2022年12月11日の図書館だより

2022年12月11日(日)

今週も「ワールドカップだより」です。

うーん、日本代表はクロアチアとの120分の激闘+PK戦の結果、負けてしまいましたね・・・。PKは「じゃんけん」みたいなものとよく言われますが、クロアチアも疲れていたし、スピードでは日本が圧倒していたように思えるだけに、PK戦でのベスト16敗退は「あー、もったいない!!」と思ってしまいました。まだまだ、このチームが見たかったです。

今大会で日本代表キャプテンをつとめた吉田麻也選手は、名古屋グランパスを長く見続けている私にとっては、吉田選手がまだ10代だった頃から応援している選手です(入団会見で少しスベっていたのも、今となっては懐かしい思い出です)。吉田選手は(あくまでも私個人の意見ですが)、最初からすごい選手だったわけではなく、グランパス、フェンロ(オランダ)、サウサンプトン(イングランド)、サンプドリア(イタリア)、シャルケ(ドイツ)・・・と海外クラブへの移籍と挑戦を続けて、経験(成功も失敗も)を積み重ねることによって、一歩ずつ力をつけて不動の代表キャプテンとなっていった選手だと思います。ということで、日本代表の敗退が決まった後、目を真っ赤にして会見した吉田選手の姿にはグッとくるものがありました。「お疲れ様でした」とか「ありがとう」とか、そんな言葉を簡単に掛けるのが憚れるような場面でした。

4年後の2026年に開催されるワールドカップは、カナダ・メキシコ・アメリカによる史上初の3カ国共同開催です(選手もサポーターも移動が大変そうですね)。4年後、まだ名前も知らない、見たこともない選手が、私たちをワクワクさせてくれるのかなぁ、と思うと年齢を重ねるのが楽しみになってきます。もちろん、今回悔しい思いをした選手たちにも期待しています。

ということで、日本代表は敗退してしまいましたが、ワールドカップは続きます。まだまだ睡眠不足な日々もありそうですが、風邪をひかないように用心しつつ、4年に1度のお祭りをしっかり楽しみたいと思います。ワールドカップが終わったら、コーナー8「追悼2022」、「あったま~る文庫」についても少し書こうと思っています。グランパスとワールドカップの話もまたの機会に。いや、そんな大した話でもないのですが。

『ゆだねて束ねる ザッケローニの仕事』増島 みどり/著・・・2014年に開催されたブラジル・ワールドカップで代表を率いたザッケローニ監督は、若かった吉田選手を代表レギュラーに抜擢しました。当時の日本は、海外で活躍するセンターバックがまだまだ珍しかった時代です。最近の日本代表センターバック陣を見ていると、すごい昔のような気もしてきます。
『万感のおもい』万城目 学/著・・・数日前の新聞に寄稿された「2012年、目黒通り、午前2時」と題した万城目さんのエッセイは、吉田選手の温かな人柄が伝わり、とても心に残りました。「朝7時からトレーニングです」という小さな声が聞こえたような気がします。ということで、万城目さんの最新エッセイです。
『ディエゴ・マラドーナ』(Sports Graphic Number PLUS)・・・11月6日(日)蔵書点検直前の「図書館だより」で・・・・・・私の予想はアルゼンチン優勝です。おそらく、今回が最後のワールドカップとなるメッシ選手が大活躍し、亡きマラドーナにトロフィーを捧げる・・・という感動のシナリオを勝手に予想しています。・・・・・・と書いていました。今日(12月10日・土曜)は3時45分起きで、アルゼンチン対オランダを観戦してから出勤しています。うーむ、イエローカード17枚+乱闘(サッカーというよりプロレスみたいでした)という荒れた試合でしたが、延長+PK戦の結果アルゼンチンが勝ちました!さて、次は日本、そしてブラジルに勝ったクロアチアとの準決勝です・・・私の優勝予想は当たるかな??

ページの最初に戻る