2019年09月の図書館だより

2019年09月15日(日)

 先週は暑かったですね。いったん涼しくなっていたところに、体温を越える暑さ。これは正直しんどかったです。とはいえ、見上げれば空は高く、夕方は暗くなるのが早くなりました。秋の訪れ、そして夏の終わりを感じます。夏の終わり・・・といえば、そろそろ焦らなくてはならない仕事がありましたね(笑)。

 さて、今年の夏はわりと映画を観ました。先日も「風をつかまえた少年」を観てきました。あらすじをざっくり書くと、アフリカ南部マラウイ共和国の貧しい村の少年が、学校の図書館で出会った1冊の本を元に自家製風力発電を作り、干ばつと飢えに苦しむ村を救う、というもの。「図書館」もちょっぴり絡んでいるお話です。映画には少年が通う中学校の図書室の場面もあり、外国の学校図書館を覗いているようで面白かったです。かの池上彰さんも絶賛し、2011年全国図書館協議会「夏休みの本」にも選ばれた原作『風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった』、そして絵本『風をつかまえたウィリアム』は、この図書館で所蔵していますので、興味のある方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

 他には最近だと「ジョアン・ジルベルトを探して」も観ました。「ボサノバの神様」と称されるブラジルの伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追うドキュメンタリー。ブラジル中を巡ってジョアン・ジルベルトを探すのですが、何を探していて何を追っているのか、観ているうちにだんだん分からなくなり、寂しくなってくる作品でした。ボサノバはカフェでかかっているオシャレな音楽、という印象でしたが、孤独な人に寄り添う音楽なのかもしれません。

 実はこの2作品、ある人に勧められた作品で「これは自分では観ないだろうなぁ~」と思う作品でした。昔から、読む本も、観る映画も、行く場所も、全て自分が「コレ」と思うモノを迷わず選んできたのですが、ここ数年、この方法に行き詰まりを感じており、今年に入ってから信頼する人やお世話になっている人がオススメしてくれるモノを読んだり、観たり、出掛けたりしています。なかなか面白いモノに出会えて楽しいです、ふふ。

 そういえば、先週の図書館だよりに書いた『「ジェッ●ストリーム」ノック式0.38mmの替芯』の貰い手が名乗りをあげてくれました。有難い~。どうぞお役立て下さい。あと、★さん、岡嶋二人さん憶えていてくれて有難うございます。いつもバタバタしているので、ここのところミステリの話をほとんどしてないですが、たまには話しましょう。あ、国名シリーズ、だいたい読んでいますよ、私。だいたい、でスイマセン、ですが。

2019年09月14日(土)

中学生の頃から大ファンだったバンドが、10年ぶりにライブをするというニュースに嬉し泣きした日から早数か月が経ち、数日前にはニューアルバムがリリースされるという朗報が入りました。
最後のレコーディングから実に29年ぶりの新譜発売!
一度はバンドを解散した経緯があるので、こんな日が来るなんて夢のようです!
今から楽しみでなりません。

そんな嬉しいニュースから少し経った頃、活動休止していたまた別の好きなミュージシャンが数年ぶりにライブをするというニュースが!
それも二組も!
そ、そんなことってある・・・?!
もちろん嬉しい気持ちには変わりないのですが、もう少し時期をずらしてくれてもよかったんだけどな・・・なんてことをちらっと思ったり。
でもでも、メンバーのみなさん全員が元気で精力的に再始動してくれるのは、ファンにとって本当に喜ばしいこと!
幸い、日程はかぶらなかったので三組ともライブには行けそうですが、チケット代+交通費等がなかなかの出費になりそう・・・。
でも、これを逃したら次はいつ観られるかわからないし、ちょっと頑張ってできる限り足を運びたいと思います。

『バンドはじめようよ!ロック・ギター』自由現代社 763.5ハ
『バンドはじめようよ!ロック・ベース』自由現代社 763.5ハ
『バンドはじめようよ!ロック・ドラム』自由現代社 763.5ハ

2019年09月13日(金)

先週は黒色の話題、今週は茶色の話題です。
1926年(大正15年)の9/13に、明治ミルクチョコレートが発売したんですって!
チョコ好きとしては見逃せない日です!記念に今日は明治さんの板チョコを食べようかな!(という名目でチョコを食べようとする(す))

そういえば明治さんって一回ロゴが大幅に変わったことありましたよね?
明治製菓と明治乳業が経営統合だか何だかでロゴを統一しないといけないとかで。
今のゴシック体みたいな太いロゴよりも、前のロゴの方が好きだったなあ。と明治さんの板チョコを買う度に思います。
調べてみるとロゴ変更したのは2009年。10年も前ということで意外と年数経っていたことに驚きました!

あと愛称が「ミルチ」と呼ばれていることにも驚き…。
一回もミルチなんて言ったことない…。(す)だけですかね?(;・∀・)

『チョコレートのひみつ』(春野 まこと∥まんが) (新着)
『チョコレートのお菓子』(坂田 阿希子∥著) (新着)
『ショコラ』(土屋 公二∥著) (新着)

2019年09月12日(木)

実話怪談集『忌み地』を読みました。
朝から晩まで怪談を聞きながら、怪談本を読んでいたときだって怖さが尾を引くことなんてなかったのに、この本を読んだ後は久しぶりに電気を消して寝るのが怖くなりました。
普段過ごしている部屋で変なことが起きたことなんて一度もないのに、何か変なものを見たらどうしようとか考えてしまって、少し不安な気持ちになっていたらとうとう目が冴えてしまって眠れなくなってしまいました。
どれぐらいビビっていたかというと、「布団から足が出せない」くらいです。

最近あまり怪談を読んだり、聞いたりする機会がなかったから、恐怖耐性値が下がっているのかも?
こんな状態では10月放送の「ほ〇怖」放送後、電気点けたままじゃないと眠れなくなってしまいそうです。

肝心な本の感想を書き忘れていました。
この本は簡単に言うと、怪談社の2人が「事故物件が集中する場所には何かあるのでは?」と考え、取材して集めた話を作家の福澤徹三さんが文章にしたものです。
1つ1つは短い短編ですが、思わぬところで繋がっていて何回もゾッとさせられます。
個人的に一番怖かったのが、夜中に這いずり回る男の話。(しかもイラスト付き)
こんなの読んだら一人暮らしできないじゃないの!!(´;ω;`)

『残穢』

2019年09月11日(水)

コンビ作家と言えばエラリー・クイーン! が真っ先に出てこなかった有栖川ファンです……残念……
(代わりに出てきたのが岡嶋二人さん。コンビだから「二人」というのが覚えやすくて印象に残っているのです)

来週あたり、有栖川さんの新刊が出るそうなので楽しみです。国名シリーズ!

『インド倶楽部の謎』
『狩人の悪夢』 『モロッコ水晶の謎(「ABCキラー」ほか収録)』(近日放送のドラマ続編原作)
『鍵の掛かった男』(個人的にドラマ化してほしい原作No.1)

2019年09月10日(火)

9月10日はコンタクトレンズの日。

「コンタク(9)ト(10)レンズ」の語呂にちなんで、日本コンタクトレンズ協会が記念日に制定したそうです。

私はコンタクトユーザーなので増税する前に購入しないと!と考えていますが、なかなか眼科に行く気になれず……ギリギリの駆け込みにならないようにします。

『大いなる信念の先に メイド・イン・ジャパンのコンタクトレンズケアからの挑戦』
『コンタクトレンズ』
『視力回復50のポイント レーシック、コンタクトレンズから視力回復グッズまで』

2019年09月09日(月)

関東では深夜に台風で大荒れしたそうですが、こっちはこっちで台風一過したみたいに晴天で、日差しがきつくてとても暑いです。

先月、名古屋の映画館で「東京裁判」の4Kデジタルリマスター版が公開されていたそうで、あっという間に上映期間が終わってしまい見に行けませんでした。後で調べてみると277分という4時間を超える作品となっている事を知り、上映期間が短かった理由がよく分かりました。

図書館においていない本ですが、『手塚治虫アシスタントの食卓』というマンガエッセイを読みました。手塚治虫のアシスタントだった著者の堀田あきお氏が、当時の食事にまつわるエピソードを書いた内容で、アシスタントからいつか一漫画家として独立したい著者の苦悩と、手塚治虫の当時の様子と楽しかった思い出話が描かれています。
作中登場するうな重の特上鰻三段重ねは贅沢の極みでおいしそうでした。レーズンバターも食べてみたいですね。

著者の過去の作品の内で、食べ物のエピソードを絡めた漫画ですと『本多勝一のこんなものを食べてきた』も面白かったです。たしか内容は本多勝一氏の戦中の頃だった少年時代の思い出話とその時代の食の話で、上記の作品に近いものがあります。

2019年09月08日(日)

 あー、やってしまいました!ボールペンの替芯を買い間違えてしまいました・・・。誰か、「ジェッ●ストリーム」ノック式0.38mmの替芯、要りませんか??

 ま、それはともかくサッカー界は代表ウィークに突入し、先週木曜はパラグアイ戦が行われました。結果は見事2-0の快勝!強化試合とはいえ、強豪パラグアイ相手に無失点とは素晴らしい。久保選手の代表最年少ゴールはお預けとなりましたが、流れの中からの2ゴールはとても良かったです。次はアウェイでのミャンマー戦。2022年カタールW杯アジア2次予選、って2020年もまだまだ先なのに・・・早いなぁ。

 昔からサッカー中継はよーく観ているのですが、放送局によって違いがあってなかなか面白いです。例えば、NHKはシンプルな実況だけど、過去振り返りVTRが長く、解説は代表OG(選手だけでなく、監督、コーチも含めて)のみ。テレ朝は、実況というより応援といった感じで、ゴン中山さん&中田浩二さんの解説+芸能人のゲストも多いことが特徴。日テレは、細かな技術やベンチワークも実況、解説は元ヴェルディ=読売系・・・と、スペースの問題もあるので以下は省略しますが、TBSやフジ、テレ東、そしてWOWOWなどの有料放送にも、各局それぞれ特徴があるので比べてみると楽しめます。どこが良いということではなく、色々あって面白い、ということです、ハイ。

 さて、この日のパラグアイ戦は日テレ系で放送されていたのですが、日本代表がゴールを決めた瞬間にかかっていた曲がBlurの「Song2」でした。うーん、90年代のUK音楽シーンにハマっていた人なら泣ける選曲でしたね。スタジアムでもかかっていたのか、オンエアだけだったのかは分からないのですが。

 もう一点、おまけで先週の続きを。ミニコーナー“1+1=∞”の意味は・・・“コンビ作家”です。コンビで書かれている作家さんの作品や、コンビ作家を目指す少年たちが主人公の小説などを並べています。個人的には、30年くらい前に大ファンだった岡嶋二人さんの作品を紹介できたのが嬉しいです。あ、年齢がバレてしまいましたね。

2019年09月07日(土)

ここのところ、夜になると軽い頭痛でなかなか家事がはかどりません。
日中も少し頭痛の予兆があるのですが、疲れが蓄積する夜に頭痛が強くなり、一晩寝てリセットされる、といった流れ・・・。
できるだけ薬は飲みたくないこともあり、横になっていれば我慢できないほどの痛みではないので、早めに横になって眠くなるのを待つのですが、先日は頭がドクドクと脈打つような激しめの痛みがやってきてしまい、洗濯物も溜まっているし、仕方あるまい・・・と最終手段の頭痛薬を飲むことに。
しばらくじっとしていたら薬が効いてきたようで、洗濯もすることができてスッキリしました。
頭が痛いと何もできなくなるので困りますね・・・。
たぶん気圧の影響かと思うのですが、台風がいくつか発生しているのでまだまだ不安定な天気が続きそうですね。
早くカラッとした気候になってほしいです。

『頭痛をスッキリ治す本』寺本 純∥著 講談社 493.7テ
『慢性頭痛が薬に頼らず楽治る最強療法』マキノ出版 493.7マ
『頭痛女子バイブル』五十嵐 久佳∥監修 世界文化社 493.7ス

2019年09月06日(金)

みなさん知ってました?今日は松崎しげるの日なんですって。
「く(9)ろ(6)」の語呂合せで。

いや。本当なんですよ!
Wikipediaさんにも「松崎のデビュー45周年を記念して、松崎の日に焼けた黒い肌にちなんで、日本記念日協会に申請し、2016年に認定される。」って書いてあるんですから!

…………なぜ認定された。

松崎しげるさんといえば、何年か前に「コーヒーコップの松崎しげる」というガチャガチャがあったんですけど、まさかのご本人監修で、ポーズも3Dスキャンで松崎しげるさんから型を取って作成したという気合が入りすぎて若干の狂気を感じるガチャガチャがあったなあ。

『松崎しげる1』『松崎しげる2』というラインナップの中に『松崎しげるの影』というものがあるのですが、「正直他のラインナップも黒いから影って言われてもわからんのやけど…。」と当時困惑したのを憶えています。

友達が試しにそのガチャガチャを回したのですが、見事その『松崎しげるの影』を当てていました!今も持っているかなあ。

『日本懐かしガチャガチャ大全』(ワッキー貝山∥著) (759/ワ)
『黒猫王子の喫茶店』(高橋 由太∥著) (B/913.6/タ)
『6年1組黒魔女さんが通る!!』(石崎 洋司∥作) (K/913/イ)

2019年08月05日(木)

昨日の雷はすごかったですね。
あんまりにも長いこと雷が鳴っているので、スマホで雨雲レーダーを見ていたのですが、時間を進めても一向に雨雲が動く気配がなくてうんざりしました。
私はいったん静かになった12時頃に寝てしまったのであまりよく知りませんが、それから夜中もまだ鳴っていたそうですね。
場所によっては停電したところもあるみたいですが、うちは幸い停電しませんでした。
正直昨日の雷はめちゃくちゃ怖かったので、もうあんなのはごめんです。
なんだか昨日のは、今年の夏1年分の雷!っていう感じがしました。もうこんなのは1回きりにしてほしいですけど……。

『かみなりなんてこわくない』
『写真で読み解く雷の科学』
『天気のふしぎえほん』

2019年09月04日(水)

夏休みが終わりました。
皆さんは旅行などされたのでしょうか。

私はというと、例の応援上映の会場にせっせと足を運び、初詣で引いたおみくじ「旅行:近い所よし」を実行(?)することになりました笑
近くて遠い…それが音楽の王国…笑

音楽と言えば、今年も図書館コンサートが開催されるそうです。
チラシ等はこれからとなりますので、どうぞお楽しみに。
 
 
『マスコミ・芸能・創作のしごと』
『コンサートにかかわる仕事』
『仕事を選ぶ~先輩が語る働く現場64』

2019年09月03日(火)

今日はドラえもんの誕生日だそうです!(ドラえもんの誕生日は西暦2112年9月3日とされています。)

映画は、小学生の時は弟と観に行っていました。ひみつ道具は、どこでもドアが欲しいです。
大人になってからは視聴することがなくなりましたが、10月からはテレビアニメの放送日時が変更されるようで、金曜日に観ていた流れが変わるのは寂しく思います。

『藤子・F・不二雄 「ドラえもん」はこうして生まれた』
『小説映画ドラえもんのび太の月面探査記』
『とってもだいすきドラえもん』

2019年09月02日(月)

 曇りや急な雨の日が続いて毎日蒸し暑いですね。日照時間も少なめな感じで9月に入ってしまいました。

先月は新しいDVD作品が入りましたが、今月は館内で視聴する用のヘッドフォンが一部新しくなりました。
夏の間は多くの方が館内で当館所蔵のDVDやビデオを視聴いただきました。その分、人の入れ替わりが頻繁になると、ヘッドフォンも耳あての部分やアームの部分が疲労してくるわけでして、応急処置のテーピング等で補強したりして先月まで対応させていただきました。
家庭で利用するヘッドフォンと比べ、消耗が倍以上に早く、普段ではあまりお目にかかれないヘッドフォンの状態を目にします。新しく入れ替えたヘッドフォンで心地よく映像を楽しんでいただければと思います。

ちなみに、最近私も家でヘッドフォンを使って音楽を聴いています。Bluetoothの無線タイプのヘッドフォンです。コードレスなので使い勝手は良いですが、思っていたより全体的にサイズが小さめで、アームを最大に伸ばして耳当てがギリギリ耳に届く位になってしまいちょっときついです。

2019年09月01日(日)

 今日から9月ですね。2019年も残すところ4ヶ月、あと3分の1です。ここで、「まだ」3分の1あると思うのか、「たった」3分の1しかないと思うかは、人それぞれでしょうし、人それぞれだからこそ面白いとも思えます。ちなみに私は、「まだ」派にずっと憧れている「たった」派。「まだ」と思える人が、とても羨ましいです。

 前置きが長くなってしまいましたが、9月になったので、コーナー7は「9月の本」となりました。「9月の本」では、旧暦8月15日「中秋の名月」にちなんだ「月」の本、「敬老の日」の本など、これぞ9月といえそうな本や、「バスの日」や「清掃の日」など、あまり知られていない9月の記念日にちなんだ本、そして忘れてはならない(?)「食欲の秋」の本も紹介しています。どんな本が並んでいるかは、コーナー7の棚をご覧頂ければ・・・と思います。毎月同じことを書いていますが、気軽に覗いて手に取って頂ければ、担当としてこれほど嬉しいことはありません。

 さて、今年の9月は伊勢湾台風から60年という節目にあたりますね。「9月の本」でも「防災」の本の中で、伊勢湾台風が題材となっている本を何冊か紹介しています。何もない時だからこそ、備えることができるはず・・・皆さんの「備え」のヒントとなれば、有難いことです。そういえば、伊勢湾台風を題材とした浦沢直樹さんの漫画『あさドラ!』・・・かなり前に購入しておいたのに、まだ読んでいなかったです。そろそろ読まなくては。9月といえば、消費税増税まであと1ヶ月なんですよね。今月中に、買うつもりだった本をちゃんと買っておかなくては。本も消費税上げるのかー、と思うと悲しくなるのは私だけでしょうか??本に携わる仕事に就く者の一人として、「お金」というハードルが上がってしまうことを残念に思います。

 お、書き忘れていました。今月は、カウンター横のミニコーナーも担当しています。タイトルは、“1+1=∞”。もうちょっと分かりやすいタイトルにしようかなー、とも思ったのですが、敢えてこんな不思議なタイトルにしてみました。何を意味しているか、並んでいる本で気付かれたでしょうか??ヒントは・・・「作品」ではなくて「著者」に注目すべき・・・としておきましょう。来週の「解答&解説編」に続きます(笑)。

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