図書館だより

 

2025年06月29日(日)

東海地方はまだ「梅雨明け」の発表はないものの、猛暑が戻ってきましたね。この「図書館だより」を書いている、28日(土)の予想最高気温は35℃。本当に明けてないんですよね、梅雨?・・・と、空に向かって問いかけたいほど見事な晴天です。来週の中頃はまた雨の予報ですが、「蒸し暑い」or「むっちゃ暑い」の2択となりそうです。「梅雨寒」はもう戻ってこないですよね、たぶん。

今回は、コーナー8「戦後80年と私たち」について、少し書こうかと思います。といっても、書くべきことはホームページの紹介文に書いたので、こちらをご覧頂くのが一番かと思います。夏の高校野球で甲子園球場の選手入場を見ると戦争を思い出して涙が出てくる、と話していた祖父に届くと良いのですが。

先週の月曜日23日は沖縄慰霊の日でした。沖縄戦の終結から80年のこの日、手を合わせる人びとの多くが口にしていたのが、緊迫化する世界情勢への不安でした。私は長年のサッカーファンで、来年の北中米ワールドカップをとても楽しみにしているのですが・・・21日にアメリカがイランの核施設を空爆した、というニュースが報じられ、とても心配しています。イランは既にワールドカップ出場を決めているチームのひとつです。戦争を理由に、サッカー選手が子どもの頃からの夢を絶たれることが決してないことを願うばかりです。

現在放送中の朝の連続テレビ小説「あんぱん」でも戦争が丁寧に描かれていて、とても心に残りました。千尋が兄・嵩に「この戦争がなかったら・・・」と感情をぶつける場面は、朝ドラの歴史に残る名場面だったと思います。戦後80年のタイミングで良い作品を観ることができて、とても嬉しいです。

実は、コーナー8「戦後80年と私たち」については、もう1つお知らせすることがあるのですが、ちょっと準備が遅れているようで・・・この話の続きはたぶん来週に書けるかな、と思っています。

さて、明後日7月1日(火)から、本館は19時までの開館となります。私たち職員も、遅番にあたっている日は出勤時間が変わるので、うっかり早く出勤しないように気をつけなくては!そして、あと1日で2025年も半年が過ぎますね。早かったようにも、長かったようにも思いますが、個人的には反省点はあるものの、まぁまぁ頑張っていたのではないかな、と思います。下半期もこのまま楽しく元気に過ごせるよう、頑張ります(明るく楽しく過ごすためには自分で頑張らなくてはならない、というのがリアルなところですが・・・)。

『世界で最後の花 絵のついた寓話』ジェームズ・サーバー/作・村上春樹/訳・・・コーナーでも紹介した本ですが、ここ最近もう一度読み返してみようかな・・・と思っている本です。現在が「新しい戦前」とならないことを心から願います。
『ぼくは戦争は大きらい やなせたかしの平和への思い』やなせ たかし/著・・・絵本「アンパンマン」の作者で、朝ドラ「あんぱん」の主人公・嵩のモデルである、やなせたかしさんが自らの戦争体験を綴った本です。朝ドラとあわせてオススメの一冊です。