コーナー6「追悼 瀬戸内寂聴さん」

追悼・瀬戸内寂聴さん

瀬戸内寂聴さんが2021年11月9日に99歳で亡くなられました。心よりご冥福をお祈りいたします。

1922年、徳島市生まれ。東京女子大に在学中に結婚し、一児の母となるが、25歳の時に出奔。57年『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞を受賞し、当時の本名・瀬戸内晴美でデビュー。61年に評伝 『田村俊子』で田村俊子賞、63年には離婚の原因となった自身の恋愛を描いた『夏の終わり』で女流文学賞を受賞。以後は岡本かの子、伊藤野枝の伝記小説『かの子撩乱』、『美は乱調にあり』や、自由と自立を求めて生きた近代日本の女性の生と性をみつめた長編小説を次々と発表し、人気作家となった。73年、51歳で出家して法名「寂聴」に。京都・嵯峨野に寂庵(じゃくあん)を開き、ユーモラスでわかりやすい説法でも人気を集めた。98年には75歳で源氏物語の現代語訳を完成。90代に入っても執筆活動は衰えず、『死に支度』、『いのち』などを執筆。護憲や脱原発についての活動や発言も盛んに続けた。大正、昭和、平成、令和の四世代を生き、11月9日に99歳で死去。

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