図書館だより

 

2018年05月06日(日)

 今日は5月6日です。ゴールデンウィークも今日でおしまい、という方も多いのではないでしょうか?今年のゴールデンウィークは、天候に恵まれたお出掛け日和が続きましたね。

私もゴールデンウィーク前半に、石川県白山市→福井県あわら温泉→金沢→能登、の順で北陸をぐるりと廻ってきました。北陸、とくに石川県といえば「弁当忘れても、傘忘れるな」という言葉があるほどに雨が多い土地なのですが、旅行中の3日間は奇跡の晴天!・・・私は自分のことを「雨女」だと思っていたのですが、いつからそんな「持っている人」に変身できたのか、不思議に思います。とはいえ、旅行中に天気が良いのは有難いこと。あれほど美しい色の日本海を見たのは、はじめて。一生忘れないだろうな―、と思います。他にも、美しいものを見たり、おいしいものを食べたり、大好きな人と会ったり、と充実した旅となりました。心身ともにリフレッシュできたので、仕事も頑張らなくては、と思っています。そろそろ、コーナー9「維新八景」の次のコーナーの準備を始めなくてはいけない時期ですしね。

 さて、最初にも書きましたが5月です。というわけで、コーナー7は「5月の本」になりました。「♪夏も近づく八十八夜~」にちなんだ「お茶」の本、母の日にちなんだ「母」の本、5月12日がナイチンゲールの誕生日にあたることから「看護」の本、愛鳥週間にちなんだ「鳥」の本など、硬軟織り交ぜて並べていますので、気軽に覗いて頂ければ嬉しいです。

 もう一つお知らせを。現在、図書館入口通路では「天王祭能人形展」を行っています。展示にともない、コーナー7では、能・人形・天王祭についての本を紹介しています。すべて貸出できる本を並べていますので、こちらも手に取って頂ければと思います。天王祭は「宵祭・巻藁船」だけではありません。今年は、「朝祭・車楽船(だんじりぶね)」も楽しんでみてはいかがでしょう。「布鉾」のご利益にあやかることができるかもしれませんよ、ふふふ。

 と、先週の金曜日までにここまでを書いていたのですが、昨日5月5日にあわら温泉の老舗旅館「べにや」で火災が発生し、国登録有形文化財の建物を含む本館などが全焼しました。私には「べにや」のような高級旅館は高嶺の花ですが、ゴールデンウィーク中の災厄に言葉もありません。旅館「べにや」従業員の皆様、そしてあわら温泉関係者の皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

2018年05月05日(土)

今日は端午の節句です。
今はめっきり少なくなりましたが、車で走っていたら鯉のぼりが空を泳ぐ姿を見かけました。
こういった光景は、季節が感じられてやっぱりいいものですね。
端午の節句に柏餅を食べる風習がありますが、柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」縁起物として広まったそうです。
もう自分は大人ですし、まわりにも小さな子どもはいないので、久しく柏餅は食べていませんが、ヤ○ザキから、シャンシャンの健やかな成長を願い、シャンシャンの写真が入ったパッケージにプリントされた柏餅が発売されたそうなんです!
普通のつぶあん入りと、チョコクリーム入りの柏餅の2種類で、写真のパターンがそれぞれ2種類ずつ(お母さんのシンシンとのツーショットもあり)あるようです。
こ、これはゲットしたい!
しかし、何軒かコンビニやスーパーを回ってもなかなか見つかりません・・・。
愛知では品薄なのでしょうか?
いつまで売られているかわかりませんか、もうしばらく探してみたいと思います。

シャンシャン人気で、他にもパンダグッズや関連本などが続々と出版されていますね。
私もまんまと?その商法にひっかかり、気づけばシャンシャン関連のモノが自宅にどんどん増えていく一方です。
最近ですと、シャンシャンのDVD(当館では所蔵していません)がおととい届きました。
まだ観ていないのですが、誕生からの成長の姿が収録されているそうで、シャンシャンの顔のどアップがデザインされているかわいいパッケージを眺めながら、観るのを楽しみにしています♪
図書館にも、『こんにちはシャンシャン』(高氏貴博/著 宝島社 489.5タ)が入ってきました。
毎日、上野動物園に通ってパンダの写真を撮り続けられている高氏さんのパンダに対するあふれる愛が伝わってくるシャンシャンの写真が満載の一冊です。
『エコノミスト 5月1・8日号』(雑誌)にも、「パンダ大百科」という特集が掲載されていますよ。
興味のある方は、ぜひご覧下さいね。

 

2018年05月04日(金)

さて!先週の続きと行きましょう!
はい、「不動行光」とは!織田信長が愛した短刀で、その名の通り不動明王が彫られているのが特徴です。

信長はお酒の席でよくこの刀を自慢しており、酔っぱらうと「不動行光、九十九髪、人には五郎左御座候」と歌ったのだとか。
不動行光は、この刀のこと。
九十九髪は、九十九髪茄子茶入(つくもなすちゃいれ)という茶器のこと。
五郎左とは、信長の重臣である丹羽長秀のこと。
簡単にいうと信長のお気に入りの物と人を歌っているわけです。
現代訳すると「どうどう?この刀!この茶器!そして五郎左!どうだ!俺こんなにいいもの持ってんだぜ!」……みたいな。

しかし信長は、この自慢の刀を小姓である森蘭丸に譲ります。
ある日信長は、小姓たちを集めて問題を出します。
「不動行光の鞘にある刻の数を当ててみろ。正解した者にこの刀をやろう」
しかし蘭丸だけがずっと黙ったままだったので、理由を聞いてみると「知っていながら知らぬ振りをしていい当てることはできません」と答えました。
蘭丸は信長が厠に行く際に、この刀を渡されていたため、鞘の刻み目の数を知っていたのでした。
信長はその正直さに感心して「不動行光」を与えたといいます。

「自慢の刀をあげようだなんて信長太っ腹だなあ」と思いましたが、コレ絶対に当てられないと思って小姓たちに問題を出したに違いない。“あの”信長だし(失礼)
けれど蘭丸の信長への忠誠心がよくわかるエピソードですね。一番可愛がっていたというのも頷ける素直さ。見習いたいものです。

【※2020年10月29日追記】
なんでもこの図書館だよりがWikipediaさんの参考文献になっているらしいですね…!?
私のゆるい図書館だよりなんかよりも、よほどきっちりされた、なんでしたら私も参考にさせていただいたページがありますので、そちらをご紹介しますね!
ただ、そのままURLを貼るのは相手様にもご迷惑が掛かると思いましたので、「名刀幻想辞典 不動行光」と検索して頂けると幸いです。
この話につきましては、不動行光という刀としては結構有名な逸話(口伝?)なので、「出典の詳細は?出処は?」と言われるとちょっと困ってしまうのですが…。
家にある日本刀の本に載っているかな…。こちらでもできうる限り探してみますね。

『乱丸』上下(宮本 昌孝∥著) (913.6/ミ)
『森蘭丸』(沢田ふじ子∥著) (B/913.6/サ)

 

2018年05月03日(木)

今日は人形「リカちゃん」の誕生日みたいですね。
リカちゃん、おめでとうございます。
昔から人形よりぬいぐるみ派の私はあまりリカちゃん人形と遊ばなかったので、リカちゃんの誕生日が今日であるということを今年初めて知りました。
しかもリカちゃんって小学5年生設定だったんですね……。
家族やお友達の設定も細かくされているようで……。
何というか……リカちゃんのこと全然知らないですけれど、お友達が多国籍なのがリカちゃんっぽいな、と思いました。

長く愛される玩具っていいですね。
女の子のお人形と言えばやはり「リカちゃん」という感じですが、それは今でも変わっていないのでしょうか。 (や)

『昔の玩具大図鑑』K759/イ
『任天堂コンプリートガイド』589.7/ヤ

 

2018年05月02日(水)

取り壊し工事中の清林館高校

先日ようやく(というのもあれですが…)取り壊し工事中の清林館高校の写真を撮ってきました。
とうとう円形校舎にもざっくりとメスが……

卒業生である友人に送るため……といいつつ、こうして様子を切り取ることで、そうではない私まで一層寂しさが募ります。
ありがとう(旧名)津島女子高校……(閉校したわけではありません←重要)

ところで建物と言えば…とまだ書きたいことがありましたが、せっかくなので来週に持ち越します。
(タイムリーに書きたいことが他にあればさらに翌週になるかもしれませんが……)

さて、今週も最後にこどもの読書週間のお知らせです。
今週末も読み聞かせボランティアさんのおはなし会が土日ともあります。
土曜日は〈まろんmama〉さん、日曜日は〈神島田サポート〉さんによるおはなし会です。
ボランティアさんによるおはなし会はこれでラスト。どうぞご参加ください♪
〈図書館deエッグハント〉も実施中です!

*こどもの読書週間*
・おはなし会はすべて午後2時より、おはなしのへやにておこないます。

4/15(日)ストーリーテリングのおはなし会
4/21(土)おはなしBOOONのおはなし会
4/22(日)神守小図書ボランティアのおはなし会
4/28(土)こいのぼりのおはなし会
5/5(土)まろんmamaのおはなし会
5/6(日)神島田サポートのおはなし会
5/12(土)かぞくっていいね! のおはなし会
5/13(日)春のおたのしみおはなし会
おはなしにこにこも第1・3木曜日 午前10時半~あります*

Go 

2018年05月01日(火)

ここのところ暑い日が続いていますね。本日の最高気温は29度とか。大変!暑いです!
もう夏の気温じゃないですか。そりゃ花も早く咲いてしまうというものです。

道すがらに色々な花を見ますが、やっぱり今年は咲く時期が早いなと思います。
ツツジは5月ごろの花だと思っていたのですが、先週あたりにもう満開のような状態でしたし、桜も開花が早かったですし。
そして藤も早かったですね……先週あたりには天王川公園の横の道から綺麗な紫の滝が見えました。
開花が早いということは、見ごろが終わるのも早いということ。藤を見に行かれる方はお早めにですよ!もうかなり花が少なくなってしまっているのではないでしょうか……
藤まつりなのに……とは思いますが、こればかりは自然の事ですから仕方がないです。

さて、その藤まつり期間中の5月4日(金)に、地域の歴史に親しむ講座を3本立てで行います。
時間は10時半から16時まで、演題は以下の通りです。

10:30~12:00 「資料に残された津島の怪異・伝承」
13:00~14:30 「津島文華詞 -津島とかかわりのあった文化人列伝-」
14:30~16:00 「近世尾張西部地域における豪農層の学習活動と情報」

3つの講座全てに参加されますと結構な長丁場になりますが、12時から13時は講座の間になりますのでお昼に行かれる時間はありますよ。
皆さま是非お運びくださいませ。明後日です!

『5月のむかし話』 谷 真介/編著 K913タ
『花を咲かせるものは何か』 滝本 敦/著 471.3タ(新書)

 

2018年04月30日(月)

 今日は昨日の祝日の振替休日ということですが、図書館は通常通り開館しています。いつもと違うところと言えば、月曜休みの神守図書室が祝日ということで開室中です。本館にはない本もたくさんありますので是非一度のぞいてみてください。

お昼休み、外で食事をした帰りに近くの青池に寄りました。池の周りにはヘラブナ釣りの人が何人かいて、釣竿の先を水面に軽く垂らして引きが来るのを気長に待っている様子でした。エサが無くなって、新しいのに付け替えたりする様子は何度か見かけるのですが、釣れた場面は一度も見たことありません。ヘラブナは練り餌の調合、仕掛けといった時間と手間の掛かる地道な作業を要するので、かなり玄人好みの釣りといえます。

ちょうど今の時期は寒くもなければ暑過ぎる気温でもないので、釣りに行くのに絶好の季節です。電車に乗った時でも庄内川のほとりで釣りを楽しんでいる人の様子を車窓から良く見掛けます。雑誌『東海釣りガイド』や中日スポーツのレジャー面など読んでいると、海部・津島近辺の川が釣り場として紹介されていることもあり、そこで大物が釣れた写真を目にするので驚きです。

最近は百均でも竿やルアーなど、釣り道具が売っているのでG.Wに出かける予定がない人は、近場で釣りを始めてみるのも良いかもしれませんね。

 

2018年04月29日(日)

 先週の土曜日、隣県の小さな山をウォーキングしてきました。目当ては八重桜・・・だったのですが、こちらは残念ながらほとんど散っていました。しかし、モミジの鮮やかな若葉が黄緑色に輝き、さらに山を眺めるとポンポンと散らしたように山藤が咲いていて、大変に美しかったです。新緑を楽しむ良い一日となったのですが、この日の気温は7月上旬並み。暑かった!熱中症にならなくて良かったです。

 さて、先週月曜4月23日のNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」は北海道の書店店主・岩田徹さんが取り上げられていたので、録画して観ました。岩田さんは、1万円という予算でお客さん1人1人にあった本を選び出す「1万円選書」というサービスで有名な方。現在、「1万円選書」は予約3000人待ちという人気になっているそうです。スゴイ!

 お客さんの人生に寄り添う1冊を選ぶ、と紹介されていましたが、どれだけの本を読めばそのような選書が出来るのかを考えると、本当に頭が下がります。番組では、エアロバイクを漕ぎながら本を読んでいる場面が放送されていましたが、自分も運動不足解消と読書時間捻出のためにやってみようかと一瞬思いました。

また、番組の中で中学校の図書室に16万2千円の予算で選書をする場面が紹介されていましたが、どの本も中学生に戻って読んでみたくなる本ばかりでした。以前、見学させていただいた図書館で「クリスマスの贈り物」という企画展示がされており、「あなたに読んでもらいたい1冊」を選んでラッピングした本の貸出をしていましたが、自分用ではなく、会ったこともない人のために本を選ぶのは本当に難しいものだと思います。「人のために本を選ぶ」ということを考えさせられる番組で、大変勉強になりました。

先週、4月20日にミュージシャンのAvicii(アヴィーチー、と読みます)が亡くなっていたというニュースが流れました。EDMが流行り始めた頃、よく分からない音楽だなぁ、と思っていましたが、2013年に発表された彼の「Wake Me Up」を聴いた時に「これは名曲だ!」と思いました。それ以来、今でも運転中などによく聴きます。まだ28歳。あれほどの才能―、死んでしまってどうするんだ、と悲しい気持ちになりました。地上では得られなかった安らかな心でやすんでほしい、と心から願っています。

 

2018年04月28日(土)

社会人になったあたりからでしょうか?
肩こりの状態がずっと続いています。
肩こりがひどくなると頭痛も併発したりして、なかなか辛いんですよね・・・。
先日テレビを観ていたら、肩こりになる原因は肩・首以外にもあり、簡単に見分ける方法を紹介していました。
その方法とは、まっすぐ立った姿を正面から見て、手の甲が見えていたら、肩・首以外に原因があるとのこと。
さっそく試してみたら・・・・・・、見事に手の甲が見えるではありませんかっ!!
これは、体幹が弱いために骨盤が後ろに下がり、それを支えるため上半身が前かがみになって腕も前に下がるからなんですって。
この姿勢だと肩付近の筋肉にかなりの負荷がかかるので、肩こりが起こるのだそう。
うーん、納得です。
昔から猫背気味で姿勢の悪さが悩みでした。
簡単にできそうな改善する体操を紹介していたので、ぜひ試してみたいと思います。
三日坊主で終わらないようにしないと・・・。

『つらい肩のこりと痛みがみるみるとれる 自宅でできる「超簡単ストレッチ」』筒井廣明ほか/著 技術評論社 493.6ツ
『今すぐできる!肩こり・首痛を治す32のルール』檜垣 暁子/監修 学研パブリッシング 493.6イ
『体幹を鍛えると「おなかが出ない」「腰痛にならない」』中野 ジェームズ修一/著 大和書房 B780.7ナ
『Tarzan 2018年3月22号(雑誌)』【特集:インナーマッスルの全て】 マガジンハウス

 

2018年04月27日(金)

1月に静岡県の佐野美術館に行って来ました。はい刀剣です。
実は「うう…っ刀が足りない…刀分(とうぶん)をくれ……っ」とまるで刀狩りにあった武士のような禁断症状が出始め(危ない人)
最後に観たのはいつだろう?と思い、振り返ってみましたらなんと10月に三日月宗近を観に行って以来ではないですか!
これは禁断症状が出ても仕方がない。(危ない人)

今回のお目当ては「不動行光」なんと40年ぶりの展示です!!これは生きているうちに行かないと!

今回は展示期間の後半かつ平日の昼間だったおかげか、並ぶことなく入館、チケットを購入、展示物鑑賞、グッズ購入、コラボパネル撮影というかつてないほどにスムーズに進みました。
まあ、これが普通なんでしょうけれども(;’’∀’’)
美術館の前に誰も並んでいなかったため「えっ?いいの?入っていいの?休館日じゃないよね?」ともはや恐怖を感じました。

展示物は、物によっては並んでいましたが2~3人ほどですぐに順番が来ましたし、一つ一つをじっくり見ることができました。
そして、こんなゆっくりとマンツーマンのように展示物と向き合っていいのだろうか…とまた恐怖が。
去年、1分程度しか見ることのできなかった刀が10分眺めていても何も言われない!嬉しい!!ずっとここにいたい!(無理)

いつも並ぶことを予想して家を出ているせいか、予定よりも早い退館となったので、美味しいメロンパンのお店に行ってみたり、駅までバスではなくちょっとぶらぶら歩いてみたりと大変ゆっくりできました。

さて、「不動行光」とは織田信長が…と書こうと思ったらスペースがなくなりそうなので、来週にしましょう!
け、決してネタが無いからではないですよ!?(;・∀・)

『るるぶ静岡’18』(JTBパブリッシング) (291.5/ル/18)
『静岡ぶらり歴史探訪ルートガイド』(ふじのくに倶楽部∥著) (291.5/シ)