図書館だより :き

 

2019年10月20日(日)

 今を遡ること1ヶ月ほど前、豊田市美術館へ「クリムト展―ウィーンと日本1900―」を観に行ってきました(10月14日に終了しています)。

 平日だったにもかかわらず、最寄り駅の豊田市駅から豊田市美術館へ向かう道を多くの人が歩いていてビックリしました(駅から美術館までは徒歩15分ほどの距離なのですが、誰も見かけないことが殆ど)。美術館内も当然ながらかなりの人混み。人気と聞いてはいたのですが、これ程とは!・・・15万人超えは半端ないのですね。

 とはいえ、私が出掛けたのは平日だったので、少し待てば最前列でじっくりと作品を鑑賞することができました。展覧会ポスターでもお馴染みの色っぽい「ユディットⅠ」や、「ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)」、「女の三世代」も見事だったのですが、個人的にはクリムト自身の姪っ子を描いた「ヘレーネ・クリムトの肖像」が心に残りました。

 ちなみに、このクリムトは生涯独身だったにもかかわらず、子どもが14人(諸説あり)いた「モテモテ人生」を送ったことでも知られており、某BS美術番組では「ウィーンのドン・ファン」と紹介されていました。しかし、自らがデザインしたスモックみたいな仕事着を着て、ネコを抱っこしているクリムトの写真を見ると・・・まぁ、人間って顔でモテるわけじゃないんだ、と改めて気付かされます(笑)。気になる方は「クリムト 写真」などのキーワードで、画像を検索してみて下さいね。
 

 

2019年10月13日(日)

 
 この「図書館だより」を書いている時点(11日金曜日)では、まだ分からないのですが、昨日12日には私たちが住む東海地方にも台風19号が接近、もしくは上陸する見込みとなっています。大きな被害が出ないことを心より祈っております。

 さて先日、2018年度、2019年度のノーベル文学賞が発表されました。そう、今年は2年分、つまり受賞者は二人いるのです。ご存知のとおり、毎回ノーベル文学賞候補と挙げられる村上春樹さん、ではなくポーランドのオルガ・トカルチュクさんと、オーストリアのペーター・ハントケさんの受賞が決定しました。

 遡ること、発表の数日前。今年は二人だし、いよいよ村上春樹さん受賞!?・・・と考えた私。出勤シフト表を確認すると、ノーベル文学賞発表翌日は出勤日なので、コーナー作成も問題ナシ。ラッキー!・・・というわけで、カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞した際に作成した展示原稿を読み返したり、分室所蔵となっている村上春樹作品をチェックしたり・・・と、特設コーナー作成に向けてほんの少しだけ準備を進めていました。ま、ほんの少しだけ、だからいいのですけれどね・・・。ちなみに、私の村上春樹ベストはデビュー作『風の歌を聴け』。中学生の頃、親友のお兄さんに文庫本を借りて読んだ一冊です。

 色々な考え方があるかと思いますが、賞を受賞したからエライ、とか立派ということは全くない、と私は考えています。ただ、本が売れないご時世です。良いニュースが大きく取り上げられ、書店さん、そしてもちろん図書館に足を運んで下さる方が増えればなぁ、と思っています。というわけで、来年はいかに?予習をしっかりして、吉報を待っております。

 

2019年10月06日(日)

 先週の水曜日、10月2日にコーナー9「手のしごと。」がスタートしました。前コーナー「津島市立図書館→日本一周」のポスターに“今年の夏は「本」で日本一周の旅に出掛けてみませんか?”と書いてしまったので、お彼岸前にはコーナー替え!・・・と目論んでいたのですが、残念ながら10月に入ってからのコーナー替えとなってしまいました。無念!・・・ただ、ここのところ連日気温30度越えの暑さとなっているので、ギリギリ残暑でセーフだったかな、とも思います。く、苦しいか!?

 さてコーナーの中身ですが、ずばりそのまま「手」の仕事にまつわる本を集めています。「手」の仕事に就いている人=職人さんが主役の小説や読み物や、「手」を使う作業=書道や盆栽、手話などが題材の本を紹介しています。どんな本が並んでいるのかは書架や図書館ホームページをご覧頂ければ・・・と思いますが、どの本も気楽に楽しんで頂ける本ばかりですので、手に取って頂ければ嬉しいかぎりです。

 少しだけコーナー作成の舞台裏をお話すると、コーナー冒頭に掲げたエピグラフ、柳宗悦さんの文章が全てのはじまりでした。何というか・・・この一文にすっかりやられてしまったのです。その後は、じっと手を見る日々。この手はいったい何ができるのか・・・、ずっとそんなことを考えながら展示の構成を考え、集本リストを作成しました。手の仕事にまつわる動詞から本を紹介する、というアイデアは意外にもあっさり浮かんだのですが、どんな本を紹介するかであれこれ迷ってしまい、コーナー完成まで時間がかかった、というわけです。いつもながらの難産の末に生まれた「手のしごと。」。うんうん唸りながらも、実は楽しんでコーナー作成していました。過去のコーナーの中でも、個人的にはわりと気に入っています。

 ここからは余談です。今年の冬に展開していたコーナーのタイトルが「手と手をつなぐ。」でしたが、私はいわゆる「手フェチ」では全くありません、ハイ。手というパーツに対して、個人的な思い入れは全くなく、人の手を見ても「この人、爪伸びてるなー」くらいしか思いません。むしろ、足を使うスポーツが大好きなので、「足のしごと(笑)。」というタイトルでミニコーナーの規模だったらコーナーが作れるな、と思っています。

 

2019年09月29日(日)

 まだ9月なのですが・・・曜日とスケジュールの都合もありまして、コーナー7は「10月の本」となりました。

 「10月の本」では、「塾の日」や「缶詰の日」、「古書の日」等々、10月の記念日にちなんだ本を紹介しています。また、1964年10月10日に東京オリンピック開会式が行われたということで「オリンピックの本」も出してみました。来年「東京2020」に向けての予習も兼ねて、手に取って頂ければ幸いです。

 ちなみに、個人的なオススメは「図鑑」の本です。ここ数年「〇〇図鑑」と題した本が数多く出版されており、今月のコーナーで紹介させて頂きました。『女子のための「手に職」図鑑』、『嫌いになれない害虫図鑑』、『世界で一番美しい包丁の図鑑』、『10年後の仕事図鑑』・・・と本のタイトルを眺めるだけでも楽しめるかと思いますので、気楽に覗いて頂ければ、と思っております。

 最初に書くべきでしたが、先月の「9月の本」は多くの方にご利用頂きまして有難うございました。統計を取っているわけではないのですが、恐らく過去最高レベルの「貸出率」に到達できたかな、と思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 おそらく、今週中にはコーナー8「津島市立図書館➡日本一周」も模様替えできるかと思います。しばしお待ち下さいませ・・・。

 

2019年09月22日(日)

 「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉とおり、ここ数日暑さが和らいできました。和らぐ、どころではありません。はっきりいって、朝寒いっ!風邪をひかないように用心しなくてはいけません。さらに私は異常な乾燥肌なので、ハンドクリーム等の保湿剤を準備しておかなくては・・・と、秋を迎える準備をボチボチと進めています。

 秋を迎える準備といえば、現在コーナー替えの作業たけなわ、となっています。たけなわ、どころではありません。コーナー8「津島市立図書館→日本一周」には「今年の夏は本で日本一周の旅に出掛けてみませんか?」と書いてあるのです。書いたのは自分です。お彼岸だよ!秋だよ!!もう必死です、ハイ。

 そういえば、先日今年初のサンマを食べました。サンマは大好きなのですが、近年不漁が続き、我が家でも食卓に並ぶ機会が激減しています。私が子どもだった頃は、もうウンザリするくらい食卓に並んでいたのに。私が一番好きなサンマのお刺身は幻の味となってしまったようです。先日食べた冷凍の塩サンマも、私の記憶の中のサンマほど脂がのっていませんでした。ま、これはこれで美味しく頂きましたが、やはり不漁なのですね。私は野菜好きなので、よく道の駅や農産物直売所に行くのですが、サンマの永遠の友・スダチがたくさん売れ残っているのをこの前見掛けました。サンマがなければスダチは売れないよね・・・。

 この続きに、先日電車で見掛けた面白い人の話も書こうと思っていたのですが、今週はここまでにしてコーナー替えの作業の続きを頑張ることにします!!グランパス風間監督の解任についてもまたの機会に(悲)。

 

2019年09月15日(日)

 先週は暑かったですね。いったん涼しくなっていたところに、体温を越える暑さ。これは正直しんどかったです。とはいえ、見上げれば空は高く、夕方は暗くなるのが早くなりました。秋の訪れ、そして夏の終わりを感じます。夏の終わり・・・といえば、そろそろ焦らなくてはならない仕事がありましたね(笑)。

 さて、今年の夏はわりと映画を観ました。先日も「風をつかまえた少年」を観てきました。あらすじをざっくり書くと、アフリカ南部マラウイ共和国の貧しい村の少年が、学校の図書館で出会った1冊の本を元に自家製風力発電を作り、干ばつと飢えに苦しむ村を救う、というもの。「図書館」もちょっぴり絡んでいるお話です。映画には少年が通う中学校の図書室の場面もあり、外国の学校図書館を覗いているようで面白かったです。かの池上彰さんも絶賛し、2011年全国図書館協議会「夏休みの本」にも選ばれた原作『風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』、そして絵本『風をつかまえたウィリアム』は、この図書館で所蔵していますので、興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

 他には最近だと「ジョアン・ジルベルトを探して」も観ました。「ボサノバの神様」と称されるブラジルの伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追うドキュメンタリー。ブラジル中を巡ってジョアン・ジルベルトを探すのですが、何を探していて何を追っているのか、観ているうちにだんだん分からなくなり、寂しくなってくる作品でした。ボサノバはカフェでかかっているオシャレな音楽、という印象でしたが、孤独な人に寄り添う音楽なのかもしれません。

 実はこの2作品、ある人に勧められた作品で「これは自分では観ないだろうなぁ~」と思う作品でした。昔から、読む本も、観る映画も、行く場所も、全て自分が「コレ」と思うモノを迷わず選んできたのですが、ここ数年、この方法に行き詰まりを感じており、今年に入ってから信頼する人やお世話になっている人がオススメしてくれるモノを読んだり、観たり、出掛けたりしています。なかなか面白いモノに出会えて楽しいです、ふふ。

 そういえば、先週の図書館だよりに書いた『「ジェッ●ストリーム」ノック式0.38mmの替芯』の貰い手が名乗りをあげてくれました。有難い~。どうぞお役立て下さい。あと、★さん、岡嶋二人さん憶えていてくれて有難うございます。いつもバタバタしているので、ここのところミステリの話をほとんどしてないですが、たまには話しましょう。あ、国名シリーズ、だいたい読んでいますよ、私。だいたい、でスイマセン、ですが。

 

2019年09月08日(日)

 あー、やってしまいました!ボールペンの替芯を買い間違えてしまいました・・・。誰か、「ジェッ●ストリーム」ノック式0.38mmの替芯、要りませんか??

 ま、それはともかくサッカー界は代表ウィークに突入し、先週木曜はパラグアイ戦が行われました。結果は見事2-0の快勝!強化試合とはいえ、強豪パラグアイ相手に無失点とは素晴らしい。久保選手の代表最年少ゴールはお預けとなりましたが、流れの中からの2ゴールはとても良かったです。次はアウェイでのミャンマー戦。2022年カタールW杯アジア2次予選、って2020年もまだまだ先なのに・・・早いなぁ。

 昔からサッカー中継はよーく観ているのですが、放送局によって違いがあってなかなか面白いです。例えば、NHKはシンプルな実況だけど、過去振り返りVTRが長く、解説は代表OG(選手だけでなく、監督、コーチも含めて)のみ。テレ朝は、実況というより応援といった感じで、ゴン中山さん&中田浩二さんの解説+芸能人のゲストも多いことが特徴。日テレは、細かな技術やベンチワークも実況、解説は元ヴェルディ=読売系・・・と、スペースの問題もあるので以下は省略しますが、TBSやフジ、テレ東、そしてWOWOWなどの有料放送にも、各局それぞれ特徴があるので比べてみると楽しめます。どこが良いということではなく、色々あって面白い、ということです、ハイ。

 さて、この日のパラグアイ戦は日テレ系で放送されていたのですが、日本代表がゴールを決めた瞬間にかかっていた曲がBlurの「Song2」でした。うーん、90年代のUK音楽シーンにハマっていた人なら泣ける選曲でしたね。スタジアムでもかかっていたのか、オンエアだけだったのかは分からないのですが。

 もう一点、おまけで先週の続きを。ミニコーナー“1+1=∞”の意味は・・・“コンビ作家”です。コンビで書かれている作家さんの作品や、コンビ作家を目指す少年たちが主人公の小説などを並べています。個人的には、30年くらい前に大ファンだった岡嶋二人さんの作品を紹介できたのが嬉しいです。あ、年齢がバレてしまいましたね。

 

2019年09月01日(日)

 今日から9月ですね。2019年も残すところ4ヶ月、あと3分の1です。ここで、「まだ」3分の1あると思うのか、「たった」3分の1しかないと思うかは、人それぞれでしょうし、人それぞれだからこそ面白いとも思えます。ちなみに私は、「まだ」派にずっと憧れている「たった」派。「まだ」と思える人が、とても羨ましいです。

 前置きが長くなってしまいましたが、9月になったので、コーナー7は「9月の本」となりました。「9月の本」では、旧暦8月15日「中秋の名月」にちなんだ「月」の本、「敬老の日」の本など、これぞ9月といえそうな本や、「バスの日」や「清掃の日」など、あまり知られていない9月の記念日にちなんだ本、そして忘れてはならない(?)「食欲の秋」の本も紹介しています。どんな本が並んでいるかは、コーナー7の棚をご覧頂ければ・・・と思います。毎月同じことを書いていますが、気軽に覗いて手に取って頂ければ、担当としてこれほど嬉しいことはありません。

 さて、今年の9月は伊勢湾台風から60年という節目にあたりますね。「9月の本」でも「防災」の本の中で、伊勢湾台風が題材となっている本を何冊か紹介しています。何もない時だからこそ、備えることができるはず・・・皆さんの「備え」のヒントとなれば、有難いことです。そういえば、伊勢湾台風を題材とした浦沢直樹さんの漫画『あさドラ!』・・・かなり前に購入しておいたのに、まだ読んでいなかったです。そろそろ読まなくては。9月といえば、消費税増税まであと1ヶ月なんですよね。今月中に、買うつもりだった本をちゃんと買っておかなくては。本も消費税上げるのかー、と思うと悲しくなるのは私だけでしょうか??本に携わる仕事に就く者の一人として、「お金」というハードルが上がってしまうことを残念に思います。

 お、書き忘れていました。今月は、カウンター横のミニコーナーも担当しています。タイトルは、“1+1=∞”。もうちょっと分かりやすいタイトルにしようかなー、とも思ったのですが、敢えてこんな不思議なタイトルにしてみました。何を意味しているか、並んでいる本で気付かれたでしょうか??ヒントは・・・「作品」ではなくて「著者」に注目すべき・・・としておきましょう。来週の「解答&解説編」に続きます(笑)。

 

2019年08月25日(日)

 先週の日曜日、徳川美術館で開催されている夏季特別展「合戦図―もののふたちの勇姿を描く」記念講座「合戦を科学する」を聴きに行ってきました。それにしても、最寄りのバス停「徳川園新出来」から徳川美術館までの暑かったこと・・・。いかんなぁ~、暑さ寒さに強いのが自慢だったのに・・・。もしかしたら、体力が落ちてきているのかもしれません。来年の東京五輪に向けて鍛えなおさなくては!

 講座の話に戻りますが、講師は今年1月に出版された『承久の乱』が話題となった東京大学史料編纂所教授・本郷和人さん。旬の人の講座ということもあり、猛暑にもかかわらず会場は超満員。自らを「講演芸人」と仰っていましたが、親しみやすい風貌と流暢な語り口で、私のような「戦国あんまり好きじゃない人(ちょっと前までやっていた戦国時代のコーナー展示を担当していたのですが)」にとっても、わかりやすく楽しい講演でした。・・・合戦中も食べていかなきゃいけないんだよね・・・とか、相当鍛錬しなきゃ弓矢なんて敵に当たらないよね・・・とか、槍で人を突くなんて難しいよね・・・とか、当時の兵たちの苦労を思い、しみじみしてしまいました。やはり平和が一番です。

 他に、8月14日放送のBSプレミアム「英雄たちの選択」の「謎の屏風が語り出す~復元推理・大坂冬の陣図屏風」で取り上げられていた「デジタル想定復元屏風」も観てきました。番組で紹介されていたとおり、こちらは色鮮やかでむっちゃ派手・・・なかなか興味深かったです。

 また、展示期間中とは知らなかったのですが「≪津島社祭礼図屏風≫伴家伝来・岡谷家寄贈」も観ることができました。屏風を見学している人達が「2年連続、台風でやれなかったんだよねー」と喋っているのが聴こえて、「おぉ、今やそっちで有名になってるのか!?」と思ってしまいました。

 そういえば、徳川美術館には「トクさん」というキャラクターがいることをご存知でしょうか?「芸術新潮2019年9月号」でも少し紹介されていましたが、 2015年には「ミュージアム・キャラクター・アワード」で見事優勝したことでも知られるキャラクターです。そのモデルは、何と徳川美術館館長にして、尾張徳川家第22代当主・徳川義崇氏ー。『葵の残葉』を一生懸命に読んだ者としては、隔世の感があります・・・。

 

 

2019年08月18日(日)

 台風が続きますね。お盆休みの日本を直撃した台風10号といい、天王祭を直撃した台風6号といい・・・今年の台風は大切な日を狙っているような・・・、奇しくも、今年は伊勢湾台風から60年目の節目の年です。大きな災いがなく、過ぎてくれることを願うばかりです。

 さて、先週の台風10号は四国・西日本をゆっくりと縦断するルートを取ったため、テレビのニュースでは一日に何度も足摺岬の映像が流れていました。足摺岬まで車で30分、高知県土佐清水市は私の父方の故郷なので、親戚がたくさん住んでいます。

 8月15日(木)の朝、テレビを点けると何度も足摺岬の映像が流れるので心配になり、土佐清水市の親戚宅に電話を掛けてみると・・・、

 「台風どう?大丈夫??」
 「うん、大丈夫よぉ~。今、台風の目に入っとうみたいやけん、静かやわ~。」
 「あ、そりゃ良かった。でも、まだ気を付けてね。」
 「いやぁ、テレビで足摺岬がいっぱい映るけんよ。あちこちから、こんな電話が掛かってくるけん、おばちゃん嬉しいわ~。」

 ・・・さすがは、かつて「台風銀座」ともよばれた高知県の人。コメントが違う!台風のプロだわ・・・。ともあれ、高知県では大きな被害がなくて本当に良かったです。

 そうそう、先週の「図書館だより」で憂いていたグランパス、勝ちましたー!やったー。11試合ぶりの勝利、しかもリーグ2連覇中の川崎フロンターレを相手に3対0です。42.819人。超満員のサポーターが駆け付けた豊田スタジアムもさぞかし盛り上がっただろうなぁ~。あー、豊田スタジアム行きたかった!!

 個人的にですが、ひそかに名駅近くにサッカー専用スタジアムを作ってほしいな、と夢見ています。サガン鳥栖のホームスタジアム「ベストアメニティスタジアム」は鳥栖駅から徒歩3分とか・・・羨ましいかぎりです!

 

2019年08月11日(日)

 んー、ここのところ辛いです・・・気付けば、名古屋グランパスが10戦連続で勝てていません!!先週日曜、8月4日のアウェイでの浦和レッズ戦(@埼玉スタジアム)では終了間際、後半ロスタイムに失点してしまい、引き分け。あとちょっとだったのに、もったいない・・・。開幕3連勝を飾り、さらに11節まではたった2敗しかせずに好調をキープしていたのに、いつの間にか10試合勝利なしの暗い暗いトンネルに入ってしまいました・・・。うーん、これは何とかしなくては!

 さて、先日新聞を読んでいると「目は臆病、手は鬼」という面白い言葉を目にしました。東北・三陸地方に伝わる言い回しで、記事を引用すると・・・目の前には収穫したばかりの梅や牡蠣。へたを取ったり、殻をむいたり、膨大な手作業が待つ―。そんな時に「目は臆病、手は鬼」。見た目は大変そう。でも、手だけを動かせば、いつの間にか仕事は片付いている。・・・さらに記事の続きには・・・東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で、手編みのセーターなどを作る「気仙沼ニッティング」で働く女性たちも「自分もあんなにきれいに編めるだろうか」と心がひるんでしまう時に、この言葉を言い聞かせ、完成間近になると「自分の気持ちはともかく、手はちゃんと仕事をしてくれたなぁ」と思う・・・と書かれていました。

 うーん、この話はサッカーだと「足は鬼」と言えそうですね。とにかく、1つ1つのプレーに集中する事が何より大切。(この「図書館だより」を書いている時点ではまだ結果は出ていませんが)、8月10日(土)はホーム・豊田スタジアムで風間監督の“古巣”川崎フロンターレ戦です。J1連覇中の川崎フロンターレですが、何とか勝利してトンネルを脱出してもらいたいもの!夏休み中の子ども達も沢山応援に駆け付けるでしょうし、そろそろサポーターとしては勝利を喜びたいところです。私は出勤日なので豊田スタジアムには行けませんが、津島から応援しています。ガンバレ-!

 ・・・「目は臆病、手は鬼」ねぇ。ここのところ、足の傷が治らなかったりで、めっきり弱っていますが、私もそろそろ手を動かさなくては・・・。

 

2019年08月04日(日)

 先週の「図書館だより」でも心配していたのですが、2年連続で台風直撃の天王祭となってしまいましたね。果敢にも“カッパ着用+長靴”のスタイルで、7月27日(土)宵祭を見物した知人の話によると「長靴もぐちゃぐちゃになるくらいの凄い雨だったけど、観に来ている人はまぁまぁいたし、浴衣の人もいたよ(嘘でしょ!)。赤い提灯が下の方にあってその上に棒が立っている・・・みたいな船だった。テキヤさんも子どももいないから、静かで厳か~な空気だったよ。珍しいモノ観た、ってカンジ」だったそうです。あくまで知人の私見ですが、臨場感が伝わる面白い感想だったので書いてみました。それにしても・・・来年こそは好天に恵まれますように。

 台風一過の28日、東海地方がようやく梅雨明けを迎えました。昨年より19日、平年より7日遅い梅雨明け、とのこと。梅雨明け後に突然やって来た猛暑に、夏に強い私でもやはり暑い・・・というわけで、7月31日(水)からコーナー7「8月の本」がスタートしています。

 「8月の本」では、8月11日「山の日」にちなんだ「山」の本、秋に日本で開催されるラグビーW杯で注目を集めている8月24日「ラグビーの日」にちなんだ「ラグビー」の本、有人深海潜水艦「しんかい6500」が8月11日に最大潜航深度を記録したことにちなんだ「深海」の本、等々を紹介しています。また、「8月の本」では「平和を考える」本を毎年欠かさず取り上げていますので、こちらもどうぞ宜しくお願い致します。コーナー7・8・9では、「中学生が読んでも理解できる本」を基準に集本リストを作成しています。どの本も気軽に手に取って頂ければ、嬉しいかぎりです。

 私の個人的な「8月」の思い出を少しだけ。子どもの頃の私にとって「8月」といえば、おじいちゃん、おばあちゃん家に行くのが楽しみな特別な月でした。父の田舎が高知県の端っこ・土佐清水市、母の田舎が石川県白山市(平成の市町村合併前は「鳥越村」といいました)・・・どちらも物凄い田舎です。遠方なので、お盆の長い休みでもなければ帰省できません。祖父母や親戚、そして従兄妹たちと久しぶりに会って、楽しい時間を過ごすのは、子どもの頃の私にとって「8月」の楽しみでした。

 先週の土曜日、7月27日のテレビ朝日系「人生の楽園」に、母の田舎の隣の隣の隣の集落、白山市左礫(ひだりつぶて)町のお蕎麦屋さんが出演されていました。番組を録画して母とじっくり観たのですが、初夏の白山市の美しい景色、そして山里の長閑な暮らしが詳しく紹介されていて、とても良かったです。大人になると皆忙しくなってしまい、最近はお盆に帰省していないのですが、清涼な空気がTVの画面から伝わってきて、94歳になる祖母の顔を見がてら、夏の白山市に行きたくなってしまいました。冬になると2mの雪が積もる豪雪地帯であり、近年は過疎化が著しく進んでいますが、私にとって大切なルーツです。美しい映像を観ていると、ちょっぴり誇らしい気分になりました。

 

2019年07月28日(日)

 昨日7月27日(土)は、天王祭開催にともなう臨時休館日でした。昨年の天王祭は、台風のため宵祭は中止、朝祭は2隻のみの簡素な形態での斎行となりました。この「図書館だより」を書いている現在では分からないのですが、今年の天王祭が無事に行われていることを津島市民の一人として切に願っております・・・と、ここまで書いたのは24日(水)のこと。25日(木)朝起きて天気予報を見ると、週末に台風が東海地方へ接近・・・ん?これはもしや!・・・自然の猛威には勝てませんが、2年連続の台風となってしまうのでしょうか・・・?心配です。

 さて、尾張津島天王祭といえば織田信長が見物したことで知られていますが、先月上旬にその信長に会ってきました。あ、当たり前ですが、本人ではありません。豊田市美術館で開催されていた「修復記念特別公開・よみがえる織田信長像」展で「重要文化財 紙本着色織田信長像」を観てきた、ということです。

 「紙本着色(しほんちゃくしょく、と読むそうです)織田信長像」と書くと何だか分かりにくいのですが、一言でいうと「教科書とかでよく見る織田信長」が描かれている掛け軸のこと。その日は、豊田市美術館方面に幾つか用事があったため、ついでに寄って観ておくか・・・というノリだったのですが、「教科書にも載っている有名な絵」というのは、やはりグッときますね。想像していたよりも小さなサイズの掛け軸だったことに少し驚きましたが、修復を終えたばかりだということもあり、赤い肌着と緑色の肩衣の色合いが美しく、「良いものを観ることができた」と心から思いました。

 この豊田市美術館、現在は「クリムト展 ウィーンと日本1900」が開催されていますね。「信長像」を観た日に美術館で前売り券を購入しておいたので、今から観に行くのが楽しみです。そうそう、豊田市美術館といえばオススメしたいのが美術館内のレストラン「味遊是(ミュゼ)」。何と、かの某有名グルメガイドで一つ星を獲得したことでも知られる名店「壺中天」が監修しているのです!名古屋市東区の「壺中天」は手が届かなくても、豊田市美術館「味遊是」なら1000円台でランチを美味しく頂くことができますよ~。こちらは、アートに興味のない方にも楽しんで頂けるかと思いますので、豊田方面にお出掛けの際は足を運んでみてはいかがでしょうか。ただし、当然ながら大人気ですので、行列を覚悟してお出掛け下さい。

 最後に、先週の「図書館だより」で書いたコーナー9「津島市立図書館→日本一周」、多くの方にご利用頂きまして、有難うございます。書架に空白が目立ってしまい、少々心苦しく思っております。今回のコーナーで皆さんにオススメしたいのは、ブックリストを片手に本を探して頂いてから読んで頂くこと。「読書」に「日本一周旅行」をプラスする楽しさを感じて頂ければ・・・と密かにカウンターで思っています。

 

2019年07月21日(日)

 今年の梅雨は長いですねぇ。陽射しが強いと皮膚が炎症を起こしてしまう私でも、太陽が恋しくなってきました。バリバリに乾くまで洗濯したいなぁ、とか、今年の春にアウトレットモールで買った夏のサンダルがなかなか履けなくて残念だなぁ・・・とか、思っています。朝晩涼しくて、よく眠れるのですから贅沢を言ってはいけませんね。

 さて、先週木曜日7月18日に、コーナー6「追悼・田辺聖子さん」、そして、コーナー9「ゴクゴク、センゴク。」が終了し、コーナー8「津島市立図書館→日本一周」がスタートしました。当初の構想としては“真夏の企画”だったのですが、うーん・・・残念ながらまだ梅雨ですね・・・。

 「日本一周」とコーナー名にあることから想像がつくかもしれませんが、今回は47都道府県それぞれが舞台となっている本を各県3冊ずつ紹介しています。書架に並んでいる本を見ただけでは、何県の本かが分からない!・・・のが当然かと思いますで、今回はブックリストもご用意しました。「日本一周」の旅のガイドブックとしてお役に立てば、と思います。ブックリストは、どうぞご自由にお持ち下さい。

 少しだけ裏話も。コーナー8・9では概ね150冊~180冊の本が紹介できるテーマを設定して展開しています。今回は、ふと47×3冊(4冊にするか、実はかなり迷いまいた)なら、ちょうどいいぐらいの冊数になるのではないか?・・・と思い、企画したのですが・・・北から順番にブックリストを作成している途中、秋田県辺りで早くも道に迷ってしまいました。うぅ、意外と本が少ない・・・北海道、東京、愛知、大阪、京都、沖縄などの本がたくさんあるのですが、3冊探すのが大変!・・・という県も幾つかありました。作家さん、狙い目の県はここですよー、と声を掛けたいくらいです。

 皆さんにとって縁のある県や、思い出のある県の本も並んでいるかと思いますので、気軽に手に取って頂ければ嬉しいかぎりです。最後に残った問題はひとつ・・・うーん、旅に行きたくなってしまった・・・というもの(笑)。今回のコーナーを作る途中で、それぞれの県に良いところがある、と気付いてしまったのです。秋になったら、どこ行こうかなぁ~、と梅雨明けもまだなのに考えてしまう毎日です。

 

2019年07月14日(日)

 7月も早くも半ばですね。早い、早すぎる、くらいです。そろそろ焦らなくてはいけない仕事もあるため、なかなか慌ただしい梅雨の終わり(と思われる?)の日々を過ごしています。

 さて、7月といえば連続テレビドラマの改編期ですね。毎週楽しく観ている大河ドラマ「いだてん」も6月30日から、阿部サダヲさん演じる田畑政治が主役の第2部に突入しました。しかし、この「いだてん」・・・ご存知の方も多いかと思いますが、視聴率は低迷しています。うーん、なぜ?・・・こんなに面白いのに!!

 あちこちで耳にするのが「わかりにくい」という感想。戦国でも幕末でもなく、近現代が舞台となっているので馴染みがない、信長や龍馬などの有名人が出てこない、知らない人ばかりだから観ない、というもの。そして「1回見逃すと、話についていけなくなる」という声。うーん、クドカンらしい練りに練った脚本(時間が飛ぶ、語り手やドラマの舞台が自在に切り替わる)、そして、ずーっと喋っている田畑政治=阿部サダヲさんや、見事に長距離ランナーの体型に変身して第1部を走り抜けた金栗四三=中村勘九郎さんをはじめとする俳優さんたちの熱演・・・私は「いだてん」は大河ドラマ史上に残る傑作だと思います。しかし、先日の新聞に「NHKにとって大河ドラマの視聴率が低迷するのは、ト●タにとってプ●ウスが売れないことと同じ」とあり、それは確かにマズイかも・・・と思いました。というわけで、「いだてん」を応援したいと思います。

 クドカン、こと宮藤官九郎さんの書くドラマは「木更津キャッツアイ」の頃から好きでよく観ています。「あまちゃん」も観ていたし、「おやすみ日本 眠いいね!」も欠かさず録画しています。エッセイもわりと読んでいます。まぁまぁのファンである私から観ると「いだてん」はクドカンが生んだ傑作です。

 ところで、「いだてん」といえば、5月に大須演芸場で行われた奥山景布子先生・主催「『圓朝』出版記念落語会」で素晴らしい落語を聴かせて下さった古今亭菊之丞さんが、少し前の回(古今亭志ん生が真打ちに昇進する回)に金原亭馬生役でちらりと出演されていましたね。おぉ、この前見たばかりの方!・・・とテレビの前で大喜びしてしまいました。古今亭菊之丞さんは、実は「いだてん」の落語指導も担当されています(さらに!出版記念落語会でも話されていましたが、菊之丞さんは志ん生の孫弟子にあたります)。

 先日の会見で阿部サダヲさんも「もう一軒家って、そんなにないでしょう。そろそろ、(視聴者が)帰ってくると思いますよ」と話されていましたね(笑)。幸いにして、第2部は始まったばかり。「いだてん」、今からでも十分に間に合います。是非ご覧下さい。面白いですよ~。

 

2019年07月07日(日)

 今日は七夕ですね。そして、昨日は図書館の「たなばた会」でした。参加してくださった皆さん、楽しんで頂けたでしょうか?「たなばたリース」は上手にできたかな?先日、新聞を読んでいると、大型紙芝居『たなばたものがたり』にも登場するカササギ(「鵲」と書くんですね)が出てくる歌が掲載されていました。

  「鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける」(大伴家持・小倉百人一首006)

 「霜」とあるため、当然ながら冬の歌となりますが・・・七夕にちなんで、という事で引用してみました。

 ここからは、七夕とは全く関係のない話となります。先週、今池の映画館で「ニューヨーク公共図書館-エクス・リブリス-」というドキュメンタリー映画を観てきました。東京(岩波ホール)で上映された時は連日満席だったと聞いていたため、早めに到着していたのですが、この蒸し暑さにかかわらず開館前に映画館の前には行列が出来ていました。

 今池の映画館・名古屋シネマテークは「歴史あるミニシアター」ということで、空調があまり効いていないことと(映画館スタッフの皆さんの気配りは素晴らしかったです!映画館のファンになりました)、予想通りの満席(+補助席まで出ていました)で観客の熱気のために館内は蒸し暑く、さらに3時間25分の上映時間!!また、登場する人物や場面の説明がほとんどないため「この人誰?(➡あとでパンフレットを確認したところ、エルヴィス・コステロや、パティ・スミスでした)」と思うことが多々あるため、集中して観るのはなかなか大変でしたが、面白く、かつ勉強になりました。

 アメリカと日本では事情が違うため、単純に比較することは勿論出来ません。特に、アメリカはデジタル化が進んでいるため「書庫」や「資料の保存」に対する考え方も、現在の日本とは大きく異なるかと思います。しかし「これも図書館の仕事なの!?」と思われるような仕事(就職説明会やネット環境のない人への機器の貸出、高齢者住民のダンス教室などなど)が紹介されていて、大変興味深かったです。“世界一の図書館=世界一敷居の低い図書館”なのだと、あらためて考えさせられました。

 

2019年06月30日(日)

 雨が続きますね。自宅のフローリングも湿気を帯びているため、スリッパを履いて歩くと、ペタペタと足音がします・・・自分がペンギンになったみたいで面白くて、梅雨の真ん中にいるんだなぁ、と思いました。とはいえ、外へ出掛けるのが大好きな私としては、やはり晴天が恋しいです。

 と、梅雨の話から入ってしまいましたが、先週の金曜6月28日にコーナー7「7月の本」を出しました。まだ6月なのに・・・と突っ込まれそうですが、月末6月30日が日曜日にあたるため、少し早めのコーナー替えをさせて頂きました。土・日曜日の図書館は、やはり忙しいので・・・ご容赦下さい。

 「7月の本」では、「冷たいオヤツの本」、「ゆかたの本」、「夏休みの本」など、夏の到来を感じて頂けそうな本をはじめ、7月23日「ふみの日」にちなんだ「手紙の本」などを並べています。今月の変わり種としては、1年のちょうど半分7月2日にちなんだ「半分の本」。「半分」にちなんだ本って何?・・・と思われた方、コーナー7の書棚をご確認頂ければ幸いです。

 少し懐かしい『サラダ記念日』にちなんだ「サラダの本」で紹介している『わたくしたちのサラダ記念日』には、懐かしい思い出があります。この本は『サラダ記念日』が出版され大ヒットした頃に、一般の方たちの公募作品から選ばれた短歌が掲載されている本なのですが、実は私の大叔母の作品が掲載されているのです。親戚一の美人、かつ才媛といわれた、今は亡き大叔母を偲んでこっそり並べてみました。ふふふ。

 一つ補足を。7月9日「鴎外忌」にちなんだ「森鴎外の本」についてですが、森鴎外?森鷗外じゃないの??・・・と思われた方がいるかもしれません。本来の字は「鷗」であり、その異字体(略字)が「鴎」なのですが、「文京区立森鴎外記念館」では「鴎外」となっていたため、今回は「鴎」とさせて頂きました。悪しからず。

 「森鴎外」繋がりの話といえば、先日「没後100年・岡崎が生んだ天才・村山槐多(かいた)展」を観るために、おかざき世界子ども美術博物館まで出掛けてきました。先週のNHK・Eテレ「日曜美術館」でも特集されていましたが、とても素晴らしかったです。最寄り駅からタクシーに乗るしかないという交通アクセスの悪さには泣かされましたが、22歳の若さでこの世を去った画家の思いが伝わり、胸が熱くなりました。で、この話のどこが「森鴎外」繋がりかというと、村山槐多の父は森鴎外の家で家庭教師をしており、母はお手伝いさん。村山槐多の両親を引き合わせたキューピットが森鴎外であり、さらに「槐多」と命名したのも森鴎外なのです。ほら、繋がったでしょ?出掛けた先でこんな偶然に出会えるのは、やはり嬉しいものです。

 

2019年06月23日(日)

 ここ数か月、我が家で大流行している野菜があります。それは、クレソン。「あ、ステーキとかの横に付いてる葉っぱのことね?」と思われたあなた・・・クレソンのポテンシャルの高さが分かっていないっ!・・・と、まぁ偉そうに書いたものの、私もほんの数ヶ月前までは「ステーキの横の葉っぱ」程度の認識でした。

 しかし、ある日のこと。近隣にある産直市場D(←我が家御用達の産直。新鮮かつ、お値打ち)から帰ってきた母が「変わったモノがあったから買ってきた」と一言。
  私:「何?」
  母:「水耕栽培のクレソン、だって」
  私:「へぇー。」
  母:「見てよ、こんなに入って60円だったんだわー」

 ・・・確かに安い。「こんなに入って」の部分は想像して頂くほかないのですが、かなり大きめのビニール袋にずっしりと、いやみっちりと入っています。さて、どうやって食べようか?こんな大量のクレソンを料理したことはないので迷いましたが、とりあえず今晩の晩ごはん「しゃぶしゃぶ」の具材にしてみることに決定。実際にしゃぶしゃぶして、牛肉に巻いてみると・・・これが絶品だったのです。私はこの年齢にして、ようやく牛肉にクレソンが付いている意味が理解できました。その後、色々と試してみた結果、しゃぶしゃぶも絶品ですが、おひたしやごま和え、炒め物、そしてサラダもとても美味しかったです。もし、水耕栽培のクレソンを見かけることがありましたら、是非お試し下さい。ちなみに、渡辺淳一さんの小説『失楽園』には「鴨とクレソンの鍋」という料理が登場するそうです。美味しそう~。

 好きな食べ物は沢山ありますが、ここ数年は野菜中心の食生活を送っています。中心、どころではなく、食べているものの8割が野菜か果物かもしれません。服を買い替えるのが面倒なので、体型をキープしようとすると必然的にそうなってしまうというのもありますが、そもそも野菜が大好きなのです。これからの季節はナスやピーマン、ズッキーニなど、夏野菜をモリモリ食べるのが楽しみです。

 そういえば、「子どもの頃は好きだったのに、嫌いになってしまった」食べ物があることを、ふと思い出しました。それは、揚げ物です。天ぷら、豚カツ、エビフライ、唐揚げ、フライドポテト・・・全てダメなのですが、これは体質の問題。あれは、まだ自分の胃が元気だと信じられた頃、大晦日に「天ぷら蕎麦」の海老天ぷらを食べ過ぎて気持ち悪くなって以来、どうにも揚げ物がダメです。私は蕎麦好きなのですが、揚げ油の臭いが籠っている蕎麦屋も苦手。うぅ、情けない―。おそらく、人間が一生の間に食べることができる「揚げ物臨界」を越えてしまったのだろうな、と思います。10代の自分に声を掛けてあげたいことは特にありませんが、「今のうちに揚げ物を食べとけ!」という一言だけは、言ってやりたいです。

 

2019年06月16日(日)

 私は趣味が多い方かな、と思います。「図書館だより」に書いたことがあるものだけでも(もちろん書いてないものもありますが)、サッカー観戦、美術館通い、洋楽、旅行、ヨガ、ウォーキング、水泳・・・と、数が多い。しかも、しつこい。一度ハマったら全然やめない、ずっと好き。となると、必然的に時間がいくらあっても足りません。自分が5人位いればいいのに・・・と常々思っています。私の尊敬するみうらじゅんさんは「あの人、またやってる」と言われることが趣味であり、「まだやってんのォー」と呆れられるものが癖(へき)であるとし、濁点の有り無しはかなり意味合いが違ってくる、と近著で書かれています。うーん、さすが。深いお言葉です。

 さて、数多い趣味の中で最も長く続いている私の趣味は、やはり読書。図書館の人っぽい答えですが、本当です。私自身がまぁまぁな年齢になってきているので、ずっと読んでいる好きな作家さんも、当然ながら中堅、もしくはベテランと呼ばれるようになってきました。そして、残念ながら故人となられた方も沢山います。

 そのお一人が山崎豊子さん。うんざりするほど時間があり、眩しいほど集中力があった10代後半にハマり、以来愛読しています。山崎豊子さんの代表作の一つ『白い巨塔』が先日、再びドラマ化されました。これは見逃せません!録画してじっくりと観させて頂きました。あの財前先生がスマホを持っていたり、PET検査が登場したり、と舞台が現代になっていることには『白い巨塔』マニアの血が騒ぎましたが、財前先生が無念の死を迎える場面には、やはりグッとくるものが!ドラマを観終わった後、母と「いい財前だったねぇ~」と語り合いました。

 そして、さらに先週は田辺聖子さんが91歳で亡くなられました。当館でも「追悼・田辺聖子さん」と題した追悼コーナーを設置しました。田辺聖子さんも大好きな作家さんの一人です。うーん、寂しくなるなぁ・・・。でも今頃は、カモカのおっちゃんと久しぶりに晩酌を楽しんでおられるのでしょうかね?コーナー作成にあたって、久しぶりに田辺聖子さんの作品を確認してみると・・・映画化もされた『ジョゼと虎と魚たち』、『言い寄る』からはじまる「乃里子三部作」、そして朝ドラ「芋たこなんきん」・・・。全てが懐かしい作品ばかりです。私にとって最も心に残っているのは、2004年に発表された『残花亭日暦』。最愛の夫・カモカのおっちゃんとの別れを綴った作品で、人が人を思うとはどういうことなのかを教えてくれた本です。残念ながら追悼コーナーのスペースに限りがあるため、田辺聖子さんの全ての作品を並べることは出来ません。もっと読みたいと思われた方は、図書館職員まで、気軽にお声掛け頂けると嬉しいです。

 

2019年06月09日(日)

 今日は「ロックの日」ですね。意外だとよく言われるのですが、ロック好きでよく聴いています。先月は久しぶりにライブにも行きました。しかも2日連続。4年ぶりの単独来日ツアー(昨年サマソニに来てくれていたのですが、真夏の屋外は私が無理でした)は、最高でした。本当に良かったです。幸運なことに、サウンドチェック(リハーサルみたいなもの)の見学に当選し、直筆サイン入りのパスも頂いてしまいました。やったー、家宝にします。レコード会社の方が「ネットオークションに出さないで下さいね」と話されていましたが、いくら積まれても売りませんよっ!いわゆる神席、前から2列目と5列目で観ることができたライブについても書こうと思ったのですが、自分の筆力では無理!大切な思い出として、心の中にしまっておくことにします。

 さて、6月はサッカーの世界では代表戦の季節。先日18歳になったばかりの久保建英選手も招集されたフル代表でも、強化試合×2、そしてご招待頂いた南米選手権、アンダー世代でも、トゥーロン国際大会、U-20W杯、とサッカー好きでも全試合観るのは難しい数の試合が行われています。

 しかし皆さん、一番大切な大会を忘れていませんか??現在、4年に1度のサッカー女子W杯が開催されていますが、あまりメディアで取り上げられていないので非常に寂しく思っています。なでしこジャパン率いる高倉監督は、先日放送されたサッカー番組で、散歩と図書館に行くのが好きと話されていました。時代小説をよく借りられるそうです。うーん、親近感が湧きます・・・なでしこジャパン、歓喜の世界一から早くも8年が経ちました。王座奪還目指して頑張る「なでしこジャパン」を、みんなで応援して盛り上げましょう。

 

2019年06月02日(日)

 先週同様、今週の「図書館だより」も告知となります。先週金曜の5月31日、コーナー7は「5月の本」から「6月の本」となりました。2週連続怒涛のコーナー替えで、非常に慌ただしい毎日でしたが、無事に完成してホッとしています。

 さて、「6月の本」では、先月予告したとおりに「お父さんの本」、6月の定番ともいえる「梅しごとの本」、「雨の本」、そして6月1日「写真の日」、「日記の日」にちなんだ「写真の本」、「日記の本」、6月6日「楽器の日」にちなんだ「楽器の本」などを紹介しています。

 私は早くに父を亡くしていることもあり、毎年「お父さんの本」を出すにあたっては色々と思うことがあり、普段以上に丁寧に調べてリストを作成しています。「母の日」に比べると、今ひとつ影の薄い「父の日」ですが、実は「お父さん」が主役となっている本は世に沢山あります。“母と子”よりも“父と子”の方が、本にするにあたって物語性があるのかもしれませんね。

 コーナー替えをする時に毎回書いていますが、コーナーでは図書館を利用されている皆さんが「あと1冊何か借りてみようかなぁ~」と思った時に、手に取って頂けることを目指して本を紹介しています。私の思い入れなど気にせずに、気軽に本を楽しんで頂ければ、担当者としてこれ程の喜びはありません。

 もうひとつ、先週の図書館だよりに書いた、コーナー9「ゴクゴク、センゴク。」、多くの方にご利用頂きまして有難うございます。先日、とある方に「何で、ゴクゴクなんですかー?」と素朴に聞かれてしまい、言葉に詰まってしまいましたが・・・もちろん、ダジャレです。改めて書くと恥ずかしいですね。コーナータイトルはダジャレですが、紹介している本はきちんと調べて紹介していますので、こちらも宜しくお願いします。

 ところで・・・、そうでしたか、(す)さんは「たい焼き」が好きになったんですね―。そういえば、NHK・Eテレ「グレーテルのかまど」に、私の尊敬するみうらじゅんさんが出演された回で取り上げられたオヤツが「たい焼き」でした。個人的には、ヘンゼル特製「りんご餡」ってどうよ?・・・と思ったことを鮮明に覚えています。「たい焼き」はやはり王道、塩がほんのり効いた粒あんが一番ですよね??

 

2019年05月26日(日)

 早くも真夏を思わせる暑さが続いていますね。この地方では、ほぼ秋に行われていますが、全国的には今週末は運動会という小学校も多いそうです。急な暑さにまだ身体が慣れていない時期なので、子どもたちも保護者も、そして先生も熱中症にならないよう気を付けなくてはならないですね。

 さて、5月24日(金)に無事コーナー替えが完了しました!!コーナー8「ありがとう、平成。」から、コーナー9「ゴクゴク、センゴク。」へ。うーん、長い道のりでした・・・と書くと少しオーバーですが、元号が「令和」と改まった瞬間にコーナー替えのカウントダウンが始まったようなもので、この3週間ほどは落ち着かない毎日を過ごしていました。

 コーナーのタイトルは「ゴクゴク、センゴク。」・・・駄洒落??はい、その通りです。気軽に本を手に取って頂くためなら、まぁ良いかなと思って命名してみました。出オチにならないよう、本集めのリスト作成には普段以上に時間をかけ、念入りにリサーチしています。「戦国モノの小説」というと昭和の大作家(←個人的にはこちらも好きですよ!)を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回は2000年以降に出版された本のみで構成しています。令和の時代となっても、私たちの中で生き続けている戦国、そして戦国の世を生きた人々の息吹を感じて頂ければ嬉しいかぎりです。ちなみに、ポスターのデザインは爽やかな味わいで有名な国民的飲料「カ●ピス」をイメージしています。気付かれた方、いますか?

 次回のコーナー替えは7月下旬を予定しています。夏のど真ん中にふさわしいスケールの大きな企画を温めていますので、気長にお待ち頂ければ幸いです。ふふふ、書いちゃった。

さて、今回の図書館だよりはコーナーの告知で内容いっぱいとなってしまいました。先週の図書館だよりで「次週書く」と書いた杉本美術館の話は又の機会にゆっくりと。毎週の如くドタバタしていてスイマセン!私事ですが、先週後半を中心にお休みを頂いてフラフラ出歩いていたため、その影響で予想通りのハードスケジュールとなっております。フラフラ出歩いていた、についての話も又の機会に。足にマメが出来るほど歩いたので、図書館だよりに書くネタのストックがいっぱいですが、次はコーナー7「6月の本」の準備です。もう少し頑張ろう、私。壁は自分自身だ、ということで。

 

2019年05月19日(日)

 少しずつ暑くなってきましたね。夏バテ防止として有効なのは、暑くなりがけの季節にしっかりと汗をかいて汗腺を開いておくこと・・・と数年前に聞いて以来、この時期はなるべく身体を動かして汗をかくように心掛けていますが、やはり動くと暑いですねー。むむ、熱中症にならないように気を付けなくては。

 さて、ここのところ時間を見つけては美術館通いをしています。その中から2つの美術展について、今回は書こうと思います。

 1つ目は名古屋市美術館で開催中の「印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション」展から。吉野石膏コレクション、ずっと観たかったのです。しかし、山形美術館は遠いしなぁ~、と思っていたところに中部地方初の展覧会が来てくれました!アートについては、普段は予習しないようにしているのですが、今回はBS-TBSの「ぶらぶら美術館・博物館」を観て、しっかり予習してから出掛けました。もちろん、前売り券も購入済です。さて、名古屋市美術館へ行く時は、必ず美術館の裏側にひっそりと建つイサム・ノグチ作“魂”に手を合わせてから美術館に入るようにしています。津島出身の野口米次郎を父に持つイサム・ノグチの本は、当館「ふじいろ文庫」でも紹介しています。何となく、の習慣なのですが、お世話になっているので・・・。

 さて肝心の展覧会は心配していた程の人混みではなく、落ち着いて作品を観ることができました。とりわけ、モネの「サンジェルマンの森の中で」が心に残りました。深い森の奥にかすかに見える2人の人影・・・想像力が膨らむ作品です。私はどれ程時間がなくても、アートについては実際の作品を観なくてはいけない、と考えています。今回の展覧会でも名古屋市内のあちこちにポスターが貼られているので、ルノワールの「シュザンヌ・アダン嬢の肖像」を目にした方は多いかと思いますが、実際の作品を観なくては青い瞳の美しさを感じることはできません。印刷されたもの、そしてPCやスマホの画面で、作品を観たような気になってしまうのは危険なことだと思います。

 おっと、熱く語っていたら1つ目の美術展で長いお話となってしまいました。もう1つの美術展については、次週書きます。津島ゆかりの画家・杉本健吉画伯の作品が収蔵されている杉本美術館の「杉本健吉が見ていた時代~明治・大正・昭和・平成~」についてです。有難いことに、杉本美術館の学芸員さんから面白い資料を頂けたので、その辺りの話も書けたら、と思います。

 

2019年05月12日(日)

 時間を少し遡って、まだ平成だった頃(と書くと大げさですね)、4月28日(日)に豊田スタジアムで行われた名古屋グランパス対サンフレッチェ広島戦を観てきました。

 2位と3位の直接対決、さらに天候に恵まれたこともあり、スタジアムは沢山の人。サッカーの試合では、後半途中で「本日の入場者数」が紹介されるのですが、この日は何と4万人ジャスト。電光掲示板に40.000人と表示され、場内アナウンスされた瞬間、スタジアムでは歓声が上がりました。「今、試合を観ている私たちの1人でも欠けたらこの数字ではないんだ、凄い―!」と私もグッときてしまいました。

 さて試合の結果は、楢崎選手の背番号“1”を受け継いだGKランゲラック選手のビッグセーブ連発もあり、見事1対0でグランパスの勝利。この試合の結果、グランパスは2位に浮上(ちなみにこの「図書館だより」を書いている現在も2位をキープしています)。ファン、サポーター、そして私も大喜びの一戦となりました。

 少し前にも書いたかもしれませんが、最近はスタジアムでのサッカー生観戦が人気となっているようで(いわゆる“コト消費”傾向でしょうか?)、自由席だと空席を探すのに一苦労。とはいっても、なるべく多くの試合を観たいので普段のJリーグ観戦にはそれほどお金は掛けたくないし・・・うーん、どうしたものかと考えていたところ、自由席と数百円しか値段が変わらない「メイン4階指定席」が今シーズンは売り出されていると知り、迷わず購入。これが大当たりでした。ピッチの全景が観られて素晴らしかったです!皆さん、サッカーは上から観るものですよ。ただし、選手の表情をしっかり確認したいならば、双眼鏡の持参をオススメします。

 

2019年05月05日(日)

 
 先日の夜、自宅から天王川公園まで歩いて藤を観に行きました。自宅から天王川公園までは往復で1時間ほど。運動不足解消のウォーキングにはピッタリの距離です(ここ数年皮膚が弱くなってしまい、昼間のウォーキングが出来ないため運動不足になりがちなのです)。夜だから、そんなに人はいないだろうと思っていましたが、意外にも沢山の人。外国の方がとても楽しそうに写真撮影をしていました。ライトアップの照明に少し眩しさを感じましたが、藤棚の下では藤の香りが濃厚に漂っていました。“香り”は、実際に足を運んだ人だけが感じることができるもの。天王川公園の藤、今が盛りですので是非ご覧下さい。2週連続で天王川公園の話となっていますので、この話はこの辺で。

 藤、だけでなく風も薫る5月です。私にとって5月は、楽しいこと悲しいことも、どちらもたくさんの思い出がある特別な月です。さて、今年はどんな5月となるでしょうか?

 というわけで、コーナー7では「5月の本」がスタートしています。5月ということで、毎年定番となっている「母の日」にちなんだ「お母さん」の本(来月はもちろん「お父さん」の本を予定しています)、5月5日は「おもちゃの日」ということで「おもちゃ」の本、5月18日の「言葉の日」にちなんだ「言葉」の本など、色々なテーマの本を紹介しています。個人的には「言葉」の本が割と気に入っています。

 また、田植えシーズンということで紹介した「田んぼ」の本と、5月7日「コナモン」の本で“小麦粉vs.お米”という対決も行ってみました。“炭水化物最強”の座をかけての戦いですが、どちらの本が人気となるでしょうか?・・・まぁそれは兎も角、毎月同じようなことを書いていますが、コーナーでは図書館を利用する皆さんに、気軽に本を手に取って頂ければ・・・と思い、色々なテーマで本を紹介しています。もう1冊何か借りようかな、と思った時に目に留めて頂ければ、とても有難いです。

 さて、「令和」がスタートして早くも5日。「令和」がすっかり馴染んだ頃には、現在のコーナー8「ありがとう、平成。」は当然ながら終了する予定です。つまり現在、次回コーナーに向けての準備を進めています。進めている、どころではありません。たけなわ、なのです。さぁ頑張ろう、私。

 

2019年04月28日(日)

 
 ある日の昼休みのこと。図書館近くのコンビニへ振り込みに行く用事があったため、少し足をのばして天王川公園に寄ってきました。「藤まつり」の開催中ということもあり、観光客の姿が目立つものの、肝心の藤はまだまだ、といったところ。今年の見頃はGW半ばでしょうか?

 何年か前にも「図書館だより」に書いた記憶があるのですが、現在の藤棚がある場所には、かつて動物舎がありました。フラミンゴ、クジャク、サル、シカ・・・。1998年に廃止された動物舎は、津島の子どもにとって無料で楽しめる身近な動物園でした。津島で生まれ育った人間にとって、天王川公園はたくさんの思い出がある場所です。

この日も、遠足に来ていた小学生達が「杉浦兼松顕彰碑」の建つ芝生でお弁当を食べているのを見かけましたが、私の母校M小学校は一年生の遠足といえば天王川公園でした(そういえば、Z幼稚園の遠足も天王川公園だった気がします)。遠足だけではありません。写生大会もマラソン大会もすべて天王川公園で行われていました。天王川公園にどれだけ行ったのか、数えきれないですね。

 子どもの頃は、天王川公園内に売店もありました。コンビニ、ではなく売店なので店番のおばちゃんがいました。今考えるとおばちゃんは少し厳しめな方で、商品をベタベタ触る子どもは容赦なく注意されていました。ソフトクリームの形をした硬いアイスクリームをよく食べた記憶があります。広場では、その売店で買ったビニール製の凧で凧あげをした記憶や、中学生くらいにバドミントンの熱戦を友人と繰り広げた思い出もあります。うーん、懐かしい。「ザ・昭和」な思い出ばかりですが、津島で育った同世代の人間ならば「あった、あった」と懐かしく思われるはずです。

 さて、私(き)にとっては、今回が平成ラストの「図書館だより」です。そういえば、江戸時代と明治時代の二つの時代を生きた福沢諭吉は、著書『文明論之概略』の中で「一身にして二生を経る」と書いていますね。福沢諭吉に倣えば私は“昭和・平成・令和”の三生を経る、といえるのでしょうか?うーん、一生の間に「三生」を経験するとは驚きですが、時代の節目に立ち会うことになるのは貴重な体験といえそうです。間もなくやって来る「令和」はどんな時代となるのでしょうか?ごくありふれた一人の日本人として「へいわ」な「れいわ」となりますように、切に願っています。

 

2019年04月21日(日)

 先週末、岐阜県多治見市に行って来ました。目的は「たじみ陶器まつり」、と毎年のように書いていますが、数年いや恐らくは10年以上も多治見通いを続けていると、すっかり馴染みの町となっています。今回も、いつもお世話になっている服・雑貨のお店Aさんに「14日(日)にお邪魔しますねー」と事前に連絡を済ませ、お昼を食べる鰻屋さんの開店時間も入念に確認し(←陶器まつりで混むため、開店直後を狙います)、陶器まつりの会場・オリベストリートにあるパン屋さんの新作もチェック。つまり準備万端で、14日が来るのを指折り数えて楽しみにしていました。

 当日、天気予報はあいにくの雨。うーん、陶器まつりの店舗は屋外のテントなのに困ったな―、と思っていましたが、幸いにして夕方近くまで降られることなく買い物を楽しむことができました。やはり陶器の品揃えが良く、しかもお得です!陶器まつり以外にも、近くで開催されていたクラフト市も素敵な雑貨が並んでおり、多治見に来て良かったな、と心から思いました。他に、ながせ商店街にある服と雑貨のお店Aさん(いつもお世話になっています!)や、バッグと靴のお店、オリベストリートにあるパン屋さんと暮らしの雑貨屋さん、そして歌手さだまさしさんのサインがレジに飾られていた鰻屋さんなど、多治見ならではのお店を巡ってきました。

 さらに、嬉しいことに新しい出会いもありました。服と雑貨のお店Aさんで「最近、近くに本屋さんが開店したんですよー」と聞いたので、教えて頂いた「ひらく本屋 東文堂書店」に寄ってみたところ・・・本当に良い本屋さんでした!少しだけお店の方とお話したところによると、間もなく2階は小説と物語のフロアに改装する予定とのこと。今回は時間切れとなってしまったため「本屋のとなりの喫茶わに」でお茶することができなかったのですが、次は必ずお茶したいと思います。あぁ、こんな本屋さんが近くにあればいいのに!

「活字離れ」、そして「書店・冬の時代」と言われてずいぶんと経ちます。このご時世にあえて本屋が町の真ん中にできるなんて、凄いことだと思います。先月に放送されたNHK「美の壺」では「町の本屋さん」が特集されており、副題に「人生の宝箱」とありました。宝物を扱うように本を扱わなくては、と改めて思いました。

 さて、今回は「本屋のとなりの喫茶わに」以外にも、開店したばかりのサンドイッチ専門店や絶品の蕎麦屋さんなどには寄ることができませんでした。胃が3つ欲しいです。服と雑貨のお店Aさんにも「夏が来る前にまた伺います」と約束しましたが、近いうちに遊びに行くぞー、と心に誓いました。年に数回は出掛けている多治見ですが、行く度に魅力的なお店が増えています。それにしても本屋とは!私のツボをグイグイ押してくるなぁー。私、多治見の大ファンです。

 

2019年04月14日(日)

 4月も早くも半ばですね。先週末、花鳥風月を愛でるにはまだ至っていない私としては珍しいことですが、2日にわたって桜を観てきました。1日目は山桜、2日目は海の近くの桜です。どちらも、あまり人が観に来てしまうと困るので、場所は秘密にさせて頂きますね。しかし、山桜は山を2時間ほど登ってやっと観ることができる桜なので、誰も行きたがらないかな、とも思います。

 職業柄と言えそうですが、普段は頭と目ばかり使っているので、お休みの日はなるべく身体を使うようにしています。ここのところ暖かくなってきたので、身体を動かすのもだいぶラクになってきました。運動するぞー、という気分です!・・・とはいえ、身体緩む季節は、気も緩むそうなので気を付けなくては。また、身体を動かす以上にもっと動かさなくてはならないのは心かなぁ、とも思います。頭と身体と心―、3つのバランスをよく考えて、3つともきちんと動かしていきたいと思っています。

 さて話は変わって、告知です。

 「ふじいろ文庫」の展示をリニューアルしました。詳細については、今ご覧頂いている図書館HPの新着情報「ふじいろコーナー『津島・古地図さんぽ 第0回』」で見て頂けます。「なぜ、『第1回』ではなくて、『第0回』なの?」そんな疑問をお持ちになられる方も多いかと思いますが、その答えも簡単に説明していますので、HPもしくは館内展示を覗いて頂ければ嬉しいです。展示の最後に(つづく)と入れましたが、どこに続いていくのか、実は私もまだ決めていません。どこへ続くことやら、温かく見守って頂けると有難いです。次回はどこを歩こうか、ゆっくりと考えているところです。

 少しマジメなお話も。今回の展示は、①とにかく分かりやすいものを作る、②郷土資料のハードルを下げる、という2つの目標を持って作成しました。コーナーを作成するにあたって、いつも大切にしているのは「中学生が読んでもわかる内容」という基準です。この基準は、これまで一度もブレたことはありませんし、今後も大切にしていきたいと思っています。もう一つの「郷土資料のハードルを下げる」については、まだまだこれからだと思っています。とはいえ、自分が担当して役立てそうな要素はそれぐらいしかなさそうなので、色々と工夫して楽しんで頂ける展示を作成したいと思っています。

 最後に(Go)さん。一緒にやらせて頂くのは、この展示がラストになるかと思います。いつも自分の無茶ぶりを図書館HPにキッチリとあげて頂いて、本当に有難うございました。新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。お身体くれぐれも大切に、そして頑張ってねー!

 

2019年04月07日(日)

 “工事用鋼材 線路に落下 JR紀勢線 上下10本が運休”

 いきなり何事?・・・と疑問をお持ちになられた方も多いかと思います。(い)さんが、アドベンチャーワールドで赤ちゃんパンダ・彩浜の写真撮影に夢中になっていた時から遡ること2週間程前、私もアドベンチャーワールドにいました。しかし、私は彩浜には会えませんでした。何故って??話は「パンダ」という言葉が付かない、ただの「特急くろしお」車内に遡ります。

 私は大阪で学生時代を過ごしたため、今も多くの友人が関西地方に住んでいます。その友人達と久しぶりに会い、美味しいものを食べ、美術館やお寺を観光しよう、と関西旅行に出発したのは3月の中旬のことでした。津島→名古屋→新大阪、までは順調に進み、新大阪から「特急くろしお」に乗車。指定席は満席、自由席乗車口にも長い行列が出来ていました。若者の姿が目立つ乗客の目的地は、おそらくほぼ白浜。みんな、「パンダ、まっしぐら」です。

 ちなみに私は友人夫妻の住む御坊駅で下車し、友人の旦那さんの運転で和歌山観光を楽しむという予定。必ず行く!・・・と密かに決めているのは道成寺とアドベンチャーワールドのみ。何せ出発ギリギリまで私も友人も慌ただしく、待ち合わせの場所と時間、昼・夕食を一緒に食べること、(次の日に大阪で別の友人と待ち合わせをしているため)夜は和歌山市内まで戻ってホテルに一泊すること、を打ち合わせしているだけ。お昼ご飯でも食べながら追々考えようねー、と話していました。

 ところがです。途中の和歌山駅で停車してから、電車がピクリとも動きません。「あれ、どうしたんだろ?」と思っていると、“ただ今、冷水浦駅の線路内に落下物があったと連絡があったため、確認をしております。しばらくお待ちください”と車内アナウンスが流れました。「へー、落下物ねぇ。ま、しばらく待っていれば動くでしょ」と、友人に電車が停まっているので到着が遅れるとメールを送り、ガイドブックを読んでいると・・・“乗客の皆様にお伝えします。線路内の落下物は巨大な鉄の塊であることが判明しました。撤去に相当な時間がかかることが判明したため、この列車は運休とさせて頂きます。乗客の皆様は電車を降りて下さい”と車内アナウンスが流れるではありませんか!車内は「嘘―っ!」と悲鳴のような声が響きます。無理もありません。みんな、パンダまっしぐら、ですから。・・・っていうか、巨大な鉄の塊って何!?・・・電車を降りたものの、駅は払戻しと問い合わせをする人の長い行列です。皆スマホを覗き込んでいますが、大阪まで戻らないと白浜へ行くバスもありません。レンタカーやタクシーはお金がかかるし、そもそも捕まるかどうか分からない。うーん、大変なことになったぞ、こりゃ。

 とはいえ、私は有難いことに友人に事情するため電話をしたところ、和歌山駅まで迎えに来てくれることとなり、宿泊予約していた和歌山駅近くのホテルのロビーでのんびり待つことに。1時間ほど後に友人夫妻ともめでたく会えたのですが、この時間ロスが響いてしまった結果、午後3時までの赤ちゃんパンダ・彩浜の公開には間に合わなかった、というわけです。パンダへの愛が(い)さんと比べて圧倒的に弱かったのかもしれません。今は、自分の乗っている特急に巨大な鉄の塊、もとい鋼材が落ちなくて良かったと心から思っています。ただ、白浜では海の見える温泉に入るつもりだったのですが、これも時間の都合で果たせませんでした・・・やはり無念ですね。

 今回は、トラブルについて書いていたら長いお話となってしまいました。美味しいお蕎麦や道成寺、大人パンダには会えたアドベンチャーワールド、続いての太陽の塔やフェルメール展、そして友人達(←書いていいのかな?)については、またの機会に書こうかな、と思っています。(す)さん、フェルメール展、大阪ならば日帰りでも十分楽しめますよ。オススメします。

ここのところ、暖かくなったかと思えば、また寒くなる、の繰り返しですが、ようやく桜が満開となりましたね。この図書館だよりが掲載される頃は、ちょうど桜を見上げている予定です。ちなみに、明日のこの時間もたぶん桜の下にいるはず。今年の春は、ゆっくりと訪れているようで、まるで「焦ることないよ」と私の肩を叩いてくれているようです。ようやくやって来てくれた春です。ノンビリ楽しむ時間を大切にしたい思います。

 

2019年03月31日(日)

つい先日、「明けましておめでとうございます」という挨拶をしたばかりのように思いますが、早くも3月31日。つまり、2019年は4分の1が過ぎた、ということになります。うーん、早いものです。早すぎる、くらいです。時間は誰にとっても平等であり、時の流れを止める魔法もありません。大切に、大切にしなくては、と思います。

 というわけで、月末、もしくは月初め恒例の告知となっていますが、3月29日(金)にコーナー7「4月の本」がスタートしました。月末の曜日の関係で、少し早めのスタートです。朝晩は冷える日も多いですが、一足早く春を感じて頂ければ嬉しいです。

 「4月の本」では、毎月恒例となっている記念日にちなんだ本として、「お弁当」の本、「喫茶店」の本、変わり種としては「オレンジ」の本、「東大」の本などを紹介しています。また、「お花見」の本では少し広めの意味で「お花見」を解釈し、「花」に関連した小説なども並べています。毎月同じようなことを書いていますが、コーナー7は図書館を利用して頂く皆さんに、新たな本との出会いの場となることを願って作成しています。あと1冊何を借りようかな?・・・と思った時に覗いて頂ければ有難いことです。また、コーナー作成の作業は、担当である私にとっても新たな本と出会うきっかけとなっています。普段はなかなか手に取らないような本に光を当てることも、大袈裟に言えば目標の一つです。

 さて、今日は3月31日―、今年度最終日です。平成30年度の「図書館だより」は、今日がラストです。今年度も「図書館だより」にお付き合い頂き、有難うございました。図書館職員一同深くお礼申し上げます。平成31年度、あるいは○○元年度(明日が新元号発表です!)が明日から始まります。「改元」という歴史的な出来事も控えていますが、来年度も「図書館だより」、そして津島市立図書館をどうぞ宜しくお願い致します。そうそう、“10連休”の期間中も図書館カウンターでお待ちしておりますので、どうぞご利用下さい。