「師走」の言葉通りに、あっという間に12月が駆け抜けていこうとしていますね。本日は早くも年内最終開館日です。本日いっぱいは3週間の貸出期間となりますので(一部の相互貸借本を除きます)、宜しかったらご利用下さい。年明け1月4日からは通常通りの2週間の貸出期間に戻りますので、ご注意ください。
今回は、美術館へ出掛けた話を久しぶりに書こうと思います。
まだ暖かい日が続いていた先月の下旬に「国宝 源氏物語絵巻」展を観るために徳川美術館へ出掛けてきました。現存する「源氏物語絵巻」18帖分が一挙に公開されるのは10年ぶりのこと。「すっごく混んでいるらしいよ」という噂や、美術館の告知は耳に入っていたのですが、「生きているうちにやっておいた方がたぶん楽しそうなこと」は積極的に楽しまなくてはいけません!この時期の私はわりと忙しく、一番混んでそうな日曜日しか時間はありませんでしたが、貴重な機会なので出掛けることにしました。
結果から言うと、朝イチの開館に間に合う時間に出掛けても長蛇の列の最後尾に並ぶことになりましたが、天気が良くてポカポカと暖かい日だったので、文庫本を読みつつ並ぶのは殆ど苦にはなりませんでした。日付指定のオンラインチケットはちゃんと買っておいて良かったです(2度並ばずに済みました)。また、入館した後も何箇所かで待ち時間がありますが、見慣れた常設展等をスルーして進むと、思ったよりも早くお目当ての「源氏物語絵巻」待ちのエリアまで辿り着くことができました。
そして、このエリアで運命の分岐点が訪れます(大げさ!)・・・ということで、今週はここまで。長文となりそうなので、続きは次回に書きます。今回が2025年最後の「図書館だより」となりますが、曜日の都合で2026年最初の「図書館だより」も私の担当となりますので、この続きを楽しみにお待ち下さい(今から書きます)。
さて、皆さんはどのような年末をお過ごしでしょうか?私は、昨年末は諸般の事情で大変だったので、今年は穏やかに・・・特に足元にはよくよく気を付けて、健康第一に年末年始を過ごしたいと思っています。天気が良くて洗濯ができて、いっぱいウォーキングもできるといいなぁ。「紅白」も12年ぶりに楽しみです!あとは「2025年 第28回みうらじゅん賞」の発表も見なきゃな~。
色々なことがあった1年ですが、今月25日を過ぎた頃からカウンターで対応させて頂いた利用者の方から「よいお年をお迎えください」という温かいお声掛けを頂く機会が多く、嬉しく思います。来年も、この図書館が利用者の皆さんにとって身近な場所であることを願いつつ・・・良いお年をお迎え下さい。
・『図鑑モノから読み解く王朝絵巻 第1巻 源氏物語絵巻の世界』倉田 実/著・・・絵巻に描かれている人物・衣裳・小物・家具なども詳しく紹介する本です・・・観に行く前に読んでおけば良かったかも。
・『こたつ』麻生知子/作…ある家族の大みそかの1日のできごとを、「こたつ」の真上から定点観測で描いた絵本です。私の腰痛と母の膝痛とリビングのスペースの問題から、わが家から「こたつ」が卒業してだいぶ経ちますが、こんな絵本を読むと「こたつ」が懐かしくなりますね。
追記となります。脚本家・作家の内館牧子さんが12月17日に亡くなられました。図書館ではメインカウンター横に、コーナー6「追悼・内館牧子さん」を設置し、著作を紹介しております。是非ご覧下さい。内館牧子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。私、「ひらり」も「私の青空」も観ていました。うーん、寂しくなりますね。