2020年04月05日の図書館だより

2020年04月05日(日)

 久しぶりの「図書館だより」です。新型コロナウィルスの感染拡大が続いており、正直に申し上げると・・・とても心細い気持ちで毎日を過ごしています。とある事情のため、週半ばに消火器を持って図書館内を全力疾走していたので、そうは見えないかもしれませんが・・・やはり不安いっぱいです。

 さて、津島市立図書館は4月1日(水)より貸出・返却・予約に限定した一部のサービスを再開しました。ただし、新聞・雑誌最新号の閲覧、学習室や「おはなしのへや」の利用・AV資料の館内視聴などは停止しています。利用者の皆さんには大変なご不便をお掛け致しますが、皆さんの「安全」を第一として図書館を開館しています。配慮や言葉が足らず、ご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、「安全」のためです。利用者の皆さんのご協力頂きますよう、心よりお願い申し上げます。

 iPS細胞の研究で知られる山中伸弥先生のホームページ「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」に書かれていた言葉ですが、「桜は来年も帰ってきます。人の命は帰ってきません」。この言葉を心に留め、慎重な行動を心掛けましょう。新型コロナウイルスは、子どもの頃から笑いを届けてくれた喜劇王をあっという間に奪っていった恐ろしい存在です。私たち一人一人が、身近に新型コロナウイルスが存在する可能性があることを自覚して行動しなくてはならないと思います。

 最後に少しだけ告知を。コーナー9「地球を読む。」の一部を使った小さなスペースではありますが、コーナー6にて「緊急特集・読む『新型コロナウィルス』~正しく向き合うために~」と題した特集コーナーを設置しました。毎日新聞3月18日の特集記事「対応分かれる図書館」に掲載されていた安城市図書情報館が設置している感染症に関するコーナーの紹介記事にあった「図書館には市民に正確な情報を提供する『使命』がある」という一節に刺激を受けて、気合いを入れて特集コーナーを作成しました。感染症やウィルスにまつわる本(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の委員となっている先生の著作も少しだけ)や正しい情報収集に役立つ本、話題となっているカミュの『ペスト』をはじめとする「見えない敵」と戦う主人公が活躍する小説もご紹介しています。是非とも手に取って頂ければ、と思います。

『パンデミックとたたかう』押谷仁/著 ・瀬名秀明/著
『火定』澤田瞳子/著
『志村流 金・ビジネス・人生の成功哲学』志村けん/著

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