図書館だより

 

2026年01月18日(日)

昨日、1月17日は阪神淡路大震災から31年目の1日でした。私はこの日は早く起きていて、時計代わりに点けていたテレビは、いつの間にか追悼式典「1.17のつどい」の会場からの中継に切り替わっていました。土曜日ということもあり、会場には大勢の人が訪れていました。毎年のことながら、こんなにも寒い時期の災害だったんだな、と思わされました。

先週は、フリーアナウンサーの久米宏さんの訃報に驚きました。

もう知らない世代の方も多いかもしれませんが、私の世代は夜10時といえば「ニュースステーション」、夜11時といえば「ニュース23」を観て、大人の社会に触れる世代だったと思います(残念ながら「ザ・ベストテン」の記憶は殆どありませんが、黒柳徹子さんの追悼コメントにはグッとくるものがありました)。

筑紫哲也さんも18年前に亡くなり、そして久米さんも亡くなってしまったんだなぁ・・・と寂しく思いました。久米さんは奥様がスタイリストということもあり、いつもオシャレでシャープ。筑紫さんは武骨で正義感が強い硬派というイメージでした。お2人に共通していたのは、たまに見せてくれる柔和な笑顔と、弱い立場にある人への限りない優しさだったと思います。また、久米さんは当時まだまだ黎明期だったサッカーを熱く応援して下さっていて、川平慈英さんとのサッカーコーナーを当時の私は毎回楽しみに観ていました。

阪神淡路大震災が発生した直後の報道はあれから31年経っても鮮明に憶えていて、ニュース番組で流れる映像にただただ驚いていました。日本に節目というものがあったとしたら、1995年はまさに節目の年だっただろうと思います。まだまだテレビが元気で、「権力のチェック」というメディアの使命を果たしていた時代でした。解散総選挙も近いようですが、久米さん、そして筑紫さんがお元気だったら、どんなニュース番組が放送されるのだろうか、と思います。久米宏さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』久米 宏/著
『筑紫哲也「NEWS23」とその時代』金平茂紀/著
『阪神・淡路大震災から私たちは何を学んだか 被災者支援の30年と未来の防災』阪本真由美/著