先日、仕事中に「あれ、何だか右のポケットが重いな」と思ったら、エプロンの右ポケットにハンドクリームが2つも入っていました。あれ、いつの間に?
「図書館の職員」や「書店員」といえば、ほぼエプロンを着けて働いていますね。皆さんがイメージするよりも、はるかに力仕事が多く、そして埃や汚れに触れる機会も多い仕事だから、と以前聞いたことがあります。
他のエプロンと比べて、ポケットの数が多いのも特徴のひとつ。私のエプロンのポケットにも、3色ボールペン、シャープペンシル、単色ボールペン、メモ帳、謎のメモ用紙、タオルハンカチ、そしてハンドクリーム(2つは多すぎですが)が入っており、さらに名札もエプロンに付けています。なので、かなりズッシリと重い。仕事が終わってエプロンを外すと「あー、やれやれ」と解放感に包まれます。
2か月ほど前の新聞に「図書館の本探し AI司書の答えは」と題した記事が掲載されていました。図書館司書が知識や技術を披露するコンテスト「L1―グランプリ」の昨年末の大会で、4人の司書に交って国内のベンチャー企業が開発した「AI司書」がゲスト参加。早押しで本を特定する問題で特に力を発揮(そりゃあ、そうでしょうね)。一方で、おすすめの本を提案する場面では、司書と「AI司書」の回答に違いが出たそうです(ま、これには正解はありませんが)。
愛知県図書館など、既にAIを使ったシステムを採り入れている図書館もありますね(県図書館ホームページで「蔵書探索AI」を利用できます)。さてさて、未来の図書館はどうなっているのでしょうか?昭和生まれの私としては、便利になるのは大歓迎!!ただ、本を借りて実際に読むのは私たち人間なので、あんまり影響はないんじゃないかな?・・・とも思います。たまたま目についた本を借りたら面白かった、みたいな「出会い」や「偶然」も面白いものですし。あと、「AI司書」さんには、配架や棚整理、さらには本の入替作業や蔵書点検など、図書館ならではの肉体労働にも是非とも挑戦して頂きたいな~、と思います。
さて、あっという間に11月となりましたね。今年の残りもたった2か月です。日本シリーズもワールドシリーズも終わり(あ、ワールドシリーズはまだ終わっていませんね)、ルヴァン杯決勝も終わると、いよいよ冬がやって来るんだな、と毎年思います。寒いのは苦手なので、とにかく風邪を引かないように用心して暮らしたいと思います。衣替え、インフルエンザ予防接種の予約、冬用タイヤへの履き替え予約、そして来年のカレンダーや年賀状購入・・・と、気付けば大忙しになっていますが、11月といえば何よりも蔵書点検。★さんが水曜日に詳しく書いてくれていますが、今なら4週間の貸出ができます。いつもより多目の冊数を借りて頂ければ、と思います。
・『店長がバカすぎて』早見 和真/著・・・書店が舞台となっている小説で、表紙には緑色のエプロンを着用した書店員が描かれています。緑色、羨ましい~。というのも、当館の職員エプロンは青色一択なので、濃い目の青シャツを着ることができないのです。かなり昔は当館でも緑色エプロンだけでなく、茶色エプロンもあったらしいのですが、今では幻のアイテムのようです。