のりものあつまれ

みんなだいすき、くるまやでんしゃなどののりものの絵本を集めました。
遠くへ、近くへ、いっしょにおでかけしよう!

コーナー7「4月の本」

新しい季節のスタートです。「4月に関する本」を集めました

「4月の本」コーナー
「4月の本」コーナー
「4月の本」コーナー

入口ゲート付近のコーナー7では、4月に関する本を集めた「4月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • 昔、桜には田の神が宿ると考えられていました。桜が満開になると、人々はお酒や食べものをお供えして、米や麦などの作物がたくさん収穫できるように祈ったそうです。
    桜が咲く時期が近づくと、各地の開花予想日が新聞などで発表されます。日本地図に線で表された予報が天気図の前線に似ていることから、「桜前線」と呼ばれています。今年は、3月下旬に暖かい日が続いたため、例年より早くソメイヨシノは満開を迎え、既にお花見を楽しまれた方も多いと思います。
    そしてソメイヨシノが咲き終わった後には、八重桜の季節がやって来ます。ソメイヨシノよりも開花期間が長い八重桜、今年はこちらも楽しんでみてはいかがでしょうか。津島市立図書館から近い天王川公園では、多くの八重桜とともに「鬱金桜(ウコンザクラ)」という、鬱金色に咲く八重桜も楽しむことができます。

  • 巌流島の戦い

    宮本武蔵と佐々木小次郎による、天下一の剣の使い手を決める有名な決闘「巌流島の戦い」が行われたのは、1612年4月13日のこと。武蔵は諸国を修行中の武芸者、小次郎は細川家に仕えながら道場を開く身でした。
    決闘の日、武蔵は約束の時間から2時間近く遅れて現れます。苛立つ小次郎は、武蔵に刀を振り下ろしますが、船の櫂(かい)を削って作った武蔵の木剣(もっけん)にあえなく倒されるのでした。
    巌流島は、山口県下関市にある関門海峡に浮かぶ島で、正式な島の名前は「船島(ふなじま)」。現代では、ゴールデンウィークに開催される「しものせき海峡まつり」の「巌流島フェスティバル」のイベントとして、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の再現が行われ、人気を集めているそうです。

  • 4月1日は「エイプリル・フール」です。「四月馬鹿」ともいい、この日は嘘をついてもいい日とされています。
    ただし、「エイプリル・フール」には、嘘をつく上でのルールがあります。それは、決して人を傷つけないこと。そして、後々まで害を残さないこと。最近では、企業でも特設のサイトを作ったり、画像を用意したりと手の込んだ嘘を仕込み、SNS上で反響を得て、顧客との交流のきっかけとすることも多いようです。
    昨年は、Google社が「キーボード入力に変わるデバイスとして『プチプチ』に対応する」というプレスリリースを行ったことや、パインアメを製造している会社がパインアメの穴成分を商品化した「パインアメのアナ」を発売すると発表したことなど、ユニークな「嘘」が話題となりました。はたして今年は?

  • イエス・キリストが金曜日に十字架にかけられて亡くなった後、三日目の日曜日に蘇ったことを祝う復活祭(イースター)。キリスト教ではクリスマスと並ぶ重要な日です。「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められているため毎年日にちが変わり、今年は4月1日となります。
    イースターには、卵の殻に色や飾りつけをしたイースター・エッグを作ったり、カードを送りあったりします。卵を使うのは、キリストの復活を卵から雛が孵ることになぞらえたためとされています。
    津島市立図書館・児童室では、こどもの読書週間にあわせて「図書館deエッグハント」というイベントを行う予定です。こちらも、ふるってご参加下さい。

  • お弁当

    4月は、はじまりの季節。新生活のスタートに伴い、毎朝の「お弁当作り」がはじまった方も多いかと思います。
    「弁当」の「弁」の字が数字の「4」に似ていること、「当(とう)」=「10」の語呂合わせもよいことから、4月10日は「お弁当始めの日」と制定されたそうです。
    昨年、冷凍食品会社が実施したアンケートによると、日本で一年間に作られる手作り弁当の数はおよそ50億個。最もおかずの品数が多い都道府県は、平均5.78品で島根県だったそうです。
    お弁当は、作る側も食べる側も心躍るもの。特別なおかずがなくたって構いません。蓋を開ける時のトキメキ、味わってみませんか?

  • 昭和

    4月29日は、歴代で最も長く天皇の地位にあった昭和天皇の誕生日です。戦前は「天長節」と呼ばれ、戦後「天皇誕生日」として国民の祝日に定められたこの日は、平成になると「みどりの日」に変わりました。昭和天皇が植物学者として知識が多かったことが由来となっており、「自然に親しみながら、その恵みに感謝し、豊かな心を育む」ことを目的として定められましたが、2005年に改正祝日法が成立。2007年から「みどりの日」は現在の5月4日に変わり、4月29日は「昭和の日」として定められました。
    昭和の日には「激動の日々を重ねて、復興を遂げた昭和の時代を振り返り、国の将来に心を向ける」という意義があります。少し懐かしい「昭和」を振り返る本を集めました。

  • 聖徳太子

    604年4月3日、新しい国家づくりを進める聖徳太子は、前年の「冠位十二階」に続いて「憲法十七条」を制定しました。内容は役人の心構えを説いたもので、役人は天皇を中心にまとまり、国家づくりに努めるよう定められました。第一条の「和を以て貴(とうと)しとなす」という有名な書き出しは、豪族の争いが続く時代に人々の和の大切さを示すものでした。
    ところで、聖徳太子の肖像といえば、40代以上の方なら昔の一万円札を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、あの太子の肖像は「太子を描いたものではない」という説が有力となったため、現在の高校の教科書からは消えているそうです。さらには「聖徳太子はいなかった」という学説を唱える人もいるようで……。聖徳太子をめぐる謎は深まるばかりといえそうです。

  • ダ・ヴィンチ

    1974年4月20日、東京・上野の東京国立博物館で「モナ・リザ展」が開かれ、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナ・リザ」が公開されました。
    この作品が描かれたのは1503~1506年頃のこと。謎の微笑みを一目見ようと多くの人が会場に詰めかけ身動きができないほどで、モナ・リザとの対面はほんの数秒だけという人も多かったそうです。この展示は6月10日まで行われ、入場者数は約151万人を記録しました。
    また、4月15日はダ・ヴィンチの誕生日でもあります。ルネサンスを代表する芸術家であると同時に、建築や解剖学の分野でも業績を残し「万能の天才」とよばれたダ・ヴィンチ。現代を生きる私たちを、今なお魅了し続ける存在といえるでしょう。

  • 散歩

    春です。暖かい日が続くと、体を動かしてみたくなりますよね。
    ふと思い立ったら、ぶらりと散歩に出掛けてみてはいかがでしょうか?家族や友人、愛犬とだけではなく、一人でも、のんびりとした時間を過ごしながら散歩をする時間は、日頃のストレス解消や健康維持に役立つこと間違いなし。
    4月27日~30日には「津島・まちあそび」のイベントとして、ゆっくりお散歩しながら津島を楽しむ「つしまさんぽ・スタンプラリー」が開催されます。津島をもっと好きになれる4日間、参加してみてはいかがでしょう。

  • 椅子

    4月14日は、4と14で「良(4)い椅子(14)」と読む語呂合わせから「椅子の日」とされています。オフィス家具などを販売する会社が制定した日で、新入学、就職、転居などで新しいスタートを切る時期に当たることから、座り心地の良い椅子を贈る日となることを目指しているそうです。
    私たち人間が、生活の中で取る主な姿勢は「立つ」「座る」「寝る」の三つ。つまり、「座る」を支える「椅子」は、人生の三分の一を共に過ごす存在の家具です。座り心地の良い椅子、じっくりと探してみてはいかがでしょう?

企画展示「新収!郷土資料展」

新収!郷土資料展 1

図書館では地域の歴史・情報がわかる資料を多数受け入れています。近年は地域の方々からも珍しい資料・貴重な資料を多く寄贈いただき、地域を知る上で大きな財産になっています。
今回の展示では、ここ1年間に図書館が受け入れた主な郷土資料を紹介します。

パネルの内容はこちら(PDF:○○KB)

新収!郷土資料展 2
新収!郷土資料展 3
新収!郷土資料展 4
新収!郷土資料展 5
新収!郷土資料展 6
新収!郷土資料展 7

「祝・国際アンデルセン賞 角野栄子さん」をコーナー7に追加

角野栄子さん 国際アンデルセン賞を受賞

祝・国際アンデルセン賞 角野栄子さん

今年の国際アンデルセン賞に、角野栄子さんが選ばれました。

現在「3月の本」展開中の入口側コーナー7に、角野栄子さんの著作を集めました。
どうぞご覧ください。

国際アンデルセン賞とは

国際アンデルセン賞は、「児童文学への永続的な寄与」に対する表彰として贈られる国際的な賞。「小さなノーベル賞」とも呼ばれるほどの影響力を持つ。
国際アンデルセン賞には「画家賞」と、角野さんが受賞した「作家賞」の2部門がある。

角野栄子

1935年東京都生まれ。ブラジル滞在の体験を基に書いた『ルイジンニョ少年』で70年に作家デビューし、絵本や童話を数多く執筆。
85年の『魔女の宅急便』は、少女キキがひとり立ちの旅に出かけ、ほうきで空を飛ぶ魔法を使って見知らぬ町で成長していく物語。89年には宮崎駿監督がアニメ映画化して大ヒットした。他の代表作には「アッチコッチソッチの小さなおばけシリーズ」など。国際アンデルセン賞は2年に1度、長年にわたり子どもの本に貢献してきた作家と画家に贈られる「児童文学のノーベル賞」。日本人の作家賞受賞は、まど・みちおさん、上橋菜穂子さんに次ぎ3人目。画家賞を含めると5人目となる。選考委員会は、授賞理由として作品について「親しみやすく、人生を肯定している」などと評価した。

角野栄子さんの会見より

受賞をうけての言葉

私は自分の持っている言葉を、目に見えるような形で表現したい、といつも思ってきました。私が楽しい気持ちで書けば、読む人に伝わるんだ、という確信をだんだんと持てるようになり、それが支えでした。外国の方たちに伝わったことも、すごくうれしいです。

子どもに伝えたいことは?

それをストレートに書いたり、言ったりしてしまったら、読む自由を奪う。言葉を、風景の中に溶かし込みたい。読書は勉強でもなく、強制されるものでもない。私が書いたものでも、読んだ時からその方の物語に変わり、読んだ人の力と相まって広がっていくのが物語の素晴らしいところです。

読書をしない子どもが多い現状へのアドバイス

大人が一生懸命に本を読んでいたら、子どもは「何を読んでいるの」と聞く。「すごく面白い本だからあなたには見せられない」と言えば、子どもは本を読むようになります。

「追悼・内田康夫さん」をコーナー7に追加

追悼・内田康夫さん

内田康夫さんが 2018年3月13日に83歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

追悼といたしまして、現在「3月の本」展開中の入口側コーナー7に、内田康夫さんの著作を集めました。
4月中旬まで展開予定です。どうぞご覧ください。

内田 康夫(うちだ やすお)

1934年、東京都北区生まれ。テレビCM制作会社を経営していた1980年、自費出版したミステリー『死者の木霊』が編集者、評論家らの注目を浴び、46歳で作家デビュー。82年の『後鳥羽伝説殺人事件』から始まった浅見光彦シリーズで人気に火が付いた。他には、信濃のコロンボシリーズ、岡部警部シリーズ、歴史小説なども手掛けている。
事前に構想を固めずに書き進める作法をとり、旅情ミステリー作家として各地の風景や人々の心情を描いてきた。残された著作は163作、累計発行部数は1億1500万部。08年に「第11回日本ミステリー文学大賞」を受賞。15年7月に脳梗塞で倒れ、リハビリに励んだが、17年3月に「書き続けるのが難しくなった」として休筆宣言。浅見シリーズ114作目の『孤道』を未完のまま出版、今年4月にかけて続編を公募して完結させることになっていた。3月13日、死去。

浅見光彦シリーズとは

浅見光彦シリーズは、累計発行部数9700万部を誇る人気シリーズ。警視庁刑事局長を兄に持つハンサムなフリーのルポライター・浅見光彦が、愛車ソアラを疾駆し、全国各地で起こる事件の謎を解くシリーズ作品として知られている。育ちが良く、朗らかな浅見光彦の人物像が人気を呼び、榎木孝明さんや辰巳琢朗さん、中村俊介さんらが浅見光彦役を演じ、何度も映像化されてきた。作中では、作者自身も「軽井沢のセンセ」として登場。浅見家のお手伝い・須美ちゃんとの軽妙なやりとりは、ファンの楽しみだった。
内田さんは浅見光彦のことを「自分の分身」と語り、「同じ人物ばかり書いていては面白くないだろうという意見もある。でも僕はそんなことなかったですね。旅をしながら歴史や伝説を発掘する。本当に面白かった。」と、インタビューで語っていた。浅見光彦は、作者、そしてファンにも愛された名探偵だったといえるだろう。

コーナー9「維新八景」

まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている。(司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』冒頭の一文より)





平成30年は、明治維新から150年を迎える年に当たります。
江戸から明治へと移り変わる激動の時代、当時の人達は何を考え、どのように生きたのか?
その姿には、今を生きる私たちが未来を考えるヒントがあるかもしれません。

明治150年

一.「西郷どん」を読む。

今年の大河ドラマは西郷隆盛が主役をつとめる「西郷どん」。
幕末を舞台としたこのドラマはこれから、長州征伐、薩長同盟、大政奉還、戊辰戦争、そして西南戦争へと、歴史的な大事件が続きます。
ドラマが佳境に突入する前に、本を読んで「西郷どん」の世界を予習してみませんか?今後ドラマに登場する予定の人物の本も紹介します。

二.新選組、奔る!

幕末のヒーローといえば、動乱の幕末を駆け抜けた最強の武装集団・新選組。その出発点は、若者たちが「武士になる」という夢を抱いて京都へ上り、浪士組を結成したことでした。やがて「新選組」の名を冠せられた彼らは、幕府の手先として得意の剣をふるいます。
しかし、時勢は彼らに味方せず幕府は瓦解。新選組は結成わずか5年で追われる立場となり、隊士の多くは悲劇的な最期を遂げました。
映画やドラマ、小説に漫画、さらにはゲームの世界でも語られる彼らの物語。今もファンが増え続けているその魅力に触れてみましょう。

三.誇り高き敗者たち

大河ドラマ「西郷どん」は薩摩・長州藩側から描いた明治維新の物語です。しかし「明治維新」は「幕府瓦解」でもあります。長州、薩摩、土佐、会津、そして幕府には、それぞれの「正義」がありました。現代の価値観で当時を裁くことはできないでしょう。
人間は自分に都合よく歴史を解釈し、良い部分だけを膨らませて語りがちですが、現代は情報を自由に集めることができます。勝者と敗者、どちらの側からも明治維新を客観的に眺められる、よい環境にあるのです。明治維新のアナザーストーリー、こちらにも注目してみましょう。

四.カメラは撮らえた。

「幕末」という時代は、日本史上はじめて「写真」という形で当時の情景や人物が残された時代。日本にはじめて写真機が伝わったのは、1848年とされています。日本人によって写された写真で今も残っている一番古い写真は、「西郷どん」でもお馴染みの薩摩の殿様・島津斉彬を写したもの。また、「写真家大名」とも呼ばれた尾張藩最後の藩主・徳川慶勝は、西洋から渡来したばかりの写真術に着目し、数多くの写真を遺しました。
写し出された幕末の写真を見ていると、この時代がより躍動感を持って身近に感じられます。ぜひ、ご覧下さい。

五.海を越えて――。

幕末、仲間と漁に出た土佐藩の少年が遭難し、無人島に漂着。約150日間のサバイバル生活を生き抜いた後、アメリカの捕鯨船に救助されました。少年は船に残る決意をし、後にアメリカへ渡り教育を受けることになります。彼の名はジョン万次郎。帰国後は、幕臣としてペリー来航時に通訳をするなど開国に尽力しました。また、幕末期には「遣米使節団」として勝海舟や福沢諭吉らを乗せた咸臨丸が渡米。さらに伊藤博文らが欧米に留学し、帰国後は明治新政府の中枢で活躍します。一方、西洋化を進める明治政府は、技術者や学識者ら「お雇い外国人」を招聘し、積極的に先進文明や技術を取り入れます。彼らから教えを受けた日本人学生の中には、新渡戸稲造や内村鑑三の姿もありました。
日本から旅立った者、日本へと旅立った者。彼らは、海を越えた先に何を見たのでしょうか?

六.文豪誕生

江戸から明治へ時代が移り、「文豪」が誕生しました。夏目漱石、森鷗外、樋口一葉、そして正岡子規。
彼らの作品が今もなお読み継がれているのは、そこに今と変わらない人間の姿が描かれ、何より作者本人に魅力があるからでしょう。
ところで、漱石の小説『三四郎』には、こんな一節があります。主人公の三四郎が上京する電車で、髭のある男に話しかけられる場面です。

「しかしこれからは日本もだんだん発展するでしょう」 と(三四郎は)弁護した。
すると、かの男は、すましたもので、「滅びるね」 と言った。

急速に近代化・西洋化を進める日本への、漱石からの警告だったのでしょうか?

七.文明開化の音がする♪

「散切(ざんぎり)頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」。明治の「御一新(ごいっしん)」により西洋の文明が一挙に日本に入り込み、文明開化は驚くほどのスピードで進んでいきました。なかでも、「牛鍋」や「ライスカレー」「あいすくりん」などの新しい食べ物に、当時の人たちは強く憧れたそうです。日本人の「食」への情熱は、今も昔も変わらないものですね。
一方で、明治政府は国の財政を豊かにするための産業保護育成政策のもと、国が直接経営する官営工場を全国に建設。1872(明治5)年にフランス人技師を招いて、群馬の富岡で操業を開始した富岡製糸場は、官営工場のお手本とされました。絹産業の近代化に貢献したことなどが評価され、「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、2014年に世界遺産に登録されました。

八.その頃、津島は?

さて時代は、江戸から明治へと大きく変化していきますが、その頃の津島はどのような時代を迎えていたのでしょうか。
ここからは、趣向をガラリと変えてご紹介します。

  1. アナウンサー

    幕末・維新の時代の津島から、時空を超えてレポーターに中継してもらいましょう。
    おやおや、何だか大騒ぎになっていますよ。レポーターのフジヱ※1さん、聞こえますか?

  2. フジヱ

    聞こえとるわ。どえらい※2がね。
    え、「まいく」?こう手に持っとりゃぁいいんかね、あんた。
    こんなもんで大きく聞こえるんかね?

  3. 本題へ
  4. フジヱ

    あぁ、そんなことより、おみゃーさん大変だがね。

  5. アナウンサー

    はい、何が起こりましたか?

  6. フジヱ

    いろいろあったもんで、「ふりっぷ」にまとめたがね。

  7. 維新・津島事件ファイル

    1. 明治天皇が津島に!?
    2. 燃やされた仏像
    3. あかだ※3、大ピンチ!
  8. アナウンサー

    あぁ、意外にも準備がいいんですね。えーっと、まず……
    「明治天皇が津島に!?」ですか?
    フジヱさん、どういった状況だったか、詳しく教えて頂いてもよろしいですか?

  9. フジヱ

    意外にも、とは失礼な男だわ。
    まぁ、ええわ。これは大事な「あるばいと」だもんで。
    はいはい、では詳しゅう説明するがね。

  10. 明治天皇が津島に!?

    明治の初め、天皇陛下が佐屋路(佐屋宿~熱田宿)を通過されることとなり、この御一行を迎える準備のため海部地域も嵐のような慌ただしさとなりました。

    中でも、多くの逸話を残したのが、明治元年12月18日のこと。熱田宿、神守宿を経て、津島御用所を出発した御一行は、その日のうちに佐屋から海路で桑名へ向かう予定でした。ところが天候が急に悪くなり、急遽佐屋で宿泊することになったのです。佐屋は大慌てで、隣村の日置村へもフトンを持ってくるよう要請しました。

    ところで、日置村では村の若者衆のウドン打ちがたいそう上手との評判がありました。フトンの要請を受けたとき、村の責任者は「それ見よ、わしんとこのウドンのエエことは禁裏様まで聞こえとるに」と喜びました。すぐに若者衆を呼び集め、自慢のウドン60数枚を打ち上げ佐屋の本陣へ献上しましたが、もちろん本陣ではちんぷんかんぷん。ようやくフトンとウドンの間違いだったことに気づくと、御一行を含めて大笑いになったということです。

    なお、海部地域では小麦の生産が多く、明治以降は「重箱うどん」として名物になっています。

  11. フジヱ

    そんなわけで、津島は大騒ぎだったんだわ。
    まぁ、このへんの人は昔から、うっかり者だわ。
    「ふとん」と「うどん」って。ひゃっひゃっひゃっ(笑)。どうして間違えるんかね。

  12. アナウンサー

    そうですね。なるほど、大変よく分かりました。
    さて、次は何だか恐ろしそうなタイトルですね。
    「燃やされた仏像」、詳しくお話しください。

  13. フジヱ

    はいはい、では説明するわ。

  14. 燃やされた仏像

    津島神社には古くから仏教施設も複数あり、江戸時代には「津島牛頭天王社」として人々の信仰を集めていました。
    とりわけ、本地堂の薬師如来像は疫病退散や病気平癒のシンボルであり、ここが人々の信仰の対象となっていたのです。

    明治元年、明治政府は「神仏分離令」を発令。
    11月、津島牛頭天王社から取り除かれた仏像・仏典・仏具を下新田の佐屋川原へ集め古布で覆い、次々火の中へ投げ込んで焼き捨てました。日頃牛頭天王を信仰していた地元の住民は、この紅蓮の炎を見て涙を流したと伝えられます。

    明治2年2月7日には「津島神社」と改称。
    時は流れて大正8年、世界中で流行した「スペイン風邪」が津島で猛威をふるった際に津島神社のある地区の被害が最もひどかったため、「牛頭天王様を怒らせた祟り」と考える人も多かったといいます。果たして…?!

  15. フジヱ

    本当におそがい※4が。津島神社には毎日行っとるのに知らんかったわ。

  16. アナウンサー

    おや、ご存知なかったのですか?

  17. フジヱ

    私ら、お参りにござった人しか見とらんもん。
    あかだ買うてくれる人、探さなかんもんで。
    ひゃー、びっくりだわ。悪いこと起きんとええが……

  18. アナウンサー

    大丈夫ですよ、今も津島はありますから。

  19. フジヱ

    ほんなら良かったがね、あんた。心配したわ。

  20. アナウンサー

    「賑わっている」とは正直言えませんが……
    財政難※5ですし、人口も減っていますし……

  21. フジヱ

    やっぱり、おそがいが!

  22. 時間がないので急いで!
  23. フジヱ

    わ、もう時間かね。では、おしまいに……
    そうそう、これは大事件だわ。これのせいで、「あるばいと」しなかんくなったんだわ。

  24. アナウンサー

    「あかだ、大ピンチ!」とありますね。詳しくお話下さい。

  25. フジヱ

    (仲間とのおしゃべりに興じている)

  26. アナウンサー

    聞こえますか、フジヱさーん。

  27. バイト代減らすよ!
  28. フジヱ

    わわゎ、いかんがね。どえりゃあビックリしたわ。
    はいはい、失礼しました。では説明するがね。

  29. あかだ、大ピンチ!

    明治前期、明治政府は財源確保のために様々な税を導入しました。
    明治18年7月、政府は「菓子は贅沢品であり体にも悪い」として、製造・販売に5%の税をかける「菓子税」を導入します。津島ではこの「菓子税」が導入されることを知り、大騒ぎになりました。「このままではつぶれてしまう!」と、神社周辺のあかだを売る商店は、なんとかならないかと連日協議しました。協議の結果「あかだはお菓子ではない!だから菓子税は適用されない!」と主張することで一致。これを連名で愛知県へ提出しました。その内容を要約すると以下の通りになります。

    菓子税除外の嘆願書(あかだ) 明治18年(1885)6月20日
    本年、太政官令第11号に菓子税則を定められ、あかだも対象となっております。
    あかだは砂糖や蜜などを加えず、米粉を丸めて油で揚げただけのものです。そのため、よい味どころか茶菓子にもなりません。地元の者などは普段これを食べることはなく、他地域から津島神社へ参拝に来る者だけが買い求めます。我々は参拝者の数に合わせて製造販売するだけで、菓子として売ってはいません。
    恐縮の至りですが、特別のお計らいにてあかだを菓子と認めないでください。

    こうした嘆願もむなしく、翌月から菓子税はあかだにも適用されました。同じ頃、全国各地からも菓子税に対する悲痛な撤廃嘆願書が次々提出されました。
    こののち津島出身の衆議院議員・加藤喜右衛門(のち初代津島図書館長)が菓子税撤廃を目指す議員連盟に加わり、積極的に活動します。悪法と指摘され続けた菓子税は、明治29年にようやく廃止されました。

  30. フジヱ

    そうそう、ひどいもんだがね。
    あかだは、売り子にとっては生活の糧だぎゃ。こんなもん、贅沢品ではないわ。

  31. アナウンサー

    こんなもん、って……(笑)
    はい、よく分かりました。時空を超えた中継、ありがとうございました。

  32. フジヱ

    はい、幕末・維新の時代の津島からお送りしましたで。
    こんでええかね、あんた? おぉ、「あるばいと代」、ありがとうな。

コーナー7「3月の本」

暖かくなってきましたね。「3月に関する本」を集めました

「3月の本」コーナー
「3月の本」コーナー
「3月の本」コーナー

入口ゲート付近のコーナー7では、3月に関する本を集めた「3月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • 卒業式

    春は出会いと別れの季節。3月は、日本各地の学校で「卒業式」が行われます。校長先生から卒業生に卒業証書が手渡され、在校生による送る言葉、卒業生による感謝の言葉が述べられて、思い出の詰まった学校に別れを告げます。しかし、これは悲しいだけの別れではなく、これから新しい学校に入る人や社会に出て働く人にとって、次の階段を昇るための第一歩でもあります。
    卒園・卒業は人生の節目。図書館からもエールを送ります。
    「卒業おめでとうございます。これから先の人生にも良い本との出会いがありますよう、心から願っています。何かに迷った時や困った時は、本、そして図書館があなたの力となれれば、と思っています。いつでも気軽に遊びに来てください。」

  • 東日本大震災

    2011(平成23)年3月11日午後2時46分ごろ、東北地方の三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。震度7という激しい揺れに加え、国内観測史上最大の津波によって、東北地方から関東地方にかけて大きな被害をもたらしました。
    死者・行方不明者は2万2152人(2017年9月1日現在)。この地震と津波で福島県の東京電力福島第一原子力発電所が被災し、放射性物質が漏れ出す事故が発生。重大な原子力事故となりました。
    震災の発生から、今年で7年。日本中、そして世界中の人たちが被災地に思いを馳せ、支援の輪を広げてきました。ただ気持ちに寄り添い続ける―、毎年3月11日は「困っている誰か」を思う一日として迎えたい、と改めて思います。

  • ひな祭り

    ひな祭りは、女の子の成長を祝うお祭りです。昔、貴族の間で行われていた「流しびな」の風習と、貴族の子どもたちの間で行われていた人形あそび(ひいなあそび)、そして中国から伝わった3月上旬の巳(み)の日に水辺で体をきよめて病気を追い払う「上巳(じょうし)の節句」が結びついたものだといわれています。
    やがて、人形が豪華になっていき、江戸時代には今のようなひな人形を飾る行事になったとされています。また、中国では桃には邪気を払う力があるとされており、旧暦の3月3日ごろは桃の花が咲く季節であったため、ひな祭りには桃の花が飾られるようになりました。そのため、ひな祭りは「桃の節句」ともいわれます。

  • 桜田門外ノ変

    1860(安政7)年3月3日、江戸城の桜田門の近くで、江戸幕府の大老・井伊直弼が暗殺されました。暗殺をはかったのは、尊王攘夷派の水戸や薩摩の18名の浪士です。
    当時の日本は外国との貿易を制限(鎖国)していて、それを続けるか開国するかで幕府の中は対立していました。アメリカが要求していた開国を受け入れ「日米修好通商条約」を結び、吉田松陰ら尊攘派を厳しく処罰した安政の大獄を行なったため、井伊直弼は反対派の浪士によって殺されたのです。
    最高権力者を失った幕府は動揺し、体制が崩れていきます。これが、後の明治維新に繋がっていきます。

  • π(パイ)

    どんな大きさの円でも円周と円の直径の長さの割合は等しくなっており、円周の長さが直径の長さの何倍になっているかをあらわす数を「円周率」といいます。四千年以上も昔から多くの学者が円周率を研究し、18世紀にギリシャ語の「周」を意味する単語の頭文字を取って、円周率を「π(パイ)」と呼ぶようになりました。
    πの値は、研究によって「3.14159265……」と、どこまでも続く数だということが分かり、その最初の「3.14」をカレンダーの3月14日に当てはめて「π(パイ)の日」と呼んでいます。
    日本ではマイナーな存在の「πの日」ですが、世界の多くの国で認められており、パイを食べるなどしてお祝いをするそうです。

  • 動物園

    東京・上野公園の中に博物館の一部として日本初の動物園が開園したのが、1982(明治15)年の3月20日です。今では約500種、3200点を超える動物がいる巨大動物園ですが、当時は51種300点ほどの小さな動物園でした。当時の入園料は、日曜日が2銭、それ以外が1銭で(5~10歳は半額、5歳未満は無料)、当時の郵便料金(はがき1銭、封書2銭)とほぼ同じでした。太平洋戦争中は、軍の指示によって動物たちが殺処分されるなどの悲劇がありましたが、戦後は「動物園は平和そのものである “Zoo is the peace”」を合言葉に復興を遂げ、現在も大いに賑わっています。
    ちなみに、毎年3月20日は開園記念日として入園無料となっており、たくさんの人が訪れるそうです。

  • ベートーヴェン

    1827年3月26日は、ドイツの作曲家ベートーヴェンが亡くなった日です。ベートーヴェンは第5交響曲「運命」や「エリーゼのために」など、音楽史に残る偉大な功績を残し「楽聖」と呼ばれたため、この日を「楽聖忌」と呼びます。
    幼い頃から父親の英才教育を受けて活躍の場を広げましたが、20代の後半からは難聴に苦しみ、40歳の頃にはまったく聴こえなくなってしまいました。しかし、ベートーヴェンは耳が完全に聴こえなくなった以降も、肝硬変で亡くなる56歳まで作曲を続けます。最期の言葉は、ラテン語で「諸君、喝采したまえ。喜劇は終わった。」だったと伝えられています。

  • 花粉

    春になると、くしゃみや鼻水が止まらない・・・。花粉症は植物から出る花粉が人間の鼻や目に入ることで起こります。
    花粉は植物のおしべにできる小さな粒で、めしべに受粉することで花を咲かせます。その花粉が風に乗って空気中を漂い、人間がそれを吸いこむと体が拒否反応を起こし、くしゃみや鼻水、涙を出して花粉を外に追い出そうとするのです。これが花粉症のしくみです。
    原因となる花粉は季節によって違い、人によっても反応するものとしないものがあります。花粉症の原因となる主な植物には、スギやヒノキ、ブタクサやイネなどがあります。

  • 日曜日

    1876(明治9)年3月12日、日本の官公庁が土曜日半休、日曜日が休日となる制度を始めました。明治時代以降、官公庁は毎月31日を除いた1と6の付く日を休日としていましたが、交易等で不便があったため欧米と同じ仕組みに改めることにしたのです。この日を「サンデーホリデーの日」といいます。それから100年以上経った1992年、国家公務員は完全週休2日制となり、2002年には公立の学校も週5日制となりました。
    ちなみに、日曜日の夕方に「明日仕事(学校)に行きたくない」と憂鬱になってしまう状態を、毎週日曜夕方6時半から始まる長寿アニメ番組にならって「サザエさん症候群」と呼ぶそうです。世界でも、月曜日のことを「Blue Monday(青の月曜日)」と言い、「休日明けの物憂い月曜日」と認識されているそうです。

  • 和菓子

    春になると、スーパーやお店に「春モノ」が並び始めますね。
    和菓子屋さんでも、桜餅やいちご大福、うぐいす餅や三食団子など、春を感じる和菓子が並びます。目で見て楽しい、食べて美味しい、季節を感じつつ甘いものを食べると幸せな気持ちになりますね。
    春の暖かな日差しの中、お茶と一緒に和菓子はいかがですか?和菓子が登場する小説も合わせて紹介します。

「追悼・金子兜太さん」をコーナー7に追加

追悼・金子兜太さん

金子兜太さんが 2018年2月20日に98歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

追悼といたしまして、現在「2月の本」展開中の入口側コーナー7に、金子兜太さんの著作を集めました。
3月上旬まで展開予定です。どうぞご覧ください。

「追悼・石牟礼道子さん」をコーナー7に追加

追悼・石牟礼道子さん

石牟礼道子さんが 2018年2月10日に90歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

追悼といたしまして、現在「2月の本」展開中の入口側コーナー7に、石牟礼道子さんの著作を集めました。
3月上旬まで展開予定です。どうぞご覧ください。

コーナー8「五輪ノ書」

平昌オリンピック・パラリンピックを応援しよう!

「五輪ノ書」コーナー掲示
「五輪ノ書」コーナー掲示
「五輪ノ書」本棚

4年に1度の冬季オリンピック・パラリンピックがやってきます。
津島市立図書館では、やはり「本」の力で選手を応援したいと思い、特設コーナーを作りました。名付けて「五輪ノ書」。

寒い日が続きますが、本を読んで選手たちを熱く応援しましょう。

フィギュアスケート

ステップやターン、そしてジャンプ……美しさを「」せる種目、フィギュアスケート。フィギュアスケートがはじめてオリンピックに登場したのは、冬季オリンピックがはじまる以前の1908年、なんと夏季ロンドン大会でした。
夏にスケート?……と思われるかもしれませんが、当時は1800年代後半に登場した屋内人工スケートリンクが既にあり、夏でもスケートが人気となっていました。ちなみに、冬季オリンピックでは1924年の第1回シャモニー・モンブラン大会から正式種目となっています。平昌オリンピックでは、男女のシングルスケーティング、ペアスケーティング、アイスダンス、および、団体が正式種目。愛知県名古屋市出身・宇野昌磨選手の活躍にも注目しましょう。

  • 『クリスタルエッジ』 風野潮

    元・選手でコーチの父を持ち、幼い頃からフィギュアスケートを続けてきた少年の成長を描く男子スケート小説。やめたいと思うこともあるけど、やめたら自分には何も残らないような気もして――。青春は、いつだって眩しいものなのです。

  • 『蒼い炎』『蒼い炎Ⅱ』 羽生結弦

    ソチ五輪金メダリスト・羽生結弦選手の歩みを、写真とインタビューで振り返る自叙伝。
    2011年・東日本大震災に被災しながらも、逆境をバネに成長を続ける王者――。強い言葉が胸を打ちます。

スキー・ジャンプ

冬季オリンピックにおける日本のお家芸といえば、スキージャンプ。1972年の札幌オリンピックでは、70m級(現在のノーマルヒル)において日本が金・銀・銅メダルを独占するという快挙を成し遂げ、「日の丸飛行隊」とよばれました。日本で二度目の冬季オリンピックとなった1998年の長野オリンピックでは、スキージャンプ・ラージヒル団体で金メダルを獲得。原田雅彦選手の号泣が記憶に残っている方も多いかと思います。スキージャンプは、ジャンプの距離を示す「飛距離点」と、ジャンプの美しさ、正確さ、着地姿勢などを採点する「飛型点」の合計で競われます。
“美しく、遠くへ「」ぶ”ことを競うスキージャンプ。さて、平昌ではいかに?

  • 『フライングガールズ』 松原孝臣

    かつて「女子にジャンプは無理」と言われ、女子ジャンプの国際大会が新設された1999年当時、日本人参加選手はわずか2人でした。道を作ってくれた人がいるから道はある……と私たちに教えてくれる一冊です。

  • 『夢は、努力でかなえる。』 葛西紀明

    今回の平昌五輪が、日本史上最多の8度目の五輪となるスキージャンプ界の“レジェンド”・葛西紀明。決して調子がいい時ばかりではない、と語りながらも世界のトップに立ち続ける男の美学とは?その背中、格好良すぎます!

カーリング

知略とテクニックで相手と勝負する「」詰めの試合展開が見どころのカーリング。
昔、北欧の人々が凍った池や川の上で石を投げ合って遊んだのが始まりといわれており、ベルギーの画家ブリューゲルの「雪中の狩人(1586年)」という作品では、氷上でカーリングを楽しむ人々が描かれています。長い歴史を持つカーリングですが、オリンピックの正式種目となったのは1998年、長野オリンピックからと最近のことです。

  • 『みんなのカーリング』

    「氷上のチェス」とも呼ばれるカーリング。平昌五輪で、日本チームは長野五輪以来20年ぶりに男女同時出場します。技術に加え、ストーンをどう配置するか、作戦が重要といわれるカーリング。最近は、作戦の立案に人工知能(AI)を活用しようとする研究も進んでいるとか。この本でルールを予習してみましょう。

  • 『青森ドロップキッカーズ』 森沢明夫

    不当に勝つなら、むしろ負けを選ぶ。ルール違反をしたとき、自ら申告する。思いやりを持ち、常に高潔である。これは、作中に登場する「カーリング精神」です。格好良いですよね!個人的には、図書館司書をしながらカーリング・ナショナルチームに参加している、という設定の登場人物にビックリしました。

支える人たち

金メダルを取った瞬間、選手は喜びを体いっぱいに表現します。しかし、その瞬間は選手だけのものではありません。
監督やコーチ、トレーナー、栄養士、スケートシューズやスキー板などの用具を作る職人、そして家族・・・。選手たちの周りにいる多くの人達も、選手とともに歓喜し、涙します。「」える存在なくして、選手たちの活躍はありません。
選手のまわりには、どんな人達がいて、どのように喜怒哀楽を分かち合っているのか、ページをめくってみましょう。

  • 『下町ボブスレー』 細貝淳一

    2014年にTVドラマ化された東京都大田区の小さな町工場が中心となって競技用そりを開発する下町ボブスレープロジェクト。その舞台裏を描く一冊です。「資金はなくても、頭は使い放題だ」など、痺れる台詞もいっぱい。残念ながらソチ五輪では滑走できませんでしたが、平昌五輪ではリベンジなるか!?注目です。

  • 『天才を作る親たちのルール』 吉井妙子

    「もし頑張るなら、誰のためでもない、自分のためにやれ」。
    女子スノーボードアルペン代表・竹内智香選手の父・隆治さんが、娘に贈った言葉です。本書は、著者が世界レベルで活躍するアスリート12選手の家庭を訪問し、「子育てにおいて大切にしてきたこと」をインタビューした一冊。巻末には尾木ママも登場!

パラリンピック

さて突然ですが、クイズです。平昌パラリンピックで、行われる競技の数はいくつでしょう?……正解は6競技(アルペンスキー、バイアスロン、クロスカントリースキー、スノーボード、パラアイスホッケー、車いすカーリング)。思ったよりも少ない数で、驚いた方が多いかと思います。「もう一つの(parallel)+オリンピック(Olympic)」=パラリンピックには、まだまだ私たちが知らないことがたくさんありそうですね。
3月9日~3月18日、雪の上で、氷の上で、選手たちは「」きます。4年に一度のその勇姿、こちらもお見逃しなく!

  • 『まるわかり!パラリンピック』

    児童書かぁ、と侮ってはいけません。各競技のルールや用具を豊富なイラスト・写真でわかりやすく解説。はじめて冬季パラリンピックを観戦するあなたのお供となる一冊といえるでしょう。
    “ビジュアリーインペアード”なんて言葉を知っていたら、あなたも「パラリンピック通」と自慢できるかも?

  • 『不可能とは、可能性だ』 笹井恵里子

    新井佳浩選手は祖父が運転するコンバインに巻き込まれ、3歳で左ひじから先を失いました。スキーと出会った新井選手は「事故の責任を感じている祖父に金メダルを!」という目標を立てます。
    四度目のパラリンピックで金メダルを2つ獲得するまで……新井選手の「挑戦」の半生を振り返ってみましょう。

コーナー7「2月の本」

「2月に関する本」を集めました

「2月の本」コーナー
「2月の本」コーナー
「2月の本」コーナー

入口ゲート付近のコーナー7では、2月に関する本を集めた「2月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • チョコレート

    2月14日は、日本では女性が男性にチョコレートを贈る「バレンタイン・デー」です。古代ローマでは、兵士が故郷に家族を残して戦争に行くのは士気が下がると、兵士の結婚は禁じられていました。しかし、キリスト教の神父・聖バレンタインは兵士を憐れに思い、内緒で多くの兵士を結婚させてあげていました。それが皇帝の知るところとなり、2月14日にバレンタインは処刑されてしまいます。後に欧米では、この日を「愛の記念日」として恋人や夫婦がプレゼントを交換するようになり、その風習が日本で広まった時に、女性が男性にチョコレートを贈る日に変化したのです。処刑された日が「愛の記念日」になったなんて、不思議ですね。

  • お寿司

    2月3日は節分です。
    近年、すっかりお馴染みの「恵方巻」。方位の神様とされる歳徳神(としとくじん)がいる方角(恵方)を向いて、太巻き(恵方)を食べる風習は、もともと関西地方で盛んでした。健康や商売繫盛などの願いごとを思い浮かべながら、無言で恵方巻一本を食べるのが習わしとされています。これは、食べている途中で喋ると、福が逃げるとされているからです。
    恵方は毎年変わりますが、今年、平成三十年の恵方は「南南東、やや右」とのこと。家族や友人と「無言で」チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

  • 針仕事

    2月8日は、関東では「針供養」が行われる日です。昔は、着物を自分で縫って作り、破れた時には継ぎを当てて使っていたので、針は大切な道具でした。「針供養」は、お裁縫で折れたり曲がったりした針を豆腐やこんにゃくなどの柔らかいものに刺して供養します。その日は針仕事をお休みして、お裁縫の上達を祈ります。また、全国にある淡島(あわしま)神社に針を持って行って供養したり、一部の地域では針を刺した後の豆腐やこんにゃくを川に流したりする風習もあります。現在でも、「針供養」は和裁や洋裁などを仕事とする人の間で受け継がれています。
    お世話になった「針」に感謝する「針供養」。普段使っている「物」にも感謝する心は、これからも大切にしたいものですね。

  • 友情

    2月22日は「世界友情の日」、「国際友愛の日」です。
    ボーイスカウトの創始者であるベーデン・パウエル卿の誕生日にちなんで、1963年のボーイスカウト世界会議で制定されました。(ベーデン・パウエル卿の妻で、ガールスカウトの創始者であるオレブ・ベーデン・パウエル卿も同じ日が誕生日です。)この日は、平和で国境を越えて世界の人々とも手をつないで明るい社会をつくることを目指す日。「友情」の大切さを実感する日でもあります。
    間もなくやって来る春は、共に過ごした友達との別れのシーズンでもあります。あわせて、「友情」がテーマとなっている小説も紹介します。

  • 二・二六事件

    1936(昭和11)年の2月26日、ある青年将校が1400人に及ぶ兵士を率いて反乱を起こしました。当時の大蔵大臣・高橋是清、内務大臣・斎藤実などを殺害し、政府要人を次々と襲いました。反乱グループは首相官邸や警視庁などの建物を占拠しましたが、天皇による命令に従い降伏し、青年将校は逮捕されました。
    この事件をきっかけに、軍の力がより強くなり、政治にも深く関わるようになりました。

  • 2月の上旬、札幌の大通公園をはじめとする複数の会場では「さっぽろ雪まつり」が開催されます。
    「さっぽろ雪まつり」は、1950(昭和25)年に地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことをきっかけに始まりました。以後、札幌の冬を彩る行事としてすっかり定着し、今では国内外から約200万人以上が訪れる冬の一大イベントとなっています。

  • レモン

    フランスのコート・ダジュールにある町・マントンでは、2月中旬から3月上旬に「レモン祭り」が行われます。「レモン祭り」は1895年にホテルの経営者たちがマントンの町を活気づけるために始めたお祭りで、現在ではニースのカーニバルやモナコのF1と並んで、コート・ダジュールの3大イベントの一つとして数えられています。名産であるレモンをぎっしり貼り付けたオブジェが町中に飾られ、夜になるとレモンを使った山車(だし)でパレードを行います。1回の「レモン祭り」で使うレモンの総量は約150トン。
    祭りで使った後のレモンはジャムやアルコールに加工するため、果実を傷めることのないよう釘や針金を使わず、ゴムなどで固定されているそうです。

  • 今から2700年ほど前の古代ローマでは、一年を10ヶ月として3月が年のはじめとなるロムルス暦を使っていました。その後、第11月と第12月が加えられ(ヌマ暦)、さらにエジプトの太陽暦の暦にならって暦を変えていきました(ユリウス暦)。その時、年のはじめは1月に改められましたが、もともとは3月を年のはじめとしていたため、一年の最後だった2月にうるう日を作り、一年の長さを調整しました。
    後に、ローマ教皇グレゴリウス13世が、うるう日の置き方に工夫を加えましたが、2月は他の月よりも短いまま、現在使われているグレゴリウス暦に至ったというわけです。
    いつもより短い2月。一日一日を大切に過ごしたいものですね。

  • 歌舞伎

    1607(慶長12)年2月20日、江戸城で出雲の阿国(おくに)が、当時将軍だった徳川家康や諸国の大名の前で初めて「かぶき踊り」を披露しました。歌舞伎はもともと「かたむ(傾)く」の古語である「かぶく」が語源とされており、「かぶき者」奇抜な服装や行動をしている一風変わった男性のことを指しました。この「かぶき踊り」を最初に始めたのが、出雲の阿国といわれています。今でこそ、歌舞伎といえば男性が主役となるイメージですが、歌舞伎の原型を作った阿国は女性でした。

  • 忍者

    「ニンニンニン!」の語呂合わせから、2月22日は「忍者の日」。2015年に、忍者の里として有名な三重県伊賀市や滋賀県甲賀市が中心となって制定された記念日で、全国ゆかりの地で忍者イベントが開催されます。制定されてから日も浅いため、全国的な認知度はまだまだ低いようですが、今年2月には国際忍者学会も設立。
    平成の世においても、忍者を主人公とした映画やマンガが制作され、国内のみならず海外でも高い人気を集める忍者。注目してみてはいかがでしょうか?

コーナー8「2017年追悼」に星野仙一さん・森山京さん・たかしよいちさんを追加

星野仙一さんが2018年1月4日に70歳、森山京さんが2018年1月7日に88歳、たかしよいちさんが89歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

追悼といたしまして、現在展開中のコーナー8「2017年追悼」に著作を集めました。
どうぞご覧ください

コーナー8「2017年追悼」

コーナー7「1月の本」

新しい年の始まりです。「1月に関する本」を集めました

「1月の本」コーナー
「1月の本」コーナー
「1月の本」コーナー

入口ゲート付近のコーナー7では、1月に関する本を集めた「1月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • 初詣

    お正月には欠かせない行事となった初詣。お正月になると、多くの人が一年の無事と平安を祈るために、神社やお寺へお参りに行きます。もともと初詣は、氏神様(その地域をつかさどる神)を迎えるために、一家の主が大晦日の夜から翌朝まで神社にこもる「年ごもり」という行事でした。今のような初詣になった江戸時代中頃には、恵方(氏神様がいるとされる方角)の寺社にお参りしましたが、現在では近所の寺社や有名な寺社などへ参拝を行って、社務所でお守り、破魔矢、熊手などを受けたり、絵馬に願いごとや目標を書いたりして、今年一年が良い年であるよう祈ります。

  • 二十歳

    1月の第2月曜日は、20歳を迎える人たちが集まって成人式をする「成人の日」です。成人を祝う行事は古くから行われていて、奈良時代頃から「元服(げんぷく)」や「髪上(かみあ)げ」とよばれる儀式が行われていました。当時は12~16歳くらいから「大人」とされていました。現在と同じ20歳で成人式が行われるようになったのは、戦後のこと。地域の新成人が一堂に会して行う成人式の発祥は、1946年埼玉県の現・蕨市で開催された「青年祭」だと言われています。それが全国に広まり、1949年の1月15日が「成人の日」と制定されました。その後、西暦2000年の祝日法改正(通称・ハッピーマンデー法)により「成人の日」は1月の第2月曜日に変更になりました。

  • 地下鉄

    1863年1月10日、イギリス・ロンドンで世界初の地下鉄が走りました。地下鉄といっても、現在のような電車ではなく石炭を燃やして走る蒸気機関車でしたから、トンネルの中は汽車が出す煙でいっぱいになり、乗客も煤(すす)で真っ黒になったといわれています。距離にして約6㎞、トンネルの断面がほぼ円形であったことから「Tube(チューブ)」という愛称で知られています。ちなみに、1900年に夏目漱石はロンドンで初めて地下鉄に乗ったといわれており、その模様は『倫敦消息(漱石全集 第12巻に収録)』という作品で読むことができます。漱石は「地下鉄」を「地下電気」と著しています。

  • うどん

    麺を食べる行事としては「年越し蕎麦」が有名ですが、近年話題となっているのが、さぬきうどん振興協議会が提唱している「年明けうどん」。純白で清楚なうどんを年の初めに食べることで、その年の幸せを願うものだそうです。「年明けうどん」の定義は①元旦~1月15日までの期間に食べること②純白のうどんに一点、新春を祝う『紅』を用いること、とされています。紅い食材は、蒲鉾、えび天、人参のかき揚げ、梅干し、など、紅いものであれば何でも良いので、家庭独自の「年明けうどん」レシピを楽しむことができます。寒さ厳しいこの季節、温かいうどんで身も心も温まり、年の幸せを願ってみてはいかがでしょうか?

  • お粥

    1月7日は「人日(じんじつ)の節句」です。五節句の一番目の節句で、この日は病気をしない丈夫な体を作るという願いを込めて、朝に七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を入れたお粥を食べる風習があります。七草を入れたお吸い物を食べる中国の風習が平安時代に日本に入り、江戸時代に庶民の間に広がったとされています。また、お正月に食べすぎや飲みすぎで弱った胃腸を休めるという意味もあります。

  • 囲碁

    「い(1)ご(5)」の語呂合わせから、誰もが気軽に囲碁に触れ、親しむことを目的に2013年に制定されました。日本棋院では、この日に「打ち初め式」として、囲碁ファンと棋士の交流イベントを実施しています。近年の囲碁界においては、20代の若手棋士・井山裕太九段の圧倒的な活躍が目立ち、棋聖・名人・本因坊・王座・天元・棋聖・十段の七冠独占を二度達成。今年2月には、将棋の羽生善治竜王とともに国民栄誉賞が授与される見通しです。

  • 寒さに勝つ!

    1月20日から2月3日頃までの、最も寒さの厳しい15日間を「大寒」とよびます。「小寒」の15日間とそれに続く「大寒」の15日間の合計30日間を「寒の内」といい、一年で一番寒さが厳しい季節となります。近年、女性たちの間で話題となっている「冷えとり」や、体を温める生姜や辛い食べもの、手編みのセーターや湯たんぽカバーの作り方の本などを集めました。「大寒」が過ぎれば、「立春」が訪れます。春を元気に迎えましょう。

  • 鳥羽・伏見の戦い

    1868(慶応4)年1月3日、山城国(京都)の鳥羽と伏見で「鳥羽・伏見の戦い」が勃発ました。大政奉還に続いて、朝廷に征夷大将軍の辞意を申し出た江戸幕府の15代将軍・徳川慶喜は、新政府から領地の返還を求められます。それに怒った会津藩と桑名藩の兵(旧幕府軍)が大坂から京都へ向かいますが、薩摩藩と長州藩の兵(新政府軍)が迎え撃ち、旧幕府軍が破れました。これが後に戊辰戦争へと発展します。

  • 阪神・淡路大震災

    1995(平成7)年1月17日午前5時46分に淡路島北部を震源とした大地震が起きました。マグニチュード7.3の大きな揺れが兵庫、大阪、京都などを襲い、ビル・住宅の倒壊や火災などによって死者6,435人、負傷者43,792人と多くの犠牲者が出ました。
    一方で133万人を超えるボランティアが駆けつけ、その多くはボランティア活動をしたことがない人たちでした。そのため、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになりました。
    「何もできないかもしれないけれど、何かの役に立つかもしれない」と被災者の一人ひとりに寄り添った姿は、自然災害が多いこの国に生きる私たちにとって忘れられない姿です。

  • 南極

    1958(昭和33)年、日本の南極観測船「宗谷」が南極にある昭和基地を目指したものの、厚い氷の壁に阻まれ途中で引き返すことになりました。すでに基地にいた第一次観測隊は、やむを得ず一緒にいたカラフト犬15頭を基地に残して軽飛行機で帰ることになりました。一年後の1月14日、第三次観測隊が昭和基地に到着すると、15頭のうちの2頭、タロとジロが生きているのが発見されたのです。このニュースは大きな感動を呼び、後に映画にもなりました。

企画展示「第1回ボタニカルアート展」

伊藤みゆきさんのボタニカルアート作品15点をご紹介します。

ボタニカルとは「植物の、植物学の」という意味。
つまり、ボタニカルアートは「植物学的な絵画」のことです。
「植物細密画」ともいい、植物図鑑の絵などがこれにあたります。

春はまだまだ遠いように思いますが、植物たちの世界は一歩ずつ「春」に向かって歩みを進めています。植物たちの声に耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。

また、入口側コーナー7にて、植物の本を集めています。そちらも併せてご覧ください。

パネルの内容はこちら(PDF:113KB)

12月29日(月)~1月3日(水)年末年始休館のお知らせ

12月29日(月)~1月3日(水)は、全館休館いたします

期間中の返却は、各返却ポストをご利用ください(CD・DVD・ビデオは除く)。

  • 各返却ポストへご返却いただいてからWebOPACで返却が確認できるまで、お時間がかかる場合がございますのでご了承ください。
  • 休館中もインターネット予約は可能ですが、予約の確定は休館明けとなります。

12月15日より年末年始休館日まで、貸出期間が長くなります

12月15日(金)~12月28日(木)に貸出した資料は、3週間の貸出となります。
※相互貸借資料は除きます。

コーナー8「2017年追悼」に葉室麟さん・早坂暁さんを追加

早坂暁さんが2017年12月16日に88歳、葉室麟さんが2017年12月23日に66歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

追悼といたしまして、現在展開中のコーナー8「2017年追悼」に著作を集めました。
どうぞご覧ください。

コーナー8「2017年追悼」

1月22日(月)22:00~24:00 WebOPACがご利用いただけません

システムメンテナンスにともなうWebOPAC停止のお知らせ

1月22日(月)22:00~24:00の間、システムメンテナンスによりWebOPAC(資料検索、貸出・予約状況の確認、マイ本棚など)がご利用いただけません。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

コーナー8「イヌ×ネコ 七番勝負!」

平成三十年は戌年!

「イヌ×ネコ 七番勝負!」コーナー陳列
「イヌ×ネコ 七番勝負!」コーナー掲示
「イヌ×ネコ 七番勝負!」コーナー本棚

十二年に一度のイヌが主役の年がやってきます。 しかし、十二支に入れなかったネコの存在を忘れてはいませんか?

津島市立図書館では、戌年を記念して、動物界の真のアイドル決定戦、「イヌ×ネコ」を開催します。

さて、あなたはイヌ派?それとも、ネコ派?
いざ、七番勝負のはじまりです。

一.文豪対決

  • 川端 康成(かわばた やすなり) 1899~1972

    大正から昭和にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人。代表作に『伊豆の踊子』『雪国』等。1968年にノーベル文学賞を受賞。

    川端康成は「かわいいさかりの子犬を売るくらいなら原稿を書く」と言い切るほどの愛犬家として知られており、“犬を飼う=番犬”だった時代から、ワイヤー・フォックス・テリヤや、グレイハウンド等の珍しい犬種を飼っていました。
    1932年には『わが犬の記』というエッセイも発表(『日本の名随筆76「犬」』に収録)。「愛する犬のうちに人間を見出すべきではなく、愛する犬のうちに犬を見出すべきである。」など、文豪ならでは至言が書かれています。

  • 大佛 次郎(おさらぎ じろう) 1897~1973

    大衆小説『鞍馬天狗』シリーズや『赤穂浪士』、ノンフィクション『パリ燃ゆ』や史伝『天皇の世紀』などでも知られる昭和を代表する作家。

    大佛次郎は、「猫は生活になくてはならない優しい伴侶」と語り、生涯で500匹を超える猫と生活を共にした愛猫家として知られています。
    そんな猫たちを見て書いたのが、絵本『スイッチョねこ』。「私の一代の傑作」と語るこの作品は、子猫の「しろきち」があくびをしたとたんに、スイッチョ(虫)を飲み込んでしまい、お腹からスイッチョという声が聞こえることから始まるお話。とらねこのお医者さんが「ねつは あるかえ?」と言ったり、おかあさん猫が「どこへ いっておいでだえ」と言ったり、と言葉遣いにも“文豪”を感じさせるロングセラー絵本です。

二.エッセイ対決

  • 『走ろうぜ、マージ』 馳 星周(2004)

    デビュー作『不夜城』から、新宿・歌舞伎町など暗黒社会を舞台に小説を数多く発表してきた馳星周は愛犬家としても知られており、犬をテーマとした小説『ソウルメイト』『陽だまりの天使たち ソウルメイト2』も発表しています。
    『走ろうぜ、マージ』は末期がんに冒されていることが判明した愛犬・マージとの最後の夏を描いたエッセイ。最後の夏を東京ではなく、自然豊かな軽井沢で過ごさせてやりたい――。涙を誘う一冊です。

    他の犬エッセイ

  • 『ミーのいない朝』 稲葉 真弓(1999)

    2014年に死去した愛西市出身の作家・稲葉真弓は、猫と暮らした日々を綴った『ミーのいない朝』というエッセイを残しています。子猫を迎えて心弾む日々、そして離婚後のミーとの二人暮らし。少しずつ、けれど確実に訪れるミーの老い。それから看取るまでの静謐な日々――。あとがきには「いまだに私は新しい猫が飼えない。(中略)新しい猫を飼えば、夢が終わる。私は自分の中に流れた幸福を、ずっと抱いていたいのだ」。出逢いと別れを通じて、ペットを超えた深い絆を描く一冊です。

    他の猫エッセイ

三.児童書対決

  • 『フランダースの犬』 ウィーダ(1872)

    舞台は19世紀のベルギー・フランドル地方。幼い少年ネロと老犬パトラッシュとの出会いから、ルーベンスの絵画の前で息を引き取るまでの美しい友情を描いた作品。日本では、1975年に「世界名作劇場」でテレビアニメが放送されて人気となり、最終回の視聴率は30.1%を記録しました。しかし、作品の舞台となったベルギーではほとんど無名の作品であり、アメリカでは「残酷すぎるから」と、ネロもパトラッシュも死なないハッピーエンドに書き換えられた映画が製作されたそうです。

    他の犬絵本・児童書

  • 『ルドルフとイッパイアッテナ』 斉藤 洋(1987)

    飼い猫として岐阜で暮らしていた黒猫ルドルフは、ひょんなことから長距離トラックに乗って東京にやって来てしまいます。そこで出逢ったのが兄貴分の虎猫・イッパイアッテナ。ルドルフは、彼と一緒に生活しながら成長していきます。
    「黒ねこがえんぎが悪いなんて迷信だ。そんなことをいまどき信じるのは、教養がねえしょうこさ。」「できないやつをばかにするなんて、最低のねこのすることだ」など、大人にもグッとくる名言もたっぷり!30年にわたって愛される児童書です。

    他の猫絵本・児童書

四.ふれあい対決

  • 『犬部! 北里大学獣医学部』 片野 ゆか(2010)

    広大な自然に囲まれた青森県十和田で、行き場を失った犬たちを救うために奔走する大学生たちがいます。
    彼らは、北里大学の獣医の卵たちによる動物保護サークル「犬部」。人間のわがままの犠牲となり、心も体も傷ついた動物を保護し、辛抱強く新しい飼い主を探す――。
    捨てられた犬たちを救うため、雨の日も雪の日も不眠不休で向き合う部員たち。命と正面から向き合う一途な姿が胸を打ちます。

  • 『図書館ねこデューイ』 ヴィッキー・マイロン(2008)

    凍えるような寒い冬の朝、アメリカ中西部にあるアイオワ州スペンサー図書館の職員ヴィッキーは、返却ボックスの中で震えている仔猫を発見します。図書館評議会と市議会の承認を得て、同図書館の正式な職員となった猫は人なつこい性格と愛らしい仕草で人気者となり、やがて不況にあえぐ町の人々の心のよりどころとなっていきます。ちなみに、「デューイ」という名前は、図書分類法であるデューイ十進分類法の考案者として知られる「メルヴィル・デューイ」の名前から取られているそうです。

五.ミステリ対決

  • 『パーフェクト・ブルー』 宮部 みゆき(1989)

    地元の高校野球のスター・諸岡克彦が、謎の死を遂げます。俺、――元警察犬のマサは、現在の飼い主、蓮見探偵事務所の調査員・加代子と偶然その場に居合わせた克彦の弟・進也は、真相究明に乗り出します。
    犬の一人称という斬新なスタイルで、社会的なテーマを描いた宮部みゆきの記念すべき長編デビュー作。続編『心とろかすような マサの事件簿』もオススメです。

  • 『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』 大山淳子(2012)

    「猫の弁当」の話ではなく、「猫がいっぱいいる弁護士事務所」の物語。婚活中の弁護士・百瀬太郎の元には一風変わった依頼が持ち込まれます。
    とにかくどんな依頼でも引き受けて、共に考え、解決の道を探したい!黄色いドアの向こう側で、人と猫との幸せを考えるハートフル・ミステリ。シリーズ全5作で累計40万部を突破している人気作です。

六.古典対決

  • 『南総里見八犬伝』 曲亭 馬琴(滝沢馬琴)(1814)

    室町時代後期を舞台に、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つの徳の玉をもつ八犬士を中心に、安房の里見家の興亡を描いた伝奇小説。勧善懲悪に貫かれた雄大な構想をもつ江戸読物の代表作といわれています。初輯刊行(1814)から完結編刊行(1842)まで、28年の月日をかけ、完成が近づいた時に75歳の馬琴は失明してしまいますが、口述筆記により物語を完結させます。また、馬琴はほとんど原稿料のみで生計を営むことができた日本で最初の著述家ともいわれています。

  • 『吾輩は猫である』 夏目 漱石(1906)

    「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」――あまりにも有名な書き出しで始まる作家・夏目漱石のデビュー作。中学校の英語教師・苦沙弥(くしゃみ)の家で飼われている猫の視点から、人間模様を面白おかしく描いています。主人公「吾輩」のモデルとなったのは、夏目家で迷い込んだ猫。この猫が死亡した際には、親しい人たちに猫の死亡通知を出して裏庭に埋め、白木の角材に漱石自ら「猫の墓」と記し、「此(こ)の下に稲妻起こる宵あらん」という一句をしたためたそうです。

七.短編小説対決

  • 『ワンダフルストーリー』
    伊坂幸郎、崎梢、木下半、横関、貫井ドッグ郎(2014)

    当代きっての人気作家5人が「犬」にちなんだペンネームに改名して夢の競演!
    昔話でおなじみの犬の裏話や、「犬吠埼」で繰り広げられる物語、悪人が連れてきた犬や、人のために働く盲導犬の抱える秘密、そしてやたらと見つめてくる犬の謎とは……?
    個性豊かな犬たちが主人公の「アンソロジー」ならぬ「ワンソロジー」です。

  • 『ブランケット・キャッツ』
    重松清(2008)

    『ビタミンF』『流星ワゴン』などの小説で知られる重松清による全7話の短編小説。生まれた時から使っているブランケット(毛布)と共に2泊3日だけ我が家に「ブランケット・キャット」がやって来ます。
    リストラされた父親が家族のために借りたロシアンブルー、いじめに直面した息子が選んだマンクス、老人ホームに入るおばあちゃんのために探したアメリカンショートヘア……。猫たちが贈る心温まる物語。2017年6月にはNHKでドラマ化されました。

まだまだあります、犬・猫の本

コーナー8「2017年 追悼」

「2017年 追悼」コーナー掲示
「2017年 追悼」コーナー本棚
「2017年 追悼」コーナー本棚
  • 大岡 信(おおおか まこと)さん

    1931年、静岡県生まれ。父は歌人の大岡博。東京大学在学中、日野啓三らと同人誌「現代文学」を創刊。53年読売新聞社に入社し、54年に谷川俊太郎や茨木のり子らの詩誌「櫂(かい)」に加わる。63年に退社後、本格的な創作活動に取り組んだ。主な詩集に『春 少女に』、『故郷の水へのメッセージ』、評論活動では『紀貫之』『うたげと孤心』などの代表作がある。日本の連歌の形式で海外の詩人と共同制作する「連詩」の創始者でもあり、79年から朝日新聞に連載した詩歌コラム「折々のうた」は、休載を挟みながら2007年まで計6,762回続いた。
    4月5日、死去。

  • 佐藤 さとる(さとう さとる)さん

    1928年、横須賀市生まれ。学生時代から童話の創作を志し、1950年、いぬいとみこさんらと同人誌「豆の木」を創刊。
    編集者として出版社に勤務しながら創作活動を続け、59年、小人の世界を描いた「コロボックル物語」シリーズの第一作となる「だれも知らない小さな国」でデビュー。毎日出版文化賞、児童文学者協会児童文学新人賞、国際アンデルセン賞国内賞を受賞した。以後24年かけて完結させたシリーズは世代を超えるロングセラーとなり、日本のファンタジー小説の祖と称された。2月9日、死去。

  • 杉本 苑子(すぎもと そのこ)さん

    1925年、東京生まれ。51年、「サンデー毎日」の懸賞小説入選をきっかけに、選考委員だった吉川英治に師事。63年に、幕府の権力に抵抗しながら治水工事を完成させた薩摩藩士の姿を描いた『孤愁の岸』で直木賞を受賞。
    歴史を社会構造からとらえ直す重厚な作品から江戸の市井の人々の姿を描いたものや芸道ものまで作品は幅広く、78年に『滝沢馬琴』で吉川英治文学賞、86年に『穢土荘厳(えどしょうごん)』で女流文学賞を受賞した。『マダム貞奴』と『冥府回廊』は85年のNHK大河ドラマ「春の波濤」の原作となった。02年には菊池寛賞と文化勲章を受けた。5月31日、死去。

  • ディック・ブルーナさん

    1927年、オランダ・ユトレヒト生まれ。53年『りんごぼうや』で絵本作家としてデビュー。55年にミッフィーシリーズの第1作『ちいさなうさこちゃん』を発表。日本では石井桃子さんの訳で64年に出版された。ミッフィーシリーズは50カ国以上で翻訳され、ぬいぐるみや映像などにもなった。暖かみのある線、鮮やかな色使い、想像力に訴えるシンプルで大胆な構成の作品で、世界中の子どもから大人まで広く愛され、120冊以上の絵本を刊行、発行部数は8500万部を超える。飢餓、貧困、病気から子どもたちを守ろうと訴えるポスターも描き、東日本大震災では涙を流すうさこちゃんのイラストで日本の子どもたちを励ました。2月16日、死去。

  • 葉室 麟(はむろ りん)さん

    1951年、福岡県生まれ。西南学院大学文学部を卒業後、地方紙記者などを経て、50歳を過ぎてから創作活動に本格的に入った。
    歴史文学賞を受賞した『乾山晩愁』で2005年に作家デビュー。西国の藩を舞台にした『銀漢の賦』で松本清張賞。12年に直木賞を受けた『蜩ノ記』は映画化もされた。16年には『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で司馬遼太郎賞。歴史・時代小説のスタイルを取りながら、現代にも通じる「組織の中での個人」に光を当て、主人公の人としての誇りや意地を描き、多くのファンを得ていた。12月23日、死去。

  • 早坂 暁(はやさか あきら)さん

    1929年、愛媛県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、評論活動を経て脚本家に転じる。平賀源内を主人公にした斬新なスタイルのNHKテレビ時代劇「天下御免」(71~72年)で注目を集める。テレビでは他に「七人の刑事」「続・事件」「花へんろ」などを手掛けた。被爆直後に広島を訪れたことや、妹が被爆死した体験から、戦争や原爆問題に対する関心が高かった。NHKドラマ「夢千代日記」(81~84年)は広島で胎内被爆した温泉芸者の夢千代を吉永小百合さんが演じ、原爆への思いを静かに力強く表現。核廃絶を訴えて精力的に講演活動なども行った。12月16日、死去。

  • 林 京子(はやし きょうこ)さん

    1930年、長崎市生まれ。父親の赴任のため上海で育った。45年に母親らと長崎に引き揚げ、14歳だった8月9日、学徒動員で働いていた三菱兵器製作所で被爆。この被爆体験と、上海で支配者側にいたという自覚が、創作の原点となった。75年、原爆投下後の長崎の人々の経験と苦悩を、女子学生を主人公に描いた『祭りの場』を発表。加害者側の視点も冷静に盛り込んだこの作品で芥川賞を受賞した。著書はほかに『上海』(女流文学賞)、『三界の家』(川端康成文学賞)、『やすらかに今はねむり給へ』(谷崎潤一郎賞)、『長い時間をかえた人間の経験』(野間文芸賞)など。原子力と核の問題を粘り強く追い続けた。2月19日、死去。

  • 日野原 重明(ひのはら しげあき)さん

    1911年、山口県生まれ。聖路加国際病院名誉理事長。
    患者参加の医療や医療改革に向けての提言、終末医療の普及や「成人病」に代わる「生活習慣病」という言葉を提言するなど、医学・看護教育の刷新に尽力したことで知られている。1970年には、ハイジャックされた「よど号」に乗り合わせたことも話題となった。
    2000年「新老人の会」を結成。2001年に90歳で出版した『生きかた上手』が、120万部以上のベストセラーを記録し、広く世間に知られるようになる。2005年に文化勲章を受章。7月18日、105歳で死去。

  • マイケル・ボンドさん

    1926年、イギリス・ニューベリー生まれ。ロンドンの一家に引き取られたクマのキャラクターが騒動を繰り広げる「くまのパディントン」シリーズの作者。56年のクリスマスイブに売れ残っていたクマのぬいぐるみを妻への贈り物として買い、自宅近くの駅にちなんで「パディントン」と名付けた。その後、ぬいぐるみを主人公にした物語を書きはじめ、58年にパディントンシリーズの最初の作品を出版。シリーズは世界で40カ国以上に翻訳され、3,500万冊以上を売り上げる人気シリーズとなった。6月27日、死去。

  • まつい のりこさん

    1934年、和歌山市生まれ。子育ての中で絵本に関心を持ち、28歳で絵を学ぶべく武蔵野美術大学へ入学。自分の子どものために制作した手づくり絵本を出発点に、多くの絵本を出版。
    『ころころぽーん』でボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞するなど、知識の世界をはじめとする独自の絵本を数多く出版。代表作に『じゃあじゃあびりびり』、「とけいのほん」シリーズなど。また、紙芝居では観客参加型の紙芝居世界を確立し、『おおきくおおきくなあれ』などの作品を手がけた。2月12日、死去。

  • 三浦 朱門(みうら しゅもん)さん

    1926年、東京生まれ。東京大学を卒業後、日本大学芸術学部で教えながら、同人誌「新思潮」で小説を発表。『画鬼』(『冥府山海図』に改題)で文壇デビューし、遠藤周作や吉行淳之介らとともに「第三の新人」として活躍した。1953年、作家の曽野綾子さんと結婚。
    戦争中住んだ場所をもとにした『武蔵野インディアン』で83年に芸術選奨文部大臣賞。保守的な言論で知られるが、近年は老いをテーマにした著書や曽野さんとの共著も多かった。85年、文化庁長官に就任。2月3日、死去。

  • わかやま けんさん

    1930年、岐阜市生まれ。グラフィックデザインの仕事を経て、絵本作家に。『きつねやまのよめいり』で第16回産経児童出版文化賞を受賞。70年から刊行の「こぐまちゃんえほん」シリーズは、累計954万部を上回るロングセラーとなった。うち『しろくまちゃんのほっとけーき』は293万部のベストセラー。「しろくまちゃん」がお母さんとホットケーキを焼き、「こぐまちゃん」にごちそうする物語。卵を落として割るなど失敗も経験しつつ、自分で作る楽しさや食べる喜びを伝えている。(本人の意向で2015年7月17日に亡くなったことを伏せられていたが、2017年7月に開催された原画展で公表された。)

  • 犬養 道子(いぬかい みちこ)さん
  • おかべ りかさん
  • 太田 昌秀(おおた まさひで)さん
  • かまやつ ひろしさん
  • 京 唄子(きょう うたこ)さん
  • 中村 雄二郎(なかむら ゆうじろう)さん
  • 野際 陽子(のぎわ ようこ)さん
  • 平尾 昌晃(ひらお まさあき)さん
  • 船村 徹(ふなむら とおる)さん
  • 松方 弘樹(まつかた ひろき)さん

コーナー7「12月の本」

いよいよ年の瀬です。「12月に関する本」を集めました

「12月の本」コーナー
「12月の本」コーナー
「12月の本」コーナー

入口ゲート付近のコーナー7では、12月に関する本を集めた「12月の本」を展開しています。
今後、毎月ごと季節に合った本を紹介していく予定です。

  • クリスマス

    12月25日のクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りの日です。クリスマス・イブに、寝ている子どもたちの枕元にプレゼントを運んでくれるサンタクロースは、4世紀頃のキリスト教の聖人・ニコラウスがモデルといわれています。ニコラウスが多くの貧しい人々を救ったという言い伝えがあり、それがいつしかサンタクロースの伝説になったとされています。
    ちなみに、日本でクリスマスを祝うようになったのは明治時代以降で、一般の人々の間に広まったのは昭和20年代になってからです。
    クリスマスの絵本は児童室・コーナー5に並んでいます。そちらも是非ご覧下さい。

  • おせちとお雑煮

    年の節目に歳神様へお供えするという意味の「節供(せちく)」が転じた「おせち料理」は、年のはじめに食べる料理なので、色や形、味の良い材料で作られ、それぞれにめでたい名前がつけられています。例えば、「きんとん(金団)」は「金の団子」または「金の布団」という意味で、金がたくさん詰まっている様子を表し、「黒豆」は「まめ(健康)に暮らす」「まめまめしく(まじめに)働く」という意味を表しています。
    「お雑煮」は、年のはじめに餅を歳神様にそなえ、おさがりを野菜などと一緒に煮て食べたものです。お雑煮を食べることには、神様と一緒に食事を楽しみ、神様の力を分けてもらう意味があります。

  • 年賀状

    日本には、親しい人やお世話になった人に、お正月の挨拶を葉書に書いておくる習慣があり、その葉書を「年賀状」といいます。もともと、年のはじめに「年始まわり」といって、かかわりのある人や会社などに新年の挨拶に訪れる習慣がありましたが、明治時代になると郵便が簡単に送れるようになり、「年賀状」で新年の挨拶をするようになりました。
    近年では、メールやSNSで新年の挨拶をすることも多いようですね。

  • 大そうじ

    12月は、一年の最後の月。新しい年を迎えるにあたって、色々な準備をする月です。
    新年の準備で大切なのが「大そうじ」。江戸時代、幕府の間では旧暦の12月13日を「すす払い」の日として、この日に江戸城で大そうじをしていました。江戸の町の人も、それにならって「大そうじ」をしたとされています。今でも、お寺や神社では「すす払い」の行事を行うところがあります。私たちも、一年の汚れを落として、新たな気持ちで新年を迎えましょう。

  • 贈りもの

    年末に、日頃お世話になっている人に感謝の気持ちをこめて贈りものをすること、またその贈りもののことを「歳暮」といいます。もともとは、年末のことを「歳暮」といいました。年末に先祖の霊や歳神様にお参りするときにお供えものをしていたことから、今の「歳暮」を意味するようになったと考えられます。
    「歳暮」だけでなく、クリスマスのある12月はギフトシーズン。贈りものをする時のマナーについての本や、プレゼントのラッピングについての本も合わせて紹介します。

  • マラソン

    古代ギリシャの故事「マラトンの戦い」にちなんで、1896年第一回近代オリンピックがアテネで開催された時に、「マラソン」がオリンピック種目となりました。現行の42.195㎞が定められたのは、1924年の第8回パリ大会からです。
    12月3日(日)には第43回津島天王川マラソンが、図書館近くの天王川公園で開催されます。市民の体力・健康づくりを目的として開催されており、子どもから大人まで気軽に参加できる大会として、1000名近くが申し込みをする人気を誇っています。

  • 忠臣蔵

    1701(元禄14)年、赤穂藩(いまの兵庫県)の藩主、浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)は、江戸城内で吉良上野介吉央(きらこうずけのすけよしなか)に斬りかかったことから切腹、赤穂藩は取り潰しとなりました。赤穂藩の武士たちは浪人となりましたが、そのうち四十七人(四十七士)は、翌年12月14日に吉良の屋敷に押し入り、主君の仇を討ちました。当時の人々は、この四十七士に感心して、話や芝居をたくさん作りました。
    そのひとつに「仮名手本忠臣蔵」という芝居があり、今でも演じられます。また、「忠臣蔵」はテレビの時代劇ドラマでも人気となっています。

  • ノーベル賞

    「ノーベル賞」は、ダイナマイトを発明したスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルの遺言に基づいて1901年に創設された賞です。ノーベルが亡くなった12月10日は、毎年ノーベル賞の授賞式が行われます。現在は、「医学・生理学」「物理学」「化学」「文学」「平和」それに「経済学」の6つの賞があります。
    今年は、日系イギリス人のカズオ・イシグロさんが、ノーベル文学賞を授賞して大きな話題となりました。10月5日の授賞発表後、カズオ・イシグロさんの作品は大変な人気を集めており、たくさんの方の予約をいただいています。これまでにノーベル賞の授賞した方の作品も合わせて紹介します。

  • 流行語

    今年一年の間に発生したさまざまな「ことば」の中で、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深く関わった人物・団体を表彰する「新語・流行語大賞」は、毎年12月初めに発表されます。今年は、12月1日(金)に、ノミネートされた30語の中から「2017年新語・流行語大賞」トップテンならびに年間大賞が発表されます。

  • 西郷隆盛

    12月7日は、幕末から明治時代の政治家として、討幕運動を指導した西郷隆盛の誕生日です。来年、2018年の大河ドラマは、西郷隆盛が主役の「西郷(せご)どん」。ドラマがはじまる前に、本を読んで予習してみてはいかがでしょうか。