特別整理休館が終了し、昨日11月22日(土)から図書館は開館しています。ですが、その実感は全くありません。なぜならば、特別整理休館が始まる前に、この「図書館だより」を書いているからです。なので、この「図書館だより」は少し先の未来です。さて、どうなっているでしょうか?
まずは、無事に蔵書点検が終わりました(その筈です)。私の担当業務としては、コーナー9「デザインと暮らす」が終了し、コーナー8「追悼2025」とコーナー9「わくわく動物ランド」がスタートしました(している筈です)。コーナーについては、次週以降にあらためて書こうと思っていますが、「わくわく動物ランド」というタイトルに懐かしさを感じる世代に捧げたい、と個人的に思っています。もちろん、「どうぶつ奇想天外」世代の方や、さらにお若い方のご利用もお待ちしております。
告知ばかりでもアレなので、少しだけ別の話を。
ここ数年、「死ぬまでにやりたいこと」・・・と書くと重たいですね。えーっと、「生きているうちにやりたいこと」・・・いや、まだ重たいな。そうですね・・・「生きているうちにやっておいた方がたぶん楽しそうなこと」を機会があれば、ひとまずやってみるようにしています。
少し前に東京へ行く機会があり、この「生きているうちにやっておいた方がたぶん楽しそうなこと」を2つ実践してきました。
1つ目は「東京タワーにのぼること」。リリー・フランキーさんや江国香織さんの小説で描かれている、かの「東京タワー」に、これまで一度ものぼったことがなかったのです(「スカイツリー」には何年か前にのぼっていたのですが)。ということで、スキマの時間を使って、のぼってきました、「東京タワー」。
最寄り駅からてくてく歩いていると、外国人観光客の方がいっぱいです。皆さん、「東京タワー」をバックにスマホ撮影に夢中・・・スイマセン、そこ通りたいんですけど・・・と何度か「スイマセン」をしながら、東京タワーに辿り着きました。入場口も外国人観光客の方がたくさんいたのですが、外よりも少ない・・・あれ?・・・と思いつつ、250メートルの「トップデッキ」の方は予約がいっぱいでしばらく入場できそうもなかったので、150メートルの「メインデッキ」のチケットを購入し、エレベーターへ。おぉ、これが「東京タワー」なのね、とワクワクしつつ、東京の秋の風景を楽しませてもらいました。天気も良くて満足だったのですが・・・「東京タワー」って下から見上げる方が格好良いのでは?・・・とも少し思いました。あ、だから外国人観光客の皆さんはタワーには実際にのぼらずに写真を撮っていたのかな??うーん、なるほど。
2つ目は「“タンポポオムライス 伊丹十三風”を、日本橋のたいめいけんで食べること」。オムライスが大好きな故・伊丹十三監督が考案し、映画「タンポポ」で登場した“タンポポオムライス”(その撮影が行われたのが日本橋の「たいめいけん」)。かなり昔にテレビで放送されていた映画「タンポポ」で観て以来、「いつか食べてみたいなー」と思っていたのです。
お店に伺ったのは日曜日でしたが、幸いなことに行列には殆ど並ばずに済みました。1階のレストランで頂いたのですが・・・お、美味しいっ!半熟フワトロのオムライスは、個人的には今ひとつだと今までは思っていましたが、絶品でした。うーん、これは生きているうちにまた食べたいなぁ。名古屋でも食べることができるようなので、興味のある方はぜひ。
最後にお知らせです。長いお休みが明けたばかりですが、明後日11月25日(火)は整理休館のため図書館はお休みとなります。休館が続いてしまい、図書館利用者の皆さまにはご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
・『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー/著・・・言わずとしれた、リリーさんの名作で、2006年本屋大賞受賞作品です。今でもたまに読みたくなりますね。
・『東京タワー』江国 香織/著・・・こちらも名作ですね~。うろ覚えで申し訳ないのですが、わりと最近ドラマ化されていたようにと思います。
・『伊丹十三の台所』つるとはな編集部/編・・・“タンポポオムライス”ということで、この本を。若い頃から「食いしんぼう」で、家族はもちろん、来客にも料理の腕をふるっていた伊丹十三の食エッセイ。食べることって楽しいことだな、としみじみ思います。食欲の秋にオススメです。