津島の新聞記事

2025年10月27日

中部経済新聞

カタい!菓子も決意も 津島市伝統の「あかだ」守る

驚くほど硬い米菓子として知られる津島市伝統の「あかだ」を製造、販売する「あかだ屋清七」(同市)は今年で創業195年。540年創建と伝わる津島神社の前に、1830年に開業し、参拝客や地元住民に親しまれてきた : 7代目女将の岡田雅代さん(62)、夫の博さん(61)、6代目の貞雄さん(90)は、米をひいて粉にし、気温や湿度を考慮して水と黒ごまを加えて手作業で団子を作り、約1時間揚げる : 商品の箱には「とても硬いお菓子ですので、ゆっくりとお召し上がりくださいませ」と記し、注意を促す。「硬すぎる」との声を受け、昔ながらの手作り製法を守りつつ、硬さや味を工夫し、少し軟らかめにした「シン・あかだ」を2年前に開発。1袋6個入りで、「シン・あかだ」に振りかける昆布茶の粉を別添えする形で商品化し、好評を得ている。 : 近年、原料の米や包装に使う紙の値は上がり、昔から使う道具の製造元は廃業しており、壊れた時の発注先は見つかっていない。不安は尽きないが「店が残っていて良かった」と言ってくれる客もおり、博さんは「命が続く限り、作り続けたい」と力を込める