図書館だより :き

 

2025年01月05日(日)

新年明けましておめでとうございます。今年も津島市立図書館、そして「図書館だより」をどうぞ宜しくお願いします。

昨年の元日に発生した能登半島地震から早くも1年となりました。「もう1年」とも「まだ1年」とも思います。今年の元日の朝、冷え込んだ空気の中で洗濯物を干していた時に「あの日は不思議なくらい暖かかい日だったな・・・」と、ふと思いました。年末年始にテレビを点けていると、能登にちなんだ番組が多く放送されていて、都度都度見入っていました。寒さ厳しい季節が続きますが、能登に住む方たちが健やかに過ごされることを心より願っています。

もうひとつ、石川県に少しだけちなんだ話を。先月16日に、建築家の谷口吉生さんが亡くなられました。最近では「GINZA SIX」の建築を手掛けられて話題となりましたが、「土門拳記念館」や「東京国立博物館・法隆寺宝物館」、愛知県内でも「豊田市美術館」を手がけた「美術館建築の名手」と呼ばれる建築家です。コロナ禍よりも前のことなので、だいぶ前となりますが、谷口さんが手がけた金沢の「鈴木大拙館」へ初めて伺った時の感激は今でも忘れられません。「特別な場所」って本当にあるんだな、と思いました(昨年、星野源さんが発表した曲「光の跡」でも話題となりましたね)。2019年に開館した、日本では珍しい建築専門の美術館「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」へはコロナ禍もあってまだ行けていないのですが、必ず行かなきゃな・・・と思っています。谷口吉生さんのご冥福をお祈り申し上げます。

さて、私もまぁまぁ良い年齢なのですが、この年齢になっても知らないことが多いなぁ・・・と、しみじみ思います。年賀状では文章に句読点を付けないことも知らなかったし、キティちゃんが頭にリボンを付けている理由も知らなかったし(これはたまたま観ていたテレビ番組で知って驚いた)、ゴミ収集日お知らせアプリがとっても便利なことも知らなかったし・・・。はじめて知ることが多いのは良いことなのかもしれませんが、知らないことは恥ずかしがらずに、どんなことでもちゃんと訊かなきゃダメだなぁ・・・としみじみ思います。学ぶ姿勢、というと大袈裟なような気もしますが、今年は何事に対しても謙虚でありたいと深く思っています。

諸般の事情により、昨年末の「図書館だより」で願った「穏やかな年越し」からはかけ離れた年末年始となりましたが・・・もういい!何とか迎えたぞ、2025年!!・・・という思いです。今週後半は最強寒波到来との噂もあり、インフルエンザも大流行中と聞きますが、穏やかで平和な一年となりますように。そして1冊でも多くの良い本と出会うことができますように。

『東山魁夷 日本人が最も愛した画家』・・・谷口さんの代表作のひとつ「長野県立美術館・東山魁夷館」に寄せた、「展示作品の額縁になるような建築にする」という言葉は谷口さんのお人柄が感じられて、とても好きな言葉です。「額縁」は絵よりも目立ち過ぎて鑑賞の妨げとなってはいけないし、絵を守る役割もある・・・心に残りますね。いつか「谷口建築聖地巡礼の旅」をのんびり楽しめたらなー、と夢見ています。

 

2024年12月22日(日)

少し前の出来事です。

お休みの日にウォーキングや買い出しに出掛けた後、「天気が良いから洗濯しよっと」とその日着ていた服やカバンを夕方にまとめて洗濯することにしました。「ま、晴れが続いていて乾燥しているから、明日の夕方には乾くだろう」と洗い上がった洗濯物を干しはじめたところ、洗ったばかりのショルダーバッグから「からからころん」と何かがこぼれ落ちました。

んん、何の音?・・・と落ちたモノを拾うと、何と!免許証と車のキーを入れているキーケースではありませんか・・・わわわ、これはマズイ!!・・・早速中身を確認すると、免許証は見たところ全く問題なし。うん、こっちはたぶん大丈夫でしょう。問題は車のキーです。これって、たぶん電子部品がいっぱい詰まっているはず(機械に疎いことがこの言葉でも分かりますが)・・・。うーん、これはどうしたら良いの??

ということで、「車のキー 洗濯してしまった」で検索。迷うくらいにいっぱい出てきましたが、まとめると・・・そのまま使用を続けると、中に残っている水分でキー内部がショートする可能性がある。ボタン操作はせず、自動車販売店に相談してください・・・とのこと。よし、相談だっ!・・・と思い立ったものの、今日は自動車販売店の定休日。さらに明日は出勤日なので、車に乗らなくてはいけません。

とりあえず、このキーで車が動くかを確認してみると、普通にドアも開くし、エンジンも始動します。ま、キーが反応するなら明日運転するくらいは大丈夫だろう、と判断して翌日は普通に出勤。昼休みに慌てて自動車販売店へ電話を掛けて相談したところ、「やはり一度キーを確認させて頂きたい」とのお返事。早速、その日の夕方に閉店間際の販売店へ駆け込み、キーを確認して頂いたところ、「中もちゃんと乾いているから大丈夫ですよ~」とのこと。あー、良かった。しかし「車のキーが使えなくなってしまって買い替えると数万円かかってしまうので、これからは洗濯しないで下さいね(笑)」とのお言葉が!・・・ハイ、わかりました。これからは、カバンの中身はちゃんと確認してから洗濯することにします。お騒がせしてしまい、スイマセン。

ところで、「車のキー 洗濯してしまった」で検索をした時に「へぇー、世の中にはこんなにも車のキーを洗濯する人がいるんだ・・・」と驚いていたのですが(自分もその1人なのに!)、職場で昼休みに自動車販売店へ電話を掛けていた際に「実は自分も・・・」と名乗り出てきた人が割と思いがけない人だったので、こちらもビックリしました。しかも、3回も・・・とは!キー、これまで無事で良かったですね、Hさん(許可なくネタにしてしまい、申し訳ないです)。

さて、まだまだ先のように思っていましたが、私にとって今回が年内最後の「図書館だより」となります。ここのところ、車のキーは洗濯するわ、服は前後ろ逆のまま気付かず外出するわ(いくら無地でオーバーサイズのスウェットだからといって、あんまりだと思った)、ホットプレートが壊れているのを忘れて焼き肉用のお肉を買ってしまうわ(結局、自宅近くの家電量販店Kでホットプレートを慌てて買った)・・・と、うっかりに拍車がかかっているので、十分に気を付けて、年末年始を穏やかに過ごしたいと思います。図書館利用者の皆さんも、お身体大切に良いお年をお迎えください。

『紫式部と藤原道長』倉本 一宏/著・・・今回の「図書館だより」とは全く関係のない話となりますが、先週日曜にNHK大河ドラマ「光る君へ」が最終回を迎えたので、「光る君へ」で時代考証を担当された倉木さんによる本を最後にご紹介します。膝が痛いお年頃(!)となった紫式部と清少納言が語り合う場面や、すっかりおじいちゃんとなった乙丸、そして「武士の世」の到来を予感させるラストシーン・・・と、最終回までしっかり楽しませてもらいました。あ、最終回で「めぐりあひて」がようやく出ましたね。ほぼ1年前の2月末にスタートした「光る君へ」を特集したコーナーのタイトルが、この和歌にちなんだ「めぐりあひて、古典」だったので、何だか懐かしかったです。ということで、来年の大河ドラマ関連コーナーを現在制作中です。まだまだまだまだ(「まだ」が多めですが、本当にそんな感じなのです・・・)勉強中ですが、少しでも面白いコーナーとなるように頑張ります。

 

2024年12月15日(日)

わ、もう12月15日になっているではないですか!2024年も残すところ、あと半月ですね。先週も書きましたが、「師走」は時が経つのが早いなぁ・・・。

「時が経つのが早い」といえば、先週大阪に住む学生時代の友人と連絡を取り合っていたところ、友人のムスメさんが早くも中3で受験生とのこと。おかしいなぁ、つい最近まで小学生女子だったような気がするんだけど(リアル「もう中学生」ですね)。ともあれ、インフルエンザや風邪が心配だねぇ・・・等と近況をやり取りをしていたところ、ムスメさんが今度合唱コンクールで歌う曲が「津島市立天王中学校作詞」と書いてあるんだけど、これって(き)が住んでいる津島市のこと?・・・と、訊かれました。

天王中学校といえば、私の母校ではないものの津島市立図書館のお向かいに建つ中学校。そして、合唱の話は昔うっすらと聞いたことがあるような気もします。ネットで少し調べてみると、確かにムスメさんが歌う曲「MEMORY~卒業に寄せて~」には「津島市立天王中学校平成17年度卒業生&後藤環作詞・後藤環作曲」と記載されています。平成17年は2005年なので、今からおよそ20年前。春にJR福知山線の脱線事故が起こったのが、この年。郵政民営化も2005年の出来事です。うーん、どちらも勿論記憶にはあるけれど、かなり昔のように感じます。

さて、誰か詳しい人はいないかな?・・・こういう時に頼りになるのは地元の人、ということで早速天王中学校に縁がありそうな周囲の人々に聞き込みを開始すると、やはり当時かなり話題となっていたそうで「NHKも取材に来ていた」との情報が。道理で何となく記憶に残っているわけですね~。

遠い大阪のある町と津島市が、距離と時間をこえて繋がったような気がします。音楽は時を超えて伝わるんですね~。さて、ムスメさんはじめ受験生の皆さん、今週末は冷え込みが厳しいようですが体調管理に気をつけて、ラストスパート頑張って下さい。あと大変申し訳ないのですが、図書館の空調は夏と変わらず故障中です。暖かい服装でお越し下さい。

『くちびるに歌を』中田 永一/著・・・長崎県の五島列島のある中学校の合唱部が舞台の小説です。図書館では映画化されたDVD『くちびるに歌を』も所蔵しています。
『大阪』岸 政彦/著・柴崎 友香/著・・・大学進学を機に大阪へ来た岸さんと、生まれ育った大阪から東京へ出た柴崎さんによる共著エッセイ。90年代の4年間を大阪で過ごした私にとってはエモ過ぎる作品です。岸さんの文章は大好きで「こんな文章が書ければいいな~」といつも憧れています。

おまけですが・・・、先週の「図書館だより」で私と同じ「オアシス来日公演・落選組」だった佐久間さんは、先週土曜の一般発売でチケット取れたんですね・・・。私、先週土曜は出勤日。休憩時間と昼休みに頑張っていたんですけど、特設サイトにたどり着くことすら出来ませんでした~。次のチャンスは来年9月のリセールかぁ。うーん、追加公演の発表とかないのかなぁ・・・。

『チケット不正転売禁止法がよくわかるQ&A 決定版!』山下 貴司・宮内 秀樹・三谷 英弘/著・・・ということで、こんな本も。余談ですが、昨年出掛けたライブは全て電子チケットのみの販売。昭和生まれの私は「このタイミングでスマホが壊れたらどうしよう・・・」と、毎回ドキドキしていました。

 

2024年12月08日(日)

12月に入ってから早くも1週間ですね。さすがに「師走」です、早い早い。気付けば、大河ドラマ「光る君へ」も最終回まで今日と来週の残り2回となりました。最後の最後まで大石静さんの脚本っぽい、濃厚な人間模様が描かれそうで期待しています。

Jリーグも本日が最終節ですね~。今シーズンは何と、優勝の可能性が3チームに残る三つ巴の大接戦!さて、どこが優勝するのでしょうか!?・・・ま、その3チームに名古屋グランパスが入っていないのは甚だ無念ですが、仕方ないです。長谷川監督の続投が決定したそうなので、来シーズンこそは!・・・と、こちらも期待しています。

さて、今からちょうど1週間前の12月1日、藤原更さんのトークイベントが当館で開催されました。私もこの日はちょうどお休みだったため、最後列でこっそり(でもないですが)イベントを楽しませて頂きました。

「現代アートの作家」と聞くと、「自分とはかけ離れた世界にいる人」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、今回のトークイベントに参加した方は「私たちと同じ世界で生きる人」として身近に感じられた方が多かったのではないでしょうか?私も子どもの頃によく通っていた旧館(今では建物さえも取り壊されてしまいましたが・・・)の思い出や、「きっと言っても分からないだろうな・・・」と思いつつ、必ず「津島市出身」と伝えるようにしているエピソードは、地元だからこそ伺えた貴重なお話だったように思います。地元愛あふれるお話、ありがとうございました。また今度・・・も期待しております。

最後に書くのもアレなのですが、オアシス来日公演チケット取れませんでしたっ!!2024年不敗神話(だったのです!)が、遂に崩壊してしまいました、トホホ・・・。まぁ、倍率8倍とも噂されており、「こりゃ無理だわ」と最初から思っていたのでショックでもないのですけどね。毎週楽しみに聴いているラジオ番組でもパーソナリティの方が「チケット外れたー」と話されていたので、外れたのは私だけじゃない・・・と慰められましたよ。ということで、当選された皆さん、私のぶんまで力いっぱいお楽しみ下さい。ただ、2人が仲良くステージに立つまでは、まだまだ油断ならないような気もしていますが(負け惜しみ、ですね)。

『ワケあり式部とおつかれ道長』奥山 景布子/著・・・津島市出身の作家・奥山先生による式部&道長本。式部はバーのママ、道長はバーの常連客となり、2人が語り合うというユニークな設定ですが、さすがの奥山先生なので史実はきちんと語られております。
『Melting Petals』Sarah Fujiwara/Photographs・・・藤原更さんの作品集です。館内の展示に興味を持たれた方は、是非ともご覧下さい。
『佐久間宣行のずるい仕事術 僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』佐久間 宣行/著・・・私と同じ「オアシス来日公演・落選組」の佐久間さんの本です。ラジオ、大好きで毎週某アプリで欠かさず聴いています。

 

2024年12月01日(日)

今日から12月ですね。2024年もあとちょうど1か月となりました。毎年、特別整理休館が終わると、あっという間に年末だなぁ・・・と思います。ところが何と!先週寝ていたら瞼を蚊に刺されました!!11月末まで生き残った蚊はやはりタフですね。まだ瞼が腫れているし、痒いっ・・・寒いのは苦手なので、暖かいのは助かるのですが、11月末に蚊に刺されるとはビックリです。地球温暖化の影響ですかね?

さて、ではコーナーのお知らせを。

先週の「図書館だより」でも書きましたが、コーナー8「追悼2024」、同じくコーナー8「ゆく年くる年」がスタートしました。追悼特集は、訃報記事が掲載された新聞を1年間ストックしておき、コーナー作成の時期になったら新聞を読み直すところから毎年スタートしています。当たり前のことながら、毎年同じ内容とはなりません。新聞を読み直すあたりから、「汚れた手では制作できないな・・・」と毎年粛然とした気持ちとなります。毎年作成していても、心身ともに慣れることのない作業です。

もうひとつの「ゆく年くる年」では、今年出版された本を中心に2024年を振り返りつつ、来年の予習もほんの少しだけ特集しています。元日の能登半島地震からはじまった2024年ですが、皆さんにとってはどんな1年でしたか?・・・振り返りつつも、来年が皆さんにとって健やかな良い一年となりますよう願っております。

完成したコーナーの内容は、Goさんによる図書館HPをご覧頂ければ・・・と思います。来年1月末まで展開予定です。毎度のことながら、Goさん、そしてポスター制作から集本作業まで手伝って下さるY先輩に感謝申し上げます。

もうひとつお知らせ。特別整理休館中に詩人の谷川俊太郎さんが亡くなられました。

2016年のことですから、今から8年も前になりますが、私は名古屋で開催された谷川俊太郎さんの講演を聴かせて頂いたことがあります。「全自由席あるある」なのかもしれませんが、わりとギリギリに到着したにも関わらず、何故か最前列がぽっかりと空いていたので、ちゃっかり着席。「日本を代表する詩人」のお顔を間近に拝見し、お話をじっくりと伺うことができました。アイボリーのタートルネックの暖かそうなセーターがよく似合っていたことや、他の方がお話されている時に「ふむふむ・・・」と頷いていた、お顔の真剣さを懐かしく思い出します。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

メインカウンター横のコーナー6「追悼・谷川俊太郎さん」は今月末まで展開、その後はコーナー8「追悼2024」と併せて著作を紹介する予定です。こちらもどうぞ宜しくお願い致します。

そういえば、11月10日(日)の「図書館だより」で私が気にしていた、バスに乗り遅れそうになったOさんが「のりますーー!」と言いながら手を振ってアピールすることができなかった理由が、一昨日ついに判明しました。Oさんはシャイなんですね~。私ならたぶん叫んでただろうなぁ(笑)。

 

2024年11月24日(日)

お久しぶりの「図書館だより」です。特別整理休館がスタートした頃は気温が高く、肉体労働に励んでいるとうっすら汗をかく程の陽気でしたが、特別整理休館期間の2週間弱の間に季節は秋から冬へと移ったようで、ずいぶんと冷え込むようになりました。そして、休館明けに図書館に来られた方は、美術館かと見違えるほどオシャレに模様替えした館内に驚かれたかと思います(私も驚きました!)。図書館の「芸術の秋」、是非お楽しみ下さい。

さて、前回(11月10日)の続きとなります。11月2日、延長そしてPKの末に名古屋グランパスが優勝したルヴァン杯決勝を国立競技場で観戦し、大感激の私は予定より大幅に遅れて東京駅に到着。翌日が出勤日のため、慌てて新幹線に飛び乗りました。

今思えば、東京駅を出発する時には「静岡県で現在大雨が降っている、という情報があります」というアナウンスが流れていたのです。しかし、この日の私はとても幸せ、超ご機嫌。「ふーん、そうなんだぁ~」と、ぼんやりアナウンスを聞き流していました。

異変に気付いたのは東京駅のすぐ次の品川駅。予定通りの時刻に品川駅へ到着した新幹線が動き出さないのです。あれ、えらく長く停まってないか?・・・とようやく気付いた頃に、「静岡で大雨のため、ご乗車中の新幹線の発車を見合わせています」というアナウンスが流れました。延長、PK、優勝セレモニーで、ただでさえ大幅に遅れているのに・・・と一瞬思ったものの、ここで慌てても仕方がありません。手持ちの本もまだ5分の1しか読んでいなかったので、読書に集中することにしました。

新幹線の大幅な遅れに乗り合わせたのは初めてでしたが、こういう時の車内アナウンスって細かく流れるものなんですね。「運転再開時刻の見通しは立っていないので、品川駅のホームに降りて飲み物等を買いに行って頂いても構いません」や、「ただし、品川駅の2階まで行ってしまうと、運転再開や出発のアナウンスを聞き逃す可能性があります」や、「三島駅は改札が浸水するほどの大雨が現在降っております」など、細かく丁寧な最新情報のアナウンスが頻繫に流れ、お陰でそれほど不安を感じることなく車内で過ごすことができました。東京駅のD丸で飲んだ「ずんだシェイク」のおかげか、それ程お腹も空かなかったし・・・。

そんな中、「三島の大雨が落ち着いて安全確認も終了したため、5分後に出発します」と嬉しいアナウンスが流れたものの、「雨雲が小田原に移動してしまい、小田原周辺が大雨となったため再度出発を見合わせます」というアナウンスが流れてしまい、「うわぁ、どうなるの??」と心配になりましたが、予定から90分程の遅れで品川駅を出発。大雨が上がったばかりの静岡付近で速度を落としたため、合計117分遅れで名古屋駅に到着し(本も無事に読み終わりました)、翌日は無事に出勤することができました。あー、良かった・・・。乗客の対応や大雨の中で安全確認に当たられたJR東海の職員の皆さま、お疲れ様でした。

さて、特別整理休館も終わり、前回の「図書館だより」で「年末恒例」と書いた、コーナー8「追悼2024」・「ゆく年くる年」がスタートしました。こちらと、急遽作成することとなった、コーナー6「追悼・谷川俊太郎さん」については次週書こうかな、と思っています。どうぞ宜しくお願いします。

『新幹線60年大百科 鉄道写真家が撮り続けた超特急の記録』南 正時/著・・・コーナー8「ゆく年くる年」でも少しだけ取り上げましたが、2024年は東海道新幹線開業60周年ですね!おめでとうございます~。新幹線、実は大好きで大人になっても乗る時はいつもワクワクしていますが、さすがに4時間ほど乗っているとお尻が痛くなりますね・・・。
『夜明けを待つ』佐々 涼子/著・・・今年の追悼特集で取り上げた方々のうち、私が最も読ませて頂いていたのがノンフィクション作家・佐々涼子さんの著作です。56歳という早すぎる別れはとても残念ですが、心に残る作品を数多く残して下さっています。この機会に手に取って頂ければ・・・と思います。

 

2024年11月10日(日)

今から8日前の11月2日(土)、ルヴァン杯決勝「名古屋グランパス対アルビレックス新潟」を観るために、はじめて国立競技場へ行ってきました。国立競技場、凄いですね。当日はかなり雨が降っていたのですが立派な屋根があるから全然濡れなかったし、スタジアムにエレベーターがあるので移動がラクだったし、都心にあるから最寄り駅が複数あって試合後のラッシュがラクだったし・・・と、良いことずくめ。うーん、既にもう1回行きたいくらい。

ニュース等でご覧になった方も多いかと思いますが、結果は・・・前半:名古屋、永井選手の2ゴールで先制⇒後半:粘る新潟が終了間際に同点、延長へ⇒延長:名古屋勝ち越しゴールかと思いきや新潟が再び追いつき、PK戦へ⇒PK:5人全員決めた名古屋が3年ぶりのルヴァン杯優勝!!・・・という、ドラマチックな展開。試合を観戦した日本代表・森保監督が「ルヴァン杯史上最高の試合」と讃える内容でした。(正直あまり熱心なサポーターともいえませんが・・・)もうかれこれグランパスを30年くらい応援している私ですが、優勝の瞬間に立ち会えたのは実は初めて!・・・大感激でした。

決勝に進んだ両チームとも関東圏以外のチームでしたが、この試合はルヴァン杯史上最多入場者数の6万2517人を記録。朝、名古屋駅の新幹線ホームでも名古屋のユニフォームを着用したサポーターの姿が目立っていましたが、新潟のサポーターも熱心かつマナーが良くて、素晴らしかったです。国立競技場では、初タイトルの瞬間を見届けようと遠路はるばる新潟から応援に来たと思われる、杖をついたご高齢の新潟サポーターの方々をたくさん見掛けました。うーん、熱い!「アイシテルニイガタ」のチャントも格好良いですよね~。こんな良い試合の観客の一人となることができて幸せだな、と思います。

さて、実はドラマチックだったのは試合だけではなかったのです(こちらのオチもニュース等でご存知の方が多いかもしれませんが)・・・。私は翌日が出勤日。延長、PK、優勝セレモニー・・・、と90分で終了する予定がだいぶ遅れています。急いで帰らなくてはいけません。感動の優勝セレモニーを見届けた後、慌てて東京駅へ移動して、お土産を購入(ついでに「ずんだシェイク」もゴクゴク)。新幹線に飛び乗りました。

以下、波乱の展開は、特別整理休館明けの11月24日(日)に続きます(引っ張ってしまって、スイマセン)。

さて、いよいよ明日から特別整理休館です。今年の特別整理休館は、11日(ワンワン)から22日(ニャンニャン)まで。覚えやすいですよね~。体力勝負の日が続きますが、寒暖差等に気を付けて乗り切りたいと思います((す)さん、お大事に!)。図書館利用者の皆様にはご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願い致します。また、特別整理休館中は「図書館だより」の更新もお休みとなります。23日(土)からの再開を予定していますので、どうぞ宜しくお願い致します。

あ、書き忘れるところでしたが、コーナー9「図「食」館へようこそ」は突然ですが、本日いっぱいで終了の予定です。結局「駄洒落オチ」となったような気がしますが(諸般の事情があり、本の補充が殆どできなくてスイマセン)、多くのご利用を頂き、心より感謝申し上げます。特別整理休館明けには、(まだ完成していませんが!)年末恒例のコーナーがスタートしている予定です。こちらも、どうぞ宜しくお願い致します。

ところで話は変わるのですが、8日(金)の「図書館だより」でバスに乗れなかった(お)さんは、なぜ「のりますーー!」と言いながら手を振ってアピールすることもできず・・・だったのでしょうか?特別整理休館前に気になって仕方がないのです。・・・ねぇ、なんで手を振れなかったの??

『国立競技場 Construction Japan National Stadium』共同通信社/著・・・国立競技場の着工から完成までの3年間を克明に記録した写真集です。工事現場を覗いているような気分にもなれちゃう一冊です。
『SAYONARA国立競技場 56年の軌跡 1958-2014』日本スポーツ振興センター/発行・・・こちらは建て替えられる前の国立競技場の記録です。サッカー界にとって、国立競技場は「聖地」。懐かしい写真もたくさん掲載されていて、胸が熱くなります。

 

2024年11月03日(日)

今日は文化の日ですね。昔から11月3日は「晴れの特異日」と言われているそうですが、今年はどうでしょうか?確かに、この日が誕生日の友人は「私の誕生日は毎年晴れだよ~」とよく自慢していた記憶があります。私の誕生日は雨の日が多いので、ちょっぴり羨ましかったなぁ・・・。

さて、今回も次回コーナーの準備作業等で慌ただしくしているため、短めの内容となります。

先日、「骨伝導イヤホン」を購入しました。「骨伝導イヤホン」とは、その名の通り骨を通じて内耳に直接振動を送り、脳に音を届ける方式のイヤホンのこと。こめかみにイヤホンを当てて音を聞く方式なので、耳を塞がずに周りの音を聞いたり、会話しながら音楽・音声を楽しむことができるイヤホンです。

この「図書館だより」を読んで頂いている方はご存じかもしれませんが、音楽やラジオを聴くのが私の趣味のひとつで、自宅ではほぼ何かしらの音に触れて生活しています。自宅で1人の時はスマホをスピーカーに繋いで楽しんでいるのですが、家族が在宅している際はワイヤレス・イヤホンを装着。しかしイヤホンをしていると、家族に何か言われても聞こえず、洗濯が終わってもインターフォンが鳴っても気付かず、さらに長時間イヤホンを装着していると耳の中を圧迫されているような感じもあり、「何だかなぁ・・・」と、ずっと思っていたのです。

先日、別の用事があって自宅から一番近い家電量販店に立ち寄った際、次の予定まで時間があったので店内をフラフラと歩いていると、「骨伝導イヤホン」のお試しコーナーを発見。「へー、何これ?」と思い、試してみると・・・「おぉ、思っていたより、うんと良い!」と、「一目惚れ」ならぬ「一聴惚れ」をしてしまい、その場で即決して購入してしまいました。ただ、その後あれこれ調べてみると、やはり「音もれ」はしやすいようなので、当面は自宅用として使用する予定です。

私は普段あまり衝動買いをするタイプではないので、自分でもまぁまぁビックリの買い物ですが、「衝動」のない人生なんてつまらないよなぁ・・・とも思います。ともあれ、これで雨が降っているのに気付かず洗濯物を濡らしたり、宅配便をスルーしてしまったり・・・という、家族から怒られるような凡ミスが撲滅できると良いのですが。

『聞いて聞いて! 音と耳のはなし』高津 修/文・遠藤 義人/文・長崎 訓子/絵
『「音」の秘密 原理と音楽・音響システム』スティーヴ・マーシャル/著・山崎 正浩/訳

今週も本の紹介はお休みです。来週はいつものような感じで書けるよう、コーナーの準備作業を頑張ります。「図書館だより」に書こうと思っているネタも溜まっているので、それも特別整理休館前に書いておけると良いな、と思っています。

 

2024年10月27日(日)

暖かい日が続いていますね。先週の23日(水)は二十四節気の「霜降(そうこう)」でしたが、どこに霜が?・・・と、空に問いたくなるような気温。朝晩ヒンヤリそして昼暑い、の寒暖差無限ループが続いています。そんな9月みたいな10月も間もなく終わりですね。来週は雨が多い予報ですが、さすがにそろそろ寒い日もやってくるのでしょうか?図書館は間もなく繫忙期(特別整理休館のことです)を迎えますので、体調に気を付けて過ごしたいと思います。

先週日曜の「図書館だより」で私は獣害について心配していましたが、先週の休日に隣の県の森を歩いていたら、野生のシカに遭遇しました。しかも4頭も!ちょっとスリムだったのが気がかりですが、こちらをビックリした表情で覗いていてなかなか可愛らしかったです。奈良でシカを見ても特に興奮はしませんが、野生のシカは見ると嬉しいものなんですね~。

さて、今日は選挙の投票日ですね。あまり話題になっていませんが、今回の選挙は「第50回衆議院総選挙」というメモリアル選挙(造語ですが)。先週の新聞に、小説家の津村記久子さんの衆院選についての投稿が掲載されていて、「〈その人ではない〉と言う権利を行使する」という考え方がなかなか面白かったです。私はすでに期日前投票を済ませていましたが、この意見で投票に向かった方もいたのでは?・・・と思いました。ともあれ、清き一票を!

『日本の七十二候を楽しむ 旧暦のある暮らし』白井 明大/文・有賀 一広/絵
『シカのしろちゃん』そえじま 良子/文・岡田 よしたか/絵
『きょうは選挙の日。』塚本 やすし/作

現在、次回コーナーの準備作業で慌ただしくしております。申し訳ないのですが、今回は本の内容紹介を割愛させて頂きます。あ、「津村さんで選挙」といえば『うどん陣営の受難』も良かったですね(残念ながら、当館には所蔵していない本です)。

 

2024年10月20日(日)

先週の私の「図書館だより」では、朝晩めっきり涼しくなり、一気に肌寒くなっていたようですが、先週は季節外れの暑さに逆戻り。前言撤回、となりました。この季節外れの暑さが影響しているわけではないと思うのですが、先週水曜日16日には津島市でもサルの目撃情報が寄せられたそうです。日々、ウォーキングに励む私にとっては大ピンチ!・・・サルは目が合うと威嚇されたと思い、攻撃的になることがあるようなので、目をそらして落ち着いて速やかにその場から離れなくてはならないそうです。で、出来るかな~?ちょっと心配になってきましたが、十分に用心して歩きたいと思います。

私は方向音痴でしょっちゅう道に迷うのですが、なぜか昔から道をよく聞かれます。先日も旅行中、いつものように道に迷っていたら(上野駅前にあると思っていた百貨店Mが別の駅前であることに気付き、呆然としていた)、「ヘイ、エクスキューズ ミー」の声。

振り返るとスマホを手にした、にこやかな外国人男性とたぶん奥様。スマホには、名鉄津島線しか乗りこなせない私には理解不能な東京の鉄道路線図(しかも英語版)。いやいやムリムリ・・・と思いつつも、何とか少しでも役に立たねば・・・と思い立った私はスマホの画面を覗き込みました。

うーん・・・どうやら2人は「上野御徒町駅」に行きたい様子。しかし、聞いた相手(私のことです)が悪過ぎます。「御徒町駅」、「上野御徒町駅」、「仲御徒町駅」、そして今いる「上野駅」。位置関係がさっぱり分からない~!!これ以上引っ張っても時間の無駄となり、逆に2人には迷惑になってしまう・・・と、思い定めた私は全編完全な中学英語で以下のように伝えました。

「ソーリー、アイ フロム ナゴヤ(本当はツシマですが)、トゥデイ(本当は昨日から来ているけど)!」
「アイム イン ウエノ フォー サイトシーイング セイム・・・」

と、ここまで言い切ったところで、ここからは多分こんなことを言っているのではないかな?・・・の(き)訳となりますが、

「オー、わかったよ!全然ソーリーじゃないよ!!私たちは名古屋にも行ったことがあるよ。良いところだね。ありがとう。気にしないでね。こちらこそ、悪かったね」とにこやかに話され、観光案内所に向かって歩き出しました。なぜ、最初からそっちへ行かなかったんだろう・・・と思いつつも、何とか中学英語が通じたことにホッとしました。心優しいお2人が良い旅を続けておられることを願っています。

昔からよく道を聞かれるだけでなく、買い物をしていると店員さんにもしょっちゅう間違われます。その都度「ごめんなさい、私も買い物客です」と返事をしているのですが、余りにもよく間違えられ、かつ質問が「この服はワンサイズですか?」や「靴下の売り場はあっちですか?」など、商品・店舗知識を試されるような質問も多いので面倒臭さを感じたり、そもそも何で私が「ごめんなさい」を言わなきゃならんのだ・・・とも思っていたりします。でも、まぁ人には親切にしなくてはいけませんね。私もしょっちゅう迷子になって、道を教えてもらう側になるのですから。

『都市に侵入する獣たち クマ、シカ、コウモリとつくる都市生態系』ピーター・アラゴナ/著・・・アメリカでも獣害は深刻なようで、この本に紹介されている実例を読むとビックリします。日本でもクマ被害が最近は深刻なものとなっていて、サルと同じく、いやそれ以上に心配しています。山登りも気を付けなきゃ・・・。
『やさしい日本語とやさしい英語でおもてなし』藤田 玲子・加藤 好崇/著・・・訪日観光客をもてなすための分かりやすい言葉のルールを教えてくれる本です。訪日観光客の方が相手でもガチガチに身構えず、やさしい言葉で伝えていければ良いなぁ・・・と思います。

 

2024年10月13日(日)

朝晩めっきり涼しく、いや一気に肌寒くなってきましたね。寒いのは苦手ですが、この時期になると私の好きなリンゴ「秋映(あきばえ)」がお店に並ぶのが嬉しいです。「秋映」は黒に近い濃い赤色がお店でも目立つリンゴですが、何よりも素晴らしいのが歯ごたえ。「シャキッとした」とよく形容されていますが、個人的には「ゴリッとした」が近いように感じます。ほんの一時しか出回らないので、お店で見つけては購入し、食後のデザートとして美味しく頂いています。「秋映」が出ると、そろそろ「シナノスイート」かな?・・・と、リンゴ好きにとって今はウキウキする季節です。

先週のお休みの日、名古屋市美術館で開催されている「民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある」展(以下、「民藝展」と略します)を観に行ってきました。約100年前に思想家・柳宗悦が説いた、日々の暮らしにある美を見つめ、無名の工人たちの手によって生まれた美を慈しむ「民藝」。今回の民藝展は「衣・食・住」をテーマに紐解き、暮らしのなかで実際に用いられてきた民藝の品々を展示する、というもの。去年の夏から大阪、いわき、広島、東京、富山・・・とぐるりと巡回してきて、今月になって名古屋での開催となったのです。

実は、毎週楽しみに聴いているラジオ番組のロケが民藝展(東京会場)で行われたのですが、いかんせんラジオなので2人が何を観て喋っているのか、よく分からないままでモヤモヤしていたのです。数か月遅れで名古屋でも開催されると知り、答え合わせみたいな気分で観に行くことにしたのです。

ということで「5枚1組でいくらですか?」と、ラジオ番組でボケていたのはこのお皿かな?・・・とか、展示以外の部分も想像しながら、楽しく鑑賞してきました。それにしても、やはり美術展は生で観るのが一番ですね。刺子の刺繍ひとつひとつのぷっくり感や、鶏卵を入れる網袋のほっこりした空気は、実際に作品を見たからこそ伝わるものだと思いました。また、現在作られている民藝の品々や産地についても分かりやすく紹介されていて、こちらも面白かったです。作り手の方ひとりひとりの努力があって、今もこうして残っているんですね。有難いことです。

昔から、事前に調べていたわけでもないのに旅先には何故か民藝館があることが多くて、松本、大阪、山崎、倉敷・・・と、気が付けば全国各地の民藝館をお邪魔していました。今回もラジオ番組きっかけなので、熱心な民藝ファンとはとても言えませんが、民藝館がある町はどの町も良い町だなー、と心から思います。いつか、益子や富山や鳥取や熊本の民藝館へも出掛けてみたいですね。

『りんごだんだん』小川忠博/写真と文・・・真っ赤な美味しそうなりんごを食器棚にしまっておくと、どうなるでしょう?・・・と、1年間観察し続けた写真絵本です。りんご好きの私としては「見ていないで、早く食べて!」とつい言いたくなってしまいますが・・・。
『柳宗悦 民藝美しさをもとめて(別冊太陽)』日本民藝館/監修・・・柳宗悦の没後60年を記念し、日本民藝館所蔵の名品を中心に紹介する本です。別冊太陽の本は写真が大きく掲載されていて、つい見入ってしまいますね。
『リーチ先生』原田マハ/著・・・イギリス人陶芸家バーナード・リーチの生涯を描いた小説です。柳宗悦ら、大正時代に活躍した白樺派の人々との交流の場面が心に残ります。

 

2024年10月06日(日)

昨日、今日は「尾張津島秋まつり」。この「図書館だより」を書いている時点(4日・金曜日)の週間天気予報によると、土曜・日曜とも天気は良さそうですね。私も何度かうっかり巻き込まれてしまった記憶があるのですが、今日は「津島山車からくり・車切披露」の開催に伴い、市内で交通規制が行われます。市内あちこちの道が渋滞する可能性が高いので、お気を付け下さい。

さて、10月になりましたね。今年の10月は空前の値上げラッシュ!9月の2倍超ともいわれる2911品目の食品、特にチョコレート菓子やペットボトル、ハム・ソーセージ類は大幅な値上げだそうです。原料価格も輸送費も上がっているから仕方ないのですが・・・うーん、厳しいですよね。

この10月の値上げで一番ビックリしたのが、郵便料金。はがきが85円、封書が110円。何と3割の値上げです。しかし、消費税率の引き上げを除くと30年ぶりの値上げと聞くと、30年も健気に頑張ってくれていたんだな・・・とも思えます。人件費や燃料費の上昇以上に、郵便物の減少が最大の理由といわれていますね。また、今回の値上げでさらに郵便物の減少が加速し、近い将来の再値上げの可能性も指摘されています。確かに、はがき1枚でこのお値段では年賀状を出すのも躊躇してしまいますよね・・・。

私が子どもの頃は、平成元年の消費税導入まで長く続いた、はがき40円、封書60円の時代でした。当時は筆まめな祖父が健在で、学校が終わって家に帰ると祖父からのはがきがよく郵便受けに入っていて、おやつを食べながら読んだ記憶があります。内容は祖父の近況を中心とした、とりとめのないものばかりでしたが、小さな文字で隙間なく書かれたはがきは小学生の私にとって読みごたえたっぷり。当時、祖父がハマっていたゲートボールの話や雪国の暮らし、そして祖母をはじめとする家族・親類の暮らしや祖父の仕事まで、多岐にわたるものでした。自宅の建て替えや、母の断捨離の失敗(!)などがあり、手元に残る祖父のはがきは随分と減ってしまいましたが、今でも「はがき」というものに対して、メールやSNSにはない温かさや親しみを感じているのは、間違いなく祖父の存在があったからでしょう。

祖父ほどではありませんが、私もわりと手紙が好きで今でも気が向くと友人に送ったりします。ということで、コレクターではないのですが、自宅には切手のストックがたくさん。中でも62円切手は何故かたくさんあり、いつも1円切手を何枚も貼って使っていますが、もはや宛名面に切手を貼るスペースはありません。これから先、こんなビミョーな金額の切手たちはどうやって消費していったら良いのでしょうか?ベストアンサーを求めたいです。

『津島秋まつり 山車祭と石採祭』黒田剛司・荻野悦司/著・・・ということで、「津島秋まつり」にちなんだ本です。津島に関する資料で貸出可能な本は「ふじいろ文庫」にまとめて所蔵しています。気になる方は図書館スタッフにお声がけ下さい。ここ数週間、夕方ウォーキングをしていると太鼓や笛の練習をしている音色が聴こえてきて、涼やかな気分になりました。ようやく秋ですね。
『眠る盃』向田邦子/著・・・「はがき」を扱ったものとして最も有名なエッセイといえば、この本に収録されている「字のない葉書」かと思います。疎開した小さな妹さんとお父さんの戦中のエピソードを綴った話です。2019年には、角田光代さんと西加奈子さんによる絵本「字のないはがき」も出版されています。来年は戦後80年にあたるため、このあたりも視野に入れて来年度のコーナーの計画も少しずつ進めていたりします。
『100円たんけん』中川ひろたか/ぶん・岡本よしろう/え・・・100円あったら何が買える?・・・と、100円で買えるものを比べる楽しい絵本です。ここのところ物価高が続いているので、100円で買えるものの量も減ってきているような気がして、切ないですね・・・。
『ゆうびんの父』門井慶喜/著・・・1円切手の顔、そして郵便制度の祖として知られる前島密を主人公にした小説です。私が出す手紙やはがきは古い切手を消費するため前島密の顔だらけ、だったりします。

 

2024年09月29日(日)

お彼岸が過ぎ、朝晩ようやく涼しくなってきましたね。先週日曜日の「図書館だより」で買えるかどうか心配していたおはぎ、無事に買うことができました。しかし、朝9時頃で残り4個とは凄い人気です。そんなに人気があるなら、しょっちゅう作ってくれても良いような気もするのですが、お店の人に聞くと「売れ残ってしまうと困るから」とのこと。小さなお店だから仕方ないような気もしますが、こんなに人気があるなら売れ残る心配はないような気もしますが・・・。ともあれ、半年に一度のチャンスを掴むことができて良かったです。おはぎは、粒あんもきな粉のどちらも大変美味しく頂きました。次のチャンスは春の「ぼたもち」。半年後ですが、今から楽しみです。

さて、ここのところ9月から放送が始まったドラマ「団地のふたり」を毎週楽しみに観ています。主演は、小泉今日子さんと小林聡美さん。2人はやや古めの団地に住む独身の幼なじみ。「ノエチ」、「なっちゃん」と互いを呼び、その日あった出来事を喋りながら美味しいご飯を食べる、という2人の日常が描かれるドラマです。大きな事件は殆ど起きないのですが、兄が実家に置いていった楽譜をフリマアプリでこっそり売って美味しいものを食べたり、中高年になってもご近所さんからは若手扱いされて(実家に住んでいる人あるある、かと思いますが)網戸の張り替えを頼まれたり・・・、と「日常」を楽しんでいる雰囲気がお2人の名演からも伝わってきて、ほのぼのとした気分になります。ドラマを観ていたら、私もコロナ禍以降会っていない(やや遠方に住んでいるので)幼なじみと久しぶりに会って、ただ雑談したいなー、と思いました。元気かなぁ?

・『団地のふたり』藤野 千夜/著・・・ドラマの原作本です。これだけ書いておいて申し訳ないのですが、当館では所蔵しておりません。気になる方はリクエストをお願い致します。
『小泉今日子書評集』小泉 今日子/著・・・原作本の所蔵がないので、代わりに主演お2人の著作をご紹介します。こちらは2005年~2014年に小泉今日子さんが書かれた新聞書評をまとめたもの。大の読書家として知られる小泉さんはどんな本を選んでいるのでしょうか?興味が湧きますよね~。
『わたしの、本のある日々』小林 聡美/著・・・こちらは小林聡美さんの読書エッセイ集。雑誌連載をまとめたもので、「本のある愉しい暮らし」が軽やかに、そして丁寧に綴られています。

先週土曜日9月21日、元日の地震で甚大な被害を受けた能登地方を記録的な豪雨が襲いました。24時間雨量が400ミリ超という観測史上最大の大雨によって、被害が拡大。豪雨から1週間以上が過ぎた現在も行方が分からない方がいる、という状況に言葉もありません。1年に2度も大きな災害に見舞われ、困難の中におられる方々に心よりお見舞い申し上げます。一日でも早く、かけがえのない日常が戻ってくることを願い、微力ながら応援しております。

 

2024年09月22日(日)

今日は秋分の日。お彼岸の中日です。しかし、先週は「暑さ寒さも彼岸まで」を全く実感できない残暑が続きましたね。朝から暑かったせいか、新聞に入っている「お彼岸のお供え」特集のチラシを見ながら、母が「そうか~、お盆だからお供えが載っているんだねぇ」とマジボケしていて、朝からビックリしました。「お母さん、暑さで季節がバグってるよ」と冷静にツッコミを入れましたが。

あまりここでネタにすると母に𠮟られるので、今回はコーナー9「図「食」館へようこそ」の話を。

まず、展示ポスターのデザインは皆さんに「ビールがモチーフ?」と訊かれるのですが・・・ごめんなさい、全然違います。最初に考えたのは、青色ベースのもの。しかし、水色バックに白い文字だと全く文字が目立たないため、秋なので黄×赤の紅葉カラーを採用。赤は文字に使った方が目立つだろうと、黄×白バックにしてポスターを作成したら、結果ビールみたいになった、というのが真相です。そもそも、私はビールの味が苦手なので殆ど飲みません。

今回のコーナーは、秋なので「食べもの」をテーマにすることを漠然と考えている中で、最初に決まったのが「図「食」館へようこそ」というタイトルでした。タイトルが最初に決まったのは、実は初めてのこと。どうやって浮かんだのかは今となっては全く分かりませんが、いつも最後に一番悩むタイトルが今回は助けてくれたように思います。このタイトルを使いたいから頑張る、みたいな気分でした。ちなみに「トショクカン」でも「トショッカン」でも、どちらでも構いません。心のままに、自由に読んで下さい。

内容についても少しだけ。前回の「パリ×オリ×パラ」は、確かに興味のある方には手に取って頂いたのですが、ぶっちゃけ・・・オリンピックもパラリンピックも実際の試合を観る方が面白いんですよね(私もそうですが)。特に、オリンピック・パラリンピック開催期間中は観戦に忙しく、本にまではなかなか手が伸びない、というのが実情だったと思います。ということで、今回のコーナーは「気軽に手に取って頂く」という初心に還りました。目指したのは、スーパーのレジ横に置いてあるお菓子。あと1、2冊借りたいけど何かないかな・・・という時に、カウンター横のビールみたいなポスターに目が留まって、手に取って頂ければ有難いかぎりです。

ということで、コーナー9「図「食」館へようこそ」は、11月の特別整理休館に入る直前まで展開している予定です。気長にお楽しみ頂ければ幸いです。余裕がある時に少しずつ本の補充もする予定です。

『おはぎちゃん』やぎたみこ/作・・・縁側でおじいさんとおばあさんがおはぎを食べていたら、おじいさんのお箸からおはぎがころころころ。庭の小さな生き物たちは落ちてきたおはぎの赤ちゃんを育てることに・・・という、ちょっと不思議なおはなしの絵本です。ちなみに、私が好きなおはぎはお彼岸の時期しか作らない、という頑固な和菓子店のもの。たぶん今日買いに行っていると思うのですが、ちゃんと買えているかなぁ・・・。売り切れていないと良いのだけど。
『ヒガンバナのひみつ』かこさとし/作・・・図書館近くの天王川公園のインスタを見ていたら、池の周りの土手はもうヒガンバナが咲く季節なんですね(・・・なのに、なぜ涼しくならないのだろう?)。ヒガンバナには日本各地に600以上の別名があり、その別名にはそれぞれヒミツがあるそうです。実は、バリバリの理系・かこさとしさんによるヒガンバナのひみつに迫る科学絵本。

 

2024年09月15日(日)

ついこの前、子ども達の夏休みが終わったばかりのような気がしますが、早くも9月15日です。9月も半分が過ぎようとしていますが、全然涼しくなりませんね。「台風がゆく頃は涼しくなる・・・」とユーミンが歌ったのは1994年。今からちょうど30年前です。この30年間に地球温暖化はずいぶんと進んだようで、現在では台風が過ぎても猛暑は続き、台風が残していった湿気と戻ってきた暑さが身体に一層こたえます。むむむ・・・。8月の体温超えの猛暑ほどではありませんが、図書館は空調故障のため蒸し暑い状況が続いています。図書館を利用される皆さんも館内での体調管理にお気を付け下さい。

さて、今週はサッカー日本代表の話を。アジア最終予選2試合連続の完勝、まずはとても嬉しいです。合計12得点・無失点って、これって本当に最終予選なの?・・・とすら思っています。とはいえ、アウェイ・バーレーン戦は酷暑とアウェイの洗礼(というか、PKを蹴る選手の目を狙ってレーザーポインター照射なんて本当にやめてほしいです。さっき書いておいてアレですけど「アウェイの洗礼」なんて言葉で片付けて良いとは、全く思えません。選手の健康がアウェイの地でも大切に守られることをサッカーファンの一人として心から願っています)の中での完勝。素晴らしい~!10月・11月の4戦も、良い結果を期待してしっかり応援しようと思います。

先週は、毎回楽しみに観ていたTVドラマ「新宿野戦病院」が最終回を迎えてしまい、蒸し暑い日が続くものの秋の訪れを感じています。最後に主題歌を担当していたサザンオールスターズと出演者が歌い踊っていたのが、ドラマの雰囲気とバッチリ合っていてステキでした。宮藤官九郎さんの作品は昔から好きで、たぶん全作品を観ていると思うのですが、春に放送されていた「季節のない街」をはじめ、近年は社会的なメッセージを込めた作品が増えてきたように思います。いや、昔からメッセージは込められていたのだけど、最近ようやく気付くことができるようになった、のかもしれません。最終回のヨウコ先生の言葉、とても心に残りました。

先週の日曜深夜、いや月曜早朝はパラリンピック閉会式でしたね。閉会式ではフランスの有名DJが大集結!フレンチ・エレクトロ、割と好きで昔よく聴いていたなー、と思いながら楽しく観ていたのですが・・・、最後に「One More Time」は流れましたが、ダフト・パンクは出ませんでしたね。おぉ、自国開催のパラリンピックだし、出てくれそうな流れなんじゃないの・・・、と勝手に思い込んでいたのでちょっと残念でした。ま、解散してますもんね。ということで、パリ・パラリンピックも無事に閉会式を迎え、先週の13日の金曜日(縁起悪いかも?)にコーナー8「パリ×オリ×パラ」は終了、コーナー9「図「書」館へようこそ」がスタートしました。来週は、この新しいコーナーについて書こうかな、と思っています。

『seasons colours〔1〕』松任谷由実/歌・・・「台風がゆく頃は涼しくなる」という歌詞が登場する曲は、このアルバムの収録されている曲「Hello,my friend」。夏の終わりに聴きたくなる名曲です。だいぶ前の「図書館だより」にも書いたような気もしますが、邦・洋楽問わず9月の歌って昔から名曲が多いですよね~。
『「国境なき医師団」を見に行く』いとう せいこう/著・・・まだ「新宿野戦病院」の最終回を観ていない方も多いかと思うので、ネタバレにならないと良いのですが・・・最終回でヨウコ先生が働いていた「国境なき医師団」についての本です。私の好きなみうらじゅんさんの親友・せいこうさんのルポで、とても読みやすく、かつ国境なき医師団への理解が深まる本です。

 

2024年09月08日

先週木曜日9月5日のワールドカップアジア最終予選・中国戦は圧勝でしたね。7対0のスコアだと、逆に書くことがあんまりないので(もちろん復帰組の大活躍は嬉しいのですが・・・)、来週のアウェイ・バーレーン戦の結果と合わせて書こうかな、と思っています。

ということで、今週はメダルラッシュに湧くパリ・パラリンピックの話を書きますね。まずは、ここ数年ずっと応援している木村敬一選手の2冠、おめでとうございます!!やっぱり本番に強いですね~。また、パラリンピック前に木村選手が出演されていた「阿佐ヶ谷アパートメント」に出演していたゴールボール男子も史上初の金メダル!「阿佐ヶ谷アパートメント」凄いなぁ~。他に、車いすラグビーも準決勝・オーストラリア戦はむちゃくちゃ感動しました。時差があるのでリアルタイムではなかなか応援できないのが辛いところですが、配信を観て応援しています。津島市出身の今井選手は予選敗退で残念でしたが、4年後のロス・パラリンピックでの大飛躍に期待したいです。ということで、間もなくコーナー8「パリ×オリ×パラ」は終了します。次のコーナーはあと少しで完成、というところです。ラストスパート、頑張ります。

『闇を泳ぐ 全盲スイマー、自分を超えて世界に挑む。』木村 敬一/著・・・今大会2冠の木村選手の半生を振り返る伝記です。盲学校時代の思い出や受験のエピソードは、若い方にも一度読んで頂きたい内容です。
『絵とDVDでわかるスポーツルールとテクニック10』・・・車いす競技やゴールボールの競技ルールをわかりやすく解説してくれる児童書。DVD付なので、細かな動きまで詳しく知ることができます。

最後になりますが、ノンフィクション作家の佐々涼子さんが9月1日に亡くなられました。SNSでも大きな話題となったのでご存知の方も多いかと思いますが、昨年出版された『夜明けを待つ』の「あとがき」の中で闘病生活を送られていること、そして「あぁ、楽しかった」と言って別れたい、と綴られていましたが、『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている』を手に取って以来の愛読者の一人としては、別れが近いことを頭の中では理解しつつも受け入れることは難しい感情がありました。逝去の報道を知り、悲しい気持ちでいっぱいです。まだまだ書いて頂きたかったです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

2024年09月01日(日)

先週は90年代に青春を過ごした同世代の洋楽好きの皆さん、「オアシス再結成」のニュースに打ち震えましたよね??・・・とはいえ、あの2人なので来年の夏に並んでステージに立つまでは信じられないような気もしますが、来日ツアーと新作リリース(欲張りでしょうか?)を期待せずにはいられません!これで生きる意味がひとつできました。まずは、来たるべき来日ツアーに向けて、ライブDVD(Blu-ray、ではないのです)を見て、今から予習をスタートしようと思います。兄弟ゲンカ、もうしないでね。大人なんだから。

さて、台風10号は今頃どうなっているのでしょうか?この「図書館だより」を書いている時点(30日金曜)でも、大きさは相変わらず、スピードも上がらず・・・。今日の今頃は、大きな被害も出ずに落ち着いている頃だと良いのですが・・・。津島市に暴風警報が発令された場合、図書館は臨時休館となります。利用者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、ご来館の際はお気を付け下さい。

それにしても今回の台風「サンサン(名前だけちょっと可愛い)」は、マイペースを崩さないですね。先週の予報では、確か水曜日接近の予報だったはず。先週の日曜日に美容院に行った際、台風に備えて水曜日の予約を全て他の日に振り分けたと美容師さんが喋っていたのですが、その後どうなったんだろう?今度美容院に行った時に訊いてみようっと。

さて、来週木曜日9月5日(木)はワールドカップアジア最終予選・中国戦が行われます。先週は、代表メンバーと長谷部誠さんコーチ就任の発表がありましたが、デコピン&大谷選手の始球式と重なってしまったので、あんまり報道されなくてちょっと寂しかったなぁ~。大事な最終予選なのに!!ということで、来週はたぶんこの話を書きます。

『ワイルドサイドをほっつき歩け ハマータウンのおっさんたち』ブレイディみかこ/著・・・オアシスといえばイギリス労働者階級出身ということでよく知られていますが、こちらもイギリス労働者階級の愛すべき「おっさん」たちが描かれるエッセイ。オアシスの熱いファン達も、もちろん今や「おっさん」となっているはず。ブレイディみかこさんといえば『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』があまりにも有名ですが、こちらもオススメの愛あふれる一冊です。
『スポーツグラフィックナンバー 2024年9月12日号』・・・夏の終わりが近づき、ヨーロッパサッカーの新シーズンが開幕しました。ということで、多くの日本人選手がプレーするプレミア・リーグ特集号です(最新号なので貸出はできません、館内でご覧下さい)。名古屋グランパスの成績が今ひとつなのでアレなんですが、グランパス出身のサウサンプトンの菅原選手と元・サウサンプトンで日本代表前キャプテン吉田選手も取り上げられています。あ、オアシスといえば、もちろんシティですが・・・。

書き忘れるところでした。今日から18時閉館となります。こちらもお気を付け下さい。

 

2024年08月25日(日)

8月もあと1週間となりましたね。うーん、今年の8月は(7月も、ですが)長かったなぁ~。記録にも(名古屋の連続猛暑日25日連続!)、そして記憶にも(空調故障で辛かった!)残る暑さとなった今年の夏ですが、来週前半には台風接近の可能性が高いようで、大きな被害が出ないことを願うばかりです。

何度も書いているように相変わらず暑い日が続いていますが、秋の果物が美味しい季節を迎え、果物好きの私は嬉しい日々を過ごしています。梨もブドウも新リンゴも大好きですが、とりわけ楽しみにしていたのがイチジク。毎日ウォーキングしているコースの途中に美しく輝くイチジク畑(他人サマの、です)があり、イチジクの実がなる遥か前から勝手に成長を見守り、カラス等につつかれないように陰ながら応援していたのです。

現在、イチジク畑は赤くて立派な実がたわわに実り、食べ頃を迎えています。しかし、面識の全くない他人サマの畑。あんまり毎日ジロジロ見ていると泥棒に間違われるかもしれない・・・と最近は少し心配になってきたので、チラ見で我慢。近くの農産物直売所でイチジクを購入して、冷蔵庫で冷やしてモリモリ食べています。昔は友人宅に美味しいイチジクがなる木があり、よく卵のパックに入れたイチジクを頂いたな~、と思い出したりしますね。懐かしい。

ウォーキングも長年続けていると、毎日のようにすれ違う方とは顔なじみとなります。特に、愛犬とお散歩をしている方とは挨拶を交わす間柄になってきています。私は犬を飼ったことがないのですが、今年の猛暑は灼熱の地面近くを裸足(表現、合っていますか?)で歩く犬にはとりわけ辛かったようで、散歩途中で足が止まってしまった愛犬を励ます飼い主さんをよく見かけました。うーん、微笑ましい・・・と思って、最初は見ていたのですが、やがて何かを諦めた顔になった飼い主さんが犬を抱っこして歩き始めます・・・いやいや、どう考えても犬の体温分暑いはず。そして、犬は小型犬ばかりでなく中型犬であることも多いので、かなり重いはずです。

ということで、顔見知りの犬が座り込んでしまって飼い主さんが困っているのを見かけると、ここのところ「がんばれー、〇〇ちゃん!」と声を掛けてしまいます。しかし、犬も暑いですよね・・・。犬も人間もイチジクも頑張った今年の夏。あー、早く涼しくならないかなぁ。間もなく9月です。パラリンピックも開幕しますね。

『いちじくのお菓子づくり』今井 ようこ・藤沢 かえで/著・・・生で食べるイチジクももちろん美味しいですが、お菓子に入ったイチジクはまた別の美味しさがありますよね~。ドライイチジクが入った焼き菓子やジャムも大好きです。
『すてきにハンドメイド 2024年8月号』・・・今回の「図書館だより」とは全く関係のない話なのですが、先週のNHK・Eテレの「すてきにハンドメイド」に大河ドラマ「光る君へ」に藤原実資役で出演しているロバート秋山さんが出演。「光る君へ」コラボ企画として、「和とじ本」作りに挑戦されていました。平安時代は文学を支える道具の黎明期にあたり和紙や筆や大きく発展した時代・・・という説明よりも、「♪すてきハンドメイド~」と秋山さんと司会の方と講師の方の3人で歌っていた不思議な歌が今も耳から離れません。再放送もあるかもしれませんので、興味のある方は是非。

 

2024年08月18日(日)

先週の「図書館だより」に書いた「やり投げ」の話。実は、あの話を書いたのは、北口選手の金メダルが決まる前の9日(金)頃のこと。11日(日)の朝起きたら、北口選手が金メダルを獲得していて、とてもビックリしました。も、もしかしたら、言霊!?この「図書館だより」に書くと願いが叶うのかもしれません・・・ということで、空調直れ、空調直れ、空調直れ・・・3回唱えてみました。ごめんなさい、たぶん直りません。おそらく空調は壊れたままなので、熱中症に気をつけてご来館下さい。今日(8月16日金曜)は、台風が関東地域に接近しているせいか熱風が顔のまわりをグルグルまわっているような感じで、長毛種の猫を首に巻いているぐらい暑いです(前も書きましたが、実際には殆ど抱っこさせてくれない短毛種の三毛猫しか飼ったことがないので想像です)。

少しだけマジメな話もしますが・・・、1年で最も図書館が必要とされる「夏休み」というこの時期に、快適な場所を提供できなくて申し訳ない気持ちで毎日働いています。たぶん、他の職員も同じ気持ちだと思います(確認したわけではありませんが)。繰り返しになりますが、ご迷惑をお掛けしていることをお詫び申し上げます。また、私たち職員の体調を気遣う声を多く頂いたこと、心より感謝申し上げます。おかげで頑張れます。

さて、オリンピックの続きのような話ですが・・・昔はあんまり喜びとか辛さを出さないクールなアスリートが格好良くて好きだったのですが、最近は喜怒哀楽がはっきりしている選手が好きでよく応援しています。年取ったので、わかりやすい人やモノに惹かれるようになったのかもしれません。「カモーーン!!」と鐘を鳴らす北口選手の動画なんて、大好き過ぎて何回も再生してしまいました。今日も家に帰ったら、また見ているかもしれません。

先日とあるラジオ番組を聴いていたら、年齢を重ねるにつれて選手よりもコーチや監督に感情移入してしまう、という話になり、深く共感してしまいました。私も、パリ・オリンピックの男子サッカーでは大岩監督を一番応援していたし、男子高飛び込みの玉井選手の銀メダル獲得の場面もテレビ中継で解説を担当していた寺内健さんが声を震わせた場面にグッときてしまったし、スケートボードの堀米選手の大逆転金メダルの場面でも早川代表コーチの涙に感動していたし・・・。最近では、高校野球の監督は年下の方が多いぐらいですし、大相撲の親方すら年下だったりします。

このまま年齢を重ねていくと、いずれ大会役員あたりに感情移入するようになるのかもしれません。「無事に閉会式を迎えられて良かったなぁ・・・」とか、もらい泣きするのかも。そんなアホな。こわっ。何、その想像?・・・新しいコーナーの制作でマジメな文章を書き続けている反動で、この「図書館だより」では脳がふざけようとしているのかもしれません。ということで、そろそろマジメな文章の世界に戻って、頑張ります。

『夏休みに、ぼくが図書館で見つけたもの』濱野 京子/作・・・8月も半ばを過ぎましたね。子どもたちの夏休み、今年は9月1日が日曜日なので、1日プラスみたいになっていますね。とはいえ、夏休みもいよいよ終盤。猛暑過ぎる今年の夏休みですが、良い思い出をたくさん作って下さいね。空調が壊れている図書館ですが、子ども達が図書館で何かを見つけてくれていたらいいなぁ・・・と思います。
『これはただの夏』燃え殻/著・・・燃え殻さんの作品、力を入れずに読めるところが好きで、よく読んでいます。夏の終わりのちょっと疲れてきた頃に読むのにオススメの一冊です。去年、テレビ東京系で放送されていた『すべて忘れてしまうから』も良いドラマだったなぁ~。

 

2024年08月11日(日)

先週の宮崎県を中心にした地震には本当に驚きました。南海トラフ地震の臨時情報も心配ですが、なるべく落ち着いて過ごしたいと思っています。平常心、平常心・・・。

世の中はそろそろお盆休みでしょうか?たまに利用者の方からお尋ねを頂くのですが、図書館にはお盆休みはありません。通常通り開館しています。しかし、残念ながら空調故障中です。ご不便をお掛けしておりますが、体調に気を付けてご来館頂ければ・・・、と思います。

午後、西日の入る作業室で仕事をしていると、かなり蒸し暑く感じます。何故かはよく分からないのですが、腿や膝のあたりが猛烈に暑いです。例えると、長毛種の猫(実際には殆ど膝の上に載ってくれなかった短毛種の三毛猫しか飼ったことはありませんが・・・)を膝の上に載せて仕事をしているよう。長毛種のフカフカの猫ならば「ねぇ、どいてよぉ~」と優しくお願いするところですが、相手は西日。汗をかいて働くのみ、ですかね・・・。

パリ・オリンピックも間もなく閉会式ですね。今回のオリンピックは時差の関係で、朝になるとメダルが獲れてる!・・・という日が続き、毎朝起きるのが楽しみになっていました。私が応援していたサッカーは男女とも準々決勝敗退。うーん、残念だなぁ・・・と思いつつ、また決勝トーナメントの壁かいっ!!・・・と強めのツッコミを入れたい気分にも(正直だなぁ、私)。強豪国は、決勝トーナメントに入った時点でギアを上げてきます。2年後に迫ったワールドカップでは、この壁をきっちり突破してほしいなぁ~。

さて、オリンピック中継を見ていると、「あ、私きっと一生この競技をやることがないんだな・・・」と思うことがあります。キラキラと輝く選手たちが楽しそうにスケボーしたり、ボルダリングしたり、サーフィンしたり・・・。そんな中、一度はやってみたいスポーツがありまして・・・、それは「やり投げ」。このまま一生「やり」を投げずに終わるなんて、さびしく思えてきました(暑すぎて「投げやり」になっているのではありません)。やりの重さは600g。ハンマーや砲丸に比べると、うんと軽いし、万が一あらぬ方向へ飛んでしまっても他人サマに大怪我をさせる心配は少なそう。女子やり投げ予選の中継を見ていたら、北口選手がたった一度の投擲で決勝進出を決めたのが格好良すぎて、一度投げてみたくなりました。うーん、どこかで初心者の一般人でも「やり投げ体験」できるイベントとかないかなぁ~。

他にも、ベルサイユ宮殿が会場となった総合馬術で馬もメダルをかけていた場面が可愛過ぎたことや、コロナ禍だった東京オリンピックとは違って、盛り上げ上手なフランスのお客さんで満員となっていることが羨ましかったことや、先日テレビで見かけた陸上・田中希実選手の本棚がステキだったこと等々・・・印象に残ったことはたくさんありますが、間もなく閉会式ですね。次はパラリンピック!コーナー8「パリ×オリ×パラ」はパラリンピック閉会式までは続きます。こちらもどうぞ宜しくお願い致します。毎日暑いですが、次のコーナーの準備も頑張らなくては!

『バスケットボール恩塚メソッド 知性にもとづいて勝つための「原則」』恩塚 亨/著・・・パリ・オリンピック女子バスケットボール日本代表恩塚監督による、全320ページを超える著作。バスケットボールについての専門的な内容が中心ですが、「ワクワクが最強」という考え方はバスケットボールに興味がない方にも参考になるかと思います。バスケットボールがデザインされた装丁もオシャレ~。津島市ゆかりの山本麻衣選手は第1試合アメリカ戦の脳震盪の影響で、第2・3戦は欠場でした。TV中継を私も見ていましたが、「山本選手がいればな・・・」と思う場面も多く、もどかしい展開でした。パリ・オリンピックは終わりましたが、山本選手のキャリアはまだまだこれから。また、あの格好良いスリーポイントシュートを見せて下さい。応援しています。

 

2024年08月04日(日)

今年の夏は本当に暑いですね。「熱中症警戒アラート」もずっと鳴りっぱなしで、体温超えは当たり前の毎日。最近は最高気温34℃ぐらいでは、やや涼しいと感じてしまうほどです。バグってますね、私。

館内掲示でもお知らせしていますが、図書館は空調設備故障のため冷房の効きが極めて悪い状況になっています。「夏休みは図書館へ!」とは言いづらい状況ですが、8月1日から毎年恒例の人気行事「1日図書館員」がスタートしています。明日5日(月)~7日(水)も1日で最も暑い時間帯に、子ども達が図書館のお仕事を頑張ってくれています。お時間とお気持ちに余裕がある方は是非児童カウンターへお立ち寄り頂き、子ども達の夏休みの思い出作りに参加して頂けると嬉しいです。とはいえ、空調設備故障中ですので、ご無理はなさらないように・・・。

さて、先週末は「尾張津島天王祭」もありましたが、個人的には「フジロック」の週末でした(地元民なのに本当にスイマセン)。今年のフジロックは何とビックリ!A社による全世界無料ライブ配信(一部アーティストは除く、ですが)!!読書もサッカーも美術館巡りも旅行もおやつも好きですが、音楽も大好きなので、先週末は時間の許す限りワイヤレスイヤホンを装着し、タブレット画面と向き合って過ごしていました。リアルなライブはもちろん最高ですが、配信ライブも好きでたまに参加しています。物価高が続き、チケットの値上がりも続く中での無料配信はかなり有難いです~。ありがとう、A社。

貴重な機会なので、なるべく多くのライブを観るようにしていましたが、お目当ては最終日ヘッドライナーだったノエル・ギャラガー。オアシス時代からノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとなった現在もずっと大好きです。映像で見る限り、苗場は土砂降りだったようですが、伸びやかな歌声は配信でも健在。夏の疲れが癒やされる時間となりました。また「Don’t Look Back in Anger」を一緒にナマで歌いたいなぁ~。

パリ・オリンピックもとても盛り上がっていますね~。実は、この「図書館だより」を書いているのはサッカーが男女とも決勝トーナメント進出が決定したばかりの頃、つまり準々決勝の試合前です。準々決勝は男子がスペイン、女子がアメリカとの対戦です。うーん、どちらも間違いなく優勝候補。ま、決勝トーナメントではラクな対戦相手はいません。どこのチームが相手でも、厳しい試合になるのは当然のこと。良い試合、さらに良い結果となることを願って応援しようと思っています。パリ・オリンピックについては、また来週にでも詳しく書こうかな、と思っています。

『猛暑対策BOOK 日本のヤバい夏を最新科学の力で乗り切る!』藤井 直人/著・・・新刊からのご案内です。「空調設備故障のため冷房の効きが悪く・・・」と掲示されている図書館ですが、個人的に気になるのが湿度。館内はかなり蒸し暑い状況が続いています。熱中症に気を付けてお過ごしください。
『フジロック20thアニバーサリー・ブック』・・・数週間前の「図書館だより」にもこの本を書いたような気がしますが・・・。「フジロックでノエル」といえば、有名なのが10分くらいマイクに大きな虫がとまっていた、というエピソード。虫嫌いの人なら絶叫モノの話ですが、野外ライブではこんなこともあったりしますよね。

 

2024年07月28日(日)

昨日、今日は尾張津島天王祭。昨日は、図書館も全館臨時休館でした。昨夜の宵祭は地元の方だけでなく、遠方からも多くの観光客の方が楽しみに来られていたかな、と思います。ここのところ、夕方にゲリラ豪雨のような大雨が降ることが多いので、少し心配もしています。当日晴れていると良いのですが・・・。

さて、夏休みに入りましたね。図書館でも朝早くからお子さんや学生さん達の姿をよく見かけます。夏休みに入ったばかりということもあり、やはり元気いっぱいで嬉しそうです。私もかつて小学生だった頃の夏休みを思い出してみると・・・うーん、宿題が大変だったことと、出校日等で夏休みなのによく学校へ行っていたことを覚えています。当時は今よりも暑くなかったんですね、きっと。

夏休みの宿題については、今でもたまに悪夢のように思い出すことがあります。順調に終わらせることが出来たのは書道教室で済ませた習字くらい。他の宿題は、毎年絶望的な気分で取り組んでいた記憶があります。ドリルや絵日記、読書感想文、ポスター・・・と、昭和の夏休みの宿題はとても多かったのですが、今でも記憶に残っているのが毎年作っていたアイデア貯金箱。6年生になる頃には「もう6年も作り続けているからアイデアなんてないよー」と思いつつ、適当に作って提出していました。大人になって図書館へ勤め始めた頃、児童室にアイデア貯金箱の作り方の本があるのを見て、「こ、こんな本があったのかー!」とビックリしました。小学生の頃の私にオススメしてあげたいな~。少し調べてみると、「アイデア貯金箱コンクール」は1975年から始まっているので、私とほぼ同世代。まだまだ新作を輩出し続けるなんて、ベテランミュージシャンみたいに凄いコンクールだなーと思います。

パリ・オリンピック、開幕しましたね~。実は、この「図書館だより」を書いているのは開会式前。開会式、昔からわりと好きでちゃんと録画してノーカット版で毎回観ていたりします。好きなミュージシャンもいっぱい出演したロンドン・オリンピックの開会式が個人的には過去最高かな~。先週の「図書館だより」にも書きましたが、開会式の前にサッカーは男女とも競技が始まりましたね。男子が「5―0」の圧勝、なでしこは残念ながら世界ランキング1位のスペイン相手に逆転負け。どちらも次が大事な試合です。時差と暑さ等による消耗が個人的に厳しく、今大会は録画観戦がメインとなってしまいますが、しっかりと応援しようと思っています。

ところで、サッカーの代表ユニフォームがオリンピック代表では少しデザインが違うことに気付かれましたか?オリンピックでは、メーカー商標以外の商標を衣服等に表示することはNG、かつメーカー商標も1つだけ、というのがルール。よって、ユニフォームの胸に八咫烏もおらず(八咫烏のエンブレムは商標登録されているのでNG)、A社のシンボル「3本ライン」もありません。次の試合ではユニフォームにも注目してみると、面白いかもしれませんね。

『びっくり!しかけ貯金箱をつくろう』寺西 恵里子/作・・・お金を入れるとラッキーカラーが占えたり、アザラシが起き上ったり・・・と、簡単なしかけのある貯金箱の作り方を紹介する本。子どもの頃に読んでいたら、工作に興味が持てたかもしれません。
『ワールドサッカーユニフォーム1000』ベルナル・リオン/著・・・世界約100カ国の代表と約500のクラブのユニフォームを紹介する本。強いチームはユニフォームも格好良く見える、というのが私の持論ですが、ズラリと並んだユニフォームを見るとグッとくるものもあります。

最後になりますが・・・、図書館のエアコンの調子が悪く、利用者の皆さんには大変なご迷惑をお掛けしております。週間天気予報によると、来週はまたもや体温超えの猛暑が続くようです。私たち職員一同も熱中症に用心しつつ働いていますが、図書館利用者の皆さんも十分にお気を付け下さい。

 

2024年07月21日(日)

先週の木曜日、梅雨明けしましたね。今年は梅雨明け、即猛暑日続出の予報となっているようです。ここのところ私は諸事情により慢性的な睡眠不足が続いているので、体調管理に気を付けなくては。

さて、来週末は尾張津島天王祭。27日(土)は全館臨時休館となります。さらに、今週は毎月第4火曜の23日も整理休館日です。お休みが続いてしまい、図書館利用者の皆さんにはご不便をお掛けしますが、ご来館の際はお気を付け下さい。

先週の「図書館だより」に書いたEURO決勝、残念ながらイングランドは負けてしまいましたね・・・。イングランドが負けた、というよりもスペインが強かった、のです。史上初の1次リーグから無傷の7連勝での優勝!そもそもスペインはとても巧いチームですが、今回のスペインは速かったですね~。大会期間中に17歳の誕生日を迎えたヤマル選手は学校の宿題持参で参加、と聞くと才能ある選手がどんどん出てきているなー、と思います。2022年カタールW杯で日本はスペインに勝っているので、森保ジャパン最強論も沸いているそうですが・・・ま、当時のスペイン代表とは別の次元のチームに進化していました。悔しさをバネにした・・・という意味では、日本がスペインの強化をアシストしたのかもしれませんが・・・。今大会のスペインは、イングランド贔屓の私から見てもお見事な優勝でした。おめでとうございます。

サッカーネタが続いてしまいますが、パリ・オリンピックは来週金曜日26日に開幕!・・・ですが、スケジュールの都合でサッカーは男女とも開会式前に一足早く24日からスタートします(うろ覚えですが、確かラグビーもそうだったはず)。忘れないように応援しなくては。来週の今頃はオリンピックが始まっていますね~。柔道や競泳では早くもメダルが取れているかもしれません。いやいや、メダルだけに注目するのではなく、選手の頑張りにも熱いエールを送りましょう。あわせて、コーナー8「パリ×オリ×パラ」もどうぞ宜しくお願い致します。パラリンピック閉会式までは展開しています。

洗濯機もようやく届いて動き出してくれたし、いよいよ夏本番ですね~。旅行やお出かけ、帰省、夏フェス・・・といった、この世の全ての夏の楽しみをシャットダウンして頑張って働く季節がやって来た、というのが全国の図書館員の夏のはじまりです。ということで、夏こそが繫忙期の仕事に就いている皆さん、今年は10年に1度の猛暑ともいわれていますが、涼しい秋を目指して一緒に乗り越えましょう。あー、もう少し若くて元気で時間とお金があったら、今年の夏フェス(特にフジロックとラブシャ)は行きたかったな~!

『夢と失望のスリー・ライオンズ』ヘンリー ・ウィンター/著・・・“スリー・ライオンズ”とは、イングランド代表の愛称(ユニフォームの胸エンブレムもイングランド王室の紋章に見られる3頭の獅子が描かれています)。世界的な名選手を数多く輩出しているのに、1966年の自国開催でのW杯優勝以降タイトルから遠ざかり続けるイングランド代表への複雑な愛情が詰まった1冊。イギリス人らしい自虐ネタも読みどころです。
『ラ・ロハ スペイン代表の秘密』ミゲル・アンヘル・ディアス/著・・・“ラ・ロハ”はスペイン代表の愛称。スペイン語で“赤”を意味します。EURO2008、2010W杯を制した“無敵艦隊時代”のスペイン代表の舞台裏に迫る1冊。2冊を読み比べてみると両国のお国柄も伝わってきて、面白いですね。サッカーファンはやめられないな、って思います。
『フジロック20thアニバーサリー・ブック』・・・いよいよ来週末はフジロック。夏休みのスタートと共に夏フェス・シーズンも本格的になりますが、今年は10年に1度の猛暑といわれています。夏フェスに参加される方も、図書館に来られる方も熱中症対策をお忘れなく!

 

2024年07月14日(日)

ショックです。大好きな洗濯機が故障しました。

いや、正確に言えば10回に1回くらい(少ない!)は動いてくれるので、「故障しつつある」といったところ。そして、「洗濯機が好き」なのではなく「洗濯が好き」でした。

ま、それはともかく、この暑さが続く中で本当に困ったことになりました。購入してから、まぁまぁの年数が経っているので、修理という選択肢は即却下。ここは新しく購入しようじゃないか!・・・とあっさり決定しました。以前は、何店かの家電量販店をまわって比較検討してから家電を購入していたのですが、もうその時間がもったいない!・・・と意見がまとまり、ここ数年は自宅から一番近くて店員さんが親切な「K(頭文字でお店の名前が分かってしまいますね)」一択。

ということで、休日の買い物途中に母を助手席に乗せて「K」に向かって車を走らせていると、前の車に見覚えが・・・。お、もしや(い)さん(注:4月まで土曜日の「図書館だより」を担当されていた先輩の職員)では!?信号が赤になり停車したタイミングで母と2人で手を振ってみると、おぉ手を振り返してくれるではないですか!・・・わー、何だか面白い。ちゃんとバックミラー見ているんですね。いやいや、体温超えの猛暑の中での分室配送作業、お疲れ様です。

そんなプチアクシデントはあったものの、基本的にあまり迷わないタイプなので、限られた予算と必要な機能の落としどころを考え、購入する洗濯機を5分足らずで決定。早速店員さんに配送工事日を相談すると、この時期は業者さんのスケジュールが詰まっており(だいたい毎回業者さんのスケジュールが詰まっている、と言われているような気もしますが)、少しお時間がかかります、との事。ま、致し方無い・・・。無念そうな私たちの表情に同情してくれたのかはよく分かりませんが、思ったよりも値引きしてくれたし、10回に1回くらいは一応動くので、まぁ配送工事は10日後でもいいか、と注文してお店を後にしました。

注文を無事に終えた安心感からか、車内で母と話題になったのは歴代の洗濯機の故障について。先代の洗濯機が故障した時は、洗濯の途中で意識を失うかのように電源が落ちてしまうことが続いたため、「洗い」でストップしたのか、「すすぎ」でストップしたのかが分からなくて困ったことや、思い切ってまぁまぁ良いお値段の洗濯機を買ったのに、洗濯機のポテンシャルを活かすことができないまま、あっさり壊れてしまい、洗濯機と自分に無性に腹が立ったことなど、洗濯機にまつわる懐かしい思い出が語られました。その後、最も危険な洗濯機の故障とは何か?・・・という話になり、洗濯機は動いているのに、実はちゃんと洗えておらず、ある日「あれ、何かこのタオルずっと臭くない?」と気づく故障が一番怖い、という結論になりました。確かにその場面を想像すると、まぁまぁのホラーですね。ま、そんな妄想話はともかく、最後の日まで現在の洗濯機が頑張ってくれることを願うばかりです。

『せんたくかあちゃん』さとう わきこ/さく・え・・・「せんたくの だいの だいの だいすきな かあちゃんが いました。」ではじまる、今年亡くなられたさとうわきこさんの名作絵本です。「せんたくものを ほしたあとは ラムネ のんだみたいに すっきりするねえ」は、歴史に残る「洗濯名言」ですよね~。ちなみに私が洗濯が好きなのは、よく晴れた日であればたった1日で達成感が得られるから、という理由からですが、炭酸は苦手なのでラムネは30年以上飲んでいません。

さて・・・イングランド、勝ちましたね~!EURO決勝はスペイン対イングランド!!むっちゃ楽しみです。私は2002年日韓ワールドカップもイングランド戦を観戦したイングランド贔屓。今度こそ「イングランド、キター!!」と叫びたいと願いつつ、しっかり応援したいと思っています。

 

2024年07月07日(日)

ここのところ、梅雨の合間の猛暑日が続いていますね。晴れた初日は洗濯物が一掃された喜びに満ちあふれていたのですが、やはり暑い!暑すぎるっ!!・・・7月に入ったばかりなのに、この暑さでは先が思いやられます。隊長、じゃない、体調を崩さないように気をつけようと思います。

さて、幾つかネタが溜まっているので、今回は久しぶりにサッカーの話を書こうと思います。サッカーファン以外の方にはチンプンカンプンかと思いますが、たまの事ですのでご容赦ください。

まず、パリオリンピック。3日(水)にパリオリンピック男子サッカー代表メンバー18名が発表されました。4大会ぶりにオーバーエイジの招集なし、(移籍の可能性が高い選手も含めて)海外クラブ勢の招集なし、です。会見での大岩監督の「いろいろな制限がある中で、いま招集することができるベストのメンバーを選んだ」のコメントに、サッカー界におけるオリンピックのビミョーな立ち位置がうかがえます。サッカーの世界大会の最高峰は、あくまでもFIFAが主催するワールドカップ。海外クラブが主力クラスの選手を派遣するのに難色を示すのも、まぁ仕方がない・・・といったところです。とはいえ、23歳以下のアジア杯で見事優勝し、アジア王者としてオリンピックに挑むのですから、メダル目指して頑張ってくれることでしょう。バスケやバレーなど楽しみな競技はたくさんありますが、サッカーも時差に耐えつつ応援しようと思っています。

ところでサラリと書いてしまいましたが、大岩監督といえば実は元・グランパス。大岩監督が現役だった頃は私も若くてヒマだったので、グランパスの練習をよく観に行っており、一緒に写真を撮ってもらった記憶があります。懐かしいですね~。長年サッカーを見続けているので、最近は「懐かしい」に出会うことが増えてきました。今回のパリオリンピックのフランス代表監督は、こちらも懐かしのティエリ・アンリ!!うーん、大好きな選手でした。オリンピック直前には日本との親善試合も予定されているので、こちらも楽しみです。そういえば、フランス代表もエムバペを招集できませんでしたね。自国開催でもオリンピックじゃ海外クラブ主力クラスは呼べないものなのですね~。レアル加入したばかりですしね。いやはや。

先月末には、2026年北中米ワールドカップ最終予選の組み合わせが決定しました。日本はオーストラリアやサウジアラビアと同じグループC。今大会からアジア枠が4.5から8.5と大幅に拡大したこともあって、楽観視されてもいますが、もちろん油断はできません。最終予選は今年9月から来年6月にかけての長丁場になりますが、1試合1試合を大切に良い経験を積み重ねてほしいな、と思います。ここのところ予定が合わず、スタジアムでサッカー観戦できていませんが、そろそろ代表戦を生で観戦したいなぁ~。

そうそう、日本代表のユニフォームが変わりましたね。アディダスとヨウジヤマモトのコラボということもあり、かなりオシャレ。ただ、サッカーでは「強いチームのユニフォームが一番格好良い」というのが定説です。このユニフォームで良い思い出がたくさん作れますように(七夕の願いごと、です)。

あー、久しぶりにサッカーの話をいっぱい書けて面白かったです。2か月に1回くらいはサッカーの話をこれぐらいの文量で書くと仕事のモチベーションも上がるかもしれません。ここのところ、「EURO2024」の観戦等でひどい寝不足が続いていますが、やっぱりサッカーは観るのも書くのも喋るのも楽しいものですね。

『誉れ高き勇敢なブルーよ』本城 雅人/著・・・サッカー日本代表の監督選びをめぐる25日間の攻防を描く小説です。作者の本城さんが元・スポーツ新聞記者ということもあり本格的な内容ですが、監督人事をめぐる小説なので、サッカーに興味がない方も楽しめるかもしれません。

 

2024年06月30日(日)

今日は6月末日。2024年も今日で上半期が終了し、残り半年となりますね。明日から7月です。7・8月は、図書館(本館)の開館時間は1時間延長し、9時~19時となります。ぜひ、ご利用ください。

さて、来週の水曜日7月3日、いよいよ新紙幣が発行されますね。私はまぁまぁの年齢なので、1984(昭和59)年の、夏目漱石・新渡戸稲造・福沢諭吉の3券種同時改刷の記憶があります。いや、それどころか、岩倉具視の500円札も微かに覚えています。二千円札が発行された2000(平成12)年なんて、わりと最近のことのように思えますし、実際まだ持っていたりもします。うーん、「生き証人」ってカンジがしますね。

キャッシュレス化が進んだ現在でも、新紙幣の登場!・・・と聞くと、少しワクワクします。北里柴三郎・津田梅子・渋沢栄一の3券種同時改刷も、いつか懐かしく思い出したりするのでしょうか?お金が紙や金属だった時代があったの?・・・なんて、未来の人からはビックリされてしまうかもしれませんね。そんな時は、「おう、あったんだよ!」とむしろ胸を張って伝えたいと思っています。

『青天を衝け 総集編 1』(DVD)・・・2021(令和3)年度のNHK大河ドラマの主役は、新しい1万円札の顔・渋沢栄一。大河ドラマをちゃんと見ていたので、少し嬉しいです。
『梅と水仙』植松 三十里/著・・・こちらは、新しい五千円札の顔・津田梅子と、その父・津田仙の生涯を描く小説。6歳で日本初の女子留学生として渡米、とは現在の私から見てもスゴイ経験をされていると思います。
『奏鳴曲 北里と鴎外』海堂 尊/著・・・『チーム・バチスタの栄光』で知られる作家・海堂尊さんによる、新しい千円札の顔・北里柴三郎と森鷗外を描く小説。明治時代に感染症との闘いに挑んだ2人のライバル物語です。

明日7月1日で、能登半島地震から半年となります。今週は、新たに災害関連死と認定された方も含めると、地震のため亡くなられた方が281人になったというニュースが報道されました。平成以降の自然災害では、東日本大震災、阪神淡路大震災に次いで3番目に多い人数の方が亡くなられたそうです。能登半島特有の地形の影響もあり、ライフラインの復旧や被災建物の解体が遅れているようで、まだまだ不便な生活を強いられている方も多いと伺っております。これから猛暑の季節になりますが、お身体大切に過ごされることを祈っております。

先日、スマホの写真を整理していたら、数年前に石川県に住む従姉妹と能登の入口までドライブした時の写真が見つかりました。わー、懐かしい・・・。この時は日帰りだったので、能登の入口までしか辿り着けなかったので、次は泊りがけで奥能登まで行こうと約束し、「情熱大陸」に出ていた宿を予約して楽しみにしていたのに、突然世の中がコロナ禍となってしまい、旅行はキャンセル。そして、コロナ禍がようやく落ち着いたこの時期に地震が発生し、言葉もありません。スマホに残った美しい能登の棚田の写真を見ながら、また能登を旅したいな、いや絶対に旅しよう!・・・と強く思いました。まずは、ニュースで見てから、ずーっと気になっていた能登のジェラートを応援消費としてオンライン・ショッピングで購入しようと決意しました。私、もうすぐ誕生日ですしね。

 

2024年06月23日(日)

おとといの21日(金)、東海地方もようやく梅雨入りしましたね。平年よりも15日遅い、統計開始以来4番目に遅い梅雨入りだったそうです。奇しくもこの日は夏至。一年で最も日が長い夏至と梅雨入りが重なるのは、これまで殆ど聞いたことがないように思います。今年の梅雨は「短期集中型」と予想されているようですが、豪雨災害などが起こらないことを願うばかりです。

では、コーナー8「パリ×オリ×パラ」の話を。まずは、まだオリンピックが開幕していないにも関わらず、多くのご利用を頂きましてお礼申し上げます。コーナーの切り替えのタイミングの事情で(基本的に3か月に1回コーナー替えをしています)、コーナーの開始がかなり早くなってしまったのですが、ひとつ恩恵がありまして・・・。

愛知県内のさまざまな図書館が、ひとつのテーマで展示やイベントを行う「@ライブラリー」。今年はオリンピックをテーマとした「@ライブラリー オリンピック!」と題して開催されることとなり、当館も参加させて頂くこととなりましたが、開始日順に愛知県図書館でご紹介頂けるとのことで、最初に当館のコーナーを紹介して頂きました。狙ったわけでは全くありませんが、かなり嬉しいです(ホクホク)。

また、18日(火)からの「@ライブラリー オリンピック!」の開始に合わせ、当館のコーナーのスペースにも「@ライブラリー」のロゴを2つ掲示させて頂きました(ホームページの写真はロゴ掲示前のものとなります)。ロゴに描かれているのは、愛知県図書館のキャラクター・白くまのホリーさん。普段は愛知県図書館のティーンズコーナーのマスコットキャラクターとして活躍されておられるそうですが、「@ライブラリー」開催時期にはそのロゴマークとしても活躍の場を広げておられるそうです。当館が「@ライブラリー」に参加させて頂くのは、令和4年度の「@ライブラリー 徳川家康!」に続いて2回目。その際も、ホリーさんのロゴを掲示させて頂いたのですが、当時のホリーさんは大河ドラマ「どうする家康」を見ていた方なら気づく「あの兜」をかぶっていたため、正直イヌなのかクマなのかがよく分からないまま貼っていました(し、失礼!)。しかし、今回は可愛らしいお耳を出しているクマ感あふれるホリーさんです。コーナーにお立ち寄り下さった際に、ご覧いただければ幸いです。

パリオリンピックの開会式は7月26日なので、ほぼ1か月後ですね。メダルはもちろん嬉しいですが、オリンピック・パラリンピックという舞台に人生をかけて立つだけでも素晴らしい・・・と、コーナー作成にあたって資料を読みまくった現在、心からそう思っています。選手たちには温かいエールを送りましょう。コーナー8「パリ×オリ×パラ」は、9月上旬まで展開する予定です(ちなみにパラリンピック閉会式は9月8日(日)。パラリンピックでは、バドミントンで津島市出身の今井大湧選手の出場が内定しています)。選手への応援、そしてコーナー8「パリ×オリ×パラ」をどうぞ宜しくお願い致します。

ということで、コーナー8「パリ×オリ×パラ」の仕事が完成した現在は、次回コーナーの制作作業が始まっています。次回コーナーは「秋といえば・・・」で、殆どの方が最初に思い浮かぶアレを特集する予定です。次回コーナーは、コーナーのタイトルが最初に思いつくという、これまでになかった展開。出オチにならないよう、皆さん楽しんで頂けるような内容も充実したコーナーを作るべく、夏なので汗をかいて頑張りたいと思います。

『プロ野球カラー名鑑 2024』・・・パリオリンピックでは実施されない野球の話なのですが、津島市出身の日本ハム・水谷選手が交流戦で交流戦歴代最高の打率となる4割3分8厘をマークし、満場一致で交流戦MVPを獲得しました。私、野球は全然詳しくないのですが、どうやら私にとっては中学の後輩にあたるようです。おめでとうございます!これからの大活躍も期待しつつ、応援しています。
・『バスケットボール恩塚メソッド 知性にもとづいて勝つための「原則」』恩塚 亨/著・・・現バスケットボール日本女子代表ヘッドコーチ・恩塚亨さんの著作。こちらは現在発注中です。女子バスケは先週の強化試合で世界3位のオーストラリアに2連勝!津島市ゆかりの山本麻衣選手も大活躍だったそうで、オリンピック本番も楽しみです。

 

2024年06月16日(日)

6月も半ばを過ぎましたが・・・、あれ?梅雨入りしませんね。梅雨はあまり好きな季節ではありませんが、いつまでもやって来ないのはヘンな気分です。むむむ・・・。

さて、先週の休日の話です。これまでも「図書館だより」には何回も書いていますが、この日も体力作りを兼ねて隣の県の森へウォーキングに出掛けてきました。まだ梅雨入り前ですが、この日は雨が降ったりやんだり。ここのところ6月とは思えない強い日差しが続き、うんざりしていましたが、この日は日差しもほとんどなく、とても快適。諸事情により、久しぶりのウォーキングということもあって、張り切って歩いていました。

この季節の楽しみのひとつが「あじさい祭り」。森の中の広場に繋がる散策路には色とりどりのあじさいが植えられており、「あじさいの小径」と名付けられています。冬は枯れたゴボウが地面に刺さっているようにしか見えなかったあじさいも見頃を迎え、普段はあまり見かけないカメラやスマホを手にした観光客の姿もちらほら。少し雨がかかったあじさいはとてもきれいでした。

もうひとつ、こちらは山道に咲いているので殆ど知られていませんが、この季節はササユリも見頃。盗掘防止のネットが貼られ、防犯カメラ監視中の貼り紙が物々しいですが、藪の中で可憐な姿を見せてくれます。ところが・・・こんなこと書いてはアレなんですけど、これだけ頑張って保護しているようなのにユリの数がとても少ない・・・。そう思いながら、貴重なユリの花をボーっと見上げていたら、いかにも山歩きに慣れていそうな初老の男性が反対方向から歩いて来られ、「ユリ、咲いていますか?」と尋ねられました。「んー、あの辺りに少し咲いていますかねー」と控え目に答えると、「みんな、ウサギに食べられちゃったんだよ」と、まさかの答え。え、ユリを?・・・いや、球根を、だそうです。おせち料理や茶碗蒸しでお馴染みの「ゆり根」ってこと?私、ウサギは詳しくないのですが、ウサギには毒じゃないのかな??

ということで、季節の花々で目の保養をし、森の清々しい空気をいっぱい吸って、良い気分でウォーキングを終え、トレッキングシューズから運転用の靴に履き替えようとしたところ(毎年書いているので、そろそろお気づきの方もいるかもしれませんが)、靴が血まみれ。そうです、左足首付近をヒルにやられてしまいました。さらによく見たら首の付け根も。よくよく注意していても、ウェアやシューズの隙間から容赦なく入ってくるんですよね。そして、現在も猛烈にかゆいっ!うーん、またしても完全にやられてしまいました。とほほ。

『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』羽根田 治/著・・・アウトドアで実際に起こった死亡事例を紹介し、どうやったら防げるかを教えてくれる本です。第2章「動物にあって死ぬ」だけでも読んでおいた方が良いような気がしています。一応、クマ除けの鈴はザックにぶら下げて歩くようにしているのですが・・・。
『スポーツグラフィックナンバー 2024年6月27日号』・・・日本代表歴代最長キャプテン・長谷部誠さんの引退記念特集号です(最新号なので館外貸出はできません、館内でご覧下さい)。今回の「図書館だより」とは全く関係のない本ですが、超オススメです(私は発売日に購入しました)。そういえば、伊藤洋輝選手、バイエルン加入が決まりましたね!凄っ!!・・・の一言です。ドイツが誇る超ビッグクラブなのでポジション争いも苛烈かと思いますが、新天地での大活躍を期待しています。日本代表、W杯2次予選は見事な全勝突破でしたね。9月からの最終予選の前にはパリ・オリンピックもあるので、こちらも楽しみにしています。来週こそは、コーナー8「パリ×オリ×パラ」の話を書く予定です。あ、EURO2024も開幕しましたね。

 

2024年06月09日(日)

今日は6月9日、「ロックの日」ですね。昨日の新聞に載っていた俳優の松重豊さんのインタビュー記事「ロックじゃねえ!」がとても素晴らしかったです。NHKで放送していた「おげんさんのサブスク堂」で松重さんが投書を読み上げた回も感動しましたが、昨日のインタビューも格好良かったです。うーん、良いものを見させてもらいました。

さて、先週の休日のこと。夕方、自宅で洗濯物を取り込んでいると、「おーい、(き)さん!」と私を呼ぶ声がしました。ん、誰?・・・と思い、声のする方向に顔を向けると、自転車に乗ったご近所のAさんが手を振っています。

「(き)さん、ビワ食べる??」との有り難い言葉に、「うん、食べる、食べる!」と即答。「頂きもので、傷がいっぱいあるけどねー」と話しながら、大きめのビニール袋に溢れんばかりに入ったビワを手渡してくれました。わー、嬉しい!年に何度か、こうして季節の果物を手渡してくれるAさんは、ヘルメットを被って自転車に乗ったサンタクロースのよう。おそらく80歳前後の年齢かと思われますが、自転車を元気よく漕いで、爽やかな笑顔で帰っていきました。

ということで、ここのところ毎日夕食後のデザートにビワを頂いています。毎日たくさん食べるので、右手の親指の爪が黒くなってきましたよ。ビワ、あまり買うことはありませんが、すっきりとした甘さで美味しいですよね~。ただ、ビワを食べていて毎回思うのが、やはりこのタネの大きさ・・・食べられる部分に比べて、タネのサイズが大き過ぎないか?そして、ちゃんと椅子に座ってお行儀良く食べているのに、毎回必ずタネがどこかへ飛んでいってしまい、食べ終わったら手を洗う前に拾おうと思っていたのに毎回拾うのを忘れてしまって、掃除をするとあらぬ場所からタネが出てくる・・・という、この「ビワあるある」。

「ビワって、昔からこのカタチだよねー」、「そうだね、子どもの頃から変わらないね」、「シャインマスカット的な革命って、ビワには起こらないのかね?」・・・と、ビワを食べながら、ほぼ毎日家族と同じような会話をしています。ちなみに「シャインマスカット的な革命」とは、皮ごと美味しく食べられる手軽さとその美味しさから、シャインマスカットがフルーツ界のスーパースターとなった革命のこと(葡萄といえば、かつてよく食べたのはデラウェアでした)。お値段が高くてなかなか買えませんが、冷蔵庫に冷やしてあれば皮ごとパクパク手軽に食べることができるシャインマスカットのような華麗な変身を、いつかビワも遂げる日がやって来るのでしょうか?まず最初は「タネなしビワ」とか??・・・ま、この素朴さがビワの良さのような気もしますが。

『ビワの絵本』なかい しげお/へん・あかいけ かえこ/え・・・ビワの歴史や種類、育て方などを紹介するほか、ビワの葉茶や湿布・入浴剤、さらにタネを使った杏仁豆腐の作り方まで教えてくれる児童書です。そうか、実以外のモノでブレイクする、という手がビワにはあるかもしれませんね。
・『アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録』清武 英利/著・・・現時点では当館で所蔵がなく、さらに今回の「図書館だより」とは全く関係のない話となりますが・・・少し前の新聞の広告に間もなく公開される映画「ディア・ファミリー」のとても重要なシーンが津島駅で撮影された、と載っていました。子どもの頃から利用してきた、あのレトロを超えたレトロな津島駅がロケ地となる日がもう来ていたとは!・・・くぅ~、大泉洋さん、生で見たかった!!

今回、ビワの話が長くなってしまったので、コーナー8「パリ×オリ×パラ」については、また次週以降に書こうと思っています。サッカー代表戦もあるし、他にもネタがあるような気がするので、もう少し先になってしまうかもしれません・・・。引っ張ってしまって、スイマセン。

 

2024年06月02日(日)

6月になりましたね。あと1か月ほどで2024年も折り返し、ターンです。出来たこと、出来なかったこと、やりたいこと、こりゃ無理だなーと悟ったこと・・・ま、色々ありますね。

さて、今から数週間ほど前に刈谷市美術館で開催されている「new born 荒井良二 いつもしらないところへ たびするきぶんだった」展を観に行ってきました。

刈谷市美術館、久しぶりです(前回伺ったのは、ちょうど10年前のレオ・レオニ展でした)。今回はお天気も良い日だったので、最寄りの刈谷駅から美術館へ歩いて行くことにしました。駅から徒歩10分・・・のはずだったのです。

まず、駅にあった「刈谷市美術館への案内図」を確認。駅前の交差点を背にして前に進む、のね。わかった!進む、進む、進む・・・おかしいな、こんな坂道が地図にあったっけ?・・・途中で疑問には思いましたが「刈谷市美術館への案内図」をきちんと確認してから出発しているのです。立ち止まる必要はありません・・・ということで、健脚にまかせて前に進む、進む・・・うーん、かれこれ20分以上歩いているのにヘンだな・・・と考え始めたところに見えてきたのが、小さなコースターとゴーカート!そして、たくさんの親子連れ(帰宅後に調べてみたところ、私とほぼ同い年の「刈谷市交通児童遊園」でした)!!

これはさすがに違う・・・またもや迷子になってしまったようです。ま、有難いことに令和の世ですので、スマホを取り出して経路を検索。うーん、なるほど・・・刈谷駅前の交差点を背にした方向がズレていたんですね。トボトボとスマホ片手に再び歩き始め、10分ほどで何とか刈谷市美術館へ到着しました(ちなみにお隣は刈谷市中央図書館さんでした)。と、遠かった・・・。ま、気候の良い時期なのでウォーキングを頑張った!・・・と、思おう。

荒井良二さんは昔から好きな絵本作家さんの1人ですが、コロナ禍の頃に『あさになったのでまどをあけますよ』という絵本にグッときてしまい、何度も繰り返し開いては読んでいました。コロナ禍もようやく落ち着き、「あさになった」タイミングでの県内の展覧会だったので、思い切って出掛けてみることにしたのです。立体作品の展示も楽しかったですが、やはり絵本の原画が素敵でした。作品の色合いを実際に鑑賞できて幸せだなー、としみじみ思いました。「あさになった」からか、心が晴れる思いになりました。

展示を全て鑑賞した頃にはすっかりお腹が減ってしまいましたが、残念ながら刈谷には土地勘が全くありません(土地勘があれば、そもそも迷子にはなっていないはず)。こんな時はどうするか?・・・私はいつも美術館の受付の方に「この近くでお昼を食べられるお店の地図ってありますか?」と声を掛けさせてもらっています。今回も、受付の方から「こちらをどうぞ」と「美術館周辺お食事MAP」を頂き、美術館から一番近いイタリアンレストランでランチを頂くことができました。ぱっと見では、なかなか入りづらい外観のお店でしたのですが、ランチはとても美味しくてお値打ち。かつ、お店の方のサービスも良かったので、近くにあれば常連になりたいな、と後ろ髪を引かれました。

それにしても、「迷子になってもちゃんと美味しいものが食べられる才能」があって私はラッキーだな、と思います。ホントは迷子にならなければね、もっと良いんですが・・・。

また書き忘れかけていました。新しいコーナー「パリ×オリ×パラ」については、次週以降にお知らせも追加して書こうと考えています。ひとまず、どうぞ宜しくお願い致します。