2017年05月26日の図書館だより

2017年05月26日(金)

先週の休憩中、唐突に「がんもどき」という単語が頭を過りました。
皆さんは「がんもどき」好きですか?
私は好きです!けれど、「がんもどき」って、そもそも何??

あの食べ物って、一体何なのでしょう。こういう食べ物だよ!と一言で言えない…。
当たり前のようにおでんの中とかにいますけど。
がん、もどき??がんも、どき??どこで区切るのが正しいのだろう?
漢字だとどう書くのだろう?
そもそも、由来はなに?などなど考え出したら止まらないのが(す)です。

調べてみると、「がんも」や「飛竜頭」とも呼ばれ、「雁擬き」という宛て字もある。
元々は麸を揚げたもので、江戸時代には、こんにゃくを油で炒めた料理を「がんもどき」と呼んでいたり、いまのスタイルになる前は、饅頭のように豆腐で包んで揚げていたみたいです。

元々は精進料理(もどき料理)で肉の代用品として作られたもので、気になるその名の由来は、
雁の肉に味を似せたことから「がんもどき」
鳥肉のすり身を丸めて煮たり蒸したりする料理「丸(がん)」に似せて作ったから。
がんもどきの中に安物の昆布を入れたら、表面にその昆布が現れて見た目が、雁が飛んでいるかのように見えたから、などなど諸説あるようです。

…知りたかった由来がはっきりしない…、んー…このもやもや感はどうすれば。
とりあえず、(す)は精進料理説に一票!

『週末禅僧ごはん』(吉村 昇洋∥著) (596.2/ヨ)
『いつもの、お寺のおかず』(青江 覚峰∥著) (神守)
『鎌倉建長寺の精進料理』(巨福山建長興國禅寺∥監修) (596.2/カ)

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