2017年09月の図書館だより

2017年09月12日(火)

本日アップルの新製品発表会がありますね。
発表があるのは深夜なので、朝起きてから情報をまとめているWebサイトで内容を把握する派です。
ジョブズ存命中は、何が発表されるかなど全く外部に漏れなかったので、発表会を楽しみに待っていたものですが…今は噂とはいえ概ねリークされているので、そういうワクワク感があまりないです(´・ω・`)ションボリ
噂ではiPhone8とiPhone7s/7s Pluse、新型Apple Watchや、新型Apple TVの発表があるそうですが、今のところどれもピンとこない感じです…今回の会場は新社屋スティーブ・ジョブズ・シアターで行われるそうなので、むしろ発表よりそっちの方が気になるところ。

ジョブズ氏については色々と(本当にいろいろと)逸話がありますが、やり方はさておき、「コンパクトでシンプルなものが良い」という彼の商品デザインに関するこだわりはとても共感するところがあります。
例えば、存命中にiPhoneを4インチより大きくしようとしなかった理由が、「片手で操作できなくなるから」。
彼は3.5インチを人が操作するうえで完璧な長さとしていました。手の小さい女性でも片手で操作ができるようにという考えからだそうですが、本当に理に適っていると思いますね。今でもiPhone4を手放さずに音楽プレーヤーとして使っていますが、画面は小さいものの収まりが良いというか、とても手馴染みがいいです。
画面が大きいのも確かに魅力ではあるんですけど…このサイズ感、復活してくれないかなぁ。

今日の発表会で本体ギリギリまで画面を大きくした3.5インチのiPhoneが発表されたりしないかな~。しないだろうなぁ~。

『スティーブ・ジョブズとアップルのDNA』大谷 和利/著 007.3オ(ビジネス)
『スティーブ・ジョブズ』K289ス
『ジョブズは何も発明せずにすべてを生み出した』林信行/著 335.1ハ(新書)

2017年09月11日(月)

先週ですが映画「関ヶ原」を観てきました。司馬遼太郎の『関ヶ原』(913/シ)が原作で、前から楽しみにしていた作品です。
石田三成が主人公として描かれており、秀吉死後の権力争いで家康と対立していく様子を関ヶ原まで描いた内容です。

合戦の様子はとても迫力があって良かったです。劇中で侍女が討ち取った首にお歯黒や化粧を施す様子、合戦中の刀や鉄砲で負傷した兵士を必死に看護する衛生班の慌ただしさがリアルに再現されていました。
他にも家康についてですと、関ケ原の前哨戦となる美濃赤坂の陣で握り飯を頬張りながら合戦を見ている情景が再現されているのも珍しかったです。

去年の新聞記事で、東本願寺においてロケが行われたというのを読んで気になっていた映画ですが、期待通りとても良い映画でした。

2017年09月10日(日)

朝晩涼しくなってきましたね。いや、むしろ明け方はヒンヤリとした空気。ただでさえ、今ひとつの体調なのです。これ以上風邪などひかないように、気をつけることにしなくては。

ここのところ、早くも年末に向けて「追悼コーナー」の原稿と「10月の本」の原稿を進めています。なぜ同時進行しているかというと、毎年のことながら追悼原稿をずっと書いていると、ひたすら悲しくなるから。というわけで、“追悼原稿を書く→悲しくなる→「10月の本」の原稿を書く→少し元気になる→追悼原稿を書く・・・”というループで作業を進めています。この方式、残念ながらあまり進みません。「悲しくなるから原稿が止まる」なんてアマチュアなことを言わずに、気合を入れて頑張らなくては、と思う一方、亡くなった方に心を寄せなくては良い追悼原稿が書けないような気もするし・・・。しかし先日、ある方に「あと3ヶ月で年末ですね」と言われてから、ふと気付いたのです。そうです、あと3ヶ月で年末ではないではないですか!さらに11月は蔵書点検があるので、当然この期間の原稿書きはストップ・・・おぉ、これは本気で焦らなくては。

さて、最近「図書館だより」では仕事の話ばかり書いているので、たまには別の話も。2週間ほど前に、映画「ギフト 僕が君に残せるもの」を観てきました。先日NHKの「おはよう日本」でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかもしれません。難病のALSを告知された引退後間もないアメリカンフットボールのスター選手のドキュメンタリー映画。告知されてすぐに奥さんの妊娠が分かり、生まれてくる我が子へ残すために撮り始めたビデオダイアリーを基にした作品です。

ネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、人間ってすごいなぁ、と改めて思いました。「今日出来たことが、明日には出来なくなるかもしれない」というのは、やはり想像を絶する恐怖だと思います。しかし前向きに、かつユーモアを忘れずに過ごす姿が本当に素敵でした。まだかろうじて上映していると思いますので、興味のある方は是非足を運んでみて下さいね。

2017年09月09日(土)

イチジクのおいしい季節ですね。
イチジクは大好物なのですが、当たり外れの差が激しくありませんか?
好きな果物だけに外れた時の落胆がハンパないので(昨年は外れが多かった・・・)、今年はスーパーなどで見かけてもなかなか手を出せずにいたのですが・・・。
先日、少し足を延ばしてドライブに出掛けた時に立ち寄った産直のお店で出会いました!
おいしいイチジクに!
まずは1パック購入し、味見をしてみようと車の中ですぐに食べてみたのですが、ちょうど良い熟れ具合で、身がねっとり柔らかくてとおっっっても甘い!
これぞ私の求めていた理想のイチジク!
当たりを確信して、さらに2パック買い足して帰路につきました。

帰宅後、ジャム用にと買った少し傷がある小ぶりの安くなっていたイチジクも味見してみたら、さらに甘くておいしいではありませんか!
というわけでジャムにするのはやめて、生のままでいただくことにしました。
あぁ~幸せ♪
思う存分、おいしいイチジクを食べられて大満足です。 
来年もまた当たりのイチジクに出会えますように。

『イチジク』大森直樹/著 NHK出版 625.6オ
『イチジクの絵本』かぶもとてるひさ/へん ささめやゆき/え 農山漁村文化協会 K625イ
『季節をたのしむジャムと果実酒』谷島せい子/著 成美堂出版 596.3タ
『季節の果物でつくるジャムとレシピの本』鈴木雅恵/著 成文堂新光社 596ス

2017年09月08日(金)

2週続けて刀剣の話というのは(す)の図書館だよりではよくあることですよ。

さあ、やってまいりました蜘蛛切丸!!
こちらは桶狭間で勝利したお祝いとして信長が熱田神宮さんに奉納したものです。
信長は塀も奉納しているのですが、この時に一緒に送ったみたいです。
ちなみにこの塀は日本三大壁の一つといわれているそうです。
(日本三大壁って、字面がシュールですね)

この刀は杉の木の下で持ち主が眠っていた時、毒蜘蛛に襲われそうになったところを、するりとこの刀が独りでに抜け出てその毒蜘蛛を斬ったというお話がある刀です。
持ち主思いの刀ですね。

この刀は刀身に金象嵌(きんぞうがん)というものが埋め込まれている大変珍しい刀でして、(簡単にいうと刀身に一つ穴が開いていてそこに金がぎゅっと埋め込んであります)
そしてこの金象嵌には、元々巴紋(勾玉を三つ合わせたような紋)が彫られていたのですが、経年により現在では見えなくなっているそうです。
でもちらっとそれっぽいキズ?があったような…

調べてみるとどうやら『張州雑志』に載っている絵図にその巴紋が描かれているようです。
『張州志略』?にも載っているそうな…この図書館にはあったかな??(※後日調べてみましたがありませんでした…)

徳川美術館さんは自然体のままの刀を見てほしいという事で、江戸時代から研ぎを行っていないのですが、刀身への照明の当て方がとても上手だと思います。
他の博物館さんなどから借りてきた子たちなんかはその照明でキラリと光っていてとてもかっこいいです!
蜘蛛切丸の金象嵌もキラキラしていてとても綺麗でした。
ずっと眺めていたかった…

『張州雑志』(294/チ) (郷土資料コーナー・事務室)

2017年09月06日(水)

書きたいことはあるのですが、なかなか考えを纏める余裕がありません。
ということで、私のお気に入りの旅の本を取り急ぎ列記しておきます。
コーナーに並んでいない本もありますので、ご興味のある方は取り寄せ等をお願いします。
いずれそれぞれご紹介したいな~

『マレー鉄道の謎』『スーツケースの半分は』(こちらは小説です)
『作家の犯行現場』『有栖川有栖の鉄道ミステリー旅』(こちらはエッセイです)

2017年09月05日(火)

9月になりましたので、朝晩が涼しくなってきましたね。風が気持ちいい日が増えてきたように思います。Goは夜にクーラーを入れなくても寝られるようになりました。
夏が…夏が終わりよる…

夏が終わるということは、当館の閉館時間が18時に戻り、着るお洋服も変わり、そしてご飯も変わるということ!
秋はおいしいものが多いのでそれはそれで嬉しいんですけど、夏特有のごはんとの別れが寂しい…
その中でも特に名残惜しいのが素麺です。一人で食べているにもかかわらず、夏にはキロ単位で消費していたおそうめん様とのお別れが近づいています……アイラブそうめん……

「素麺なんてずっと食べてたら飽きるじゃん?」とお思いですか?
そんなことはないですよー!お出汁を変えてみたりとか、いろいろ具を乗せたりとか、汁なしで肉味噌と和えてみたりとか、なんだったら炒めて食べちゃってもいいんですから!
万能ですよそうめん。茹でるのも早いし麺類の中ではダントツでお手軽(感じ方には個人差があります)!

あっ、そうか。冬でもお出汁をあったかくして食べればいいんですね!
これで素麺とお別れしなくても良くなりました。年中そうめんライフを満喫できる (*´∀`)ウフフ

『そうめん : The SOMEN recipe book』満留 邦子/著 569.3ミ
『いつもの麺を変えるスープと具の組合せ85』麺道研究会/著 569.3イ(神島田分室)
『さっぱり和風めん』荻原 悦子/著 569.3オ

2017年09月04日(月)


秋らしい雲になりましたね。

先月、名古屋の港区にある戸田川緑地に行ってきました。園内は花と緑に囲まれた植物園の様な施設で、リラックスできてくつろぎやすい隠れスポットみたいな場所です。その中にある農業科学館に足を運んでみると、唐箕やせんばこぎといった農具の展示や、実際に足で踏んで水車を回してみようといった体験コーナーがありました。

隣のブースに行くと「コンチュー博士のおもしろ研究室」という特別展が開催されており、蝶・トンボ・カブトムシ、他にもサソリといった珍しい昆虫の標本がたくさん展示されていて興味深かったです。
その一角に昆虫博士の部屋といったコーナーがありました。博士の雑多な机を中心に、脱ぎ捨てた白衣や研究に使う顕微鏡、博士の好物とされているレトルトカレーの箱などがあり個性ある部屋の中身が再現されていました。

部屋の床に目を向けると『世界一うつくしい昆虫図鑑』という、小さくてきれいな色の虫がズラリと整列している表紙の本が置いてありました。それがすごく気になったので、とりあえず書名だけ憶えて後日図書館で所蔵していないか調べたのですが、残念ながらうちには置いていない本でした。決して昆虫は詳しくもなく、好きな方でもありませんが、あの本だけはジャケ買いしたい気持ちになった一冊でした。

2017年09月03日(日)

長いと思っていた8月も終わり、9月になりました。日中の日差しは厳しいですが、朝晩は少し肌寒く思う日もあります。というわけで、コーナー7「8月の本」は終了し、「9月の本」がスタートしました。

月替わりのコーナーについては、実はこれまでほとんど悩むことなく作ることが出来ていたのですが、「9月の本」は何を取り上げるのか、かなり迷いました。「月」、「敬老の日」、「お米」、あたりはすんなりと決まったのですが、その続きがなかなか浮かびません。うーん、9月ねぇ・・・、と頭を悩ませる日々が続いてしまい、20日過ぎに焦ることになってしまいました。9月以降は前倒しで作業を進めなくては、と反省しきりです。ここのところ、体調が今ひとつなこともありスランプ気味ですが、「本で旅する。」の次のコーナーについても考えつつ、責任を持って前向きに作業を進めていこうと思います。

さて、「9月の本」では、9月24日(日)「東日本大震災 被災と復興の教訓」講演会と写真展(~10月1日)が開催されるため、「東日本大震災」や「防災」の本も紹介しています。講師の木下重喜氏の著作
・『東日本大震災 被災と復興と 岩手県気仙地域からの報告』
・『東日本大震災住田町の後方支援 小さな町の大きな挑戦・木造仮設住宅を造った町』
も紹介していますので、是非ご覧ください。

ところで、8月31日にサッカー日本代表、ロシアW杯出場が決まりましたね!これまでW杯予選では一度も勝てなかったオーストラリア相手の2-0の完封勝利、嬉しいことです。8月31日という日付も相まって、夏休みの宿題が終わったような達成感を感じています。気は早いですが、来年6月に誰がロシアのピッチに立っているのか、ワクワクしながら見守りたいと思います。

2017年09月02日(土)

8月の最終日に仕事を終えて外に出たら、涼しい風が吹いてきて秋を感じました。
日も短くなってもう真っ暗だし、夏の時期とは違う虫の鳴き声も聞こえてきて、夏ももう終わるんだなあと少々さみしい気もします。
日中はまだ暑いですが、先週まで毎日エアコンを入れていたのが嘘のような涼しさですね。
朝晩はエアコンがなくても快適に過ごせるようになりました。
夏の間は暑さのせいか読書欲があまり湧きませんでしたが、涼しくなってきたので読みたい本に囲まれながら読書にふけりたいです。

7・8月の間、たくさんの利用者の方にご来館いただき、ありがとうございました。
9月からは開館時間が通常に戻り、9:00~18:00までとなっておりますので、お気をつけください。
みなさまのお越しをお待ちしております。

2017年09月01日(金)

徳川美術館さんへ行ってきました!お目当ては織田信長の愛刀「義元左文字」と「蜘蛛切丸」です!
義元左文字が県内に来てくれるだなんて!ウェ、ウェルカーム!!(落ち着こう)
寄託されている博物館さんで見た時に「はあ…県内に来てくれないかなあ…」と想いを馳せ、奉納されている神社さんに参拝に行く度に「義元左文字にまた会いたいです」とお祈りをしていた効果でしょうか!!
相変わらずとても綺麗でした。しかし見るたびに心が痛む…。

というのも2度焼けて再刃…人間でいうと火傷を負ったあと整形2回した、みたいな状態です。
なので、生まれた時と現在とで全く姿が違うのです。
この美しさは2度焼けて再刃されたからなんだよなあ…と思うと涙が…っ

この子の名前を見てもらうとわかるのですが、元は今川義元の愛刀でした。
しかし、桶狭間の戦いで織田信長に敗れた際、信長がこの刀を戦利品として持ち帰った後、「桶狭間の戦いで今川義元に勝って奪い取った!俺の物だ!(超訳)」というような文を、刀工が彫った文字の上から書いたので「この刀は本当に刀工左文字の作品か?」と疑惑の目で見られることに。

自分の物にはお名前を書きましょうと小学生の頃に言われたりしますけど、信長よ、何も消さなくてもいいのに…。
今やこの子の拠り所は信長が彫ったこの文字にしかないのだと思うとまた涙が…
ちなみにこの子の事は『信長公記』にも書いてありますよ!

蜘蛛切丸については来週お話しようかと思います。

あ!それと本日から閉館時間が18時に戻りますのでお気を付けて!(すごい重要なことをさらりと…)

『信長公記 現代語訳』(太田 牛一∥著) (289.1/オ)
『信長公記で追う桶狭間への道』(神島田)

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