図書館だより :伊

 

2015年06月22日(月)

『倭城を歩く』(210.4/ワ)という本を先日読みました。
朝鮮出兵の際(文禄・慶長の役)に築かれた朝鮮半島の城跡の数々が紹介されており、
加藤清正を始め、多くの武将が見知らぬ土地で石垣のある立派な城を作り上げていた
ことに驚きです。

豊臣秀吉の命により築かれたお城は未だに謎がいっぱいで、年代順に大坂城、聚楽邸、
肥前名護屋城、伏見城と数多くありますが、当時のままの建物を残しているものは移築
されたもの以外ほとんどありません。

現在の大坂城は、天守が秀吉の頃を再現し、石垣は徳川幕府が建てなおした時に造られ
たもので、豊臣時代の石垣は地中深く眠っているそうです。
最近のニュースでは、伏見城跡から秀吉が居城していた時に使われていた金箔瓦が出土
したとして話題になりました。

徳川幕府でされ消すことの出来なかった豊臣政権の名残は、どれだけ今後見つかるので
しょうか楽しみです。 (伊)

 

2015年06月08日(月)

『昭和50年代日本車のすべて』(537.9/シ)という本を読みました。
読んでみると、70後半から80年代の車は角張った車種が多いですね。
特に80年代はサンルーフ付きのタイプが特徴的です。

当時の自動車は頻繁にテレビやラジオでCMが流れていたので名前だけは結構憶えて
います。「ギャランΣ(シグマ)」とか「ビスタ」とか。
特にアクション系の刑事ドラマで活躍した「スカイライン」は、赤と黒のカラーリング
に両ドア下部の白い(もしくは金色の)文字がカッコ良くて大好きでした。

その中でも特に印象に残っているのが「CITY」です。マッドネスによるテンポの
いいCM曲と、「モトコンポ」というコンパクトなバイクが搭載されている紹介が当時
面白いと思って見ていた記憶あります。
今はもう当時憧れの車は、ほとんど見なくなってしまったので寂しい限りです。(伊)

 

2015年05月25日(月)

先日、岐阜県の墨俣一夜城に行ってきました。豊臣秀吉がまだ藤吉郎と呼ばれていた頃、
普請を任され初めて城を持ったお城で、蜂須賀小六が築城に貢献をした事や、書き割りを
使って敵にあたかも一日でお城を築いたように見せかけた話が有名です。

5階立ての模擬天守からは岐阜城の金華山がぼんやりとですが望むことができました。
当時ならもっと空気が澄んで、くっきりと互いの城が見えた事だと思います。特に
斎藤側にとっては敵に侵略されている分、かなりの脅威になっていたと思います。

実際は「城」と言うより、幾つかの小屋で構成された広い「砦」や「要塞」であったと
言われています。現在ある天守閣は平成に復元されたもともと実在しない建物です。

子供の頃に行った記憶では、石碑だけのひっそりとした川の中州の城跡でした。当時は
歴史漫画を読んだ後に連れて行ってもらったので、一夜で城を築いたとかそういった
伝説を頭の中で膨らましながら城跡を散策したのを憶えています。

せっかくなので久しぶりに『豊臣秀吉 天下の統一』(K/289/ト)を書棚から出して
読みなおそうと思います。 (伊)

 

2015年05月18日(月)

私事ですが、・・・というか、この図書館だより、私事しか書いておりませんが、先週体調を崩し、病人と化しておりました。
そういえば、先週の図書館だよりに、「体調をくずしております」と書いたちょうどその日の出来事でしたね!
気をつけねばと言った矢先に倒れるとは・・・・さすが私です。
まあ、すっかりとは言いませんが元気を取り戻したのでいいのですが、こわいのはここからです。
先日ちょっと占いをしたんですけど、その結果が「2015年、たまっていた疲れが一気に出る年です」みたいなことが書いてあったのです!!
あ、当たっている!!(べ)

 

2015年05月11日(月)

先週テレビで、コーヒーを日常的に飲む人は飲まない人に比べて死亡リスクが低いと
いう研究結果のニュースがやっていました。『おいしい珈琲のある生活』(596.7/ホ)
といった数多くのコーヒーにまつわる本がある様に、私たちの日常でコーヒーは、
緑茶と同じくらい欠かせない飲み物になりました。

コーヒーと言えば、最近はコンビニのコーヒーが人気です。先日あるコンビニに立ち寄っ
た際、挽いた後のコーヒーかすを、ご自由にお持ちくださいとレジの片隅にコーナーが
設けてありました。畑の肥料や、靴の脱臭剤として使えるらしく、ちょっと珍しいサー
ビスにコンビニコーヒーの人気を実感しました。

昨年からどこのコンビニでも低価格のオリジナルコーヒーが販売されるようになり、熾烈
な争いになっているもようです。100円から挽きたてが飲める手頃さと、自販機と違って
年中ホットが飲める所が良いですね。
でもコーヒーはちょっと控えたいと思う日もあるので、出来れば紅茶もやってほしいです。
 (伊)

 

2015年04月27日(月)

先週のニュースで、ペットボトルのキャップで集めた寄付金をワクチンの費用に充てて
いなかった問題について特集されていました。そこで初めて知ったのが、キャップが
どういう仕組みで寄付金になるのかという事でした。

『環境とリサイクル』①(K/518/ホ/1)や『しらべようリサイクル』③(K/518/ナ/3)
では、ペットボトルがどうリサイクルされるかは詳しく書いてあります。ですが、お金
の流れはあまり触れていないので謎が大きかったです。小学校のころよく集めていた
ベルマークくらい不思議な存在でした。

朝の朝礼で、ベルマークでサッカーボール等の備品を買いましたという報告がよくあり
ましたが、何で買えるんだろうという疑問だけは残っていました。回収することは分か
っていても、それがお金に結びつくまでの過程が省かれているのは年齢関係なく知りた
い所ですね。 (伊)

 

2014年04月13日(月)

『おいしい珈琲の事典』(596.7/オ)などコーヒーの本はたくさんありますが、特にこだわりはないので私はもっぱら缶コーヒーです。朝、出勤途中でよく缶コーヒーを買って飲むのですが、久しぶりに当たりが出ました。

最近よく見る同じ数が揃うと当たりになる自販機で、好きな飲み物が選べます。ですがペットボトルの様な一番高い飲み物は選ばせてもらえない様になっており、その辺はちゃっかりとした設定になっています。

一時期、週に1~2回は必ず当たりが出ていた時がありました。最初はラッキーだなと喜んでいたのですが、そのあまりの高確率にだんだんとこの自販機大丈夫なのかと、逆に心配になってくる程でした。その後、消費税が上がってからはぱったりと当たりが無くなりましたが、あまりの極端さに世知辛さを感じずにいられません。

こういった当たりの確率は、業者のさじ加減なのか、タイミングの問題なのかよく分かりませんね。 (伊)

 

2015年03月30日(月)

『日本の名城』(521.8/サ)等で有名なお城、姫路城。先週の金曜日、大修復が完了して
城内上空から天守に向かって行列ができている様子がニュースになっていました。日本の
代表的な観光スポットだけに、海外からの団体客もきっと多いことでしょう。

そんな外国人観光客がよく持ち歩いて有名になっているのがスマートフォンで使うカメラ
用アイテム“自撮り棒”です。別名、セルフカメラの意味で“セルカ棒”とも言うそう
ですが、昨年から日本の各観光地で持ち歩いている団体が多く見られるようになりました。
電器店でも数種類の自撮り棒が売られていて人気急上昇ですが、最近になって観光地で
自撮り棒の使用禁止、もしくは持込禁止の所が出てきているようです。

有名な場所ですと、アメリカのスミソニアン博物館、フランスではベルサイユ宮殿が早速
禁止になったそうです。日本でも新幹線開通で話題の金沢駅が禁止になっています。
用途がカメラとは言え、棒なので人や展示物に当たると危険であると言うのが主な理由
ですが、特に駅の場合ですと、大きな事故につながる可能性が高そうです。

日本ではまだ禁止になっている施設が少ないので、今後は増えてきそうな予感がします。 (伊)

 

2015年03月16日(月)

先週の土曜日、東京駅と北陸を結ぶ新幹線が開通したというニュースを見ました。
その最初の乗車券が瞬時に完売した事や、金沢まで約2時間半で行くことができる事
など話題が尽きません。

完売と言えば、1月「東京駅開業100周年記念Suica」の限定販売があり、欲しい
お客さんが東京駅に集中して、パニックなったと言うニュースがありました。その後
ネットやはがきで購入できるようにしたそうですが、締め切り後500万枚近く購入
希望があったそうです。

私もテレビでニュースになって初めて知った口ですが、ああ言ったニュースを見ると
欲しくなってしまうのは確かです。
東京駅は『東京駅100周年東京駅100見聞録』(686.5/サ)を始め、数々の関連本が
出ており、しばらく東京駅の盛り上がりは続きそうです。 (伊)

 

2015年03月02日(月)

ある日のこと、部屋の掃除をしていたら懐かしい物が出てきました。ファミコンの本体
とそのカセットです。ファミコンと言えば、新着本で『任天堂コンプリートガイド』(589.7/
ヤ)という本が出ていますが、1983年に発売されて今年でもう32年の歳月が経過して
いるそうです。

最初親戚の家でファミコンの存在を目の当たりにしたとき、テレビに向かって遊んでいる
姿を後ろから見ていて「すごい、テレビの中の人間(キャラクター)を操作してる!」
と純粋に感動した憶えがあります。また、その後に親が買ってくれるとは思ってもいな
かったので当時かなりうれしかったせいか、その月日を未だに記憶していたりもします。

買ってもらった当初はとても大事に扱っていて、終わったら箱にコードと一緒にきちんと
閉まっていましが、いつの間にかゲーム禁止になり押入れの奥にしまわれてしまいました。
もう今となってはテレビにファミコンをつなげる事もできないのですが、手元に残ってい
る「スーパーマリオ」と「四人打ち麻雀」をみていると当時を思い出します。

昔はゲームなんて、こんな面白い物一生飽きる事なんてないだろうと思っていましたが、
歳を重ねると自然と遊ばなくなってしまうものなんですね。 (伊)

 

2015年01月19日(月)

新年早々すいません。5日の図書館だよりを忘れていました。
自分が油断していたことを深く反省するとともにお詫びします。

油断と言えば、ある新聞にカイロや湯たんぽによる低温やけどに注意、という内容の記事がありました。実は私も湯たんぽで低温やけどをしたことが過去にあります。

ふとんの足元あたりに湯たんぽを忍ばせて、1、2時間眠った頃でした。足が痛いという感覚にみまわれて目が覚ますと、甲の部分が数センチ軽く変色した状態になっていました。その時は痛みも軽く自然治癒に任せていたのですが、時間が経つにつれ痛みが増し、傷口が塞がない状態で2、3日痛みが続いたのを憶えています。

その後湯たんぽに厚手の布をぐるぐる巻きにして対応していたのですが、次の冬にはすっかり忘れてしまい、また反対の足に同じ大きさのやけどをしてしまいました。
その油断の跡とも言えるやけどの痣は今でもうっすらと足に残っています。

『キズ・ヤケドは消毒してはいけない』(494.3/ナ)に掲載されている様な適切な処置を少しでもやっておけばよかったなと、今になって思います。まだまだ寒い日は続きますが、皆さんもやけどにはくれぐれも注意してください。  (伊)