図書館だより :す

 

2025年01月11日(土)

昨日は今シーズン初めての積雪でした。
起きた時にはさほど積もっていなかったのに、2時間ほどの間に外が真っ白になっていて驚きました。
地元があまり雪の積もらない土地だからでしょうか、雪の日のしんと冷えた空気も、窓から眺める景色も、新しい雪を踏んで歩くことも割と好きです。
ただ、出かけることを思うと煩わしさが勝ってしまうもの(私は車通勤でない分まだ気が楽とはいえ…)。
降るならば何も用事のない日にしてほしいのですが、そう都合よくはいきませんね。
この週末は一段と冷え込むようですし、みなさま暖かくしてお過ごしください。

雪と氷にすむ生きものたち
楽しい雪の結晶観察図鑑

 

2025年01月04日(土)

あけましておめでとうございます。
津島市立図書館は本日より開館しております。
本年もよろしくお願いいたします。

みなさま年末年始はどのように過ごされましたか?
私は両親がひどい風邪をひいて寝込んでいる中帰省した結果、見事にうつってしまい、別の意味での寝正月でした。
当然甥っ子とはろくに会えず(なんとかお年玉は渡しました)、お正月の支度もままならず…。
なんとも情けない新年のスタートとなってしまいました。
しばらくは健康第一で過ごそうと思います…。

 

2024年12月28日(土)

今日が年内最後の開館日です。
12/29(日)~1/3(金)までは年末年始のため全館休館となりますのでご注意ください。
今年もたくさんのご利用ありがとうございました。

私は結局タスクが残ったままの年越しとなってしまいそうですが、ひとまずやるべきことは終わらせたのでよしとします。
みなさまもよいお年をお迎えください。

 

2024年12月21日(土)

今日は冬至です。
しかしこれを書く段階になって思い出したため、我が家はかぼちゃもゆずも用意できていません…。
(少し前に某動物公園のカピバラのお風呂がゆず湯になるというほのぼのニュースを見ていたはずなのにどうして…。)

さて気を取り直して、全日本フィギュアスケート選手権が始まりましたね!
37歳の織田信成選手が11年ぶりの全日本でショートプログラム5位発進。
フィギュアスケートの楽しさを全身で表現するプログラムで、会場を沸かせました。
若手選手たちの演技ももちろん楽しみなのですが、長くフィギュアスケートを観てきた身としては織田選手は別格なのです。
日本フィギュア界きってのエンターテイナー、今日のフリーでのラストダンスも楽しみにしています…!

観戦力が高まる!フィギュアスケート「美」のツボ
Professionalsフィギュアスケートを支える人々

 

2024年12月14日(土)

バタバタしているうちに年の瀬がどんどん迫ってきます。
明日からは年賀状の受付も始まるそうで、両親の分も作らなくてはならない身としては焦りが募るばかり。
おまけに年末の休みは実家の大掃除に駆り出されることが決まっているため、そろそろこちらの家の大掃除を終わらせなくてはいけません。
やりたいこと、やらなくてはならないこと、別に今やらなくてもいいけどなんだか気になってしまうこと…。
タスクは増える一方で、目が回りそうです。
できることなら全て片付けて、気持ち良く新年を迎えたいものですね。

暮しの手帖 年末年始便利帖 10のアイデアとヒント
暮らし上手のお片づけ

 

2024年12月07日(土)

何気なく手に取った山内マリコさんの『きもの再入門』
かつてきものに猛烈に恋をして、着付の師範免状までとったのに、いつの間にか持て余すようになってしまった――。
そんな筆者が、距離のあいてしまったきものともう一度向き合う、きもの探求エッセイです。
偶然にも山内さんと同時期にきものの魅力にとりつかれたことがある私は、自分の経験と重なるところもあり、そうそう、わかる~と頷きながら読みました。
(某若者向けきもの店のくだりはまるで自分の姿を見ているようで、ちょっと笑えませんでしたが…)
この『きもの再入門』はかつての自分を取り戻すためのレッスンのようだったという山内さん。
私もささやかな”好き”を見つめなおす時間をつくってみたいと思います。

マリリン・トールド・ミー山内マリコ/著
アンティーク&チープにKIMONO道・・・この本に運命を変えられた若者(当時)がどれほどいることでしょう。かくいう私もそのひとり。2000年代初頭に起こったアンティークきものブームを牽引した一冊です。

 

2024年11月30日(土)

明日12/1(日)14時~、現在図書館内にて展覧会を開催中の藤原更さんのトークイベントを行います。
気になってたわ~という方、まだ間に合いますのでぜひお申込みください!
事前申し込みはお電話と2階事務室にて受付しております。

本日11月30日はゲゲゲ忌、鬼太郎や悪魔くんなどを生み出した水木しげるさんの命日です。
故郷の境港や、生前お住まいだった調布ではゲゲゲ忌に合わせてさまざまなイベントが行われます。
その中のひとつに、水木しげる記念館の入館者にキャラメルを配るというものがありました。
なぜキャラメル?と思って調べたところ、境港ではおおむね80歳以上の方が亡くなると、香典返しに森永製菓のミルクキャラメルを渡す風習があるとのこと。
甘いものが重宝された時代に、故人の長寿にあやかることができればとお菓子を贈っていた名残だそうです。
(森永製菓のミルクキャラメルである理由はパッケージにエンゼル(天使)がいるから、など諸説あります)
ここ50年ほどで定着した風習だそうですが、おもしろいですね。

水木サンと妖怪たち
水木さんの「毎日を生きる」
MOE 2022年9月号

 

2024年11月23日(土)

蔵書点検も無事終了し、本日より通常通り開館しております。
ご協力ありがとうございました。

また同じく本日より、「藤原更Sarah Fujiwara展覧会/津島市立図書館」と題しまして、津島市出身の世界で活躍する現代美術家・藤原更さんの作品を紹介する展覧会も始まります。
入口の展示スペース・図書館内の空間をフルに活用し、その世界観を表現していますので、ご来館の際はぜひこちらもお楽しみください。

なお、例年特別整理休館後に実施している本・雑誌のリサイクルは、都合により来年1月29日(水)~となります。
みなさまのご来館をお待ちしております。

 

2024年11月09日(土)

ほかの方も書かれていますが、来週から蔵書点検が始まります。
11月11日(月)~11月22日(金)は全館休館となりますのでご注意ください。
ご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

急に寒くなったせいか、どうやら風邪をひいてしまったようです。
寝込むほどではないのが幸いですが、なんとなく調子の悪い日が続いています。
蔵書点検目前で体調を崩している場合ではないのに~!

かぜひいた…
風邪をひかないくらしの知恵

 

2024年11月02日(土)

本日と11/4(月・祝)の2日間、2階小集会室にてつしま電子図書館の体験会をおこなっています。
電子図書館は津島市在住・在学・在勤の方がご利用いただけるものですが、市外の方の体験も大歓迎です。
事前の申込みは必要のないイベントですので、どなたもお気軽にご参加ください。

子供のころ、物語の中に出てくる食べ物に憧れがありました。
『ナルニア国物語』のターキッシュ・デライト、『小さなスプーンおばさん』のコケモモのジャム、『長くつ下のピッピ』のしょうが入りクッキー、そのほかにもプティング、イチゴ水、バタ(バターではなく)つきパン、などなど…。
どれもこれもどうしてあんなにおいしそうに見えるのでしょうか。
大人になって実際にその食べ物を口にした時には、「これがあの〇〇…!」と感激したものです。

ところでみなさんはアブサンというお酒をご存じでしょうか。
スイス発祥の薬草酒で、美しい緑色をしていることから、「緑の妖精」とも呼ばれています。
安価で庶民でも手に入れやすかったため、たちまちヨーロッパ中に広がりましたが、原料のニガヨモギに含まれる香味成分・ツヨンの強い抗精神作用が問題視され、20世紀初頭に製造禁止に。
後年WHOによってツヨンの残存量に基準が設けられたことで、製造も解禁され、復活を遂げました。
芸術家たちの逸話や物語の中でその名前を目にすることはあっても、100年もの長きにわたって姿を消していた“禁断の酒”です。
(実際には密造されたり禁止されていない地域で作り続けられたりしていたそうですが笑)

先日そのアブサンをいただく機会があり、冒頭の気持ちを思い出したというわけです。
これが太宰治やヘミングウェイも愛したお酒…!平静を装いつつ内心は大興奮。
ただお酒を飲むのもいいですが、こういったエピソードを知っているとより楽しめますね。
今度は物語の中のお酒を探しに行くのも面白そうです。

アブサンの文化史