2019年07月28日の図書館だより

2019年07月28日(日)

 昨日7月27日(土)は、天王祭開催にともなう臨時休館日でした。昨年の天王祭は、台風のため宵祭は中止、朝祭は2隻のみの簡素な形態での斎行となりました。この「図書館だより」を書いている現在では分からないのですが、今年の天王祭が無事に行われていることを津島市民の一人として切に願っております・・・と、ここまで書いたのは24日(水)のこと。25日(木)朝起きて天気予報を見ると、週末に台風が東海地方へ接近・・・ん?これはもしや!・・・自然の猛威には勝てませんが、2年連続の台風となってしまうのでしょうか・・・?心配です。

 さて、尾張津島天王祭といえば織田信長が見物したことで知られていますが、先月上旬にその信長に会ってきました。あ、当たり前ですが、本人ではありません。豊田市美術館で開催されていた「修復記念特別公開・よみがえる織田信長像」展で「重要文化財 紙本着色織田信長像」を観てきた、ということです。

 「紙本着色(しほんちゃくしょく、と読むそうです)織田信長像」と書くと何だか分かりにくいのですが、一言でいうと「教科書とかでよく見る織田信長」が描かれている掛け軸のこと。その日は、豊田市美術館方面に幾つか用事があったため、ついでに寄って観ておくか・・・というノリだったのですが、「教科書にも載っている有名な絵」というのは、やはりグッときますね。想像していたよりも小さなサイズの掛け軸だったことに少し驚きましたが、修復を終えたばかりだということもあり、赤い肌着と緑色の肩衣の色合いが美しく、「良いものを観ることができた」と心から思いました。

 この豊田市美術館、現在は「クリムト展 ウィーンと日本1900」が開催されていますね。「信長像」を観た日に美術館で前売り券を購入しておいたので、今から観に行くのが楽しみです。そうそう、豊田市美術館といえばオススメしたいのが美術館内のレストラン「味遊是(ミュゼ)」。何と、かの某有名グルメガイドで一つ星を獲得したことでも知られる名店「壺中天」が監修しているのです!名古屋市東区の「壺中天」は手が届かなくても、豊田市美術館「味遊是」なら1000円台でランチを美味しく頂くことができますよ~。こちらは、アートに興味のない方にも楽しんで頂けるかと思いますので、豊田方面にお出掛けの際は足を運んでみてはいかがでしょうか。ただし、当然ながら大人気ですので、行列を覚悟してお出掛け下さい。

 最後に、先週の「図書館だより」で書いたコーナー9「津島市立図書館→日本一周」、多くの方にご利用頂きまして、有難うございます。書架に空白が目立ってしまい、少々心苦しく思っております。今回のコーナーで皆さんにオススメしたいのは、ブックリストを片手に本を探して頂いてから読んで頂くこと。「読書」に「日本一周旅行」をプラスする楽しさを感じて頂ければ・・・と密かにカウンターで思っています。

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