2015年05月22日の図書館だより

2015年05月22日(金)

この前(べ)さんと『ミッフィーちゃん』と『うさこちゃん』の違いについてお話していたのですが、皆さんはこの違いについてご存知でしたか?
私はうろ覚えだったのですが、このミッフィーちゃんorうさこちゃん、どちらも公式の呼び名ではないのです。
元々この絵本は、オランダの絵本作家ディック・ブルーナ氏の作品で、ブルーナ氏が付けた名前は『ナインチェ・プラウス』
そう、あの白兎さんほんとはナインチェ・プラウスってお名前なんですよ!む、無駄にかっこいいぞ…

ナインチェは「うさちゃん」、プラウスは「ふわふわ」という意味で、オランダ語から英語に翻訳されたときにつけられた名前が『ミッフィー』なのです!(ブルーナ氏自身もナインチェが「ミッフィー」として認知されている現状を肯定しているらしいのでギスギスはしておりません。ご安心を)

そしてその英訳された絵本を日本語に翻訳したときにつけられた名前が『うさこちゃん』なのです!
日本では名前も新しく訳した『うさこちゃん』という絵本と、英訳した時の名前をそのまま使っている『ミッフィー』という絵本の両方が存在し、主に福音館書店さんがうさこちゃん名義、講談社さん、アニメ、グッズなどがミッフィー名義という違いがあります。(と、統一すればいいのに…(・_・;))

そしてこのナインチェorミッフィーorうさこちゃん、今年で60周年を迎えます。もうおばちゃんです。還暦です。なので私からはお祝いとして関連書籍をご紹介します!   (す)

『ディック・ブルーナ ぼくのこと、ミッフィーのこと』 (726.6/フ) (ディック・ブルーナ/著)
『ディック・ブルーナのすべて』 (726.6/テ) (ディック・ブルーナ/監修) 
『ディック・ブルーナさんの絵本のつくりかた』 (726.6/テ) (みづゑ編集部/編)

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