図書館だより :す

 

2025年10月11日(土)

なんとなくSNSを見ていたら、大好きな映画館が年内をもって閉館するというニュースが飛び込んできました。
よく言えば風情のある、悪く言えば寂れたビルの最上階にある映画館で、2年ほど前に同じビルのパチンコ屋さんが閉店したときにも、ひょっとして…と思いはしたのですが、まさか現実になってしまうとは…。
そこは地元界隈では貴重なミニシアターで、名古屋に出ないと観られないような作品をたくさんかけてくれていました。
初めて訪れたのはまだ高校生の頃でしたから、もう20年以上のお付き合いになっていたのですね。
あの頃お小遣いを握りしめて通っていた映画館も、気づけば半分以上が閉館してしまいました。
シネコンももちろんいいのですが、劇場の雰囲気込みで映画を楽しんでいるところがあるので、できることならどこかに移転してリニューアルオープン…なんてことを期待してしまいます。

最後になりますが、9日にノーベル文学賞の発表があり、ハンガリーのクラスナホルカイ・ラースローさんが受賞されました。
どこかで目にしたことのあるお名前だと思ったら、タル・ベーラ監督の映画『ダムネーション/天罰』『ヴェルクマイスター・ハーモニー』『サタンタンゴ』などの原作を手掛けられた方!(また映画の話ですみません)
現在邦訳されているのは『北は山、南は湖、西は道、東は川』(未所蔵)のみですが、これを機に日本でも彼の作品がたくさん読めるようになるといいですね。

映画館と観客の文化史
藤森照信のクラシック映画館

 

2025年10月04日(土)

おそらく生まれて初めて、最前列で芝居を観ました。
少し前に歌舞伎を2列目の席で鑑賞した時もその迫力に圧倒されたものですが、最前列は緊張感が違いました。
我々が演者を観ているのと同時に、演者側からもこちらを見られているという緊張感です。
いつだって芝居を観るときには舞台の上に集中していますが、一瞬たりとも気が抜けないのは初めて。
1列だけとはいえ隔てるものが何もないだけでこんなに違うんですね。
なかなか興味深い経験だったものの、終わった後にはどっと疲れてしまいました。
贅沢を言うようですが、私はもう少し後ろの列でもいいかな…。

芝居とその周辺
舞台が幕を開けるまで

 

2025年09月27日(土)

最近、『はじめてのZINE』という本を買いました。
「ZINE(ジン)」とは、つくり手が自由に表現できる個人制作の小冊子や印刷物のこと。
図書館だよりでもちょこちょこ話題にしていますが、私は何かを作ることが大好きで、前々からZINEにも興味があったのです。
ただぽけっとやイベントのチラシのような印刷物は作ったことがあっても、本となると経験がありません。
その上わざわざ本にして発表するほど伝えたいことなんてある?と、自分で作るところまでは行っていなかったのですが、本に掲載されたいろんな方のZINEをみているうちに創作意欲がむくむくと…。
みなさん肩ひじ張らずに好きなものを好きなように作っているのがいいですね。
映画が好きだから映画のイラストエッセイなんてどうだろう、旅の写真集もいいかも、出来上がったものは古書箱で販売してもいいな、と妄想は止まりません。
鬼が笑うと言われてしまいそうですが、来年の目標は「ZINEを作る」にしようかな。

楽しい自費出版のススメ

 

2025年09月20日(土)

昨日からぐっと気温が下がって、今朝は半袖だと肌寒いほどでしたね。
このまま涼しくなるのかと思ったら、まだ最高気温が34度予想の日もあるとか。
夏はもう十分堪能したので、そろそろスイッチを秋に切り替えてほしいところです。

それにしても秋が近づくと新しい服や化粧品が欲しくなるのは何故なのでしょう。
秋色が好きなこともあり、この時期の売り場はどこも目の毒です。
どちらかというともうすぐ誕生日の甥っ子のプレゼントを探すべきなのですが、つい脱線してしまいます。

 

2025年09月13日(土)

先日、友人と大阪・関西万博へ行ってきました。
暑さも人混みも苦手なので最初は尻込みしていたのですが、実際に行ってみると楽しいものですね!
本命のイタリア館の予約が運よく取れたことと、万博経験者のアテンドのおかげで比較的スムーズに回れたこともよかったのだと思います。
それでもスタンプ帳には半分以上空欄が残っているのですから、全館制覇している猛者は一体何回通っているのでしょうか…。
今月のぽけっとでご紹介した『ヨルダンの本屋に住んでみた』を読んでからというもの、俄然興味がわいているヨルダンのパビリオンに入れなかったことだけがちょっぴり心残りです。

それにしても愛・地球博からもう20年も経ったのですね。
展示の目玉だった冷凍マンモスのまつげが存外長くてかわいかったのを覚えています。
大学の近くで開催していたのですから、それこそ通期パスを買って通えばよかったなあ。

大阪・関西万博公式ガイドブック
愛・地球博メモリアルブック

 

2025年08月30日(土)

あっという間にもう8月も終わりですね。
ついこの間、開館時間延長のお知らせをしたばかりのような気がするのですが。
今年の夏は休みのたびにあちこち飛び回っていたこともあり、ここ十年ほど欠かさず行っていた宵の明治村には行けずじまいでした。
毎年あそこで浴衣に花火にかき氷と、夏を満喫していたのに…。
先日秋のイベントのお知らせがきていたので、そちらには是非参加したいものです。

 

2025年08月23日(土)

明日8/24(日)14時より、小集会室にて大人のための上映会を開催します。
「ラーゲリより愛を込めて」(上映時間:約134分)
定員:25名程度(先着)
シベリアの強制収容所で運命に翻弄されながらも再会を願い続けた、山本幡男とその妻の11 年に及ぶ愛の実話です。どうぞご参加ください。
収容所(ラーゲリ)から来た遺書

おいしい桃が食べたくて、スーパーで見かけるたびににらめっこをしています。
桃、お高いですよね…。見た目では味の判別がつきづらいこともあり、どうしても買うのをためらってしまいます。
桃パフェが有名なお店は当然ながら桃自体もおいしいので、もういっそパフェを食べに行ったほうが早いのでは…?
もちろん桃単品で買うよりお値段は張りますが、確実に満足できる味の桃を食べられて、パフェまで楽しめるとなれば、選択肢としてはアリかな…と思います。

 

2025年08月16日(土)

13日、大阪・関西万博の会場へつながる唯一の鉄道路線が長時間運休したことにより、約3万人が帰宅困難となりました。いや~他人事とは思えません。なぜなら私も先週東京でプチ帰宅困難体験をしていたのです。

沿線火災で東海道新幹線が運休していると知ったのは、予定より早く用事が終わり、新幹線を早い時間に振り替えて帰ろうかなあ、と考えていた時。東京駅に戻ると新幹線の改札前は人でごった返しており、大きな荷物を抱えて階段に座り込む人たちも多く見られました。
当然カフェのような座れる場所はどこも満員です。仕方がないので比較的冷房の効いているエリアをうろうろしつつ、運休が長引いた時のことを考えて食料と水を確保したり充電スポットを探したり…。
結果的に私の予約していた新幹線は1時間半ほどの遅れで済んだのですが、これが屋外で、それも一晩中だったらと思うとぞっとします。いつ何があるかわかりませんし、常に備えだけはしておかないといけませんね…(それがなかなか難しいのですが…)。

 

2025年08月09日(土)

名古屋港水族館で飼育されていたシャチのアースが急逝しました。
一般的に寿命は50~60歳と言われるオスのシャチですが、アースはまだ16歳。
その早すぎる死にショックを隠せません。
私は一時期名古屋港水族館で働いていたことがあり、アースはその頃に鴨川シーワールドからやってきました。
チャームポイントであるちょっとしもぶくれのお顔も当時から健在で、間近で見たことのあるシャチはリンとステラだけだった私は、オスとメスとでずいぶん顔の感じが違うんだなあと思ったのを覚えています。
リンの母親のステラが別の水族館に移動になってからは、度々リンのことを気遣うような様子を見せていたというやさしいアース。
天国でも元気に泳いでいてくれたら、と願ってやみません。

最後に、本日は8月9日、長崎原爆忌です。
(★)さんも書かれていますが、図書館では現在、児童室とメインカウンター横の企画コーナーにて、戦争と平和を考えるコーナーを展開しています。
みなさまがこれからの平和について考える一助になれば幸いです。

わすれないヒロシマ・ナガサキ 1 
ナガサキ 核戦争後の人生

 

2025年08月02日(土)

先日東京へ行ったときのこと、久しぶりにミンミンゼミやヒグラシが鳴いているのを聞きました。
子供のころは実家の辺りでもその声を聞くことがあったと思うのですが、気候の変化のせいなのか最近はアブラゼミやクマゼミばかりなので、なんだか新鮮です。
同じセミの声でもミンミンゼミやヒグラシの方が風情を感じますし、できたらこっちの地域でもがんばってほしい…と思うのは少し人間の勝手がすぎるでしょうか。
短い一生を懸命に生きているのだと思えばクマゼミたちの爆音だって少しはいとおしく……
…う~ん、やっぱりもう少し暑さが和らぎそうな声でお願いしたいところです。

セミハンドブック
クマゼミから温暖化を考える

 

2025年07月19日(土)

来週7月26日(土)は天王祭のため全館臨時休館となりますので、ご来館の際はお気を付けください。
ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

期日前投票をしてきました。
我が家では毎回家族そろって投票へ行きます。
家で政治の話をすることはあまりないのですが、これだけは昔から変わらない習慣です。

 

2025年07月12日(土)

つい先日のこと、提出の1時間前に課題を仕上げるという学生時代のようなことをしてしまいました。
元々私は先延ばし癖があり、お尻に火がついてから慌てて手を付けるタイプではあるのですが、ここまで追い込まれたのは本当に久しぶりです。
毎回、次こそは計画的にやろうと思っているのに、なかなか重い腰が上がりません。
なんだかんだギリギリで間に合わせてしまい、それが一種の成功体験となってしまっているのでしょう。
かといって一度〆切を破ってみるわけにもいかず…何かいい方法はないでしょうか…。

やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ

 

2025年07月05日(土)

日本時間昨日早朝、英国推理作家協会は2025年のダガー賞受賞作を発表しました。
このうち「翻訳部門」に王谷晶さんの長編小説で、サム・ベットさんが翻訳した『ババヤガの夜』(英訳版『The Night of Baba Yaga』)が選ばれました。おめでとうございます!

ダガー賞は1955年に創設された、英国推理作家協会(CWA)が主催する、ミステリー小説・犯罪小説に贈られる権威ある文学賞。その中のひとつである翻訳部門は、英語以外の言語で書かれ、英国で出版された、英語翻訳作品に対して授与される賞です。
これまでに横山秀夫さんの『64(ロクヨン)』、東野圭吾さんの『新参者』、伊坂幸太郎さんの『マリアビートル』の3作がノミネートされましたが、いずれも受賞には至りませんでした。
王谷さんの受賞は日本人として史上初、アジアの作家としても史上2人目の快挙です。

昔から王谷さんの作品を読んでいる身としてこのニュースはたいへん喜ばしく、すでに書き終えていた図書館だよりを急遽差し替えることにしたほどです笑
『ババヤガの夜』はバイオレンス色強めの作品ですが、王谷さんはいろいろなジャンルの作品を書かれていますので、よかったらこの機会に読んでみてくださいね。

君の六月は凍る
他人屋のゆうれい
父の回数
『カラダは私の何なんだ?』…当館に所蔵はありませんが、こちらのエッセイもおすすめです。

 

2025年06月28日(土)

研修で久しぶりに愛知県図書館へ行きました。
その日は雨予報で、降られる前に津島駅に着けてよかったと思う間もなくバケツをひっくり返したような大雨に。
地下鉄の駅から県図書館まで数分歩いただけで膝から下がずぶぬれになってしまいました。
他にも雨の影響で乗っていた電車が止まったり、昼食を買おうとしたらカードがエラーで使えなかったり、県図書館の入り口のゲートを鳴らしたりと、この日は一日トラブル続き。
研修は有意義なものでしたが、こんなにハラハラする出張はもう懲り懲りです…。

 

2025年06月21日(土)

まだ6月だというのに真夏のような気温の日が続いていますね。
先週気圧のせいで体調がすぐれないという話をしたばかりのような気がするのですが、梅雨はどこへ行ってしまったのでしょうか…。

さて、本日は夏至。1年で最も昼の時間が長い日です。
大阪・関西万博の北欧パビリオンでは昨日、夏至祭の体験ができる特別イベントが催されたそうですね。
夏至祭というと私などは映画『ミッドサマー』のイメージが強く、どうにも不安な気持ちになってしまうのですが(詳しくは映画をご覧ください…)、こちらは伝統音楽の生演奏にダンス、花冠のワークショップと、とても明るく楽しいイベントだったようです。
特に映画にも出てくる、みんなで手をつなぎ輪になってするダンスを一度踊ってみたかったので、どうせならこのタイミングで万博へいけばよかった~とちょっぴり悔やんでいます。

るるぶ大阪・関西万博へ行こう!
大阪・関西万博公式ガイドブック

 

2025年06月14日(土)

風邪をひいたわけでもないのに毎日のように身体が重い、頭が痛い、そんな季節が今年もやってきました。
雨は嫌いではないけれど、気圧に体調が左右されるのだけはいただけません。
こんな時は本を読む気にもなれず、買ってきた本を溜めてしまいがち。
いわゆる積ん読というやつです。
以前は読んでいない本がたくさんあることにうしろめたさを感じていたのですが、読みたい本は日々増えていくし、どう頑張っても読み切ってから次を買うなんて無理!と気にするのをやめました。
それに何か読みたいなと思って本棚をのぞいたときに、自分好みの本がたくさん並んでいたらうれしい気持ちになりますしね。
私の好きな某作家さんだってこう仰っています。
「本は、買うだけでいい。読もうが読むまいが、いいと思った本を手元に置いておくだけで人生は豊かになります。」
そんなわけで我が家の積ん読はなくなる気配がありません。

せっかくなのでその積ん読本の中から何冊かご紹介を。
プロジェクト・ヘイル・メアリー上 …映画化決定前に購入していたのですが、ずいぶん寝かせてしまいました。映画を観てしまうとそのイメージで固定されてしまうので、公開までには読んでおきたい一作です。
最後の秘境東京藝大…私の母校も変わり者が多かったですが、桁違いに尖った人が多そうな東京藝大の潜入記。
闇に魅入られた科学者たち…人体実験の歴史を通して科学の闇の顔に迫る。NHKで放送されているドキュメンタリー番組「フランケンシュタインの誘惑」を書籍化したものです。
積ん読の本…これはもう読んだものですが、私の積ん読などまだまだかわいいもの…と勇気(?)をもらえます。

 

2025年06月07日(土)

少し前に、早朝から長距離バスに乗ることがありました。
移動中に飲もうと、早い時間でも開いているコメダ珈琲店でドリンクを買ったところ、「モーニングは付けますか?」
モーニングまで持ち帰りできるんですか!?と思わず聞き返してしまいました。
コメダ珈琲はサンドイッチの持ち帰りもできるので、よくよく考えればおかしなことでもない…のかしら…?
ちなみに私が利用したのは日本にひとつしかないというテイクアウト専門の店舗だったのですが、普通の店舗でもドリンクをテイクアウトした時にはモーニングがついてくるのでしょうか。気になります。

なぜ、コメダ珈琲店はいつも行列なのか?
東海モーニング大図鑑

 

2025年05月31日(土)

先日チケットを発券したら、2列目(しかも真ん中)の席が取れていました。
少し前に好きな舞台を5列目で観られて大喜びしていたのですが、それよりもさらに前!
演目によっては客席に降りてきた演者が目の前を通ったり、ファンサをもらえたりするような位置です。
しかし今回観るのは歌舞伎。
前の方の席にはご贔屓さんがいらっしゃるイメージがあるので、そんなところに初心者が紛れ込んでいいのかしら…と楽しみな反面いらぬ心配をしてしまいます。

歌舞伎一年生
歌舞伎の解剖図鑑

 

2025年05月24日(土)

季節の変わり目になるとこの話ばかりしている気がしますが、また衣替えと断捨離の季節がやってきました。
クローゼットは前回でひとまず何とかなったので(増え続ける服に半分諦めたとも言います)、今回はずるずる引き延ばしていたサブスクリプション契約を見直すことに。
音楽や動画の配信、日用品の定期購入、お花やお茶、仕事に使うアプリ…ひとつひとつは数百円でも、積もり積もると毎月結構な金額を支払っているんですよね。
最近使ってないなあ…と思いつつも手続きが煩雑でやる気が失せてしまっていたものなど、一気に解約しました。
これも断捨離といっていいのかわかりませんが、先延ばしにしていたことを終わらせるだけで気持ちがすっきりしますね。

60分でわかる!サブスクリプション
サブスクの子と呼ばれて

 

2025年05月10日(土)

(き)さんの図書館ネタで思い出したのですが、私も香港へ行った際に自助圖書站(セルフサービスライブラリーステーション)というものを見かけました。

 

円筒形のケースの中には本がぎっしり。
操作画面を見ると、自動販売機のような感覚で本の貸出返却や、予約本の受取、利用料金や延滞金(香港の公共図書館では予約や図書の延滞で料金が発生します)の支払いなどができるようです。
新しもの好きの私はぜひ試してみたかったのですが、残念ながら図書館の利用カードか香港のIDカードがなければ使えませんでした(当然ですね…)。
自助圖書站は現在、香港島・九龍・新界の3か所、公共図書館から離れていて、人通りの多い立地に試験導入されています。
公共図書館がお休みの日でも24時間利用できて、約300冊の蔵書は設置場所ごとに違う利用者のニーズを反映させて定期的に入れ替えられているとのこと。
そのため現在どんな本があるのかインターネットからチェックもできるそうです。
ここまでくるともう小さな図書館ですね。行動圏内にあったら便利だろうな~。
(図書館員としては運用が大変そう…という気持ちにもなりますが…)

新しい、美しい日本の図書館
図書館ウォーカー

 

2025年05月03日(土)

ゴールデンウィークもいつの間にか後半ですね。
出かけることは好きなものの人混みが苦手なため、連休中は家で大人しくしていることが多いのですが、今年は友人に誘われてベルギービールウィークエンドへ行ってきました。
ベルギービールウィークエンドは、その名の通り多種多様なベルギーのビール文化と音楽を楽しめるイベントです。
幸いお天気もよく、会場は思い思いにこの場を楽しむ人たちでほどよく混みあっていました。
名古屋会場で飲めるビールは実に132種類。
タイプもさまざまで、どれから飲むか、友人たちと頭を悩ませるのも楽しい時間です。
それにしてもお天道様の下で飲むビールのおいしいこと!
普段は日本酒党なのですが、たまにはこういうのもいいですね。
毎年開催されているそうなので、来年も参加してみたいと思います。

ベルギーを知るための52章
ビールは泡ごとググッと飲め

 

2025年04月26日(土)

先週3分咲き~4分咲きとお伝えした天王川公園の藤もちょうど見ごろになりましたね。
私も先日ライトアップされている時間帯に行ってきました。
風のない夜だったので水鏡もきれいに見えてよかったです。

藤の香りが好きなのですが、藤の香水やルームフレグランスはそれほど一般的ではないイメージがあります。
調べてみると藤の花がもつ香り成分は非常に繊細で抽出することが難しく、”藤の香り”として販売されているものの多くはほかの花の香料や合成香料をブレンドして作られているそう。
もちろん本物の花の香りが一番ですが、藤だけの香りを楽しめる香水もあるらしく、ちょっと気になっています。

世界の香水
香り

 

2025年04月19日(土)

先週に引き続きもうひとつ香港の話を。
私たちが日本を出発したのはちょうど桜が開花するかしないかくらいの時期。
香港でも桜を見られる場所があると聞いていたため、あわよくばお花見できないかな~と少し楽しみにしていました。
残念ながら香港は思っていた以上に温暖で、桜の時期はとうに終わっていたのですが…笑
その代わり、香港の国旗のモチーフにもなっているバウヒニア、赤やオレンジ色の大きな花を枝がしなるほどたくさん咲かせているキワタなど、様々な花を見ることができました。
香港の花は色や形がとても力強く、見ているだけで元気が出ます。
お花見というとつい桜や藤をイメージしてしまいますが、こういうお花見もいいですね。

先週から藤まつりの始まった天王川公園の藤は、現在3分咲き~4分咲きとのこと。
それでも花の下を通ると甘い香りが漂ってきます。
しばらく暖かい日が続くようなので、次のお休みには見頃になっているといいなあ。

都会にフジを咲かせましょう
藤と日本人

 

2025年04月12日(土)

先日、久しぶりに海外旅行へ行きました。
2019年に行ったイギリスが最後なので実に6年ぶりです。
本当は2020年にもロシアとウズベキスタンへ行く計画を立てていたのですが、新型コロナの流行によりうやむやになってしまい、おまけに自分の生活にも変化があったことから、海外からはしばらく足が遠のいていました。
そんな中、香港へ行かないかと旅仲間からお誘いが。
二つ返事でOKし、慌てて切れかけていたパスポートを更新しました。
初めて電子申請を利用したのですが、何度も窓口へ行かずに済みますし便利ですね。
空港でもオンラインチェックインや顔認証ゲートによる出入国審査、税関の電子申告など、利用する度にどんどんシステムが新しくなっていて驚きです。
知識のアップデートは必要ですが、かかる手間や時間が減るのはありがたいことだなあと思います。

香港はほどほどに治安もよく、人も優しくて、好きな土地がまたひとつ増えました。
ただあれもこれもと予定を詰め込みすぎて目が回るほどだったので、次はもう少しゆっくり回りたいですね。
ちなみに今回の旅でショックだったのが、前から行ってみたかったお店のエッグタルトが食べられなかったこと。
某有名俳優も通っているという老舗だったのですが、まさかこの数年の間に閉店していたとは…とても残念です…。

香港を知るための60章
香港 中国と向き合う自由都市

 

2025年03月29日(土)

明日3/30(日)14:00より、小集会室にて春の上映会を行います。
「映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」(上映時間:約66分)
定員:25名程度(先着)
子供たちに人気のすみっコたちが絵本の世界で繰り広げる大冒険のお話です。ぜひご参加ください。

旅に出るのは好きなのですが、旅支度が苦手です。
とくに海外旅行では面倒なパッキングをずるずると引き延ばしてしまって、気づけば出発前夜…ということもしばしば。
ただ、そんな中でも旅のお供になる本を考える時間は楽しいものです。
まとまった時間の取れる飛行機の中で最近読みたかった本を読むもよし、目的地を舞台にした作品を現地の空気を味わいながら読むもよし。
空港の書店で目に留まったものを持っていくというのもいいですね。
旅行先でも(読めもしないのに)ついつい書店をチェックしてしまいます。

 

2025年03月22日(土)

先日栄に行くと、もう桜が咲いていました。
濃い桃色の花びらが華やかな、オカメザクラという早咲きの品種だそうです。
冷たい風の吹く日でしたが、花が咲いているだけで景色が一気に春めいて見えますね。
このあたりのソメイヨシノも、もう少ししたら咲き始めるでしょうか。
今年もお花見ができるのを楽しみにしている(す)です。

話は変わりますが、昨日3月21日をもって覚王山アパートが営業を終了しました。
アパートといっても住宅ではなく、アーティストたちのアトリエ兼お店やギャラリーの集まった建物です。
2003年に当時築48年の木造アパートを改築し、覚王山の新名所として、覚王山まちづくり委員会が一般応募から選んだ6人の若いアーティストでスタート。
その後入居者が入れ替わりながら、20年以上地域の歴史や文化とアートが融合した場所としてありつづけました。
メディアにも度々取り上げられているのでご存じの方も多いかと思います。
通学に東山線を使っていたため、私も学生時代から時々遊びに行っていました。
建物の老朽化は仕方のないこととはいえ、思い出のある場所がなくなるのはさみしいものですね。
今後のことは未定だそうですが、なんらかの形で戻ってきてくれたらいいなあ…。

さくら研究ノート
桜 春を告げる日本の象徴

 

2025年03月08日(土)

先日苦しんでいた刺繍は、おさらいのおかげでだいぶきれいに刺せるようになってきました。
ただ、夜な夜な作業をしているせいで、せっかく朝型に変えた生活習慣が、また一気に夜型に…。
同じ時間なら朝でも夜でも一緒ではと思われるかもしれませんが、ちょうど切りのいいところまで進めてから手を止めたい作業系は、決まった時間になったらやめなければいけない朝にはやりづらいのです。
そのため早寝早起きのほうがいいのはわかっていても、ついつい夜更かししてしまいます。

この間から何に奮闘していたのかというと、突然思い立ってぬいぐるみを作っていました(刺繍はその装飾用)。
作ったことのある方にはわかっていただけるかと思うのですが、さっきまでよくわからない布の塊だったものが、綿を詰めると途端にかわいいぬいぐるみの形になるのはちょっとした感動があります。
刺繍以外のまともな裁縫は学生時代の家庭科以来、半返し縫い…ってなんでしたっけ?というレベルの人間にもなんとかできましたので、気になるけど手を出しかねているという方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。

もふもふの家族
てづくり推しぬいBOOK

 

2025年03月01日(土)

あっという間に3月ですね。
数日前には空調のつかない館内に凍えていたというのに、今日は汗ばむほどの陽気です。
いっそこのまま暖かくなってくれればいいのですが、そういうわけにはいかないんでしょうね…。

数年ぶり(ひょっとしたら十数年ぶり?)に刺繍をしています。
手仕事というのはやはりしばらくやらないと腕が落ちるようで、昔はもっときれいに刺せていたのに~!とショックを隠し切れません。
作りたいものがあるので反復練習して勘を取り戻したいと思います。

ゴールドワークの小物たち
はじめてさんからの刺繍読本

 

2025年02月22日(土)

今日は2月22日、にゃんにゃんにゃんで猫の日です。
どちらかといえば猫派の私は、この日にSNSなどで猫の写真がたくさん見られるのを毎年楽しみにしています。
(犬も大好きなので犬の日である11月1日も同様に楽しみなのですが)
ちなみに猫関係の記念日はほかにもあり、8月8日は世界猫の日、10月27日は黒猫の日とされています。
では海外ではどうなのだろうと思い調べてみたところ、2月17日(イタリア)、3月1日(ロシア)、4月4日(台湾)、8月8日(イギリス)、10月29日(アメリカ)と、日付はまちまちですが猫の日は様々な国にある模様。
特にアメリカには猫にまつわる記念日が多く、上記以外に10月16日も猫の保護活動を行っている団体【Alley Cat Allies】が提唱する【National Feral Cat Day】という猫の日、6月4日は猫とハグする日、8月17日は黒猫感謝の日だそうです。
アメリカにはそれだけたくさんの愛猫家がいるということでしょうか?
記念日を作るほど世界中で猫が愛されているのだと思うとにっこりしてしまいますね。

岩合光昭のご当地ねこ
猫柄図鑑