図書館だより :き

 

2025年04月13日(日)

ホームページサーバーの移行作業があり、お久しぶりの「図書館だより」です。投稿画面の仕様が変わったので、うまく投稿できているのか、少し心配でもありますが・・・。新年度になってからは(私にとっては)最初の「図書館だより」ですね。今年度も、明るく楽しい内容の投稿となることを心掛けて書いていこうと思っています。どうぞ宜しくお願いします。

このご無沙汰の期間中にずいぶんと暖かくなりましたね。桜はあっという間に満開となり、今日の雨で完全に散ってしまうのかな?・・・といったところ。「花散らしの雨」とはよく言ったものだな、と思います。ほかにも桜にちなんだ言葉には「花筏」や「桜雨」など、格好良い言葉が多いような気がします。「休眠打破」なんて、来年の書き初めに書いてもいいんじゃないかな、と思うぐらいステキな言葉ですよね。

大阪では万博が今日開幕しましたが、図書館近くの天王川公園の「藤まつり」は昨日からはじまりました。天王川公園のインスタを見てみると・・・うーん、まだ咲き始め。蕾がぐんぐん大きくなってきているようですが、今のところ「猫じゃらし」ぐらいの大きさでしょうか?図書館の入口展示「津島市・江南市 藤まつり展」とあわせて、藤の成長を楽しんで頂けると幸いです。私も近いうちにウォーキングがてら藤を見に行こうと思っていますが、藤まつり期間中は公園近く(つまり図書館近くです)が渋滞するので、遅刻しないように気を付けなくては!

また、このご無沙汰の期間中は作家の上田秀人さんが亡くなられた、という訃報に驚きました。この「図書館だより」には書いていませんでしたが、昨年の11月に大阪で開催された「なにげに文士劇2024旗揚げ公演 放課後」を劇場へ観に行き、学校一の秀才・北条雅役を上田さんが演じられていたのを拝見したばかりです。華麗な迷推理を堂々と披露する熱演がとても格好良かったです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

先週は、1泊2日の日程で神戸~姫路を旅してきました。旅の話は次週以降に書こうかな、と思います。この春に「ブラタモリ」が復活して嬉しかった話もその内に。

『藤と日本人』有岡利幸/著・・・平安時代から現代までの、日本人と藤の関わりの長い歴史を解説する本です。「藤まつり」のこの季節にオススメの一冊。そういえば、昔「藤まつり」を見に行って「藤アイス」を食べた記憶があります。「藤の味」ってどんな味だったんでしょうか?・・・全く記憶にありません。
『孤闘 立花宗茂』上田秀人/著・・・中山義秀文学賞を受賞した上田さんの著作です。上田さんは多くの時代小説シリーズを手掛けており、著作は200冊を超えますが、実は歯科医という顔も持っておられました。凄っ!
『小説すばる 2025年1月号』『小説すばる 2025年2月号』・・・昨年の「なにげに文士劇」で実行委員をつとめられた澤田瞳子さんによる「なにげに文士劇 顛末記(上・下)」が2号にわたって連載されています。どんな仕事もバックヤードは興味深いものですね~。”大人の文化祭”を真剣に楽しむ澤田さんの姿がステキです。

 

 

2025年03月30日(日)

おそらく、「年度末の奇跡」が起こったのでしょう。この「図書館だより」の中だけで時空がゆがみ、10日ほどタイムスリップしてしまったようです。

現在も残っている私(き)の最新の投稿は3月9日(日)。ラジオを聴きながらアイロンをかけていたら手首に火傷をした頃のようですが、20日ほど経っても火傷の痕は残ったまま(年齢のせいか最近は傷の回復が遅いので、半袖になっても残っている気がします)。職場内における少数派であることを自覚しつつも、相変わらず休日にはラジオを聴きながら図書館で着用するエプロンにアイロンをかけています。そして、やらなきゃいけない仕事も完成していません・・・つまり、10日ほどのタイムスリップは私には殆ど影響がないようです。ま、気にしないで!・・・ということです、はい(笑)。

タイムスリップ期間中では、先週3月23日(日)の「図書館だより」だけ手元にデータが残っていました。その内このお話だけ「お知らせ」の意味も込めて再投稿しますね。

さて、少し話を変えますね。2週間ほど前の「図書館だより」に少し書いた、松坂屋名古屋店で開催されている「Timeless Colors MATSUZAKAYA NAGOYA × Sarah Fujiwara」とそれを記念したトークイベントを観に出掛けてきました。松坂屋といえば・・・のカトレヤをモチーフにした作品が松坂屋の館内全体で展示されていて(計12ヶ所で展示されているそうです)、なかなか普段は触れる機会のない(お値段的にも!)ラグジュアリーブランドとのコラボ展示もとても素敵でした。トークイベントでは今回の作品制作の裏話をじっくりと伺うことができて、とても面白かったです。4月8日(火)まで松坂屋名古屋店で展開されているそうなので、矢場町近辺に予定がある方は是非!館内をぐるぐる歩くだけでも楽しめますよ~。

冒頭の「2週間ほど前」がタイムスリップの影響で「3週間ほど前」となりましたが、松坂屋名古屋店では「Timeless Colors MATSUZAKAYA NAGOYA × Sarah Fujiwara」が現在も展開中ですので、是非!!

他には・・・あ、サッカーの代表戦がありましたね。先週の「図書館だより」では、バーレーン戦に勝ち、世界最速かつ史上最速のワールドカップ出場決定を大喜びしていたはずです。先週の火曜はサウジアラビア戦がありました。結果はスコアレスドロー・・・うーん、研究熱心なサウジアラビアがアウェイで強豪日本相手に見事勝ち点1を手に入れた・・・と書いたら辛口過ぎますかね。次の試合は6月。ワールドカップ本番までに何度実戦の機会があるのかな、とも思います。アウェイの試合となりますが、頑張ってほしいですね。

『スキップ』北村薫/著・・・『時をかける少女』をはじめ、タイムスリップがテーマの小説には名作が多いのですが、私のイチオシはこちら。北村薫さんの「時と人 三部作」の第1作目です。もう30年くらい前の作品になるんですね・・・時の流れの早さに別の意味で驚かされます。

最後になりますが、年度末は旅立ちの季節です。今年度末は、私たちを助けてくれた学生アルバイトさんだけではなく、長い間お世話になった方々が図書館から卒業されます。J務長さん(あ、イニシャルになってない!)、事務室のSさん(たまにお昼休みが一緒になった時、猫のお話ができて楽しかったです)、そして「図書館で働く」とはどういうことなのかを、いつも優しく教えて下さった私たちの大先輩Fさん・・・長い間、本当にありがとうございました。一緒に仕事ができて、幸せでした。これからもお身体を大切に、末永く津島市立図書館を見守って下さい。そして、ご利用お待ちしております!!

・・・と、ここまで書き上げたのが3月28日(金)のこと。その後再びちょっとだけ時空がゆがみ、3月22日・23日の「図書館だより」のみ復活しています。ということで、藤原更さんの展示の話は繰り返しとなってしまいますが、あえてドキュメンタリーとして残しておきますね。いやぁ、不思議なこともあるものです。

 

2025年03月23日(日)

決まりましたね!ワールドカップ出場!!

最終予選3試合残しての出場決定は史上最速、さらに開催国を除いて世界最速での出場決定という、ダブルで最速。いやー、素晴らしいことです。パチパチパチパチ~!!

バーレーン戦も、前半はしっかりとバーレーンが対策を練ってきたなぁ・・・と少しやきもきしましたが、後半に見事な2ゴール。サッカーは90分で勝つものだと改めて思いました。この夜は埼玉もわりと冷えていたようで、選手も厚めの上着を着ていましたが、スタジアムで応援していたサポーターは本当に寒かっただろうと思います。埼スタは行くのはともかく、帰るのがなかなか大変だったりしますが、歴史的瞬間を目撃できたこの夜のサポーターが羨ましい限りです。私も来年の楽しみがひとつできました。北中米は時差がきついので試合観戦が大変ですが、来年は寝落ちしない立派な人間になれるよう頑張ろうと思います。

『おれ、バルサに入る! 夢を追いかけるサッカー・キッズの育て方』久保建史/著・・・何度かこの「図書館だより」でも紹介した本ですが、やはり今回はこの本で決まりでしょう。著者は、バーレーン戦で1ゴール1アシストを決めた久保選手のお父さん。久保選手の子どもの頃のエピソードが詰まった一冊です。子どもの頃から知っている久保選手の大活躍には、やはり胸が熱くなりますね。良かったなぁ、久保くん。
『日本男児』長友佑都/著・・・こちらは「ブラボー」でお馴染みの長友選手の著作。長友選手は来年のワールドカップに出場すれば、日本人初の前人未踏の5大会連続出場となります。当たり前ですが、ただ「ブラボー」と叫んでいる人で終わるつもりはなく、虎視眈々と狙っているはずです。その証拠にテレビ中継の大事な場面には必ず映り込んでいましたね。ポジショニングの良さはさすがです(ま、これは冗談ですが)!

さて、少し話を変えますね。2週間ほど前の「図書館だより」に少し書いた、松坂屋名古屋店で開催されている「Timeless Colors MATSUZAKAYA NAGOYA × Sarah Fujiwara」とそれを記念したトークイベントを観に出掛けてきました。松坂屋といえば・・・のカトレヤをモチーフにした作品が松坂屋の館内全体で展示されており(計12ヶ所で展示されているそうです)、なかなか普段は触れる機会のない(お値段的に!)ラグジュアリーブランドとのコラボ展示はとりわけ素敵でした。トークイベントは温かな雰囲気の中で、今回の作品制作の裏話をじっくりと伺うことができて、とても楽しかったです。作品を創り出す人は本当に凄い、としみじみ思いました。4月8日(火)まで松坂屋名古屋店で展開されているそうなので、矢場町近辺で予定がある方は是非!館内をぐるぐる歩くだけでも楽しめますよ~。

 

2025年03月09日(日)

先週の休日、いつものようにラジオを聴きながら図書館で着用するエプロンにアイロンをかけていたところ、コードがからまってしまいました。おや・・・と思い、勢いよくコードを引っ張ったところ、見事に私の手首にアイロンが着陸。あ、熱いぃーー!!・・・ということで、手首を火傷してしまいました。ほんの少しアイロンに接触しただけですが、アイロン本体の温度がそもそも高いこともあり、今も手首にうっすらと赤い線が残っています。

と、休憩の時間にそんな話を同僚に火傷の傷を見せながら喋っていたところ、「え、エプロンってアイロンかけますかっ?」との声。え、かけないの??・・・と呟くと、周りから「これはアイロンかけるタイプの生地じゃないよ!」とツッコミが。え、みんなエプロンってノーアイロンなの??全然知らなかったよ・・・どうりで私のエプロンだけテカテカしていたわけです。自分が思いがけずマイノリティの側だったと気付いた瞬間でした。

さて、ここのところずっと「図書館だより」に書いていた、みうらさんといとうせいこうさんの三十三間堂のイベント、ついに行われましたねぇ。当日は、何と約3000人が三十三間堂に集合し、「おかしな待ち合わせ」の瞬間を目撃。うーん、羨ましいっ(諸般の事情で私は行けなかったのです・・・細かくは書きませんが)!YouTubeで見ただけですが、〇勢丹で買ったという新品のフォーマルスーツに身を包んだみうらさんが感激して涙ぐむ場面には私もグッときてしまいました(サングラスをかけているので、よく見えませんでしたが)。イベントの最後に次の33年後の約束を交わした2人・・・33年後、みうらさんは100歳になっています。33年後も2人が仲良く元気で待ち合わせの瞬間を迎えていると良いなぁ~。そして、今度こそ三十三間堂で直接目撃できると良いのですけどね(ん、その頃私は何歳??)。

さて、話はくるりと変わるのですが、現在松坂屋名古屋店では「Timeless Colors MATSUZAKAYA NAGOYA × Sarah Fujiwara」と題した、藤原更さんの展示を行っているそうです。松坂屋、ということで作品は全てカトレア、とのこと。昨年の11月末から今年1月末まで、当館でもステキな展覧会をして下さった更さん。ますますのご活躍を津島市民として誇らしく思います。そろそろ暖かくなってきたので、近いうちに時間を作って松坂屋まで観に行ってこようかな、と思っています。

最後になりますが、コーナー9「蔦重、花の時代」多くのご利用を頂き、ありがとうございます!5月末まで展開しておりますので、ごゆるりとお楽しみ頂けると幸いです。大河ドラマもこれからドンドン面白くなりそうなので、期待しています。まだまだ発表されていないキャストも多いので、こちらも楽しみです。

『まるごとバナナが、食べきれない』大久保佳代子/著・・・冒頭のアイロンがけをしていた時もラジオを聴いていましたが、大久保さんといとうあさこさんの「あさこ・佳代子の大人なラジオ女子会」も友人のオススメで聴き始め、毎週欠かさず聴くようになった番組のひとつです。テレビのバラエティ番組でお見かけするセクシーな芸風とは少し異なる、遠方に住む(大久保さんは愛知県田原市出身です)高齢のご両親を心配しながら都会で頑張るとても頭の良い女性、というのがラジオでの印象。ゲストの方のお話を引き出すのも上手で、いつも感心させられています。現在、毎週欠かさず聴いているラジオ番組が6番組、隔週で放送されているものが1番組・・・と、すっかりラジオを聴くのも趣味のひとつとなっています。手を動かしながら楽しむことができるのが、ラジオの最大の良さ。家事もはかどるので、一石二鳥です。あ、「オモウマい店」に津島のラーメン屋さんが出演していて、わりと面白かったことを書き忘れていた・・・みやぞん、津島に来ていたんですね。見たかった!

 

2025年03月02日(日)

3月になりましたね。先週後半はポカポカ陽気に恵まれて、過ごしやすかったです。しかし、来週は雨のあとに「寒の戻り」予報。寒暖差が激しいので、引き続き体調に気を付けて過ごさなくてはいけませんね。

グランパス、ホーム開幕戦は引き分けでしたね。気温5℃の極寒の豊田スタジアムで熱い声援を送ったサポーター達を私は心から尊敬します・・・。今日現在(この「図書館だより」を書いているのは3月1日土曜です)、3試合終わっての時点で、グランパスは1分2敗の19位(泣)。今日の町田戦は相馬選手が町田へ移籍しているのでアレですが・・・、見事に今シーズン初勝利を収めていることを期待しています。勝負なので勝ったり負けたりは当たり前なのですが、一試合ごとに一喜一憂するのは、サッカーファンの性ですね。

さて、先月末にコーナー9「蔦重、花の時代」がスタートしました。あの「マツケンサンバ」をイメージしてデザインした、紙吹雪舞うポスターが目印です。いつもながら、私の無茶ぶりに完璧なクオリティで応えて下さったY先輩、ありがとうございました。「マツケンサンバⅡ」のMVを確認してから制作して頂いたそうで・・・心より感謝申し上げます。コーナーの内容についてはこちらをご覧頂ければ・・・と思います(こちらはGOさんに感謝申し上げます)。ここでは、少しだけ裏話を。

今回のコーナーのPOPは、何度も改訂版を制作し、制作し、制作し・・・、と作り直していたら、いつの間にか2月下旬になっていた・・・ということで、コーナー替え直前まで必死に制作することになってしまいました。猛反省です。制作に時間が掛かったのは好きなミュージシャンの影響とかではなく・・・たぶん、シンプルに私が蔦重という人間が好きだったからだと思います。好きだったので、つい時間を忘れてしまい改訂版を作り続けてしまったのです。本当にお恥ずかしい。そもそも、タイムスリップするなら絶対に江戸時代中期が良いな~、と常々思っていたし、江戸時代が舞台の時代小説も大好きでよく読んでいます。おまけに、調べれば調べるほど蔦重って凄いなぁ・・・と発見がいっぱい。

POP制作中に読んだ本の中に・・・

あたしら版元は、面白くてためになること、世を沸かすことがなにより好きなのでございます。皆の驚く顔、笑い顔を見るのが嬉しいのです。

・・・という蔦重のセリフがありました。物語を読むこと、そしてアートを楽しむことを、私たち庶民に浸透させた蔦重への個人的かつ熱量高めのリスペクトを込めてコーナーを作りました。5月下旬まで展開していますので、じっくりとお楽しみ頂ければ幸いです。次回はおそらく「戦後80年」をテーマにしたコーナーになるかと思います。少しずつ下調べをスタートしていますが・・・うーん、次回こそは時間と気持ちに余裕を持って完成させたいものです。

ということで、何とかコーナーが完成したので、これで何も考えずに大河ドラマ「べらぼう」を楽しく観ることができます。大河ドラマは、今後の展開をある程度わかっていた方が楽しめるタイプの連続ドラマだと昔から思っています。ネタバレを恐れずに、どんどん本を読んで下さい!!

さて、いよいよ明日は3月3日です。明日の京都の降水確率は70%。あまり良いお天気ではないようですが、午後3時33分には三十三間堂の上空が晴れわたっていますように。

 

2025年02月23日(日)

この「図書館だより」を書いている今日(22日土曜)の朝、通勤していると粉雪が空を舞っていました。積もるような雪ではありませんでしたが、ちょっとドキドキしますね。

先週はとても寒い日が続き、20日には名古屋でも2年ぶりの最低気温マイナス2℃台を観測したそうです。来週後半は暖かくなる予報が出ていますが、朝晩と日中の寒暖差が激しくなりそうです。あちこちでお知らせも出ていますが、25日(火)から、図書館では空調設備の改修工事を実施するため、暖房が使えません。25日(火)は休館日ですが、26日(水)・27日(木)(27日は予備日だそうです)は開館しています。当日がどのぐらいの寒さなのか、私の想像力では今ひとつ分かりませんが、自分史上最高に暖かい服装でご来館頂くことを強くお勧めします。たぶん、職員もそんな服装です。ご迷惑をお掛けしますが、お体ご自愛下さい。

さて、久しぶりに大好きなみうらじゅんさんの話を。

だいぶ前の「図書館だより」に書いたような気もしますが、今からちょうど33年前のこと。『見仏記』第1巻の最後に「33年後の3月3日3時33分、三十三間堂で会いましょう」と約束した、いとうせいこうさんとみうらさん。あと、10日足らずで33年後の3月3日がやって来るのです。パチパチパチ~!!

ということもあり、ここのところ民放ラジオ出演ラッシュのみうらさん。毎週楽しみに聴いているラジオ番組にもゲスト出演され、お馴染みのアルフォート・ブルーの話や老いるショックの話、そして67歳にして初の反抗期の話を披露され、楽しませてくれました。YouTubeのみうらさんも好きですが、ラジオのみうらさんはやっぱり最高ですね~。

諸般の事情があり、3月3日の三十三間堂とその後のトークイベントは参加を断念しましたが(配信してほしいなぁ・・・)、実際にはたぶん同じ新幹線で仲良く京都に向かうお2人の「再会」の瞬間を楽しみにしています。お2人が健やかに3月3日を迎えられますように。

『ラジオご歓談!爆笑傑作選 みうらじゅん×いとうせいこう』・・・お2人の話を喫茶店の隣の席あたりでこっそり聞いているような気分になれる本です。雑談って才能だな、と思います。
『見仏記』いとうせいこう/文・みうらじゅん/え・・・33年前の約束が書かれているのがこの本。書誌情報の抄録には「笑いと友情の仏像巡礼」とあります。うまいこと言いますね。

書き忘れていたというわけではなく、あえて書いていませんでしたが・・・先週の私が楽しみにしていたグランパスの開幕戦は0対4で負けてしまいました。さて、ヴィッセル神戸とのホーム開幕戦はどうなったでしょうか?

 

2025年02月16日(日)

寒い寒いと思っていたのに、今週末は早くもJリーグ開幕です。え、もうそんな季節なの!?・・・とビックリ。いや、気が付けば返却日は3月となっています。さすが年度末っ!時間が経つのが早いなぁ~。Jリーグは来季から8月開幕・5月閉幕の秋春制へと移行するため、春開幕は今年が最後。感慨深いものがありますね。

私が応援しているグランパスは昨日、2月15日(土)にアウェイで川崎フロンターレとの開幕戦を迎えているはずです(この「図書館だより」を書いているのは14日金曜なので結果は分かりませんが・・・)。開幕前に故障者続出と聞いていますが、きっと見事に開幕戦で勝利を飾っているはず。次節22日(土)は、王者・ヴィッセル神戸とのホーム戦。うーん、もうちょっと暖かい時期なら観に行きたかったなぁ~。今年はなるべく豊田スタジアムへ観戦に行きたい、いや行こう!・・・と考えています。

今シーズンのJリーグ、話題となっているのは監督の「玉突き人事」。川崎の鬼木監督が鹿島へ、川崎には福岡の長谷部監督が、福岡には元鳥栖監督・町田HCの金監督が・・・とまさに「玉突き」。うーん、頭の体操のようです。他にも昨年のルヴァン杯決勝で戦った新潟の松橋監督はFC東京へと引き抜かれ、横浜Fマリノス、セレッソ大阪は外国人新監督・・・と、もう記憶できません。8チームで監督が交代した新監督多めのシーズンですが、さてどうなることやら?もちろん、私は就任4年目を迎える長谷川監督率いるグランパスの優勝を信じて応援していますが・・・。

さて、今週半ばは再び最強寒波到来!・・・とのこと。もう雪だけは勘弁してほしいものです。・・・それにしても、2月ってこんなに寒かったっけ?・・・1月の大寒の頃はもっと暖かかったような気がしますね。ともあれ、体調管理に気を付けつつ、元気に春が迎えられるように過ごしたいと思っています。春にはお楽しみも待っているので。

『ディス・イズ・ザ・デイ』津村記久子/著・・・タイトルの意味は「今日がその日だ」。開幕戦にふさわしいタイトルのように一瞬思いますが、リーグ最終節の一日を描くサッカー小説です。私のような、小説を読むのもサッカーを観るのも好きな人間にとっては「両手に花」、いや違うな・・・「泣きっ面に蜂」の逆(feat.(お)さん)のような幸せを感じる小説です。

今回は少し短めですが、この辺で。ふたたび心を江戸時代へ飛ばしてきます。

 

2025年02月09日(日)

この「図書館だより」を書いている現在(8日土曜の朝)、外はしんしんと雪が降っています。今日は神守分室勤務です。先月の雪が降った日も、たまたま神守分室勤務でした。先月の雪の日は平日だったため、道が大渋滞!橋を渡る、どころか橋に辿り着くことすら全然出来なくて、「こ、このままでは遅刻する・・・」と冷や汗を掻きましたが(実際にはギリギリ間に合いました)、今回は土曜日だったため渋滞は全くなし。前回の反省を踏まえて早めに出発したこともあり、時間に余裕を持って落ち着いて運転することができました。しかし、この「図書館だより」を書いている時点では、津島市はまだ大雪警報発令中です。うーん、帰る頃には雪がやんでいてほしい、できれば融けていてほしい、せめて凍らないでくれ・・・と願いながら、窓の外の雪を眺めつつ働いています。確かに雪景色はとてもキレイなんですけどね・・・。寒いのも雪も苦手なので、早く春が来てほしいです。雪の中、お昼当番のために本館から「ふれあいバス」に乗って来て下さった(い)先輩、お疲れ様でした。

さて、今回はだいぶ前から書こうと思っていた、イチロー選手の野球殿堂入りの話を。

先月、シーズン262安打の大リーグ記録を持つイチロー選手のアメリカ野球殿堂入りが発表されました。日本人選手のアメリカ野球殿堂入りは初めての快挙です。パチパチパチパチ~!・・・と書いていますけど、野球は全然詳しくないので深いお話はできません。申し訳ないです。あ、でも少し前に放送されていた「情熱大陸」は見ました。現役当時と変わらず、というよりも現役時代以上に厳しいトレーニングに励む姿に驚かされました。

イチロー選手が海を渡ったのが2001年の春(この年の9月11日にアメリカ同時多発テロが発生しています)。野手としての挑戦は史上初のことでした。当時、活躍を予想していた人は殆どいなかったそうですが、最初のシーズンから10年連続で200本以上のヒットを打ち、2004年には大リーグ記録を84年ぶりに更新する大活躍!愛知県出身のヒーローの大活躍を誇らしく思ったものです。

つい先日、津島市ゆかりの女子バスケットボール・山本麻衣選手のWNBAダラス・ウイングスのトレーニングキャンプ参加が報じられました。「未知の世界ですが、楽しんできます!」の言葉が頼もしかったです。早くも2月です。間もなく「出会いと別れ」の季節がやって来ますが、旅立ちのワクワクとドキドキはいつの時代も変わらないもの。旅立つ人には熱いエールを送りたいですね。

『イチロー引退会見全文』国際情勢研究会/編・・・イチロー選手らしい言葉がいっぱい詰まった引退会見全文です。そういえば、イチロー選手がメジャー挑戦する前のオリックス時代、雑誌「ナンバー」でサッカーの三浦知良選手と並んで表紙になっていたのを今でもよく覚えています。平成を象徴する一冊だったように思えますが・・・もうとっくに処分してしまったかなぁ・・・。もったいないことをしたのかもしれません。
『ひろいせかいはきみのもの』オリヴィア・ホープ/文・ダニエル・イグヌス/絵・・・「おはよう あさだよ こわがらないで あかるいせかいにとびだそう! そとのせかいはきみのもの」と、短くも温かいメッセージと美しい絵が心に残る絵本です。ちなみに、作者のオリヴィア・ホープは、ハンマー投げの選手として国際的に活躍したアスリートだったそうです。

 

2025年02月02日(日)

明日、2月3日は「立春」ですね。暦の上では春を迎えるというのに、火曜日から今冬最強寒波がやって来る、と予報されています。うーん、寒いのは苦手なんですよね・・・。雪が降ると通勤が大変なので、何とか降らずに過ぎてくれると良いのですが。図書館HP冒頭でもお知らせしていますが、館内空調設備の故障が続いております。ご来館頂く際は、暖かい服装でお越し下さい。私たちも館内では防寒対策をして、体調を崩さないように努めております。館内で上着を着たまま働く職員を見かけるかもしれませんが、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

さて、つい先ほど「立春」と書いたばかりですが、先週の休日にようやく津島神社へ初詣に行ってきました。諸般の事情でここのところ慌ただしくしていたため、ほぼ旧正月での初詣です。元日には多くの人が訪れたであろう津島神社も1月末ともなれば参拝客もチラホラ。おかげで、落ち着いてゆっくりとお詣りすることができました。うーん、旧正月の初詣は意外とオススメかもしれません。駐車場も空いていたし。

お詣りのついでと言っては良くないのですが、以前から近くを通りかかる際に気になっていた、かつて神社南側にあった「津島市立図書館旧館」が更地となっている写真を撮ってきました。今年12月、この旧館跡地に「宮きしめん」がオープンする予定なので、来年のお正月は多くの初詣客が温かいきしめんを求めて行列しているかもしれません。現在は更地に黒いビニールシートが掛けられていて、養生中といったところでした。

何度かこの「図書館だより」にも書いたような気もしますが、この旧館に私は子どもの頃から自転車を漕いでよく通っていました。私が子どもの頃は土曜日も午前中は学校があり(年齢がバレますが・・・)、午後は毎週のように図書館へ来ていました。昭和の終わり頃はまだまだ大らかな時代だったようで、予約していた本が準備できるとカウンター前に名前が貼りだしてあり(さすがに書名までは書いてありませんでしたが)、名前を見つけると大喜びでカウンターに申し出て、予約していた本を借りた記憶があります。誰でもそうなのかもしれませんが、子どもの頃の記憶は鮮明に残っていて、1階が児童室だったことや、階段に新刊本の背表紙をコピーした用紙が貼ってあったことや、2階に木のベンチが置いてあって、そこで時間を忘れて本を読んだことや(腰痛知らずだったのです!)、当時の職員さんが手書きで1枚ずつ名前を書いてくれていたベージュ色の貸出カード(今のようなバーコード印刷されたものではなく、1冊につき1枚カードを挟んで利用していた記憶があります)のデザインなど、今でもよく覚えています。

すっかり更地になった旧館の跡地を見ていると、「こんなに狭かったんだなー」と思いましたが、私がよく通っていた頃は子どもだったから広く感じていたのでしょう。「旧館の児童書はたぶん全部読んだ」と語る人を、私は少なくとも2人知っています。この2人には及びませんが、私もこの場所で世界は広いことを教わったように思います。おそらく間もなく工事が始まり、この場所に「津島市立図書館旧館」があったことを知る人も減っていくことでしょう。美味しいきしめんを津島で頂ける日が訪れることを楽しみにしつつ、かつての旧館をしんみりと思い出す一日となりました。子どもの頃に図書館に連れてきてくれてありがとう、と両親にも感謝したいですね。おかげで一生退屈しない人生となりそうだよ、と。

今回はしんみりとしてしまったので、本の紹介はお休みです。イチロー選手の野球殿堂入りについても次週以降に。

 

2025年01月26日(日)

先週は割と天気が良く、暖かくて過ごしやすい日が多かったですね。しかし、残念ながら来週は再びの寒波到来の予報。またまた真冬の寒さとなるようです。用心しなくては!

さて、少し前になりますが、高知県の親戚から「文旦」を頂きました。南国高知は美味しい柑橘類の宝庫。今回送って頂いた「文旦」は何と4Lサイズ!・・・赤ちゃんの頭の大きさを超えて幼児、あるいは小顔の大人くらいの大きさのものが、大きな段ボールいっぱいに詰まっていました。

巷では、サイズが大きいと味が薄くなる・・・と言われているそうですが、とんでもない!!・・・皮を剥くと独特の爽やかな香りが部屋中に広がり、一口食べるとプリっとした小さな房が弾けて、適度な酸味のある濃厚な果汁が口いっぱいに広がります。

うーん、美味しいねぇ・・・と、毎晩夕食後に嬉々として皮を剥きまくって、モリモリ食べています。皮を剥いた後に手に残る香りも爽やかで、安眠できそうな感じ。ビタミンCはじめ栄養豊富な「文旦」を食べて、風邪を引かないように冬を乗り越えたいなぁ~。

んん・・・今回は短めなので小ネタを。さて、最近話題となっている本は次のうちどれでしょう?

(A)『なぜ夜に寝ているのに昼も眠くなるのか』
(B)『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
(C)『なぜご飯を食べているのにおやつも食べたくなるのか』

正解は・・・(B)『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』でした。

こちらは当館でも所蔵していますので、気になる方はチェックしてみて下さい。(A)・(C)は(き)がテキトーに作った書名なので、もちろん所蔵していません。ちなみに、私の体感としては(A)が最も多いような気もします。春眠暁を覚えず、と言いますが、春になるまで身体が待ってくれないのかもしれません(笑)。いかんいかん、仕事に集中しなくては。

今週は、イチロー選手の野球殿堂入りの話を書こうと思っていたのですが、気付いたら脱線してしまいました。この話は次回以降に。といっても野球は全然詳しくないので、あまり期待しないで下さい。