2015年07月31日の図書館だより

2015年07月31日(土)

皆さん、やっと7月最後です。やっと、やっとですよ…
ここ数年は9月も真夏のように暑い気がするので、こんな日があと二ヶ月は続くのかと思うと憂鬱です。スライムになってしまううう…!

とりあえず今日は『星の王子様』で有名なアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリさんの命日のようなのでそのことについて書きます。
暑くてネタ探しが手抜きじゃないかって?そ、そんなことないですよ!

さて!サン=テグジュペリさんといえばパイロットでありながら作家というちょっと珍しい方ですよね。
星の王子様をはじめとした作品にはサン=テグジュペリさん自身の飛行経験に基づいて書かれているものが多いです。

あと、実はこの人フランスの内陸部偵察中に敵軍に撃墜され、1998年に地中海から彼と奥さんの名前、住所、星の王子様を出版した出版社の名前が書かれたブレスレットが発見されるまで行方不明だったんです。
また、彼が搭乗していた機体も同海域にて発見され、2008年には当時敵軍のパイロットだった方が「彼の偵察機を撃墜したのは私だ」と発表。
この方、実はサン=テグジュペリさんの作品の大ファンだそうで、当時は24歳。
長い間「あの偵察機に乗っていたのはサン=テグジュペリだったのではないか?憧れの作家を、自分が撃墜してしまったのかもしれない。どうかそうでないように…」と願い続け、恐れ続けて64年。

悲しいですね…。サン=テグジュペリさんの遺体だけ未だ見つかっていないという事もさらに悲しさを増幅させます。
こんなブルーな気持ちになったときは、ぜひ彼の『星の王子様』を読んで下さい!
深くていい名言がたくさん載ってますよ!(無理やりまとめましたよ。)   (す)

『星の王子さま』 (953.7/サ) (アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ/著) 
『海に消えた星の王子さま』 (950.2/フ) (ジャック・プラデル/著)

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