図書館だより

 

2019年03月10日(日)

 先月の終わり、図書館玄関横のガラスケースで展示されていた「杉本健吉、津島を描く。」が終了致しました。

 こうして無事に終了の日を迎えることができて、心から安堵しています。そして、色々なことを思い出します。昨年末、原稿の作成がさっぱり進まず「このままでは、図書館で年を越すことになってしまうー!」と叫んだことや、画伯の「書」がまるで読めずに苦労したこと・・・。うーん、懐かしい。

 今回の展示で多くのご協力を頂いた杉本美術館には、この場を借りてお礼申し上げます。また、杉本美術館の方々には、遠方より当館まで足を運んで下さり、展示をご覧頂きまして、有難うございました。少しお話させて頂いた際に、図書館で展示を観た方が「はじめて杉本健吉画伯が、津島ゆかりの画家だと知ったから」と当館に設置していたチラシを持参して、杉本美術館へ来て下さったと伺いました。有難いことです、本当に。

 また、クローバーテレビで展示を紹介した放送日当日に、ご夫妻で展示を観に来て下さった方にカウンターで声を掛け頂き、とても嬉しかったです。ご夫妻にお話を伺ったところ、ご主人は南小学校の卒業生とのこと。つまり私にとっても大先輩にあたる方でした。「杉本健吉さんの名前は知っとったけど、小学校の先輩だとは全然知らんかったもんで、テレビ見て来たんだわー。図書館来たのは、はじめてだわー。」と話して頂き、心が温かくなりました。ご夫妻、そして展示をご覧頂いた図書館利用者の皆さまにも、改めてお礼申し上げます。

4月の「改元」に関連して、杉本美術館では春から「明治・大正・昭和・平成」の四つの時代を生きた画伯にちなんだ展示をされるそうです。津島で過ごした少年時代の作品も展示される予定、と杉本美術館の方に教えて頂きました。楽しみです!私も、少年時代の画伯と再会を果たすため、春に美浜町まで伺います。

「改元」とはいえば、現在私も「改元」に伴ったテーマ展示の準備を進めております。「図書館」という場で平成の30年間を振り返るには、どのような企画がいいかな、と日々考えているところです。「思い出」は「思い出」として自分の中で大切にしつつ、これからも、1ミリでも図書館利用者の皆さんに本との出会いを楽しんで頂けるように頭を使っていきたいと思います。

 私の尊敬する脚本家の坂元裕二さんが、以前テレビのドキュメンタリー番組で「汲んである水ではなく、新しい井戸を掘りに行くこと」を大切にしていると話されていました(少し前の放送なので、記憶違いだったらスイマセン)。何年もコーナー担当をしていると、自分の「手癖」みたいなものが出てしまうことがあり、反省することも多いです。春になることだし、「新しい井戸」を探しに行かなくてはなぁ、と思っています。

 

2019年03月09日(土)

最近、週末付近に雨が降ることが多いですね。
雨が休みの日に当たると場所によっては予定を変えなければならず、できれば晴れてほしいところですが・・・。
以前に雨が降ってよかったと思ったことがありました。

それは上野動物園に行った時のこと。
週間天気予報ではその週ほぼ晴れなのに、動物園に行く予定の日だけピンポイントで雨予報。
しかも朝から夕方近くまで降る予報で一瞬ひるみましたが、この日を逃すとなかなか行けないので、予定通り向かうことにしました。
早朝に自宅を出た時はまだ雨は降っていませんでしたが、上野駅に着くと予報通りの雨降り・・・。
気合いを入れ直して動物園をめざし早歩きで向かうと、開園を待つ人々の列が・・・・・・めちゃめちゃ少ない!
今まで訪れたなかでダントツの少なさ!
ピーク時と比べると10分の1ぐらいでは・・・?いや、もっと少ない・・・?!
真冬の雨降りの平日だと訪れる人がこんなにも少なくなるんですね。
最初は雨降りに少々テンションが下がり気味でしたが、これは逆にラッキーなのかも!
ほどなくして開園し、パンダ観覧の列に行くと待ち時間10分!
こ、こんなに短い待ち時間は初めて!
今までだと早くても30~60分、混雑時は90~120分ぐらいが平均だったので、歓喜の悲鳴をあげましたよ~!
この日は一日通して待ち時間が少なく、すぐに観覧の順番が回ってきて何度か並び直し、今までで一番多くの時間パンダ一家に会うことができて、とっても嬉しかったです。
まさに恵みの雨!でした。

パンダの毛は雨をはじくので、雨に打たれながらもへっちゃらでいつも通りに笹を食べたり、眠ったり、歩き回ったりしていましたが、雨があまり好きではない動物もいます。
例えばゴリラは雨に濡れるのを嫌うようで、雨宿りをしてじゃれあって遊んだり、できるだけ雨に濡れないように二足歩行でさささっと移動する姿はまるで人間のよう。
こういった雨ならではの動物の姿が見られるのもいいですよね。
傘で手がふさがったり、衣類が濡れたりと不便な面ももちろんありますが、雨の動物園、意外とオススメです。

『るるぶにっぽんの動物園』JTBパブリッシング 480.7ル
『春・夏・秋・冬どうぶつえん』森 由民∥著 東洋館出版社 480.4モ
『読む パンダ』黒柳 徹子∥選 日本ペンクラブ∥編 白水社 489.5ヨ

 

2019年03月08日(金)

皆さん、花粉症の症状は如何ほどですか。
(す)は死んでいます。た゛す゛け゛て゛く゛だ゛さ゛い゛!!

毎年毎年ニュースでは「去年の〇倍だ」なんだと言っておりますが、毎年言われているので正直もう驚きません。
というか、スギの自分の花粉を風に乗せて手当たり次第受粉させようという軟派な性格が嫌いです。
だってスギ同士の問題じゃないですか。人間にとってはとばっちりですよ。
受粉云々は他の植物同様、虫にでも任せて頂きたいです。(;一_一)

このあとヒノキも待ち構えていますし、(す)が一番アレルギー反応を起こす植物が多年草なので、もう一年中花粉症ではあるのですが、やはりこの時期は段違いですね。
薬も毎日飲んで、点鼻薬もしてるのになあ。

おかしいなあ、Goさんと同じくヤクルト飲んでいるんだけれどなあ。

もう目もかゆくてかゆくて!薬局で目薬を買おうと思ったのですが、種類が多すぎてわからなかったので近くにいた店員さんに聞くと「これがいいですよ」とすんなり1つの目薬を差しだされました。
「それで、これが効かなかったらこちらになりますね。僕もこっちを使ってるんですよ」というセリフで「あ、この人仲間だ」と謎の仲間意識が生まれました。

そして早速家に帰って使ってみましたが、ダメでした。今まで使っていた目薬よりは良いけれど、まだ若干かゆみがとれない!
これは店員さんが言っていた方を買いに行くしかない!と次の日すぐに買いに行きました。
すると丁度目薬のコーナーに昨日の店員さんが。
昨日の今日だったこともあり、覚えていてくださったのか「あ、効かなかったんですね…」と苦笑い。
ごめんなさい、店員さん。(す)の目は頑固なようです。

けれど、新しく購入した方の目薬は効きました!ありがとう店員さん!
しかし、中々スーッとするので擦りまくって傷ついた眼球と皮膚へのダイレクトアタックが凄まじいですが、効いてる感があるので、良し!
今年はこの目薬が大活躍してくれそうです。

『花粉症のひみつ』(もちつき かつみ∥漫画) (神守)
『Q&Aでよくわかるアレルギーのしくみ』(斎藤 博久∥著) (493.1/サ)

 

2019年03月07日(木)

昨日の(★)さんの「ちょっと怖い話」で思い出しました。

祖母が特別養護施設に入所しているのですが、この間、兄と休みがあったこともあり、祖母に2人で顔を合わせに行きました。
施設の中に入ったら、受付で「面会申請書」を記入するのですが、館内が薄暗い……。
というか誰もいません。誰もいないから電気がついていないのです。
近くに人がみえないのに、このあとはどこにいけばいいのだろう、と隣で申請書に記入する兄を見ながら考えていたのですが、その時近くにあるエレベーターが降りてきました。
「あっ、職員の人に会えるかも」と思ってそちらに顔を向けました。
そうしたら、エレベーターが止まって扉が開いたのはいいのですが、誰も乗っていません。しかもその後けっこう長い間扉が開きっぱなしなのです。エレベーター内の鏡に映っているのは私と、申請書に記入している兄の姿だけ……。
館内が薄暗いこともあって「えっ、怖っ」と少しだけ(少しだけ!)思いました。
(ちなみにちゃんと祖母に会えました。)

大学時代にゼミの先生から、旧校舎のエレベーターは一定時間使っていないと勝手に1階まで降りてくるように設定されている(のだが、それを知らない人は不気味に思う)という話を聞いたことを思い出しました。
もしかしたらあの施設のエレベーターもそういう設定になっていたのかな~、なんて。
そういうことにしておきましょうか。

『エレベーターのふしぎなボタン』K913カ
『おばちゃん介護道』914.6ヤ
『入院・介護「はじめて」ガイド』369.2ニ

 

2019年03月06日(水)

先日、分室に予約のFAXを送ろうと短縮ボタンを押すと、謎の〈5〉が入力され「おかしいな?」とリセットボタンやクリアボタンを押すも、ますます〈5〉が入るばかり……
〈55555555555〉とケタいっぱいの〈5〉並びにパニックになりかけたところで、テンキーの〈5〉ボタンがひっかかって押されたような状態になっていることに気が付き、元に戻したらリセットボタンも機能して事なきを得ました。

ちょっと怖い話でした。
え? 怖くない? 何を押してもひたすら〈5〉が画面に増えていくんですよ!?

そんなことはさておき、有栖川先生のデビュー30周年を記念したノンシリーズの短編集『こうして誰もいなくなった』が発売されます。
今回はどんな作品が詰まっているのか…とっても楽しみです。
 
 
『月光ゲーム』(デビュー作であり江神シリーズ1作目)
『46番目の密室』(火村シリーズ1作目)
『本格ミステリの王国』(デビュー20周年記念であり、デビュー前の幻の一編「蒼ざめた星」収録)

Go 

2019年03月05日(火)

そろそろ花粉が猛威を振るっているというニュースを多く目にする季節になってきましたね。暖かくなってきましたものね~。
去年の今頃よりもうちょっと前くらいは、Goも花粉の足音に恐れ戦いていたものです……

しかし!しかしですよ!今年はなんと、まだ何も感じておりません!
花粉に関しては、今年は他人事です!今のところ!
いいぞ……これは着実に効果が出ている……!
そう、去年の2月にヤクルトを飲まねば!と息巻いていましたワタクシですが、毎日飲んでいるのですよ。
しかもレディからしか入手できないヤクルト400(乳酸菌が倍入っているヤツ)を!
そして飲み始めてからというものの、結構お腹の調子も良いんですよね。整腸作用というやつですかね?
一日100円未満でおなかが整えられて花粉にも効く(効果には個人差があります)……この費用対効果、Go的に非常にGoodです!

そういえば、突然変異から生まれた花粉の少ない杉の木、「無花粉スギ」というものがあるのですが、植え替えはあまり進んでいない様子。全部無花粉になっちゃったら杉の木がなくなっちゃいますものね……
まあこれは極論ですが、杉から違う品種に植え替えたりとかは難しいものなんですかね。
科学技術の発展している昨今、これも技術の力でなんとかならないもんでしょうか……

どうかこのまま花粉とは他人の関係で居られますように!他人事で居させて!!

『花粉の世界をのぞいてみたら 驚きのミクロの構造と生態の不思議』 471.3カ
『縄文杉は何を見たか 花粉と文化の交流』丸野内 棣/著 B 653マ
『「突然変異」を生み出せ!』中村 修二・城戸 淳二/著 507ナ

 

2019年03月04日(月)

3月に入りました。昨夜から雨が降っていますが、雨が降るたびに暖かくなってきているような気がします。
街で「研修中」とプレートを出して走行しているバスを見掛けました。4月に向けて新しいスタートを切る準備が始まっていますね。

新しいと言えば先月末から新着DVDが入りました。一般向けから児童まで、幅広いジャンルで構成したDVDですので是非ご覧ください。
今回はその中でおすすめの作品をご紹介します。まずは時代劇から、図書館で現在も人気の『陽炎の辻』シリーズの完結編が入りました。また、同じ時代劇で藤沢周平の『花の誇り』『麦屋町昼下がり』の中の「榎屋敷宵の春月」が原作)も。どちらもNHKで放映された見応えある作品です。

続けて同じ時代劇で、司馬遼太郎原作の映画『関ヶ原』がおすすめです。石田三成を主人公に関ヶ原の戦いを描いた作品で、映画ならではの史実に基づいた再現描写が見所です。例えば首級にお歯黒を塗る場面や、関ヶ原の前哨戦で家康が昼食をとりながら戦況を見ているシーンなど、ドラマチックな部分と歴史的部分が両方楽しめる作品となっています。

他にも、住野よる原作の『君の膵臓(すいぞう)をたべたい』や、2016年の課題図書『ワンダー』(K933ハ)原作の『ワンダー 君は太陽』があります。原作が気になっている方は映画から入ってみるのも良いかもしれません。

今回紹介した作品は新着DVDにあります。他にもご紹介できなかった作品がありますが、是非一度図書館に来てチェックしてみてください。

 

2019年03月03日(日)

 ♪今日は楽しい雛祭り、ですね。私は「ちらし寿司」も「雛あられ」も食べず、雛祭りの実感のない3月3日を過ごしている予定です。雛人形も、大昔は自宅で飾っていたのですが、私の成長に伴い飾られることがなくなっていました。しかし、数年前に身内が勤める介護施設で飾られることとなったため、日の目を見ることとなり喜んでいたのですが、その介護施設が猫を飼い始めたため、「ルパン(猫の名前です)がジャンプしてイタズラするから、飾れんくなったわ~」ということになり、再び誰からも注目されなくなってしまいました。先日行った歯医者さんで、診察台の正面に雛人形が飾られており、このお内裏様とお雛様は患者さんにいっぱい見てもらえていいなぁ、と思いました。ううむ、猫は大好きだが少し憎い・・・というわけで、先週2月28日からコーナー7「3月の本」スタートしました。

 「3月の本」では、先ほど触れた「ひなまつり」の本や、3月3日の耳の日にちなんだ「耳」の本、3月2日のミニの日にちなんだ「ミニ」の本、3月29日のEU離脱予定で注目を集めている「イギリス」の本などを紹介しています。また、主に卒業にちなんだ本を集めた「旅立ち」の本では、“大人になること”をテーマに、少し幅を持たせて本を集めてみました。私の大好きなみうらじゅんさんが“答える人”の『大人に質問!「大人ってどのくらい大変なんですか?」』がイチオシです。

 そして、3月を迎えるにあたり「東日本大震災」の本も紹介しています。震災の発生から8年が経ち、震災に関連する本の出版も減ってきていますが、“現在の被災地”に心寄せることができればと思い、本を集めました。是非ご覧下さい。

 もう一つコーナーについてのお知らせを。2月24日にドナルド・キーンさんが96歳で亡くなられました。コーナー9でキーンさんの著作と略歴を紹介していますので、川端康成、三島由紀夫、瀬戸内寂聴らの交流や、東日本大震災後に日本永住を決意されたキーンさんの精神に触れて頂ければ嬉しく思います

 最後にもう一つ、開幕戦でグランパス勝ちました!しかも、4-0の大勝。1試合終わっただけですが、暫定首位です。首位、何て良い言葉でしょう。早く暖かくなってスタジアムへ試合を観に行きたいです、本当に。

 

2019年03月02日(土)

先日、他県へ引っ越して愛知に戻られた先輩のお宅に遊びに行ってきました。
数年ぶりの再会でしたが、昔と変わらずあたたかく迎えてくださって嬉しかったです。
その先輩が、現在パーソナルカラーを勉強されているということで診断してくれることに。
最近、よく雑誌やテレビなどでパーソナルカラーの特集などをみかけるようになり、興味はありましたが受ける機会がなく、どんな診断になるか楽しみでした。

パーソナルカラーとは、生まれ持った色素に似合う色のことだそう。
肌、瞳、髪、唇の色や質感から、「春夏秋冬」の4つの傾向にあてはめて似合う色を探すのですが、診断を受けた結果、私のパーソナルカラーは「オータム(秋)」でした。
少しくすんだカーキやオレンジ、ブラウンなどが似合うタイプとのこと。
へえ~、そうなんだあ。
そして、さらに細かく似合う色を見極めるため、胸元に布をあてて顔映りを見ていくのですが、これが面白い!
ある色を当てるとパアッと顔色が明るく見え、ある色を当てるとなんとなく顔色がくすんで見える・・・。
こんなにも色の影響が顕著に表れるとは驚きでした!
そういえば、きれいな色だなあと思って買った薄紫色のカーディガン。
なぜかほとんど着てなくてタンスの肥やしになっているのですが、自分のパーソナルカラーではなく苦手な色だったよう。
きっと、色に惹かれて買ったものの、なんとなくしっくりこないのを無意識に察知して着るのを遠ざけていたのですね・・・。
そして、成人式の時に自分で選んで買ってもらった振袖は、少しくすんだ青緑色にグレーを足したような色で、ばっちり自分のパーソナルカラー!
うーん、実に興味深い。

パーソナルカラー診断のあと、骨格、顔のタイプなどを診断してもらい、似合う服装や着こなし方もアドバイスしてもらって、とても勉強になりました。
服を買う時、色やサイズ、デザインなどでものすごく迷うのですが、今回教えてもらったことを参考にしたら、迷う選択肢が減りそう。
そして、パーソナルカラーの考え方では苦手な色でも、上半身ではなく、スカートなど下半身に取り入れれば顔映りには影響が少なく着られそうなので、似合わない色は工夫して着ていこうと思います。

初めて受けたパーソナルカラー診断は奥が深くて面白く、新しいことにチャレンジしているいきいきとした先輩の姿にもとても刺激を受けた一日でした。

『パーソナルカラーの全てがわかる色彩事典』田原/二美∥著 河出書房新社 589.2タ
『骨格診断×パーソナルカラー賢い服選び 時間とお金をムダにしない』二神 弓子∥著 西東社 589.2フ

 

2019年03月01日(金)

やっと来たかという感じです。大規模な不思議の国のアリス展!!
待ってたーー!待ってましたよー!巡回展示らしいので自分が行ける範囲に来た時に行こうかな!(今は神戸)

そういえば、もうすぐひな祭りですね~、きっとあちらこちらで可愛いお雛様が飾られていることでしょう。
図書館は飾らないのかな…、いや、そもそも飾れるお雛様がいなかったですね…。

いいなあ、雛人形。(す)の家にはないのですよ、雛人形…。
小さい頃、お友達の家でそれはもうご立派な七段の雛人形を見て「ズガーン!!!」とショックを受けた記憶があります。

「ほしい!おひなさまほしい!!ほ゛し゛い゛!!!」と駄々をこねても、貧乏な(す)家にお雛様を買う余裕はなく、気が付けばもう「女の子」とは呼べない歳になってしまいました。

毎年のように駄々をこねていましたが、年々「ああ、もう私は雛人形を買ってもらえない運命なんだ」とある時期から察し、百貨店などで並んでいる綺麗なお雛様をただ眺めるだけだった幼少期。

………あれ、なんだか悲しくなってきたぞ。
もう私を癒してくれるのはひなあられだけです。この時期にしか出ないのでちょっとだけ買い溜めして賞味期限が切れる前までにゆっくり味わって食べています。おいしい…。  (す)

『雛の誕生』(皆川 美恵子∥著) (コーナー7)
『日本の雛人形』(是澤 博昭∥著) (コーナー7)
『おひなさまのいえ』(ねぎし れいこ∥作) (コーナー3)

 

2019年02月28日(木)

この間、歯医者に行きました。唇が裂けました。
唇が乾いた状態で大きく口を開くと唇が裂けることがあります。
この時期は乾燥するので、これから歯医者に行く予定のある人は気を付けた方がいいです。

実は何か月か前に親知らずを歯茎切開して抜いているのですが、その時の糸が残っていることに2週間ぐらい前に気付きました。自分で取ろうにもよく見えないし、そもそもこれ歯茎に埋まってない?ということでプロ(歯医者さん)におまかせすることにしました。
すると案の定、糸が歯茎に埋まっており、「麻酔打ちますね」と言われすぐにぷすっと針を刺されました。抜糸するのに麻酔打たれるとは……。そして麻酔があまり効いてない。痛い。(我慢できるけど)
その後、口をゆすぐ時にガッツリ見えましたが、(歯茎に埋まっていたせいですけど)糸抜くだけなのにすごい血が出たみたいで、血で赤く染まったコットンが何枚もありました。
親知らずを抜いた時の記憶がよみがえって、変な汗かきましたよ……。

話は変わりますが、せっかく名古屋にある歯医者に通っているので、美味しいものでも食べて帰りたいのですが、だいたい麻酔打って何かするので、結局何も食べずに帰ることが多くて残念です。あのへんは食べ物屋さんがいっぱいあるのに……。
矢場〇んもあるのに……。(´・ω・`)

『歯科衛生士の一日』 K498シ
『歯痛の文化史』 497ウ

 

2019年02月27日(水)

ポケモンの新作ソフト・レッツゴーピカブイの発売に合わせてポケモンGoを始めて、3ヶ月ちょっとが経ちました。

名駅や栄に出るたび、びっしりと立ち並ぶポケストップやジムを羨ましく思いますが、津島市内も中心部や天王川公園・神社周辺はたくさんのスポットやジムがあり、画面上では近そうでもストップ間を歩いて回るのはちょっと遠慮したい(自転車が欲しい)自宅周辺に比べるととても羨ましい環境です。
ストップがたくさんあるだけでなく、藤棚の下(東屋~アスレチック間)を1往復するだけでどんどんポケモンと遭遇できるので、気が付くと2往復3往復していたりします……

始めたのがこれから冬になり日が短くなる時期だったため藤棚周辺をウロウロするくらいだったのですが、最近は少しずつ日が長くなってきたこともあり、先日はあまり出会ったことのないポケモンを求めて東堤までてくてく歩き、車河戸を1周して戻ってきました…2日連続で……

なかなかモチベの上がらない自宅周辺と違って、移動中もポケモンと遭遇できる、公園内なので車の心配をしなくてよい、風景も楽しめるなどということもあって、今のところそれなりに楽しく歩いています。
このまま続けられそうだったら、ちゃんとスニーカーを買おうかなぁと思います。

これからさらに日が延びて、桜や藤の季節がやってきます。
新しくついたARカメラの機能が活躍してくれそう。
春本番が待ち遠しいです。

『医者に「歩きなさい」と言われたら読む本』
『本好きのためのウォーキング入門』
『田尻智~ポケモンをつくった男(小学館版学習まんがスペシャル)』
『ポケモンGOは終わらない』

Go 

2019年02月26日(火)

ご家族の食事を作っておられる方、そして一人暮らしの方ならお分かりいただけると思うんですけど、自分の作ったご飯を食べたくない時ってありませんか? ありますよね?
自分の作るご飯はメニューがわかりきっているし、手癖で作るので似たような味になりがち。そういうのを作っては食べるのに飽きた、新鮮味がほしい、そして作るのが面倒……
端的に言うと「誰かが作ってくれたご飯が食べたい!」期です。
今その時期がGoに来ています。今!まさに!ナウ!来てます……

そりゃあ誰かに作っていただけたら大変ありがたいのですけれど、一人暮らしだとなかなかそうもいかず……
そういう時は外食やコンビニのご飯に逃げたりするのですが、お財布の事情やラインナップ諸々によりあまり続かないんですよね。あと外食続きだと飽きやすいクチです。
なので最終的には「一切の味見をしないでそのままレシピ通りに作って食べる」という手法で何とかしています。
上手くすると「おっ、なんか知らない味だぞ!」というちょっとした新鮮味を得ることができます。もちろん好みに合わないこともありますが。でも泣かない……

「これ美味しかった!」というおすすめのレシピ本とかありましたらぜひ教えてください。笑

『でらうまカンタン!名古屋めしのレシピ』Swind・神凪唐州/著 596ス(神守分室)
『クックパッドのおいしい厳選!ご飯・丼ものレシピ』 593.6ク(神守分室)
『晩ごはんの便利帖 毎日続けるための賢い段取りと使えるレシピ』 596ハ

 

2019年02月25日(月)

正午に外出した際、暖房にあたっているかのような陽の暖かさで、コンビニに10分程とめておいた自転車は椅子のところだけ暖かくなっていました。2月なのに3月を飛び越えて4月並みの陽気です。

先日、マッサージ枕を買いました。枕の中にローラーが内蔵されており、それが1回15分ぐらいグリグリ回って頭や腰等を揉みほぐしてくれるありがたい機械です。前に持っていたのですが、動かなくなってしまったので買いなおしました。この枕、けっこう気持ちよく、気が付くといつの間にか寝入ってしまいます。直で寝るとグリグリが強くて痛いので、毛布くらいの厚手の布を被せて寝ると丁度良い気持ちよさでマッサージしてくれます。

最初に買ったきっかけは、疲れが絶頂まで蓄積されてどうにも抜け切れなかったある日の事、たまたま立ち寄った電気店でふと目に留まり、躊躇せずに買ってきたのがこの枕との出会いでした。普段ならもう少し考えてから買うのですが、この日ばかりは不思議と何も迷いなく商品を手に取りレジへまっすぐでした。疲れは時に迷いすら忘れさせます。

それにしても、こういうアイテムを当てにするようなる自分を顧みると、疲れがとれないイイ歳になってきたんだなあとつくづく思います。

 

2019年02月24日(日)

 少しずつ暖かくなってきましたね。サッカーファンにとっては、待ち遠しい春。27年目のJリーグが2月22日に開幕しました。

 今シーズンの話題はやはり、「川崎の3連覇をどこが止めるのか?」ということになりそうですね。先週のレッズ戦でも強さが際立っていた川崎フロンターレ。2017年のJ1初制覇後も主力は変わらず残留し、補強も的確。さらに素晴らしいのは、図書館でも所蔵している『スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街 スポーツでこの国を変えるために』に詳しく書かれていますが、徹底的に地元・川崎への貢献を貫くフロントの存在。そりゃあ悔しいですが、強くなるわけです。Jのクラブとして頭一つ抜けた存在といえるでしょう。

 対抗馬は鹿島アントラーズ、浦和レッズ、そしてイニエスタ、ポドルスキ、ビジャら名選手を擁するヴィッセル神戸あたりでしょうか。イニエスタ選手は私も見たいな・・・。しかし、開幕戦はセレッソ大阪に良いところなく負けてしまいましたね。ふふふ、サッカーはだから面白い!個人的には、セレッソ→ヴィッセルへ移籍したばかりの山口選手へのセレッソサポーターの凄まじいブーイングが印象的でした。愛だな、って思いました。

さて、私の応援するグランパスはというと・・・今季は何とか守備を頑張ってほしいものです。得点王・ジョー選手が在籍しているのに、残留争いに巻き込まれるとは情けないっ!フレディ・マーキュリーのモノマネも上手い千葉選手、守備のリーダーとして期待しています。「図書館だより」を書いている現在のところ、開幕戦の結果は出ていませんが・・・どうなったでしょうか?ドキドキです。

 私は「寒いと行かない、夜は終電に間に合わないので行かない、雨だと行かない」の三拍子揃ったヘタレサポーターですが、もう少し暖かくなったらスタジアムへ生観戦に行きたいと思っています。ほんの数年前まで、豊田スタジアムの席が埋まることはなかったのですが、最近は自由席でチケットを取ると、空いている席を探すのが難しいほど・・・。テレビ東京系「FOOT×BRAIN」でも特集されていましたが、グランパス小西現社長の営業力、行動力には脱帽です。

 さて、もう一つおまけの話。先週2月16日(土)の図書館だよりに(い)さんが書いておられた「太陽の塔の内部観覧」、私も3月に出掛ける予定なので大変参考になりました。また、「エレベーターの予約は要らない」などの貴重な助言を有難うございます。3月は、美しいモノをたくさん観て、懐かしい友と会い、かつ美味しいものを食べるぞ!・・・というわけで、暫くは仕事に集中します。

 

2019年02月23日(土)

ここのところ、バレンタインのチョコやお土産のお菓子などの甘い物をいただく機会に恵まれており、「おいしい、おいしい!」と食べ続けていたら、最近なんとなく体が重いし、顔や背中、お腹周りの肉の厚みも増してきたような気が・・・。
久しく体重計に乗ってなかったので、これはマズい事態に陥っているかも・・・と意を決して体重を計ってみたら、思いのほか横ばい状態で少しほっとしました。
しかし、人生最重量体重であることには変わりないので、これ以上記録を更新しないようにしなければ!

でも、体重が増えてひとつだけよかったかも、とひそかに思っていることがあります。
それは、風邪を引きにくくなったこと。
今より10キロ以上少なかった学生の頃は、毎年冬になると必ず風邪を引いていて、授業中、滝のように垂れてくる鼻水や息苦しい鼻づまりと格闘する日々を送っていました。
そして、風邪はなかなか治らず、春になるまでぐずぐずしていた記憶があります。
それが、大人になってからというもの、ほとんど風邪を引かなくなり、思い当たることといえば増量したことぐらいだったので、もしやこれは体重と関係があるのでは?と考えていたのですが・・・。
『〈あまり〉病気をしない暮らし』(仲野 徹∥著 晶文社 490.4ナ)を読んでいたら、こんな記述がありました。
「統計的には、歳をとればとるほど、風邪に罹りにくくなることがわかっています。これは、いろいろな種類のウイルスに罹って、それらのウイルスに免疫ができていくためと考えられています。歳をとっても悪いことばかりじゃなくて、ええこともあるんですな。」
ほう~!そういうことなんですね!
体重ではなくて、年齢が関係していたとは。
著者の方が言われるように、歳をとるっていいこともありますね。
あと1ヶ月ちょっとで自分の誕生日がやってきますが、ありがたく迎えようと思います。
あ、体重とは関係なさそうなので、ダイエットもしないとね・・・。

『かぜの科学 もっとも身近な病の生態』ジェニファー・アッカーマン∥著 早川書房 493.3ア
『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』 ジェイソン・ファン∥著 サンマーク出版 493.1フ

 

2019年02月22日(金)

★さんオススメの『こわめっこしましょ』
(す)は苦手な子の方でした。こわい。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ページをめくった途端に「ん″ん″!!!」と顔を背けて本を閉じました。
「私・僕は怖いもの大好き!」という子は楽しめると思いますよ!

さて!今日は2/22、にゃんにゃんにゃんで、ねこの日です!
皆さんは猫派ですか?犬派ですか?(す)は鳥派です。

………………。
鳥 派 で す 。

おっと、ねこの日に鳥の話をするのもナンセンスですね。話を戻します。
(す)は猫ならマンチカンとスコティッシュフォールドとロシアンブルーが好きです。
マンチカンとスコティッシュフォールドはころんとしたフォルムが大変愛らしいですし、ロシアンブルーは気品があって美しい!性格も大人しく、犬のように飼い主に忠誠心を持つと聞いたことがあります。

かわいい猫ちゃんたちの画像を見るたびに、「ああ、いいなあ…」と思うのですが、(す)家は一軒家ではないので、ハンカチを噛み締めながら画像を保存しています。

その反動なのでしょうか、家に猫グッズが徐々に増えてきています。
鞄、付箋、メモ帳、クリアファイル、スプーン、キーホルダー、ポーチなどなど。

最近のお気に入りは、お皿の端に猫のシルエットが描かれていて、ちょうど尻尾が持ち手のようにくるんと横に付いているお皿と、これまた尻尾が持ち手になっているマグカップです。
お揃いで使うとこれがまたかわいい!
本物は飼えませんが、本物の猫ちゃん同然に愛でていきたいと思います。

『ねことはな』(岩合 光昭∥著) (645.7/イ)
『文豪の猫』(新着)
『猫びより』(雑誌)

 

2019年02月21日(木)

この間のバレンタインデーに、父にチョコを渡しました。
こんなことを言うのもなんですが、正直チョコを用意するのが面倒くさいなと思っていました。私自身、あまりチョコに詳しくないですし、別に家族からもらってもねぇ……と、考えていたのですが、14日の夕方、買い物をしていてふと父の顔が思い浮かんだのです。それで、せっかくだし買って帰ろうかなと思いました。(ついでに兄のも)
チョコを買って帰ったのは、完全な私の気まぐれだったのですが、父にチョコを渡したら、もう満面の笑みでして。なんだか数年ぶりぐらいに父の笑顔を見たような気がします。
その後、私がおやつを食べていたら、「お父さん、チョコ抱きしめて寝てるよ」と母からの報告。高級なものでもなんでもないですけれど、そんなに喜んでもらえるなら、来年からはそれこそ「アムール・デュ・ショコラ」に行っていいものを用意しようかな、なんて思ってしまいました。面倒くさいだなんて思ってごめんね。
あっ、そういえば兄からはお礼を言われてないぞ~! (笑)

『チョコレートはなぜ美味しいのか』
『サラリーマンショコラティエ』

 

2019年02月20日(水)

今年もMOE絵本屋さん大賞を展開中です。
準備をしながら特に「いいな~好きだな~」と思った絵本が、minchiさんの『ごみじゃない!』とtupera tuperaさんの『こわめっこしましょ』の2冊。

『ごみじゃない!』は、一見ゴミだけれど子どもにとっては大事なもの・立派なおもちゃになるものがたくさん出てきます。
特に「わ、わかる~~!! 自分もそうだった!」と思ったのが、
・トイレットペーパーの芯―遠くがよく見える気がする。
・ラップの芯―もっと遠くがよく見える気がする。
というエピソード。
私もつい、ラップを使い切ったのを見つけると「ちょうだい!」と言って覗いたりしていました。

『こわめっこしましょ』は、表紙はツペラさんの楽しげなほのぼのとしたものですが、中身のページを「あっぷっぷ」でめくったときのモンスターたちの顔がわりと怖い。
特にゾンビの「ソビソビゾ~」がガチに泣かせにきている感じがあって、一瞬「うぉっ!」と声が出てしまいましたがその怖いところがまた好きです笑
読み聞かせにおすすめ、と言いたいところですが、笑って喜ぶ子と泣いて嫌がる子と、大きく分かれるだろうなぁと思うので、聞き手を選ぶ絵本かな、と思います。
また、物心つく前はよくわからなくて平気で笑っていても、大きくなるにつれて苦手になる子もいるかもしれません。
お家などフォローの利く場所で読んでほしいです。

MOE絵本屋さん大賞および日本絵本賞(読者賞候補)は3月下旬ごろまで、うちのかぞく・わんにゃーも3月中旬ごろまでの予定です。
うちのかぞく・わんにゃーの後は、昨年度・今年度と2年間開講されたほっこりBOOKカフェ(子育てと絵本)で紹介されたご本を集めたコーナーを展開予定です。
どうぞお楽しみに。

Go 

2019年02月19日(火)

先週、今年の青春18きっぷ販売のアナウンスがありましたね。
去年というか昨シーズンも18きっぷを移動に使用しました。毎度お世話になっております!
そして、何年かぶりに夜行運転の電車に乗ったのです。お久しぶりのムーンライトながら!
みっちり満席の車内を見ながら、運行の1ヵ月前、指定席を取りにみどりの窓口に並んだ時のことを思い出しました。
朝10時販売開始で、5分前に列に並び、窓口にたどり着いたのは10時5分。その時点でなんと残席3!危なかったけどセーフ!!
無事に横浜から名古屋までの指定席をゲットすることができました。
運行本数が減ったので激戦なんでしょうかね……買えて良かった、帰りの足が無くなるところだった。

夜間の移動は睡眠時間にもなって便利な反面、どこでも寝られる人でないと厳しいというデメリットがありますね。Goは割とどこでも寝られる人なんで良いんですけど……
しかし夜行電車は車内の明かりが消えないので、普通のマスクに追加してアイマスク装備という、かなり怪しげなスタイルで帰ってまいりました。
その結果名古屋で起き損ねて、目覚めた時には既に岐阜……やってしまった、久しぶりの乗り過ごし。
でも18きっぷは一日乗り放題だから大丈夫!戻って事なきを得ました。

普段このような限界遠征に近いことばかりしているので、優雅な電車旅というものに憧れがあります。
九州の方が有名ですよね、観光電車。SL人吉とか。ななつ星とか。
いくつかの観光列車を乗り継いでの九州縦断もできるんだとか。う~ん浪漫。
豪華な観光電車、Goもいつか乗ってみたいものです。

さて、2019年春季の18きっぷ販売期間は明日から3月末まで。
今回こそはのんびり電車旅、と思いつつ毎度達成できていないので、今年こそは……

『青春18きっぷの教科書』 「旅と鉄道」編集部/編 291.0セ
『観光列車データブック』 536カ
『詳細イラストマップで日本全チンチン電車の一日旅』 291.0ト

 

2019年02月18日(月)

先週は朝から暖かい日がありました。梅の花も所々で咲いていますね。本の返却日も2月から3月に変わり、4月はもうすぐそこなんだなあと少しずつ感じます。

『夜行バスで出かけましょう』(685.5/オ)を読みました。夜行バスを使った長距離旅行の楽しみ方を漫画で紹介した本ですが、長距離バスって思っていたより快適になっているんだなあと思いました。特に座席が一席ずつ間隔が離れていたり、フェイスカーテンといったカーテンによる仕切りがあるのはプライバシーの確保ができるのでありがたいですね。完全個室になっている席もあるそうなのでファーストクラスみたいな贅沢気分で味わえそうで一度は乗ってみたいです。

ただ、やはり気を付けなくてはいけないのは周りに人たちへのマナーですね。においの強い食べ物は控えるとか、消灯中のスマホの灯りに気を配るとか、おしゃべりだとか。バスは狭い空間なので些細な事でもストレスに感じやすいので細心の注意が必要となってきます。それさえクリアできれば目的地までの快適な旅になると思うのですが。本の中でもその事が所々に書いてありました。

バスと言えば京都から名古屋までの短い距離ですが乗ったことあります。とは言っても特段本に載っているような珍しいサービスも無く、ごく普通の観光バスでした。多賀のサービスエリアでトイレ休憩しただけでしたが、最後まで静かで隣に座る人もいなかったのでそれなりに快適だったと思います。

 

2019年02月17日(日)

 2週にわたる長い前置きとなってしまいましたが、今週こそはテーマ展示「コーナー7・9」について書きたいと思います。

まず、コーナー7「2月の本」について簡単に。毎月同じことを書いているかもしれませんが、コーナー7は皆さんに“本との出会い”を気軽に楽しんで頂ける場となることを願って作成しています。「あと1冊借りられるけど、何かないかな~」と思った方の「あと1冊」となれば有難いです。ちなみに今月は、バレンタインにちなんだ「チョコレート」の本、そのチョコレートをプレゼントするにあたってお役に立てば・・・と「ラッピング」の本、2月23日“富士山の日”にちなんだ「富士山」の本、2月9日“肉の日”にちなんだ「肉」の本などを並べています。

個人的には、今月は「雪と氷」の本がイチオシです。展示では、物理学者・中谷宇吉郎博士の “雪は天から送られた手紙である”という、私の好きな言葉をこっそり紹介させて頂きました。ふふふ。中谷博士の出身地・石川県加賀市には「中谷宇吉郎・雪の科学館」があるのですが、こちらは建築家・磯崎新氏が設計した六角形の素敵な建物です。石川県へはしょっちゅう出掛けているのですが、実はまだ行っていないので、近年中に必ず行きたいと思います。こうして色々調べていると、行きたい場所がどんどん増えてしまいますね、本当に。

 続いて、コーナー9「手と手をつなぐ。」について。今回のテーマは、数年前からずーっとやりたいなぁと温めてきたテーマです。「手と手をつなぐ」ことをポジティブに捉える温かなコーナーとなることを目指して作成しました。

 コーナー制作の舞台裏を少しだけお話すると、折しも原稿作成中に公開されていた映画「ボヘミアン・ラプソディー」、「こんな夜更けにバナナかよ」には大きなインスピレーションを受けました。他に、当館でDVDを所蔵している映画「最強のふたり」―、この作品は数年前に映画館で観たものですが、多くの考えるヒントを頂きました。また、東京都立図書館をはじめとする他図書館の「闘病記文庫(ライブラリー)」は、ブックリストを作成するにあたって参考とさせて頂きました。先週の讀賣新聞で「医療ルネサンス・図書館の力」という短期連載が掲載されていましたが、他館の取組みにはいつも頭が下がります。“下げっぱなし”では格好悪いので、図書館を利用して下さる方にとって役に立つサービスとは何か、考えていかなくてはならないと思いました。

 他にも、展示スペースに限りがあるため紹介できませんでしたが、能町みね子さんの『オカマだけどOLやってます。』を読んで、運転免許証には性別の欄がないこと、『こんな夜更けにバナナかよ』を読んで、猛特訓の末に人工呼吸器を装着して会話ができるようになった方がいること、LGBTをテーマとした絵本が数多く出版されていること等々、今回のテーマ展示を作成する途中では、多くの“気づき”を得ることができました。私は、「強い人」ではなく、「勁い人」になりたい、と思います。

 もう一点、追記を。NHK・Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」の2月1日(金)「癒やしと安らぎ!本を楽しむ」の回に、津島市出身のブックディレクター・幅允孝さんが出演されていました。番組で紹介されていたのは視覚に障害がある方が利用される神戸アイセンター・ビジョンパークのライブラリーでしたが、脳梗塞の患者さんのための専門病院・千里リハビリテーション病院のライブラリーについて触れた『つかう本』を今回のコーナーで紹介しています。ほかの幅允孝さんの本は「ふじいろ文庫」で手に取って頂くことができますので、こちらも是非ご覧下さい。

さて、今回はとても長い話になってしまいましたが、この辺りで。2月は28日しかないのです。そろそろ「3月の本」の準備に取り掛からなくては。あ、書き忘れていました。コーナー9「手と手をつなぐ。」は3月末に終了予定です。次回コーナーについても、そろそろ調べ始めなくては・・・。

 

2019年02月16日(土)

先日、太陽の塔の内部観覧に大阪まで行ってきました。
完全予約制とのことで、昨年3月に内部の一般公開がはじまった頃に調べてみたら、かなり先まで予約でいっぱい!
もう少し落ち着いた頃に観に行きたいなあと思っていたのですが、一日限定の名古屋駅発着バスツアーを友人が見つけてきてくれて、ようやく実現しました。

太陽の塔は、1970年に開催された大阪万博の時にテーマ館の一部として岡本太郎氏が制作した作品で、今も万博記念公園のシンボルとして残されています。
耐震工事の実施と合わせて、展示物の「生命の樹」、万博閉幕後に行方不明となっていた「地底の太陽」とともに復元され、何度かの限定公開を経て、今回の内部一般公開がはじまりました。

特に印象に残ったのが、「生命の樹」。
1階から吹き抜けとなっている展示部分に高さ41メートルの大きな「生命の樹」があり、樹の幹や枝に大小さまざまな292体の生物模型が取り付けられ、アメーバーなどの原生生物から爬虫類、恐竜、人類に至るまでの生命の進化の過程が表されているのですが、まずその大きさとカラフルな原色の色使いに圧倒されました。
そして、精密に作られているたくさんの模型が楽しい!
当時はエスカレーターが設置されていたそうですが、現在は軽量化を図るために階段が設置され、その階段をのぼり解説を聞きながら模型を観ることができます。
一部の模型はあえて破損部分をそのまま残してあり、模型の内部構造が見れたり、万博から現在までの年月の経過を感じることができてとても興味深かったです。

高速道路からしか眺めたことがなかった太陽の塔。
内部観覧を終えた後に外に出て、太陽の塔の足元に立ち、間近で見上げてみたら想像以上に大きくてまたまた圧倒されました。
頂部の「黄金の顔」、正面の「太陽の顔」、背面の「黒い顔」をじっくりと眺め、記念撮影をして万博記念公園を後にしました。
この日は天気が良く、青空に映える白い太陽の塔がとてもきれいで目に焼き付いています。

バスガイドさんの話によると、現在も人気が高く、土日は予約が埋まっていることが多いそうですが、平日は空いている時間帯もあって予約が取りやすくなったようです。
大阪万博に行ったことのある母は、当時、太陽の塔の内部は観てこなかったとのことなので、いつか一緒に訪れたいなあ。

『「太陽の塔」新発見! 岡本太郎は何を考えていたのか』平野 暁臣∥著 青春出版社 606.9ヒ
『太陽の塔』森見/登美彦∥著 新潮社 913.6モ
『EXPO’70パビリオン 大阪万博公式メモリアルガイド』橋爪/紳也∥監修 平凡社 606.9エ

 

2019年02月15日(金)

先週、2年と少しを共に暮らしてきたスマホとお別れをすべく、携帯会社へ行きました。

スマホの機種代金の分割払いって大体2年じゃないですか。
携帯会社はその分割払いが終わる“2年”ぐらいしか持たないようにスマホを造っているって聞きましたが、(す)のスマホは3ヶ月でガタがきました。
早い。いくらなんでも早すぎる。
それをどうにか駆使して使ってきましたが、もう限界…。

「もう買う!今日機種変更しちゃうもんね!お前とはおさらばだ!はっはっは!」と心の中で高笑いしながら携帯会社へずんずんと乗り込んでいくと
店員「うちもうシステム止めてるんでできないんですよ~」という衝撃の言葉が。
営業時間内に行ったにも関わらず、営業時間の1時間前にシステムを落としているとのこと。

え?じゃあ、このシステム落としてからの1時間は何をしているの?早番でこれじゃあ休みの日に行くしかないじゃない…。
と次の日がちょうどお休みの日だったので行くことにしたのですが、なぜかその日に限ってスマホの充電が25%から動かない。
これでは携帯会社に行く前に充電が無くなってしまう…。と泣く泣く諦め、次の日にもう別の店舗に行くことにしました。

そして次の日、別の店舗で機種変更の件と希望の機種を伝えると
店員「在庫がありません。多分人気ないんじゃないですかね~。生産もしてるかどうか」
(す)「(去年の10月後半に出た現時点の最新モデルで、お宅のオンラインショップでは人気2位の、発売してすぐにアメリカでは2ヶ月待ちになったレベルで、お宅の所のフラグシップモデルなんですけど…)別の店舗に在庫があるかとかの確認って」
店員「できません。そちらで調べてください。」
(す)「……。じゃあ別の店舗の電話番号教えてください……。」
店員「僕ネットで調べるんでお客様が調べるのと変わりませんけど」

………(す)はこの日、(心の中で)泣いて帰りました。
そして、この店舗にはもう行くまいと固く心に誓いました。
機種変更って大変だなあ…。

『わかる!スマートフォンのすべて』(神崎/洋治∥著) (694.6/コ)
『スマホで困ったときに開く本』(朝日新聞出版) (694.6/ス)

 

2019年02月14日(木)

唐突ですが、ゴリラって面白い生き物ですね。非常に興味深いです。
人間よりも何倍、何十倍と強い肉体ですが、実は臆病で繊細だとか。そして気が優しく、争いを避ける傾向にあります。これがギャップ萌えというやつですか?()

さて、本日はバレンタインデーでございますが、私は「アムール・デュ・ショコラ」に行ったことがありません。一般人のコミケと言われるほどたくさんの人が毎年タカシマヤに訪れていますが、私は人混みが本当に本当に嫌いなので、人がたくさん集まる場所にはできることなら行きたくありません。
しかし見付けてしまいました!そう、ゴンチャロフのアニマルショコラ!
名古屋港水族館の人気者、シャチのリンちゃんとのコラボ商品で、他にはカクレクマノミ、ペンギン、そしてアザラシ(!)を可愛らしくデフォルメしたチョコレートです。
シャチに対してなぜアザラシとペンギン、それにカクレクマノミが選ばれたのか分かりませんが、このチョコレート見た目がとっても可愛い!特にアザラシ!(アザラシ贔屓)
公式ホームページでも写真が見られますが、これはできることなら直接この目で見たい!……と思っても今日で終わりなんですよね……。うーん……もっと早くに知っておけばよかった……。来年こそは……。

バレンタインデーと言えばもう一つ。某ゲーム会社にキャラクター宛てにチョコレートを贈ると、ホワイトデーにそのキャラクターからお返しがくるそうです。それを知った去年の私は「来年こそは!」と思っていたのですが、面倒くさがり屋の性格が災いして(?)今年も贈れずに終わりました。来年こそは……!

来年は、来年は、ばかり言っていますけど、来年も同じことを言わないようにしたいです。(でも言ってそうな気がする)

『ゴリラが胸をたたくわけ』
『チョコレート・アンダーグラウンド』(DVDどちらも所蔵有り)
『ウソツキチョコレート』

 

2019年02月13日(水)

名古屋市科学館で開催されていた〈スイーツ展〉に行ってきました。
ちょうど月曜日までの開催だったので、こちらを先週の図書館だよりで書こうと思っていたのにもかかわらず、うっかり出掛けた順に、メリポピリターンズの話から書いてしまいました……
「先週書いてくれてたら行けたのに~」という方がいらっしゃったらすみません…orz

「なぜ科学館でスイーツ展?」と、私も友人から教えてもらったときに思いましたが、お砂糖にまつわる実物の展示(本物のサトウキビとテンサイ、精製方法等で変わるいろいろなお砂糖)などは科学館っぽかったです。

盛り盛りのスイーツデコも凄かったですが(特に「考える人」モチーフは笑ってしまいました笑)、一番見たかったのは〈Nunu’s house〉・田中智さんのミニチュアたち。
昨年、東京での個展の際に回ってきた画像を見て以来、「実物を見てみたい!」と思っていたので念願が叶いました。
手のひらサイズで精巧につくられたスイーツたち、ミニチュアサイズのキッチンスタジオやカフェワゴンもとっても可愛い! 持って帰りたい…!!
通常の展示を写真で撮ってもなかなかその小ささが伝わらないと思うのですが、最後のところでケースの下に手や指を当てて写真を撮ることができるようになっていましたよ。

1階から地下にある会場に向かって階段を降りていくにつれてあま~い香りが漂い、最後には本企画展限定のスイーツやグッズの物販コーナーもあり、最初から最後まであま~いスイーツ尽くしの楽しい企画展でした!
お菓子、ケーキをモチーフにした絵本はたくさんあり(スイーツ展会場にも図書室があって、絵本は読めるようになっていました)、スイーツをテーマにしたコーナーもいいなぁと思いました。

最後に今週も告知を。
いよいよ今週末、地域の昔ばなしをテーマにしたストーリーテリングのおはなし会が行なわれます。
「ばかされたタヌキ」ほか、津島の昔話を中心に語られます。ぜひご参加ください。

2/17(日)午後2時~ 児童室・おはなしのへやにて
地域のおはなし・ストーリーテリングのおはなし会(全4話予定)
5歳以上対象、小さなお子様は大人の方とご参加ください。

Go 

2019年02月12日(火)

私事ではございますが、咳が治まらなくて各所お騒がせしております……。
昨年末から全く咳が止まる気配がなく、(す)さんより呼吸器内科の受診を勧められて行ってみたところ「咳喘息じゃない?」という診断が下りました。
咳喘息とは慢性的に咳が続く気管支の病気。気道が狭くなり、刺激に対して過敏になって炎症や咳の発作が起こります……とのこと。アレルギーのある人に特に起こりやすいとか。
アレルギー……ですか……(頭の隅を過る花粉たち)

風邪に併発して起こることが多く、風邪をひいたあとに2~3週間以上咳が続くことがあれば、この病気の可能性があるとか。
咳喘息を放っておくと、本格的な喘息になることもある……という記述も見てしまいました。
やだ!呼吸器疾患は嫌だこわい!!:(;゚ω゚):

吸うタイプのお薬と、シロップを処方されて使ってはいるのですが、いまひとつ効いているのか実感がありません。吸うタイプのやつ、これで使い方あってるのかな?(;´・ω・)
効果が出るまではしばらくあるとのことでしたが、早く治まってほしいものです……。

『肺年齢を若くしてセキぜんそく・誤嚥性肺炎から守る』大谷義夫/監修 493.3ハ
『ウルトラ図解ぜんそく』足立満/監修 493.3ウ
『くすりをつくる研究者の仕事』京都大学大学院薬学研究科/編 499.3ク

 

2019年02月11日(月)

朝は空気が凍てついてとても寒いです。先日は東京で雪が降っていたそうで、こちらはまったく降っていないのにそういうニュースを目にすると、東京はやはり北国に入るんだなあと思います。

館内奥の展示コーナーで過去の新聞記事を紹介した掲示をしています。
年代は年代順に1979年(昭和54年)・1989年(昭和64年/平成元年)・1999年(平成11年)の3つで、中日・朝日・毎日・読売の4紙から海部・津島地方で話題になった記事を紹介しています。中でも今回は昭和から平成に入った1989年がおすすめです。

読売新聞は「昭和天皇に黙とう」と、津島高校の始業式で黙とうをささげる生徒の姿が写真付きであります。私の学校でも黙とうした記憶はあります。テレビではずっと昭和を振り返る番組ばかりで、カラーテレビなのに白黒映像が一日中流れていた記憶があります。

また、中日新聞の地元ネタでは「職場ウォッチング」という記事の中で、西柳原町にあったホームセンターの〝プラスワン〟の紹介がありました。私も子どもの頃行ったことがあります。ホームセンターというよりはディスカウントショップというイメージの方が強いですね。当時はヨシヅヤ以外で何でも売っている店は珍しかったという記憶がありますが、この店はいつの間にか無くなってしまいましたね。今ではあった場所すら思い出せません。

新聞記事は随時また更新していきますので、懐かしい記事を楽しみにしていてください。

 

2019年02月10日(日)

 ここのところ、雨の日が多いですね。気付けば立春も過ぎ、「春近し」といったところでしょうか。先日、子どもの頃から図書館に通って頂いている利用者の方から「高校、受かったよ!」と、声を掛けて頂きました。え、ちょっと前まで小学生だったよね・・・と、ビックリです。いやぁ、道理でこちらはババァとなるわけだ。ともあれ、図書館で働くことの醍醐味はこんなところにあるのかもしれません。「高校生になっても図書館へ来てね」、「うん、忙しくなるけど、息抜きにくるよー」と、子どもの頃のままの笑顔で答えてくれて、とても眩しく感じました。春はもう近くまで来ているのですね。まだまだ寒い日が続きますが、心温まる出来事でした。

 もう一つ、嬉しいご報告を。図書館玄関の企画展示「杉本健吉、津島を描く。」に、展示パネルを追加しました。一点は「下新田の藤」という作品のパネル。こちらは、市内在住の方に、画像提供を頂いたものをパネルとしたものです。そして、もう一点。こちらは、杉本美術館より画像提供頂いた「絵地図」のパネルです。

この絵地図、とっても凄いのです。少しだけ解説させて頂くと、この絵地図は2000年に95歳となった杉本画伯が少年時代を過ごした「津島」を思い起こして、絵日記に描いたものです。ちなみに画伯は生涯で200冊を越える絵日記を残しており、これらの絵日記については、『余生らくがき』『生きることは描くこと』の2冊に詳しく紹介されています。絵日記が収蔵されている書棚の写真は、圧倒的な迫力がありますので、是非本をご覧下さい(「ふじいろ文庫」にあります)。

追加展示では、津島駅が2つあることと、大正9年1月1日に発生した津島第三中学校(現在の津島高校)の大火について、ごく簡単に紹介していますが、いつもの如く展示スペースに限りがあるため、紹介できなかったことが沢山あります。「金明堂」、「まのや」、「ランカ堂」、「放牧牧舎(佐脇精牛舎を指すと思われます。可愛い牛のイラストが目印ですよ)」の書き込みを探しながらご覧頂くと、少年時代の画伯が歩いた津島を一緒に歩いているような気分になれるかと思います。それにしても、95歳の画伯の記憶力には脱帽です!観ているだけで心温まる「作品」画像をご提供頂いた杉本美術館には、改めてお礼申し上げます。有難うございました。

と、書いていたら今回もテーマ展示「コーナー7・9」について書くスペースがなくなってしまいました。それほどに画像を提供して下さったことが嬉しかったということで、ご容赦下さい。来週こそ、きちんと書きます!熱く語ります!!

 

2019年02月09日(土)

友人の誘いを受け、節分の豆まきに参加してきました。
しかもハシゴ(笑)
別件で稲沢に行く用事があったので矢合観音と、その後に津島神社へ行くというルートでした。
大人になってからは豆まきとは縁がなく、毎年津島神社の豆まきに参加しているという友人の壮絶?な豆争奪戦の話を聞いていたので、少々おののきながらも楽しみに向かいました。

まずは矢合観音へ。
境内に特設の小さな櫓が組まれ、住職さん(副住職さんだったかも)や、法被をきた市長さんなど男性5名が和紙に包まれた豆をまき、それをいただくというスタイル。
いやあ~、想像以上にすごかったです!
カラフルな和紙に包まれた豆が青空に舞ってキレイだなあ・・・と思うやいなや、豆をゲットしようとする人たちの手が四方八方から伸びてきてもみくちゃになり、かぶっていたニット帽はふっ飛び、耳につけていたアクセサリーが取れそうになり、人の爪が手の甲に当たり数カ所ひっかき傷ができるほどでした!
飛んできた豆をキャッチしようとのけぞる体勢になった前の人がそのまま倒れてきそうになり、自分もバランスを崩して倒れそうになったりとなかなかデンジャラス・・・。
今回は誰も大きな怪我をすることなく無事に済んでほっとしましたが、気をつけないと大変なことになりそう・・・。
しかし、小さなお子様連れの家族や高齢の方などが安心して楽しめるファミリーゾーンが設けられていたので、これはとてもいい工夫だなあと思いました。
かなりの数の豆をまいてくれたので、4つキャッチすることができ、帰ってからありがたくいただきました。
一日に3回豆まきが開催されたようなので、相当数の豆を用意するために豆を包む作業は大変だったろうなあ。本当にお疲れ様でした!

そして、午後からは津島神社へ。
境内に横長の大きな櫓が組まれ、厄年のお祓いを終えた男女20名ほどの方々が簡易的な羽織袴を着用してずらりと並び豆まきをするというスタイルで、豆だけでなく、お菓子もまかれていました。
矢合観音に比べて境内が広いのでよりたくさんの人が集まり、ファミリーゾーンなどはなかったのでなかなかのカオス具合でした。
だいたいは矢合観音の豆まきと同じような光景が繰り広げられたわけですが、小さな子どもさんが下に落ちる豆やお菓子をゲットしようと常にうずくまる体勢で両隣にいたため、人に押された拍子にその子どもさんにけつまずきそうになったり、踏みつけてしまいそうになって非常にこわかったです。
豆まきをする人数が多いので、矢合観音に比べると豆まきの時間はやや短かったように感じましたが、クッキーと飴を7つキャッチできました。
残念ながら袋入りの豆はゲットならずでしたが、豆と一緒にまかれたお菓子だからご利益があるよね・・・と思いながらありがたくお腹におさめました。

初めてこういった豆まきに参加してみて、少々危なげなできごともあってひるむ部分はありましたが、おおむね楽しかったです。

・帽子やアクセサリーを身に着けるのは厳禁。
・足元や周りに充分気をつけて、無理はしないこと。

次回はいつになるかわかりませんが、今回学んだことを思い出しながら、またご縁があったら参加してみたいです。

『日本人のしきたり 正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心』飯倉 晴武∥編著 青春出版社 385イ
『仏教行事歳時記 2月 節分』第一法規出版 186フ
『にほんのお福分け歳時記』 広田 千悦子∥著 主婦の友社 386.1フ