図書館だより :す

 

2025年06月21日(土)

まだ6月だというのに真夏のような気温の日が続いていますね。
先週気圧のせいで体調がすぐれないという話をしたばかりのような気がするのですが、梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか…。

さて、本日は夏至。1年で最も昼の時間が長い日です。
大阪・関西万博の北欧パビリオンでは昨日、夏至祭の体験ができる特別イベントが催されたそうですね。
夏至祭というと私などは映画『ミッドサマー』のイメージが強く、どうにも不安な気持ちになってしまうのですが(詳しくは映画をご覧ください…)、こちらは伝統音楽の生演奏にダンス、花冠のワークショップと、とても明るく楽しいイベントだったようです。
特に映画にも出てくるみんなで手をつなぎ輪になってするダンスを一度踊ってみたかったので、どうせならこのタイミングで万博へいけばよかった~とちょっぴり悔やんでいます。

るるぶ大阪・関西万博へ行こう!
大阪・関西万博公式ガイドブック

 

2025年06月14日(土)

風邪をひいたわけでもないのに毎日のように身体が重い、頭が痛い、そんな季節が今年もやってきました。
雨は嫌いではないけれど、気圧に体調が左右されるのだけはいただけません。
こんな時は本を読む気にもなれず、買ってきた本を溜めてしまいがち。
いわゆる積ん読というやつです。
以前は読んでいない本がたくさんあることにうしろめたさを感じていたのですが、読みたい本は日々増えていくし、どう頑張っても読み切ってから次を買うなんて無理!と気にするのをやめました。
それに何か読みたいなと思って本棚をのぞいたときに、自分好みの本がたくさん並んでいたらうれしい気持ちになりますしね。
私の好きな某作家さんだってこう仰っています。
「本は、買うだけでいい。読もうが読むまいが、いいと思った本を手元に置いておくだけで人生は豊かになります。」
そんなわけで我が家の積ん読はなくなる気配がありません。

せっかくなのでその積ん読本の中から何冊かご紹介を。
プロジェクト・ヘイル・メアリー上 …映画化決定前に購入していたのですが、ずいぶん寝かせてしまいました。映画を観てしまうとそのイメージで固定されてしまうので、公開までには読んでおきたい一作です。
最後の秘境東京藝大…私の母校も変わり者が多かったですが、桁違いに尖った人が多そうな東京藝大の潜入記。
闇に魅入られた科学者たち…人体実験の歴史を通して科学の闇の顔に迫る。NHKで放送されているドキュメンタリー番組「フランケンシュタインの誘惑」を書籍化したものです。
積ん読の本…これはもう読んだものですが、私の積ん読などまだまだかわいいもの…と勇気(?)をもらえます。

 

2025年06月07日(土)

少し前に、早朝から長距離バスに乗ることがありました。
移動中に飲もうと、早い時間でも開いているコメダ珈琲店でドリンクを買ったところ、「モーニングは付けますか?」
モーニングまで持ち帰りできるんですか!?と思わず聞き返してしまいました。
コメダ珈琲はサンドイッチの持ち帰りもできるので、よくよく考えればおかしなことでもない…のかしら…?
ちなみに私が利用したのは日本にひとつしかないというテイクアウト専門の店舗だったのですが、普通の店舗でもドリンクをテイクアウトした時にはモーニングがついてくるのでしょうか。気になります。

なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?
東海モーニング大図鑑

 

2025年05月31日(土)

先日チケットを発券したら、2列目(しかも真ん中)の席が取れていました。
少し前に好きな舞台を5列目で観られて大喜びしていたのですが、それよりもさらに前!
演目によっては客席に降りてきた演者が目の前を通ったり、ファンサをもらえたりするような位置です。
しかし今回観るのは歌舞伎。
前の方の席にはご贔屓さんがいらっしゃるイメージがあるので、そんなところに初心者が紛れ込んでいいのかしら…と楽しみな反面いらぬ心配をしてしまいます。

歌舞伎一年生
歌舞伎の解剖図鑑

 

2025年05月24日(土)

季節の変わり目になるとこの話ばかりしている気がしますが、また衣替えと断捨離の季節がやってきました。
クローゼットは前回でひとまず何とかなったので(増え続ける服に半分諦めたとも言います)、今回はずるずる引き延ばしていたサブスクリプション契約を見直すことに。
音楽や動画の配信、日用品の定期購入、お花やお茶、仕事に使うアプリ…ひとつひとつは数百円でも、積もり積もると毎月結構な金額を支払っているんですよね。
最近使ってないなあ…と思いつつも手続きが煩雑でやる気が失せてしまっていたものなど、一気に解約しました。
これも断捨離といっていいのかわかりませんが、先延ばしにしていたことを終わらせるだけで気持ちがすっきりしますね。

60分でわかる!サブスクリプション
サブスクの子と呼ばれて

 

2025年05月10日(土)

(き)さんの図書館ネタで思い出したのですが、私も香港へ行った際に自助圖書站(セルフサービスライブラリーステーション)というものを見かけました。

 

円筒形のケースの中には本がぎっしり。
操作画面を見ると、自動販売機のような感覚で本の貸出返却や、予約本の受取、利用料金や延滞金(香港の公共図書館では予約や図書の延滞で料金が発生します)の支払いなどができるようです。
新しもの好きの私はぜひ試してみたかったのですが、残念ながら図書館の利用カードか香港のIDカードがなければ使えませんでした(当然ですね…)。
自助圖書站は現在、香港島・九龍・新界の3か所、公共図書館から離れていて、人通りの多い立地に試験導入されています。
公共図書館がお休みの日でも24時間利用できて、約300冊の蔵書は設置場所ごとに違う利用者のニーズを反映させて定期的に入れ替えられているとのこと。
そのため現在どんな本があるのかインターネットからチェックもできるそうです。
ここまでくるともう小さな図書館ですね。行動圏内にあったら便利だろうな~。
(図書館員としては運用が大変そう…という気持ちにもなりますが…)

新しい、美しい日本の図書館
図書館ウォーカー

 

2025年05月03日(土)

ゴールデンウィークもいつの間にか後半ですね。
出かけることは好きなものの人混みが苦手なため、連休中は家で大人しくしていることが多いのですが、今年は友人に誘われてベルギービールウィークエンドへ行ってきました。
ベルギービールウィークエンドは、その名の通り多種多様なベルギーのビール文化と音楽を楽しめるイベントです。
幸いお天気もよく、会場は思い思いにこの場を楽しむ人たちでほどよく混みあっていました。
名古屋会場で飲めるビールは実に132種類。
タイプもさまざまで、どれから飲むか、友人たちと頭を悩ませるのも楽しい時間です。
それにしてもお天道様の下で飲むビールのおいしいこと!
普段は日本酒党なのですが、たまにはこういうのもいいですね。
毎年開催されているそうなので、来年も参加してみたいと思います。

ベルギーを知るための52章
ビールは泡ごとググッと飲め

 

2025年04月26日(土)

先週3分咲き~4分咲きとお伝えした天王川公園の藤もちょうど見ごろになりましたね。
私も先日ライトアップされている時間帯に行ってきました。
風のない夜だったので水鏡もきれいに見えてよかったです。

藤の香りが好きなのですが、藤の香水やルームフレグランスはそれほど一般的ではないイメージがあります。
調べてみると藤の花がもつ香り成分は非常に繊細で抽出することが難しく、”藤の香り”として販売されているものの多くはほかの花の香料や合成香料をブレンドして作られているそう。
もちろん本物の花の香りが一番ですが、藤だけの香りを楽しめる香水もあるらしく、ちょっと気になっています。

世界の香水
香り

 

2025年04月19日(土)

先週に引き続きもうひとつ香港の話を。
私たちが日本を出発したのはちょうど桜が開花するかしないかくらいの時期。
香港でも桜を見られる場所があると聞いていたため、あわよくばお花見できないかな~と少し楽しみにしていました。
残念ながら香港は思っていた以上に温暖で、桜の時期はとうに終わっていたのですが…笑
その代わり、香港の国旗のモチーフにもなっているバウヒニア、赤やオレンジ色の大きな花を枝がしなるほどたくさん咲かせているキワタなど、様々な花を見ることができました。
香港の花は色や形がとても力強く、見ているだけで元気が出ます。
お花見というとつい桜や藤をイメージしてしまいますが、こういうお花見もいいですね。

先週から藤まつりの始まった天王川公園の藤は、現在3分咲き~4分咲きとのこと。
それでも花の下を通ると甘い香りが漂ってきます。
しばらく暖かい日が続くようなので、次のお休みには見頃になっているといいなあ。

都会にフジを咲かせましょう
藤と日本人

 

2025年04月12日(土)

先日、久しぶりに海外旅行へ行きました。
2019年に行ったイギリスが最後なので実に6年ぶりです。
本当は2020年にもロシアとウズベキスタンへ行く計画を立てていたのですが、新型コロナの流行によりうやむやになってしまい、おまけに自分の生活にも変化があったことから、海外からはしばらく足が遠のいていました。
そんな中、香港へ行かないかと旅仲間からお誘いが。
二つ返事でOKし、慌てて切れかけていたパスポートを更新しました。
初めて電子申請を利用したのですが、何度も窓口へ行かずに済みますし便利ですね。
空港でもオンラインチェックインや顔認証ゲートによる出入国審査、税関の電子申告など、利用する度にどんどんシステムが新しくなっていて驚きです。
知識のアップデートは必要ですが、かかる手間や時間が減るのはありがたいことだなあと思います。

香港はほどほどに治安もよく、人も優しくて、好きな土地がまたひとつ増えました。
ただあれもこれもと予定を詰め込みすぎて目が回るほどだったので、次はもう少しゆっくり回りたいですね。
ちなみに今回の旅でショックだったのが、前から行ってみたかったお店のエッグタルトが食べられなかったこと。
某有名俳優も通っているという老舗だったのですが、まさかこの数年の間に閉店していたとは…とても残念です…。

香港を知るための60章
香港 中国と向き合う自由都市