2018年04月29日の図書館だより

2018年04月29日(日)

 先週の土曜日、隣県の小さな山をウォーキングしてきました。目当ては八重桜・・・だったのですが、こちらは残念ながらほとんど散っていました。しかし、モミジの鮮やかな若葉が黄緑色に輝き、さらに山を眺めるとポンポンと散らしたように山藤が咲いていて、大変に美しかったです。新緑を楽しむ良い一日となったのですが、この日の気温は7月上旬並み。暑かった!熱中症にならなくて良かったです。

 さて、先週月曜4月23日のNHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」は北海道の書店店主・岩田徹さんが取り上げられていたので、録画して観ました。岩田さんは、1万円という予算でお客さん1人1人にあった本を選び出す「1万円選書」というサービスで有名な方。現在、「1万円選書」は予約3000人待ちという人気になっているそうです。スゴイ!

 お客さんの人生に寄り添う1冊を選ぶ、と紹介されていましたが、どれだけの本を読めばそのような選書が出来るのかを考えると、本当に頭が下がります。番組では、エアロバイクを漕ぎながら本を読んでいる場面が放送されていましたが、自分も運動不足解消と読書時間捻出のためにやってみようかと一瞬思いました。

また、番組の中で中学校の図書室に16万2千円の予算で選書をする場面が紹介されていましたが、どの本も中学生に戻って読んでみたくなる本ばかりでした。以前、見学させていただいた図書館で「クリスマスの贈り物」という企画展示がされており、「あなたに読んでもらいたい1冊」を選んでラッピングした本の貸出をしていましたが、自分用ではなく、会ったこともない人のために本を選ぶのは本当に難しいものだと思います。「人のために本を選ぶ」ということを考えさせられる番組で、大変勉強になりました。

先週、4月20日にミュージシャンのAvicii(アヴィーチー、と読みます)が亡くなっていたというニュースが流れました。EDMが流行り始めた頃、よく分からない音楽だなぁ、と思っていましたが、2013年に発表された彼の「Wake Me Up」を聴いた時に「これは名曲だ!」と思いました。それ以来、今でも運転中などによく聴きます。まだ28歳。あれほどの才能―、死んでしまってどうするんだ、と悲しい気持ちになりました。地上では得られなかった安らかな心でやすんでほしい、と心から願っています。

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