図書館だより :き

 

2017年11月19日(日)

 蔵書点検が無事に終了しました。図書館利用者の皆様には、長い間ご不便をお掛けしました。昨日11月18日(土)は「本と雑誌のリサイクル」初日ということもあり、冷たい雨が降る中で多くの方が開館前から行列を作って並んでくださり、図書館職員一同、感無量でした。今後とも、ますますのご利用をお願い申し上げます。

さて、前回の図書館だよりではスペースの都合で書けなかったのですが、11月1日から、コーナー7「11月の本」がスタートしています。寒くなる季節にぴったりの「『温かい食べもの』の本」や「『風邪の予防』の本」、11月17日が「将棋の日」ということで「『将棋』の本」、11月22日が「いい夫婦の日」で「『いい夫婦』の本」と、色々と特集してみました。

担当者(き)の今月のイチオシは「『芸術の秋』の本」。11月3日が「文化の日」ということと、美術好きで知られる弊館の事務長がヒントを下さったので特集してみました。現在、近隣の美術館・博物館で開催中の企画展にちなんだ長澤芦雪やビアトリクス・ポターの本も並べてみたのが、今回の新たな試み。貸出中となった本も多いので、並んでいないものもありますが、楽しんで頂ければ幸いです。

 その中で私が実際に出掛けたのが、愛知県美術館の「長澤芦雪展」、名古屋市美術館の「ランス美術館展」など。どちらも良かったのですが、名古屋に来ると分かった日から指折り数えて楽しみにしていた「長澤芦雪展」の“和歌山県串本市・無量寺「虎図襖」&「龍図襖」の再現”は、生で体感できて幸せでした。「虎図襖」の裏面「薔薇に鶏・猫図襖」の仕掛けも面白かったなぁ。「ランス美術館展」は、ドラクロワ、ピサロが良かったです。私は「本」にちなんだポストカードを集めているので、コローの「川辺の木陰で読む女」のポストカードは迷わず購入しました。

 他には、岐阜市歴史博物館へ「レオナルド×ミケランジェロ展」も観に行ったのですが、こちらは展覧会以外にも面白いことが色々あったので、またの機会にじっくりと書きたいと思います。その前に、来週はサッカー・ロシアW杯欧州予選でのイタリアの予選敗退についてなど、サッカーについて熱く語りたいと思っています。

 

2017年11月05日(日)

 先週の「図書館だより」の続き、高知~岡山旅行の最終日・岡山篇です。そもそも、今回の旅行は久しぶりに高知県へお墓参りに行くことが目的でした。しかし、JR四国在来線から東海道新幹線への乗換駅が岡山であることに気付いた時に、そうだ、岡山で途中下車して倉敷に行こう!・・・と思い立ったのです。

 倉敷への旅は、大原美術館を再訪することが最大の目的でした。学生時代に一度行ったのですが、連れがいたので時間をかけて鑑賞できなかったし、当時は若かったので作品をボンヤリと観ていました。というわけで、大人になった自分の目でじっくりと鑑賞したい、とかねてから考えていたのです。

さて、念願の大原美術館でしたが、本当に素晴らしかったです。エル・グレコの「受胎告知」やモネの「睡蓮」など個々の作品をあげればキリがありませんが、最も感銘を受けたのが、美術館の姿勢でしょうか―。美術館を歩いていると、無名に近い若手アーティストの作品を展示している一画があります。これほどの名画を所蔵していながらも、守りに入ることなく現代の若手作家を支援し続ける姿勢。これこそが、大原美術館へ何度も通いたくなる理由に他ならないと思いました。大原美術館が2010年に発表した「使命宣言」の文中に「新しい創造活動への挑戦を支援・推進します」とあります。この「使命宣言」5項目の全文は、スペースに限りがあるので紹介できませんが、大原美術館ホームページでも読むことが出来ます。文化や芸術、そして教育に携わる者であれば、一読すべきものだと思います。

 ところで、倉敷では大原美術館以外にも、買物やおやつもしっかりと楽しんできました。倉敷発祥のマステや、フルーツ王国岡山のぶどうパフェやいちじくパフェ。そして、10月10日=トートの日、にちなんだイベントで格安で販売されていた倉敷帆布のカラフルなトートバッグなど、良い買物が出来て幸せでした。しかし、一度行くとまた行きたくなるのが倉敷。3度目の大原美術館にも行きたいな、と思ってしまいます。こちらに戻ってから、倉敷名物の歴史あるお饅頭をオススメされたのでこれを食べてみたいし、ままかりのお寿司も食べ忘れていたし、大好きな桃の季節は終わっていたし。

 最後に大切なお知らせを。明日から蔵書点検のため特別休館となります。図書館利用者の皆様にはご迷惑をお掛けしますが、11月18日(土)に美しく整理整頓された図書館にてお待ちしております。18日(土)からは「本・雑誌のリサイクル」も始まりますので、こちらも重ねて宜しくお願いします。個人的には、蔵書点検前にメドをつけておきたかった仕事があまり進んでいないのが無念です。蔵書点検中も、合間を見つけて頑張ろうと思います。

 

2017年10月29日(日)

 間もなく11月になるというのに、2週連続の台風騒動です。天候に恵まれない週末が続いていますね。おまけに朝晩は寒いので、体調を崩さないように用心して過ごしています。

 さて、3週間ほど前に高知県から岡山県を巡る旅をしてきました。今では信じられないほどの暑い日が続いていた頃のことです。

最初に向かったのは高知県土佐清水市。父方の故郷です。よく分かってはいたのですが、本当に遠かったです。名古屋(新幹線)→岡山(特急南風)→中村(レンタカー)→土佐清水、というルートで行きましたが、とりわけ岡山から先が長かった!JR土讃線に乗ったことのある方なら分かって頂けるかと思いますが、絶景に次ぐ絶景、しかし物凄い揺れでした。目的地にたどり着いた時には、もうフラフラになっていました。

土佐清水市では親戚の家でお世話になり、お墓参りをして、御馳走をたくさん頂きました。偶然にも、「足摺きらり」というイベントが足摺岬・金剛福寺で開催されており、竹灯篭とキャンドルでライトアップされた幻想的な景色を楽しむことができました。前回会った時には、たしか中学生だった従姉妹の娘さん(普段は「ジョン万次郎資料館(現在休館中、観たかった!)」に勤めている)が、「足摺きらり」の運営スタッフとして頑張っていて、こちらも眩しかったです。

 次の日は高知市内へ移動して、念願だった高知県立牧野植物園に出掛けてきました。オシャレな建物、かつ五台山の穏やかな空気。加えて、散策中にすれ違うスタッフの方々の爽やかな挨拶。心が洗われる思いでした。併設されているカフェも素敵で、時間が許すならば、一日のんびりと過ごしたかったです。悔しいので、オリジナルグッズをいっぱい買ってしまいました。

さて、この牧野富太郎博士。小川洋子さんの短編集『不時着する流星たち』の「十三人きょうだい」を読んで知ったのですが、何と子どもが13人いるのです。小学校中退でありながら独学で植物分類学を研究し、「日本植物界の父」と呼ばれた牧野博士。「雑草という名の植物はない」など数多くの名言を残し、一説によると18回も引越しをして、94歳という天寿を全うした方です。最近では、NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で星野が憧れていた人物として登場しました。土佐人らしい気さくな語り、を生で聴いてみたかった!

 スペースがなくなったので、最終日の岡山県への旅については次週に。大好きな大原美術館と倉敷について、そして果物王国・岡山でパフェを食べた話などを書きたいと思います。

 

2017年10月22日(日)

 先週、10月18日(水)コミュニティ放送「エフエムななみ」にて、水谷ミミさんの番組に出演させて頂きました。・・・と、サラリと書いていますが、2時間の生放送!何度か出演している館長ともども、大変に緊張しました。図書館HPのFacebookでも紹介していますが、「サラメシ」の舞台裏や司書の仕事をはじめ、「人生を変えた3冊」というお題でお話させて頂きました。

この「人生を変えた3冊」。もの凄く悩みました。3冊、というのは本当に難しいです。1冊と言われれば“これ”という1冊がありますし、5冊や10冊であれば絞り込むのが、さほど大変ではないのですが・・・。結果、悩みに悩んで選んだのがこの3冊。

『六の宮の姫君/北村薫著』(「サラメシ」でも紹介させて頂いた小説)
『勝者のエスプリ/アーセン・ベンゲル著』(サッカー好きになった頃の愛読書)
『「ない仕事」の作り方/みうらじゅん著』(ここ数年、私の仕事における座右の書)

ちなみに迷っていた候補の本は、『夜中の薔薇/向田邦子著』、『「在外」日本人/柳原和子著』などなど・・・。館長の3冊が「堅め」の本だろうと予想していたので、バランスを考え、こちらは「柔らかめ」にしようと思ったので外しましたが、どちらかと言えば「人生を変えた」にふさわしいのは、こちらかも。

ちなみに館長の3冊は、
『史記列伝/司馬遷著』
『南涼と西秦(「なんりょうとさいしん」と読むそうです。中国語の原書でした)』
『マレー蘭印紀行/金子光晴著』
放送を観て下さった方はご存知でしょうが、館長の「中国歴史好き」が画面からあふれていましたね。金子光晴の本が選ばれていたことには、津島への思いも感じました。

金子光晴といえば、2週間ほど前に旅行先の倉敷の古本屋さんで、金子唯一の対談集『金子光晴下駄ばき対談』を購入しました。この本が私が生まれた年に出版されていることと、旅先で偶然に地元の作家の本と出会ったこと、の二つの縁を感じて購入したのですが、読んでみるとなかなか面白いのです。金子の詩は難しいと思いましたが、対談集では金子がグッと身近に感じられました。図書館でも所蔵していますので、興味をお持ちの方は是非。

さて、CMの間や放送前後にも、津島を盛り上げたいという思いを熱く語って下さったミミさん!この度は本当にお世話になりました。津島が少しでも盛り上がるよう、微力ではありますが私も頑張りたいと思いますので、津島市立図書館ともども宜しくお願いします。また、楽しい企画でご一緒できればと願っております。

 

2017年10月15日(日)

10月も早くも半ばですね。11月6日(月)からの特別整理期間が近づいてきました。

しかし残念なことに、特別整理期間前にメドをつけておかなければならない幾つかの仕事があまり進んでいません。そろそろ巻き返さなくては!これまでは、幾つかを同時進行で進める方式を採用していましたが、この方式はどの仕事がどこまで進んでいるのかが分からなくなるという弱点があることに、ごく最近気付きました。というわけで、今後しばらくは一つの仕事を仕上げてから、次の仕事にとりかかる方式に変更しようと思います。先週は旅行へ出掛けて、しっかりとリフレッシュしたので、気合を入れて頑張らなくては。

さて、世界に目を向ければ、2018年サッカー・ロシアW杯最終予選が佳境に突入しつつあります。崖っぷちに立っていたアルゼンチンは、メッシのハットトリックで見事に出場決定。大事な場面で決めるのが“スター”といいますが、やはり凄いものです。

逆に予選敗退が決まってしまったのが、前回W杯では3位のオランダ、2016年欧州選手権ベスト4のウェールズなど・・・。あらためて、欧州予選は厳しいと実感させられました。ウェールズのガレス・ベイルやアーロン・ラムジーのおそらく全盛期の姿をW杯で見られないのかと思うと、とても残念です。

日本代表も、先週は国際試合が2試合ありましたが、どちらも微妙な結果。豊田スタジアムでの試合もあったので観に行きたかったのですが、日程の都合がどうしても合わず、今回は断念。11月にはブラジル戦、ベルギー戦がフランスであるので、こちらは実り多い熱戦となるように願っています。

先日、2020年東京オリンピックのサッカー男子代表監督が、前サンフレッチェ広島監督の森保一監督に決定したという発表がありました。自国開催のオリンピック代表を率いるプレッシャーは相当のものでしょうが、とても名誉なこと。若手育成の手腕に定評のある森保監督ですので、否が応でも期待してしまいます。それにしても、2020年なんて、まだまだ先だと思っていましたが、着実に近づいているのですね。本当に時間がすごい速度で過ぎていきます。置いて行かれないようにしなくては。

 

2017年10月08日(日)

先週の図書館だよりに書いた今年のノーベル文学賞は、カズオ・イシグロさんが授賞しましたね。というわけで、「村上春樹全作品一気出し」は出来なかったのですが、「祝・ノーベル文学賞 カズオ・イシグロさん」をコーナー7でスタートしました。所蔵している作品数が限られていることもあり、控えめな紹介となっていますが、興味がある方は是非覗いてみて下さい。

さて、先週の土曜日に岐阜県現代陶芸美術館で開催されている「浦上父子コレクション展 引き継がれるコレクター魂」を観るために、多治見市へ出掛けてきました。

中国の漢から唐時代の陶俑や明の古染付、高麗陶磁などの陶磁器コレクション、歌川国芳・月岡芳年の浮世絵、北斎漫画のコレクション・・・。どれも素晴らしかったのですが、大好きな北斎漫画をじっくりと観ることが出来たことが、何よりの幸せでした。

浦上満さん(古美術商・浦上蒼穹堂店主。「浦上父子」の「子」にあたる方)は、以前「クレイジージャーニー」というTV番組でも1500冊以上の北斎漫画を収集している「世界一の北斎漫画コレクター」として紹介されていた方なので、ご存知の方もいるかもしれません。絵手本という形で流通されていた冊子を一枚ずつ額装する、というのは綴られているものをバラバラにしなくてはならないので、浦上さん自身も抵抗がないと言ったら嘘になる、と以前に何かの記事で読んだことがあります。しかし、そのおかげで今回のように一枚一枚をじっくりと鑑賞させて頂けるのは、大変に有難いこと。江戸時代を生きる人たちの今にも動き出しそうな動きや表情を堪能させて頂きました。

北斎といえば、先々週の図書館だよりに書いたNHKドラマ「眩(くらら)」を先週やっと観ることが出来ました。素晴らしかったです。「もっと上手くなりたい」という北斎・応為父子の気持ちが痛いほどに伝わってきて感動しました。また、ドラマ中での「色」の使われ方が本当に素敵でした。もちろん役者さんの演技も素晴らしかったです。私はあまりTVドラマや映画は観ない方なのですが、やはり良いものは良いなぁと思いました。

多治見は、これまでも何度も図書館だよりに書いていますが、年に数回はお邪魔している大好きな町。今回もいつもお世話になっているお店で、すっかり話し込んでしまいました(お茶まで御馳走になってしまいました。しかも2杯も)。ここのところ忙しい毎日を過ごしていますが、出来れば冬になる前にもう一度お邪魔したいな、と思っています。

 

2017年10月01日(日)

早いもので、今日から10月です。というわけで、コーナー7は「10月の本」に模様替えしました。

10月ということで、「ハロウィーンの本」や「実りの秋の本」、「衣替えの本」「秋祭りの本」「ハイキングの本」など“いかにも10月”といった本をはじめ、10月1日・コーヒーの日にちなんだ「コーヒーの本」、10月10日・銭湯の日にちなんだ「銭湯の本」といった、あまり知られていない記念日の本、そして1972年10月28日は上野動物園にパンダが到着した日ということで、「パンダの本」、1964年10月10日は東京五輪開会式ということで「東京オリンピックの本」を紹介しています。

今月、担当者として特に注目して頂きたいのが「読書週間の本」。「本棚」や「しおり」についての本、有名人の書評集など「本」に親しんで頂ける本を集めてみました。書評集やブックガイドは「019.9」という番号が背ラベルで貼られているのですが、残念ながらあまり手に取って頂いてないように普段から思っていたので、今回まとめて紹介することが出来て嬉しく思います。小泉今日子さんの書評集や芥川賞の又吉さんの本も並んでいますので、気軽に覗いて頂ければ・・・と思っています。

と、つらつら「10月の本」ついて書いてみましたが、今月はまだ隠し玉が!・・・といっても、今の段階ではどうなるのか分からないのですが・・・。と、思わせぶりなことを書きましたが、今月はノーベル賞の発表があります。今年こそ「祝・村上春樹さん・ノーベル文学賞受賞」コーナーを出すことが出来るか!?・・・もちろん、コーナー設営の準備は実際に受賞が決まらないと始められないのですが、今からドキドキしています。めでたく受賞決定した暁には、コーナー7にて「村上春樹全作品一気出し(仮題)」を予定していますので、お楽しみに。さて、どうなるでしょうか?

 

2017年09月24日(日)

先週の土曜日に雨の中、「秋季特別展・天璋院篤姫と皇女和宮」を観るために徳川美術館へ行ってきました。

美術館へ出掛けた時には手荷物は少なくしたいので、いつも無料のコインロッカーを利用するようにしています。コインロッカー用のコインを貸してくれる美術館も多いのですが、徳川美術館は100円入れてから返金されるタイプ。

というわけで、いつものように空いているロッカーを探していると、地面に小さなビニール袋に入った紙片が落ちていました。ん、何だろ?と思って拾ってみると・・・、何と、明日の日付の名古屋~東京の新幹線指定席切符!わ、大変だ、と受付の方に届けたものの、落とし主の方がロッカーの前で落としたことに気付くかなぁ、とか、新幹線に乗ろうとしてから切符がないことに気付いてと焦るのではないか、とか色々心配になってしまいました。そして今も、無事に落とし主に届いたのか気になっています。

肝心の展示は、刺繍の繊細さといい、お道具の塗りの美しさといい、本当に豪華で素敵でしたが、豪華で煌びやかなものゆえの淋しさを感じました。ちなみに、私が最終回まで観た数少ない大河ドラマの一つが「篤姫」です。それほど歴史に興味がない私でもしっかり楽しめる展示でしたので、興味のある方は是非足を運んでみてくださいね。

そういえば、「篤姫」で最年少主演を務めた宮崎あおいさんと、実父・島津忠剛を演じた長塚京三さんが、またも親子役で共演した「眩(くらら)」が先週放送されましたね。今度は、葛飾北斎・応為親子です。朝井まかてさんの小説は大好きで、なかでも『眩』は本当に素晴らしかった!というわけで、録画したドラマをじっくり観るのが、今から楽しみです。

 

2017年09月17日(日)

私はもともと朝型だったのですが、ここのところ毎朝4時~5時頃に目が覚めてしまい、その後全く眠れなくなってしまいました。正直、朝までぐっすりと眠りたいので、非常に困っています。しかし、ただ困っているだけでは悔しい!・・・ということで、毎朝1~2時間ほどを読書の時間に充てています。おかげで読書はさくさくと進むのですが、夜、いや夕方頃からひたすら眠くてつらい。寝つきはとても良いので、睡眠不足という感じではないのですが・・・。そんなわけで、夏のはじめから続いている胃の不調に「時差ボケ」が加わったような不本意な体調が続いています。早く元気になって「食欲の秋」を満喫したい!

さて、これを書いている時点では良く分からないのですが、今頃は台風が接近、もしくは上陸しているのではないかと思われます。私は今日、出勤している予定なので、今からドキドキしています。

今年の夏は雨が多く、いわゆる“ゲリラ豪雨”に遭遇したことがありました。ずいぶん前の話なのですが、金曜夜のヨガのクラスの帰り道のこと。出発した時には「雨が降り始めたな」というくらいの降りだったのですが、国道155号線を過ぎた辺りで雨が強くなりました。「お、大丈夫かな?」と思っていると、目の前に“雨のカーテン”のような不思議な光景が。「あれ、何だろ?」と思いつつ運転していると、ワイパーを最強にしても視界ゼロに近い大雨!幸い、というより当然のことながら前後の車もスピードダウンしたので、何とか落ち着いて運転することが出来て、数分後には雨も幾分落ち着いたので、無事帰宅することが出来たのですが、本当に怖かったです。

さて、今日は大丈夫でしょうか?今回の台風で、大雨や暴風の被害が出ていないことを心より願っています。ちなみに、コーナー7「9月の本」では、台風の本も数冊紹介しています。よろしかったら手に取ってみて下さいね。

ところで(す)さん、コーナー7「9月の本」では「読書の秋」は取り上げていませんよ。ご安心を。・・・ただ、「10月の本」で「読書週間」を取り上げる予定ですけどね。

 

2017年09月10日(日)

朝晩涼しくなってきましたね。いや、むしろ明け方はヒンヤリとした空気。ただでさえ、今ひとつの体調なのです。これ以上風邪などひかないように、気をつけることにしなくては。

ここのところ、早くも年末に向けて「追悼コーナー」の原稿と「10月の本」の原稿を進めています。なぜ同時進行しているかというと、毎年のことながら追悼原稿をずっと書いていると、ひたすら悲しくなるから。というわけで、“追悼原稿を書く→悲しくなる→「10月の本」の原稿を書く→少し元気になる→追悼原稿を書く・・・”というループで作業を進めています。この方式、残念ながらあまり進みません。「悲しくなるから原稿が止まる」なんてアマチュアなことを言わずに、気合を入れて頑張らなくては、と思う一方、亡くなった方に心を寄せなくては良い追悼原稿が書けないような気もするし・・・。しかし先日、ある方に「あと3ヶ月で年末ですね」と言われてから、ふと気付いたのです。そうです、あと3ヶ月で年末ではないではないですか!さらに11月は蔵書点検があるので、当然この期間の原稿書きはストップ・・・おぉ、これは本気で焦らなくては。

さて、最近「図書館だより」では仕事の話ばかり書いているので、たまには別の話も。2週間ほど前に、映画「ギフト 僕が君に残せるもの」を観てきました。先日NHKの「おはよう日本」でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかもしれません。難病のALSを告知された引退後間もないアメリカンフットボールのスター選手のドキュメンタリー映画。告知されてすぐに奥さんの妊娠が分かり、生まれてくる我が子へ残すために撮り始めたビデオダイアリーを基にした作品です。

ネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、人間ってすごいなぁ、と改めて思いました。「今日出来たことが、明日には出来なくなるかもしれない」というのは、やはり想像を絶する恐怖だと思います。しかし前向きに、かつユーモアを忘れずに過ごす姿が本当に素敵でした。まだかろうじて上映していると思いますので、興味のある方は是非足を運んでみて下さいね。