図書館だより :き

 

2020年01月12日(日)

 のっけからネタバレで恐縮なのですが、先週1月5日(日)の私の「図書館だより」は実は昨年末に書いておいたもの。明日は早くも「成人の日」なのですが、年末年始については何も書いてなかったので、ざっと振り返ってみることにします。

 昨年12月21日の「図書館だより」にも書いた年末の「108回の太陽礼拝」イベント、めでたく初参加できました。筋肉痛を心配していましたが・・・しっかり筋肉痛になりました!予想外だったのが、何と暑さ。久しぶり、どころではなく、中学の剣道部以来の「目に汗が入る」体験をしました。とはいえ、黙々と「太陽礼拝」を1時間ほどすると、頭がスッキリ!!2019年の「厄落とし」になったかなぁ、と思います。貴重な機会を与えて下さった先生とヨガ友さん達に感謝×2です。

 年末はもう一つ、楽しいことがありました。ここ数年、仕事納めの翌日は母と一泊旅行に出掛けているのですが、今年は蒲郡へ行ってきました。私としてはもっと遠方へ出掛けたいのですが、母からの条件が①電車で行ける範囲、しかも出来れば特急には乗りたくない②食事が美味しい③少しだけ観光ができる、というモノ。毎年どこへ行くべきか、まぁまぁ悩みます・・・。今年はM鉄2DAYフリー切符と宿泊がセットになった「でんしゃ旅」プランの中から選んでみましたが、お値打ちでなかなか良かったです。

 せっかくの2DAYフリー切符なので、一日目は少し(どころではなく、だいぶ)足をのばして豊川稲荷をお詣りし、ランチに稲荷寿司を食べてきました。愛知県民なのに、実ははじめての豊川稲荷でしたが、想像していたよりもとても広くて、「霊狐塚」や「千本幟」がステキだったので珍しくたくさん写真を撮ってしまいました。蒲郡でも、竹島八百富神社をお詣りできたので、期せずして「年末パワスポ巡り旅」となりました。

 2日目は念願の竹島水族館へ行ってきました(「でんしゃ旅」プランで水族館入場券がセットになっていました!入館料500円とはいえラッキー♪)。水族館近くのクラッシックホテルに宿泊したので開館前に到着していたのですが、ものすごい行列ができていて驚きました。何とか入館したものの、人垣が出来ていて水槽がなかなか覗けないほどのお客さん!

 テレビや新聞でもよく取り上げられているので、ご存知の方も多いかと思いますが、15分もあれば一周できる小さな水族館にもかかわらず、スタッフ手書きの解説POPが面白い、とここ数年大人気となっている竹島水族館。実際に展示を観てみると、ゆるいイラストと愛情、時には自虐もたっぷりの解説は読み応えがあって、とても面白かったです。「来館された方に“愛する生き物”を少しでも知ってもらいたい!」という水族館スタッフの情熱が伝わり、図書館員である私たちも学ばなくてはならないなぁ、と思いました。

 旅の記念に「カ〇ダイの〇ッピーラムネ」と竹島水族館がコラボしたクリアファイルと、知人へのお土産に水族館オリジナルのオオグソクムシがデザインされたスケッチブックが購入できて、ホクホクでした。ちょっと生臭くて想像以上に大きかったカピバラの姿も含め、忘れられない旅の思い出となりました。あー、また旅に出たい!!

 と、ここまでが年末。年始は長編小説を読んだり、調べものをしたり、頼まれていたのになかなかやらずに放っておいて年を越してしまった「宿題」を片付けたり、歩いたり、泳いだり、テレビを観たりして過ごしました。2020年、早くも10日が経ちましたね。うーん、ビックリするほど仕事が進んでいないので、そろそろ気合い入れなくては!もうお正月気分ではいられませんね・・・。

『へんなおさかな 竹島水族館の「魚歴書」』
『竹島水族館の本』

 

2020年01月05日(日)

 明けましておめでとうございます。冒頭から去年の話となってしまいますが、昨年末の12月26日にコーナー7は「1月の本」となりました。12月29日の年末年始休館スタートまでは2日あったのですが、私の出勤日の都合で少し早いコーナー替えとなりました。

 「1月の本」では、1月4日「石の日」や、1月8日「勝負事の日(“一か八か”が記念日の由来となっています)」にちなんだ本、1月放送スタートのNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に関連した「明智光秀の本」、昭和天皇が崩御されたのが1月7日にあたることから「昭和の本」などを紹介しています。「令和」の時代に「昭和」?・・・と思われるかもしれませんが、時を自由に旅することができるのが本の良いところ。懐かしい時代へタイムスリップしてみませんか?

 今月、個人的に気に入っているのは「温まる本」です。「大寒」(今年は1月20日です)にちなんで今月取り上げてみたのですが、ゆるいお題を付けると幅広く本を探すことができて、なかなか楽しいのです。「温まるもの」って何?・・・うーん、スープ、温泉、しょうが、セーター、グラタン、ストーブ・・・と、連想ゲームのごとく浮かぶものにちなんだ本を探してみました。楽しんで頂き、かつ温まって頂ければとても嬉しいです。

 さて、2020年がスタートしましたねー。今年の楽しみは、やはり東京オリンピック。「ついに来たよ~、2020!」という気分です。先月発表された聖火リレーのルート詳細を見てみると、(残念ながら津島市は通りませんが)私のルーツである高知県土佐清水市と石川県白山市が聖火リレーのルートに選ばれていました。やったー、とても嬉しいっ!どちらも私の愛する美しい風景の町です。聖火リレー、生中継してくれないかなー?

 では、まとまりのない「図書館だより」となりましたが、本年もお付き合いの程どうぞ宜しくお願い致します。そういえば、いよいよ今日放送の「サザエさん」から、オープニング映像が「冬編」となります。現在「愛知デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン(難しい名前ですね)」の一環で「サザエさん」では愛知県の観光地が紹介されているのですが、「冬編」では「尾張津島天王祭」がオープニングのトリとして登場するとか!!3月29日まで「冬編」は放送される予定のようなので、是非放送をチェックしてみて下さいねー。ちなみに、我が家は『サザエさん』の文庫本を全巻持っているほどの「サザエさん」好き。6時半になるのが今から楽しみです。

 

2019年12月21日(日)

 気付けば、ここ数週間はコーナー告知のみの「図書館だより」となっていました。私も仕事だけをしているわけではなく、旅行したり、美術館や博物館や講演会へ出掛けたり、泳いだり歩いたり、大仏を観たりもしているのですが、気付けば自分の近況をほとんど書いていませんでした。ま、これはいつでも書けるから又の機会として、今回は雑誌の最新号に掲載された地元ネタを3つ書くことにします。図書館で購入している雑誌に、「津島」にちなんだ記事が掲載されることはぶっちゃけ稀なので嬉しいです。ちなみに、雑誌の最新号は貸出できません。館内でご覧下さい。

 その1・・・『婦人画報2020年1月号』の別冊付録『お祝いの和菓子』に、お国自慢の縁起菓子として、津島市民のソウルフード「あかだ・くつわ」が掲載されています。“インスタ映え”しないことで知られる「あかだ・くつわ」ですが、「愛知県代表」の枠で紹介されるなんて・・・誉れです!これを教えてくれたのは、子どもの頃から通っている美容院の美容師さん。口コミ情報は嬉しいかぎりです。有難う、Aちゃん。

 その2・・・12月7日に「愛知県市町村駅伝」が開催され、津島市出身のプロランナー・神野大地選手が「津島市代表」として第9区を走りました。神野選手は区間賞の見事な走りでしたが、津島市は「市の部」全38チーム中31位という順位。ま、それはともかく、「山」ならぬ「森」を軽快に走る神野選手を見ていると、私も久しぶりにジョギングしたいなぁ、と思いました。「愛知県市町村駅伝」本番の少し前、東海テレビで放送された「ニュースOne」では神野選手のインタビューだけでなく、母校・神守中学校の周りをジョギングする場面が放送されていましたね。『スポーツグラフィックナンバー2019年12月26日号』では、神野選手が“「山の神」全員集合”と題した座談会に参加しています。「走ることの楽しさ」が伝わる記事、お正月の「箱根駅伝」の前に読んでみてはいかがでしょう?

 その3・・・『ダ・ヴィンチ 2020年1月号』の「こだわり書店のいちおし本」特集で2週間程前の「図書館だより」に書いた津島市出身のブックディレクター幅允孝さんの書評記事が掲載されています。幅さんがどんな本を「いちおし」しているかは『ダ・ヴィンチ』を読んでチェックしてみて下さいね~。

 さて、来週日曜日12月29日は年末年始休館です。つまり、今日の「図書館だより」が、私にとって年内最後の「図書館だより」。年末年始は、ヨガのイベントに参加したり、旅行したり、録画しておいたサッカー中継を観たり、長編小説をじっくり読んだり、なかなか取り組めない調べものをしたりして過ごす予定ですが、耳の不調と頭痛が続いているので(先日21日分の薬を処方して頂いたので、年越し決定してしまいました!)、無理のない範囲で楽しまなくては、と思っています。年末年始の予定で、楽しみにしつつも恐れているのが、ヨガのイベント。「108回の太陽礼拝」を行なうという、ヨガのクラスでは年末恒例のイベントなのですが、これまでは出勤日と重なってしまい欠席続きとなっていたのです。しかし、今年はラッキーなことにお休み!やったー、やっと参加できる、嬉しい!!・・・と喜んだものの、過去に参加されたヨガ友さんの話では「108回の太陽礼拝」に参加すると年末年始は筋肉痛で動けなくなるよ~、とのこと。え、マジか!ま、身体を張って試してみましょう。しっかり煩悩を打ち払って新しい年を迎えたいと思っていますが、年明けの「図書館だより」は“筋肉痛ネタ”となるかもしれません・・・。ともあれ、良いお年を、そしてメリークリスマス。

 

2019年12月15日(日)

 先週の半ばは12月とは思えない暖かな日が続きましたね。晴天のはずなのに、夕方になると灰色の雲が広がり小雨が降る・・・正直ちょっと苦手な気候です。やはり冬は、この地域の名物「伊吹おろし」が吹く“冬らしい冬”が好きです。「澄んだ空気の下で星を見ることができる季節なのになぁ」とボンヤリした夜空を残念な気持ちで見上げていました。この気候が災いしているのか、耳の調子もなかなか良くならないし、PCの画面をずっと見ていると頭が痛くなるし。むむむ、仕事が進まないぞ、こりゃ。当面は上手く付き合っていくしかないのですが、早く完治したいと切に願っています。

 ま、それはともかくとして、先週の金曜日(お、13日の金曜日でしたね)に、コーナー9「手のしごと。」からコーナー8「さよなら、2019。」へとコーナー替えをしました。これまで自分が作成したものの中で、「手のしごと。」はお気に入りのコーナーの一つです。たくさんのご利用を頂き、有難うございました。

 さて、「さよなら、2019。」はざっくりとではありますが、二部構成となっています。第一部「追悼文庫」、第二部「出来事」の二本立てですが、どちらも図書館の本を読んで2019年を振り返って頂こう、という意図で作成しています。

 「出来事」については、今年大きな話題となったニュースを4つの漢字で表し、パネルを作成してみました。先日、清水寺で発表された「今年の漢字」は「令」でしたが、私は「改」「退」「躍」「災」の4文字を選んでみました。詳細はコーナーをご覧頂く、もしくは図書館HPの「コーナー展示」を覗いて頂ければ、嬉しいかぎりです。

 「追悼」については少しだけ舞台裏を。「追悼」のコーナー作成準備・・・実は、2019年1月からスタートしています。「準備」といっても、新聞の訃報欄をストックしておくだけなのですが、これだけでも実際に原稿を書き始める11月に焦らないで作業を進めることができます。とはいえ、予定通りに進むわけではありません。「追悼」の展示原稿が完成に近づいた12月4日、アフガニスタン復興に尽くしておられた医師の中村哲さんが銃撃され亡くなるというニュースが入り、急きょ展示原稿と本を追加しました。

 「追悼」のコーナーは毎年恒例ですが、展示原稿を作成していると毎年のことながら悲しくなります。今回、中村哲医師の訃報はとりわけ悲しく、そして残念に思いました。12月5日、アイルランドのロックバンド「U2」の13年ぶりの来日公演では(チケット抽選に外れてしまい行けなかったのですが・・・)、「この会場を大聖堂に変えよう」と呼びかけられ、中村哲医師への追悼として「Pride(In the Name of Love)」が捧げられました。-彼らは命を奪っても、誇りまで奪うことができなかった-歌詞の一節を紹介し、あらためてお悔やみを申し上げたいと思います。

 10年代が終わろうとしています。20年代が希望に溢れる時代となることを心より願い、そして20年代を生きる人間の一人として誠実に生きていかなくては、と思います。

『ヨシュア・トゥリー 』U2
『天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い 』中村 哲∥著

 

2019年12月08日(日)

 朝晩冷え込む季節となりましたね。私は寒さにはわりと強いのですが、乾燥にはめっぽう弱いので、自宅では加湿器を愛用。保湿剤も欠かせません。さらに、寝る前にはホカホカの「手作りはちみつレモン」を飲み、マスクをして寝ています。ちょっとした喉のイガイガでしたら、これでピタッと治まります。「面倒くさい」と友人には不評ですが、風邪予防にオススメです。“毎晩「はちみつレモン」を飲んでいるんだよー”とあちこちで喋っていたら、先日ヨガ友さんから自宅で獲れたレモンを沢山頂いてしまいました!めちゃめちゃ嬉しいです。有難う~。先週の「図書館だより」に書いた私の体調は相変わらずなのですが、不味い水薬が少しずつ効いてきたようにも思います。とりあえず、頭痛は治まってきたぞ!あとは右耳かぁ・・・何度も何度も聞き返してしまい、皆さんにご迷惑をお掛けしていますが、あと少しで完全復活できるかと思います。来週こそはキビキビと働きたいです。

 さて、先週の木曜日12月5日に放送されたNHK・Eテレ「デザイン トークス+(プラス)」は「ライブラリー」特集。津島市出身のブックディレクター・幅允孝さんが出演されていました。「本を届けること」への熱い想いを穏やかに語っておられて、とても素敵でした。見逃した方は12月11日(水)午前10時25分から再放送されるようなので、こちらを是非。番組で紹介されていた國學院大學のライブラリー「みちのきち」については、『みちのきち私の一冊』に、幅さんのこれまでの仕事については『本の声を聴け ブックディレクター幅允孝の仕事』に詳しいので、番組を観て興味を持たれた方は「ふじいろ文庫」を覗いて頂ければ、と思います。「ふじいろ文庫」もアップデートしなくては・・・と思いつつ、なかなか着手できていません。アイデアはいっぱい浮かぶのですが・・・ね?頭が3つ、腕が6本欲しい~、と日々熱望しています。

 12月といえば、いよいよJリーグも大詰め(この「図書館だより」を書いている6日の時点ではまだ優勝が決まっていません)。7日(土)横浜F・マリノス対FC東京の直接対決、サッカーファンの一人として歴史に残る名勝負を期待しています。ちなみに、私が応援する名古屋グランパスは“ほぼほぼ残留決定”というビミョーな順位・・・来年こそは優勝争いの話題を「図書館だより」でも書きたい!いや、書かせてくれ!!

 そんなグランパスがJ1初優勝を果たしたのは2010年のこと。この人なくして優勝はなかった、最大の功労者・田中マルクス闘莉王選手が12月1日に現役引退を発表しました。「一瞬、一秒も手を抜くことなく、全力で気合いを入れてやってきた。」という会見の言葉に私自身グッときてしまいました。闘莉王選手、大好きです。これからもずっと応援しています。本当に有難うございました。

 

2019年12月01日(日)

 何と!早くも12月です。つい先日まで蔵書点検をしていたように思いますが、2019年も残すところはあと1ヶ月となりました。

 というわけで、先週の金曜日11月29日にコーナー7は「12月の本」となりました。「12月の本」では、いかにも12月と呼べそうな「クリスマス」の本や「正月準備」の本、「忠臣蔵」の本をはじめ、「紙」の本、「宇宙」の本などを紹介しています。

 私のイチオシは「ノーベル賞」の本。12月10日の授賞式で話題となるかなぁと思い、取り上げてみました。今年のノーベル文学賞を授賞したオルガ・トカチュルク、ピーター・ハントケの作品や、過去にノーベル賞を授賞した方々の本も紹介しています。また、ここ数年私が個人的に気に入っている平凡社の「STANDARD BOOKS」シリーズの本も並べることができました。オシャレなブックデザインに是非ご注目を!

 ちなみに、津島市立図書館では今年ノーベル化学賞を授賞した吉野彰さんの著作を1冊だけ所蔵しています。『リチウムイオン電池物語 日本の技術が世界でブレイク』。2004年―、今から15年ほど前に出版された本ですが、吉野先生の先見性に驚かされる1冊です。もちろん、コーナー7にも並べました!皆さん、早い者勝ちですよ~。他に、吉野彰先生が化学に興味を持つきっかけとなったと語られて話題となった『ロウソクの科学』も紹介しています。

 さて私事ではありますが、先週の半ば頃から少し体調を崩してしまいまして、この1週間は「やわやわ」と働いています。おそらく、近日中に快復するかと思いますので、来週は「バリバリ」と・・・は難しいかもしれませんが、「キビキビ」と仕事を進めていこうと思っています。さぁ、頑張ろー!

 

2019年11月24日(日)

 1週間のご無沙汰です。無事に蔵書点検は終了し、昨日から津島市立図書館は通常通り開館しております。昨日はリサイクル初日ということもあり、多くの利用者の方にお越し頂きました。ほんの2週間足らずのお休みだったとはいえ、よく来館される利用者の方の顔を見掛けると「懐かしい」と思ってしまいます。また、職員以外の方が図書館内を歩いているのを見ると、ようやく日常が戻ってきたと実感します。「休館ボケ」とならないように気を引き締めて業務にあたらなくては、と思っています。

 さて、そんな特別整理休館の期間中、サッカーでは日本代表が14日(木)と19日(火)、来年の東京五輪世代にあたるU―22代表が17日(日)に試合を行ないました。2週間足らずの間に3試合。ちょっと厳しいスケジュールでしたが、もちろん3試合とも観ました。

 結果は1勝2敗。うーん、最も重要な2022年カタールW杯2次予選キルギス戦できっちり勝ったのは素晴らしいことですが・・・親善試合のベネズエラ戦はともかく、一番楽しみにしていたU―22代表のコロンビア戦が0-2で良いところなく負けるとは!私の期待が高すぎたのか?・・・蔵書点検の疲れも相まってガックリしてしまいました。しかし、堂安選手、久保選手、板倉選手あたりの恐らく来年の東京五輪で主力となる選手が揃って試合をするのは初めて。今後に期待しましょう!・・・といっても、東京五輪まで気付けば1年切っているんだよなぁ~。CB冨安選手の復帰が待ち遠しいです。さて、この話どれだけの人に伝わるでしょうか?これでも抑えたくらいですが・・・。

 

2019年11月10日(日)

 昨日、11月9日までは「読書週間」でしたね。みなさん、今年の秋はどんな本に出会えましたか?

 私は、先月末「円頓寺 本のさんぽみち」へ出掛けてきました。ここ数年同じような本ばかり読んでいる気がするので、なるべく色々な本と出会うべく、本にまつわるイベントが近くで開催されると聞くと、可能なかぎりは足を運ぶようにしています。ま、そんな義務感だけではなく、秋晴れの空の下「面白そうな本はないかな~」とお店を覗くのはとても楽しいもの。「フリマ形式」というのでしょうかね?会ったばかりのお店の方とお喋りをしたり(私、人見知りしないタイプなので)、手作りのPOPや値札を眺めたり・・・と、こういう「市」は昔から大好きです。

 この日も、お店の方と「これ、めっちゃお値打ちですねー」、「いやぁー、こういうイベントでは高い値付けはしないようにしているんですよ」などと喋っていると、「この前の岐阜にも来て頂きましたよね?」と声を掛けられました・・・何と、3店舗で。行ってないですよ、岐阜!・・・9月14日・15日「美殿町本通り」、とても行きたかったのですが、この日の予想最高気温は34度・・・泣く泣く断念しました。どうやら私によく似た人が同じような傾向の本を探している、もしくは私の怨念が岐阜を漂っていたようです。

 ところで、先週の「図書館だより」に書いた冬物の靴下、まだ見つかっていません。遠方に住む友人が「“去年と同じ服着ていたら 去年と同じ僕がいた”だよ」という謎のメールを送ってくれました。サカナクションの「ナイトフィッシングイズグッド」の歌詞です。“去年と同じ靴下履いていたら 去年と同じ場所しか行けない”ってことでしょうか?・・・というわけで、私は去年とは別の場所へ行きたいので、新しい靴下を買いに行くことにしました。靴、ではなくて靴下、というあたりが、少しお値打ちかもしれません。

さて、明日から蔵書点検に伴う特別整理休館です。ワンワン(11月11日)からニャンニャン(22日)まで(←このフレーズを思いついてから、ずっとカウンターで使いたかったのですが、さすがにムリでした!)、図書館利用者の方とは暫しのお別れとなります。23日(土)に美しく整った書架にて、リサイクルの本をご用意してお待ちしております。

 

2019年11月03日(日)

 ここのところ朝晩冷え込むようになり、個人的にとても焦っています・・・何故なら、去年の冬の終わりに冬物の靴下をどこに収納したのかが全く思い出せないのです。衣装ケース(袋だったかも?)にまとめ、どこかの引き出しか収納扉に入れたはず、という曖昧な記憶しか残っていません。こう見えても、記憶力にはわりと自信があったのに・・・。年取ったのかね、私?ま、それはともかく、風邪を引くわけにはいかないので、ひとまず近所の「あ〇のれん」で温かい靴下を数点購入して、それを家で履いているのですが・・・あんなに大量にあったはずの温かい靴下はどこへ??部屋を大捜索しなくてはいけません。困ったなぁ、忙しいのにぃ~。ちなみに、加湿器もそろそろ出そうとしたら見つかりませんでしたが、こちらはカビが生えかけていたので、去年の冬の終わりに捨てたことをちゃんと思い出しました。新しく買わなくてはいけませんね。

 さて、そんなしょうもない話は置いといて・・・先週の木曜日、10月31日にコーナー7は「11月の本」となりました。「11月の本」では、「将棋の日」や「イヌの日」、「古典の日」などの11月の記念日にまつわる本や、そろそろ恋しくなる「鍋」の本などを紹介しています。ところで、昨年は「11月の本」はお休みしていたのですが、覚えている方はみえますか?担当の私も完全に忘れていたのですが、昨年はこの時期にコーナーの引っ越し作業をしていたので、コーナー7は1ヶ月お休みしていたのです。もう3年くらい今の場所でやっているような気すらしていたのですが、引っ越してまだ1年だったのですね。

 もう一つ、コーナーの告知を。10月30日にコーナー6「追悼・緒方貞子さん」を出しました。穏やかな語り口と、常に現場第一を掲げた姿勢で素晴らしい仕事をした「日本人女性の大先輩」への尊敬を込めて、わずか10冊程ではありますが追悼コーナーを作成しました。覗いて頂ければ有難いことです。ちなみに、大河ドラマ「いだてん」でリリー・フランキーさんが演じておられた緒方竹虎氏(田畑のまーちゃんの上司)は緒方貞子さんのご主人のお父様、つまりお舅さんとなるそうです。「いだてん」ファンとしては、ちょっと親近感が湧く話です。

 あと、28日(月)(伊)さんが書かれていた「図書館だより」を読んで思い出したのですが、名古屋市鶴舞中央図書館が発行しているフリーペーパー「司書の顔が(うっすら)見えるマガジン」の「司書=めがね」と題した特集は、図書館職員のめがねに対するこだわりコメントもゆるく掲載されていて、とても面白かったです。館内での配布は終了しているそうですが(私は持っているけどね!)、「名古屋市図書館」のHPから読むことができます。「郷土資料って何?」と題された特集も「わかりやすく伝えること」の大切さを考えさせられる内容で参考になりました。ちなみに、鶴舞中央図書館では図書館司書のめがね着用率は66%とのこと。さて、津島市立図書館は何%でしょう??

 

2019年10月27日(日)

 
 ラグビーW杯の話題にすっぽりと埋もれてしまいましたが、今月はサッカーの方でも2022年カタールW杯2次予選が2試合がありました。結果はどちらも快勝!公式戦で求められるのは内容よりも、当然ながら結果です。無事に勝ち点6を積み重ねることができ、本当に良かったです。

 さて、日本のベスト8進出もあってラグビー盛り上がっていますね。サッカーファンの私としては、ラグビーとサッカーの違いがやはり気になるところ。

 新聞やニュースで知ったのですが、一番驚いたのは客席をホーム・アウェーで分けないこと。どちらのチームを応援するかで観客同士が喧嘩する心配がない、とはさすが紳士のスポーツ。また、観客のブーイングがないというのもサッカーではあり得ないこと。ブーイングも愛情、というのがサッカー(野球も?)ファンの間では共通認識といえるでしょう。

 ま、この辺りの話は突き詰めるとサッカー、ラグビーの母国・英国の階級社会、歴史、そして地域文化にまつわる長ーーい話になるので、今回はやめときましょう。この辺りの話題については、昔マニアックに調べていたことがあるので、いくらでも語れるのですが・・・。ちなみによく知られた話ですが、英国ではサッカー好きはラグビー好きを「お高くとまった連中」なんて言ったりしますね。

 他に気になっているのが、代表ユニフォーム。イングランドは白、アイルランドは緑、ウェールズは赤、スコットランドは紺、フランスはブルー・・・、とサッカーとラグビーの代表ユニフォームは同じ色(ナショナルカラーなので)でデザインもほぼ同じ。しかし、なぜ日本はサッカーとラグビーでユニフォームが全く違うのか・・・?今度、ヒマな時に調べてみようと思っています。

 こんな話を書いていたら、やはりサッカー観に行きたくなりますねー。グランパス、全然勝てていませんが・・・。

 

2019年10月20日(日)

 今を遡ること1ヶ月ほど前、豊田市美術館へ「クリムト展―ウィーンと日本1900―」を観に行ってきました(10月14日に終了しています)。

 平日だったにもかかわらず、最寄り駅の豊田市駅から豊田市美術館へ向かう道を多くの人が歩いていてビックリしました(駅から美術館までは徒歩15分ほどの距離なのですが、誰も見かけないことが殆ど)。美術館内も当然ながらかなりの人混み。人気と聞いてはいたのですが、これ程とは!・・・15万人超えは半端ないのですね。

 とはいえ、私が出掛けたのは平日だったので、少し待てば最前列でじっくりと作品を鑑賞することができました。展覧会ポスターでもお馴染みの色っぽい「ユディットⅠ」や、「ヌーダ・ヴェリタス(裸の真実)」、「女の三世代」も見事だったのですが、個人的にはクリムト自身の姪っ子を描いた「ヘレーネ・クリムトの肖像」が心に残りました。

 ちなみに、このクリムトは生涯独身だったにもかかわらず、子どもが14人(諸説あり)いた「モテモテ人生」を送ったことでも知られており、某BS美術番組では「ウィーンのドン・ファン」と紹介されていました。しかし、自らがデザインしたスモックみたいな仕事着を着て、ネコを抱っこしているクリムトの写真を見ると・・・まぁ、人間って顔でモテるわけじゃないんだ、と改めて気付かされます(笑)。気になる方は「クリムト 写真」などのキーワードで、画像を検索してみて下さいね。
 

 

2019年10月13日(日)

 
 この「図書館だより」を書いている時点(11日金曜日)では、まだ分からないのですが、昨日12日には私たちが住む東海地方にも台風19号が接近、もしくは上陸する見込みとなっています。大きな被害が出ないことを心より祈っております。

 さて先日、2018年度、2019年度のノーベル文学賞が発表されました。そう、今年は2年分、つまり受賞者は二人いるのです。ご存知のとおり、毎回ノーベル文学賞候補と挙げられる村上春樹さん、ではなくポーランドのオルガ・トカルチュクさんと、オーストリアのペーター・ハントケさんの受賞が決定しました。

 遡ること、発表の数日前。今年は二人だし、いよいよ村上春樹さん受賞!?・・・と考えた私。出勤シフト表を確認すると、ノーベル文学賞発表翌日は出勤日なので、コーナー作成も問題ナシ。ラッキー!・・・というわけで、カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞した際に作成した展示原稿を読み返したり、分室所蔵となっている村上春樹作品をチェックしたり・・・と、特設コーナー作成に向けてほんの少しだけ準備を進めていました。ま、ほんの少しだけ、だからいいのですけれどね・・・。ちなみに、私の村上春樹ベストはデビュー作『風の歌を聴け』。中学生の頃、親友のお兄さんに文庫本を借りて読んだ一冊です。

 色々な考え方があるかと思いますが、賞を受賞したからエライ、とか立派ということは全くない、と私は考えています。ただ、本が売れないご時世です。良いニュースが大きく取り上げられ、書店さん、そしてもちろん図書館に足を運んで下さる方が増えればなぁ、と思っています。というわけで、来年はいかに?予習をしっかりして、吉報を待っております。

 

2019年10月06日(日)

 先週の水曜日、10月2日にコーナー9「手のしごと。」がスタートしました。前コーナー「津島市立図書館→日本一周」のポスターに“今年の夏は「本」で日本一周の旅に出掛けてみませんか?”と書いてしまったので、お彼岸前にはコーナー替え!・・・と目論んでいたのですが、残念ながら10月に入ってからのコーナー替えとなってしまいました。無念!・・・ただ、ここのところ連日気温30度越えの暑さとなっているので、ギリギリ残暑でセーフだったかな、とも思います。く、苦しいか!?

 さてコーナーの中身ですが、ずばりそのまま「手」の仕事にまつわる本を集めています。「手」の仕事に就いている人=職人さんが主役の小説や読み物や、「手」を使う作業=書道や盆栽、手話などが題材の本を紹介しています。どんな本が並んでいるのかは書架や図書館ホームページをご覧頂ければ・・・と思いますが、どの本も気楽に楽しんで頂ける本ばかりですので、手に取って頂ければ嬉しいかぎりです。

 少しだけコーナー作成の舞台裏をお話すると、コーナー冒頭に掲げたエピグラフ、柳宗悦さんの文章が全てのはじまりでした。何というか・・・この一文にすっかりやられてしまったのです。その後は、じっと手を見る日々。この手はいったい何ができるのか・・・、ずっとそんなことを考えながら展示の構成を考え、集本リストを作成しました。手の仕事にまつわる動詞から本を紹介する、というアイデアは意外にもあっさり浮かんだのですが、どんな本を紹介するかであれこれ迷ってしまい、コーナー完成まで時間がかかった、というわけです。いつもながらの難産の末に生まれた「手のしごと。」。うんうん唸りながらも、実は楽しんでコーナー作成していました。過去のコーナーの中でも、個人的にはわりと気に入っています。

 ここからは余談です。今年の冬に展開していたコーナーのタイトルが「手と手をつなぐ。」でしたが、私はいわゆる「手フェチ」では全くありません、ハイ。手というパーツに対して、個人的な思い入れは全くなく、人の手を見ても「この人、爪伸びてるなー」くらいしか思いません。むしろ、足を使うスポーツが大好きなので、「足のしごと(笑)。」というタイトルでミニコーナーの規模だったらコーナーが作れるな、と思っています。

 

2019年09月29日(日)

 まだ9月なのですが・・・曜日とスケジュールの都合もありまして、コーナー7は「10月の本」となりました。

 「10月の本」では、「塾の日」や「缶詰の日」、「古書の日」等々、10月の記念日にちなんだ本を紹介しています。また、1964年10月10日に東京オリンピック開会式が行われたということで「オリンピックの本」も出してみました。来年「東京2020」に向けての予習も兼ねて、手に取って頂ければ幸いです。

 ちなみに、個人的なオススメは「図鑑」の本です。ここ数年「〇〇図鑑」と題した本が数多く出版されており、今月のコーナーで紹介させて頂きました。『女子のための「手に職」図鑑』、『嫌いになれない害虫図鑑』、『世界で一番美しい包丁の図鑑』、『10年後の仕事図鑑』・・・と本のタイトルを眺めるだけでも楽しめるかと思いますので、気楽に覗いて頂ければ、と思っております。

 最初に書くべきでしたが、先月の「9月の本」は多くの方にご利用頂きまして有難うございました。統計を取っているわけではないのですが、恐らく過去最高レベルの「貸出率」に到達できたかな、と思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 おそらく、今週中にはコーナー8「津島市立図書館➡日本一周」も模様替えできるかと思います。しばしお待ち下さいませ・・・。

 

2019年09月22日(日)

 「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉とおり、ここ数日暑さが和らいできました。和らぐ、どころではありません。はっきりいって、朝寒いっ!風邪をひかないように用心しなくてはいけません。さらに私は異常な乾燥肌なので、ハンドクリーム等の保湿剤を準備しておかなくては・・・と、秋を迎える準備をボチボチと進めています。

 秋を迎える準備といえば、現在コーナー替えの作業たけなわ、となっています。たけなわ、どころではありません。コーナー8「津島市立図書館→日本一周」には「今年の夏は本で日本一周の旅に出掛けてみませんか?」と書いてあるのです。書いたのは自分です。お彼岸だよ!秋だよ!!もう必死です、ハイ。

 そういえば、先日今年初のサンマを食べました。サンマは大好きなのですが、近年不漁が続き、我が家でも食卓に並ぶ機会が激減しています。私が子どもだった頃は、もうウンザリするくらい食卓に並んでいたのに。私が一番好きなサンマのお刺身は幻の味となってしまったようです。先日食べた冷凍の塩サンマも、私の記憶の中のサンマほど脂がのっていませんでした。ま、これはこれで美味しく頂きましたが、やはり不漁なのですね。私は野菜好きなので、よく道の駅や農産物直売所に行くのですが、サンマの永遠の友・スダチがたくさん売れ残っているのをこの前見掛けました。サンマがなければスダチは売れないよね・・・。

 この続きに、先日電車で見掛けた面白い人の話も書こうと思っていたのですが、今週はここまでにしてコーナー替えの作業の続きを頑張ることにします!!グランパス風間監督の解任についてもまたの機会に(悲)。

 

2019年09月15日(日)

 先週は暑かったですね。いったん涼しくなっていたところに、体温を越える暑さ。これは正直しんどかったです。とはいえ、見上げれば空は高く、夕方は暗くなるのが早くなりました。秋の訪れ、そして夏の終わりを感じます。夏の終わり・・・といえば、そろそろ焦らなくてはならない仕事がありましたね(笑)。

 さて、今年の夏はわりと映画を観ました。先日も「風をつかまえた少年」を観てきました。あらすじをざっくり書くと、アフリカ南部マラウイ共和国の貧しい村の少年が、学校の図書館で出会った1冊の本を元に自家製風力発電を作り、干ばつと飢えに苦しむ村を救う、というもの。「図書館」もちょっぴり絡んでいるお話です。映画には少年が通う中学校の図書室の場面もあり、外国の学校図書館を覗いているようで面白かったです。かの池上彰さんも絶賛し、2011年全国図書館協議会「夏休みの本」にも選ばれた原作『風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』、そして絵本『風をつかまえたウィリアム』は、この図書館で所蔵していますので、興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

 他には最近だと「ジョアン・ジルベルトを探して」も観ました。「ボサノバの神様」と称されるブラジルの伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追うドキュメンタリー。ブラジル中を巡ってジョアン・ジルベルトを探すのですが、何を探していて何を追っているのか、観ているうちにだんだん分からなくなり、寂しくなってくる作品でした。ボサノバはカフェでかかっているオシャレな音楽、という印象でしたが、孤独な人に寄り添う音楽なのかもしれません。

 実はこの2作品、ある人に勧められた作品で「これは自分では観ないだろうなぁ~」と思う作品でした。昔から、読む本も、観る映画も、行く場所も、全て自分が「コレ」と思うモノを迷わず選んできたのですが、ここ数年、この方法に行き詰まりを感じており、今年に入ってから信頼する人やお世話になっている人がオススメしてくれるモノを読んだり、観たり、出掛けたりしています。なかなか面白いモノに出会えて楽しいです、ふふ。

 そういえば、先週の図書館だよりに書いた『「ジェッ●ストリーム」ノック式0.38mmの替芯』の貰い手が名乗りをあげてくれました。有難い~。どうぞお役立て下さい。あと、★さん、岡嶋二人さん憶えていてくれて有難うございます。いつもバタバタしているので、ここのところミステリの話をほとんどしてないですが、たまには話しましょう。あ、国名シリーズ、だいたい読んでいますよ、私。だいたい、でスイマセン、ですが。

 

2019年09月08日(日)

 あー、やってしまいました!ボールペンの替芯を買い間違えてしまいました・・・。誰か、「ジェッ●ストリーム」ノック式0.38mmの替芯、要りませんか??

 ま、それはともかくサッカー界は代表ウィークに突入し、先週木曜はパラグアイ戦が行われました。結果は見事2-0の快勝!強化試合とはいえ、強豪パラグアイ相手に無失点とは素晴らしい。久保選手の代表最年少ゴールはお預けとなりましたが、流れの中からの2ゴールはとても良かったです。次はアウェイでのミャンマー戦。2022年カタールW杯アジア2次予選、って2020年もまだまだ先なのに・・・早いなぁ。

 昔からサッカー中継はよーく観ているのですが、放送局によって違いがあってなかなか面白いです。例えば、NHKはシンプルな実況だけど、過去振り返りVTRが長く、解説は代表OG(選手だけでなく、監督、コーチも含めて)のみ。テレ朝は、実況というより応援といった感じで、ゴン中山さん&中田浩二さんの解説+芸能人のゲストも多いことが特徴。日テレは、細かな技術やベンチワークも実況、解説は元ヴェルディ=読売系・・・と、スペースの問題もあるので以下は省略しますが、TBSやフジ、テレ東、そしてWOWOWなどの有料放送にも、各局それぞれ特徴があるので比べてみると楽しめます。どこが良いということではなく、色々あって面白い、ということです、ハイ。

 さて、この日のパラグアイ戦は日テレ系で放送されていたのですが、日本代表がゴールを決めた瞬間にかかっていた曲がBlurの「Song2」でした。うーん、90年代のUK音楽シーンにハマっていた人なら泣ける選曲でしたね。スタジアムでもかかっていたのか、オンエアだけだったのかは分からないのですが。

 もう一点、おまけで先週の続きを。ミニコーナー“1+1=∞”の意味は・・・“コンビ作家”です。コンビで書かれている作家さんの作品や、コンビ作家を目指す少年たちが主人公の小説などを並べています。個人的には、30年くらい前に大ファンだった岡嶋二人さんの作品を紹介できたのが嬉しいです。あ、年齢がバレてしまいましたね。

 

2019年09月01日(日)

 今日から9月ですね。2019年も残すところ4ヶ月、あと3分の1です。ここで、「まだ」3分の1あると思うのか、「たった」3分の1しかないと思うかは、人それぞれでしょうし、人それぞれだからこそ面白いとも思えます。ちなみに私は、「まだ」派にずっと憧れている「たった」派。「まだ」と思える人が、とても羨ましいです。

 前置きが長くなってしまいましたが、9月になったので、コーナー7は「9月の本」となりました。「9月の本」では、旧暦8月15日「中秋の名月」にちなんだ「月」の本、「敬老の日」の本など、これぞ9月といえそうな本や、「バスの日」や「清掃の日」など、あまり知られていない9月の記念日にちなんだ本、そして忘れてはならない(?)「食欲の秋」の本も紹介しています。どんな本が並んでいるかは、コーナー7の棚をご覧頂ければ・・・と思います。毎月同じことを書いていますが、気軽に覗いて手に取って頂ければ、担当としてこれほど嬉しいことはありません。

 さて、今年の9月は伊勢湾台風から60年という節目にあたりますね。「9月の本」でも「防災」の本の中で、伊勢湾台風が題材となっている本を何冊か紹介しています。何もない時だからこそ、備えることができるはず・・・皆さんの「備え」のヒントとなれば、有難いことです。そういえば、伊勢湾台風を題材とした浦沢直樹さんの漫画『あさドラ!』・・・かなり前に購入しておいたのに、まだ読んでいなかったです。そろそろ読まなくては。9月といえば、消費税増税まであと1ヶ月なんですよね。今月中に、買うつもりだった本をちゃんと買っておかなくては。本も消費税上げるのかー、と思うと悲しくなるのは私だけでしょうか??本に携わる仕事に就く者の一人として、「お金」というハードルが上がってしまうことを残念に思います。

 お、書き忘れていました。今月は、カウンター横のミニコーナーも担当しています。タイトルは、“1+1=∞”。もうちょっと分かりやすいタイトルにしようかなー、とも思ったのですが、敢えてこんな不思議なタイトルにしてみました。何を意味しているか、並んでいる本で気付かれたでしょうか??ヒントは・・・「作品」ではなくて「著者」に注目すべき・・・としておきましょう。来週の「解答&解説編」に続きます(笑)。

 

2019年08月25日(日)

 先週の日曜日、徳川美術館で開催されている夏季特別展「合戦図―もののふたちの勇姿を描く」記念講座「合戦を科学する」を聴きに行ってきました。それにしても、最寄りのバス停「徳川園新出来」から徳川美術館までの暑かったこと・・・。いかんなぁ~、暑さ寒さに強いのが自慢だったのに・・・。もしかしたら、体力が落ちてきているのかもしれません。来年の東京五輪に向けて鍛えなおさなくては!

 講座の話に戻りますが、講師は今年1月に出版された『承久の乱』が話題となった東京大学史料編纂所教授・本郷和人さん。旬の人の講座ということもあり、猛暑にもかかわらず会場は超満員。自らを「講演芸人」と仰っていましたが、親しみやすい風貌と流暢な語り口で、私のような「戦国あんまり好きじゃない人(ちょっと前までやっていた戦国時代のコーナー展示を担当していたのですが)」にとっても、わかりやすく楽しい講演でした。・・・合戦中も食べていかなきゃいけないんだよね・・・とか、相当鍛錬しなきゃ弓矢なんて敵に当たらないよね・・・とか、槍で人を突くなんて難しいよね・・・とか、当時の兵たちの苦労を思い、しみじみしてしまいました。やはり平和が一番です。

 他に、8月14日放送のBSプレミアム「英雄たちの選択」の「謎の屏風が語り出す~復元推理・大坂冬の陣図屏風」で取り上げられていた「デジタル想定復元屏風」も観てきました。番組で紹介されていたとおり、こちらは色鮮やかでむっちゃ派手・・・なかなか興味深かったです。

 また、展示期間中とは知らなかったのですが「≪津島社祭礼図屏風≫伴家伝来・岡谷家寄贈」も観ることができました。屏風を見学している人達が「2年連続、台風でやれなかったんだよねー」と喋っているのが聴こえて、「おぉ、今やそっちで有名になってるのか!?」と思ってしまいました。

 そういえば、徳川美術館には「トクさん」というキャラクターがいることをご存知でしょうか?「芸術新潮2019年9月号」でも少し紹介されていましたが、 2015年には「ミュージアム・キャラクター・アワード」で見事優勝したことでも知られるキャラクターです。そのモデルは、何と徳川美術館館長にして、尾張徳川家第22代当主・徳川義崇氏ー。『葵の残葉』を一生懸命に読んだ者としては、隔世の感があります・・・。

 

 

2019年08月18日(日)

 台風が続きますね。お盆休みの日本を直撃した台風10号といい、天王祭を直撃した台風6号といい・・・今年の台風は大切な日を狙っているような・・・、奇しくも、今年は伊勢湾台風から60年目の節目の年です。大きな災いがなく、過ぎてくれることを願うばかりです。

 さて、先週の台風10号は四国・西日本をゆっくりと縦断するルートを取ったため、テレビのニュースでは一日に何度も足摺岬の映像が流れていました。足摺岬まで車で30分、高知県土佐清水市は私の父方の故郷なので、親戚がたくさん住んでいます。

 8月15日(木)の朝、テレビを点けると何度も足摺岬の映像が流れるので心配になり、土佐清水市の親戚宅に電話を掛けてみると・・・、

 「台風どう?大丈夫??」
 「うん、大丈夫よぉ~。今、台風の目に入っとうみたいやけん、静かやわ~。」
 「あ、そりゃ良かった。でも、まだ気を付けてね。」
 「いやぁ、テレビで足摺岬がいっぱい映るけんよ。あちこちから、こんな電話が掛かってくるけん、おばちゃん嬉しいわ~。」

 ・・・さすがは、かつて「台風銀座」ともよばれた高知県の人。コメントが違う!台風のプロだわ・・・。ともあれ、高知県では大きな被害がなくて本当に良かったです。

 そうそう、先週の「図書館だより」で憂いていたグランパス、勝ちましたー!やったー。11試合ぶりの勝利、しかもリーグ2連覇中の川崎フロンターレを相手に3対0です。42.819人。超満員のサポーターが駆け付けた豊田スタジアムもさぞかし盛り上がっただろうなぁ~。あー、豊田スタジアム行きたかった!!

 個人的にですが、ひそかに名駅近くにサッカー専用スタジアムを作ってほしいな、と夢見ています。サガン鳥栖のホームスタジアム「ベストアメニティスタジアム」は鳥栖駅から徒歩3分とか・・・羨ましいかぎりです!

 

2019年08月11日(日)

 んー、ここのところ辛いです・・・気付けば、名古屋グランパスが10戦連続で勝てていません!!先週日曜、8月4日のアウェイでの浦和レッズ戦(@埼玉スタジアム)では終了間際、後半ロスタイムに失点してしまい、引き分け。あとちょっとだったのに、もったいない・・・。開幕3連勝を飾り、さらに11節まではたった2敗しかせずに好調をキープしていたのに、いつの間にか10試合勝利なしの暗い暗いトンネルに入ってしまいました・・・。うーん、これは何とかしなくては!

 さて、先日新聞を読んでいると「目は臆病、手は鬼」という面白い言葉を目にしました。東北・三陸地方に伝わる言い回しで、記事を引用すると・・・目の前には収穫したばかりの梅や牡蠣。へたを取ったり、殻をむいたり、膨大な手作業が待つ―。そんな時に「目は臆病、手は鬼」。見た目は大変そう。でも、手だけを動かせば、いつの間にか仕事は片付いている。・・・さらに記事の続きには・・・東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で、手編みのセーターなどを作る「気仙沼ニッティング」で働く女性たちも「自分もあんなにきれいに編めるだろうか」と心がひるんでしまう時に、この言葉を言い聞かせ、完成間近になると「自分の気持ちはともかく、手はちゃんと仕事をしてくれたなぁ」と思う・・・と書かれていました。

 うーん、この話はサッカーだと「足は鬼」と言えそうですね。とにかく、1つ1つのプレーに集中する事が何より大切。(この「図書館だより」を書いている時点ではまだ結果は出ていませんが)、8月10日(土)はホーム・豊田スタジアムで風間監督の“古巣”川崎フロンターレ戦です。J1連覇中の川崎フロンターレですが、何とか勝利してトンネルを脱出してもらいたいもの!夏休み中の子ども達も沢山応援に駆け付けるでしょうし、そろそろサポーターとしては勝利を喜びたいところです。私は出勤日なので豊田スタジアムには行けませんが、津島から応援しています。ガンバレ-!

 ・・・「目は臆病、手は鬼」ねぇ。ここのところ、足の傷が治らなかったりで、めっきり弱っていますが、私もそろそろ手を動かさなくては・・・。

 

2019年08月04日(日)

 先週の「図書館だより」でも心配していたのですが、2年連続で台風直撃の天王祭となってしまいましたね。果敢にも“カッパ着用+長靴”のスタイルで、7月27日(土)宵祭を見物した知人の話によると「長靴もぐちゃぐちゃになるくらいの凄い雨だったけど、観に来ている人はまぁまぁいたし、浴衣の人もいたよ(嘘でしょ!)。赤い提灯が下の方にあってその上に棒が立っている・・・みたいな船だった。テキヤさんも子どももいないから、静かで厳か~な空気だったよ。珍しいモノ観た、ってカンジ」だったそうです。あくまで知人の私見ですが、臨場感が伝わる面白い感想だったので書いてみました。それにしても・・・来年こそは好天に恵まれますように。

 台風一過の28日、東海地方がようやく梅雨明けを迎えました。昨年より19日、平年より7日遅い梅雨明け、とのこと。梅雨明け後に突然やって来た猛暑に、夏に強い私でもやはり暑い・・・というわけで、7月31日(水)からコーナー7「8月の本」がスタートしています。

 「8月の本」では、8月11日「山の日」にちなんだ「山」の本、秋に日本で開催されるラグビーW杯で注目を集めている8月24日「ラグビーの日」にちなんだ「ラグビー」の本、有人深海潜水艦「しんかい6500」が8月11日に最大潜航深度を記録したことにちなんだ「深海」の本、等々を紹介しています。また、「8月の本」では「平和を考える」本を毎年欠かさず取り上げていますので、こちらもどうぞ宜しくお願い致します。コーナー7・8・9では、「中学生が読んでも理解できる本」を基準に集本リストを作成しています。どの本も気軽に手に取って頂ければ、嬉しいかぎりです。

 私の個人的な「8月」の思い出を少しだけ。子どもの頃の私にとって「8月」といえば、おじいちゃん、おばあちゃん家に行くのが楽しみな特別な月でした。父の田舎が高知県の端っこ・土佐清水市、母の田舎が石川県白山市(平成の市町村合併前は「鳥越村」といいました)・・・どちらも物凄い田舎です。遠方なので、お盆の長い休みでもなければ帰省できません。祖父母や親戚、そして従兄妹たちと久しぶりに会って、楽しい時間を過ごすのは、子どもの頃の私にとって「8月」の楽しみでした。

 先週の土曜日、7月27日のテレビ朝日系「人生の楽園」に、母の田舎の隣の隣の隣の集落、白山市左礫(ひだりつぶて)町のお蕎麦屋さんが出演されていました。番組を録画して母とじっくり観たのですが、初夏の白山市の美しい景色、そして山里の長閑な暮らしが詳しく紹介されていて、とても良かったです。大人になると皆忙しくなってしまい、最近はお盆に帰省していないのですが、清涼な空気がTVの画面から伝わってきて、94歳になる祖母の顔を見がてら、夏の白山市に行きたくなってしまいました。冬になると2mの雪が積もる豪雪地帯であり、近年は過疎化が著しく進んでいますが、私にとって大切なルーツです。美しい映像を観ていると、ちょっぴり誇らしい気分になりました。

 

2019年07月28日(日)

 昨日7月27日(土)は、天王祭開催にともなう臨時休館日でした。昨年の天王祭は、台風のため宵祭は中止、朝祭は2隻のみの簡素な形態での斎行となりました。この「図書館だより」を書いている現在では分からないのですが、今年の天王祭が無事に行われていることを津島市民の一人として切に願っております・・・と、ここまで書いたのは24日(水)のこと。25日(木)朝起きて天気予報を見ると、週末に台風が東海地方へ接近・・・ん?これはもしや!・・・自然の猛威には勝てませんが、2年連続の台風となってしまうのでしょうか・・・?心配です。

 さて、尾張津島天王祭といえば織田信長が見物したことで知られていますが、先月上旬にその信長に会ってきました。あ、当たり前ですが、本人ではありません。豊田市美術館で開催されていた「修復記念特別公開・よみがえる織田信長像」展で「重要文化財 紙本着色織田信長像」を観てきた、ということです。

 「紙本着色(しほんちゃくしょく、と読むそうです)織田信長像」と書くと何だか分かりにくいのですが、一言でいうと「教科書とかでよく見る織田信長」が描かれている掛け軸のこと。その日は、豊田市美術館方面に幾つか用事があったため、ついでに寄って観ておくか・・・というノリだったのですが、「教科書にも載っている有名な絵」というのは、やはりグッときますね。想像していたよりも小さなサイズの掛け軸だったことに少し驚きましたが、修復を終えたばかりだということもあり、赤い肌着と緑色の肩衣の色合いが美しく、「良いものを観ることができた」と心から思いました。

 この豊田市美術館、現在は「クリムト展 ウィーンと日本1900」が開催されていますね。「信長像」を観た日に美術館で前売り券を購入しておいたので、今から観に行くのが楽しみです。そうそう、豊田市美術館といえばオススメしたいのが美術館内のレストラン「味遊是(ミュゼ)」。何と、かの某有名グルメガイドで一つ星を獲得したことでも知られる名店「壺中天」が監修しているのです!名古屋市東区の「壺中天」は手が届かなくても、豊田市美術館「味遊是」なら1000円台でランチを美味しく頂くことができますよ~。こちらは、アートに興味のない方にも楽しんで頂けるかと思いますので、豊田方面にお出掛けの際は足を運んでみてはいかがでしょうか。ただし、当然ながら大人気ですので、行列を覚悟してお出掛け下さい。

 最後に、先週の「図書館だより」で書いたコーナー9「津島市立図書館→日本一周」、多くの方にご利用頂きまして、有難うございます。書架に空白が目立ってしまい、少々心苦しく思っております。今回のコーナーで皆さんにオススメしたいのは、ブックリストを片手に本を探して頂いてから読んで頂くこと。「読書」に「日本一周旅行」をプラスする楽しさを感じて頂ければ・・・と密かにカウンターで思っています。

 

2019年07月21日(日)

 今年の梅雨は長いですねぇ。陽射しが強いと皮膚が炎症を起こしてしまう私でも、太陽が恋しくなってきました。バリバリに乾くまで洗濯したいなぁ、とか、今年の春にアウトレットモールで買った夏のサンダルがなかなか履けなくて残念だなぁ・・・とか、思っています。朝晩涼しくて、よく眠れるのですから贅沢を言ってはいけませんね。

 さて、先週木曜日7月18日に、コーナー6「追悼・田辺聖子さん」、そして、コーナー9「ゴクゴク、センゴク。」が終了し、コーナー8「津島市立図書館→日本一周」がスタートしました。当初の構想としては“真夏の企画”だったのですが、うーん・・・残念ながらまだ梅雨ですね・・・。

 「日本一周」とコーナー名にあることから想像がつくかもしれませんが、今回は47都道府県それぞれが舞台となっている本を各県3冊ずつ紹介しています。書架に並んでいる本を見ただけでは、何県の本かが分からない!・・・のが当然かと思いますで、今回はブックリストもご用意しました。「日本一周」の旅のガイドブックとしてお役に立てば、と思います。ブックリストは、どうぞご自由にお持ち下さい。

 少しだけ裏話も。コーナー8・9では概ね150冊~180冊の本が紹介できるテーマを設定して展開しています。今回は、ふと47×3冊(4冊にするか、実はかなり迷いまいた)なら、ちょうどいいぐらいの冊数になるのではないか?・・・と思い、企画したのですが・・・北から順番にブックリストを作成している途中、秋田県辺りで早くも道に迷ってしまいました。うぅ、意外と本が少ない・・・北海道、東京、愛知、大阪、京都、沖縄などの本がたくさんあるのですが、3冊探すのが大変!・・・という県も幾つかありました。作家さん、狙い目の県はここですよー、と声を掛けたいくらいです。

 皆さんにとって縁のある県や、思い出のある県の本も並んでいるかと思いますので、気軽に手に取って頂ければ嬉しいかぎりです。最後に残った問題はひとつ・・・うーん、旅に行きたくなってしまった・・・というもの(笑)。今回のコーナーを作る途中で、それぞれの県に良いところがある、と気付いてしまったのです。秋になったら、どこ行こうかなぁ~、と梅雨明けもまだなのに考えてしまう毎日です。

 

2019年07月14日(日)

 7月も早くも半ばですね。早い、早すぎる、くらいです。そろそろ焦らなくてはいけない仕事もあるため、なかなか慌ただしい梅雨の終わり(と思われる?)の日々を過ごしています。

 さて、7月といえば連続テレビドラマの改編期ですね。毎週楽しく観ている大河ドラマ「いだてん」も6月30日から、阿部サダヲさん演じる田畑政治が主役の第2部に突入しました。しかし、この「いだてん」・・・ご存知の方も多いかと思いますが、視聴率は低迷しています。うーん、なぜ?・・・こんなに面白いのに!!

 あちこちで耳にするのが「わかりにくい」という感想。戦国でも幕末でもなく、近現代が舞台となっているので馴染みがない、信長や龍馬などの有名人が出てこない、知らない人ばかりだから観ない、というもの。そして「1回見逃すと、話についていけなくなる」という声。うーん、クドカンらしい練りに練った脚本(時間が飛ぶ、語り手やドラマの舞台が自在に切り替わる)、そして、ずーっと喋っている田畑政治=阿部サダヲさんや、見事に長距離ランナーの体型に変身して第1部を走り抜けた金栗四三=中村勘九郎さんをはじめとする俳優さんたちの熱演・・・私は「いだてん」は大河ドラマ史上に残る傑作だと思います。しかし、先日の新聞に「NHKにとって大河ドラマの視聴率が低迷するのは、ト●タにとってプ●ウスが売れないことと同じ」とあり、それは確かにマズイかも・・・と思いました。というわけで、「いだてん」を応援したいと思います。

 クドカン、こと宮藤官九郎さんの書くドラマは「木更津キャッツアイ」の頃から好きでよく観ています。「あまちゃん」も観ていたし、「おやすみ日本 眠いいね!」も欠かさず録画しています。エッセイもわりと読んでいます。まぁまぁのファンである私から観ると「いだてん」はクドカンが生んだ傑作です。

 ところで、「いだてん」といえば、5月に大須演芸場で行われた奥山景布子先生・主催「『圓朝』出版記念落語会」で素晴らしい落語を聴かせて下さった古今亭菊之丞さんが、少し前の回(古今亭志ん生が真打ちに昇進する回)に金原亭馬生役でちらりと出演されていましたね。おぉ、この前見たばかりの方!・・・とテレビの前で大喜びしてしまいました。古今亭菊之丞さんは、実は「いだてん」の落語指導も担当されています(さらに!出版記念落語会でも話されていましたが、菊之丞さんは志ん生の孫弟子にあたります)。

 先日の会見で阿部サダヲさんも「もう一軒家って、そんなにないでしょう。そろそろ、(視聴者が)帰ってくると思いますよ」と話されていましたね(笑)。幸いにして、第2部は始まったばかり。「いだてん」、今からでも十分に間に合います。是非ご覧下さい。面白いですよ~。

 

2019年07月07日(日)

 今日は七夕ですね。そして、昨日は図書館の「たなばた会」でした。参加してくださった皆さん、楽しんで頂けたでしょうか?「たなばたリース」は上手にできたかな?先日、新聞を読んでいると、大型紙芝居『たなばたものがたり』にも登場するカササギ(「鵲」と書くんですね)が出てくる歌が掲載されていました。

  「鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける」(大伴家持・小倉百人一首006)

 「霜」とあるため、当然ながら冬の歌となりますが・・・七夕にちなんで、という事で引用してみました。

 ここからは、七夕とは全く関係のない話となります。先週、今池の映画館で「ニューヨーク公共図書館-エクス・リブリス-」というドキュメンタリー映画を観てきました。東京(岩波ホール)で上映された時は連日満席だったと聞いていたため、早めに到着していたのですが、この蒸し暑さにかかわらず開館前に映画館の前には行列が出来ていました。

 今池の映画館・名古屋シネマテークは「歴史あるミニシアター」ということで、空調があまり効いていないことと(映画館スタッフの皆さんの気配りは素晴らしかったです!映画館のファンになりました)、予想通りの満席(+補助席まで出ていました)で観客の熱気のために館内は蒸し暑く、さらに3時間25分の上映時間!!また、登場する人物や場面の説明がほとんどないため「この人誰?(➡あとでパンフレットを確認したところ、エルヴィス・コステロや、パティ・スミスでした)」と思うことが多々あるため、集中して観るのはなかなか大変でしたが、面白く、かつ勉強になりました。

 アメリカと日本では事情が違うため、単純に比較することは勿論出来ません。特に、アメリカはデジタル化が進んでいるため「書庫」や「資料の保存」に対する考え方も、現在の日本とは大きく異なるかと思います。しかし「これも図書館の仕事なの!?」と思われるような仕事(就職説明会やネット環境のない人への機器の貸出、高齢者住民のダンス教室などなど)が紹介されていて、大変興味深かったです。“世界一の図書館=世界一敷居の低い図書館”なのだと、あらためて考えさせられました。

 

2019年06月30日(日)

 雨が続きますね。自宅のフローリングも湿気を帯びているため、スリッパを履いて歩くと、ペタペタと足音がします・・・自分がペンギンになったみたいで面白くて、梅雨の真ん中にいるんだなぁ、と思いました。とはいえ、外へ出掛けるのが大好きな私としては、やはり晴天が恋しいです。

 と、梅雨の話から入ってしまいましたが、先週の金曜6月28日にコーナー7「7月の本」を出しました。まだ6月なのに・・・と突っ込まれそうですが、月末6月30日が日曜日にあたるため、少し早めのコーナー替えをさせて頂きました。土・日曜日の図書館は、やはり忙しいので・・・ご容赦下さい。

 「7月の本」では、「冷たいオヤツの本」、「ゆかたの本」、「夏休みの本」など、夏の到来を感じて頂けそうな本をはじめ、7月23日「ふみの日」にちなんだ「手紙の本」などを並べています。今月の変わり種としては、1年のちょうど半分7月2日にちなんだ「半分の本」。「半分」にちなんだ本って何?・・・と思われた方、コーナー7の書棚をご確認頂ければ幸いです。

 少し懐かしい『サラダ記念日』にちなんだ「サラダの本」で紹介している『わたくしたちのサラダ記念日』には、懐かしい思い出があります。この本は『サラダ記念日』が出版され大ヒットした頃に、一般の方たちの公募作品から選ばれた短歌が掲載されている本なのですが、実は私の大叔母の作品が掲載されているのです。親戚一の美人、かつ才媛といわれた、今は亡き大叔母を偲んでこっそり並べてみました。ふふふ。

 一つ補足を。7月9日「鴎外忌」にちなんだ「森鴎外の本」についてですが、森鴎外?森鷗外じゃないの??・・・と思われた方がいるかもしれません。本来の字は「鷗」であり、その異字体(略字)が「鴎」なのですが、「文京区立森鴎外記念館」では「鴎外」となっていたため、今回は「鴎」とさせて頂きました。悪しからず。

 「森鴎外」繋がりの話といえば、先日「没後100年・岡崎が生んだ天才・村山槐多(かいた)展」を観るために、おかざき世界子ども美術博物館まで出掛けてきました。先週のNHK・Eテレ「日曜美術館」でも特集されていましたが、とても素晴らしかったです。最寄り駅からタクシーに乗るしかないという交通アクセスの悪さには泣かされましたが、22歳の若さでこの世を去った画家の思いが伝わり、胸が熱くなりました。で、この話のどこが「森鴎外」繋がりかというと、村山槐多の父は森鴎外の家で家庭教師をしており、母はお手伝いさん。村山槐多の両親を引き合わせたキューピットが森鴎外であり、さらに「槐多」と命名したのも森鴎外なのです。ほら、繋がったでしょ?出掛けた先でこんな偶然に出会えるのは、やはり嬉しいものです。

 

2019年06月23日(日)

 ここ数か月、我が家で大流行している野菜があります。それは、クレソン。「あ、ステーキとかの横に付いてる葉っぱのことね?」と思われたあなた・・・クレソンのポテンシャルの高さが分かっていないっ!・・・と、まぁ偉そうに書いたものの、私もほんの数ヶ月前までは「ステーキの横の葉っぱ」程度の認識でした。

 しかし、ある日のこと。近隣にある産直市場D(←我が家御用達の産直。新鮮かつ、お値打ち)から帰ってきた母が「変わったモノがあったから買ってきた」と一言。
  私:「何?」
  母:「水耕栽培のクレソン、だって」
  私:「へぇー。」
  母:「見てよ、こんなに入って60円だったんだわー」

 ・・・確かに安い。「こんなに入って」の部分は想像して頂くほかないのですが、かなり大きめのビニール袋にずっしりと、いやみっちりと入っています。さて、どうやって食べようか?こんな大量のクレソンを料理したことはないので迷いましたが、とりあえず今晩の晩ごはん「しゃぶしゃぶ」の具材にしてみることに決定。実際にしゃぶしゃぶして、牛肉に巻いてみると・・・これが絶品だったのです。私はこの年齢にして、ようやく牛肉にクレソンが付いている意味が理解できました。その後、色々と試してみた結果、しゃぶしゃぶも絶品ですが、おひたしやごま和え、炒め物、そしてサラダもとても美味しかったです。もし、水耕栽培のクレソンを見かけることがありましたら、是非お試し下さい。ちなみに、渡辺淳一さんの小説『失楽園』には「鴨とクレソンの鍋」という料理が登場するそうです。美味しそう~。

 好きな食べ物は沢山ありますが、ここ数年は野菜中心の食生活を送っています。中心、どころではなく、食べているものの8割が野菜か果物かもしれません。服を買い替えるのが面倒なので、体型をキープしようとすると必然的にそうなってしまうというのもありますが、そもそも野菜が大好きなのです。これからの季節はナスやピーマン、ズッキーニなど、夏野菜をモリモリ食べるのが楽しみです。

 そういえば、「子どもの頃は好きだったのに、嫌いになってしまった」食べ物があることを、ふと思い出しました。それは、揚げ物です。天ぷら、豚カツ、エビフライ、唐揚げ、フライドポテト・・・全てダメなのですが、これは体質の問題。あれは、まだ自分の胃が元気だと信じられた頃、大晦日に「天ぷら蕎麦」の海老天ぷらを食べ過ぎて気持ち悪くなって以来、どうにも揚げ物がダメです。私は蕎麦好きなのですが、揚げ油の臭いが籠っている蕎麦屋も苦手。うぅ、情けない―。おそらく、人間が一生の間に食べることができる「揚げ物臨界」を越えてしまったのだろうな、と思います。10代の自分に声を掛けてあげたいことは特にありませんが、「今のうちに揚げ物を食べとけ!」という一言だけは、言ってやりたいです。

 

2019年06月16日(日)

 私は趣味が多い方かな、と思います。「図書館だより」に書いたことがあるものだけでも(もちろん書いてないものもありますが)、サッカー観戦、美術館通い、洋楽、旅行、ヨガ、ウォーキング、水泳・・・と、数が多い。しかも、しつこい。一度ハマったら全然やめない、ずっと好き。となると、必然的に時間がいくらあっても足りません。自分が5人位いればいいのに・・・と常々思っています。私の尊敬するみうらじゅんさんは「あの人、またやってる」と言われることが趣味であり、「まだやってんのォー」と呆れられるものが癖(へき)であるとし、濁点の有り無しはかなり意味合いが違ってくる、と近著で書かれています。うーん、さすが。深いお言葉です。

 さて、数多い趣味の中で最も長く続いている私の趣味は、やはり読書。図書館の人っぽい答えですが、本当です。私自身がまぁまぁな年齢になってきているので、ずっと読んでいる好きな作家さんも、当然ながら中堅、もしくはベテランと呼ばれるようになってきました。そして、残念ながら故人となられた方も沢山います。

 そのお一人が山崎豊子さん。うんざりするほど時間があり、眩しいほど集中力があった10代後半にハマり、以来愛読しています。山崎豊子さんの代表作の一つ『白い巨塔』が先日、再びドラマ化されました。これは見逃せません!録画してじっくりと観させて頂きました。あの財前先生がスマホを持っていたり、PET検査が登場したり、と舞台が現代になっていることには『白い巨塔』マニアの血が騒ぎましたが、財前先生が無念の死を迎える場面には、やはりグッとくるものが!ドラマを観終わった後、母と「いい財前だったねぇ~」と語り合いました。

 そして、さらに先週は田辺聖子さんが91歳で亡くなられました。当館でも「追悼・田辺聖子さん」と題した追悼コーナーを設置しました。田辺聖子さんも大好きな作家さんの一人です。うーん、寂しくなるなぁ・・・。でも今頃は、カモカのおっちゃんと久しぶりに晩酌を楽しんでおられるのでしょうかね?コーナー作成にあたって、久しぶりに田辺聖子さんの作品を確認してみると・・・映画化もされた『ジョゼと虎と魚たち』、『言い寄る』からはじまる「乃里子三部作」、そして朝ドラ「芋たこなんきん」・・・。全てが懐かしい作品ばかりです。私にとって最も心に残っているのは、2004年に発表された『残花亭日暦』。最愛の夫・カモカのおっちゃんとの別れを綴った作品で、人が人を思うとはどういうことなのかを教えてくれた本です。残念ながら追悼コーナーのスペースに限りがあるため、田辺聖子さんの全ての作品を並べることは出来ません。もっと読みたいと思われた方は、図書館職員まで、気軽にお声掛け頂けると嬉しいです。

 

2019年06月09日(日)

 今日は「ロックの日」ですね。意外だとよく言われるのですが、ロック好きでよく聴いています。先月は久しぶりにライブにも行きました。しかも2日連続。4年ぶりの単独来日ツアー(昨年サマソニに来てくれていたのですが、真夏の屋外は私が無理でした)は、最高でした。本当に良かったです。幸運なことに、サウンドチェック(リハーサルみたいなもの)の見学に当選し、直筆サイン入りのパスも頂いてしまいました。やったー、家宝にします。レコード会社の方が「ネットオークションに出さないで下さいね」と話されていましたが、いくら積まれても売りませんよっ!いわゆる神席、前から2列目と5列目で観ることができたライブについても書こうと思ったのですが、自分の筆力では無理!大切な思い出として、心の中にしまっておくことにします。

 さて、6月はサッカーの世界では代表戦の季節。先日18歳になったばかりの久保建英選手も招集されたフル代表でも、強化試合×2、そしてご招待頂いた南米選手権、アンダー世代でも、トゥーロン国際大会、U-20W杯、とサッカー好きでも全試合観るのは難しい数の試合が行われています。

 しかし皆さん、一番大切な大会を忘れていませんか??現在、4年に1度のサッカー女子W杯が開催されていますが、あまりメディアで取り上げられていないので非常に寂しく思っています。なでしこジャパン率いる高倉監督は、先日放送されたサッカー番組で、散歩と図書館に行くのが好きと話されていました。時代小説をよく借りられるそうです。うーん、親近感が湧きます・・・なでしこジャパン、歓喜の世界一から早くも8年が経ちました。王座奪還目指して頑張る「なでしこジャパン」を、みんなで応援して盛り上げましょう。