2018年01月20日の図書館だより

2018年01月20日(土)

先日、神戸にある王子動物園へ行ってきました。
シャンシャン人気で上野動物園がよく話題に上がっていますが、ここ王子動物園にも1頭のメスのパンダが暮らしているんですよ~。
1995年に発生した阪神淡路大震災から今年で23年。
「震災復興に取り組んでいる神戸市民、特に子どもたちのために、神戸での共同研究を実現したい。」という神戸市の思いに応え、2000年に中国から2頭のパンダがやってきました。
一般公募で決まった名前には、オスの「興興(コウコウ)」は震災復興の願いを、メスの「旦旦(タンタン)」は、新しい世紀の幕開けという意味が込められています。
残念ながらコウコウは2010年に亡くなってしまいましたが、タンタンは今も元気に王子動物園で暮らしています。

タンタンを観ていたら他のお客さんから、

「もっと大きいかと思ってた~!」
「パンダってあんなに足短かったっけ?」
「子どものパンダ?」

というような声がたくさん聞こえてきました。
そう、タンタンは今年で23歳になる大人パンダですが、子パンダと見まごうほどとっても小柄なパンダなのです。
大人のパンダの体重は、平均120~130kgですが、タンタンは85kg前後。
そして、通常のパンダに比べて脚が短いので、さらに小柄に見えます。
ちんまりしていてとってもかわいい!
平日だったこともあり空いていたので、パンダ座りをしてムシャムシャ笹を食べる様子や、大きな石の上に頭を乗せてうたた寝する姿、運動場内を内股でのんびり歩く姿など、かぶりつきでたっぷり眺めることができました。
かわいいタンタン、これからも元気に長生きしてほしいです。 (い)

『週刊新潮 2017年11月2日号』←(タンタンの記事が3ページに渡って掲載。全カラーページで、タンタンの写真も載っています。)
『「阪神大震災」全記録』神戸新聞社/編 神戸新聞総合出版センター 453.2ハ
『大震災を生き抜く 「阪神」が教える危機管理』時事通信社編集局/編 時事通信社 369.3

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