2015年06月22日の図書館だより

2015年06月22日(月)

『倭城を歩く』(210.4/ワ)という本を先日読みました。
朝鮮出兵の際(文禄・慶長の役)に築かれた朝鮮半島の城跡の数々が紹介されており、
加藤清正を始め、多くの武将が見知らぬ土地で石垣のある立派な城を作り上げていた
ことに驚きです。

豊臣秀吉の命により築かれたお城は未だに謎がいっぱいで、年代順に大坂城、聚楽邸、
肥前名護屋城、伏見城と数多くありますが、当時のままの建物を残しているものは移築
されたもの以外ほとんどありません。

現在の大坂城は、天守が秀吉の頃を再現し、石垣は徳川幕府が建てなおした時に造られ
たもので、豊臣時代の石垣は地中深く眠っているそうです。
最近のニュースでは、伏見城跡から秀吉が居城していた時に使われていた金箔瓦が出土
したとして話題になりました。

徳川幕府でされ消すことの出来なかった豊臣政権の名残は、どれだけ今後見つかるので
しょうか楽しみです。 (伊)

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