中日新聞けいざい尾張 屋外の電子看板 全国に 津島の「長田広告」本格普及へ コスト抑え中小も利用しやすく
屋外看板広告の国内最大手、長田広告(津島市)が、屋外に設置する「デジタルサイネージ(電子看板)」を本格的に普及させる : 従来の屋外看板は1ヵ所で多くの企業をPRするのが難しかったが、同社が「LEDビジョン」と名付けた屋外の電子看板は、15社以上の広告を順に放映できる。従来の看板に比べて鮮明な画像や動画で企業をPRできるのが特徴。同社は2018年に津島市で屋外にLEDビジョンを実験的に設置し、19年には屋外型の電子看板事業をスタートさせた : 普及のネックになっていたのは看板に使用するLEDの価格の高さだったが、8年ほど前に比べて購入価格を10分の1程度に抑えられるようになり、同社がターゲットとする中小企業や個人事業主にも利用してもらえるレベルまで費用が下がったため普及のメドがついた : 電子看板を巡っては、同社はこれまで屋内に設置するタイプに注力してきた。今後は屋外型の電子看板に軸足を移し、年200基のペースでLEDビジョンの普及を進める
中日新聞見守りシステム導入へ 津島市 通学路などにセンサー
津島市は26日、小学校の通学路などにセンサーを設置し、小学生や高齢者の安全を見守るシステムを導入すると発表した : 市全域で見守りシステムを導入するのは県内で初めて。市内の小学校8校と通学路の440箇所にセンサーを設置。近距離無線が出来る「BLEタグ」を呼ばれる装置を身につけた子どもが通過すると、日時などの情報を記録。西尾張シーエーティーヴィが設置する地域BWAアンテナで受信し、情報を蓄積する。子どもがいなくなった場合などに、市がセンサーを通過した記録を調べて保護者に伝える : 対象は小学校1~3年生と高齢者で、希望者にBLEタグを配る。併せて防犯カメラも小学校に設置し、来年2月をめどに利用を始める
中日新聞「3年後、ミラノ五輪出たい」 津島の柳本さん 女子モーグル世界4位 市長に飛躍誓う 脳振とう、不調乗り越え
津島市在住の柳本理乃さん(愛知ダイハツ)が今季、フリースタイルスキー・女子モーグルの世界選手権で4位に入った : 柳本さんは津島市東小学校の1年時からモーグルを始め、藤浪中、清林館高、愛工大へ通いながら、東海フリースタイルスキークラブで力をつけ、ナショナルチーム入り。急成長した今季はW杯11選全てで10位以内に入り、最高は米国大会の4位 : 欧州や北米などで開かれた今季のW杯を終え、24日には日比一昭市長を表敬訪問した : 2年前に脳振とうを経験し、北京五輪の代表入りを逃した柳本さんは「3年後のミラノ五輪に出たい」と雪辱に意欲を燃やす
中日新聞統一地方選あいち2023 終盤 声からし熱く訴え 5市議、1町議選 あす投開票
23日の投開票に向け、統一地方選後半戦は終盤に入った : 一宮、津島、江南、岩倉、あまの5市議選と大治町議選の候補者たちは懸命に地域を巡っている : 津島市議選は定数18に対し、現職12人、元職2人、新人5人の計19人が立候補している。街頭や駅前などで演説、自転車で政策を訴える姿も
中日新聞統一地方選2023あいち 新人5人含め19人が立候補 津島市議選
統一地方選挙 : 市議選候補者数(顔写真つき) : 津島市の市議選では定数18に対し、現職12人、元職2人、新人5人の計9人が立候補者した : 党派別の内訳は無所属13人、公明2人、共産2人、維新1人、参政1人。
中日新聞支援の輪 津島から トルコ地震 モスクで大規模礼拝
トルコ南部を震源にした大地震を受け、津島市のモスク「津島アヤソフィヤジャーミィ」で8日夜、大規模な礼拝があり、信者らが亡くなった人たちに祈りを捧げた : 海部・津島地域のトルコ人らが昨年秋に完成させた同モスクは、地震で壊滅的な被害を受けた母国の復興に向け支援を呼びかける場にもなっており、モスクの建設に奔走した解体業のセイタリオル・レカビさん(50)は義援金を募る考え : この日の礼拝には在名古屋総領事館のウムット・リュトフィ・オズテュルク総領事も駆けつけ、「これからどれほどの犠牲者が出るのかも分からない。日本からの支援も広がっているのでありがたい」と感謝の意を示した
中日新聞けいざい尾張 七宝みそ餃子をご当地グルメに 名古屋・遠山産業×あま・佐藤醸造 若手社長が意気投合し開発
手作り餃子専門店を展開する遠山産業(名古屋市 遠山卓郎社長[41])と「七宝みそ」で知られる佐藤醸造(あま市 佐藤亮治社長[46])が連携し、みそをあんに練り込んだ「七宝みそ餃子」を開発した。遠山産業は津島市を発祥とする繊維専門商社で、両社はともに明治初期の創業。伝統ある老舗を率いる四十代の若い社長同士がアイデアを出し合い、「地域をPRするご当地グルメに」と意気込んでいる : 七宝みそ餃子は、天然醸造の無添加豆みそを、キャベツや豚肉などのあんに練り込んだもので、遠山社長は「上品な甘さのみそを感じられる味に仕上がった」と出来栄えについて自信を持つ。さらに「ご当地グルメのように地域で存在感を出していきたい」と語った
中日新聞天文台 20年ぶりに復活 津島・南小 校長や中部大講師ら修理
津島市南小学校の校舎屋上にある天文台が修復作業を終え約20年ぶりに復活 : 同校の天文台は半世紀ほど前に設置されたとみられるが、老朽化で動かなくなっていた。そこで伊藤亮校長(59)や、同校で星空教室を開く中部大非常勤講師の伊藤敏彦さん(68)らが相談を重ね、2年前から修理に着手していた : 2年がかりの修復作業を終えた12月初め、天体観測会が開かれた。望遠鏡のレンズ越しに浮かび上がる星空に、子どもたちから歓声が上がる。中部大の伊藤さんは「復活できないかもしれないと思っていたが、よくここまで直すことができた」感慨深げ。伊藤校長も笑顔を見せた : 市内では8つある全ての小学校に天文台があるが、稼働できるか把握できていない学校もあるという
中日新聞注意!!ニセ電話 窃盗未遂の疑い
21日、ニセ電話詐欺でキャッシュカードを盗もうとした窃盗未遂の疑いで一宮市の男子中学生(15)を逮捕 : 逮捕容疑では、21日午後2時半ごろ、あま市の無職女性(73)方に「警察で取り調べを受けている人がご主人のキャッシュカードを持っている。被害がないか確認を」などと電話し、女性宅に警察官を装って訪れ、カードをだまし取ろうとしたとされる : 午後3時ごろに警察官を名乗って男子中学生が現れ、不審に思った女性の夫が「警察手帳を見せて」などと問い詰めると動揺し、「協力いただかなくても結構です」と立ち去ったという
中日新聞けいざい尾張 融資先の商品 自販機で販売 いちい信金尾西支店 販路開拓を支援
いちい信用金庫(一宮市)が12日にオープンした尾西支店に、融資先の中小企業の商品を販売する自販機コーナーがお目見えした : いちい信金が場所を提供して、市内の別会社が運営を担う形で営業する : 取引先の販路開拓をサポートする狙いで、16台の自販機を並べ、食料品や日用雑貨など約200点を扱う : 津島市の企業では、ホテルの料理人だった中川透さん(60)が6年前に創業した「イレブン」が参加。ネット販売のみだった鰹節と昆布からとった無添加のだしを自販機で販売している : 中川さんは「ネットが使えないお年寄りとも距離が縮まる。こだわりの商品を一度手に取ってもらえれば」と期待した