SDGsを読もう。
最近、よくニュースや新聞などで「SDGs」という言葉を見かけませんか?
「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。
「SDGs」は、2016年から2030年までの15年間で達成すべき「世界共通の目標」として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、持続可能でより良い世界を目指す国際目標です。地球上のほぼ全ての国が採択した国際目標であるため「誰ひとり取り残さない(leave no one behind)」という共通理念のもと、「17の目標」とそれを達成するための「169のターゲット(より具体的な目標)」を設定しています。
これらの目標を自分のこととして考え、行動を起こすきっかけとして、まずは本を手に取ってみてはいかがでしょう。
図書館から「SDGs」をはじめてみませんか?
SDGsについて
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『60分でわかる!SDGs超入門』
バウンド「SDGs」について詳しく、わかりやすく書かれています。「SDGs」という言葉は知っていても、意味はよくわからないという方にもオススメ。
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『2030年の世界地図帳』
落合陽一メディア・アーティストとして活躍する落合陽一さんによる12万部突破のベストセラー本。2030年の未来について一緒に考えてみませんか?
1.貧困をなくそう
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『その子の「普通」は普通じゃない』
富井真紀“子どもの7人に1人が貧困”ともいわれる国、日本。自らも辛い体験を乗り越えた著者による、「貧困の連鎖」を断ち切るためのリアルな提言。
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『14歳で”おっちゃん”と出会ってから、15年考えつづけてやっと見つけた「働く意味」』
川口 加奈「1回失敗したら終わり」、……それっておかしくない?14歳から15年の間、ホームレス問題に向き合った著者が考える「働くこと」の意味とは?
2.飢餓をゼロに
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『子ども食堂をつくろう!』
豊島子どもWAKUWAKUネットワーク「子ども」と「地域」が出会う場所としても注目される「子ども食堂」。立ち上げ準備から、運営のコツまで、体験談を交えながら教えてくれる一冊。
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『カレーライスを一から作る』
前田亜紀探検家・関野吉晴が大学で行った一年かけてカレーライスを作る授業を書籍化。スパイスも野菜も、お肉もスプーンも……すべて命と繋がっています。
3.すべての人に健康と福祉を
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『情熱のアフリカ大陸』
田島隆雄日本の衛生用品メーカー「サラヤ」がウガンダで取り組んだ「100万人の手洗いプロジェクト」とは?コロナ禍の今こそ、読んで頂きたい一冊です。
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『すべては救済のために』
デニ・ムクウェゲ2018年ノーベル平和賞を受賞した医師による自伝。紛争が続くコンゴ民主共和国で、性暴力に苦しむ女性の支援に取り組んできた医師の覚悟とは?
4.質の高い教育をみんなに
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『わたしはマララ』
マララ・ユスフザイ「すべての子どもに教育を、そして学校に通う権利を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃されたパキスタン出身の少女マララ・ユスフザイさんの手記。
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『手で見るいのち』
柳楽未来目の見えない子ども達が、動物の骨に触って生き物について学ぶ。教科書は使わず、板書もない、その授業には「わかること」の本質が詰まっています。
5.ジェンダー平等を実現しよう
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『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』
上野千鶴子、田房永子2019年の東京大学入学式での式辞が話題となった社会学者・上野千鶴子さんと、漫画家・田房永子さんが「フェミニズム」について語り合います。
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『これからの男の子たちへ』
太田啓子性差別・性暴力を社会からなくすため、様々な問題と向き合ってきた弁護士の太田啓子さんによる、これからの時代を生きる男の子へのメッセージ。
6.安全な水とトイレを世界に
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『天、共に在り』
中村哲1984年よりパキスタン、アフガニスタンで1600本の井戸を掘り、25キロにおよぶ用水路を拓いた医師・中村哲さんの半生を綴った自伝。
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『何度でも行きたい世界のトイレ』
ロンリー・プラネット絶景を一望できるトイレ、都会にあるオブジェのようなトイレ、木と石のトイレ……必ず誰もが利用する場所、トイレをたっぷり紹介する写真集。
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
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『ご当地電力はじめました!』
高橋真樹「地域の電力は自分たちでつくる!」と動き出した人々の活動を紹介します。さて、あなたは自分が使う電気がどこからきているか、知っていますか?
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『文系のためのエネルギー入門』
リチャード・A・ムラーアメリカのカリフォルニア大学バークレー校で学生投票によりベスト講義に選ばれた人気教授が、エネルギーについて知っておくべきことを伝授します。
8.働きがいも 経済成長も
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『虹色のチョーク』
小松成美社員の7割が知的障がい者であるチョーク製造会社を紹介する一冊。「人は働くこと、人の役に立つことで幸せになれる」という言葉が胸に響きます。
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『ブルシット・ジョブ』
デヴィッド・グレーバー「ブルシット・ジョブ」とは、やりがいを感じないまま働く、無駄で無意味な仕事のこと。何のために働くのか、仕事の価値を見つめ直してみませんか?
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
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『風をつかまえた少年』
ウィリアム・カムクワンバアフリカの最貧国・マラウイで学費が払えず中学校に行けなくなった少年が、図書室で出会った本をきっかけに風車を作り、風力発電に成功!
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『技術とは何だろうか』
マルティン・ハイデガー20世紀最大の哲学者・ハイデガーが1950年代に行った「技術」をめぐる三つの講演を収録。いま、私たちは「技術」に振り回されていませんか?
10.人や国の不平等をなくそう
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『21世紀の資本』
トマ・ピケティ18世紀から現在まで、「富の分配」がどう推移してきたか、実証データをもとに指摘した経済書。世界的ベストセラーとなり、映画化もされています。
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『ザ・ディスプレイスト』
ヴィエト・タン・ウェン「難民」としての出自を持つ世界各地の作家18人が、故郷や大切な人を失った痛みと喪失感を紡ぐ。彼らの声に耳を傾けてみませんか?
11.住み続けられるまちづくりを
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『未来を変えた島の学校』
山内道雄、岩本悠、田中輝美過疎で廃校寸前の高校が、全国・海外から志願者が集まる学校に生まれ変わる!「まちづくり」の原点は、「人づくり」にあると教えてくれる一冊です。
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『地方を生きる』
小松理虔「ぼくも若いころは地元になんの興味もありませんでした」と冒頭で語る福島県いわき市在住の著者が、ローカルな生き方についてじっくり語ります。
12.つくる責任 つかう責任
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『木のストロー』
西口彩乃「間伐材を再利用したい、廃プラスチック対策をしたい」という環境ジャーナリストの提案を受け、「木のストロー」開発に挑んだ住宅メーカーの挑戦を描く。
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『990円のジーンズがつくられるのはなぜ?』
長田華子今や、すっかり私たちの暮らしに定着したファストファッション。これらは、どこの国の誰によって、どのように作られ、私たちの手元に届いたのでしょう?
13.気候変動に具体的な対策を
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『気候変動から世界をまもる30の方法』
国際環境NGO FoE Japan世界中で深刻化する気候変動の問題。この本では、各国の最前線で活躍する専門家が、子どもにもわかりやすく解説。今すぐできる行動のヒントがいっぱいです。
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『グレタたったひとりのストライキ』
マレーナ&ベアタ・エルンマン、グレタ&スヴァンテ・トゥーンベリ2019年に国連気候サミットで行った”怒りのスピーチ”が話題となったスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの訴えとは?
14.海の豊かさを守ろう
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『追いつめられる海』
井田徹治環境問題の取材に長年取り組んできた著者が各地で見てきた現在の海の姿や最新の研究成果を紹介しながら、「海の危機」についてわかりやすく解説。
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『潜れ!さかなクン 東京湾 五島列島 熱海』
さかなクン、 NHK「潜れ!さかなクン」制作班ご存知!お魚博士のさかなクンが日本中の海を探検するNHK番組「潜れ!さかなクン」が書籍化。海に広がる無限の世界を一緒に覗いてみましょう♪
15.陸の豊かさも守ろう
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『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』
三浦英之アフリカで急増するゾウの密猟。目的は”サバンナのダイヤモンド”ともいわれる象牙。密猟組織に迫った日本人ジャーナリストによる迫真のルポルタージュ。
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『木を植えた男』
ジャン・ジオノフランスの荒れた土地に、人知れず木を植え続け、みどりの森をよみがえらせた男の半生を描いた、フランス人作家ジャン・ジオノによる短編小説。
16.平和と公正をすべての人に
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『「イスラム国」よ』
鎌田實「僕は聴診器一本でテロとたたかいたい」と語る医師・鎌田實さんは2004年からイラク支援を開始。非軍事による「あたたかな支援」を呼びかけます。
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『手塚治虫からの伝言 平和への祈り』
手塚治虫少年時代に戦争を体験した漫画家・手塚治虫は、「平和」をテーマにしたマンガを数多く残しています。世代を超えて読み継いでいきたい作品です。
17.パートナーシップで目標を達成しよう
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『世界を救う7人の日本人』
池上彰食、教育、医療、経済などの分野で途上国を舞台に活躍するプロフェッショナルたちと、ジャーナリスト・池上彰さんが熱く語り合う一冊。
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『聞き書 緒方貞子回顧録』
野林健、納家政嗣1990年代に国連難民高等弁務官として人道支援を指揮した緒方貞子さん。「回顧録」でありながら、未来へのメッセージが詰まっています。