2015年01月25日の図書館だより

2015年01月25日(日)

本日、やっと原稿が完成しました!
津島図書館で長らく編集作業していた『地方新聞集成 海部・津島』第3輯が一段落したのです。

この地域はかつて地元紙の激戦地で、同時期に最大で8紙が競合する年(昭和24年)もありました。
大手新聞の支局もあったので、これら含めると実に13紙以上。
どれを買って良いか迷ってしまいますね。

とは言っても、内容は各紙各様で、比較してみると面白いです。
例えば昭和24年7月に起きた津島市民病院の焼失事件。
ほぼ全ての地元新聞が一斉に火災の経緯を掲載しましたが、鎮火の美談、市政の怠慢、市議の批判など、
さまざまな(勝手な?)見解を加えています。

こうした地元紙を可能な限り収集したのが、当館で発行する『地方新聞集成 海部・津島』シリーズ。
今回は21紙を収録しています。
3月中旬には本として完成する予定ですので、どうぞ手にとって頂ければと思います。

それにしても、今回の執筆・編集作業でもいろいろと犠牲を払いました。
夜も休日も部屋に籠もって作業を続けたので、さすがに家庭状態が…気になります。
ただ、続いて『津島図書館120年史』の執筆作業を予定しています。
これからも「斃れてのち止む」、という覚悟で頑張ります。 (園)
新聞集成の原稿

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