読売新聞収容中女性死亡 職員対応「適切」 国側が意見書
名古屋出入国在留管理局で収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した問題で遺族らが国に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が27日、名古屋地裁であり、国側が入管職員らの対応は適切だったなどとする医師2人の意見書を提出した : 入管外部の内科医による意見書では、死亡する半月ほど前の尿検査について「一般的には飢餓状態が進んでいることがうかがわれる」とした一方、食欲が改善傾向だったと指摘。また死亡の2日前にウィシュマさんを診察した精神科医は「生命に危機がある兆候はみられなかったため、点滴が必要とは考えなかった」とした : 原告側は点滴などの適切な治療がされなかった結果、死亡したなどと主張している。
毎日新聞「尊厳傷つけないで」 ウィシュマさん訴訟 遺族が陳述
名古屋地裁で27日、名古屋出入国在留管理局の施設で収容中に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟の第9回口頭弁論があった : 入管職員らの対応は適切だったとする医師の意見書を国が提出したのに対し、遺族は「姉の尊厳をこれ以上傷つけないで」と訴えた : 国が提出したのは、ウィシュマさんの診療記録や入管居室内の監視カメラ映像を見た医師と、ウィシュマさんを診療した精神科医の意見書
毎日新聞昼間のセールで事故抑止 スーパーと愛知県警がタッグ 外出は明るい時間帯に
人通りが増えて多発する夕方の交通事故を防ごうと、東海エリアで店舗展開するスーパー「ヤマナカ」(名古屋市中村区)が新たに昼間のタイムセールを実施する : 買い物客らに明るい時間帯の外出を促すのが狙いで、県内49店舗で毎週木曜日の午後2~3時に実施する方針。通常午後4時からのタイムセールに加え、値上がりしている卵などを1割引で販売する。12月28日まで実施し、効果を検証する : 県警交通総務課によると、日没が早まる10~12月は例年、事故件数が増える傾向にある。事故死者の半数を占める高齢者の利用が多いタイムセールの繰り上げをヤマナカに打診し、中野義久社長は快諾した : 津島市内では神守地区にヤマナカ店舗がある
中部経済新聞日中セールで交通事故防止 愛知県警、ヤマナカと協定
日没が早まり交通事故が増える10~12月の夕方に買い物客の人流を減らすため、愛知県警は27日、スーパーマーケットを展開する「ヤマナカ」(名古屋市中村区)と割引セールを新たに日中に実施する協定を結んだ : 同社によると、割引セールは10~12月に毎週木曜日の午後2時ごろ、県内49店舗で実施する方針。多くの人が買い求める卵などを対象とすることで、歩行者と車双方の人流を明るい時間に移す狙い : 県警交通総務課によると、交通事故による10~12月の死者数は過去5年間、午後5~7時が他の時間帯に比べ2~3倍近く多かった : 津島市内では神守地区にヤマナカ店舗がある
中日新聞中小企業に向けて省エネ対策を促す 津島でセミナー
津島市は20日、中小企業向けの省エネセミナーを市役所で開いた。地球温暖化対策の一環で、8つの事業所の関係者が参加し、脱炭素に向けた省エネの取り組み事例などを学んだ : セミナーでは中部大中部高等学術研究所の研究員、原理史さんが講演。個別の相談会も行われ、後日に省エネの簡易診断を受けた事業所に対しては、市長から木製の盾が贈られる
中日新聞ながら運転の怖さ VRで 県警など 津島で体験会
県警交通事故対策室などは25日、安全運転を支援する機能が付いた「サポートカー」を体験できる運転シミュレーターなどの体験会を津島市の自動車用品店「ジェームス津島神守店」で開いた : 参加した地元の人たちはシミュレーターを使って、前を走る車に近づくと、自動でブレーキが作動するサポート機能を体験。また仮想現実(VR)映像の中で、運転しながらスマートフォンを操作していると、道路に飛び出してきた人をはねたり、歩行者としてはねられるシーンも疑似体験した : 同対策室によると、今年に入り、県内で道路横断中の交通事故で死亡した人は8月末時点で27人に上り、このうち24人が信号を無視したり、横断歩道以外を渡ったりしていたという
中日新聞津島の魅力 動画でPR 市役所でお披露目 最優秀作品 愛大生チーム
愛知大の学生が津島市の魅力を発信するために制作した短編動画の最優秀作品が21日、市役所でお披露目された : 動画の制作には、6チーム15人が参加し、今春から活動をしてきた。7日に最終プレゼンテーションがあり、最優秀作品には同大国際コミュニケーション学部2年の藤田夏凜さんと神谷茉緒さんのチームが選ばれた。作品は、名鉄津島駅に到着し、古民家カフェや伝統菓子「くつわ」の店、津島神社、天王川公園などのスポットも訪れ、1日かけて楽しむ内容 : 最優秀作品を含め、学生の作品は順次、市がYouTubeやインスタグラムなど公式交流サイト(SNS)で公開する
中日新聞NIE 教育に新聞を 記事集め 自分だけの紙面に 蟹江・須西小児童が挑戦
新聞の作り方や特長を学ぶ「教育に新聞を(NIE)」の講座が22日、蟹江町須西小学校であり、4年生約65人が理解を深めた : 中日新聞津島支部青年会のメンバーが講師を務め、取材から配達までの新聞作りの流れを説明。同じ日付の同じテーマの記事でも新聞社ごとに取り上げ方が違うことも学び、読み比べを楽しんでいた : その後、児童たちは興味がある新聞の記事を切り抜き、それぞれ新たに見出しを付けながら自分だけの新聞を作りあげていった
中日新聞中高生ボランティア 献血の協力呼びかけ 津島、買い物客らに
津島ライオンズクラブによる献血活動が17日、津島市のヨシヅヤ津島本店であり、地元の中学生や高校生が会場設営や買い物客の呼び込みなどのボランティア活動を初めて体験した : 参加したのは、津島東高校のほか、藤浪、神守、暁の各中学校の生徒20人。会場でテントを設営したり、献血協力者に贈る日用品の袋詰めを手伝ったりした後、ショッピングセンターの入口前で、献血を呼びかけるカードを掲げた : 津島東高ボランティア部部長の水野亮哉さんは「献血は必要なことなので、皆さんの役に立ちたい」と話し、協力を呼びかけていた
中日新聞よもやま事件帖 思わぬ不審者
7月中旬昼ごろ、あま市の独居の高齢女性から「不審者が何度もノックしてくるが、ドアを開けても誰もいない」と通報があった : 津島署員2人がすぐに駆けつけ、部屋に入ると通報通りドアを何度もノックする音が。でも、ドアを開けても誰も居ない。「いたずらなのか、強盗の前触れか」 : 改めて音がした場所を見ると、外側のドアノブにかけられた袋の中の回覧板が、風に揺られてドアをノックしていた : 思いもよらぬ「不審者」の正体に署員は胸をなで下ろし、署に「異常なし」と報告した