2019年01月25日の図書館だより

2019年01月25日(金)

実は去年の9月に、思い切って買っちゃいました。模造刀。
はい。ついにここまできました。いやあ、4年ほど前の自分だったらありえないですね!
人生何が起こるか本当にわからないです。

といっても、完全受注生産のものを予約したという状態なので、現在絶賛制作中と思われます!
一体どの刀の模造なのかというと、前にここでも紹介しました、刀剣の中でも一番美しいと言われている「三日月宗近」……ではなく!
その「三日月宗近」を作成した「三条宗近さん」が造ったと言われている伝説上の刀「小狐丸」です。
能の演目「小鍛冶」に登場する刀で、簡単に説明しますと、帝から御剣奉納を言い渡された「三条宗近さん」は自分と一緒に刀を造ってくれる者がいないのでどうしようと困っており、稲荷明神が住まう神社に参拝に行ったところ、その帰りに「私が一緒に造りますよ」と申し出る童子が現れ、一緒に刀を造り上げました。
そしてこの謎の童子は、なんと参拝した稲荷明神の使いの霊狐だったのです!
神の使いと「三条宗近さん」の共同作業の末に出来上がった刀が「小狐丸」…という伝説です。

このように、伝説の刀なので存在はしません。(まあ、この伝説にあやかって名付けられた刀は複数存在しますが)
今回(す)が手にする模造刀の「小狐丸」は、その「三条宗近さん」流れを汲む刃物屋さんにて制作されます。
受注生産のお知らせを聞いた(す)は飛び上がりました。
これはある意味「小狐丸」が時を越えて現代に存在することになるのでは?と。(模造刀だけど)

実はこの受注生産自体は2回目なのです。が、1回目の時は受付が終了してから気付きました。
もう1回来ないかなとずーっと待っていたのです!
楽しみです( *´艸`)

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