。
濃淡のピンクや紫、白色のグラデーションが数十メートルに渡って広がる光景は壮観!
背景の図書館の白い建物にも映えて、通るたびに見惚れてしまいます。
この季節ならではの光景ですので、近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り下さい。

今年は何カ所かお花見に出かける機会があったのですが、どの日もお天気が良く、ほぼ満開の状態で観ることができ、花見運?に恵まれていました。
気候もちょうどよくて、気持ちよく散策しながらのんびりお花見ができたのですが、うっかり日焼けしてしまいました。
気温はそれほど高くなくても紫外線が強くなってくる時期ですものね・・・。
大きなつばのある帽子をかぶり、顔付近はガードしていましたが、手の対策を忘れていたのです!
側面から見ると、手の甲と手のひら部分の肌の色に差があり、手の甲部分が明らかにこんがり小麦色・・・(泣)!
これからの季節、どんどん紫外線が強くなりますので、万全に対策しなくてはいけませんね。

『学んで実践!太陽紫外線と上手につきあう方法』佐々木政子/編著 丸善出版 494.8サ
『紫外線Q&A お日さまと仲良くつき合う方法』市橋正光/著 シーエムシー出版 494.8

 

2018年04月13日(金)

1992年の今日、クレヨンしんちゃんが放送開始になったそうですよ。
クレヨンしんちゃんといえば、子どもに見せたくない番組ランキングにずっとランクインしていたことで有名ですが、今やサザエさん・ちびまる子ちゃん・ドラえもんなどに並ぶ国民的アニメ。
(す)も小さい頃からよく見ていました。

しんちゃんと言えば、映画のクオリティの高さでも有名です。
しんちゃん映画は子ども向けの皮をかぶった大人向け映画とまで言われており、毎年続けて映画を上映しているアニメとして最長記録を持っているのだそうですよ。
(す)のオススメは「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」と「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の2作品。
個人的にはロボとーちゃんもヘンダーランドも捨てがたいのですが、本当にこの2作は騙されたと思って観て下さい!
特にオトナ帝国は昭和30〜40年代の世代にクリーンヒットしますよ。万博・月の石・コンパニオン・白黒テレビ・ラジオ・オート三輪…どうです?懐かしいでしょう

残念ながら図書館にしんちゃんのDVDはありませんが、みなさんの熱いリクエストが多ければ購入、されるかも!しれません。

ちなみに(す)の推しキャラはネネちゃんです。
強いじゃないですか、いろんな意味で。マサオくんを始めとした男性陣よりも強く、凶暴で狡猾で強かな所が好きです。(※褒めている) 

『クレヨンしんちゃん野原家の子育て論』(はやし浩司∥著) (神島田)
『万博の歴史』(平野 暁臣∥著) (606.9/ヒ)

 

2018年04月11日(水)

先月のダイヤ改正から、名鉄バスのバス停名〈津島〉が〈津島駅〉に変わりましたね。
地元民としては昔々から〈津島〉で既知のこと、と思ってしまいますが、よりわかりやすくなっていいなと思いました。

ふれあいバスの〈清林館高校〉・〈アルテ津島〉も、移転・閉店に伴って名称変更され、こちらは寂しいものがありますね……
高校の方は取り壊しも始まっていて、通るたびに寂しく思います……

さて。
いよいよ今週末となりました4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会を皮切りに、今年もたくさんおはなし会を実施します。
図書館HP・こどものページでもチラシをアップしていますので、こちらもどうぞご覧ください。

近日中に、自由参加型イベント・図書館deエッグハントも開始しますのでお楽しみに♪

*こどもの読書週間*
・おはなし会はすべて午後2時より、おはなしのへやにておこないます。

4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会
4/21(土)おはなしBOOONのおはなし会
4/22(日)神守小図書ボランティアのおはなし会
4/28(土)こいのぼりのおはなし会
5/5(土)まろんmamaのおはなし会
5/6(日)神島田サポートのおはなし会
5/12(土)かぞくっていいね! のおはなし会
5/13(日)春のおたのしみおはなし会
おはなしにこにこも第1・3木曜日 午前10時半~あります*

Go 

2018年04月10日(火)

ここ数日、暖かくなったと思ったら急に寒くなったりして着る物に困ります。
寒いのは苦手なので、早いところ安定して暖かくなってほしいです……。

2月の立春から4月にかけて、暖かい日が続く中で寒さがぶり返すことを「寒の戻り」と言いますね。
同じような言葉に「花冷え」というのがあり、こちらは桜の時期の寒さ限定だそうです。
花が冷えるとは、なんとも風流な響き……( ˘ω˘ )雅~
同時期の天候を表す言葉には「花曇り」なんていうのもありますね。こちらは桜の時期の曇り空を指します。

先日、ご縁がありまして愛西市の観光船「葛城丸」に乗船してきました。
この日はちょうど「花冷え」と「花曇り」が揃ってしまい、下りはまだ良かったのですが戻りが……どうやら川を上るときは風が強くなるそうで、確かに寒かった!

でも観光船自体は、当初思っていたよりもかなり楽しかったです。
ガイドボランティアさんの腕もあるのでしょうが、川を下って景色を眺めたり、魚を捕る鳥に出会ったりと自然を堪能できたのも良かったですね。戻る時の風の強さも、夏だったらかなり涼しくて心地良いのでは?
Goは閘門を通過する際に飛来した鵜に夢中でした。笑

この観光船はまだまだ知名度が低いとのことでしたので、ここでオススメしておきますねK藤さん!笑

『体調管理は天気予報で!!』村山貢司/著 498.4ム(神守分室)
『粋なことばの教科書』森永浩樹/著 814モ(神守分室)
『「愛西ガイドブック」あいさい物語』 K215.5ア

 

2018年04月09日(月)


先月末の桜の様子です。

  先週金曜の日経新聞「私の履歴書」で、某通販大手元社長の髙田明さんの話が掲載されていました。
カメラがまだフィルムが主流の頃、フィルムの現像やプリントサービスの値下げ競争に激化し、更なる大手参入により商売が難しい時期があったそうです。その時に取った対抗策としてスピード仕上げですぐ渡せるサービスに着目し、最新機械を導入して方向転換を図り業績を上げたという話がありました。

この話を読んでふと昔、津島駅構内に当日プリントしてくれる写真屋さんがあったのを思い出しました。店の場所が確か駅の改札を入って正面のトイレ出入り口手前辺りに店を構えて〝当日受け取りで夕方までにお渡し〟とかいう文句が看板に書いてあったのをおぼろげながら憶えています。

まだ当時は当日現像・プリントは珍しい時代で、数日~1週間待つのが普通でした。小学生の夏休みの頃、ちょうど自由研究に使う写真がすぐほしくて、その店に持って行った事があります。通常のプリントよりも割高だった様な気がしましたが、その日に受け取れるというのはとても魅力的でした。

今も津島駅の階段手前を通ると、昔ここにあったんだなあと、見ると結構狭い敷地をみて思い出します。当時はまだ津島駅にお店がいろいろあって賑やかでした。
この文章を書いていたらその頃を思い出してしまいましたね。名鉄パレが懐かしいです。

 

2018年04月08日(日)

 さて、今回こそはコーナー9「維新八景」について書きます。このコーナーは、今年が明治維新150年に当たる年ということで企画したのですが、歴史に疎い私にとってはひたすら勉強の日々。少しでも、いや1ミリでも、幕末・明治時代に近づくために、自分なりに色々と取り組んでいました。不勉強な点も目立つかと思いますが、利用者の皆さんに楽しんで頂ければ嬉しいです。

 先日、利用者の方から「徳川慶勝は、この小説にも載っているのよ。」と声を掛けて頂きました。以前、幕末の尾張・桑名藩についての本を探されていた時に、コーナーに出すためにストックしておいた本を紹介させて頂いた方です。教えて下さった小説は、名古屋出身の作家・城山三郎さんの書かれた『冬の派閥』。完全に見落としていました!こういった声を掛けて頂けるのは、本当に有難いことです。まさしく「知る」は「喜び」ですね。書名のメモを頂いたので、このメモは「お守り」として大切にしたいと思います。

 さて、話は少し遡ります。今回のコーナー作りのため、自宅PCでも外出先のスマホでも片っ端から「明治維新150年」と検索をかけてヒントはないかと探していた時のこと。犬山の明治村で阿川佐和子さんと歴史学者の磯田道史さんのトークショーが開催されることを知りました。これは面白そうだと思い、応募してみると見事に当選!というわけで、25年ぶりくらいに明治村に出掛けてみました。久しぶりの明治村は、私の記憶の中よりも広く、そしてオシャレでした。

阿川さんと磯田さん、そして明治村館長中川さんのトークショーは、大変に面白かったです。トークショーの会場は重要文化財の芝居小屋「呉服座(くれはざ)」。3月までのNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」のロケ地にも使用された芝居小屋でした。当時の人達が、この場所で今を生きる私たちと同じように手を叩き、笑い、楽しんだのかと思うと、それだけでグッときます。お三方の話を聴いて、私も「好奇心」を大切にする姿勢を見習わなくては、と思いました。あと、歴史には興味がない、って言っちゃう阿川さん、可愛らしくて素敵でした。この日の模様は、4月12日発売の「週刊文春」に掲載されるそうなので、今から発売日が楽しみです。

 もう一つ。「維新八景」についてのインスピレーションを与えてくれた友人にも感謝を伝えたいと思います。「今度、明治維新150年についての特集をするんだけど難しくてさ・・・」、と愚痴のような話をしたところ、友人が「みんな明治維新150年って言うけど、江戸幕府終焉150年って意味もあるんじゃないの?」とつぶやいてくれたからこそ、今回の「八景」という視点を持つことができたと思います。集中していると、視野が狭くなってしまうので、こういうこと言ってくれるのはとても助かるよ。いつもありがとー。

 簡単に紹介する予定だった4月のミニコーナー「radio star」についてはスペースがなくなったので、次回に書きます。いつもこんな感じでスイマセン。

 

2018年04月07日(土)

恵那市にある、「横井照子ひなげし美術館」に行ってきました。
横井さんは、主にヨーロッパやアメリカを中心に活躍されている津島市出身の洋画家です。
栗きんとんで有名な川上屋のお隣にあり、高山市から移築し改修した築百年ほどの板倉構法の建物が趣があり素敵でした。
まわりにはたくさんの木々や花があふれていて、のどかな雰囲気に癒されました。

入口に入ってすぐの展示スペースには、美術館の名前にもなっている鮮やかな赤いひなげしの花が描かれた絵画が一面に飾られていて、その他はすべて抽象画だったのですが、色使いや色の組み合わせが綺麗で、「これはたんぽぽかな?」「これは海みたい」と、想像をめぐらせるのも楽しかったです。

現在、横井さんはスイス在住とのこと。
津島市でもスイスでもなく、横井さんの美術館がなぜ恵那市にあるのか・・・?
それは、川上屋の鎌田社長が二十歳前後の頃ヨーロッパを貧乏旅行されていた時に、横井さんと出会われたのをきっかけに交流を深められたことに起因します。
社長は、「将来商売をやるときにはあなたに絵を描いてもらいたい」と決意され、たくさんの日本の人にも横井さんの絵を見てもらいたい、そのためにいつか美術館を建てよう、という夢を実現させたのです。素晴らしいですね!

現在、川上屋では、横井さんがデザインされた包装紙や紙手提げ袋、掛け紙などが、商品を包む際に使用されています。
帰り際に、隣の川上屋で買い物をされ、紙袋を提げたお客さんを見かけました。
ひなげしの花が淡い色合いで紙袋いっぱいに描かれていて、こちらも素敵でした。
初夏には、敷地内にひなげしの花が咲くそうです。
いつかまた、その頃に行ってみたいです。

『横井照子 画業70年 スイスで描く日本の詩』横井照子展実行委員会/編 T723ヨ
『Schnee Mond Blumen 雪月花』Yokoi Teruko T723サ
『The Five Season 季寄せ』Yokoi Teruko

すべて郷土資料のため貸出はできませんが、館内で閲覧することができますので、ぜひご利用ください。

 

2018年04月06日(金)

図書館だよりのネタ、お休みしていた分のストックが少々あるのですが今更出しても良いものか否か。
刀剣の不動行光がお蔵入りになってしまった…ううっ。

そうそう!1年ほど前にTwitterでちょっと話題となった、寝ても疲れが取れない人にオススメ!小指に湿布を巻いて寝ると疲れが取れる!というものをやってみました。
やり方は、両手小指の第一関節と第二関節の間に湿布を貼って寝るだけ。ね、簡単でしょう?

Twitter情報だし当てにはしない方がいいかなと思っていたのですが、やってみるだけやってみようと母と一緒にいざ実践!

次の日、母が「すごいよく効くよ!!!」と興奮。
実際、私も目覚めがスッキリ&体が軽い!すごいすごい!ふぉぉお…っ!

詳しく調べてみるとなんと元々は神経内科のお医者さんが考案したものだそう。
「お、なんだ、ちゃんとした情報だったのか」と一安心。

効果は、めまい、耳鳴り、頭痛、いびき、不眠症、首や肩のこり、花粉症、鼻水、鼻づまり、鬱、情緒不安定などなど。

………万能か!!!
もう小指湿布から離れられなくなってしまった…

『貼り薬のひみつ』(おぎの ひとし∥漫画) (神守)

 

2018年04月05日(木)

まだ4月だというのに気温が高いですね。
もともと自室が狭いので熱がこもりやすいのですが、ついにこの間、室温が30度まで上がりました。
窓を開けても室内に風が吹き込まず、扇風機だけでは耐えられないほどではないが少し不快だな、と思うぐらいには暑かったです。
夏ではないので、気温が高くてもまだ過ごしやすいですけどね。
うちにはついこの間買い替えたばかりのノートパソコンや、家庭用ゲーム機が置いてあるので、これらを起動するとさらに温度が上がってしまいます。
(そしてこれらがまたすごい勢いで排熱するのです。なのでそろそろ本格的に排熱対策を考えないといけないな、と思いました。)
ちなみに室温が30度まであがった時にはパソコンもゲーム機も起動していません。
なかなかの熱のこもり具合だと思いませんか?笑
暑いところに精密機械を置いておくのも嫌なので、まだ掃除していないので本当はつけたくないのですが、ついにエアコンをつけました。
4月の上旬にエアコンのクーラーをつけたことが今までにありましたでしょうか……。
そもそも4月に扇風機を用意することになること自体がなんかもう……。笑
しかしまた週末頃には天気が悪くなり、それに伴い気温も下がるので、油断すると風邪をひいてしまいそうです。

余談ですが、エアコンをつけた次の日の朝、まさか外の室外機から登ってきたのか、足がたくさんある気持ち悪い虫が壁に張り付いていたので、「一瞬で楽にしてあげよう」という慈愛の心を持って退治してあげました。
やはり気温が高くなると虫も活発になりますね~。

『涼温な家』松井 修三/著 527/マ
『小さな小さな虫図鑑』 K486/ス
『世界珍虫図鑑』川上 洋一/著 486/カ

 

2018年04月04日(水)

4月になりました。
今年の課題図書が発表されましたが、中学生向けのうちの1冊が、私が今年の学年別おすすめ本にしようと選んでいた本でした…orz

今まで当たり(課題図書)をよく引き当てる人は何人かいましたが、私は一度もなかったのに…!
よりによって今年当たってしまうとは……本選びからやり直しです…頑張ります……

さて。
こどもの読書週間は4/23~5/12ですが、図書館では4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会を皮切りに、今年もたくさんおはなし会を実施します。
図書館HP・こどものページでもチラシをアップしていますので、こちらもどうぞご覧ください。

中旬からは、自由参加型イベント・図書館deエッグハントも実施しますのでお楽しみに♪

*こどもの読書週間*
・おはなし会はすべて午後2時より、おはなしのへやにておこないます。

4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会
4/21(土)おはなしBOOONのおはなし会
4/22(日)神守小図書ボランティアのおはなし会
4/28(土)こいのぼりのおはなし会
5/5(土)まろんmamaのおはなし会
5/6(日)神島田サポートのおはなし会
5/12(土)かぞくっていいね! のおはなし会
5/13(日)春のおたのしみおはなし会
*おはなしにこにこも第1・3木曜日 午前10時半~あります*

Go 

2018年04月03日(火)

本日……ではなく、昨日4月2日は図書館開設記念日でした。
明治5年の4月2日、東京の湯島に日本初の官立公共図書館・東京書籍館が開設されました。

この図書館開設記念日もそうなのですが、4月2日は本に纏わる記念日が複数制定されています。他には
・週刊誌の日(1922年のこの日に『週刊朝日』と『サンデー毎日』が創刊)
・国際こどもの本の日(国際児童図書評議会の創設者・イエラ・レップマンの提唱により、1966年に制定)
・こどもの本の日(こどもと本の出会いの会が制定)
図書館開設記念日を含めると4つ!多いですね。
さらに4月2日は、デンマークの童話作家・アンデルセンの誕生日でもあります。

アンデルセンといえば、(き)さんも触れられていましたが、先月26日に『魔女の宅急便』や「アッチ コッチ ソッチのちいさなおばけ」シリーズの角野栄子さんが国際アンデルセン賞の作家賞に選ばれました。『魔女の宅急便』はジブリでアニメ化もされ、幼少期のGoもビデオテープがべろべろに伸びるまで観たものです。2014年には実写映画化もされましたね。
「児童文学のノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞の受賞は、日本人作家では3人目の受賞。おめでたいニュースです( *´ω`)

角野栄子さんの国際アンデルセン賞受賞を記念して、現在「4月の本」展開中のコーナー7に特集コーナーを設置しています。
どうぞご覧くださいね。

『キキに出会った人びと 魔女の宅急便〈特別編〉』 角野栄子/作・佐竹美保/画 K913カ
『スパゲッティがたべたいよう』 角野栄子/作・佐々木洋子/絵 K913カ
『大どろぼうブラブラ氏』 角野栄子/作・原ゆたか/絵 K913カ

 

2018年04月02日(月)

 先月、神守分室を担当しました。3月も下旬だった事もあり暖かな陽気でした。その帰り道の新おにえ橋で路面をふと見ると、工具のスパナの様な物が埋まっているのを発見しました。すっぽりとアスファルト埋め込められている状態になっており、おそらくアスファルトを敷いてまだ間もない余熱がある時に車で何度も踏まれて埋まったのではないかと思います。

最近『いいビルの世界』(523.1/イ)という昭和時代のビルを紹介した本を読みました。1950年~1970年代の中規模クラスのビルやその外観や内部を写真で紹介した内容で、無機質な佇まいでありながらドアの取っ手や窓枠の形、壁の造りなど建築家の個性が色や形で時代の経過と共にはっきり出ているのが面白いです。
少し前ならどこにでもあるビルですが、今となってはレトロ扱いで珍しがられます。名古屋でいうと栄にある丸栄のビルも新しいビルが建つ中でレトロさをひっそりと醸し出していますね。

まだ名駅のツインタワーが建設中だった頃、駅前はこんな昭和のビルでいっぱいでした。夏になると寒すぎるくらいクーラーが建物全体にガンガンに効いていて現在みたいな商業施設なんてほとんどない殺風景なでつまんないビルだと当時は思っていました。

 

2018年04月01日(日)

 春です。ここのところ暖かくて、お出掛け日和が続いていますね。天王川公園だけではなく、図書館の桜も満開となっています。お花見もかねて、図書館にも足を運んで頂けると幸いです。

 さて、3月27日(火)朝刊に「角野栄子さんアンデルセン賞・作家賞受賞」というニュースが載っていました。日本人の作家賞受賞は、1994年のまど・みちおさん、2014年の上橋菜穂子さんに続く3人目。「児童文学のノーベル賞」ともよばれる、国際アンデルセン賞受賞は素晴らしいことです!・・・というわけで、コーナー7では「祝・国際アンデルセン賞 角野栄子さん」を急遽設置いたしました。簡単なプロフィールと、角野さんの授賞会見での言葉も紹介させて頂きました。この会見が角野さんのお人柄もうかがえる内容で、とても素敵でした。是非ご覧下さい。

 もう一つ、コーナーについてのお知らせを。今日から4月です。というわけで、「4月の本」が本日スタートします(現在進行形です)。「エイプリルフール」にちなんだ「嘘」の本、「イースター」にちなんだ「卵」の本、そして4月13日「巌流島の戦い」の本、さらには新生活スタートとともに作り始めた方も多いかと思いまして「お弁当」の本、などを紹介しています。コーナー7では、利用者の皆さんに気軽に手に取って頂けるコーナー作りを日々目指しています。目標は、「本」の敷居を下げること。お楽しみ頂ければ嬉しいです。

先週の図書館だよりで「『維新八景』については次週に」と載せましたが、スイマセン!スペースがないので、もう一週延期です。来週こそ書きます。もう一つ、メインカウンター近くに設置されている4月のミニコーナー「radio star」を今月担当しています。こちらも、来週簡単に紹介しますので、しばしお待ち下さい。

 さて、今日から新年度です。私は毎年暖かくなると身体を動かしたくなる人間なので、そろそろ今年もしっかりと動かしていこうと考えています。ここのところ、集中力がなくなってきた事、さらに非常に怒りっぽくなっている事を深く反省し、もともと趣味であるヨガを自宅でもしっかりやっていこう、と考えています。そのために、自宅練習用のヨガマットを新しく購入しました。「鍛錬とは己と向き合う姿勢でしかない」のです。しっかり鍛えていこうと思います。もちろん、心も。

 

2018年03月31日(土)

『しろくまカフェ』という漫画をご存知ですか?
ヒガアロハさんのデビュー作で、カフェを営むシロクマくん、常連客のパンダくんやペンギンくん、幼なじみのグリズリーくんなどの動物たちと、それを取り巻く人々が繰り広げる日常を描くギャグ漫画?なのですが、動物たちがごく自然に人間社会に溶け込み、種族の隔てなく普通に会話できているところが面白く、憧れでもあります。
こんな世界に一度でいいから暮らしてみたい~!
特に大きな事件やできごとが起こるわけでもないのですが、ほのぼのした日常がクスッと笑える大好きな漫画です。

『しろくまカフェ』は、ストーリーはもちろん好きですが、絵が最大の魅力だと思っています。
デフォルメせず、現実の動物にできるだけ忠実に描かれていて、動物の大きさや食べ物の好みなども準じて描かれています。
ともすると生々しくなり過ぎてしまいそうですが、ちゃんとキャラクターとして成立するかわいらしさも兼ね備えているところが秀逸だなと思います。
動物のマメ知識的な情報も盛り込んでいるので、動物図鑑を眺めているような感覚にもなり、『しろくまカフェ』を読んだ後に動物園に行ったら、楽しさ倍増でした。
知識が増えると見方が変わるものですね。

『しろくまカフェ』のコミック本は当館では所蔵していませんが、アニメ版が4月からBSで再放送されるそうです。
見逃していたので、さっそく録画予約しました。楽しみです♪

『極北の大地から ホッキョクグマを撮る』岩合 光昭/著 日本放送出版協会 482.5イ
『動物園の文化史 ひとと動物の5000年』溝井 裕一/著 勉誠出版 480.7ミ
『謎の絶滅動物たち』北村 雄一/著 大和書房 457.8キ

 

2018年03月30日(金)

みなさん、お久しぶりです!(す)です!
長い間お休みしてしまって申し訳ございません。ご迷惑をおかけしました…。

入院にはならなかったものの絶対安静って意外と辛いものですね。
できることが限られてしまって。
ずっと本を読むか絵を描くかしかできませんでした。横になると肺が苦しい…

「こんなことになるなら家に仕事を持ち込めば良かった」と、後悔していたら「そうだ、図書館員が選ぶオススメの本の感想を何冊か書かないといけないのだったわ!今のうちに読んで少しでも仕事を進めよう!」と思い付いたのは良いものの、肝心の選んだ本を忘れるという鳥頭っぷり。辛い…

しかし一番辛かったのは、こんなに苦しい思いをしたにも関わらず
体 重 が 1 ㎏ し か 減 ら な か っ た こ と ! !

ど、どうして!?腹筋鍛えているはずなのに!(咳で)
3㎏は減っているだろう!ふふーん!などと思っていた私が甘かったです。

↓のタイトル、今の(す)には辛辣すぎる…

『お腹をしぼれ、ひき締めよ』(浜野 吉秀∥著) (498.5/ハ)

 

2018年03月29日(木)

そういえば『聖の青春』のキャストですが、映画では村山聖さん役を松山ケンイチさんが演じられていますが、テレビドラマ版では藤原竜也さんが演じられています。
この2人の名前を見てピンときた方もいらっしゃると思いますが、何というか…、すごい偶然ですね。
2006年に公開された某映画が好きで、何回もDVDを見返したりしていますので、『聖の青春』のキャストを改めて見た時は「あれっ!?」と驚きました。

最近はやれませんが、よく学生の頃はゴールデンウイークや夏休みなどの長期休暇中に毎日映画のDVDを1本、観ていました。
特に『ハリー・ポッター』シリーズが好きで、毎回のように観ていましたね。笑
でも『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』だけは、息子(セドリック)の遺体を見て慟哭する父親のシーンが本当に辛くて積極的には観ません。
何回観ても同じシーンで泣いちゃうんですよ。
子どもを亡くして嘆く父親の姿……辛い……。

それでふと思い出したのですが、毎年ではありませんが、小さい頃から夏休み中に「クレヨンしんちゃん」の映画やジブリ作品(特に『千と千尋の神隠し』)を、やはり毎日観ていたので、小さい頃から何も変わっていないのだな、と思いました。

ちなみに『千と千尋の神隠し』は(それこそ普通の人は嫌というほど)たくさん観ているにも関わらず、金曜ロードショーで放送があれば必ず観るぐらい好きです。

 

2018年03月28日(水)

ちょっと前のことですが、私の好きな有栖川有栖さんが「火村」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞しました。

まだ第3回となる新しい賞なので、「文学賞や新人賞は知ってるけど、文庫賞ってなんぞや」という方もいらっしゃるかもしれません。
私も前回の有栖川さんのノミネートを機に知ったのですが、「複数年にわたって5巻以上文庫で出ているシリーズもの」が選考の対象になるとのこと。
シリーズものが対象の賞は珍しいのではないでしょうか。
(ちなみに、第1回は畠中恵さんの「しゃばけ」シリーズ、第2回は今野敏さんの「隠蔽捜査」シリーズが受賞されました)

推協賞や本ミス大賞のようなミステリ系以外の賞を獲ることはあまりないと思っていたので、ファンとしても嬉しい限りです。
さらに嬉しいのは、前回第2回は小路幸也さんの「東京バンドワゴン」シリーズと有栖川さんの火村シリーズが同時にノミネートされていたこと♪
これもシリーズものが対象の賞ならではだなぁと思います。

バンドワゴンと言えば、いよいよ来月新刊『ヘイ・ジュード』が発売になります。
シリーズ旧作の文庫も毎年発売になるので、「東京バンドワゴン」シリーズの受賞にも期待しています。
(同じ賞を有栖川さんと小路さんが受賞されたら、それこそお祭り騒ぎになりそう…ワクワク)

さてさて、まもなく3月も終わりですね。
こどもの読書週間は4/23~5/12ですが、図書館では4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会を皮切りに、今年もたくさんおはなし会を実施します。
図書館HP・こどものページでもチラシをアップしていますので、こちらもどうぞご覧ください。

*こどもの読書週間*
・おはなし会はすべて午後2時より、おはなしのへやにておこないます。
4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会
4/21(土)おはなしBOOONのおはなし会
4/22(日)神守小図書ボランティアのおはなし会
4/28(土)こいのぼりのおはなし会
5/5(土)まろんmamaのおはなし会
5/6(日)神島田サポートのおはなし会
5/12(土)かぞくっていいね! のおはなし会
5/13(日)春のおたのしみおはなし会
*おはなしにこにこも第1・3木曜日 午前10時半~あります*

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2018年03月27日(火)

先日、綿麻の着物を購入しました。ベージュ地に白の薄い格子模様が良い感じの単衣です。
本当は綿の違う着物を購入する予定だったのですが、在庫がなく……でも綿麻の時期はこれからだし、お得に買えたので結果的にOKです!

手持ちの着物に化繊、正絹、モスリン、ウールはあるのですが綿や麻のものは初めて。
化繊と同じく家で洗えるとは聞いていましたが、洗濯機でブンブン回しても良いものか……
店頭に引き取りに行ったので、ついでにお洗濯の注意点なども聞いてきました。

綿や麻の着物はネットに入れて洗濯機で洗ってもOK、ただし必ず水で。暖かいお湯どころかぬるま湯でも縮んでしまうそうです。
あとはエ○ールなどのおしゃれ着洗いで普通にお洗濯して大丈夫、蛍光剤や柔軟剤の入っていない洗剤ならOKとのこと。
そうか、綿とか麻ってお湯だと縮むのか……初めて知りました。聞いておいて良かった。

あれ、そういえば洋服の綿100%もの、普通に残り湯で洗濯してたぞ……?あれはよかったのかな?
買った時より縮んだかどうか、もはや思い出せません。縮んだのか?大丈夫なのか?
今度は洗濯前にちょっと気をつけてみてみようと思います……

『明治・大正のかわいい着物』似内惠子/著 753ニ
『大人気の悉皆屋さんが教える!着物まわりのお手入れ』高橋和江/著 593.8タ
『洗濯の名人になる! ラクにきれいに仕上がり満足』阿部絢子/著 593.5ア

 

2018年03月26日(月)

 先週に続き新しく入ったDVDのご紹介です。
今回は大人が楽しめる映画に絞ってご案内します。

まずはハリーポッター最新シリーズの『ファンタスティック・ビースト』、児童書でも長く愛され、キャラクターも大人気な『パディントン』。原作ファンでない人も映画単体で楽しめる2作品です。

邦画では『聖(さとし)の青春』はどうでしょう。村山聖を演ずるにあたり、見た目が変わるほど体重を増やして役作りをした松山ケンイチの姿がすごいです。
石原裕次郎主演の『黒部の太陽』は、今でも黒部ダムに行くと必ずこの映画の話題が出るくらい印象の強い作品です。ダム建設に情熱を燃やした男たちの長編大作でもあります。どちらも実在した人物やプロジェクトにまつわるお話で、ドキュメンタリーな内容となっています。

個人的におすすめしたい作品としては、洋画部門ではシュワルツェネッガー主演の『ジングル・オール・ザ・ウェイ』が一押しです。息子のクリスマスプレゼントに欲しがっていた人形をゲットするため、シュワルツェネッガー扮するお父さんが奮闘します。親子をテーマにしたコメディ色の高い映画で、吹き替え版はコミカルさが増して面白さ倍増です。

邦画ですと『ジャズ大名』がおすすめです。幕末の頃、ある小藩に外国人が漂着します。その時彼らの珍しい楽器がお殿様の目に留まり興味津々、ジャズの魅力に藩全体が引き込まれます。新政府の押し寄せる波がすぐそこまで近づく中、小藩はどう切り抜けるのでしょうか。筒井康隆原作の岡本喜八監督作品で、全体的に勢いがあってとても面白い映画です。そろばんをスケボー代わりに滑るお姫様が印象的です。

他にもまだ紹介しきれなかった作品はありますが、是非一度当館まで足を運んでご覧ください。

 

2018年03月25日(日)

 3月13日、作家の内田康夫さんが亡くなられました。現在コーナー7では「ありがとう、内田康夫さん」と題した追悼コーナーを設置しています。

私は、内田康夫さんの作品を、おそらく、いや間違いなく全て読んでいます。昨年、内田さんは体調不良のため休筆宣言されていたのですが、ずいぶん早いお別れとなってしまいました。「私が書かなくては」と思いながら、追悼の原稿を書きました。展示のため原稿を貼りながら「こんな日が来るとは・・・」という言葉が、頭に浮かんでしまい、涙がこぼれそうになってしまいました。個人的に、思いのある方の追悼コーナーを作るのは悲しいです。

沢山の作品を書いている方です。新刊が出るたびに、いつも楽しませて頂きました。作品を読んでいる時の幸福感、安心感に、私はずいぶん助けられたと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。そして、有難うございました。

 もう一つ、コーナーについてのお知らせを。つい最近2018年がスタートしたような気がしますが、早くも3月の終わり・・・というわけで、昨年末にスタートしたコーナー8の戌年企画「イヌ×ネコ 七番勝負」は終了しました。また、1月にスタートした「五輪ノ書」も平昌パラリンピックが閉会したため、終了しました。イヌとネコの勝負の行方は・・・、貸出冊数ではネコ派の圧勝でしたが、イヌ派の皆さんの愛もばっちり伝わりました。ともあれ、好評のままコーナーが終了するのは、担当者として嬉しいかぎりです。沢山のご利用、深く感謝申し上げます。

21日(水)からは、コーナー9「維新八景」がスタートしています。今年が明治維新から150年目にあたる年、ということで企画しました。幕末・維新の津島についての特集では、館長はじめWeb担当の(Go)さんにも助けて頂き、有難うございました。この場を借りてお礼を申し上げます。また、コーナーの展示スペースには限りがあるため、ばっさりカットしてしまったアナウンサーとフジヱさんのやりとりはWeb限定で完全版を公開しています。興味のある方は津島市立図書館ホームページをご覧ください。

「維新八景」については、書きたいことが沢山あるので、詳しくは次週に書く予定ですが、今回は少しだけ。「六.文豪誕生」の特集で紹介した漱石の『三四郎』の引用ですが、あの文には続きがありまして・・・

(中略)すると男が、こう言った。
「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より・・・・・・」でちょっと切ったが、三四郎の顔を見ると耳を傾けている。
「日本より頭の中の方が広いでしょう」といった。「囚われちゃ駄目だ。いくら日本のためを思ったって贔屓の引倒しになるばかりだ」
 この言葉を聞いた時、三四郎は真実に熊本を出たような心持がした。

 ・・・現実はなかなか厳しいものがありますが、頭の中はでっかくいこう!と思います。では、新年度も宜しくお願いします。

 

2018年03月24日(土)

今年は桜(ソメイヨシノ)の開花が早いそうです。
高知では全国のトップを切って、先週3月15日に開花の発表がありました。
昨年より14日早い開花とのこと。
名古屋の開花予想は19日だそうですが、名古屋市内ではもう咲きはじめているのかな?
図書館の桜もつぼみが膨らみ、遠目から見ても色づいてきたので、あと一息といったところでしょうか。
週末は暖かくなるようなので、一気に開花するかもしれませんね。
楽しみです♪

春は新しいスタートの季節。
図書館でも出会いと別れを迎えますが、気持ちを新たに頑張りたいと思います。

『サクラ・さくら・桜 写真集』ブティック社 748サ
『日本桜の名所100選』主婦の友社 291.0ニ
『桜の話題事典』大貫茂/編著 東京堂出版 479.7オ
『サクラハンドブック』大原隆明/著 文一総合出版 479.7オ

 

2018年03月22日(木)

『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎/著)の中に、一時期『ナショナルジオグラフィック』のウェブサイトで連載していた、ということが書いてありました。
早速見に行くとまだ記事が残っていたので、読もうと思ったのですが、スマホで見るよりパソコンの方が見やすいかな、と思ってすっっっごく久しぶりに自宅のパソコンを起動しました。
そうしたらなんと、あまりにも使わないので画面が映らなくなっていました。
今の時代スマホがありますし、スマホでもword等使えますから、別にパソコンは無くてもいいのですが、無いなら無いで困る(時がある)ので新しく買うことにしました。
普段ほとんどパソコンを使わないので、高いものは買いたくないと思いましたが、安いものはスペックが低くて使いづらく、精神衛生上もよろしくありません。
なので、できればそれなりに良いものをそれなりの値段で買いたいな~、と思っていましたが、なんとか買うことができました。
置き場所に融通が利くノートパソコンで、しかも本体は白ですが、カバーは桜色。
これよりスペックが良いものがありましたが、完全に見た目で決めてしまいました。
これであまりに使えないようでしたら、精密機械は見た目で選んではいけないという戒めになりますので、その時はまたこの図書館だよりのネタにでもします。 (や)

『はじめてのパソコンのイラッをズバリ!解決』村松 茂∥著 007.6/ム
『超入門まったく分からない人のパソコン入門』007.6/チ

 

2018年03月21日(木)

あっという間に3月も終わろうとしています。
先週も書きましたが、そろそろ小学校も春休みでしょうか。

来月はこどもの読書週間です。
今年もたくさんのボランティアグループさんにご協力いただいて、いろいろなおはなし会を実施します。
そちらのお知らせはまた後日……

そしてこちらも先週お知らせしました、アニメ映画「ぼくは王さま」の上映会はいよいよ今週末25日(日)午後2時よりの開催です。
ご家族・お友達とどうぞご参加ください。
春の上映会についてはこちらから→ 3月25日(日)春の上映会のご案内

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2018年03月20日(火)

先日、伊予柑と八朔をいただきました。柑橘類が大好きなのでとても嬉しい!
そのまま食べても加工してもいいし、料理にも使えて便利でありがたい果物です。
難点をいえば皮がたくさん出てしまう事と、少し硬くて剥きにくいことでしょうか……
ちょっと面倒ではありますが、おいしいものを食べるためなら!と皮を剥いているうちに気になったことがひとつ。
柚子やみかんの皮をお風呂に入れると肌がピリピリしますよね。
冬至に入る柚子風呂も、匂いはとてもいいのですがあのピリピリがちょっと……あれって、軽減できないものなのでしょうか。

ということで、調べてみました。
柑橘類の皮には、リモネンという成分が多く含まれています。
リモネンは汚れ落とし成分としてもよく知られるほど油を落とす効果が強く、肌の皮脂まで落としてしまうためそれが刺激となって、あのピリピリが発生するようです。
あのピリピリは困ったものですが、リモネン自体には保湿効果・血行促進・抗菌作用などプラス効果も多いので上手く使っていきたいものですね。
ちなみに切ったりしないで丸ごと入れたり、干してから入れるとピリピリが少し緩和されるそうですよ。

……次食べるときは、皮を干してから入れます(既にそのまま入れてピリピリ済み)
(Go)

『柑橘レシピ』本多 京子/著 596.3ホ
『柑橘類と文明』ヘレナ アトレー/著 625.3ア
『ハッピーバスタイム お風呂がもっと好きになる』吉沢 深雪/著 498.3ヨ

 

2018年03月19日(月)

今月から新しいDVD資料がたくさん入りました。今回は児童向けを中心に紹介していきます。

まずは世代を超えて楽しめるおすすめ作品で『アラジン』 『ライオンキング』 『モンスターズインク』といった定番作品。最近のディズニー作品ですと『インサイドヘッド』といった劇場作品も入りました。ディズニー作品の良いところは、アニメーションの芸当が細かいので途中から観てもストーリー抜きで十分楽しめるのが良いです。

また国内の定番ものですと、ノンタンの『はっぱっぱカルタだれのこえ?』やおじゃる丸の『わすれた森のヒナタ』、ちびまる子ちゃんの『おうちでお菓子バイキング』などがあります。
ちょっと変わった作品ですと、一時期すごいブームだった『おしりかじり虫』のテレビアニメ版、大きな重機が主役の『ウルトラ重機』、きわどい生き物大集合の『よりぬきへんないきもの』なんていうのもあります。

さらに昭和時代のアニメでは、スタジオジブリ創設前の宮崎駿、高畑勲の作品『太陽の王子ホルスの大冒険』 『パンダコパンダ』 『劇場版名探偵ホームズ』なんかも親子で楽しめておすすめです。
現在はほとんど貸出中になっているので予約が確実でおすすめです。

 

2018年03月18日(日)

 今から数週間前のこと。新聞に「伏見ミリオン座・来春移転へ」という記事が掲載されていました。2019年春に、現在の劇場から400mほど移転し、スクリーンの数も1つ増やして4つにするそうです。

 私は、映画を普段あまり観る方ではありません。基本的には、真冬や真夏の遠くへ出かけるには厳しい気候の時期で、観に行きたい美術展もなく、さらに時間が合えば観に行くかな、という程度。映画館へ出掛けるのは年に数回くらいです。

 そんな私が割と贔屓にしているのが、この伏見ミリオン座。伏見駅から徒歩で行ける交通アクセスとコンパクトな建物。そして、「この人達、本当に映画が好きなのだろうなぁ」と思わせる客層・・・。落ち着くのです。とはいえ、建物が手狭になっていることは否めず、劇場のロビーが混雑することもしばしば。建物も美しくなり、スクリーンの数も増える移転は大歓迎です。このままの空気で引っ越してほしいな、と願っています。

そんな伏見ミリオン座に、わりと最近に観に行ったのは「はじめてのおもてなし」というドイツの映画。難民の受け入れに対する問題と家族の再生を描いた映画、と書くと物凄く硬そうな映画ですが、コメディ映画です。楽しみつつ、ドイツの移民問題についてもよく分かるという、一石二鳥の映画。「二極化」や「格差」という言葉が話題になっていますが、「寛容」と「拒絶」という2極だけで、世界は出来ているのではないな、と思わせる一作でした。

 名古屋市美術館もあるので、伏見にはたまに出掛けるのですが、伏見といえば「本の世界を旅するホテル」をコンセプトにした「ランプライトブックスホテル名古屋」も最近オープン。ブックカフェも併設されているそうなので、こちらにも非常に気になっています。御園座もリニューアルオープンが近いと聞くと、伏見はこれから盛り上がりそうですね。

最後にお詫びを。現在コーナー7で展開している「3月の本」の「動物園の本」で誤植がありました。日本初の動物園が開園した明治15年は「1982年」ではなく「1882年」です。100年間違えてしまいました。恥ずかしいっ!・・・とはいえきちんと訂正できたのは、本当に有難いこと。教えて下さった利用者の方と(伊)さん、この場を借りてお礼を申し上げます。

 

2018年03月17日(土)

短編映画『グレーの子パンダ 小さなグレートの成長日記』を観てきました。
2016年に中国・成都のパンダ基地で生まれた23匹の子パンダの成長を追うドキュメンタリー映画で、26分の短い映画でしたが、子パンダたちがとってもかわいかったです。

タイトルになっている主人公の“グレーの子パンダ”こと、オスの成実(チェンスー)は、珍しいグレーと白のパンダ。
成都では、ある期間を過ぎると母パンダと離れて、幼稚園とよばれる場所で同級生の子パンダたちと一緒に暮らすのですが、成実と同級生のうちの一匹・梅蘭(メイラン)は、日本生まれの母親を持つ子パンダ。
梅蘭の母親は、和歌山県のアドベンチャーワールドで生まれ、のちに中国に渡った梅浜(メイヒン)なのです。
ああ、あの子が梅浜の子どもなのね・・・!
そう思うと感慨深く、親戚の子を見守るような温かい気持ちになりました。
これからもすくすく元気に育ってほしいです。

パンダ映画といえば、1970年代に公開されたアニメ映画『パンダコパンダ』が、45周年を記念してデジタルリマスター版で特別上映されていました。
残念ながら、今週半ばで上映は終了してしまったようですが、ちょうど新しく図書館にDVD『パンダコパンダ』(高畑勲/演出、宮崎駿/脚本 778ハ)が入ってきました!
興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

『パンダコパンダ』(←絵本も所蔵しています)徳間書店 Eハ
『映画を作りながら考えたこと』1 高畑勲/著 徳間書店 778.7タ
『出発点 1979~1996』宮崎駿/著 徳間書店 778ミ

 

2018年03月15日(木)

特にバッタが好きというわけでもないのですが、先日ついに『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎/著)を買いました。
タイトルがすでに気になりますが、表紙も一度見たらしばらく忘れられないようなインパクトがあるこの本。前からとても気になっていたのです。
残念ながら津島市立図書館には所蔵していないので、いつか買おうと思っていたのですが、ついにこの間、この本と出会ってしまいました……。嬉しい。
タイトルから察することができるように、アフリカで大量発生するサバクトビバッタの生態を探るために著者がアフリカのモーリタニアに滞在した時のことが書かれています。
カラーだったりモノクロだったりしますが、写真も載っていて、しかもその写真一つ一つにコメントまでついているので、読んでも楽しい、見ても楽しい本となっております。
何なら表紙を見ているだけで楽しいです。
当然、虫の写真も載っているので虫が嫌いな人は楽しめないかもしれませんが、「タイトルを聞いて前から気になっていたけどまだ読んでいない」という人には、ぜひ読んでいただきたい本です。

実はこれでも子どものころは、バッタ(とカマキリ)を見つけたら執拗に追いかけまわし、そして捕まえるほど、バッタと(カマキリに)触れ合っていたのです。
しかしいつしか触れなくなりました……。 
手のひらに乗せるなんてもってのほかです。 
結構「昔は虫平気だったけど、大人になってからてんでダメになった」という方、多いのではないでしょうか。

『うまれたよ!バッタ』 E/ウシ
『バッタさんのきせつ』 E/ハク
『ファーブル昆虫記』 486/フ

 

2018年03月14日(水)

先日11日は、今年もささやかながら検索で応援させていただきました。
その他にも、この日ツイッターで流れてくるフォロワーさんがリツイートやいいねをした呟きにはやはり震災関連ものが多く、中でも目を引いたのがアメリカの博物館に展示されているという錆だらけのハーレー。
宮城から津波によって流され、カナダに流れ着いたものだそうで、展示ケースの中でひっそりと光を受けているその姿に、改めて津波の大きさと人工物の頑丈さを感じました(後から検索をしたところ、どうやらコンテナに入った状態で流されたそうです)。

さて、あっという間に3月も後半、そろそろ小学校も春休みですね。
25日(日)にはアニメ映画「ぼくは王さま」の上映会も予定しておりますので、ご家族・お友達とどうぞご参加ください。
春の上映会についてはこちらから→ 3月25日(日) 春の上映会のご案内

『バイクライフスタートBOOK』『今日から“乗れる”ビッグバイク』(537.9)