2021年09月05日の図書館だより

2021年09月05日(日)

9月になりましたね。だいぶ前から思っていたのですが、9月、英語でSeptemberって邦楽、洋楽問わずに曲のタイトルによく使われますね。これって、何故なんでしょうか?・・・9月は多くの外国で新学期にあたり出会いの季節だから?秋に向かって少しずつ涼しくなる空気が淋しい感情を表現する歌詞にハマるから?語尾の「バァァーー」と伸ばす音の響きが楽曲に乗せやすいから??・・・と色々考えてみましたが、結局はよくわかりません。いずれにせよ、邦楽、洋楽問わず9月ソングは名曲揃いのように思います。私が好きなバンドにも「セプテンバー」という曲があり、このところよく聴いているので、ふとそんなことを思いました。

さて、今回はパラリンピックについて書きます。じっくりとパラリンピックを観戦したのは実ははじめてだったのですが、こんなに面白いものだったとは!・・・ボールに磁石が付いているんじゃないか、と思ってしまうほどに正確な投球と選手同士の心理戦が見応えたっぷりのボッチャや、男女混合で車いすを激しくぶつけ合う迫力いっぱいの車いすラグビーは、録画してじっくりと観戦しました。車いすラグビーには、車いすはパンクしたら修理すればいいし、派手に転んでもまたエイと立ち上がればいいという、とてもシンプルなことを教えられたように思います。

また、一昨日の3日(金)に行われた男子100mバタフライで見事に金・銀メダルのワンツーフィニッシュを達成した木村敬一選手と冨田宇宙選手には、少し前に二人が出演したテレビのドキュメンタリー番組を観ていたこともあり、グッとくるものがありました。5年前のリオパラリンピックで金メダルを取ることができず、号泣していた木村選手が歩んできたこの5年の道のりと、冨田選手との友情はマンガにしたいくらい感動の物語。心から「おめでとうございます!」とお伝えしたいです。余談ですが、実は私も昔少しだけ水泳をやっていて、100mバタフライが得意種目でした。今でもストレスが溜まってくると、バタフライを泳ぎたくなります。このコロナ禍で、しばらくプールには行けていませんが、あぁ私もたくさん泳ぎたいっ!!

最後に、NHKのパラリンピック中継で解説をされている方たちが、本当に皆さん揃ってよく勉強されていて、かつ丁寧な言葉で話されていて、とても好感を持ちました。アスリートへのリスペクトを感じる言葉が多く、ポジティブで清々しい気分になりました。今日は早くも閉会式なので、もう皆さんのお話を聞くことができないのかと思うと残念です。またの機会を楽しみにしています。

ところで、今週は男子サッカーの代表戦もあったのですが・・・オイコラ、親善試合みたいな試合をしてんじゃねぇぞ!W杯最終予選なんだぞ!!・・・と、さっきまで「アスリートへのリスペクト」とか書いていた人とは思えないほど、口が悪くなってしまうので、今週はやめときましょう。先週の「図書館だより」に書いた有料配信「D」にも加入したので、次のアウェイでの中国戦はしっかりと頑張ってもらいたいものです、全く・・・。

『グレイテスト・ヒッツ(CD)』アース・ウインド&ファイアー・・・Septemberと聞いて最初に思い出す「あの曲」も収録されています。こちらの9月ソングはとても陽気な曲です。
『seasons colours〔2〕(CD)』松任谷由実・・・「9月には帰らない」、「9月の蝉しぐれ」と9月ソングが2曲収録されています。こちらは日本の秋を思わせる落ち着いた曲となっています。
『WHO I AM パラリンピアンたちの肖像』・・・民放衛星放送局「W」とIPCが共同で展開する、パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」を書籍化したもの。「WHO I AM」は「W」に加入していた頃によく観ていました。
『アイ・コンタクト もう一つのなでしこジャパン』・・・パラリンピックではなく、ろう者(聴覚障がい者)の五輪「デフリンピック」に臨んだ女子サッカー代表の記録。2010年に映画化され、話題となった作品です。今回のパラリンピックでは、視覚障がい者が戦う「ブラインドサッカー」が初出場で、見事5位に入賞しました。おめでとうございます!
『みえるとかみえないとか』ヨシタケ シンスケ/さく・伊藤 亜紗/そうだん・・・いろんな人がいることの豊かさを楽しく表現した絵本です。東京パラリンピックが一過性のブームで終わず、多様な生き方が尊重される社会が続くことを心から願っています。

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