先週は、まさしく大寒の1月20日から大寒波が到来し、とても寒い日が続いていますね。この地方でも、朝起きたら雪がほんのちょっぴり積もっている日があり、出勤の運転ではドキドキしました。この大寒波、ニュース等を見ていると「強くて長い」寒波だとのこと。まだまだ寒い日が続く予報が出ています。うーん、寒いのが苦手な私としては嬉しくない話です。雪国で暮らす方達から見れば、この地方の寒さなんて大した寒さではないのでしょうが・・・。霜焼けも全く治らないし、困ったな~。
さて、この「大寒大寒波」がやって来る前は、わりと暖かくて過ごしやすい日が続いていましたね。先週のお休みも暖かいお出掛け日和だったので、ふと思い立ち「没後50年 高島野十郎展」を観るために豊田市美術館へ行ってきました。
高島野十郎、私もごく最近まで、というよりもNHK「日曜美術館」の特集を見るまでは全く知らなかったのですが、無名のまま亡くなったものの近年人気が高まっている画家ということで、美術館には多くのお客さんが訪れていました。明治時代に生まれた高島野十郎は、東京帝大農学部水産学科を首席で卒業したものの、画家となった人です。生涯を通じて一度も美術団体に属さず、独自の「寫実(しゃじつ)」を追い求め、卓越した技量と、緊張感さえもみなぎる独特の筆致を魅力とする孤高の画家とされています。
絵について文章で書くのは難しいので、感想を少しだけ。個人的に一番好きな作品は、まさしく月だけを描いた「月」かなぁ・・・。私は絵については全くの素人ですが、ものすごい技術と覚悟、そして潔さがなければ描けない作品だろうと思いました。ちなみに、野十郎は「月ではなく、闇を描きたかった。闇を描くために月を描いた。月は闇をのぞくために開けた穴です。」と言い残しているそうです。他には、目力が半端ない「絡子をかけたる自画像」や、本物が目の前にあるような「からすうり」、そして数多くの同名作品が展示されていた「蝋燭」が心に残りました。リンゴも美味しそうだったなぁ。
今年はなるべく多く美術館へ出掛けようと思っているので、幸先の良い「アートはじめ」となったように思います。まだまだ寒い季節が続きそうですが、心身のコンディションを整えて、あちこちの美術館へ出掛けようと思っています。県美術館のゴッホ展も激混みのようですが、近いうちに行ってこなきゃ!!
・『「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか リュウグウの石の声を聴く』橘 省吾/著・・・豊田市美術館には割とよく出掛けていると思っていたのですが、最後に出掛けた時にはまだお隣に豊田市博物館がなかったので、2024年4月以前だったようです。ちなみに、豊田市博物館はこの日が「特別展・深宇宙展」の最終日。入場口には何重にも行列ができていたのでスルーしてしまいましたが、「はやぶさ」「はやぶさ2」の小惑星粒子が展示されていて顕微鏡で観察できた・・・と聞くと、惜しいことをしたような気もします。
最後にお知らせを。コーナー9「追悼2025」は間もなく終了予定です。多くのご利用を頂き、ありがとうございました。毎年末に、追悼のコーナーを作成するのは実はメンタルも大変だったりするのですが、多くの方に手に取って頂くと、苦労が報われる思いです。心より感謝申し上げます。現在展開中のコーナー8「わくわく動物ランド」は2月下旬迄、コーナー6「追悼・内館牧子さん」は1月いっぱい迄の予定です。ただし、あくまで「予定」なので、作業の進捗状況や諸事情により変更の可能性もあります。ご了承ください。さて、次週の「図書館だより」では、28日(水)からはじまる新しいコーナーの話を書こうと思っています。