上野紀子さんが2019年2月28日に78歳で亡くなられました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
追悼といたしまして、現在「いっしょに、絵本を」展開中の児童室入口側コーナー5に、上野紀子さんの著作を集めました。
4月下旬まで展開予定です。どうぞご覧ください。
上野 紀子
1940年9月、埼玉県生まれ。日本大学藝術学部美術科卒。
本名・中江紀子。「ねずみくんの絵本」シリーズを始め、多数の共著がある中江嘉男（なかえよしを）氏とは、大学の同級生でご夫婦。大学卒業後、なかえ氏と自費出版で絵本を制作。1973年、アメリカで『ELEPHANT BUTTONS（ぞうのボタン）』の刊行が決まる。2005年には、なかえ氏とともに巌谷小波文芸賞を受賞した。
2人の代表作である『ねずみくんのチョッキ』は1974年に刊行され、講談社出版文化賞絵本賞を受賞、今年で刊行45周年の節目を迎えた。ちいさなねずみくんとなかまたちを描いた「ねずみくんの絵本」シリーズは、昨年発売の最新作『ねずみくんのうんどうかい』で35冊目、累計400万部を超えるロングセラー作品である。その他の代表作として『ちいちゃんのかげおくり』（あまんきみこ/作）などがある。
2019年2月28日、病院にて死去。享年78歳。